「国民の敵」立憲民主党と朝日新聞の主張の真逆こそが正解
立件民主党、じゃなかった、「立憲」民主党と朝日新聞の主張が非常に似通ってきました。やはり活動家同士、仲が良いのでしょうか?ただ、考え様によっては、「日本の国益に資する行動」とは、彼らの主張内容(たとえば「麻生副総理を辞めさせろ」といった主張)と真逆のことである、と考えればわかりやすいのかもしれません。
目次
しつこい!「もりかけ問題」
立憲民主党といえば、「もりかけ問題」で安倍政権を厳しく糾弾している政党です。
この「もりかけ問題」とは、森友学園の「もり」、加計学園の「かけ」から取った俗称で、ごく簡単にいえば、
「安倍晋三(氏)が内閣総理大臣としての地位を利用し、自身の個人的な友人が経営する学校法人に対して違法な便宜を図った疑い」
のことです。
もし本当に、安倍総理が職権上の地位を利用して違法行為をしていたのだとすれば、それは行政の信頼を歪める行為であり、絶対に許すことはできません。これに加えて安倍総理がこれらの経営者から賄賂を貰っていたとしたら、それは立派な犯罪です。
ただ、マスコミや立憲民主党(旧民進党)が1年半以上もこの問題で大騒ぎしてきたわりには、安倍総理自身が何らかの違法行為を行っていたという確定的な証拠は、ただの1つも出て来ていません。
いや、それどころか、この「もりかけ問題」が「問題だ」と主張する人たちは、「何が違法行為なのか」について明確に説明をしていませんし、酷い場合だと、「違法行為はなかったが問題だ」、「カネをもらったかどうかは関係なしに問題だ」、などと、意味が分からないことを主張している人物もいるほどです。
豊中市の国有地を加計学園に払い下げたプロセスは、たしかに不透明であり、問題です。しかし、この国有地の払い下げに安倍総理夫妻が関与していたという証拠はありません。近畿財務局が籠池夫妻に付け込まれていただけだという可能性が濃厚であり、その場合はせいぜい近畿財務局の過失に過ぎません。
また、加計学園による獣医学部新設に至っては、これを問題視すること自体が、さらに意味不明です。そもそも獣医学部の新設を禁止する法律など存在しないからです。
むしろ、加計学園による獣医学部新設は、「法律を無視して獣医学部の新設を受け付けない文部科学省の歪んだ行政」にこそ問題があるのであり、これを「国家戦略特区」の枠組みで突破した安倍政権の姿勢は、既得権益打破という観点から絶賛されることはあっても、責められる筋合いのものではありません。
それなのに、立憲民主党をはじめとする野党の皆さんは、秋の臨時国会でも「もりかけ問題」を引っ張るつもりらしいですし、社説で「もりかけ問題」を引っ張り続ける朝日新聞は、もはや「しつこい」を通り越して醜悪ですらあります。
少なくとも私自身は国民の1人として、「もりかけ問題」にはもううんざりしていますし、そう思っている国民も多いのではないでしょうか?
立憲民主党のコメディ
枝野氏「麻生氏交代させよ」→麻生氏留任へ
一方で、安倍総理は先日の米国訪問から帰国次第、内閣改造と党役員人事に手を付けるはずです。実際、報道によれば、内閣改造は10月2日(火)に行われるようですが、さて、どのような人事になるのでしょうか?1人の有権者としては、安倍総理の手腕を期待したいと思います。
ただ、この来月の内閣改造を巡り、総裁選の直後の9月24日に、衆議院の最大野党・立憲民主党の枝野幸男代表がこんなことを要求しました。
改造で麻生氏交代させよ=立憲・枝野代表(2018/09/24-19:40付 時事通信より)
時事通信によると、枝野代表は森友学園への国有地売却を巡る財務省による決裁文書偽造事件を念頭に、
「財務相の責任がまず問われなければいけない。まさか留任するわけはないだろう」
と述べ、麻生太郎副総理兼財相を交代させるべきだとの考え方を示したのだそうです。
それでは、安倍総理は人事をどうするつもりなのでしょうか?
これについてはすでに日本経済新聞など複数のメディアが、安倍総理は訪問先のニューヨークで、麻生財相、菅義偉(すが・よしひで)内閣官房長官の両氏を留任させる意向を明言したと報じています。
首相、10月2日に内閣改造表明 麻生・菅氏は留任(2018/9/27 8:03付 日本経済新聞電子版より)
なんと、枝野氏が「辞めさせろ」と言ったとたん、「はい、辞めさせません」という対応。まったく見事な連係プレーですね(笑)インターネットが使える人は、タイムラグを置いて複数のニュースを見比べることが簡単にできますし、そのようにすると、ときどき、このように面白い情報を得ることができるのです。
参考になりますね。
安倍・麻生連立政権
私自身の持論ですが、安倍政権がここまで盤石である最大の理由は、何といっても現在の安倍政権が「安倍晋三氏の単独政権」ではなく、「安倍・麻生連立政権」のようなものだからです。
麻生総理(※)は単なる麻生派という派閥の領袖ではありません。2009年8月の衆議院議員総選挙で、マスコミによる手ひどい偏向報道によって倒されたという、非常に苦しい経験をされた政治家でもあります。ただし、マスコミが麻生総理を攻撃した理由は、麻生総理自身が有能だったからでもあります。
(※余談ですが、私自身、内閣総理大臣経験者のうち、小泉純一郎元首相や鳩山由紀夫元首相、菅直人元首相のように、尊敬に値しない人物のことは「元首相」と呼びますが、尊敬に値する人物に対しては、退任後も「総理」との敬称を付けることにしています。)
その有能な麻生総理が副総理として入閣し、安倍総理をしっかりと支えているのですから、いわば「史上最強の内閣」となるのも当然のことでしょう。さらに、極めて有能な実務派の菅氏が官房長官として安倍総理を支えているわけですから、麻生、菅の両氏を交代させるという選択肢はあり得ません。
そんなこともわからないとは、枝野氏の政治的センスを疑います。
沈む立憲民主党
もちろん、枝野氏自身は気を見るに敏であり、「革マル派」の仲魔としては優秀な活動家だと思います。とくに、昨年の衆議院議員総選挙で、小池百合子・東京都知事が立ち上げた「希望の党」から排除された政治家らを集めて、立憲民主党を立ち上げたこと自体は、活動家としてのセンスのあらわれでしょう。
これに加えてやはり、日本人には「判官贔屓」とでも言えば良いのでしょうか、弱い立場に置かれた人たちを応援してしまうという性質があるのかもしれません。立憲民主党は「小池百合子さんからいじめられて、かわいそうだ」という同情票もかなり集めたのではないでしょうか?
その結果、ふたを開けてみたら、衆議院議員総選挙では立憲民主党が野党第1党に躍り出て、一方の「民進党に代わる受け皿」として期待されていたはずの希望の党は野党第2党に留まりました。これも、枝野氏の行動が勝った格好だといえるでしょう。
もっとも、立憲民主党は設立当初こそ、それなりの支持率を誇っていましたが、設立からわずか1年で、いまや数多くの世論調査でも支持率がヒトケタ台(酷い場合だと4~6%)にまで沈んでいる状態にあります。
このことは、立憲民主党の行動が国民に支持されていない証拠でしょう。
考えてみたらわかりますが、自民党の不祥事を大声で批判するくせに、自分たちの不祥事についてはホッカムリでだんまりを決め込む。そんな姿勢に呆れている人も多いのではないでしょうか?
香ばしい立憲民主党の面々(敬称略)
- 初鹿明博(セクハラ)
- 青山雅幸(セクハラ)
- 小川勝也(息子が性犯罪者)
- 吉田統彦(文科省汚職事件への関与が疑われている)
- 辻元清美(生コン、野田中央公園)
- 山尾志桜里(不倫、政治資金規正法違反)
- 村田蓮舫または謝蓮舫(二重国籍)
他人の疑惑を追及しながら自分たちの疑惑にはダンマリを決め込む――。
これぞ立憲民主党クオリティでしょう。
朝日新聞の倒産は我が願い
朝日新聞の発行継続、こんな新聞社でいいのか?
こうしたなか、麻生総理を更迭すべきだ、という意見を述べているのは、立憲民主党の枝野氏だけではありません。「国民の敵」つながりでいえば、「あの」朝日新聞が、昨日、こんな社説を掲載しているからです。
(社説)麻生氏の続投 こんな土台でいいのか(2018年9月28日05時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
タイトルだけでだいたい主張内容がわかると思いますが、内容もじつにぶっ飛んでいます。
「行政の信頼を失墜させた組織のトップを、そのまま続投させる。そんなゆがんだ人事の先に、まっとうな政治が実現するとは思えない。」
この冒頭の書き出しだけで、もうお腹いっぱいと感じるのは、私だけではないでしょう。というのも、「安倍政権が行政の信頼を失墜させた」というのは適切な説明ではありません。むしろ、「朝日新聞がマスコミに対する信頼を失墜させた」と言うべきでしょう。私に言わせれば、
「メディアに対する信頼を失墜させた新聞を、そのまま発行し続ける。そんな歪んだ活動の先に、まっとうな言論が実現するとは思えない。」
とでも添削してあげたい気持ちでいっぱいです。
そもそも論として、「もりかけ問題」自体が朝日新聞社による虚報であり、このようなものを、あたかも「国政を揺るがす問題」であるかのように位置付けること自体、大きな問題でしょう。
「完敗」を「善戦」と言い換える朝日新聞の完敗
ただ、朝日新聞の反応を見ていると、面白いと思うことがあるのも事実です。
たとえば、安倍晋三総理大臣は9月20日に行われた自民党総裁選で、国会議員票の81%、党員・党友票の55%を獲得し、圧勝しました。しかし、これが気に食わないのか、朝日新聞は総裁選の当日から翌日に掛けて、なかなか意味不明な記事を相次いで掲載しています。
- 自民党総裁選、安倍首相が連続3選━石破氏254票と善戦(2018年9月20日15時22分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
- 「地方の反乱」うなだれる安倍陣営 圧勝意識し反発招く(2018年9月20日23時55分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
- 麻生・菅・二階氏続投へ 「圧勝」できず、政権運営に影 安倍首相、自民総裁3選(2018年9月21日05時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
- 「安倍1強」地方に迷い 党員が抱いた不満と危機感(2018年9月21日07時53分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
- (社説)3選はしたものの 安倍1強の限界明らかだ(2018年9月21日05時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
まるで朝日新聞が地団駄を踏んでいるかのようです。ここに挙げたのはほんの一例ですが、それにしても安倍総理の3選がよっぽど気に入らなかったのだと思います。あるいは、「石破氏が強い」といわれていたはずの地方票で、安倍陣営が過半数を制したことが、よっぽど悔しかったのかもしれません。
なかでも最後の社説はぶっ飛んでいます。末尾には
「問われているのは、国民に向き合う覚悟である。まずは臨時国会を速やかに開き、所信でその決意を表明する。そのうえで具体的な行動を通して、1強の弊害をただしていく。/この3選を出直しの機会にできなければ、次は来年の統一地方選や参院選で、国民全体の審判を受けることになる。」(※下線部は引用者による加工)
とありますが、この場合、「国民全体の審判」を今すぐ受けるべきは、安倍政権ではなく、度重なる捏造報道、偏向報道で日本の国益を破壊して来た朝日新聞社のほうではないかと思えてなりません。
朝日新聞が言うことの反対をやればよい
私は最近、手っ取り早く「日本のためになる政策」を考えるためには、「朝日新聞の主張と真逆のことをやればよい」のではないか、と思うようになりました。
たとえば、朝日新聞が「安倍総理は無理をして憲法改正を急ぐな」と主張したならば、それは「万難を排してでも憲法改正を急がねばならない」、という意味ですし、「日韓関係を改善すべきだ」と主張したならば、「日韓関係を急いで改善する局面ではない」、という意味です。
その意味では、考えてみれば、「ことごとく日本の国益を損ねることを主張するメディア」があったとすれば、そのメディアの主張する内容の真逆が、日本の国益にとっては正解だ、ということでもあります。
こう考えていくならば、朝日新聞にも存在意義がないわけではない…のかもしれません。
本日のオマケ:貧すれば鈍する
さて、政治の話から少しだけ離れて、この話題についても取り上げておきたいと思います。
【独自】/「週刊金曜日」発行の「金曜日」社長に植村隆氏(2018.9.26 17:05付 産経ニュースより)
慰安婦問題を捏造する元記事を執筆した、朝日新聞社の植村隆・元記者が、「あの」極左雑誌の『週刊金曜日』を発行する(株)金曜日の社長兼発行人に就任することが決まったのだそうです。
貧すれば鈍するとは、このことを言うのでしょうか(笑)
最近、『週刊金曜日』は発行部数が低迷しているという話題を耳にしますが(※情報源不詳)、そもそも最近は紙媒体の雑誌自体が売れないため、部数低迷はある意味で当然のことではあります。
しかし、私自身はあまりにも自分の主張と異なり過ぎている『週刊金曜日』を、ある意味では参考にしていたのですが、さすがに「慰安婦捏造事件」の主犯格が社長兼発行人を務めるような雑誌を、カネを出してまで買うことは、ためらわれます。
もちろん、『週刊金曜日』のメイン読者は、朝日新聞に飽き足らぬ極左的な思想の持ち主なのだと思いますが、中には私のように、「怖いもの見たさ」で買っていた層もいたのではないかと思います。しかし、今回の人事を受けて、少なくとも私自身は今後、二度と『週刊金曜日』を手に取ることはないでしょう。
いずれにせよ、植村隆元記者といえば、朝日新聞を退職し、北海道の大学、韓国の大学などを渡り歩いた末に、『週刊金曜日』にたどり着いたわけです。また、『週刊金曜日』側も、おそらくまともなセンスの人は社長職を受けてくれなかったのかもしれません。
つまり、今回の人事は「相思相愛」のようなものであり、今回の人事が『週刊金曜日』という雑誌自体の息の根を止めるきっかけになったとしても、別に不思議ではないと思うのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
『ヤメロ!ヤメロ!ヤメロ!!』と叫ぶと、熱湯風呂に落とされる的な感じで、販売部数とか支持率を落とす全力のギャグなのかもしれない。
でも、国益に影響するようなギャグは笑えないし、止めていただきたい。
仲魔って。。。www
< 更新ありがとうございます。
< 会計士様の最初の辺り、すみませんが『豊中市の国有地、加計学園』とあるのは『森友』(籠池)では無いでしょうか?
< 全く朝日新聞の社説、記事全体、『安倍憎し!』で凝り固まってますね。常軌を逸した報道です。安倍首相が負けたような書き方、石破が
善戦した(笑)とか。貴社は、日本国を潰したいんですな。先に潰れて下さいな。
< 今回の安倍政権は文字通り、安倍ー麻生連立或いは主導内閣です。これに菅官房長官もピースとして強い骨格が出来た。出来れば河野外務大臣も続投させて欲しい(各国、男性が少ないようだが)。野田?要らん。(笑)進次郎も冷や飯、冷凍食品を与え、そのまま食わしたら良い(笑)。
< しかし立憲民主党は、犯罪者及びその親族の集まりですね。だいたいが下半身問題か金がらみ。ましてや国籍なんてありえんでしょ。支持率更に低迷の諸君、内閣決まったらまたマスゴミと打ち合わせて、マトを作り叩くんだろう。でも年内持つかな(笑)。
< 朝日の植村が「週間金曜日」ですか。植村には第一号で『朝鮮売春婦強制の嘘』を謝罪、特集20ページ組めば、売れるゾッ。それ以外許さん。
立憲民進党って、結局昔の社会党でしょ。牛歩戦術(何が戦術なのか・・・)とか嫌がらせ以外に何もできなかった党。
ところで安倍1強の問題は、1強ではなく多弱が問題。日本はどこかの国と違って独裁が不可能な国。周りが弱すぎて話にならないだけ。安倍はダメ、なら誰ならいいの? 結局安倍以外、しか提案がない。そのレベル、ということ。あれこれいう前に自分が強くなって2強体制を構築してみろ。
結局これまでの政治のやり方を変える安倍首相を外したい、ということ。安倍はダメ、憲法改正はダメ、あれもダメ、これもダメ・・・。ダメダメだらけ。本当に保守的ですね。ああ、そうだった、元は保守本流の社会党だった。
安倍以外に人材無しか、とほほだね。昔の自民党は派閥抗争もあり、その意味ではよかったね。昔は「何でも反対社会党」で、それでも支持する人は結構いた。それが与党になり、自衛隊合憲とかいいだしたから駄目になった。支持者を裏切ってはいけません。
今はインターネットで国会中継が見られる。あまりにひどいパーフォーマンスはそりゃ支持を失う。どこの党とかは申しませんが、あまりにひどい質問の仕方は国民の信頼を失いますよ。
更新ありがとうございます。
また、面白い論考をご紹介します。
藤原かずえ「大衆は何を思い内閣を支持・不支持するのか」
https://ameblo.jp/kazue-fgeewara/entry-12407295455.html
この人の論考は、私が常日頃ぼんやり考えていることを、統計データなどの証拠に基づいて論理的に理由付けしてくれるのでいつも注目しています。
この論考で導かれているポイントとして面白いのは、次の2点です。
1.安倍内閣に対する支持理由で大きな割合を占めるのは、「政策に対する支持」である。
2.安倍内閣に対する不支持理由で大きな割合を占めるのは、「首相の人柄(印象)に対する不支持」である。
この2つは、いろいろなことを示唆しています。
まず、モリカケなど安倍首相への「人格攻撃」が喧しければ内閣支持率は下がり、そういう「雑音」が少なければ支持率も上がるという構造があるということ。これは、いつも新宿会計士さんが主張されていることの傍証でもありますよね。すなわち「マスコミや野党が放っておくと、安倍政権の支持率は上がってしまう」(笑)ということです。
テレビや新聞などの旧メディアに頼っていては、「正確な情報に基づく現実認識」はできません。また、情報があってもリテラシーが低ければ「政策の良否の判断」ができません。ネットから情報を得るにしてもそれなりのリテラシーは必要です。こう考えると、いわゆる「情弱」とは、旧メディアのみから情報を得ているというだけではなく、しっかりしたリテラシーを身に着けていない層といえるでしょうね。
当たり前の結論ですが、「旧メディアと情弱のセット」が日本を危うくしているんですね。それが統計データでも傍証できるというところに、上記論考の面白さがあります。
残念ながら、反安倍側にもそれなりに地頭のよい人はいるわけで、当然ここまでに書いたようなことに気づいているはずです。上記論考では、先日の自民党総裁選で、なぜ石破茂氏が印象操作的スローガンを掲げたのかについて分析しています。石破作戦の目的は、端的に言ってしまえば「印象操作によって情弱を味方につけること」です。それはある程度成功したといえるでしょう。
しかし、石破さんがなぜそこまでして勝ちたいのかは不明です。後がないという年齢的な焦りかな。それにしてもまだ60代前半なわけで、数年後を考えれば、今情弱に受けるよりも、判断能力のある人たちに「この人なら安倍さんの後継を任せられるかも」と思わせておいたほうが得策なような気がするのですが。まあ、党内の派閥力学はよくわかりませんし、何か別の意図があるのかもしれませんが。
思うに、政治家個人も、政党という単位でも、もはや政策面での大きな差別化などしようもないのでしょう。共産党のような裏に別の意図があるケースは除いては。それゆえ、安倍反対派も野党も政策論争ができません。その代わりに彼らがすることと言ったら、情弱の快楽中枢をくすぐるような感情論・印象論ばかりになってしまうのです。
なんとも脱力するしかない状況です。
リテラシーこそが命──と考えればこれから真に重要なのはファクトとエビデンスに基づいて判断することを教える教育なのかもしれません。
面白い記事を紹介してくださりありがとうございます。
引用先の記事を見て、失笑を禁じ得なかったのが、
>首相を事実上決める自民党総裁選で石破茂候補は自らを「正直・公正」と評価し、これをスローガンにして選挙に臨みました。
>これは、自らの【人格 personality】を【偶像化 idolization】し、有権者に対する【対人魅力 interpersonal attraction】を向上させる戦略であったといえます
いやあ、一番売りにならないところを押し出して戦略を立ててたんだから勝てるものも勝てるわけないわなw
アメ車のハマーを買いたい層に、軽自動車を売りつけようとしたようなものです。
それもまだジムニーならワンチャンあったけど、実際はミラだった・・・。(軽自動車をハマーのような外見にするモノ好きもいるようですが)
紹介した文章の執筆者、藤原かずえ氏の最近のTweetです。
https://twitter.com/kazue_fgeewara/status/1046608958624952320
ネットは怖い。笑
独断と偏見かもしれないとお断りして、コメントさせていただきます。
もし、未だに「もりかけ」問題に拘っている人、または集団がいるとすれば、
もはや理屈ではなく、同じ仲間の手前、引っ込みがつかなくなったか、または
自分の腹の虫が収まらなくなっているからだと思います。つまり、法律に違反
しているかは、どうでも良いのです。
以上
人間は感情の動物ですから、「もりかけ」は単なるいいがかりでしょう。とにかく、安倍が気に入らないだけと思います。もう感情が高ぶって、「もりそば」、「かけそば」すら食べたくない状況かも。「もりかけ」と聞くと脳の血管がプチンとなるかもしれません。挙句のはてに関係ない「てんぷらそば」も嫌いになるでしょう。
責難は成事に非ず、と引用して逆張りが正しいとは限らないと言いたいところなんですが、マスゴミと野党があまりにも日本のためになりそうになく、間違っていなさそうな事が非常に悲しいです。
道義的責任などと言う誰も避ける事のできない批判をし、現実的に前に進もうという試みは一点でも曇りがあれば全力で阻止しようとする。批判のための批判で問題を解決にしよう、繰り返さないようにしようという姿勢が見えません。論点をはっきりさせようとしない事が気持ち悪いです。
森・加計問題も指摘する事自体は問題ないし、どんどんやるべきだと思うのですが、無理に安倍批判に繋げるからおかしな事になり、支持を得られないのだと思います。退き時を弁えず損切ができない。時勢を読めていない、というか自分の願望に同調する事を強制してくる。そんなだから権力を任せる事ができないと私は思うのです。
良い物の中から一番良い物を選ぶ事はできるかも知れませんが、悪い物から比較的悪くない物を選び取る事、それを活かす事ができそうにないんですよね。言い換えると持ち札だけで『勝てる』状況に持っていけるようなタフさを感じられないのです。
独断と偏見かもしれないとお断りして、コメントさせていただきます。
(「週刊金曜日」発行の)「金曜日」社の新社長に(恐らく)経営者としての
経験も、発行人としての経験もない人間を外部から招いた理由を、自分
なりに考えてみました。
それは(机上の空論かもしれませんし、ヤケクソかもしれませんが)経営を
立て直す作戦が、新社長(または会社側に)あるからです。それは
①「週刊金曜日」の愛読者を確実に捉え、または元愛読者を取り戻すため
従軍慰安婦問題に力をいれていくという、宣言です。もしかしたら、
「良心的日本人」の雑誌として、韓国人に売っていく作戦かもしれませ
ん。
②何らかの理由で、今までの社長を、そのままにしておく事が出来なく
なりました。そのため、(実権は別の人が握って)飾りとしての新社長を
設けるため。
③雑誌を作るための人件費削減のため、新社長の(定年退職した)元同僚、
あるいは先輩に記事を書いてもらうための、伝手を作るため。
④朝日新聞に倣って、定型文を組み合わせて記事を作るシステムを導入し
て、費用削減を考えているため。
以上
ブログ主様のご主張、毎回恐れ入ります。
今回の「「国民の敵」立憲民主党と朝日新聞の主張の真逆こそが正解」のご主張、
拙者は全面的に支持します。
この世の森羅万象には、光と影、裏と表、順と逆が存在します。
すなわち、美醜、利害、善悪、正邪、真偽 賢愚、優劣、正誤、愛憎、明暗などです。
今回のブログ主様のご主張を拙者なりに纏めると以下のようになるのではないかと思います。
経文的な表現で示すと、
朝日言行即(あさひげんぎょうそく)
醜害悪邪偽(しゅうがいあくじゃぎ)
愚劣誤憎暗(ぐれつごぞうあん)
改如是言行(かいにょぜげんぎょう)
我常成是行(がじょうじょうぜぎょう)
美利善正真(びりぜんしょうしん)
賢優正愛明(ゆうけんしょうあいみょう)
これを訳すと、
朝日の言行は即(すなわち)、
醜であり、害であり、悪であり、邪であり、偽である、
(また)
愚であり、劣であり、誤であり、憎であり、暗である。
是(か)の如(ごと)き(朝日の)言行を改め、
我は常に是の行を成す
(すなわち)
美であり、利であり、善であり、正であり、真である、
(また)
賢であり、優であり、正であり、愛であり、明である。
となります。