インターネット言論空間は多様性と双方向性に優れており、これから大きく伸びることが期待できます。一方、日本の場合、新聞、テレビなどの大マスコミは、究極的にはわずか8社の資本に支配されてしまっていて、インターネット時代にあっても、いまだに隠然たる影響力を持っています。本日は、インターネット上の「コメントの流儀」について議論するとともに、言論の自由を履き違え、「議論を妨害する自由」と誤解している勢力について考察してみたいと思います。

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ウェブ言論時代

インターネットの多様性、双方向性の魅力

当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』は、「ブログ」ではなく、「独立系ビジネス評論サイト」と名乗っています。といっても、実態的には「ブログ」の延長のようなものですが、それでも2年以上続けていると、それなりに大勢の方々から読んでいただけるようになりました。

当ウェブサイトの現在の月間ページビュー(PV)数は30万件ていどですが、このレベルだと、広告をベタベタ貼れば、月間数十万円の広告料収入が得られることもあるのだそうです(といっても、性風俗を含めた下品な広告を貼る覚悟があれば、という話だそうですが…)。

ただ、私自身は別にPV数や広告収入そのものが欲しくてウェブサイトを運営しているのではありません。あくまでも、ウェブサイトを運営する最大の目的は、「読んで下さる方々の知的好奇心を刺激すること」にあります。

また、当ウェブサイトではグーグルなどの広告プログラムを利用していますが、あくまでもウェブサイトの運営費捻出するためであり、カネ儲けにはそれほど興味がありません(※もちろん、儲かるならばそれに越したことはありませんが…笑)。

そして、ウェブサイトを運営することの思わぬ副産物があるとすれば、シャープな読者コメントが読めることです。いや、むしろ、当ウェブサイトの本文の記載よりも、場合によっては読者コメントの方が、はるかに読む価値があると感じることも多々あります。

当ウェブサイトをご愛読いただいている方ならお気付きだと思いますが、誤字、脱字、慣用表現の誤りなどは言うに及ばず、私はときどき事実誤認をしていますし(※気付いたものについてはできるだけ訂正していますが…)、また、議論が荒っぽいところも多々あると思います。

しかし、ウェブ言論の良い点は、読者の方が感じたことを感じたままにコメント欄に入力して頂けることであり、また、読者の皆様からのご指摘を受けて、私自身も軌道修正を図っていくことができるという「双方向性」は、インターネットならではの長所です。

これに加えて、インターネット空間では、日々、新しいウェブサイトが立ち上がっており、中には立ち上げてわずか数ヵ月から数年で、大人気サイトに成長するようなケースもあります。この「言論の多様さ」、「ダイナミックさ」は、現在のインターネット空間における最大の魅力でしょう。

マスコミの「無謬性の原則」という傲慢さ

これに対し、マスコミ(とくに朝日新聞などの大新聞)の社説などを読んでいると、しばしば、「俺たちは天下の大新聞だ」「俺たちは絶対に間違いを犯さないぞ」、といった傲慢さを感じます。あるいは、新聞やテレビは、自分たちが発信する情報が「絶対に正しい情報だ」という前提を付けているのです。

つまり、「自分たちの意見は絶対に正しい」、「情報を受け取る側(新聞の読者やテレビの視聴者)は新聞やテレビの言うことを、黙って素直に聞いていれば良い」という姿勢ですね。これを難しい言葉では「無謬性(むびゅうせい)」と言います。

しかし、インターネットにアクセスする人が急激に増えた結果、新聞、テレビが虚報をたくさん流し続けてきたことなど、とっくの昔にばれています。すでに化けの皮は剥がれているにもかかわらず、それなのに、いまだに新聞やテレビはこの「無謬性」にしがみついているのです。

こうした酷い思い上がりの典型例は、8月の朝日新聞夕刊に掲載された『素粒子』というコラム記事です。

素粒子(2018年8月18日16時30分付 朝日新聞デジタル日本語版より)

このコラムの1行目には、こうあります。

報道は「権力の敵」ではあっても、「国民の敵」ではない。だからこそ、権力は報道と国民の対立をあおる。国民の知る権利を嫌うがために。

いえいえ、今の報道機関(とくに朝日新聞)は、立派な「国民の敵」だと思いますよ?(笑)慰安婦捏造報道、もりかけ虚報などを繰り返し、憲法改正の議論を潰してきたのは、他ならぬ朝日新聞でしょう。

ただ、国民が朝日新聞などの「国民の敵」と対峙するためには、やはり、国民一人ひとりが、マスコミだけでなく、さまざまな情報源から情報を得ることが必要です。もともと日本は国民の知的水準が高い国ですから、インターネットが普及すれば、国民世論は少しずつまともになるはずです。

その日を信じて、私は地道にウェブ評論活動を続けようと思います。

「にほんブログ村PV数」の怪

さて、ウェブサイトの運営に話を戻しましょう。

当ウェブサイトは「ブログ」ではなく「ビジネス評論サイト」と名乗っていますが、アクセス数の目安を知るために、「にほんブログ村」というブログ・ランキング・サイトに参加しています。

先月、『なぜか新宿会計士の政治経済評論が政治部門でPV数1位に』で報告したとおり、なぜか当ウェブサイトが、先月初旬以来、この「にほんブログ村」の「政治ブログ」ジャンルでPV数1位に浮上しています。

なぜか新宿会計士の政治経済評論が政治部門でPV数1位に

「政治ブログ」というジャンルに参加しているブログは全部で4350ページあるのだそうですが、私は「どうせこの状態は長続きしない」と踏んでいました。しかし、意外や意外、あれから1ヵ月以上が経過した現時点でも、なぜかPV数1位という状況が続いています。

それだけ多くの方々から読んでいただいているということは、嬉しい限りです。

もっとも、この「にほんブログ村」のPV数のカウント方法は少しおかしくて、グーグル・アナリティクスなどのアクセス履歴と比べると、アクセス数は2倍から3倍、いや、下手すると4~5倍に水増しカウントされてしまっています。

当ウェブサイトも1日3~5万件のPVがあることになっていますが、実際、そんなにアクセスはありません。もし本当に1日5万PVだったとすれば、1ヵ月のPV数はざっくりと150万件となるはずであり、ちょっとしたニューズ・サイトを上回ってしまっている計算です。

この「PV数のカウントがおかしい」という問題点はあるものの、ただ、同じ尺度で比較したときに、「政治ジャンル」で1位となっていることは、1つのメルクマールとなっているのかもしれません。

非常識なコメントの傾向と対策

スパム・コメントと中国、ロシア

ただ、アクセス数が増えてくれば、やはり、それなりに悩みもあります。

それが、非常識なコメントです。

常々申し上げている通り、当ウェブサイトは「コメント自由」とさせていただいています。これは、自由闊達な議論が人々の知的好奇心を刺激することに役立つという観点の措置なのですが、最近、言論の原則から逸脱するようなコメントが目立ち始めています。

当ウェブサイトでは、スパム・コメントについては読者の皆様の目に触れないように処理しています。この「スパム・コメント」とは、記事の内容とまったく関係のない、URL宣伝などを目的としたものや、毎回まったく同じ内容で個人、個別企業を貶めるたぐいのコメントのことです。

こうしたコメントについては、ウェブサイトを立ち上げた直後から、かなりの頻度で付いていたのですが、スパム判定ソフトを導入したことと、中国、ロシアからのアクセスを遮断したことで、読者の皆様の目に触れず、効率よく始末することができるようになりました。

中国在留の日本人の方は当ウェブサイトにアクセスできないという不具合も生じてしまっているのですが、中国からのアクセスを遮断しなければスパム・コメントが1日に数百通(!)も寄せられるという事情もあるので、どうかご理解くださると幸いです。

それにしても、中国やロシアといえば、当ウェブサイトでもしばしば「民主主義社会の敵」として言及することがあるのですが、実社会でもスパム・コメントなどを通じて、全世界に迷惑を掛けている国なのだと実感してしまいます。

おかしな人もいるもんですね

ところが、スパム・コメント問題が片付いたとしても、最近、違う問題が出て来ています。

ウェブサイトの内容に沿っていたとしても、個人名を出して攻撃するコメントや、「死ね」などの罵詈雑言で埋め尽くされたコメント、さらには少々常軌を逸しているような内容のコメントなどが増えてきました。実名を出すと、先日、「ラプラドール」とかいうコメント主から寄せられたコメントが酷い内容です。

私は以前、自民党の杉田水脈議員が執筆した「LGBT」に関する論考を批判しました(詳細は『原文を読んだうえで、それでも杉田水脈氏の不見識を批判する』をご参照ください)。ところが、この記事に、「ラプラドール」とかいうコメント主から、凄い長文で支離滅裂なコメントが何通も寄せられたのです。

3つのコメントで文字数は6000文字近くにも達しているのですが、正直、論旨は支離滅裂で、何が言いたいのかさっぱりわからない代物ですが、長文のコメントの末尾には、殺害予告とも受け取られかねない、公序良俗に著しく反する内容まで記載されています。

文脈次第では脅迫、あるいは殺害予告とも取れる内容であり、しつこく寄せられた場合には、私はIPアドレスとともに警察に通報する可能性もあります。当然、こんなコメントは当ウェブサイトのコメント削除基準にバリバリに抵触しているので、サクッと削除したところ、即、

ありゃりゃあ。/完全論破されたら削除?/なにが『まともな保守論客なら』だ。/ゴキブリ、成り済まし保守が。」(※下線部は引用者による加工)

というコメントが付きました。正直、下線部にある「完全論破」とは、いったい何のことを意味しているのかさっぱりわかりません。支離滅裂の極みです。

気に入らなければ自ブログや匿名掲示板で批判しても良いです

当ウェブサイトでは、原則としてコメント自由とさせていただいているのですが、「個人情報、名誉毀損、性的、わいせつ、低俗、公序良俗違反」などのコメントについては、スパム判定ソフトをすり抜けた場合であっても事後的に削除します。

この「ラプラドール」とかいうコメント主のコメントは、「支離滅裂・反社会的コメント」の典型例ですが、それだけではありません。杉田水脈議員の論考が世に出る直前、私自身も『私たちが思うほど単純ではない「LGBT」とセクハラの議論』という記事についた猥褻コメントを削除した、という事例があります。

この記事は「LGBT」を私なりに議論したものですが、「男性同性愛者」を名乗るコメント主から「イケメンの恋人募集」という内容のコメントが書き込まれ、削除したことがあります。イケメンの恋人を探したいなら、当ウェブサイトではなく、しかるべき掲示板などに書き込んでほしいものです。

この「イケメンの恋人募集」という書き込みをした人物が、本当に男性同性愛者なのか、それとも単なる愉快犯なのかはわかりません。ただ、事実として、当ウェブサイトの議論に相応しくない内容であったということから、削除に至ったものです。

いずれにせよ、「殺害予告」、「性的、猥褻な書き込み」、「支離滅裂な内容」などのコメントについては、今後はしっかりと削除することにしたいと思います。

ただ、そうなってくると、先ほどの「ラプラドール」なる人物のように、殺害予告などを含めて当ウェブサイトを口汚く罵りたいのに、私がコメントを削除してしまうがために、フラストレーションが溜まってしまうかもしれません。その場合は、どうすれば良いというのでしょうか?

簡単な解決方法があります。それは、ご自身でブログを立ち上げることです。日本は言論の自由が認められているのですから、当ウェブサイトの主張を批判するのに、当ウェブサイトのコメント欄を使う必要などありません。

当ウェブサイトの場合は、「引用である旨」、「どこから引用しているか」の2点さえしっかり示していただければ、引用も転載も自由とさせていただいています。そこで、ご自身のブログに、当ウェブサイトの主張のどこが問題なのかを、気が済むまで滔々と力説すれば良いのです。

別にご自身のブログであれば、どんな長文であろうが、どんな支離滅裂な内容であろうが、殺害予告などが含まれていようが、好きに主張すれば良いと思います(もっとも、そのブログを人々が相手にするかどうかはまったく別問題ですが…)。

なお、大手ブログ・サービスを使ってブログを開設し、その自ブログで「他人に危害を加える」と宣言すれば、ブログ自体が閉鎖される可能性もありますし、酷い場合には捜査当局が動く可能性もあります。あくまでもご自身のリスクでなさるべきでしょう。

あるいは、ブログを開設するのが面倒だというのであれば、どこかの匿名掲示板に書き込めば良いのではないでしょうか?そのような場で、ご自身が納得するまで、いくらでも書き込んでいただけたら良いと思います(もっとも、そこの掲示板の自治ルールを守る必要はあるでしょうし、そもそもその掲示板の住民が相手にするかどうかも別問題ですが…)。

――↓本文は以下に続きます↓――

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議論を妨害する勢力は民主主義の敵

以上、私自身は「コメント自由」の原則をできるだけ守りたいという気持ちの一方で、やむを得ず、コメントを削除することがあり得るという点については、どうかご理解いただきたいと思います。

そういえば、「もりかけ問題」などの虚報も、改憲議論を妨害するために、朝日新聞をはじめとしたマスコミが仕掛けている「波状攻撃」、「妨害工作」と見ることができるかもしれません。しかし、「言論の自由」とは、「言論テロを仕掛ける自由」のことではありません。

この場合、私たち日本国民がまずやらなければならないことは、朝日新聞などの大マスコミの皆さんが仕掛けてくる波状攻撃を「相手にしない」ことだと思います。極端な話、朝日新聞が虚報を仕掛けたとしても、誰も相手にしなくなれば、威力は半減します。

また、当ウェブサイトの読者コメント欄についても、大多数のコメントは非常に真っ当で知的水準の高いものばかりですが、ごくまれに、「ラプラドール」のような、かなりおかしなコメントが湧くのです。やはり、アクセス数が増えて来ると、徐々にこの手のコメントに対処しなければならなくなるのでしょう。

ただし、当ウェブサイトの場合は私自身が「管理者」でもありますので、読者の皆様が快適に知的格闘を楽しんでいただけるように環境を整える義務もあります。やはり、うっかりスパム判定ソフトをすり抜けてしまったコメントについては、できるだけ速やかに削除することにしたいと思います。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ついでに申し上げるならば、憲法改正などの重要な課題についても、本来ならば、もう少し静かな環境でじっくりと議論することが必要でしょう。私の持論は、「憲法改正は可及的速やかに実現すべし」ですが、それと同時に、改憲議論を妨害するノイズを発する勢力については改革する必要があります。

とくに、『ホームレスが朝日新聞を愛読?「国民の敵」としてのマスコミ』でも指摘しましたが、日本のマスコミ(全国紙と在京キー局など)は事実上、たった8つの資本によって牛耳られている状況にあり、言論の多様性など、まったく確保されていないというのが実情でしょう。

インターネット言論空間が発達していることは事実ですが、その一方でマスコミはいまだに隠然たる影響力を保っていますし、そのマスコミが改憲議論を妨害するために、「もりかけ」などの虚報を続々と繰り出してきたことは、重く見る必要があります。

そのように考えていくと、場合によっては放送法改正の優先順位が、憲法改正と同等以上に位置付けられるべきだ、という見方もできるのかもしれません。残り任期が最長3年となった安倍晋三総理大臣の手腕に、まずは期待したいと思います。

※本文は以上です。

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    徴用工訴訟:あれ?結局差押えはしないのですか? (11コメント)
  • 2018/12/27 11:30 【時事|外交
    中国漁船や韓国海軍の蛮行は日本が舐められている証拠 (8コメント)
  • 2018/12/27 10:30 【時事|金融
    専門家の視点で、ゴーン氏の「スワップ契約」報道を検証する (10コメント)
  • 2018/12/27 05:00 【時事|韓国崩壊
    南北鉄道着工式をやってしまった韓国と「チキンレース」仮説 (23コメント)
  • 2018/12/26 13:30 【時事|韓国崩壊
    読者コメントに感じる、「日韓の特別な時代」の終焉 (23コメント)
  • 2018/12/26 11:30 【時事|国内政治
    ウェブサイト恒例「歴代内閣在任期間比較」 (3コメント)
  • 2018/12/26 10:30 【時事|外交
    「外交に関する世論調査」2018年最新版レビュー (5コメント)
  • 2018/12/26 05:00 【韓国崩壊
    正論に慌てふためく韓国 徴用工判決の強制執行はどうなる? (23コメント)
  • 2018/12/25 21:45 【時事|韓国崩壊
    徴用工巡る韓国の「日本専門家」見解、てんでお話にならない (13コメント)
  • 2018/12/25 14:30 【時事|韓国崩壊
    【速報】防衛省が韓国側言い分に再反論、その重要な意義とは? (32コメント)
  • 2018/12/25 10:30 【時事|韓国崩壊
    レーダー照射事件、韓国メディアは日本に責任転嫁し逆ギレ (18コメント)
  • 2018/12/25 05:00 【韓国崩壊
    韓国との外交では、「道徳外交」「密室外交」を完全否定せよ (13コメント)
  • 2018/12/24 22:00 【時事|韓国崩壊
    【速報】やっぱり逃げた!韓国側弁護団、強制執行日時明言せず (7コメント)
  • 2018/12/24 15:00 【時事|韓国崩壊
    やっぱり出てきた!「威嚇飛行をした日本の方が悪い」の詭弁 (19コメント)
  • 2018/12/24 08:00 【雑感オピニオン
    今年もあと1週間 年末年始の雑感 (7コメント)
  • 2018/12/24 05:00 【時事|韓国崩壊
    自業自得の無責任国家・韓国の末路 「北の共犯者」を許すな (17コメント)
  • 2018/12/23 08:00 【時事|韓国崩壊
    このタイミングでなぜ米国が北朝鮮への人道支援を見直すのか (14コメント)
  • 2018/12/23 05:00 【時事|韓国崩壊
    韓国軍のレーダー照射は「瀬取り」と関連付ければ説明が付く (74コメント)
  • 2018/12/22 08:00 【韓国崩壊
    下條教授の正論に喝采を送りたいが、「時すでに遅し」か? (41コメント)
  • 2018/12/22 05:00 【韓国崩壊|外交
    韓国は日本に宣戦布告でもするつもりなのか? (49コメント)

  • 著者のコンタクト先:info@shinjukuacc.com

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