配信日時:2024/04/17 05:00 新宿会計士 金融「日銀は円安止めるために金融緩和やめよ」論の間違い 国際収支のトリレンマを理解していない人が多いのは困りものです。というのも、「日銀は円安を止めるために金融緩和をやめるべきだ」、などとする記載を見かけることも多いからです。ただ、改めて指摘しておきますが、日銀の金融緩和は円 […]
配信日時:2023/12/15 05:00 新宿会計士 経済全般卵を買うため行列を作るロシア人 ロシアの統計をどこまで信頼して良いのかはわかりませんが、ロシアのインフレ率は乱高下を繰り返しており、今年4月頃には2%台にまで鎮静化していたようです。ただ、最近になって再びインフレ率が上昇し始めており、ウェブ評論サイト『 […]
配信日時:2023/11/29 05:00 新宿会計士 金融「円安で日本が通貨危機に」?そうならない3つの理由 「日本で通貨危機は発生するのか」――。正直、そんな設問自体思いつかなかったのですが、いちおう真面目に答えておくと、「その可能性は極めて低い」、です。ただ、大手ウェブ評論サイトに「日本の通貨危機」について論じた記事が掲載さ […]
配信日時:2023/11/05 05:00 新宿会計士 金融韓国の外貨準備が3年半ぶりの水準にまで減少した意味 韓国の外貨準備に占める現金預金・有価証券の残高が、コロナ禍直後の2020年3月時点の水準を割り込みました。韓国銀行が3日、公表したデータによると、韓国の外貨準備高は4129億ドルで、前月比12億ドル減少しました。韓国の外 […]
配信日時:2023/10/30 11:00 新宿会計士 金融ロシア経済の苦境深まるなかロシア中銀がさらに利上げ トリレンマ理論の正しさを巡っては、ロシアも無縁ではいられないようです。ウクライナ戦争開始直後は1ドル=120ルーブル程度までに下落していたルーブルも一時は持ち直していたのですが、最近は再び1ドル=100ルーブル前後にまで […]
配信日時:2023/06/17 05:00 新宿会計士 RMB中国デタラメ記事「人民元重宝する動きが国際的拡大」 中国共産党の機関紙『人民日報』が先日、中国の通貨・人民元を巡って、「人民元を『重宝』する国際的動きが拡大中」だとする記事を配信したようです。アルゼンチンやブラジルなどで人民元決済などの動きが広がっており、一部では人民元建 […]
配信日時:2023/02/08 05:00 新宿会計士 金融建国来70年ぶり外為改革、失敗なら通貨危機も=韓国 韓国はGDPで世界10位圏入りをうかがう「経済大国」のわりには、1948年の建国以来、外国の銀行等にウォン外為市場への参加を認めてこなかったという、非常に遅れた国でもあります。その韓国が外為市場規制を部分的に撤廃するのだ […]
配信日時:2023/01/26 12:00 新宿会計士 金融ロシアが提示の「BRICS共通通貨」構想の非現実性 アルゼンチン、ブラジルに続き、今度はロシアです。タス通信によると、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は25日、今年8月に南アフリカで開催されるBRICSサミットで、「BRICS・ラテンアメリカ・カリブ海共通通貨」が話し合われ […]
配信日時:2022/12/27 12:00 新宿会計士 金融金利上昇と為替変動に弱い韓国から外国人資金が逃避中 外国人投資家が、半導体に依存し、為替変動や金利上昇に弱く、グローバルスタンダードに逆行する各種政策と規制が取られているという韓国経済の構造を嫌気した――。こんな分析が出てきました。非常に正鵠を射た指摘でしょう。実際、足元 […]
配信日時:2022/11/12 05:00 新宿会計士 金融韓国は為替介入を「例外的な場合」に限定すべき=米国 国際収支のトリレンマはどの国にも等しく発動する法則であり、為替相場を安定させようと思えば、香港にしろ、スイスにしろ、ロシアにしろ、それぞれこの法則との関係が問題となってきます。こうしたなか、トリレンマに部分的に逆らいなが […]
配信日時:2022/06/20 05:00 新宿会計士 日韓スワップ韓国紙の「円安でアジア通貨危機が再来か」という珍説 「アジア通貨危機では長兄・中国が面目を保った」 円安がアジア通貨危機のようなリスクをもたらしているとする珍説が出てきました。韓国メディア『中央日報』(日本語版)に昨日掲載された記事によれば、日銀の政策は「金融緩和と円安で […]
配信日時:2022/04/02 05:00 新宿会計士 金融人民元ブロック経済圏が対ロシア制裁の穴となる可能性 デジタル人民元がロシアに対する経済制裁の「穴」になるかもしれない、といった議論を発見しました。正直、執筆された方は金融市場の専門家というわけではなく、人民元自体、オフショア債券市場やデリバティブ市場が未成熟であるという点 […]
配信日時:2021/12/21 10:45 新宿会計士 金融トルコリラ「預金補償」で乱高下 トルコの通貨が乱高下したようです。「外貨ベースでリラ預金に損失が発生したら、その分を政府が補償する」というエルドアン大統領の発表でリラが買い戻されたそうですが、冷静に考えると、これもなかなか強烈な政策です。エルドアン大統 […]
配信日時:2019/08/06 12:20 新宿会計士 時事為替介入とトリレンマの基礎知識を確認しておく 先ほどの『米財務省、中国を為替操作国に認定』を掲載した直後にいくつかのメディアを眺めてみて、改めて思ったのですが、そもそも「為替操作」「為替介入」について、きちんとした解説がなかなか掲載されていません。そこで、以前の『【 […]
配信日時:2018/11/23 06:00 新宿会計士 日韓スワップ利上げも利下げもできない韓国のジレンマとは? 当『新宿会計士の政治経済評論』は、「韓国専門サイト」ではありません。しかし、ここ数日、韓国に関する話題(慰安婦財団や徴用工判決)ばかりが続いてしまっていましたので、本日は少し毛色を変えて、金融政策について興味深い話題を紹 […]
配信日時:2018/10/22 05:00 新宿会計士 金融【総論】金融政策の基本と「絶対逆らえないトリレンマ」 普段、当ウェブサイトでは時事的な話題を提供することが多いのですが、本日は少し総論的な話題を提供してみたいと思います。それは、「金融政策と国際収支のトリレンマ」です。なにやら小難しく見えてしまうテーマですが、内容はあまり難 […]