【夕刊】本日が「赤化統一前夜」になっても不思議ではない
むかしから、「事実は小説より奇なり」といいます。明日に開催が予定されている南北首脳会談は、韓国が北朝鮮に取り込まれるという「赤化統一」を、全世界に向けて宣言する場となりかねません。私たち日本人に必要なことは、何が発生したとしても、日本という国をしっかり守れるよう、準備することなのです。
大きすぎる米韓の落差
「金正恩が韓国軍の儀仗を査閲」の衝撃
今朝の『CVIDは実現しない前提で日本はどう国益を最大化するか』のなかで私は、いわば、「国益」という観点に照らして、韓国が最も大事にしなければならない国は米国と日本だ、と申し上げました。ただ、現在の韓国はそれと真逆のこと――日米を怒らせ、中国や北朝鮮に近付くこと――をやっています。
他人事ながら、少し心配になってしまいます。ただ、ここで韓国の先行きを心配しても仕方がありません。なぜなら、日本にとって何よりも重要なことは、韓国が日米両国とはまったく異なる道を歩み始めるというのであれば、そのことを前提に、日本の国益を最大化するために動かなければならない、ということです。
ところで、現在の韓国メディアの報道を眺めていると、史上3回目の南北首脳会談を明日に控え、この話題で持ちきりであり、やれ「金正恩(きん・しょうおん)が軍事境界線を徒歩で通過する」だの、やれ「夕食会のデザートに竹島が書かれている」だの、浮かれた記事が目につきます。
<南北首脳会談>焦眉の関心事、金正恩氏の軍事境界線通過方法(2018年04月20日10時54分付 中央日報日本語版より)
南北首脳会談夕食会デザートの「独島」に日本が抗議(2018年04月25日14時00分付 中央日報日本語版より)
こうしたなか私が注目したいのは、次の記事です。
<南北首脳会談>金正恩氏、板門店で韓国軍を査閲へ(2018年04月26日07時24分付 中央日報日本語版より)
韓国政府・国防部は25日、「陸海空軍による儀仗行事を実施し、『金正恩国務委員長』が文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領とともに、この儀仗を査閲する」と発表したそうです(※国務委員長とは金正恩の肩書きだそうです)。
中央日報の説明によると、「儀仗隊査閲は国賓訪問行事で最上の礼を尽くすという意味」であり、また、北朝鮮の独裁者が韓国軍を査閲するというのは史上初めてのことです。韓国はいったい何をやっているのでしょうか?呆れて物も言えません。
ちなみに、今回、金正恩が訪問する板門店を南側で管理しているのは、厳密には韓国軍ではありません。国連軍という位置付けです。そもそも今回の韓国側による儀仗をよく国連軍が許可したものだと思いますが、記事にはそのことは何も書かれていません。
また、中央日報には
「韓半島先進化財団先進統一研究会長のチョ・ヨンギ氏は「金委員長は韓国哨戒艦『天安』爆沈、延坪島(ヨンピョンド)砲撃など挑発に対する責任があるのにも謝罪が一言もない」とし「国民の感情と情緒に逆らいながらも強行する理由が分からない」と指摘した。」
とありますが、それを言ったらすでに前例はあります。平昌(へいしょう)冬季五輪の閉会式で、北朝鮮が「天安」撃沈事件や延坪島砲撃事件などを指示したとされる、金英哲(きん・えいてつ)を使節として送り込んできたことです。
韓国の国民を殺傷した責任者に国賓待遇を与えるだけでなく、最高級の礼を尽くす――。こんな国がまともな国家であるとは思えないのです。
トランプ氏は「成果なければ席を蹴る」
一方、金正恩の国際舞台という意味では、今回の南北首脳会談だけでなく、6月までに開かれるとされる、米朝首脳会談とも比較する価値がありそうです。
米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ドナルド・トランプ米大統領は米国時間4月18日夜(日本時間19日朝方)、安倍総理との共同記者会見で、米朝首脳会談について「成果がなければ席を蹴る」と明言しました。
Trump Says He’ll Walk Out of a Planned Meeting With Kim if It Is ‘Not Fruitful’(米国夏時間2018/04/18(水) 20:41付=日本時間2018/04/19(木) 09:41付 WSJオンラインより)
トランプ大統領の発言は、6月までに開催される予定の米朝首脳会談を巡り、「北朝鮮が核開発プログラムを放棄するならば『明るい道』を保証するが、金正恩(きん・しょうおん)との会談で失望すれば、席を蹴って出てくる」とするものです。
ここでトランプ大統領の前後の発言から、彼の主張する「成果」とは、日米が強く求めてきた核兵器の「完全、検証可能、不可逆的な方法による廃棄(Complete, Verifiable and Irreversible Dismantlement, CVID)」と、拉致問題の完全な解決の両者のことを指していることは明らかです。
つまり、韓国国民を殺傷したあの凶悪な北朝鮮という国家の独裁者との会談にあたり、前のめりで歓迎する韓国と、最初から「成果がなければ席を蹴って立ってやる」と通告する米国の温度差があまりにも大きいのです。
米韓同盟の終焉も
今朝の記事でも申しあげましたが、私はこの南北首脳会談については「茶番劇」だと見ています。文在寅氏自身が北朝鮮のシンパであり、北朝鮮の代理人として行動していることは、いまさら指摘するまでもありません。
しかし、下手に南北の宥和と朝鮮半島の平和を演出することで、米韓間の断裂がさらに広がる可能性は非常に高いといえます。こうした中、韓国政府の正気を疑うような記事が、今朝の中央日報に掲載されています。
<南北首脳会談>「南北、終戦宣言でなく平和宣言を検討」(2018年04月26日07時54分付 中央日報日本語版より)
康京和(こう・きょうわ)外交部長官(外相に相当)が25日、
「南北首脳会談は北の非核化意志を(南北)首脳レベルで確認する場になると期待する」
と述べたのだそうですが、この「非核化の意思」が「CVID」なのか、「段階的な核放棄」なのかについては明らかにしていません。しかし、前後の文脈から考えるならば、ここでいう「非核化」がCVIDではなく、北朝鮮が従来から主張する段階的放棄を指している可能性は非常に高いと考えられます。
さらに、中央日報によると、韓国大統領府は16日、南北首脳会談の核心となる3つの議題を「▼朝鮮半島の非核化、▼恒久的平和の定着、▼南北関係の改善」に置いたと述べたのだそうです。これはもっと由々しき話です。
北朝鮮という恐るべき独裁体制を残したまま、その独裁体制との間で「恒久的平和を定着させる」となれば、その方法は1つしかありません。それは、ずばり「赤化統一」です。つまり、明日の南北首脳会談は韓国の現政権の「赤化統一」に向けた意欲と米韓同盟の終焉を公式表明する場となりかねないのです。
私たちは「大韓民国の終焉」を現在進行形で目撃しているのかもしれません。
いずれにせよ、私たち日本人にとって必要なことは、もし「最悪の事態」が発生し、「大韓民国」が米韓同盟とともに消滅するような事態になったとしても、日本への悪影響を最低限にとどめ、しっかりと自力で日本を守っていくという準備と覚悟にほかならないのだと思います。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
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< 夕刊の発信ありがとうございます。
< 韓半島のメッセンジャー、文大統領はさぞかし今、高揚した気持ちでしょう(何に?)。『いよいよ運転席のオレがやるんだ』と。タカリ屋で愚連隊の人騒がせなだけ、いやもとい、悪の帝国と手を握るんだから、半島全体が赤化する事を良しとした、張本人として後世に名を残しそうです。
< 茶番劇は完全に韓国が北朝鮮の軍門に下ることで終わるでしょうが、そうなると米国が韓国の最終意思を詰問、どうせ言を翻してああでもない、こうでもないと言うでしょう。しかし日米はじめ自由主義、民主主義国側の態度はガラリと変わる。米韓同盟は終焉、日韓関係もほぼ冷凍並みに冷え、断交に近い状態。米朝会談は決裂(無いかも)する。
< 韓国は所詮一人歩きできない国。中国ー日本ー米国ー中国ー北朝鮮と手を携えて貰ってきた。赤組行くならどうぞ、ご勝手に。中国の属国でも良い。そのお蔭で日本人の情報弱者の意識向上、左傾派が肩身を狭くする良い風潮、野党・マスゴミ・リベラルも鎮火せざるを得ない。日本国は自力で護れる力を付けます。ついでに、拉致被害者救出後は、在日朝鮮籍、韓国籍人および日本に帰化後も反日行動甚だしい人物の在留は不可とし、本国への強制帰国を行なう予定だ。
<失礼します。
終戦宣言にしろ平和宣言にしろ、「戦争は終わり」となったら国連軍たる米軍が韓国に駐留する必要がなくなる。同盟維持のための在韓米軍だけになり、同盟が不要になったら在韓米軍は撤退することになる。なお、最終的には韓国が選択することで日本がとやかくいうことではないと思う。明治時代に無理矢理独立させたことが原因なのではと思う。中国の属国である本来の国のあり方がよいのではないだろうか。
そろそろ六シナリオの更新を希望
北朝鮮と南朝鮮の酋長どーしが何喋んのか知らんがやっぱ赤化統一なのかな、ww
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