「専門性が高い政治家」による外国訪問はむしろ必要だ
もし訪仏したのが小林鷹之氏あたりなら、テーマは「経済安保」だった可能性も?
自民党・松川るい氏らの「パリ視察ツアー」を巡る批判がなかなか収まりません。こうしたなか、同じ自民党には小林鷹之氏という極めて専門性の高い人材がいます。小林氏は経済安保に精力的に取り組んでいることが知られますが、想像するに、もしフランスに出掛けたのが松川氏ではなく小林氏なら、そのテーマは「セーヌ川ディナークルーズ」ではなく「経済安保」となっていた可能性が濃厚です。その一方、松川氏を茂木敏充幹事長が擁護しているとの報道もあるのですが、その茂木氏がマチュピチュ観光をしていたという報道も掘り起こしておきましょう。
目次
松川問題と翔太郎問題
松川氏らのパリ視察ツアーと国会議員の外交
参議院議員である松川るい、今井絵理子、広瀬めぐみ、梶原大介の4氏に加え、地方議員や松川氏自身の小学4年生の次女などを含めた総勢40人近くの集団がパリに「研修」と称して旅行をしたものの、3泊5日のうち、実労働時間がたった5時間に過ぎなかった――。
そんな話題を、当ウェブサイトでは最近、頻繁に取り上げているような気がします。
これが安倍晋三政権時代、あるいは菅義偉政権時代であれば、この手の話題、「くだらない」、「どうせ左派的な人たちが自民党を叩きたいがために、大したことがない問題を大したことであるかのごとく脚色しているんでしょ?」などとスルーするところかもしれません。
というのも、普段から当ウェブサイトにて報告している通り、国会議員の外国出張は「議員外交」という意味合いにおいて、極めて重要だからです。
この点、国会議員が飛行機のビジネスクラスやファーストクラスなどを利用して外国に出かけるだけでも、「それは贅沢だ」、「国民生活のことを考えていない」、「我々の税金で…」、などと盲目的に批判する人がいますし、メディアもそうした批判ロジックを多用してきたフシがあります。
しかし、実際に専門性の高い国会議員が直接、外国に出張して相手国の専門家らと意見交換をしてくるだけでも有意義ですし、そこで培った人脈は、その議員自身が将来、閣僚などの要職に就いた際に生きて来ることもあります。そのことは廻り廻って日本の国益になりますので、年間数億円の出張費など安いものです。
「松川問題」の伏線は「翔太郎問題」
ただ、今回の「松川問題」について、当ウェブサイトで何度も取り上げるのには、理由があります。
まず、松川氏らが「自民党の議員である」という事実であり、その自民党の議員が物見遊山に興じていたことが判明したことで、自民党にもどこかの特定野党のような議員が所属しているという事実が、これまで自民党を支持して来たであろう保守層の、強い反発を生じている可能性を示唆しているのです。
これには伏線がいくつかありますが、その代表的なものが「翔太郎事件」でしょう。
岸田文雄・現首相は昨年秋、自身の長男である翔太郎氏を首相秘書官に任命しました。
このこと自体に、なにか違法性がある、というものではありません。任命権者はこの場合、あくまでも首相であり、その首相がみずから適材適所を判断した結果、たまたま首相秘書官にふさわしい人材が自身の長男だった、というだけのことだからです(あくまでも形式上は、ですが)。
また、政治家が閣僚などに就任した際、自身の子息や秘書などを秘書官に任命するという事例はいくらでもありますし、それはまた世襲の政治家にとって、若いうちから政治の現場を見せて経験を積ませるという意味もありますので、批判されるべき筋合いのものではありません。
(※余談ですが、世間では「世襲政治家」に対する批判は根強いものがありますが、当ウェブサイトとしては、世襲そのものは必ずしも批判されるべきものとは考えていません。ちなみに米国やカナダを含め、諸外国にも世襲政治家というものは存在します。このあたりは機会があれば別稿にて議論します。)
ただ、首相という立場にまでなると、どうしても首相秘書官の人事はメディアからも大きく注目を集めざるを得ませんし、ただでさえ批判を受けやすいわけですから、通常の政治家であれば、首相秘書官の人選には慎重を期すのが当たり前です。
当然、ある程度は「人前に出しても大丈夫」という状況であることが求められますし、逆に秘書官としての職務に邁進すれば、もしかしたら「お若いのに立派だ」、といった評価を得ることができ、着実にステップ・アップすることもできたかもしれません。
情報ダダ洩れ、公用車観光、官邸忘年会…
しかし、岸田首相の長男に関していえば、こうした期待を見事に裏切りました。
たとえば、あくまで報道ベースであり、真偽が確認できていない情報ですが、翔太郎氏を通じ、艦艇の機密情報が民間メディアの女性記者に「ダダ洩れ」になっていたという事件がその典型例です(『今度は岸田首相長男?「官邸情報ダダ漏れ」の雑誌報道』等参照)が、それだけではありません。
やはり翔太郎氏で大きな問題といえば、公費を使った物見遊山疑惑でしょう。岸田首相が欧米5ヵ国を連続的に訪問した際、一部メディアが秘書官である翔太郎氏を巡り、公用車で観光名所を回ったり、買い物に興じたりした、などと報じたのです。
これについては『首相長男の観光疑惑で「私用はなかった」=木原副長官』でも紹介したとおり、政府の調査では、公用車などに関して私的利用はなかった、などと結論付けられているそうですが、木原誠二・官房副長官の説明も、いかにも苦しい言い訳に見えてなりません。
もちろん、首相秘書官が空いた時間に観光をしてはならない、買い物をしてはならない、などと杓子定規なことを述べるのもどうかとは思いますが、それでも「首相が自身の長男を秘書官に据える」という行為は、それ自体がただでさえ批判や誤解を招きやすいものでもあります。
そのことを自覚していればこそ、むしろ慎重な行動が求められるのは当然のことでしょう。
岸田首相の対韓譲歩
結局のところ、翔太郎氏はG20広島サミット直後に発覚した、昨年末の「官邸忘年会事件」が決定打となったのか、岸田首相は5月下旬までに、長男の更迭を決断せざるを得ない状況に追い込まれました。
ただ、「翔太郎事件」のインパクトは、それだけではありません。
保守層を含めた一般国民にとって、「外国訪問」に対して向けられる目が厳しくなったのです。
とりわけ岸田首相といえば、「LGBT/増税/韓国」という「3大失点」が、一部の保守層からは極めて厳しく批判されている立場にあります。いずれも菅義偉総理大臣や故・安倍晋三総理大臣の時代には「あり得なかった話」ばかりだからです。
想像するに、「翔太郎事件」に保守層を含めた国民が激しく反応した理由は、岸田首相が岩盤保守層を激怒させるような行動を多くとっていたからではないでしょうか。
このような仮説を置くと、今回の「松川事件」についても、何となくその正体が見えてきます。
韓国政府が今年3月、自称元徴用工問題の「解決策」(※解決策になっていません)を公表した際、岸田首相はこれを「評価する」と述べたうえ、韓国の約束破りの可能性についても「仮定の質問には答えない」などとして逃げました(『岸田ディールで垣間見える「キシダの実務能力」の低さ』参照)。
この事件に加え、これに続く火器管制レーダー照射事件不問、(おそらくは)9割前後の国民の反対を押し切った韓国に対する輸出管理の緩和、日韓通貨スワップの再開など、岩盤保守層にとってはそれこそ「はらわたが煮えくり返るような」無意味な譲歩を続けたのです。
(※なお、これらのなにがどうおかしいかに関しては、『日本を壊す岸田文雄:有権者の冷静さこそが最大の救い』や『FCレーダー照射は不問?自民岩盤支持層失う岸田政権』、『慰安婦像問題解決していないのに日韓通貨スワップ再開』などでも議論していますので、どうぞご参照ください。)
松川氏と岸田氏の共通点
松川氏は対韓譲歩を積極的に支持していた人物
ただ、こうした岸田首相の対韓譲歩に先立ち、韓国に対する宥和外交を積極的に支持した人物のひとりが、松川氏だったことを忘れてはなりません。松川氏自身は安倍派の所属ですが、その主張は安倍総理のそれとは似ても似つかぬものです。
『自称徴用工で対韓譲歩促す松川るい議員のインチキ理論』や『松川るい氏のツイートに見る「日韓関係改善論」の詭弁』、『「徴用工解決で安保協力が進む」という松川議員の詭弁』などでも指摘したとおり、松川氏は自称元徴用工ディールに先立ち、韓国への譲歩を熱心に主張し続けたからです。
ちなみに松川氏は外務省出身者でもありますが、夫である新居雄介氏は現時点で国際情報統括官を務める幹部職員でもあるため、松川氏自身の主張は、外務省のそれを色濃く反映しているものだと疑う必要がありそうです。
こうした「韓国大好き」姿勢も、かつてのように新聞、テレビなどのオールドメディアが世論を牛耳ってくれていた時代ならば、オールドメディアが「対韓譲歩やむなし」の世論を盛り上げてくれ、松川氏はむしろメディアにより時代の寵児であるかのように持て囃されていたかもしれません。
しかし、現代はインターネットの時代であり、非常に残念なことに、オールドメディアの世論支配力は日を追うごとに減衰しています。
想像するに、松川氏が直面したのは、岩盤保守層を中心とするネット世論の「強い怒り」だったのではないでしょうか。
その意味で、岸田首相と松川氏は、非常によく似ています。どちらもネットなどを通じて垣間見えるはずの世論を無視しているからです。あるいは「空気が読めていない」、という言い方もできるのかもしれません。
松川氏の「シュミレーション」
結局のところ、彼らの共通点は、「情報をオールドメディアや官僚機構などに依存している」ことにあるのでしょう。
ちなみに著者自身にも、間接的にではありますが、政界や官界などの声が聞こえてくることがあります。
多くの人が共通して口をそろえるのは、少なくとも安倍、菅両総理は官僚機構だけでなく、有識者、あるいは保守派の評論家、経済学者、ジャーナリストらと頻繁に面談し、「官僚機構の外の情報」を積極的に取り入れていたようだ、ということです。
これに対して岸田首相の場合はおそらく、情報源は官僚(とくに財務省)や自身が所属する宏池会であろうと想像され、また、松川氏の場合も同様に、情報源は限られている可能性がありそうです。
こうしたなか、松川氏のツイートを拝読していて気づくのは、彼女の専門性がどこにあるのか、いまひとつ見えない、という点です。
松川氏は例の「エッフェル塔」事件があったためか、7月31日以降、少なくとも昨日までツイッターの更新が途絶えているのですが、それ以前の約2週間分のツイートを眺めていると、大阪における私学の話題や万博の話題、日印防衛協力などの話題が出てきます。
また、台湾有事「シュミレーション」(※原文ママ)に関するツイートも出てきます(個人的に、「シュミレーション」という単語がツボに嵌ってしまっています)。
第3回目となった台湾有事シュミレーション。今年は、私は米国務長官役でした。今回は台湾関係者も初参加。有事抑止の重要性を改めて認識するとともに、様々な課題を抽出でき極めて有益でした。主催者の日本戦略国際フォーラムはじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。 pic.twitter.com/JprXOpNDFh
— 松川るい =自民党= (@Matsukawa_Rui) July 16, 2023
東京大学法学部卒業後、外交官試験に合格して外務省に入省し、米ジョージタウン大学国際関係大学院にて博士号を取得されているような方でも、ついうっかり(?)「シュミレーション」という単語を発してしまうのを見ていると、なにやら微笑ましい、などと思う人もいるかもしれません。
経済安保の専門家・小林鷹之氏のツイートを見よ!
しかし、ここでもうひとつ紹介しておきたいのが、こんなツイートです。
NTT法とは関係なく、既に外為法において、国の安全を損なう事態等を生ずる恐れがある対内直接投資の業種に通信事業(含むNTT)が含まれています。
いわゆる外資企業による出資比率「1%」以上の投資については、事前届出の規制対象となります。これを更に強化すべきか(続く)https://t.co/17xLl9iVgC— 小林鷹之 (@kobahawk) August 11, 2023
これは、産経ニュースが10日付で報じた『自民、NTT株売却を議論 22日に幹部会』という記事に対するコメントで、これを発信したのは、自民党の小林鷹之・衆議院議員です。
「小林鷹之氏」と聞いてもピンとこない人も多いかもしれませんが、じつはこの人物、まだ50歳になっていない、永田町では「若手」の政治家ですが、岸田内閣で改造前に経済安保担当大臣を務めていたという人物でもあります。
実際、小林氏のツイートを眺めていると、地元のコメを褒めるツイートなどに交じって、非常に高度な経済安保に関する話題がポンポンと出て来ています。
というよりも、小林氏自身はこの「経済安保」ということばが一般化していなかった時期から、自民党内で「経済安保」の必要性を提唱していたひとりであるなど(2023年8月10日 11:32付日経電子版『秘密特許の創設提言、経済安保は党主導 自民・小林氏』参照)、その専門性は極めて高いのです。
個人的に小林氏とはまったく面識はありませんが、想像するに、かりに7月下旬にフランス・パリに出掛けたのが松川氏ではなく小林氏だったとすれば、その訪問テーマは「セーヌ川ディナークルーズ」ではなく、「経済安保体制とセキュリティ・クリアランス」だった可能性があります。
小林氏は経済安保担当相時代に一連の経済安保法制を推進しただけでなく、現在でもこれに精力的に取り組んでいるようです。自民党にこのような人物がいること自体、もっと知られても良いのではないでしょうか。
なぜ茂木氏が松川氏を擁護するのか
さて、先日の『松川氏への「離党勧告」協議の中止を茂木幹事長指示か』では、松川問題を巡って地元・大阪府連で松川氏に対する懲罰を協議しようとしたところ、自民党大阪刷新本部の本部長を兼任している茂木敏充幹事長がその協議の中止を指示した、などとする報道を取り上げました。
いわく、「松川氏が衆院に鞍替えを図り、それが成功した場合には、松川氏が安倍派から茂木派に移籍することで茂木氏と合意しているからだ」――、と、こんな報道もあるほどです。
この点、報道自体の真偽はよくわかりません。
ただ、自民党がこの「松川問題」の早期幕引きを狙っているであろうことは想像に難くないのですが、こうしたなかで、少し古い話題を蒸し返しておくと、その茂木氏自身がマチュピチュを訪問していたという話題がありました。
「今度はマチュピチュ~」 茂木幹事長の“浮かれ外遊”に党内から不満が噴出
―――2023/07/12付 デイリー新潮より
こちらの話題については、ウェブ評論サイト『デイリー新潮』が報じたのは「松川事件」よりもほんの少し前ですが、あまり騒がれている形跡はありません。
ただ、デイリー新潮の報道を信じるならば、なかなかに強烈な話題です。
茂木氏が訪問したペルーは来年開催予定のAPEC議長国であり、その調整を目的とした訪問であろうことは想像に難くないのですが、不可解なのは訪問先に(ペルーの首都である)リマだけでなく、リマから最速でも5時間かかる観光地・マチュピチュも含まれていたことです。
このあたり、茂木氏自身はマチュピチュで変なポーズで写真を撮ってツイッターに投稿する、といったことをやっていないようですが、それでもやはり、「ペルーを訪問するついでにマチュピチュに足を延ばした」ようにも見えてしまうのです。
これについてデイリー新潮の記事では「先の政治部デスク」(?)のこんな発言が取り上げられています。
「本人は“今度はマチュピチュに行くんだ。マチュピチュ~”と、完全に浮かれモード。6月には目の上のたんこぶだった青木幹雄元官房長官が死去したうえ、衆院解散も遠のいた。一気に緊張が緩んだんでしょう」。
これについて、先日の「茂木氏が松川氏の追及をやめさせた」、などとする報道が事実だとすれば、その行動は、もしかすると自身にも類が及ぶことを危惧したものだったのかもしれない、などとする仮説も成り立ちそうです。
いずれにせよ、今般の「松川問題」、「たかがパリ出張ごときでなにを大騒ぎしているのか」、などと思う方もいらっしゃるのかもしれませんが、この件がここまで長引いていること自体、ひとえに安倍総理亡きあとの自民党内で、民主党から政権を奪還した際の緊張感が薄れている証拠なのかもしれません。
自民党議員は「奮起」するのか?
なお、上記に記した、「もしフランスを訪問していたのが松川氏ではなく小林氏だったなら、そのテーマは経済安保だったのではないか」とする議論は、当ウェブサイトの勝手な想像であり、小林氏や自民党関係者に裏を取ったものではありません。
ただ、これも想像ですが、小林氏の一連のツイートなどから判断する限り、小林氏にとって経済安保は一種の「ライフワーク」のようになっており、外国に訪問するのがこのような人物だったとしたら、議員による外国訪問は、むしろ積極的に行われるべきではないでしょうか。
そして、自民党自体は長年の与党経験もあるのに加え、党内には極めて専門性の高い議員や倫理観の高い議員なども在籍していることは事実であり、岩盤保守層の多くも、こうした議員の活躍には引き続き期待しているのではないでしょうか。
もっとも、セーヌ川ディナークルーズや首相秘書官公用車観光疑惑に代表されるとおり、残念ながら党外から見て、現在の自民党、規律の緩みがあまりにも目立ちます。
岸田首相が奮起して財務省などの影響力を排除すべく努力するか、自民党員が奮起して岸田首相を排除すべく努力するくらいのことでもないと、自民党が危機的状況を脱するのも、なかなかに難しいのかもしれません。
いずれにせよ、先日の『改造するほど弱くなる…岸田「9月内閣改造」説が浮上』でも取り上げた「内閣改造」と、『自民党「お盆明けに岸田おろし」の流れは発生するのか』でも取り上げた「盆明け以降の岸田おろしの可能性」などには関心を払う価値がありそうです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
嘘でも国民ウケすることを発信できそうだけど、絶望的にセンスがない。こんな人達に国民のためになる政策なんて考えつくはずがないと思ってしまう。岸田さんはじめ自民党の一部の方々日本のために辞めて下さい。お願いします。
すいません書き忘れたので追加です。立憲、共産、社民は日本のために解散してください。
おはようございます。
議員様の海外視察も成果を出してくれればいいのです。
ただ、過去の海外視察の成果を国民が評価していない、だからの批判の嵐だと考えます。
東大卒の国会議員様がシュミレーションですか。
オホホですね。
コバホーク氏はよく勉強している。
それに引きかえ現任の高市氏は威勢がよいだけで何か実績の1つでもあるのか?推し一方で引くことを知らない危うさあるのみ。
NHKの内容に注文をつけても、総務相時代に改革などのそぶりさえ見せない,むしろNHK制度擁護者。
岸田政権内での内幕を勝手にばらし、ヒーロー気取り。何のことはない,防衛増税の議論を先送りしただけ。
高市氏が総理になれば日本に害悪しか持たらさないだろう。最も人望が無さすぎてその心配はない。
実は戦闘糧食マニアなのかも知れませんね、シュミレーション。
趣味レーション・・・。
私が聞いた話で極めて怪しい話ですが、ある年の「官房機密費」の使われ方。
第2位がその頃夜な夜な赤坂の料亭で開かれていた「会議」への出費。
これが第一位と思っていたので意外でした。
第一位は海外研修に行く議員への「餞別」。
新人議員へ選挙資金でも配っていたのでしょうか?
政党交付金など今とは仕組みの違う時代の話です。
細かいところで、
-当時中共に避難していたシアヌークに1500万円。
-上田哲にわざと負ける「麻雀代」
なんてのがありましたっけ。
それにしても元外交官が「シミュレーション」を「シュミレーション」ですか?
煩いメディアを黙らせるためのエサ金だとも聞いたことがあります。
出版型メディア・放送型メディアが衰退していくなかで、官房機密費を掴ませることの効き目が増したのか減ったのかは微妙なところです。別な使い道がきっとありそうな。
統一教会関連。
敗戦後の山口組と警察の関係と同じ。スパイ機関を失った日本が非合法活動の隠れ蓑としたのが日勝共と統一教会。KCIAの口車に乗って庇を貸した挙句、母屋(国会議員の金玉)を取られた。
細川隆一郎なんて人まで貰っていたとか?
なお私は彼女たちの研修目的が「観光」ではなく「餞別」にあったなどとは申しておりません。
念のため。
女性局のレポート、これで終わり?
何処かに「詳細はこちら→」の押ボタンが隠れているのでしょうか…..
https://women.jimin.jp/news/2023/206434.html
根本的な問題として、日本は法治国家なのに法が公平に適正に執行されているのか?という所だと思います。税金も同様です。
岸田首相周辺で起きている事は全てこれです。首相自身のタガが外れてるので、下の者はそれより酷くなる。こんなのは政治家の専門性とか政治力とか言う以前の、政治家の基本的な行動基準だと思います。
安倍首相という重石がなくなった今の岸田首相の姿が、彼本来の姿だと思います。
小林氏のような方もおりますし、自民には埋もれた人材がたくさんいるかと思います。議員には下剋上を期待しています。
シュミレーションとシミュレーションは、まだ許される錯誤。 (単なる思い違い)
訪問(ひとを訪ねる)と訪門(場所を訪ねる)は、許されぬ錯誤。(趣旨が全く違う)
今回の旅程プラン。彼女の ”趣味レーション” が存分に反映されたんでしょうね。
きっと・・。
官僚と懇意にしていることがステイタス?で、専門性が高い気になっているだけだったりして。
人脈が偏っているから、官僚の入れ知恵が、国益に反するポジショントークだと疑わないのかな。
岸田にしろ茂木にしろ松川にしろ、安倍一強時代を経て「選挙に落ちればタダの人」な仕事をしているって緊張感がないですね。
安倍晋三氏が旧統一教会との選挙時の協力関係に積極的になったのは野党落ちしてからだと認識しており、良くも悪くも選挙で勝つ事の意味を重く受け止めていたのだなぁと思います。
選挙とは岸田や茂木、松川みたいな寄生議員を振るい落とす為にあるのだから、しっかり機能して欲しいところ。
茂木敏充の地元である栃木5区は、前回の衆院選では茂木か共産党しか選択肢がありませんでした。当然、午後8時の投票締め切りと同時に茂木に当確が・・・。😭
いつもながら的確な記事で思わず頷きながら読んでしまいました。この点は鈴置氏の記事に近いですね(笑)
この点は松川議員、岸田首相だから岩盤保守層の怒りを買いこれだけ問題になっているのだという指摘はその通りだと思います。
私も長年自民に投票する恐らく岩盤支持にあたると思いますが、これがもし安倍、菅元総理の時代なら「脇が甘い議員もいるなぁ」くらいで流していたはずです。
これを増税、外交、失策を続けている岸田首相の時に起こると増税で国民に負担を強いるつもりでいながら党費を無駄遣いする前に自身も削れる所を削っては?という気持ちになります。
本音では維新なんかには投票したくないんですよ…
親ロシア、国益を韓国に売り渡してきた議員の息子もいますしね。
でも、そういう選択を取らざる得ないくらい「岸田首相の政策に賛成」と取られかねない自民への投票は嫌ということです。
>岸田首相の場合はおそらく、情報源は官僚(とくに財務省)や自身が所属する宏池会
安倍氏時代の首相会見は不人気政策の事情説明でも「今は仕方ねえか」と思わせるような、ネット世論の論点を踏まえていると感じることがあり、ある程度対話が成り立っていたと感じていました。情報源がネットかどうかはわかりませんが、世論のフィードバック回路は早く回転していたと思います。
現首相の場合は世論のフィードバックは新聞世論調査しかないんじゃないのと思うくらい的を外すし周回遅れです。しかも世論の反発があると認識したらベタ降りするだけ。
先頃も保険証廃止の5年延期を発表しましたが、返って支持率下がるなんてこともあるんじゃないですかね。
「対韓外交は国民に支持されている」と思っているに一票です。
自民党も腑抜けたものだなぁ。
ゆるキャラの集団みたいだ。
>あくまで報道ベースであり、真偽が確認できていない情報ですが、翔太郎氏を通じ、艦艇の機密情報が民間メディアの女性記者に「ダダ洩れ」になっていたという事件がその典型例です
これは明らかな誤変換と思いますが、官邸の機密情報くらいなら「タンタン狸の●●●●は風もないのにブーラブラ」というように、風など無くても「あっちへフラフラ、こっちへブラブラ」と揺れ動いていると思われ、そんな無意味な情報は漏れてもナンの支障も無く、むしろその情報を狙っている支那の目くらましに丁度良いのではないでしょうかね。
キシダくんはサミット後の支持率が上がったときに維新が準備不足であったことを利用して解散し強力な内閣を作れば良いのに、思考力も決断力も「カーゼもないのにブーラブラ」と言う状態ですから、ここぞと決めることができずに解散時期を逃していました。このようなお粗末総理が主体になって決める官邸情報など漏れてきてもまともに信用したら酷い目に遭うから、恐らく支那も官邸の機密情報など漏れてきても全く歯牙にも掛けていないのではないかと思いますが。
まして機密情報は青二才の首相令息から女性記者を介して漏れたとしても、その女性記者が首相の息子をハニートラップに掛けるほどの馬鹿とも思えないので、そんな情報が機密性を有するとは評価されないでしょう。
しかしこれが文字通り「艦艇情報」なら国家の一大事です。日本の潜水艦は世界一の技術だそうですからね。それ以外に護衛艦の技術もあるでしょう。現実には翔太郎氏が機密性の或る艦艇情報と判断する能力があるかどうかさえ、疑問に思いますが。もっともそのような実質的機密情報を息子が理解できるとも思えませんから、漏れたとしても完璧な内容の情報が漏れることはないでしょう。
このサイトに限らず、岸田氏、松川氏をはじめとして、現内閣、自民党を構成する問題議員について、ネット上でボロクソに叩かれています。一昔前、例えばリクルート事件なんかがあった頃だったら、こんなとき決まり文句として新聞、テレビに頻出したはずの言葉が「政治不信」。
気のせいかも知れませんが、今の風潮はちょっと違うように思うのですが、どうでしょう、
「こんな連中、次の選挙でお灸を据えてやる。」
そう思っているのは自分だけじゃないと確認でき、多くの人がそれで意を強くしているというのが、ネット時代となった今、ということではないでしょうか。
与野党を問わず、今の政治家の評価を巡る状況が,そんな方向に急速に動いていることを理解している人物は、未だ少数かも知れません。しかし今後選挙を経るごとに、イヤでも想い知らされることにますますなっていこうし、それが理解できない政治家は、急速に退場を余儀なくされて行く。そう期待して良いように思えます。
そのためには、ネット空間で戦わされる議論が、健全な形に維持されることが何より重要ですが、この点はそれこそ日本人の「民度」に関わっている。そしてそれは、ある程度良い方向に進んでいくのではないかと見通すのは、ちょっと考えが甘いでしょうか。
重箱のシュミを突くような趣味とは人が悪い(笑)
アキバハラがアキハバラになり
サンザカがサザンカになる
これも国語の乱れか時代の必然でしょうか
さて
ゼロガバナンスの称号を持つ正義の戦士ユルパンマンは
宿敵ゼイキンマンと和解し相思相愛の関係となり
コクゾウムシ浣腸、闇落ち政治家、既得権利権貪り団体など
闇のネットワークの存在を白日の下にさらけ出すべく
見上げたもんだよ屋根屋のフンドシな奮闘努力をしているところであります
この努力に感謝する一市民として
100歳の誕生日には前貼りか越中ふんどしをプレゼントしたいと考えております
立法権(=政治家)の弱さが、日本の民主主義の弱さだと思います。それが弱いから、頼りないから、無責任だから、行政権(=官僚)の力が、良くも悪くも強くなる。内閣人事局など作っても、結局は政治家の力が弱ければ有効に機能しない。官僚がお手盛りの体制を不必要に拡大・維持するのも当然の流れだと思います。その体制には行政法人や特殊法人、はたまたNHKも入ってくると思います。ではなぜ立法権(=政治家)が弱いのか?明治も末期になると世の中の仕組みが複雑になって行政にも大いに専門性が求められてくる。必然的に官僚の力が強くなる。因みに高級軍人も官僚の一種です。それで官僚から政治家もでてくる。宏池会など、その最たるものでしょう。でも官僚は自己の組織の利害にとらわれ、行政全般についての責任をとらない。あの太平洋戦争だって最後に始末をつけたのは昭和天皇でした。政治家は何をしていたのでしょう。そう、政治家が官僚に指示ができるだけの力、すなわち知識や見識が無かったのです。軍事知識だってそうです。因みにスターリンが権力を握れたのは、その知識や見識が高かったから。中央に集まる報告書や統計資料を読むのが三度の飯より好きで、非常な勉強家、事務屋だったからだそうです。政治家には、先ずは官僚に指示ができるだけの知識や見識が必要だと思います。権力争いはその次だと言いたい。国会議員には、多くの特権があります。その心は、゛広くデータを集めて、知識を得て、有効な政策に反映させてください。そのための特権は与えますし、調査費用は十分に支給します。” なのだと思う。そこを理解している議員がどれだけいるのか?私は、それを理解し政治家としての、゛仕事” をする政治家には、相応の議員特権を与えることに躊躇したくない。例えば民主党の松原さんや自民党の西田さん、青山さんのような議員である。一方、こんな松川さんのような議員は、どんどん排除しなくてはならない。行政権が腐る。このジャッジは国民の義務である。私は、「腐っても、それでもマシな自民党だから入れる・・」そんな風になる選挙制度は問題だと思う。比例代表制など納得できない。選挙の中には、不要な議員を落とす役割もあると思う。つまりは選挙は政治家単位で選ばれなければならない。それと、理想を掲げても、大きなバックを持たない新人に何ができる・・みたいな考え方も問題です。ある意味、新人はスタートアップ企業と同じです。嘘つきなら次には落とす。でも立派な政策や考えを掲げる人には、バックの力など無視し、可能性を信じて託してみる。そういう選挙行動がとれない限り、現状の打破はいつまでたってもおぼつかない。安倍首相を殺害した犯人だって政治に求める切実な思いがあったはずです。政治家になってそんな問題と取り組みたい・・そんな人が出てくるような世の中にならなければならないと思います。この時世、ネットの力など最大限に生かせる選挙制度も導入すべきです。こんな自分でも、きちんと政策理念を掲げ、真摯に訴えれば、政治団体なんかのバックが無くとも政治家になれる!そして、政治家としての仕事が評価されれば、支持者が増えて政治家として成功する!・・そんな政治ができるように世の中を変えていかなければならないと思います。
自民党が弛んでいるのは、空想的平和主義とスキャンダル追及しか能がない野党の責任です。
役人も自民党が緩んでいるのは歓迎していると思います。
意のままに操れますので。
保守2党体制で、まともな政策論争が出来る環境が一日も早く来ることを期待しています。
誰がどう見ても、「フランスに観光に行った」みたいな松川議員みたいな人を許してはなりませんが、個人的には政治家の皆さんには海外にどんどん行ってほしいですね。
幕末ごろくらいから頭のいいサムライは国際情勢の変化をかぎ取って、オランダ語から英語に切り替えて勉強したり、さらにはロシア語や満州語(中国の清朝)にすら手を伸ばして勉強したりしています。
もともとそういう国であった日本を俯瞰してみると、今は外国語を勉強しない議員さんもいるし、ほんと、アメリカで演説した故・安倍氏が最後の「サムライ」です。マイナンバー問題がいろいろ起こったことについてについて、「日本はIT化が遅れている」とおっしゃっていた岸田さんはここだけは評価できます、日本は確実にこの20数年で後進国化・「劣化」してきています、まだ気が付いていない人がいるのが驚きですが。
8月10日「匿名より」を名乗る男性とおぼしき人物と数回に渡り、互いの意見を交換した。不愉快なやり取りが続き最後には「クレイマー」呼ばわりされ、話しは物別れに終わった。しかし、翌日「匿名より」を名乗る人から張り付けをついた、丁寧な返信を頂戴した。彼はおれに返信するのは、初めてだという。しかし、おれは前日の「クレイマー」よばわりがゆるせず「おれはあなたからクレーマー呼ばわりされてんだ!今後はおれに絡まないでくれ!不愉快だ!」と返信した。しかし更に丁寧な説明があり、名前の欄をうめないと「匿名」になるむね、説明をうけた。別人だという。ま、オレも悪いがシステムも悪い。別人の「匿名より」さんには、もうしわけないことをした。ごめんなさい。また、きかいがあればいろいろおしえてください。HMに触発されて、ここにコメントをいれさせて、貰いました。ありがとうございました。
HMじゃなくてHNのまちがいです。うち間違えた!
新宿会計士様のおっしゃる通りです、度重なる対韓融和、海外バラマキ、実質増税、極め付きはLGBT法案強行成立、それらの悪政で完全に岩盤保守層の多くが岸田政権の敵に回りました。
それも自主的に決めたらなまだしも、バイデン民主党&エマニュエル総督の言いなりによるもの、日本人の自尊心をズタズタにしたことも岸田憎しの感情に火をつけたと思います。
Youtubeでも、従来は自民党政権がマスメディアが叩かれていた際に応援をしていた人たちが、むしろマスメディア以上に叩いており、逆にマスメディアが岸田内閣を応援しているかのような傾向さえあります。
私も完全に自民を見限りましたので、今後自民党を応援することは二度とないでしょう、怒りが冷めやりません。安倍さんが天国から復活してくれれば再応援するかとは思いますが。。
安倍晋三の暗殺は我が国の黒歴史にしかならない。しごとはしっかりしていた。嫁の家庭内野党や籠池問題などマスコミ報道や野党の批判一本槍はあったけど、仕事に関しては追随をゆるさなかった。岸田現総理とは雲泥の差だ。あべさん、、、もう一期か二期は総理を務めて欲しかった。おれも自民党にはいれない。
たろうちゃん様
安倍さんは本当に素晴らしかったですね、戦後の首相では角栄さんと並んで自主独立を目指す国士でした。
二人とも非業の死を迎えたのは単なる偶然でしょうか?
私が自民を完全に見限ったのはLGBT法案の成立に係る議員連中の姿勢を受け入れることができなかったからです。
私自身はLGBTの当事者に対する差別意識はありませんし、国会や国民の間で議論が尽くされ、結果LGBT法案が成立となっていたならば、その結果を受け入れたでしょう。
ところが、バイデン大統領&エマニュエル総督に要請(恫喝)されたからといって、党内の議論も尽くさず、国民に中身の説明もせず、日本の文化伝統&社会&天皇制に与える影響も考えず、ペコペコと揉み手をしながら、党議拘束までかけて瞬時に成立させた岸田木原さん。
それに対して身の保身の立場から岸田さんにもエマニュエル総督にも異議を申し立てない(5人を除く)情けない議員連中。
こんな売国奴連中に日本を任せることはできません。
共産や立憲等の議員のようにLGBT法案にそもそも賛成している議員達の行為の方がはるかに筋が通っています。
百田さんが言うように、従来自民の議員は70%が腐りきっていると思っていましたが、LGBT法案成立で95%が腐りきっていたことがよく解りました。
今後は百田新党を応援していきたいと思います。