予想される「日韓スワップは日本にもメリット」の詭弁
月曜日になりました。財務省国際局地域協力課(電話番号03-3581-4111内線5669/5891)の営業が始まりますので、これにあわせて財務省国際局地域協力課(電話番号03-3581-4111内線5669/5891)が先週金曜日に発表した日韓通貨スワップ再開に関し、これから想定される「詭弁集」を作っておきます。この「詭弁集」は、「日韓通貨スワップは日本にもメリットがある」と述べるための屁理屈、というわけです。
(呪)日韓通貨スワップ、再開!
先週の『日韓スワップ、約9年ぶりに再開』で「速報」的にお伝えしたとおり、日本政府は韓国との間で約9年ぶりに通貨スワップ協定を再開したと発表しました。本稿はそれをお祝いする、一種の記念稿のようなものです。
この通貨スワップ協定は、今年6月の日韓財務対話で日本の鈴木俊一財相が韓国側の担当閣僚との間で再開に合意していたものであり、財務省国際局地域協力課(電話番号03-3581-4111内線5669/5891)の発表によると期間は3年、金額上限は100億ドル、などとされています。
日=韓国間の第3次二国間通貨スワップ取極を締結しました(令和5年12月1日)
―――2023/12/01付 財務省HPより
なお、日韓通貨スワップ再開に関する発表は、日銀からも出ています。
日・韓国間の第3次二国間通貨スワップ取極の締結【※PDF】
―――2023/12/01付 日本銀行HPより
事実関係の再確認
財務省と日銀の役割の違い=通貨スワップvs為替スワップ
両者はほぼ同じ内容ですが、財務省と日銀がそろって同じような声明を発表するのには、理由があります。
じつは、日本が外国と締結しているスワップは、「通貨当局間の外貨交換を目的としたスワップ」(いわゆる通貨スワップ Bilateral Currency Swap Agreement)と、「相手国金融市場への外貨流動性供給を目的としたスワップ」(いわゆる為替スワップ Bilateral Foreign Exchange Swap Agreement)があります。
- 通貨スワップ…通貨当局同士の外貨交換を目的としたスワップ
- 為替スワップ…相手国金融市場に外貨流動性を供給することを目的としたスワップ
この両者は一見似ていますが、まったくの別物です。
そして、日本の場合は通貨スワップについては基本的に財務省が管轄し、為替スワップについては基本的に日銀が管轄しています。その理由はおそらく、通貨スワップについては日本国政府が「外為特会」勘定で保有している外貨(おもに米ドル資金)を、為替スワップについては日本円を、相手国に提供するものだからでしょう。
- 通貨スワップ…日本が相手国に米ドルを提供する協定が多い
- 為替スワップ…日本が相手国に提供するのは日本円に限られる
為替スワップはすべて円建て
たとえば日本が外国と締結している為替スワップは、現時点ですべて、日本から提供する資金は円建て、相手国から提供を受ける資金は相手国通貨建てです(図表1)。
図表1 日本が外国と締結している為替スワップ(2023年12月1日時点)
締結相手(締結日) | 円資金 | 相手国資金 |
米FRB(2013.10.31) | 無制限 | 米ドル無制限 |
欧州中央銀行(2013.10.31) | 無制限 | ユーロ無制限 |
イングランド銀行(2013.10.31) | 無制限 | 英ポンド無制限 |
カナダ銀行(2013.10.31) | 無制限 | 加ドル無制限 |
スイス国民銀行(2013.10.31) | 無制限 | スイスフラン無制限 |
中国人民銀行(2021.10.25) | 2.3兆円 | 2000億人民元 |
豪州準備銀行(2022.3.17) | 1.6兆円 | 200億豪ドル |
シンガポール通貨庁(2022.11.29) | 1.1兆円 | 150億星ドル |
タイ中央銀行(2023.3.30) | 0.8兆円 | 2400億バーツ |
(【出所】日銀『海外中銀との協力』ページのプレス・リリースを参考に現時点で有効と思われるもののみを抽出)
通貨スワップは(円建てもあるが)基本ドル建て
一方、これに対し、通貨スワップについてはもともと、アジア通貨危機における外貨流動性不足に対する反省を踏まえた「チェンマイ・イニシアティブ」と呼ばれる協力枠組が土台となっているという事情もあるのか、基本的には相手国に日本政府が保有する米ドルを提供する、というパターンが多いです。
ただし、最近の傾向としては、通貨スワップであるにも関わらず、相手国が要請するときには、米ドルだけでなく日本円を提供することも可能である、というパターンも見られます。日本が外国に提供するスワップのうち、インドと韓国の両国以外に対するものは、いずれも日本円での提供が可能です(図表2)。
図表2 日本がアジア諸国と締結している二国間通貨スワップ協定(2023年12月1日時点)
相手国と締結日 | 相手国の引出限度額 | 相手国の引出条件と通貨 |
インドネシア(2021.10.14) | 227.6億ドル | 片方向/米ドル・日本円 |
フィリピン(2022.1.1) | 120億ドル | 双方向/米ドル・日本円 |
シンガポール(2021.5.21) | 30億ドル | 双方向/米ドル・日本円 |
タイ(2021.7.23) | 30億ドル | 双方向/米ドル・日本円 |
マレーシア(2023.9.18) | 30億ドル | 双方向/米ドル・日本円 |
インド(2022.2.28) | 750億ドル | 双方向/米ドル |
韓国(2023.12.1) | 100億ドル | 双方向/米ドル |
合計 | 1287.6億ドル |
(【出所】財務省『アジア諸国との二国間通貨スワップ取極』をもとに作成)
図表2に列挙したスワップについては、基本的にインドネシアとのものを除いてすべて「双方向」ですが、アジア通貨危機の経験などを踏まえるならば、基本的には日本が相手国にドル資金(か円資金)を貸与する当前提であると考えられ、日本が相手国からドル資金を借り受けるということは想定できません。
私たちの貴重な外貨を浪費…いわゆる「山崎理論」とは?
いずれにせよ、外貨準備は私たち日本国民の負担で蓄えた貴重な財源であることは間違いなく、わが国の領土を不法占拠し、国際法違反の判決を乱発し、ウソをついて約束を破るような相手国に提供することの合理性について、財務省と鈴木俊一財相、岸田文雄首相は日本国民に真摯に説明する義務があります。
ただ、本稿では少しだけ趣向を変えて、「今回の日韓通貨スワップは日本にメリットをもたらす」という立場から、ちょっといろいろと屁理屈を捏(こ)ねてみたいと思います。あるいはおそらくこれから出現するであろう、「日韓通貨スワップは日本にとっても有益な協定だ」、などとする詭弁を予想しておく、といえば良いでしょうか。
まず、真っ先に考えられるのは、こんな理屈です(いわゆる「山崎理論」)。
いわゆる山崎理論
- 日韓通貨スワップは為替市場を含を含めた金融市場を安定させる効果があるため、韓国だけでなく日本にもメリットがある。日本企業は貿易や投資を通じて韓国と深くかかわっており、日本企業も多数、韓国に進出して活動しているからだ
- こうした状況で、日韓通貨スワップの締結を通じてウォンという通貨の価値を安定させることができれば、韓国のみならず、日本、ひいては東アジア全体の経済、金融を安定させることにつながる
この言い分は、2014年4月16日に当時の衆議院予算委員会で行われた質疑で、当時の「日本維新の会」所属の衆議院議員だった三木圭恵(みき・けえ)氏の質問に対し、山崎達雄・財務省国際局長(※当時)が答えた内容をベースにしたものです。これが当ウェブサイトの用語でいう「山崎理論」です。
これについてのやりとりに関する原文については、当ウェブサイトでは2020年3月26日付『【資料】2014年4月16日の日韓スワップの議事録』でまとめていますので、よろしければご参照ください。
日韓通貨スワップの真相
過去にスワップで危機を乗り切ってきた韓国
というわけで、以下の議論ではこの「山崎理論」について、改めてきちんと振り返っておきましょう。
そもそも韓国が日本との通貨スワップを必要としている理由は、韓国が常に外貨(とくに米ドル)を必要としているにも関わらず、韓国企業は短期的な資金調達に依存しており、かつ、国際的で大規模な銀行も存在しないことにあります。
このため、国際的な金融危機などが生じれば、国全体としての資金繰りが不安定化しやすく、実際、過去には1997年のアジア通貨危機、2008年のグローバル金融危機、2011年の欧州債務危機、2020年のコロナ危機などで、韓国における外貨資金調達コストなどが上昇したということがありました。
実際、97年の危機では韓国は国際通貨基金(IMF)の支援を受けてしまいましたが、2008年のときには日米が提供したスワップにより、また、11年のときには当時の野田佳彦首相が提供した「700億ドル野田スワップ」により、韓国は危機を免れています。
また、2020年のコロナ禍では、韓国国内では日韓通貨スワップへの待望論が強まりましたが、結局、日本は通貨スワップの締結に応じず、同年3月19日に米FRBが韓国銀行を含む世界の9つの中央銀行・通貨当局と締結した為替スワップ(※通貨スワップではない!)で難を逃れたのです。
このように考えると、日本が韓国に通貨スワップというバックアップラインを提供しているという事実は、「韓国の脆弱な資金繰りを日本がバックアップしているぞ」、という強いメッセージを国際社会に与えるものでもあり、韓国にとっては間違いなくメリットがあります。
実際、野田スワップの提供があったためか、2011年から12年にかけて、韓国ウォンは安定し、韓国で通貨危機らしい通貨危機は生じませんでした。
したがって、日韓通貨スワップが韓国ウォンの価値を安定させる効果をもたらしている可能性は、非常に高いと考えておいて良いでしょう。
スワップがウォンの価値安定に寄与したことは間違いない
ただ、ここで重要なのは、韓国ウォンの価値が安定することで、日本にとってはどんなメリットがあるか、という視点でしょう。三木氏の質問に対する麻生太郎総理大臣(※当時は副総理兼財相)は、日韓通貨スワップを含めたスワップ協定について、次のような意義を強調しています。
- 「日本と貿易や投資の関係が深い地域の経済に貢献するという観点からは、為替市場を含めた金融市場の安定の意義は非常に大きい」。
- 「日本が2013年以降、インド、インドネシア、フィリピンなどのアジアの諸国とスワップの拡大に努めている理由は、経済的な関係の深い国との金融協力を通じ、日本の成長戦略の重要な柱であるアジアの成長を取り込んでいくという狙いもある」。
- 「通貨スワップには片務的な慈善支援として行っているものであるというだけでなく、新興市場諸国が確実に成長していくことで日本の国益につながるという側面があることは間違いない」。
これは、一般論としてはまったくそのとおりでしょう。
先ほどの「山崎理論」とあわせて考えるならば、韓国に対するスワップは、韓国ウォンを安定させるという効果をもたらすとともに、日本にとっても韓国との関係改善を通じ、韓国の経済発展が日本の国益にもつながるという期待があることは間違いありません。
だからこそ、「実際のところ、過去に存在した日韓通貨スワップが、日本にメリットをもたらしたのか」という視点は、なにより重要なのです。
これについてどう考えるべきでしょうか。
「日本にとっての狙い」は発揮されたのか?
結論からいえば、日韓関係は、そうした期待が裏切られ続けてきた歴史でもあります。
たとえば、日韓通貨スワップが存在すれば、ウォンの為替相場が安定するという効果が期待されることは間違いないのですが、韓国の非常に良くないところは、それを悪用し、為替相場を操作することにあります。
そもそも韓国の産業は徹底して日本をベンチマーキングしてきました。
現在でも日韓貿易は、韓国が日本から中間素材・生産財などを購入し、自国内で加工して海外に輸出するというビジネスモデルを採用しており、そのための資金は米国や英国の大規模銀行などから調達する、という構造を取っています。
したがって、「円に対しウォン安」、「ドルに対しウォン高」、というのが、韓国経済にとっては最も居心地が良い為替相場であろうと考えられます。
これに対し、現在のようにドルに対するウォン安が行き過ぎれば通貨危機につながりかねませんし、円に対するウォン高が行き過ぎれば韓国企業の輸出競争力が大いに阻害されてしまうことになります。
もしも日韓通貨スワップが存在していなかったと仮定すれば、韓国銀行がこの「理想的な為替相場」を実現するために、神経を打ち砕くことになります。為替介入をやり過ぎれば(たとえばウォン高を是正するためのウォン売りをやり過ぎれば)、たちまち通貨危機に陥る(かもしれない)からです。
もし韓国のウォン安が行き過ぎれば、米ドルなどの外貨でおカネを借りている「コーポレート・サウス・コリア」にとっては、財務内容が極端に悪化する原因になりかねず、短期資金調達の更新(ロール)もできなくなり、あっけなく「第二次IMF」状態になりかねません。
しかし、日韓通貨スワップが存在することで、通貨当局としては、多少は大っぴらにウォン売りを仕掛けたとしても、ウォンが暴落する懸念が減少します。
なんのことはありません。
日韓通貨スワップは「為替相場の安定を」もたらすそような代物ではなく、むしろ韓国銀行の為替操作を通じて、「日本企業にとって不利な為替相場」を実現させてしまう、日本にとっては「自分で自分のクビを絞めるツール」なのです。
日本の半導体産業を潰したのが、まさに通貨スワップを含めた日本の財務省の韓国に対する融和姿勢にもあった(『日韓通貨スワップこそ、日本の半導体産業を潰した犯人』参照)という失敗から、岸田文雄首相や鈴木俊一財相を筆頭とする日本の政治家どもは、どうして学ぶことができないのでしょうか。
日韓間の金融面のつながりは薄い
なお、山崎理論の「間違い」をもうひとつ指摘しておくならば、現実問題として「多数の日本企業が韓国に進出している」という部分でしょう。
日韓間の「ヒト、モノ、カネ」に関するかかわりを一覧にすると、図表3のとおりです。
図表3 ヒト、モノ、カネの流れで見た日韓関係
比較項目 | 具体的な数値 | 全体の割合 |
訪日韓国人(2023年1月~10月) | 5,525,898人 | 訪日外国人全体(19,891,080人)の27.78% |
韓国在住日本人(2022年10月) | 41,717人 | 在外日本人全体(1,308,515人)の3.19% |
日本在住韓国人(2022年12月) | 411,312人 | 在留外国人全体(3,075,213人)の13.38% |
対韓輸出額(2023年1月~10月) | 5兆4290億円 | 日本の輸出額全体(82兆4188億円)の6.59% |
対韓輸入額(2023年1月~10月) | 3兆5471億円 | 日本の輸入額全体(90兆9858億円)の3.90% |
対韓貿易額(2023年1月~10月) | 8兆9761億円 | 日本の貿易額全体(173兆4046億円)の5.18% |
邦銀の対韓国際与信(2023年6月) | 457億ドル | 邦銀の対外与信総額(4兆6459億ドル)の0.98% |
韓国の銀行の対日国際与信(2023年6月) | データなし | 日本が外国金融機関から借りている金額は1兆1963億ドル |
日本企業の対韓直接投資残高(2022年12月) | 416億ドル | 日本の対外直接投資全体(2兆0792億ドル)の2.00% |
韓国企業の対日直接投資残高(2022年12月) | 77億ドル | 日本の対内直接投資全体(3494億ドル)の2.22% |
(【出所】日本政府観光局、外務省、法務省、財務省税関、国際決済銀行、JETROデータをもとに作成)
これによると、日本を訪れる韓国人は非常に多く、今年10月までの累計ですでに553万人と、訪日外国人全体(1989万人)の27.78%を占めています。また、日韓の貿易高は10月までの累計で8兆9761億円(うち輸出が5兆4290億円、輸入が3兆5471億円)に達しています。
ただ、これはどちらかといえば「韓国が積極的に日本とのかかわりを増やそうとしている」という証拠であり、実際、日本から韓国への輸出品目は、半導体製造装置や半導体等電子部品、科学光学機器、有機化合物、鉄鋼など、「モノを作るためのモノ」が中心です。
これに対し、日本から韓国に対し積極的に関わろうとしていないという証拠は、たとえば日本の金融機関の対韓与信総額が457億ドルで、これは邦銀の対外与信総額(4兆6459億ドル)のたった0.98%に過ぎないことなどからも明らかでしょう。
日本の金融機関にとっては、これまで日本の当局が通貨スワップも結んでおらず、国際法違反の判決が次々と下りるなど初歩的な法治国家としての体裁にも疑問が生じるような状況だったことで、韓国向けの与信を伸ばしづらい、といった状況にあったことは間違いありません。
ほかにもどんな「詭弁」があり得るのか
ちなみに、この「山崎理論」ほどではありませんが、日韓通貨スワップが「日本にとってもメリットがある」、あるいは「日本にとって無害である」、などとする主張には、ほかにも「派生形」があり得ます。
たとえばこんな具合です。
- 日韓通貨スワップは日本円の地位向上を通じ、「円の国際化」という日本政府の政策目標の実現にも寄与する
- 今回の通貨スワップの規模はたかだか100億円であり、「実効性がある」というよりは「日韓関係改善」という象徴的なものに留まる
どちらも詭弁です。
図表2を読み返していただければわかりますが、そもそも日本が韓国に提供した100億ドルスワップは、かつて存在した「円建てのスワップ」ではありません。あくまでも「米ドル建てのスワップ」です。
日本側が日本円で提供するわけでもないくせに、なぜそれが「日本円の地位向上」や「円の国際化」に資するというのでしょうか。
また、野田佳彦スワップの例にもあるとおり、いったんスワップ契約を開いてしまえば、緊急時にその額を100億ドルから(韓国からいわれるがままに)500億ドル、1000億ドルなどと増額することだってあり得るでしょう。なにより、今回のスワップは「いざというときに日本が韓国を助けます」というメッセージです。
したがって、「今回のスワップはたかだか100億ドルだから実効性はない」、とする見解は、大きな間違いです。
補論:賢く使えば、あるいは…
カネの力で相手を支配…できますかね、日本に?
なお、以上の議論より、日韓通貨スワップが日本にとって「百害あって一利なし」、「現在の日韓関係の構造に照らし、それを正当化できる状況にはない」、といった点についてはだいたいおわかりいただけるかと思います。
ただ、「敢えて」金融の世界から見て日韓通貨スワップにメリットがある、という点については、いちおう、指摘しておきます。
それは、「カネの力を通じて相手国を支配すること」、です。
日韓通貨スワップが韓国にとって非常に重要な協定であるという事実を韓国側がきちんと理解していれば、そして日本政府の側も「カネの力を通じて相手国を言いなりにできる」ということを理解し、それをうまく「悪用」できれば、日本が韓国を金融的に支配してしまう、ということができなくはありません。
実際、今回のスワップも満期までの期間は3年、つまり2026年11月30日までですが、その時点で尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領にとっての残り任期はちょうど半年です。
もしも尹錫悦氏がかつての李明博(り・めいはく)元大統領のように、政権末期で反日に転じたら、容赦なく日韓通貨スワップを打ち切れば良い話ですし、もっといえば、次回の更新は「3年」ではなく、「半年」とすべきでしょう。次に反日的な政権が誕生した際にスワップを打ち切れる準備をするのです。
そのうえで、日本の通貨当局が米国と共同し、韓国に対し「為替介入をやるな」と強い圧力を加え、為替介入の兆候が見られたらスワップ打ち切りをチラつかせる、といったことができれば、なお理想的です。
ただし、こうした「カネによる相手国の支配」というメリットを生かすためには、「日本の通貨当局が賢い」、という前提条件が必要ですが、残念ながらこの前提条件自体が日本の場合、成り立っているかどうかはよくわかりません。
お問い合わせは紳士的に、ね!
なお、以上の推論はあくまでも当ウェブサイトの独自のものであり、日本の財務省の公式見解ではありません。
「なぜ日韓通貨スワップを復活させたのか」という点について、本当に理由が知りたいという方、あるいは「意見がある」という方は、ご地元の自民党支部、もしくは財務省国際局地域協力課(電話番号03-3581-4111内線5669/5891)あたりまで、直接に問い合わせをしてください。
※上記電話番号は財務省の報道発表に掲載されていたものですので、当ウェブサイトでも遠慮なく転載させていただいております。
また、報道発表のタイミングが金曜日だったというのは、この「お問い合わせ電話」が殺到するのを避けるという狙いもあったのかもしれませんので、当ウェブサイトとしては親切心で、先週末の報道発表を忘れさせないために、この連絡先を再掲してあげるものです。
なお、財務省国際局地域協力課(電話番号03-3581-4111内線5669/5891)などにお問い合わせの際は、可能な限り感情的にならず、理性的かつ紳士的にお願い申し上げます。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
日韓ハイレベル経済協議も再開するらしいですよ。
なんにも反省しない奴らに 岸田は プレゼントばっかり。
日本の未来を売り飛ばしている。
安部、菅の業績を 一瞬にしてつぶした。
おかしな約束を増やさないうち もう交代でいいのでは。
甘い政権のうちに、漁業協定、TPP加盟、第七鉱区共同開発とすりよってくること確実。
取るもん取ったら 支持率目当てに反日に 舵を取るんだろ。
野田スワップが どれだけ日本の発展を阻害したか 学習していないのが残念。
日本を安売りする首相は かわったほうがいい。
>日本を安売りする首相は かわったほうがいい。
反日国家に対するバーゲンセールですね。
日本は代わりに何を得るのでしょう?
日本は、代わりに何を得る?
で…、もう、回答出てるんじゃな!
反日De、仇をカエサレ、
韓国が仕出かした輸出入管理の件は、全て日本のセイになり、
今、日本が、必死こいて実行中の
台湾TSMC 日本工場と
日本の最先端の半導体を担うラピダスは、
潰されるか、乗っ取られる。
さらに、電力とエネルギー、素材等のサプライチェーンは、タダ乗りされ、負債やリスクを押し付けられる。
で。日本は、国家滅亡クラスの大大損害ジャワ〜。
戦後の混乱期にGHQすら手を焼くならず者集団として日本全国で暴れ回った朝鮮人韓国人達が、
朝鮮戦争時には日本に不法渡航(国際的には正式に独立していないので不法入国ではない)して難民化し、
助けても恩を感じるどころか「鬼畜日帝によって日本に強制連行された被害者とその子孫」を自称して被害者コスプレ詐欺をしまくっている事を考えると、
難民化した朝鮮人韓国人を日本に二度と来させないというメリットはあるかもですね。
民度の違い等を考えると、来た連中によって欧州社会での難民問題が日本でも起きる事が予想されますし、しかも韓国では義務教育で対日レイシズムを全国民に仕込んでますし。
毎度、ばかばかしいお話しを。
岸田総理:「日韓通貨スワップを結べば、親韓派の先輩がよろこんで、政権の延命になる」
嫌韓派の先輩に怒られることを考えていないのでしょうか。
本文の考察を踏まえてなお、唯一の日本のメリットを挙げるとすれば、次裏切った時こそ、いよいよ日韓関係の破綻が現実味を増す。ということでしょう。国民の十分のコンセンサスもなしに岸田政権が強引に通した対韓譲歩は結果的に親韓派を針の筵へ追いやることになります。そして少し前まではネトウヨの妄言とされてきた「日韓断交」が表立って叫ばれることになるのです。
イヤァ~残念ながら延々繰り返すダケの気がシマスわ
少なくとも自公政権の間は
仮に “振り子がフレて” 岸田の次が普通の政権だったとしてもソノ次でまた半島アマアマ政権になるっしょ
少なくとも自民党公明党連立政権の間は()
『次裏切った時こそ』ワレナベトジブタカポーの繰り返される会話の切り取りミタイっス
仮に立憲民主政権だったら繰り返すだけでは済まないでしょうな。
過ぎ去った過去としてミレバ(実害多数あったモノノ)「悪夢の民主党政権」デシタが、と今云えまするガ、コノ先もし「立憲民主党政権」トナレバさながら『地獄の立憲民主党政権』トナルコトでせう…
デアレバコソ国民の選択から『非自民政権』は生まれ得ず、ソシテ自民は公明を切れず特亜ニ激甘政権を定期的に繰り返す…鬱ダ
単純な繰り返しにはなってません。韓国の要求はエスカレートするし、日本の世論の理解も得られなくなります。昔は日韓請求権協定で解決済みとしていた募集工(所謂徴用工)を蒸し返してきましたし、今回は日本が譲歩したとはいえ基金にお金は出していません。韓国の要求は今後日韓併合時代のすべての清算を要求するものになることが予想され、天皇の謝罪訪韓、竹島の放棄、対馬割譲まで求められたら、流石に応じられる日本の政治家は居なくなるでしょう。
まー諸行無常っスから、永劫同一マッタク同じはナイっショ
コシカタユクヘ海千山千の自民党政治屋サン達は都度「選挙に負けない」タメに “選挙民のレッドライン” を概掴してヤッテ来たコトを繰り返すダケなんちゃいます?
オマケに諸行無常っスから、ワレナベトジブタカポーにもハジマリが在ればオワリも在るワケで、片方がツブレるかヲーターするかでもすりゃ解散っスわ
続けたい側なら尚更クラッシュやヲーターを呼び込むレベルのエスカレーションには至らんショ
加減違えたらオワルだけ、先方が「過ぎたるは及ばざるが如し」を解さないでくれればソノ分早く縁切り出来るデス
外交イシューが政権交代マターになった!ってホド日本国民は国政に関心持ってナイ(コレカラ持タナイトハ云ッテナイ)し
“保守” 層から視て「国賊レベルの国益毀損」事例間に『踏み込み度合い』の違いが有ってもソレはトキの政治屋が読んだレッドラインの位置の違いに過ぎンすヨ
トキの政権の「対韓姿勢」「対韓施策」が “イシュー” から “マター” 通り越して “プロブレム” に成るマデまだまだかかりそうっスし、ソウさせない様に半島方もいろんなチャンネルで接近浸透謀ってはるし(古くは勝共連合用いた政治接近策から近くはオールドメディア用いた文化浸透策ナド?)
自公政権続く限り『波の大小』は有っても特亜激甘に振れた政権は出て来るし国益毀損も続けるぅぅ鬱…
(外KANユーチ立憲共産党は問題外)
ま、イロイロ節目のせんべいが今後どうなるか次第でもありますが…
ドーナルニセヨ現役議員が総入れ替り3回転くらいの時間は要りソウ…
「貸してもらった」ではなく「借りてやった」と考える人たち。
債権者が頭を下げてこそ、債務返済が遂行される韓国社会。
正直なところ、質草(担保)なしでは相手にできないですね。
さらに、通貨スワップは建付けが ”対等” であることがタチの悪さですね。
彼らは、日本に対し引け目を感じることも、恩を感じることもないのです。
・・・・・
(日本側に求められる強い気概)
韓国:貸してもらって「恩に着る」ね。(口先)
日本:返さないと「ウォンにKILL」ね。(気概)
・・。
日韓通貨スワップで頭にくる事は、日本側がこの政策を行っても韓国政府及び韓国民ははたして感謝しているだろうかという事です。
「日本は韓国を助けて当然」というか助けてもらっているという感覚すら持っていないかも知れません。
何の見返り(政治的な駆け引き)も無く、この様な愚策をする日本政府、岸田首相はよく考えて下さい。
> 助けてもらっているという感覚すら持っていないかも知れません。
はい。韓国では感謝するどころか「何で韓国が借金大国の日本をスワップで助けてやるのか!」って逆に日韓スワップに反対している人もいるそうですよ。
本当に救われないです。ヤレヤレ
スワップ締結の交換条件として、ソウル及び釜山の慰安婦像撤去くらい約束させれば、内閣支持率も少しはUPしたかも。
知らんけど。
スワップなんだから韓国が引き出したら日本も即座に引き出す。
こうすれば韓国側に何のメリットもないはず。
韓国に、恩を与えてはいけません。
なぜなら韓国においては、恩を受けた相手から一生マウントを取られることがないように、即座に殴りかからないといけないからです。それができないチキンだと、一生相手の奴隷になります。
などと、知ったかしてみましたが、過去日本が韓国にされてきた仕打ちから、だいたいあってるよね?
>>「カネの力を通じて相手国を言いなりにできる」
日本の発言力が増すわけで、結構有るんじゃ無いですかね?
増税も同じ思考回路だと思うよ。
«カネの力で、相手国を支配・言いなりに…。
中露みたいな武力と武力行使の実績、及び、憲法・各諸法律規程と、実際に行動出来る体制、
その全てがセットで存在し無い限り、
カネでの実効力おる支配とやらは、未来永劫無理ジャロウて…。
韓国「スワップの恩はちゃんと仇で返すニダ」
本気でこんなこと思ってそう。
国益を損なうことはかりする財務省出身のキシダ。もうそろそろやめる潮時だろうと思うが。
各種報道によれば、日本は国の借金が1000兆円、GDPの2倍を超える世界最悪の状況であり、財政破綻に瀕しています。また、円も下落が続いており「円より弱い通貨は3つ(ロシアルーブル、トルコリラ、アルゼンチンペソ)しかない」世界最弱通貨と化し、紙屑目前です。
賃金が上がらない中、円安の影響で物価は高騰し、国民は困窮する一方。
更に近隣諸国(中国、ロシア、北朝鮮)の理解を得ぬまま強行した福島原発「汚染水」の海洋放出により、国際的にも孤立を深めています。
このような状況で、G8の一角であり、日本よりはるかに健全な財政と安定した通貨を持つ韓国との通貨スワップ締結は、正に干天の慈雨と言うべきものではないでしょうか。
>日韓スワップは日本にもメリット
興味深い内容です。
浮かんだのはレーニンだったと思いますが
『愚かな資本家は自らの首をつる縄すら売る』
後は名前を忘れましたがイスラエル建国の立役者が日露戦争で捕虜になって日本人の庶民から
『国の為に死ねる事は喜びだ』
という言葉を聞いて衝撃を受けたという故事です。
つまり愚かな日本人は自らを吊る縄を差し出して序列的下位の愚かモノらしく世界中から侮蔑と唾棄を受けながら『韓国の為に死ねる』と言う『最大の喜び』が有ると思います。
岸田文雄しか頭にできない無能国家の国民としてはまあ『妥当極まりない』運命とも思えます。
因果応報。岸田文雄の愚かな行為には主権者たる日本国民がそれに応じた罰を受けて当然でしょう。
>どちらも詭弁です。
こんな表現を使える場面なんて、そうそうないです。
財務省界隈の厚顔さの故でしょうかねぇ。
今回オールドメディアは日韓スワップに関してなるべく「アリバイ報道」だけで
済ませている感がありますね。世論の大ブーイングを食らう事は
ちゃんと理解しているが、絶対に批判する訳にはいかないので、
「はい報道しましたよ。”報道しない自由”使ってないでしょ?はい終わり」
で済ませている印象です。それともこれから報道が増えるのかな?
>「日韓スワップは日本にもメリット」
「日本に『も』」、ではなく、「日本に」でだけでよい。
何で、他国のメリットが第一で、自国のメリットが、付くか付かない分からないメリットしかないことを、何故、やる必要があるのか?
自国のメリットが第一でない、外交政策ってオカシクないのか?
自国のメリットを、短期・中期・長期、に於いて説明するべきであるし、
友好関係が重要というのなら、その中身を詳細に説明すべきであろう。
国民の多くは、「友好」関係は、重要と見ていないのではないか?
そうでなければ、何故、こんなに支持率が下がるのか?
半島ウッシッシ日韓スワップについて、
韓国の掲示板翻訳紹介サイト老舗の
「カイカイ反応通信」みましたが
案の定の韓流の実態に苦笑します。
http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/61048952.html