日韓「どっちもどっち」論の誤り
「日韓が反目して得をする勢力は確実に近隣に存在する」。「緊迫する国際情勢とは無縁の諍(いさか)い、いつまで繰り返されるのだろう」。この文章を読んで覚える違和感があるとしたら、そもそも日本に責任がないにもかかわらず、次々と懸案を作り出してくる韓国の姿勢を無視し、まるで「日韓双方に問題がある」かのように述べる姿勢にあります。
目次
「どっちもどっち論」の注意点
俗に「どっちもどっち」という議論があります。これは、何らかのトラブルが発生したとき、どちらにも同じくらいの過失があるような場合を指します。街中でAさんとBさんという2人の酔っ払いが、「肩がぶつかった」などとして、どちらからともなく掴み合いのケンカを始めてしまう、といった事例などがその典型例でしょう。
あるいは、真夜中に酔っ払って車道上でゴロンと寝ころんだCさんが、前方不注意のDさんが運転する自動車に轢かれた場合も、やはり「どっちもどっち」とみなされることが多いようです。道路に寝ころんだCさん、前方不注意のDさんのそれぞれに過失があるからです。
さらには職場で、気の合わないEさんとFさんが頻繁に衝突し、周囲がそれに振り回されてしまう、といった出来事もよくある話ですが、これも職場が円滑に回るよう、Eさん、Fさんの双方が、ほんの少し相手に譲歩し、かつ周囲に配慮してくれれば済む話かもしれません。
このように、「どっちもどっち」論は、私たちは社会生活において、意外とよく見かけるものです。
ただ、ここで注意しなければならないのは、この「どっちもどっち」論については使い方を間違えると、問題解決から遠のいてしまう、という点にあります。安易な「どっちもどっち」論に流れてしまうと、責任の所在があいまいになるからです。
「夜の繁華街でAさんとBさんがケンカをした」という事例でも、監視カメラなどで冷静に確認すると、先に手を出したのがAさんで、BさんはAさんに殴られそうになって、咄嗟に手を出したのであれば、もしかするとこの「どっちもどっち」論は成り立たないかもしれません。Bさんに「正当防衛」が成り立つかもしれないからです。
このように考えていくと、何らかの問題が発生したときには、その原因がどちらにあるのか、きちんと公正に評価しなければならないのです。
『デイリー新潮』に掲載されていた記事への違和感
さて、上記を踏まえたうえで、本稿ではウェブ評論サイト『デイリー新潮』に日曜日に掲載されていた、こんな記事を紹介してみたいと思います。
「旭日旗に敬礼させるとはけしからん!」 韓国、国内では相変わらず国際観艦式が政争の具に
―――2022年11月20日付 デイリー新潮より
リンク先記事の末尾には「週刊新潮・2022年11月17日号掲載」と記載されていますが、記事タイトルにある「旭日旗に敬礼させるとはけしからん!」という表現は、自衛隊の主催で今月6日に相模湾で行われた国際観艦式に韓国海軍補給艦が参加したことに対する韓国国内における反応だそうです。
といっても記事の本文自体は大変短いもので、とりあえず注目しておきたいのは、記事末尾にあるこんな記述です。
「当然のことながら、日韓が反目して得をする勢力は確実に近隣に存在する。緊迫する国際情勢とは無縁のこの種の諍い、いつまで繰り返されるのだろう」。
「この種の諍(いさか)い」、という表現がなにを意味するかはよくわかりませんが、著者なりに敢えて忖度(そんたく)するならば、2018年10月に韓国海軍が主催した国際観艦式で海上自衛隊が参加をとりやめたことから続く一連の日韓の反目、という意味なのでしょうか。
外国では「日本も悪い」と思われているようだが…
もしそうなのだとしたら、大変に強い違和感を覚えますし、また、大変に残念な記述でもあります。
一般に「諍い」という表現は、家族同士の口論や人間関係のトラブル、国家間の緊張などを示すものであり、多くの場合、そこには「どっちもどっち」というニュアンスを伴うのではないかと思います(著者私見)。
では、事実関係を振り返っておきましょう。
日韓間が現在、「諍い」と呼べるような状態にあるのでしょうか?
これについては私たちが日本人であるという点を割り引く必要はあるのかもしれませんが、公正な目で見て、日韓間の諸懸案の圧倒的多数は韓国が引き起こしているものであり、日本には大きな責任はないと考えて良いでしょう。
その前提条件として、韓国が主張するところの「日帝による苛烈な植民地支配の歴史」、そして「歴史を謝罪も賠償もしない日本」、といった構図に対し、国際社会では少なくない国、少なくないメディアが韓国側に同調していることについても、指摘しておく必要があります。
著者自身も仕事柄、よく英米メディアを読むのですが、自称元慰安婦問題については「旧日本軍が朝鮮半島で少女を誘拐し、戦場で性的奴隷として酷使した」などとする明らかに虚偽の説明がまことしやかに繰り返されており、「過去の蛮行を反省しない日本」は、ある意味では国際社会の公式のようなものでもあるのです。
もちろん、こうなってしまった要因としては、国際社会に対しきちんとした説明をしてこなかった日本政府(とくに外務省)の過失もありますし、また、一部の日本のメディアが行ってきた、「悪い日本」という虚構の宣伝が、ある程度、功を奏してしまっているという側面はあります。
日韓どっちもどっち論の本質的問題点
ただ、こうした面を除けば、日韓諸懸案の大部分は、韓国の日本に対する一方的な不法行為が原因であり、この点を無視し、あたかも「韓日双方に原因があって」、現在の状況に至っているかのように主張するのは、どうにもいただけません。
ここでポイントとなるのは、関係「悪化」の原因が「双方にある」かのようなレトリックです。
このあたり、韓国側の「ホンネ」とは、おそらく、「自分たちが悪いことは理解しているのだけれども、なんとか日本の側が譲歩してほしい」、というものではないかと思います(『韓国元高官「日本が100%正しいが譲歩してほしい」』等参照)。
ただ、自分たちが100%悪いにも関わらず「日本が譲歩すべき」というのは、さすがに通じません。
だからこそ、韓国メディアなどからときどきでてくるのが、当ウェブサイトにおいて「ゼロ対100理論」と呼んでいる「謎理論」です。これは、仮に100%、自分たちに側に過失があったとしても、屁理屈を駆使し、とにかく責任の一端を相手の側にも押し付ける詭弁のことです。
ゼロ対100理論とは?
自分たちの側に100%の過失がある場合でも、屁理屈を駆使し、過失割合を「50対50」、あるいは「ゼロ対100」だと言い募るなど、まるで相手側にも落ち度があるかのように持っていく態度のこと。
(【出所】著者作成)
この点、デイリー新潮は韓国メディアではありませんが、今回の記事の末尾にある「緊迫する国際情勢とは無縁のこの種の諍い、いつまで繰り返されるのだろう」、とする主張を読むと、まるで「この種の諍い」の原因が日韓双方にあるかのような言い分にも読めてしまいます。
この記事、短かすぎるためでしょうか、記事のなかでは自称元徴用工問題や火器管制(FC)レーダー照射問題を含めた日韓諸懸案については触れられていません。
しかし、記事が主題とする日韓防衛協力を巡っては、それを阻害する要因のひとつが、韓国側が2018年12月に発生させたFCレーダー照射事件の事実を、かたくなに認めようとしないことにあることに思いを致すならば、正直、これを日韓双方に原因があると言い募るには無理があります。
果たして韓国は「信頼に値する同盟国」となり得るのか
なお、ついでに少しマジメに議論しておくならば、著者自身は韓国による旭日旗侮辱、あるいはFCレーダー照射事件などがあったことを踏まえたうえでも、「韓国との防衛協力が必要であり、有効である」というのならば、国民感情を押し殺してでも韓国との防衛協力を進めなければならないとする立場を取っています。
しかし、ここで重要な前提条件があるとしたら、それは「韓国との防衛協力は必要であり、有効である」とする認識自体が適切かどうか、という点です。
結論的にいえば、この認識は、半分は正解、半分は間違いです。
「半分は正解」と述べる理由は、いまこの瞬間に関していえば、日米同盟や米韓同盟は日韓連携を前提として構築されているため、日韓が防衛で連携しないという選択肢はないからです。なにより、北朝鮮のミサイル発射などにおいて、両国の情報交換なども必要でしょう。
しかし、「半分は間違い」と述べる理由は、中・長期的に見て、「韓国が日本にとって信頼に値するパートナーとなり得るかどうか」という点において、やはり疑問を抱かざるを得ないのです。
たとえば米韓同盟(米韓相互防衛条約)が発効したのは1954年、日米同盟(日米安保条約)が発効したのは1960年のことですが、残りの「日韓同盟」に関しては、残念ながら現時点において発効していません。
いちおう、日本は韓国との間で、包括的な秘密軍事情報の保護に関する協定(俗に日韓GSOMIA)を保有していますが、韓国はこのGSOMIAを2019年に破棄しようとした「前科」もありますし、残念ながらそのような行動を取る国を安全保障的に信頼してほしいといわれても困ります。
さらにいえば、日本の当局者は口を開けば「北朝鮮の核、拉致、ミサイル」を「解決する」ために、韓国との連携が必要だ、などと述べますが、個人的には(とくに拉致問題を巡って)韓国政府がこの問題を日本と一緒に解決していくだけの意思があるのか、疑問を感じているのも事実です。
韓国といえば、少なくない国民が北朝鮮当局によって不当に拉致された被害国のひとつであるはずですが、「韓国人拉致問題」を巡って韓国政府が拉致問題を担当する閣僚を置いているという話は耳にしません。
日韓連携は「短期的には」重要、中・長期的には…?
あるいは韓国が米国にとっても信頼されているのか、という問題点も重要でしょう。
『「米国回帰」?韓国の二股に騙される日本=鈴置氏指摘』でも述べましたが、韓国観察者の鈴置高史氏の一連の論考を読むと、そもそも韓国が米国、中国の双方との間でフラフラ、フラフラと揺れているということもよくわかります。
こうした点を踏まえるならば、日本が取り組むべき日韓関係といえば、おのずから答えが出てきます。
短期的には、最低限の「日韓・日米韓連携」をすること。とりあえず現時点においては、最低限、「日韓・日米韓連携」ができていますので、現状ではそれ以上を求めず、必要以上に韓国との関係を深めるという段階ではありませんし、ましてや日韓諸懸案を無理やり解決する必要もありません。
そして中・長期的には、日本国内の安全保障体制を整えたうえで、日本と「基本的価値」を共有する国々――たとえば、豪州や英国、フランス、カナダ、台湾など、自由、民主主義を愛する諸国――との連携をいっそう強化することです。
なにより、政権が変わったら前政権の取り交わした国際合意を平気で反故にするような国など、日本が基本的価値を共有している相手国とはいえません。
『【総論】価値観異なる相手国との良好な関係構築は困難』でも指摘しましたが、そもそも基本的価値を共有していない国同士が心の底から信頼しあい、連携を取っていくのは困難であり、その意味では、基本的価値を共有していない国ではなく、同じ価値を共有する国々との関係の方が大事です。
こうした点を踏まえるならば、やはり故・安倍晋三総理が提唱し、菅義偉総理が敷いた「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」という路線を大切にするのが、現時点における正解ではないかと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
>緊迫する国際情勢とは無縁のこの種の諍い、
韓国の日本企業への不当な判決による財産没収とか、韓国軍による自衛隊への挑発ってのも、我が国を取り巻く国際情勢の一側面だと思うのです♪
このデイリー新潮の記事は、「どっちつかずの日和見」な記事に見えますね。
レーダーや旗に関しては韓国側が全面的に100%悪いとしか言いようがないが、
それを断言したら「貴様、嫌韓派だな!?」とイキり立つ人々が居て面倒。
だからと言って日本にも非があるなんて書き方をしたら
「へえ、あんたアサヒの同類なんだ?」と言う冷笑を浴び、
じわじわと売上が落ちて行くのは明白。
だから「別に日本のせいだとも韓国のせいだとも言っていませんよ~、
そういうテーマの記事じゃないんですから~。質問には答えません~」と
無責任かつ無価値な態度を取ったんじゃないですかね?
本文に直接関連する話題でもないのですが、ただいま読んでいる本の中に朱子学に於ける「敬」とは、に繋がる部分がありましたので、そのところを御紹介したいと思います。
では敬とは何か。朱子の言葉では「主一無適」(『論語集註』) ー中略ー 実際には、
心を緊張させて慎み正座し、己の内部に深く思索する行為である。ちなみに闇斎は「敬義
(もりよし)」を字とした。「敬」に対するこだわりの表現である。
『江戸の学びと思想家たち』辻本雅史 著 岩波新書 66頁
(伊藤仁斎は)自らの書斎に、朱子の「敬斎箴」(「敬」実践のための十ヵ条の心得、闇斎
が特に重視していた)を掲げ「敬斎」と称し、自ら号して「敬斎」と名乗った。
同 78頁
いずれも江戸時代の思想家にして朱子学の儒者であった、山崎闇斎と伊藤仁斎に触れた部分であります。
両者ともに朱子(朱熹)を熱烈に信奉した人物であります。学問に対する姿勢には大きな隔たりのある二人ではありましたが、共通していたのは、朱子(朱熹)に対する強烈な信奉の念であり、また朱子学に於いて「敬」という概念がいかに重要であるかを信じて疑っていなかったという点です。
彼の国では自らを儒教の国と見做しているようですが、他国の軍旗に「敬礼」もできないようでは、その設定とやらもずいぶんと怪しいものと云わざるを得ないかもしれません。
韓国の朱子学は、権力者が自分の都合が良いように作り替えたナンチャッテ朱子学だと思います。
都合の良いところだけをつまみ食いしています。
精神性は皆無です。
朱熹もビックリのウリナラ朱子学ですね。
はるちゃん 様
返信有り難うございます。
ナンチャッテ朱子学 >
私は以前よりこれを「腐れ儒教」と呼んでおります。
李氏朝鮮時代(そして現在の韓国も含めた)の知的・政治経済的・科学的停滞の大部分は、この「腐れ儒教」に起因しているものだと考えております。
私も 同様に認識しています (^^)/
私は、
「韓流劣化儒教」と呼んであげていますが、
根拠なく自分たちを「道徳的上位」(笑)において
だから何をしても良いという、
いわば、山賊追い剥ぎさんに通じるような
しろものだと認識しています。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
主権国家同士の約束を守らない側と約束を「守らせられない」側とどちらが「責任があるのか」という事については国際社会では後者が「責任100%」です。
国際社会は学校でも上位に警察がある社会ではありません。
国際法の本質は倉山満の著書で随所に出ますが、「ヤクザの仁義」です。
警察がいない社会で仁義を守らせる事ができないヤクザに総ての責任があるのです。
半島の南北国家も同様です。
核兵器廃絶ができない北朝鮮に対してはアメリカに総ての責任がありますし、韓国が日本に対する諸問題も日本に総ての責任があります。
約束を守らなくても問題が無いと「生まれつきのの無法者どもに舐められるのが悪い」のです。
管理人様は「どれだけ日本を甘やかす」のですか?
日本の国益にならないですよ。
以上です。駄文失礼しました。
参考にヤクザの行動様式について貼っておきますね。
国家はスマートに振る舞ってますが本質はアメリカも金王朝絶対国家も「同じ穴のムジナ」です。
国際社会には「警察はありません」。
暴力団同様自力救済しかないのです。
暴力団ミニ講座 暴力団の「掟」とヤクザ気質
http://www.web-sanin.co.jp/gov/boutsui/mini04.htm
>この種の諍い
旭日旗への敬礼は彼らにとってメンツが潰れたのです。
重要に決まっているではありませんか(笑)。
確かに、特に武家政権の成り立ちや過程なんかは、やくざの抗争と大差ないように思っていました。現在の国際関係も、その延長線上にあると考えてよさそうですね。
目指せ!年金生活様
当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。
日本の武家集団は「インテリヤクザ」の色合いが強いと思います。
向こうの宗教的な教養が怪しい人達は「殺し過ぎない」ように国境線ができてます。
ほっとくと
「殺せ。神は全てを識り給う」
と愛を看板にする宗教の教皇様が仰る連中ですし、特に共産主義国では「自分の意見と違うと粛清であなたの命サヨナラ」という伝統文化が未だに健在です(笑)。
>日本に総ての責任があります。
ケチをつけてサヨナラは「頭が弱いことを自覚」しているとは言え(笑)、芸が無いので「舐められることを改善する」課題を書いておきますね。
民間の課題は非k三原則の推進ですが、政治の課題は堂々と相手をなぐれる環境づくりです。
(環境の話で実際に殴るかどうかは別です(笑))
内政的には憲法改正と情報を「相手から影響を受けずに収集運搬、分析する訓練をできる」教育改革です。外務省の連中がストックホルム症候群の罹患者の集団では全くお話にならないからです。
外政的には敵国条項の廃止とアメリカの対中戦略改善への貢献ですが、最後が1番怪しいですね。
海洋だけでなく、実際に領土を失っている山岳地帯を持つインドのモディ首相の安倍氏暗殺への嘆き悲しむ様子が全てを物語るのではないでしょうか。
山々の国々が中国から領土を奪われる現実をどうするのか。
FOIP以外にも日本が協力すべき課題は山積みと思いますよ。
以上です。駄文失礼しました。
まあこのデイリー新潮の記事末尾の記載は、最近はやりの、色々知ったかぶりの意見を吐いた後、「知らんけど」付け加えるようなもので、無視して良いと考えます。
事実を認めようとしない(レーダー照射事件)、国家間の合意を守れない(徴用工、慰安婦)韓国および韓国人との付き合い方は、①日米韓②安保(含む北朝鮮)③対中国(含むチップ4)は協働を推進しますが、それ以外については、段階的縮小(テーパリング)で臨むべきです。
FOIPの推進はそれでいいのですが、最近韓国も似たようなことを唱え始めて、勘違いする人がでるかもしれません。
韓国のネットの反応をまとめたサイトを眺めていると、かなりの頻度で以下のようなやり取りを見ることができます。
韓国人A「我が国の○○という製品は、パッケージデザインに至るまで全部日本のものを無断でコピーしたものだ。他にも、××や△△もそうだし、そんな製品ばかりで恥ずかしい」
韓国人B「日本だって元々は全部欧米のものをコピーしたのだから問題など何もない」
Bの言い分は、実は全く反論になっていないのですが、咎めるどころか同調する人多数という有様です。問題の切り分けという分析的思考の初歩すらぶっちぎられていることがよくわかります。さすがはネロナンブルの国だというしかありません。
もちろん、ネット上の反応(の一部)を見て一般化するのは危険ではあるのですが、どうも韓国の動きを見ていると、このような思考法と同種のものが広く展開されているように見えます。まず、「自分たちは何も悪くない」という大前提があり、「自分たちは何も悪くないのにもかかわらず問題が発生しているとしたら、他の誰かのせいだ」と展開され、旗色が悪くなると「もしかしたら自分たちにも問題があるかもしれないが、自分たちだけに問題があるわけではない」となります。それは「自分たちは何も悪くない」という大前提をかろうじて維持できる(彼らにすれば)ギリギリの譲歩のつもりなのです。
かなり乱暴にこのような韓国式思考法をまとめるとこんな感じになるでしょうか。
・事実確認の欠落 (そもそも確認することの必要性など考えたこともない)
・分析的思考能力の欠如 (問題の性質による切り分けすらできない)
・「自分たちは何も悪くない」「自分たちは常に正しい」という、(おそらくは無意識の)大前提を外すことができない
どうしてこうなるのかという議論は今回は措いておきます。でも、仮にこれを「おかしい」と感じたとしても、我々がそれを矯正できるわけではありません。昨今流行りの譬えを使うならば、カルトに染まった一人の洗脳を解くことはできるかもしれないが、カルト全員の洗脳を一挙に解くことなどできないということであり、そもそもそんなことをしてやる義理などないし、他国の国民性を変えようなどというのは僭越でもあります。
ゆえに、我々にできることは、そういう人たちを相手にしている、そして少なくとも当面は相手にせざるを得ないということをきちんと認識し、相手に当たるくらいしかありません。先方の(我々から見れば)奇天烈な言動にも、一々うち驚き震駭していては精神衛生上も宜しくありません。先方が先方の価値観や世界観を振りかざしてくるのであれば、我々も我々の価値観や世界観で立ち向かうよりありません。そこで摩擦が生じるのは当然なことでしかないのです。
というわけで、「どっちもどっち論」あるいは「対韓譲歩論」を主張する人たちは、以下のいずれかに該当するのではないかと考えます。
・「隣国との関係は良好であるに越したことはない」という一般論から一歩も踏み出せない人
・「全ての問題は必ず解決されなければならない」とだけ思い込んでいる人
・とにかく揉め事が丸く収まりさえすればよいと考える事勿れ主義者
いずれにしても、日韓の「違い」について全く理解していないという点では変わりません。
また、さらにはこんな人もいるかもしれません。
・「電信柱が高いのも郵便ポストが赤いのも全部日本が悪い」と考えるM気質の人
・日本を非難すればそれだけで自分はエライと思っている頭の弱い人
・アメリカの意向を過剰に忖度する人
これ以上続けると陰謀論になりそうなので、ここらで止めときますww
・日本を非難すればそれだけで自分はエライと思っている頭の弱い人
これ一番納得できます。
>日本を非難すればそれだけで自分はエライと
そして新聞記者はそうゆう職業なんですね。悔日と新聞記者は相性がとてもいいのです。
>日本を非難すればそれだけで自分はエライと思っている頭の弱い人
自称知識人とか自称クオリティーペーパーのことですか?
>「日帝による苛烈な植民地支配の歴史」、そして「歴史を謝罪も賠償もしない日本」、といった構図に対し、国際社会では少なくない国、少なくないメディアが韓国側に同調している
少なくない日本人が同様の認識を持っています。これは韓国の宣伝に加えて日本国内マスコミが虚構報道を繰り返したことにもよりますが、まず日本人自体が歴史的な事実を教育されてこなかったことによるものが大きいと考えています。
「日帝による苛烈な植民地支配」が事実だったと信じている日本人が相当数いる筈です。韓国は厳密には西洋式な搾取の植民地ではなく、日本人と同じに扱われた併合であり、これは台湾と同様で、韓国と台湾は同じ統治方式が採られたことも知らない人が大部分です。では何故台湾は親日的で韓国は反日なのか。韓国では戦後、反日教育が始まり、戦争前後を知らない今の現役世代は教育によって自分に気持ちの良い独自史観を刷り込まれた人々が多数を占めているからでしょう。昔を知る老人が「日本の統治時代は良かった」と言っただけで韓国の若者に殴り殺される事件が象徴的です。このことさえ知らない、或いは知らされていない日本人が大部分です。
一方日本の教育現場で教えられたことと言えば、近代史はすっ飛ばすか(試験に出ない)、「戦争の反省」からくる過度な自虐史観しか教えられていません。愛国心が戦争に利用されたとの考えから、学校の卒業式に日の丸掲揚を拒否したりと、反省のあまり逆に国を否定する思想が「革新」と呼ばれた時代が長く続いています。特に戦後第一次ベビーブームの団塊の世代が強く影響を受けました。
まずは思想的なことを排して、日本に都合の悪いことも良いことも含めて戦争前後に何があったかの事実をしっかりと今後の世代に伝えることが遠回りではありますが重要だと思います。
最近だって真木よう子が日本人で恥ずかしいとか言ってのけてるんだから始末におえないよな。在日の役をやる時に勉強してそう思ったとか言ってたが、どこでお勉強したんだか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f6ae179ca503e86b9d3aaee75a54bc27b6fc36b
旧統一教会じゃないですか。洗脳教育、育得意そうだし。
>外国では「日本も悪い」と思われているようだが…
歴代り地域大統領どもによる「告げ口外交」や、世界各地のあちこちに頼まれもしないのにおっ立てたハリボテ像、旭日旗をナチスの鉤十字と同義だと世界のありとあらゆる機関に寝言を発信するロリコン教授、あろうことか日本を貶める記事を世界に拡散する日本のマスゴミによる悪質なプロパガンダの賜物でしょうかね。
日本と直接やりあう前に他国に向けてジャパンディスカウントを大々的に展開しておく、という手口は敵ながら見事と言うしかないかも知れない。全く見習うべきところはないが。
日本国及び日本政府がこれら小賢しいプロパガンダを指を咥えて見ていた結果がこれ。
権力のあるバカてのがあります。
権力があるくらいだから賢いのだろうというのが普通ですが、権力を手に入れる事に特化してそれ以外バカという人間がいます。
この場合、権力があるしバカなのでこちらがどんなに正論でせめても、通じません。
しかし、韓国への対応では こちらが正論でせめても「そんなバカな事があるか」と否定され、日本の常識である情けは人のためならずや損して得とれなどと言われると それ以上説得出来なかったのが、韓国のあまりにも常識はずれな無茶苦茶な行動で説得しやすくなったのかもしれません。
基金案も慰安婦合意の顛末で否定できますし、スワップも金融危機の後の日本の援助がしょぼく遅かったと言われれば助け辛くなります。
韓国を助けようとしても、今迄の実績で恩を仇で返す国が実証されたので 合意をしようにも反対意見の説得力が強く合意出来ないと思います。