和田政宗議員、「岩盤支持層の離反で自民苦戦」を予想

和田政宗参議院議員がウェブ評論サイト『月刊Hanadaプラス』で、参院選に向けて危機感を示しました。これまで自民党に票を投じてきた「岩盤層」20%のうち、すでに10%弱が自民党から離反した可能性がある、というのです。もしこれが事実なら、メディアの世論調査では見えてこない動きがある、ということであり、自民党が議席を激減させる可能性があるだけでなく、「参政党」や「新党くにもり」といった新興保守政党にも勝機が見えてくる、ということでもあります。

岸田首相「高支持率」

「何もしていない岸田首相が高支持率」の謎

先日の『参院選直前「立憲脱糞疑惑」の「こうかはばつぐんだ」』では、「何もしていない」はずの岸田文雄内閣の支持率がなぜか非常に高位安定する反面、最大野党であるはずの立憲民主党に対しては、おもに同党自身のさまざまな不祥事・疑惑などの影響か、支持率が低迷している、とする話題を取り上げました。

ちなみにこの「岸田首相は何もしていない」というのは、ウェブ評論サイト『JBプレス』に6日付で掲載された『「何もしていない」岸田内閣、なぜ高支持率を維持できているのか』という論考で用いられていた表現でもあります。

このあたり、当ウェブサイトとしては、岸田文雄首相が「本当にまったく何もしていない」、「史上まれに見る無能な宰相だ」、などと決めつけるつもりはありません。

政権発足以降の9ヵ月で見てみる限り、たとえば先月の日米首脳会談や日米豪印「クアッド」首脳会合を成功させましたし、ワクチンの接種状況は昨日時点で3回目接種率が60%に達するなど、菅義偉政権の政策課題を引き継ぎ、着実に進展させていることについては、正当に評価する必要があります。

やはり不安材料は多くある

もっとも、これらは岸田首相の独自の政策というよりも、前任者である菅義偉総理の仕事を引き継いだだけではないか、との指摘もあるかもしれません。

いや、もう少し言えば、岸田首相の動きは「仕事師」だった菅総理と比べていかにも緩慢ですし、岸田首相本人も会社法制や企業財務論をまったく理解していないと思しき発言を繰り返している(たとえば『岸田首相「株主還元で成長の果実流出」=企業収益分配』等参照)のは不安材料でしょう。

さらにいえば、岸田首相自身が5月初旬時点で原発再稼働にコミットしておきながら(『岸田首相がコミット:「原発再稼働」の多くのメリット』参照)、その「続報」がなかなか見えてこないのも、気がかりです。

それどころか政府は「夏場や冬場に電力需給が逼迫する見込みだ」として、松野博一官房長官は「使用していない部屋や廊下の照明を消す、店舗の照明を間引く、冷蔵庫に食品を詰め込みすぎず設定を強から中に下げるなど、出来る限りの節電・省エネに協力をいただきたい」と述べました。

松野長官 冷蔵庫の設定温度下げるなど節電呼びかけ…夏冬に電力需給ひっ迫の見通し

―――2022/06/07 11:01付 Yahoo!ニュースより【※FNNプライムオンライン配信】

ただでさえ再生可能エネルギー賦課金だ、電力供給の逼迫だ具合に、事業所や家庭に多大な負担を押し付けようとしているわりには(ついでにいえばガソリン税の引き下げを頑なに拒否しておきながら)、原発再稼働に向けた取り組みが見えてこないのは、本当に意味がわかりません。

和田氏「岩盤保守層の自民党離れ」

メディアの調査では把握しきれない「もやもや」、和田氏が指摘

このように考えていくと、「メディアの調査によれば、岸田文雄首相に対する支持率が非常に高い」、などといわれても、なんだか狐に包まれた気分になるという方は多いでしょう。

菅義偉内閣末期の支持率は異様に低かったにも関わらず、自民党が昨年10月の衆院選で安定多数を確保するなど、そこそこ堅調な成果を上げたという事実を思い出しておくと、やはり、普段から当ウェブサイトで申し上げているとおり、メディアの支持率調査を盲信するのは若干行き過ぎでしょう。

(※もっとも、なかには「マスゴミ」の世論調査なんてインチキだ、などと主張する人もいるのですが、メディアの調査を100%インチキでデタラメだと決めつけるのも逆に行き過ぎですが。)

こうした「もやもや」に対し、自民党の参議院議員である和田政宗氏が今週、ウェブ評論サイト『月刊Hanadaプラス』に、こんな記事を寄稿していました(ご興味があれば、リンク先論考をぜひ、直接お読みください)。

世論調査ではわからない岩盤保守層の自民党離れ|和田政宗

―――2022/06/05付 月刊Hanadaプラスより

和田氏は開口一番、次のように述べます。

岸田内閣の支持率や自民党への支持が高いことから『楽勝ムード』も漂っていると指摘されるが、私は自民党にとって極めて厳しい戦いになると考えている」。

これは、いったいどういうことでしょうか。

和田氏によると、最近の「SNSの動向」「全国各地での意見交換」で、安倍政権の国政選挙の際には必ず支えていた約20%の「岩盤保守層」が、今回そのまま自民党に投票するのかどうか、という点について疑念を覚えているのだそうです。

岩盤保守層では、岸田政権の外交政策などを明確に支持しないと意見表明をする人が相次いでいる。20%のうち10%弱はすでに自民党支持をやめているとみられ、これらの方々は、参政党や新党くにもりに投票するか、投票に行かないという行動を取るとみられる」。

…。

おそらく肌感覚で理解している和田氏

そんなことをいわれても、にわかには信じられません。

当ウェブサイトでも何度となく紹介してきた、各メディアの世論調査によれば、自民党は他党と比べて圧倒的に高い支持率を誇っていますし、今夏の参院選の比例区でも「自民党に投票する」と答えた割合は、今月の読売新聞調査では45%にも達しています(2位は維新で9%、3位は立憲で7%)。

さすがに「岩盤支持層20%のうち10%は自民党支持をやめている」とは、大袈裟ではないか、との疑念が浮かびます。しかし、これについても和田氏は次のように指摘します。

これら岩盤保守層の方々はマスコミ不信からあえて世論調査に答えなかったり、勤務時間中で答えられなかったりするので、世論調査の数字には反映されにくくなっており、こうした方々の動向を加味して分析することが重要である。これまでは自民に投票していた方々であり、動きを見誤れば手痛い結果となる」。

この点、和田氏自身が早くからネットでの情報発信に力を入れ、参議院議員選挙でも最初は宮城選挙区で「大物議員」だった故・岡崎トミ子氏を破り、2回目は比例全国区で勝ち抜いてきたという実績を持つ人物でもありますので、この短い文章にはそれなりの重みがあります。

おそらくこのあたりの情勢も、和田氏自身が肌感覚で把握しているのでしょう。

自民党が「競り負け」→「惨敗」というシナリオも

では、もし「10%の層」が自民から離反すれば、いったい何が生じるのでしょうか。

和田氏がまず警戒するのは、「立憲共産共闘候補」との接戦選挙区で自民党候補がかなり厳しい状況となるほか、あるいは日本維新の会に票が流れるかもしれない、という点です。

  • 『立憲共産』共闘の効果を甘く見てはならない。衆院選においてはこの共闘により15の小選挙区で自民候補が共闘候補に逆転された」。
  • 6年前の参院選より定数が2から1に減った宮城、新潟、長野では、前回、前々回といずれも野党共闘候補が自民候補を破っている。宮城においては共産の基礎票が5万票あるとされ、共産が候補を擁立していれば自民候補が競り勝っていた得票数であったが、5万票が野党共闘候補に乗った分だけ敗れている」。
  • 日本維新の会に自民の票が流れることも懸念される。昨年の衆院選では、大阪において自民党は小選挙区で維新に全敗した。この流れは維新の政党支持率を見てもいまだ続いており、1人区で維新が当選に至らなくても、一定の自民の票を取り込むことが予想される」。

…。

和田氏の指摘通りだとしたら、自民党にとっては、なんとも脅威的な話です。

ここでいう「20%」が何に対する20%なのかによっても議論は変わりますが、仮に「選挙に投票する有権者の20%」と想定すると、前回(2019年)の参院選の投票総数(約5000万票)のうちの1000万票、という計算です(ちなみに自民党の獲得票数は選挙区で2003万票、比例区で1771万票でした)。

したがって、前回は自民党に票を投じたなかに、「岩盤層」が1000万票含まれていたとして、そのうちの500万票が失われれば、和田氏の指摘通り、1人区で「立憲共産」や日本維新の会に競り負ける、というケースも出て来るかもしれません。

その結果、自民党が「惨敗」し、前回の57議席から獲得議席が大幅に落ち込む(場合によっては50議席を割り込む)ような事態になれば、まさに自民党にとっては悪夢のシナリオでしょう。

和田氏「岸田はアンチ規制改革」「目に見えた成果がない」

では、「岩盤支持層20%のうち10%弱が自民党から離れた」とする和田氏の指摘が事実だとしたら、なぜそれが発生したのでしょうか。

これについて和田氏は岸田首相に対し、手厳しく、次のように述べます。

岸田政権が『改革』を強く言わないことから、安倍政権、菅政権の強い改革路線を支持していた層が不満を持っており、私が先日お話しした若手経営者からは『岸田政権はアンチ規制改革なのではないか』との疑問も呈された」。

すなわち、規制改革を通じた経済活性化や経済成長を期待してこれまで自民党に票を投じてきた層は、自民党ではなく、日本維新の会へ投票する、という可能性を、和田氏が懸念しているのです。こうした認識の上に、和田氏はさらに、これらの岩盤層が岸田政権の「実行力」に不満を持っていると説きます。

『岸田政権は結局何もやっていない』という声は多く聞く。安倍政権におけるアベノミクス、菅政権におけるデジタル化や携帯電話料金値下げ、重要土地利用規制法の成立のように、目に見える実績が岸田政権には無いとの声が上がっている」。

「目に見える実績がない」と言い切らず、「~との声が上がっている」とボカすあたりは、やはり和田氏が自民党の議員である以上、仕方がない話でしょう。ただ、この表現だと、和田氏自身も岸田首相に対し、強いフラストレーションを感じている証拠でもあります。

参政党は5議席獲得めざし全国で50人を擁立

こうした和田氏の論考に呼応するかのように、和田氏が論考中で言及した「参政党」に関しては、産経ニュースに昨日、こんな記事が出ていました。

参政党「5議席獲得が目標」 全選挙区擁立を発表

―――2022/6/8 15:05付 産経ニュースより

産経ニュースによると、「参政党」で事務局長を務める神谷宗幣氏(元吹田市議)が8日、都内の会見で、比例代表と選挙区を合わせて「5議席を取る」との目標を説明。比例代表では「500万票の獲得」を目指す、と述べたのだそうです。

(※なお、擁立する候補は選挙区45人、比例代表5人の合計50人だそうです)。

この「500万票」、先ほどの試算で出てきた「自民党への岩盤支持層10%」の数値と似通っています。そして、参政党が自民党に「失望した」保守票を取り込むことを狙っているのだとしたら、この「500万票」にはそれなりの根拠があるのでしょう。

なお、個人的な予想としては、さしたる実績のない新党にいきなり500万票を与えるほど日本の有権者は甘くないと考えていますし、それについては「新党くにもり」に関してもまったく同じことがいえると思う次第です。

自民党候補者に票を投じる「意味」

さて、当ウェブサイトでは「新宿会計士」個人の支持政党を表明するつもりはありません(もっとも、「脱糞民主党」などの言い草を見ていただければ、著者自身の支持政党が日本共産党、立憲民主党、社民党、公明党などではないことはおわかりいただけると思いますが…)。

ただ、あえて自民党を擁護させていただくならば、(和田氏が指摘するとおり)岸田首相自身に不満を抱く人が多いというのが事実だったとしても、自民党政権である以上は、首相が変な方向に「暴走」するリスクは抑制されます。

実際、昨日の『骨太方針に見る安倍総理「院政」』でも触れたとおり、岸田首相自身の出身派閥・宏池会(岸田派)が自民党内では弱小派閥であり、いわば、自民党の最大派閥である清和政策研究会(安倍派)を筆頭に、平成研究会(茂木派)や志公会(麻生派)などに配慮せざるを得ません。

このように考えていくならば、「宏池会」以外の自民党候補に投票した人が、「宏池会政権」の考え方に失望するのは、少し早合点のし過ぎでもあります。

「参政党」、「新党くにもり」のように、「自民党よりも保守」という立ち位置の政党があっても良いとは思いますが、やはり国会議員になって政策を実現していこうと思うならば、現状では自民党から出馬するのが最も手っ取り早い話です。

あるいは、『「青山繁晴参議院議員が自民党の党員獲得1位」の意義』などでも取り上げたとおり、「保守層」の有権者にとっては、その「保守」の考え方を持つ議員が自民党内に増えて行くことが、じつは日本を変えるうえでは最も手っ取り早い、という言い方をしても良いかもしれません。

もちろん、青山繁晴氏を巡って、「素晴らしい保守政治家だから、皆さん、青山氏に投票してください」、などと当ウェブサイトで呼びかけるつもりはありません(※なお、青山氏を巡っては、一部の保守層からは「言動が信頼できない」などと批判があることについては、公正さのため付言しておく必要があります)。

しかし、「私たち有権者の気持ちを代弁する候補者を、1人でも多く国会に送り込むこと」に加え、そのような候補者に「自民党内でも強い発言力」を与えることが大事だ、という点です。

このあたり、「参政党」や「新党くにもり」を現時点で「泡沫政党」だと決めつけるつもりはありませんが、現実を見るならば、やはり「自民党内部から政治を変えていく」という青山氏や和田氏のようなスタイルも「あり」ではないかと思う次第です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 雪だんご より:

    私は常々岸田政権の支持率が妙に高いのは
    「高市だけは嫌だ……だから岸田政権を迂闊に終わらせない様にしよう」と
    マスコミと野党が怯えているのではないか、と睨んでいます。

    安倍政権や菅政権の時に比べると自民バッシングが妙に少なく、
    野党に対する報道もあまり”保護”している感がありません
    (これは野党があまりにも長期間にわたって結果を出せていないせいで、
    ”スポンサー”が見限ろうとしているのかも知れませんが)。

    ですから「実際は岸田政権に不満を抱いている自民党支持者は少なくないぞ!」と言う
    和田議員の指摘は一定の説得力を感じますね。

  2. 匿名 より:

    非自民の受け皿として、左翼政党でない政党が出てくるのは議論も深まるし良いことですよね。
    田母神さんは脅威であるロシアとの関係を悪くして特段深い関係があるわけでないウクライナを助けてどうするのか、と発信されてましたが、軍事の専門家の考えなのだと思います。
    軍事の素人である国民からすると、欧米が協調して経済制裁するのに日本が抜け穴作っては国際社会の一員としてあり得んだろう。と思うのですが、根本的なあり方、現局面における国益とは何なのかを国民がよく考えていく上では、様々な言論がなされるのは大事だと思います。少なくとも中身はどうでも与党、政府のすることは批判する、しかでにない人間よりは日本社会にとって有益な人々なのかなと。

    1. 農家の三男坊 より:

      >田母神さんは脅威であるロシアとの関係を悪くして特段深い関係があるわけでないウクライナを助けてどうするのか、と発信されてましたが、軍事の専門家の考えなのだと思います。

      この発言は知りませんが、もし本当なら”軍事の専門家”と言うより、”戦術の専門家”と言う気がしますね。

      米・欧・日がウクライナを支援しているのは、力による現状変更勢力(ロシア、中共)をここで抑え込まなければ、自由と法の支配を前提とした現状に対する力による挑戦がエスカレートし、第3次世界大戦が起きかねないと危惧しているからです。

      軍事の専門家であれば、その大前提を抑えた上で、中・露をどの様に抑えるか、中露の結託又は中共の一人勝ちをどの様に防ぐかを考えると思います。

      いまの日本は、”力による現状変更”は中共政権の滅亡となる事を予感させることにより、中共の覇権行為を思い留ませるフェーズだと思います。

      1. 農家の三男坊 より:

        その意味でルールを守らない中露+朝韓の国力を如何に削ぐかが重要で、
        流石に日露友好を唱える人は居ないと思いますが、いま、日中友好、日韓友好、日朝友好を唱える人士は己の欲さえ満たされれば他はどうでも良い極悪人か、全くの無知蒙昧か、どちらにしても警戒する必要があると思います。

  3. 元ジェネラリスト より:

    >岸田政権の外交政策などを明確に支持しないと意見表明をする人

    元記事でも岸田外交にはこの一文しか触れてなかったですね。
    岸田氏の外交って、一応過去の路線踏襲で無難にやってると思うんですが、ウクライナ危機前の「新リアリズム外交」とか「媚中外交」がダメって言ってるんでしょうかね。そもそも「無難」がダメなのか。

    実際、「新リアリズム外交」とか言っておきながら、史上空前のロシア制裁をやってしまうような、左右の振れ方に危なさを感じますけどね。
    マスコミに影響を受けた大衆の危なさと同じような。

    参政党ってよく知りません。公式HPの「ふわっと」さには既視感がありました。
    どこかで見たような・・・思い出せない。

  4. のぶくん より:

    財務省の言いなりの岸田さんでは、今年のうちにも明らかに不景気になってしまいます
    コロナ後のリベンジ消費などが起きてコロナ過に落ち込んだ中小企業が2年分の業績の悪さを取り返してコロナ融資を無事に返済できていければいいのでしょうが、よく言われるコロナ過に積みあがって40兆の貯金が消費に回るといわれていますが、現状のように電気やガス、食料品と大きく値上げがあり消費者は将来の不安を払拭できずさらに貯蓄にいそしむため経済はどんどん悪くなります。サービス業やアパレル業の消費は特に落ち込み消費税減税なり消費を促す施策がされないで進むとたくさんの倒産と失業者が出てしまいます。
    ユニクロのフリースが1990円から2990円と30%の値上げがあって売れ数が3割減なら売り上げは維持できますが5割以上数字は落ちると思います、5割ぐらいなら利益は維持できるかもしれませんが多分そこまでも行かないと思います。
    どんどん消費に消極的になっていくのか今経済対策をして、40兆の使われなかった需要を呼び起こしていくのか本当は大事なタイミングと思いますがそんなことにはならないで、1年後にまた不景気対策で補助金をばらまいていくのかと思うと、結局使うのであれば先に使って、景気を良くして税収で取り返していけるほうがいいと思うのですが

    とりあえず参議院選はこのままの岸田さんが続くのは避けたいので、消費税減税を政策に上げるところに、でも現実的には日本維新ぐらいしかないでしょうか、維新が勝って憲法改正に協力してもらうための消費税減税とかならないでしょうかね
    立憲民主ぼろ負けして分解して維新と国民と社会に分かれていけばもう少し自民党の対抗勢力になれるかもしれないです、難しいかもしれませんが….

  5. 引きこもり中年 より:

    独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (なにしろ、感覚岳で根拠がある話ではないので)
    もし今、国民のぼんやりした不安を解消する(実現できそうな)公約を出した政党が現れたら、そこに票が流れるのではないでしょうか。ただし、その方法が過激かもしれませんし、それが(一見すると実行できそうに見えて)実際には実行できない、または実行しても期待した結果にはならないかもしれませんが。
    駄文にて失礼しました。

  6. マスオ より:

    私自身も勘違いしてたのですが、政治の世界には「やらせてみよう」とか「お灸を据えよう」とか言う概念が無いという事が、悪夢の民主党政権と、お隣K国の文大統領でわかりました。
    しかしながら、今の私の周りにも「岸田じゃダメだ」とか「自民党に入れない」と言う人がやはりいますので、和田さんの指摘は、当たっているように思います。

    政治の話をするとケンカ(嫌な気持ち)になるので、にっこりと「政治にお試はないんだよ」と言う程度に言えたらいいなと思います。

  7. 元一般市民 より:

    菅さんが総理だったら、既に多くの原発は動いていただろうし、円安による物価上昇は関税を下げて対応するくらいのことは、やっただろうなぁ。

  8. 赤ずきん より:

    メディアの調査では把握しきれない「もやもや」・・・もやもや族の一人として和田議員の意見に賛成です。選挙権をもってからずーっと自民党に入れてきましたが 今回は迷っています。この緊急事態の中どうしてこの内閣なのか。阪神大震災のときの村山、東北大地震のときの管直人 そして今度は岸田とならないことを心より願っています

  9. 三門建介 より:

    60年安保の戦後生まれの方々はやっと後期高齢者になったところですので投票には意欲的です。

    ただ、一回り上の世代ですと87歳前後となりますが、平均寿命が女性でも85歳ぐらいですのでかなりの方がお亡くなりになってます。

    健康寿命も74歳ですと、80代の方は誰かが誘うか、もとから意欲的に参加していた方以外は選挙に行かなくなると言えます。

    地方に帰って人が集まらないや高齢者が少なく感じるは年齢による投票困難な方々と言えます。ちなみに自分の在籍する特老は110人入所中15人投票できれば多い方と言えますね。

    高齢者の選挙離れが加速しますので若年層の掘り起しの伏線は張ってもらいたいと思います。

  10. TDa より:

    岸田さんは「聞く力」とかいいつつ、核シェアについては持たない、とか断言しちゃうし
    財務省の言いなりになってる感が見えて、参院選勝利後は「コロナ増税」とかしちゃいそうです。

    他の方もおっしゃるように、政治に「お試し」はなく、政権担当能力は自民以外にはないとは思います。でも衆参で捻じれない程度で、岸田政権がつづかない、そこまではいかなくても
    大手を振って増税などできない程度の得票になってほしいのが本音です。

    さじ加減が難しい;
    自民でも議席を取り上げたい議員もいますから、本当にさじ加減が大変。
    民主党政権の悪夢を覚えている人も多いので、「神の見えざる手」による絶妙な
    票配分となるでしょうか。

  11. 匿名 より:

    政権支持率や自民党支持率から見れば、前回同様、自民党が圧勝するのは間違いないだろう。
    ただ、最悪のケースは、自民党が圧勝しても、その中の保守系議員が減ることです。
    そうなれば、岸田政権に対する歯止めがなくなり、自民党の左傾化が進むことになります。
    自民党内の親中親韓派、増税派が喜ぶことになるでしょう。
    今回の選挙は、その可能性が十分あるということです。
    選挙というのは、割れたほうが負けます。

  12. クマさんのパパ より:

     参院選については、相当低い投票率になるのではないでしょうか。岸田政権には賛同できない保守層は投票先がないので選挙に行かない。悪目立ちすらできない野党は批判票が流れない。
     結果は公明党や共産党のような岩盤支持層をもつ政党が、数ではなく率をのばすという結果になるのではないでしょうか?

  13. 普通の日本人 より:

    宮城県人です。
    確かに共産党は地方議会では安定的に選出されています。(国よりも比率は高い)
    自民党に比べ活動報告も目立ち、赤旗の配布単価が安すぎるとの批判もありますが、それは共産党を支持する層が堅い。との裏返しです。
    あらたに共産党支持者が増えるとは思いませんが投票率が下がれば大変な結果が見えそうです。

  14. 攻撃型原潜#$%&〇X より:

    岸田首相は勿論何もやっていないことはない訳ですが、それが何もやっていないように感じられるのは、例えば日本史上に残る対露制裁は首相の英断と言うより、アメリカ・欧州陣営からの同調圧力に応える形であり、時流を読むと言えば聞こえは良いけれど、外からの圧力に流された結果の政策ばかりで、ひとつも独自のものがないからでしょう。
    従って場当たり的で、今頃「電力が足りないから冷蔵庫の設定温度を下げましょう」になります。そのうち「爪に火を点して生活して下さい」と呼びかけ始めるのと違いますか。その前にやることがあるだろうに、数か月前に対露制裁を決めた時点でエネルギー不足となるのは確実だったのに、政策が後手後手に回っている事実(事実ですよ!)から「何もやっていない」のに等しいと感じられます。
    円安にしても「急激な為替変動は望ましくない」と言いながら、何かやってるんですか。今年の年末には円安によりメリットを受けられる富裕層とデメリットばかりの貧困層とにはっきりと明暗が分かれて社会不安が起きることを心配しています。

    1. バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 より:

      冷蔵庫の設定温度を下げたら電力消費増えるよ

  15. 匿名 より:

    和田氏の選挙区に住む保守支持の者ですが。
    正直なところ地元で彼の存在感はありません。
    消極的選択で、自民党候補だし、敢えて選ぶなら彼でも仕方ないかって感じ。
    従って、支持を得られていない危機感は、彼個人として相当なものと想像します。

  16. 通りすがり より:

    岸田のお膝元である広島選挙区民としては岸田本人と宏池会に与する議員連中が跳梁跋扈していることには忸怩たるものを感じざるをえません。

    それらの対抗馬が往々にして共産党や社民党しかいない。選挙とは聳え立つ糞の中からよりマシな糞を選択することなので、どうしても宏池会の連中が幅を利かせることになる。
    自民党内からもっとマシな対抗馬が出てくれるか、それこそ他の保守政党が出てくれないかなと本気で思いますが、叶わぬ夢かと。

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