もりかけ問題がもたらす野党・メディアのテーパリング
立憲議員「コロナ対策を頑張った立憲に来ると思っていました」
「総理、嫌でしょうが『桜を見る会』について質問させていただきます。時間が余ればコロナ対策もやります」。これは、2020年3月4日に立憲民主党の福山哲郎幹事長(参議院議員)が参院予算委員会で発言した内容であり、立憲民主党にとって「コロナよりもスキャンダル追及が大事だ」ということを象徴する発言でもあると思います。こうしたなか、衆院選も終わりましたので、本稿では「元祖スキャンダル」である「もりかけ問題」を振り返ってみたいと思います。
2021/11/03 08:50追記
肝心の部分に誤植がありましたので訂正しています。
目次
もりかけ問題の思い出
もりかけ問題を「定義」する
俗に、「もりかけ問題」というものがあります。
わかりやすく定義しておきましょう。
「安倍晋三が内閣総理大臣としての地位を悪用し、個人的な友人が経営する学校法人に対して何らかの違法な便宜を提供していた疑い」。
たとえば「もりかけ」の「もり」の側、「森友学園問題」に関しては、大阪の学校法人「森友学園」に対し、大阪府豊中市にある国有地を、安倍晋三総理大臣(あるいは昭恵夫人)の口利きで非常に低廉な価格で譲渡していたとされる問題がその典型例でしょう。
また、「かけ」の側、「加計学園問題」に関しては、岡山県にある学校法人「加計学園」が、法律で新設が禁じられているはずの獣医学部を違法に新設しようとし、それを安倍総理が口利きをした、などというイメージも持たれているようです。
ただ、これらに関しては、事実関係を調べていくと、どうもこうした姿が正確なものではないように思えてなりません。
たとえば、森友に対する国有地の譲渡については、もともと、ゴミが埋設されている可能性が高いなど、「いわくつきの土地」でもあり、その国有地の値引き交渉については、純粋に近畿財務局と森友学園側のやり取りに過ぎず、そこに安倍総理(あるいは昭恵夫人)が介在する余地はありません。
また、加計学園の獣医学部開設プロセスを巡っては、違法性はただの1点もなく、むしろ「獣医学部の新設の申請を受け付けない」とする文部科学省の行政自体が学校教育法などの法律に違反していた可能性が非常に濃厚です。
「もりかけ」は筋の悪い問題
そして、この「もりかけ問題」、さまざまな意味において、「筋の悪い問題」だったことは間違いありません。
そもそも加計学園の獣医学部開設を「総理の意向」などとする怪文書をメディアに持ち込んだ、文部科学省の元事務次官は、違法な天下りの斡旋を取り仕切っていたほか、新宿の繁華街にあるいかがわしい店に出入りし、児童との不健全な交際などの疑惑が持たれている人物でもあります。
調べれば調べるほど、この問題を「追及している側」の方が怪しい、という代物なのです。
しかも、大変におそろしいことに、この問題を巡って追及していたオールドメディアの側は、魔女裁判よろしく、「疑われた方が無実を証明しなければならない」というスタンスを取っていました。
たとえば、朝日新聞あたりは「もりかけ」問題の「真相究明」などを求める社説を頻繁に掲載しています。ここではほんの2つほど取り上げておきましょう。
(社説)立法府の責任 加計・森友を忘れるな
―――2018年7月17日 5時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より
(社説)森友問題 真実知りたいに応えよ
―――2020年3月20日 5時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より
いわく、「政権・与党のおごりが際立っている」。
いわく、「加計・森友問題をめぐる野党の審議要求はたなざらしである」。
いわく、「いまだ解明されていない森友問題の真相に迫る新たな動きにつなげねばならない」。
「おごりが際立っている」のは、自称文筆家である吉田清治の虚偽証言に基づく報道記事を長年放置し続け、2014年8月5日にその記事を「虚偽」として取り消したにもかかわらず、英語版ウェブサイトには「noindex」タグで検索除けをしていた朝日新聞社の側にこそ成り立つ表現ではないでしょうか。
「済州島で連行」証言 裏付け得られず虚偽と判断
―――2014年8月5日 5時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より
「もりかけ」はオールドメディア&野党の断末魔の象徴
もっとも、考えようによっては、この「もりかけ問題」は、新聞・テレビを中心とするオールドメディアが社会的影響力を急速に喪失するなかで出てきた、一種の「断末魔」のようなものといえるのかもしれません。
著者自身の手元メモによれば、「森友学園問題」が出てきたのは2017年2月、「加計学園問題」が出てきたのは2017年5月で、どちらも朝日新聞の報道が出所です。そして、これをじつに4年半(!)も引っ張ったというのも、なかなか凄いことだと思います。
そして、この断末魔に見事におつき合いしてしまったのが、旧民進党や現在の立憲民主党を含めた特定野党の方々だった、というわけでしょう。
実際、『発表しない方がマシだった?立憲民主党の政権「公約」』でも述べたとおり、2021年9月に立憲民主党が発表した「公約」(…なのかなぁ?)の「第1弾」、すなわち「『枝野幸男内閣』が初閣議で直ちに決定する7項目」にも、この「もりかけ」問題が含まれていたほどです。
「枝野幸男内閣」が初閣議で直ちに決定する7項目
- 2021年度補正予算の編成
- 新型コロナウイルス感染症対策司令塔の設置
- 2022年度予算編成の見直し
- 日本学術会議人事で任命拒否された6名の任命
- ウィシュマさん死亡事案における監視カメラ映像ならびに関係資料の公開
- 「赤木ファイル」関連文書の開示
- 森友・加計・『桜』問題真相解明チームの設置
(【出所】立憲民主党HP『枝野代表が「政権発足後、初閣議で直ちに決定する事項」7項目を発表 福山幹事長会見』)
ちなみに「桜」は「桜を見る会」のことだそうです。
公示前勢力が109議席だった立憲民主党は、今回の選挙で勢力が13議席減って96議席にとどまりましたが、逆に、こんな「公約」でよく96議席も取れたものだと思います。逆にいえば、いまだに「もりかけ・桜」に騙される有権者がそれだけいる、という意味でしょうか。
もりかけで運命狂わされた野党
永遠の迷言「時間余ればコロナもやります」
もっとも、今回の選挙だけでなく、2017年10月の衆院選でも、やはり野党やオールドメディアは「もりかけ問題」をテーマに戦い、そして敗北していることを思い起こすならば、本当に学習しない人たちだ、という言い方をしても良いのかもしれません。
なにより立憲民主党を象徴するのが、2020年3月4日に福山哲郎幹事長(参議院議員)が参院予算委員会で質問に立った際の、次のように発言でしょう。
「総理、嫌でしょうが『桜を見る会』について質問させていただきます。時間が余ればコロナ対策もやります。」
これ、半永久的に記録に残して良い論点ではないでしょうか。
正直、国政にまったく影響がない「もりかけ」「桜」スキャンダルの追及にあけくれ、新型コロナウィルスの感染が拡大していく局面において、立憲民主党はまったくの役立たずだっただけでなく、むしろ政府・与党の足を徹底的に引っ張りました。
そういえば、立憲民主党はこの1年の「最大の成果」を「菅義偉政権を退陣に追い込んだこと」だと認識しておられるようですが(『この1年の成果は「政権退陣させたこと」=立憲民主党』等参照)、言い換えれば、自分たちが何ら対案も示さず、ひたすら政府を妨害し続けたということを、間接的に認めているのでしょう。
立憲民主党議員「コロナ対策頑張った立憲」
こうしたなか、選挙後には立憲民主党の塩村あやか参議院議員がこんな内容のツイートを発信したようです。
塩村あやか参議院議員(立憲)
だから、立憲が理念を真っ直ぐに目指すべき国を語ることが大切でしたね。与党の出鱈目政治により離れた票が、コロナ対策を頑張った立憲に来ると思っていましたが、予想以上に理念が伝わっていない現実を受け止めなくては。
―――2021/11/01 13:05付 ツイッターより
だから、立憲が理念を真っ直ぐに目指すべき国を語ることが大切でしたね。与党の出鱈目政治により離れた票が、コロナ対策を頑張った立憲に来ると思っていましたが、予想以上に理念が伝わっていない現実を受け止めなくては。 https://t.co/yb5wnUBg5H
— 塩村あやか🐾参議院議員(立憲) (@shiomura) November 1, 2021
はて。
「コロナ対策」で立憲民主党が頑張っていた事実はあるのでしょうか。
いや、「頑張った」のはワクチン承認を妨害し、日本における接種を2~3ヵ月遅らせたことで、結果的に菅義偉総理大臣を退陣に追い込んだことくらいでしょうか?
なにより、立憲民主党の「徹底的に国政を妨害する」という理念が国民に対し、十分に伝わったからこそ、この結果だったのではないかと思うのですが…。
野党とメディアのテーパリング
いずれにせよ、「もりかけ問題」は結果として、日本国民に対し、オールドメディアと特定野党への不信感を強めさせるという以上の結果はもたらさなかったように思えます。
そして、オールドメディアが「もりかけ問題」で4年半、大騒ぎし過ぎたせいで、立憲民主党を含めた特定野党はその「もりかけ問題」こそが「国政の重要課題」で「国民の最大の関心事」だと勘違いしてしまい、結果的に徐々に「立憲民主党テーパリング」コースを辿っているのかもしれません。
ちなみに「テーパリング」とは、もともとは当時のFRB議長だったベン・バーナンキ氏が、QE(量的緩和政策)を段階的に縮小するという意味で2013年ごろに使い始めた用語ですが、それから8年が経過し、最近だとコロナ禍を受けた量的緩和政策の手仕舞いという意味で、再び用いられています。
金融緩和政策が中央銀行のテーパリングの対象となる一方、政治・経済の世界では、立憲民主党などの利権野党、あるいは新聞・テレビなどのオールドメディアの社会的影響力は、私たち有権者・消費者にとっての「テーパリング」対象となるのかもしれない、などと思う今日この頃です。
「#枝野辞めるな」
さて、その立憲民主党に関しては、選挙前に枝野氏の後ろ姿と「変えよう」というキャッチフレーズが掲載されたポスターを公表しましたが、その結果が『党代表を「変えよう」』だった、というのは、立憲民主党の体を張ったギャグとしてはなかなか上出来かもしれません。
こうしたなか、昨日はツイッターで「#枝野辞めるな」というトレンドが湧いていたようです。
いったい誰がこんなことをつぶやいたのかと思って調べてみたら、「メディア報道を信じるなら、いまごろ政権交代が発生していたはずなのに…」、といった書き込みに加え、こんな心ない、そしてけしからん書き込みもあったようです。
立憲「フュー」議席109
共産「ジョン!」議席12
維新「……」議席11
立憲共産「はぁーーッ!!!」議席106
維新「……」議席41
ちょっと!これを書いた人、いったい、誰ですか!
あとで職員室に来なさい!!
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
真面目に読んでいたのに… 最後に笑わせるなんて、
ケシカラン!
防衛とか姿勢が合ってないのに、無理にフュージョンするから・・・
名前入力に失敗してしまいました。
日本のほとんど全てのオールドメディアは今回の選挙結果を残念がっていますね。それに対し、英国のトラス外相 から岸田首相 へお祝いのメッセージ(出典:駐日英国大使館)。
「英国は今後も、特に以下の分野で日本とのパートナーシップを深めていきたいと考えています。テックとデジタル。安全保障と防衛。貿易・投資。」
岸田首相はCOPで英国に行き、少なくとも米国と英国の首脳と会うでしょう。これを大々的に記事にしないメディアがいるとすれば、まさしく反省しないサル以下。いやおサルさんにごめんなさい。
「モリカケ?」「。。。。あぁアレまだやってんの?」
これが一般人の素直な感想。
立憲民主党とオールドメディアは「民衆は無知」だと思ってる。
いつまでもやってろ。票と発行部数失うだけだから。
106では?
既に新聞を読まなくなって久しいですが、「モリ・カケ」ってなんでしたっけ。蕎麦?
人間基本的には自分が一番かわいいものです。
自分の食い扶持が増減する様な事態には敏感にならざるを得ません。
消費税減税を中心にメディアと野党が攻めたてたならばかなり状況が変わったのではないでしょうか。
しかし「日本学術会議人事で任命拒否された6名の任命」って…その6人の方々は嬉しいでしょう。
国民の生活にはあまり関係ないです。
消費税減税や給付金の再支給など、経済を論点にすれば立憲共産とも躍進したと思うのですが。
労働貴族にはお金のありがたみが分からないのでしょうね。
昨日のプライムニュースは、維新VS立憲共産党でした。
維新の馬場さんは、明確に「立憲共産党は野合で、それが国民の判断」と言ってました。
立憲は、小選挙区制は二大政党制がマッチしているという事を根拠にしてますが、別に小選挙区に拘束されるわけでもありません。選挙制度を中選挙区にすれば良い話。
立憲は、第一野党だから、二大政党制になれば得で、やはり説得力が無いんですよね。
市民連合のコメントです
https://shiminrengo.com/archives/4631
市民連合の本名は「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」です。
昨日のプライムニュースで、「甘利明氏など自民党の大物を小選挙区落選に追い込んだことは、野党共闘の成果だ」と言っていましたが、立憲の大物を落選に追い込んだのも、野党共闘の成果(?)ではないでしょうか。(もっとも、「個々の選挙区で事情が違う」と言われれば、それまでですが)
駄文にて失礼しました。
すみません。追加です。
昨日のプライムニュースで、立憲共産党が、「選挙結果を科学的に分析して結論を出す」と言ってましたが、そもそも選挙とは、個々の有権者が自分の思惑で投票するもので、推測による仮定は出せても、(どれだけ時間をかけても)科学的な分析結果は出せないものではないでしょうか。
駄文にて失礼しました。
そう言えば、共産主義も科学扱いだったような。
『科学を掲げて押し通すな!』と左派系記者が述べたような。
「科学を振りかざすな」でしたね。
共産主義が生まれた頃はそれが時代の最新理論で、科学を援用していた部分もあったので、科学的と呼ぶことに一理ありました。
今となっては、エセ科学と屁理屈の寄せ集め主義になってますけどね。
皆様
共産党は、「やってることは正しいから責任は無い」という話です。
やってることは正しくて、国民の支持を得られないのは、おかしいというと、逆切れする始末。
共産党が政権を取ると、こうなる良い見本でした。
「やってる事は正しいから粛清しちゃった〜 ん?親友の彼? 殺っちゃったけど正しいから責任転嫁無いよね〜」
スターリン
「もりかけ問題」、政治家がタイホされるような犯罪の証拠がでず、立件できなかった。
そんなれべるじゃ堂々巡りするだけ。そんなことに時間かけても何の解決にもならないわけで。
ホントに時間の無駄。それをコロナより重大、とかあたおか(あたまおかしい)ですね。
もし、本件を受けて犯罪化したいのなら、そのように用件を変えた法律を作ればよいわけで。
法律を作る/改正する仕事をするのが政治家でしょう。
でもそんなことをしても日本では、というか、ほとんどの国では過去に遡って遡及できないので、すでに過去の「もりかけ問題」には適用できません。おっと某国では遡及できるみたいですけどね。
立件共産党がどこに落としどころを持っているのかが謎ですね。
つーか、日本国を邪魔してスポイルすることだけが彼らの目的なんだと思いますけどね、かれらの正体は。
> 与党の出鱈目政治により離れた票が、コロナ対策を頑張った立憲に来ると思っていました
これをギャグとしてではなく、大真面目に言っているあたりが救われないところなんだけど、多分永遠に自覚できないんだろうなぁ。
> 予想以上に理念が伝わっていない現実を受け止めなくては
「理念」と呼べるようなものが何一つないということが伝わったからこその結果でしょ。
龍さま
理念は、「政権を変えないと政治が変わらない」という話でしょうね。
論理的に物事を考えるのが苦手な人は、騙されそうですよね。
政治が変わるとどうなるのか?真っ当な政治で何が良くなるのか?の答えは無く、ただ「変えないと良くならない」では、ちょっとね。
そもそも「政治が良くなる」というのはどういうことなのか。それをきちんと示せないのでは、法華の太鼓と同じですな。
別記事コメントでも触れられていましたが、立憲共産の間に入っていた市民連合は、山口二郎氏が顔役のようなものだったようです。(市民連合の正式な代表者は誰だかわかりませんが)
選挙前の番組でも、立憲共産の立場を代弁する者として一人称で喋っていました(本人もそう思っているのでしょう)。急に選挙が来たので逃げられなくなっただけかもしれませんが、討論では集中砲火を浴びたりしながらも、一人称で語っていた点は多少は評価してます。
選挙前日から昨日まで消息不明だった山口二郎氏が、選挙総括の連ツイをしています。立憲共産仕掛け人としての総括だと思います。
https://twitter.com/260yamaguchi/status/1455466005749141506?s=20
上で紹介されている市民連合の声明も、この連ツイのサブセットになってますね。言い訳です。
合意して訴えた政策(?)も具体性がないし、現下の社会情勢からするとピンボケで(憲法破壊とかジェンダーとか)、主張が浸透しなかったことが問題じゃ無いと思います。そこに書いてない遥かに広大な領域のことをどうするのか、へも答えはありませんし。
「初めて投票に行った人」が野党支持だろうという前提も、若者ほど自民党優勢という既知の事実を軽視しすぎでしょう。
これらは最初から割と言われていたことですが、結局こんな基本的なことを整理せずに横車を押していたことも大きいと思います。
今回、逆の風が吹いてたまたま立憲共産が議席を増やした(可能性はあった)としても、そもそも政権交代には程遠いし、10年20年のスパンで見れば議席数の移動平均は右肩下がりでしょう。
古き良き時代の復活を狙って、芸のない同じ手法で、最後のあがきをしているのだなあと思いました。
志位流図的活動で政権が倒れるのが韓国で倒れないのが日本で、と考えると、『日本人で良かった』と素直に感じます。
山口二郎氏などについては、真っ当な日本国民が距離を置こうとするよう、「正しい左派系市民団体」としてより先鋭化し内ゲバをしていって欲しいですね。
民主党政権で懲りたのが日本で、
文在寅政権を目の当たりにしても同じことを繰り返しそうなのが韓国ですね。
絶望的な壁を感じます。
このブログでも取り上げていたが
2017~21年の朝日新聞の決算を見るに
売上高、営業利益、純利益
発行部数、新聞広告、折込広告
が激減している。
朝日新聞はなぜこうなるのかがわかっていないようだw
https://bunshun.jp/articles/-/49782
「朝日新聞33歳記者が自殺 直後に部長が異例の人事異動」
組織が右肩上がりで成長していれば多少の矛盾や不満は抑え込める。
ただ組織が右肩下がりの衰退をすると多くの矛盾や不満が噴出する。
現在の朝日新聞はその組織が相当にきしんでいると見るのが妥当だ!
理念ってまさか”まっとうな政治”だの”嘘のない”だの”どちらを選びますか”だののアレらのことなんでしょうか。私のようなアンチにすらじゅ~~ぶん伝わっていますよ、標語だけは。単に多くの国民の心に響かなかっただけでしょう。あと理念云々などと、倫理観に悖る塩村氏には言われたかないですね。
政治は理念でやるものではありません。次々と迫る現実(経済、安保、残りでできるだけの福祉)をどう処理するかです。上手い政治家はそれを先回りし、悪いことは未然に防ぎ、良いことを招来するのでしょう。名宰相と讃えられるような最上の政治家は、そこにさらに美しい理念を飾り立てて国民をノせて、さらなる成果を上積みする。
中身がなんもないのに理念ばかり立てたって、「俺…将来絶対ビッグになるでよ…」とか言ってる30歳無職と大差ないでしょ。
もはやセウォル事件調査会の様相を示しているモリカケサクラですが、私見空想だと前提で述べさせていただき書き込みします。
元々なんでしょうが左翼傾向が明白に見える故赤木氏の嫁がやたら表舞台に出てきますが、赤木氏の自死の原因を全て上司や政権与党に被せているのは赤木寡婦と取り巻きだけです。
森友に関して職務の最前線にいたのなら、土壌の問題点や隣接する野田中央公園の暗部にも板挟みはなっていたはずで、現に森友学園問題の最初の証言者だったとされる関西生コン系の建設業者も自死(?)していますが全くスルーされ発端の重要人物の死を知らない国民も多いのではないでしょうか?
所在地が運輸局航路近く構造物建設に制限があったのも知らないわけがありません。
最近先進国と初めて言われて吹き上がり中の祖国を持つイカゲーな人々や同じ倭といわれるアンダーグラウンドの組織の影響下にもあり悩んでいたんじゃないかとも推測出来ます。
高級官僚地方支部勤務の方にどっちが重荷だったんだろうな?と思います?
また嫁との家庭生活が心の負担だったという世間一般でよく起こる自死の可能性は考えなくていいのでしょうか?
赤木文書とペリカン文書のようなキャッチフレーズがついてますが、弁護士が請求出来る遺書は無く家族に残したはずのものは選択的に隠蔽ですか?
そもそも赤木寡婦の要望に国会で答弁する意味や根拠ある?
加計学院にしても、法的になんの問題も無いのに法的責任を問われる公務員はたまったもんじゃないなと。
獣医師が余っているとか日本獣医師会の親族や玉木が要らない理由をさもドヤ風に語っていましたが、獣医師は製薬業界で引く手あまたです。
加計学園大学獣医師学部入試に受験者殺到した時は猛りくるってましたね。
受験生の需要は少なくともありました。
あそこには教授を派遣しないって日本獣医師会の正気を疑います。
新型コロナワクチン等の新薬の初期試験で大量の獣医師による動物実験が必要で各製薬会社は大きな獣医師の就職先になっています。
需要供給理論で大学の必要・不要が決まるなら全国の大学で文学部や社会学部なんて激減させていただたいていいですかね?
桜?
辻元氏の政治資金集めパーティーに自民の山拓まで出張り、外国人政治献金を受けていた立憲が言う?
今回の選挙で石原伸晃氏が落選した理由の一つが選挙期間中に外国人を壇上に上げて応援演説を行ったクルド人による選挙違反に反発されたとも思ってます。
サクラを見る会って赤字だったのを安部事務所が自腹で補填して支払ったんですが、ホテルの支払い請求踏み倒せば良かったんですかね?
少なくとも辻元のように金集めのパーティーではなく出ていく一方の立憲民主党議員も参加した催し物なんですが?
最後に韓国に教わったばかりのなにを言っても書いてもセーフになるパワーワードで締めくくりたいと思います?
…とまぁ、そんな「可能性もある」とかなんとか
森友と加計では、加計は何故選挙で政治家を選ぶかという基本に関わると思います。
公務員が決めたことにメスを入れるために政治家を選挙で選ぶんだと思います。
それが問題だというなら立民等の特定野党は政権を取っても基本的には役人の言う通りにする、ということになるのではないでしょうか?
「モリ・カケ・サクラ」は自由民主党、その中で最も憲法改正に向けて積極的な安倍晋三氏を狙い撃ちにした冤罪事件という印象が強いですね。
表向きは既得権益の死守が目的なのでしょうけれど、その本質は、朝日新聞、毎日新聞をはじめとした左派メディアと特定野党とその支持者が共謀して、憲法改正阻止工作の為に動いていたと見て取ります。
その影響で、憲法改正議論が何時まで経っても前に進んでいません。
皮肉にも支那発の武漢コロナ肺炎の影響で、国民が憲法改正に向けて進めるべきだという意見が多くなりました。
それでも立憲民主党は懲りもせず政権公約に「モリ・カケ・サクラ」の追求を記載していました。
有権者もこれには呆れてしまい、自民党候補や維新の会候補、国民民主党の候補に一票を入れたのでしょう。
お陰で「モリ・カケ・サクラ」を追求していた立憲民主党の議員が選挙区で落選(比例でも落選)しています。
オールドメディアや立憲共産党のみならずハシモト氏やコイズミ氏やコウノ親子にも彼女の言葉を聞いて欲しい。
「中国を刺激しないことを優先すれば、台湾はますます危険になる」by 蔡英文氏
出典:【中国点描】蔡英文氏が「米軍駐留」明かした狙い 矢板明夫氏
みなさんにお尋ねします。
もしマスコミに、「今回の総選挙の結果予想を外しまくったマスコミの、内閣支持率や政党支持率の調査は信用できますか」と尋ねたら、何と答えると思いますか。(選挙結果予想は、内閣支持率と違って、すぐに当たっていたかが分かります)
立憲民主党の枝野氏が党首を辞任される時
「ひとえに私の力不足」
と反省されたそうです。
私も普通なら「その通りだね」っていうタイプなんですが…
「いやいや枝野さんだけじゃないでしょ?」
って一見親切そうな言葉が飛び出てしまいます。
枝野氏程度の問題じゃねえだろがよ…と
ちなみに今回の選挙での当選者の44%・自民党当選者の17%が、まだモリカケやるべきだと答えているそうです!
もうめんどくさいからモリカケだけじゃなく
モリカケサクラケネディ暗殺セウォル金日成は何人いた?UFOって地球に来てるの?イルミナティvsフリーメイスン聖杯を探せ熱海土砂崩れ黒幕柏崎原発5キロ以内の国有地をなんで中国人に売却したの横浜旧市庁舎激安で三井が購入した価格は我が家より安い等々関連問題
とか延々タイトル延ばして、たま出版議事堂とかでやっていただきたい。
暇があったら聴いてやるけど結構人生の無駄時間っぽいものだらけ。
まあ、モリカケ騒ぎで強いて良かったことと言えば、財務省をはじめとする中央官庁の文書管理が信じがたいほど杜撰であったことが明らかになったこと、そして獣医師団体と文科省の結託によって獣医学科の新設が不当に制限されていたことが明らかになったことくらいです。どちらも実にケシカラン話ではあるので、早急に改善・是正されるべきではありますが、それだけの話であって、国会を2年も空転させるような話ではありません。まして、政治責任がどうとかいう話になりようはずもありません。
詰まるところ、マスメディアも野党も、最初から間違った攻め方をしていたということです。話を無理矢理捻じ曲げて安倍政権攻撃のネタにしようという発想そのものが頓珍漢で明後日の方向だったことは明白ですが、裏を返せば、その程度の小細工しかできなかったということでもあります。マスメディアと特定野党の知的頽廃ぶりは酷いものがあると言わざるを得ませんし、そもそもサヨク全般の知的頽廃や幼稚化はいよいよ救いがたいところまで来ているとつくづく思います。本人たちにその自覚が全くないあたり、もはや憐みの目をもってしか見ることができません。
隆様
私も最近、役所に提出する書類の余白には指摘されて突き返されない程度に地味に…野党議員や党首の名前書いてます…
いつか活かせる日が来るかも…
龍様でした
すいません
竜球のひゅーじょんは、二人の体質が合ってないと元より弱くなるという設定があったはず
その上、共に野菜人と地球人という体質的にはバッチリという二人でも、まともなひゅーじょんが成立するまで、何回も失敗していた
「ファイナル・フュージョン! 承認願います!」
「いや、まず査閲印を貰ってきてくださいよ……」
# も、元ネタが古い……(-.-;
2月の後半週。未知のウィルスが武漢で蔓延している中、情報収集と対策が急がれるのに関わらず、モリカケに終始する国会を見た時愕然としました。
立憲民主にとっては未知のウィルスなど理解を超えるものだったのでしょう。それゆえどう動いたらいいのか分からず、正常性バイアスに従って、安定のモリカケサクラを追求することで平静を保っているような見えました。
公明党は割と早くから動きがあり。現実的な公明と理念の立憲民主の対比が印象的でした。
人間、理解を超えるものには反応できないのです。
ケンポウきゅーじょーさえあれば有事が起きないと考える立憲民主は想定外のことが起きると喚き散らし騒ぐ能しかないことが証明された出来事だったと思います。