文在寅氏訪日失敗:なぜ読売新聞は「間違えた」のか?

昨日の『読売「日韓首脳会談で徴用工など協議へ」をどう見るか』でも取り上げたとおり、読売新聞は昨日早朝に「日韓首脳会談を元赤坂の迎賓館で実施する」、「日本政府は駐韓大使館の相馬公使を更迭する構え」などと報じました。しかし、『日韓メディアが「文在寅韓国大統領が訪日断念」と速報』ですでに結論が出ていますが、この読売報道の内容自体、結果的に「大外れ」でした。一連の騒動に加え、文在寅氏が今後、どう動くかについても、興味は尽きないところです。

文在寅氏の訪日スルスル詐欺

ここ数週間、当ウェブサイトで「訪日スルスル詐欺」など、やや揶揄気味に取り上げて来たのが、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領の東京五輪を契機にした訪日と日韓首脳会談に関する話題です。

文在寅氏がかなり以前から日韓首脳会談をやりたがっているというのは、昨年秋口に菅義偉政権が発足した直後くらいから、何度となく浮上してきた論点のひとつです。

ただし、これに対する菅義偉総理大臣の反応は、一貫して、冷ややかなものでした。

たとえば、菅総理自身、昨年11月に来日した朴智元(ぼく・ちげん)国家情報院長に対し、「日韓関係を健全化するためのきっかけは韓国の側が作るべき」と述べました(『菅総理「日韓関係健全化のきっかけ要求」の本当の意味』参照)。

これは、言い換えれば、「日韓関係がギクシャクする原因を作ったのは韓国の側なのだから、その解決策は韓国側が考えてください」、という、至極当然の要求です。

もっとも、少なくとも1965年の日韓国交正常化以降、日韓間で何らかのトラブルが浮上した際には、たいていの場合、日本が一方的に韓国側に譲歩する形でそのトラブルを収める、というパターンが常態化していました(当ウェブサイトの用語でいうところの「古き悪しき日韓関係」)。

だからこそ、韓国側からすれば、困惑しきりなのでしょう。

韓国は日韓関係において、自分でトラブルのタネを蒔いておきながら、自力でそれらのトラブルを収拾したという経験がないからです。あるいは、今になって突然、日本政府の側から「問題を解決する責任は貴国にある」とする態度を取られて戸惑っている、ということなのかもしれません。

こうした経緯については、コリア・ウォッチャーであれば、最低限、当然に抑えておくべきでしょう。

日韓協議があり得ない理由

「最低限のポイント」すら外した読売報道

ところが、こうした「最低限のポイント」すら外した記事が、昨日の『読売「日韓首脳会談で徴用工など協議へ」をどう見るか』でも取り上げた、読売新聞が配信した次の記事です。

日韓首脳、23日に初の対面会談…「外交官としてあるまじき発言」の駐韓公使は更迭へ

―――2021/7/19 1:17付 Yahoo!ニュースより【読売新聞配信】

読売新聞の昨日早朝の報道、読んでみると、あらためて強い違和感を抱きます。要点は次の3つです。

  • ①日韓両政府は東京五輪にあわせて23日に初の日韓首脳会談を行う方針を固めた
  • ②会談は東京・元赤坂の迎賓館で行われ、慰安婦問題や元徴用工問題などについて協議する見通し
  • ③日本政府は相馬公使を更迭する構え

このうちの③については、『駐韓公使「暴言」問題で期待する日本政府の「塩対応」』でも紹介した、相馬弘尚総括公使が15日、韓国メディアとの昼食会で一般的には「暴言」とされるような発言を行った問題に関連するものですが、これについてはのちほど取り上げます。

一方、①については、ここ1ヵ月近く、(おそらくは韓国側の要望で)日韓両国政府が文在寅氏の東京五輪を契機にした訪日と日韓首脳会談の開催で調整していた(らしい)、という報道などを踏まえれば、べつにおかしなものではありません。

日本は東京五輪のホスト国であり、文在寅氏に限らず、来日したすべての外国要人に対し、日本政府としては最低限の礼儀を尽くさなければならないからです。「ようこそいらっしゃいました」というあいさつ程度の略式会談くらいならば、開催しても不思議ではありません。

しかし、ここで違和感を抱く大きなポイントは、②です。なぜなら、上記「最低限のポイント」すら外しているからです。

日韓諸懸案、「協議」で片付くのですかね?

首脳会談で「協議」と呼ばれる行為をする際には、たいていの場合、事務方ですでに「結論」が詰められており、実質的には両国政府で何らかの合意に達した際に、象徴的に首脳が会う、という側面があります。

あるいは「大詰めでどうしても妥結しない場合に、首脳同士がトップダウンで合意する」、といったパターンもあるのかもしれませんが、どのみち、合意する内容についてはかなりの詳細を詰めておく必要があるはず。

ところが、日韓間で諸懸案を巡り、そもそも事務方レベルで何らかの合意に向けた協議が始まっている、という話は、ほとんど聞きません。

そもそも論として、2017年5月に文在寅政権が成立して以降に限っても、韓国が日本に対して働いた不法行為の数々は、日本政府としても下手な妥協ができないものばかりだからです。それらの一例を挙げると、次のような具合です。

外交儀礼違反
  • 日韓慰安婦同意に関する外交機密文書の一方的公表(2017年12月)
  • 国際観艦式におけるいわゆる「旭日旗」を巡る騒動(2018年9月)
  • 韓国国会議長(当時)による天皇陛下侮辱発言事件(2019年2月)
  • 日本政府のアグレマンも得ずに次期駐日大使人事を公表(2020年11月23日)
違法判決問題
  • 日韓請求権協定に反する自称元徴用工判決(2018年10月30日・11月29日)
  • それに伴う日本企業の資産差押えと「売却スルスル詐欺」
  • 国際法上の「主権免除」原則に反する自称元慰安婦判決(2021年1月8日)
安全保障問題
  • 火器管制レーダー照射事件(2018年12月20日)
  • 日本の対韓輸出管理適正化措置(2019年7月1日発表)
  • 日韓GSOMIA破棄騒動(2019年8月22日~11月22日)
その他の国際法違反、約束違反、不法行為等
  • 日韓慰安婦合意に基づき設立された慰安婦財団の一方的解散
  • 日韓請求権協定に基づく紛争解決措置の完全な無視(2019年7月19日)
  • 福島原発ALPS処理水放出を激しく批判(2021年4月14日~)

日韓協議の意味

本当に、壮絶です。

よくぞここまで問題をとっ散らかしたものだと思います。

では、このなかでも「一丁目一番地」と「一丁目二番地」である自称元徴用工・自称元慰安婦問題に関して、日韓間の「落としどころ」を考えてみましょう。普段から説明しているとおり、これらの問題、基本的に次の3つのどれかしか落としどころがありません。

日韓諸懸案を巡る「3つの落としどころ」
  • ①韓国が国際法や国際約束を守る方向に舵を切ることによって、日韓関係の破綻を回避する
  • ②日本が原理原則を捻じ曲げ、韓国に対して譲歩することによって、日韓関係の破綻を回避する
  • ③韓国が国際法や国際約束を守らず、日本も韓国に譲歩しない結果、日韓関係が破綻する

たとえば、自称元徴用工問題に関しては、次のような具合です。

自称元徴用工問題を巡る「3つの落としどころ」(例)
  • ①日本企業に不当な不利益が生じないよう、韓国政府が責任をもって、すべての自称元徴用工判決を無効化する措置を講じ、日韓請求権協定をしっかり守る
  • ②日本政府が日韓請求権協定の規定を捻じ曲げ、韓国国内の判決を尊重し、それを履行するための何らかの措置(財団設立など?)を講じる
  • ③双方譲らず、そのうちに日本企業の資産売却が行われてしまい、日本が対韓経済制裁に踏み切り、韓国も対抗措置を講じ、日韓関係が破綻してしまう

同じく、自称元慰安婦問題に関しても、次のような具合です。

自称元慰安婦問題を巡る「3つの落としどころ」(例)
  • ①韓国政府が日韓慰安婦合意に立ち返り、慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決済みと宣言するとともに、日本政府に対してくだされた主権免除違反判決を無効化する措置を講じる
  • ②日本政府が慰安婦合意の無効を宣言し、再度、首相や天皇が謝罪し、日本の政府予算から自称元慰安婦への追加補償を支出するなど、自称元慰安婦の要求に従う
  • ③双方譲らず、そのうちに日本政府の在韓資産の差押えが行われてしまい、日本政府が対抗措置として対韓経済制裁に踏み切り、韓国も対抗措置を講じ、日韓関係が破綻してしまう

なお、実際には、どちらも「③ダッシュ」として、韓国が延々、「売却スルスル詐欺」、「差押えスルスル詐欺」を繰り返し、ボーダーラインの向こう側で踊りながら日本を挑発し、日韓対立局面が長期化する、といったシナリオも考えられます。

もっとも、そんなことが続けば、日韓関係は緩慢な衰退に向かうだけの話でしょう。

日韓間でもう「協議」は成り立たない

以上を踏まえたうえで、日韓間の諸問題に関する日韓両国の「協議」というものが成り立つものなのか、もういちど冷静に考えてみましょう。

先ほどの読売新聞の記事には、こうあります。

会談は東京・元赤坂の迎賓館で予定している。慰安婦問題や『元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)』をめぐる問題などについて協議する見通しだ」。

言い換えれば、自称元徴用工問題と自称元慰安婦問題を巡っては、たとえば次のような合意があらかた取れている、という意味です。

  • 自称元徴用工問題では、日本政府が日韓請求権協定の規定を捻じ曲げ、韓国国内の判決を尊重し、それを履行するための何らかの措置(財団設立など?)を講じる
  • 自称元慰安婦問題では、日本政府が慰安婦合意の無効を宣言し、再度、首相や天皇が謝罪し、日本の政府予算から自称元慰安婦への追加補償を支出するなど、自称元慰安婦の要求に従う

自分自身で書いていて気付くのですが、これも、なぜか「日本が譲歩する」という前提ですね(苦笑)

いずれにせよ、菅義偉総理のこれまでの発言に照らしても、また、日本政府のこれまでの立場に照らしても、いずれもあり得ない話です。

ここまで譲歩するとすれば、米国からよっぽど強い圧力を日本政府が受けていたのか、もしくは日本の側に、どうしても「いま、喫緊に、韓国と関係改善しなければならない事情がある」、といった仮定でも置かないと、どうにも説明が付きません。

新聞の取材力の低下?

読売新聞の取材能力、大丈夫ですか?

すなわち、結論的にいえば、読売新聞の報道には、不自然な点が多すぎるのです。

しかも、元赤坂の迎賓館とは、非常に格式の高い場所です。

どうせあと1年も待たずに任期を終える予定の、指導力も求心力も低下しまくっている文在寅氏を、なぜこのタイミングで迎賓館赤坂離宮の賓客として迎えるという「最高級」の待遇をしなければならないのでしょうか。

読売新聞社に「報道機関」(?)としての自負があるのならば、こんなストーリー、端から「与太話」として弾き飛ばすくらいのことをしておくべきでしょう。

ちなみにすでに多くの読者の皆さまもご存じのとおり、昨日の『日韓メディアが「文在寅韓国大統領が訪日断念」と速報』でも「速報」的に取り上げたとおり、この読売新聞の報道は、現時点で「誤りだった」ことが確定しています。

それに菅総理自身、昨日、首相官邸で会見に応じ、文在寅氏の来日について、次のように述べています。

文韓国大統領の訪日見送り等についての会見(抄)

私は、文大統領がお越しになる場合には、外交上、丁寧に対応する、こうしたことを述べてきました。韓国側は大統領見合せの発表に併せて、東京オリンピック・パラリンピックの成功を希望する旨、述べております。こうしたことには留意したいと思っています。さらに、日韓関係を健全な関係に戻すために今後とも我が国の一貫した立場に基づいて韓国側としっかり意思疎通を行っていきたいと思っています。

―――2021/07/19付 首相官邸HPより(※下線部は引用者による加工)

ここで重要と考えられる部分に下線を引きました。

これ、先ほども紹介した、菅総理の朴智元氏に対する「日韓関係を健全にするためのきっかけは韓国が作るべきだ」という発言と、内容としてはほぼ同じです。菅総理のブレなさは、さすが、といったところでしょう。

そして、読売新聞の取材能力に対しては、あらためて「大丈夫ですか?」と問いかけたい気がします(余計なお世話かもしれませんが…)。

GSOMIA騒動以来の「勝利」(?)

さて、この文在寅氏の来日騒動の意味とは、2019年8月から11月にかけての「日韓GSOMIA破棄スルスル詐欺」に続き、「韓国側の無茶な要求を突っぱねたこと」の成功例、ということではないでしょうか。

(※「GSOMIA」は『秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定』の略称。GSOMIA破棄騒動については『韓国の「GSOMIA瀬戸際外交」は日本の勝利だが…』に加え、その1年後の『あれから1年:いまだにGSOMIA破棄できない韓国』等参照。)

現状、なぜ文在寅氏の来日が実現しなかったかについては、あくまでも報道をベースに判断せざるを得ない部分もありますが、私見を述べるなら、韓国側が勝手にどんどんと条件を吹っかけてきて、それに日本がいっさい応じなかったためだ、という可能性が最も高いように思えます。

その意味では、「突っぱねた」というよりも、「1ミリも動かなかったこと」、と表現すべきでしょうか。

それに、文在寅氏のこれまでの行動に照らせば、単なる儀礼的なものであったとしても、迂闊に首脳会談に応じるのは非常に危険だと思います。

もちろん、「ただ日本にやってきて、儀礼的な首脳会談をこなして笑顔でパシャッと写真を撮り、気持ちよく帰っていただく」だけで終わるなら、それ自体は無害です。

しかし、文在寅氏がそれで終わるとも思えません。密室での会談を行おうものなら、そのあと、「あることないことペラペラ喋る」、「してもいない約束をしたと言い張る」、といった行動に出るリスクについても、十分に警戒しなければならないのです。

つまり、ただでさえコロナで大変な時期に五輪が開催されるわけですから、要注意人物でもある韓国大統領の接待という「余計な仕事」など、ない方が良いに決まっています。

その意味では、菅総理が「来たければどうぞ(でも特別扱いしないよ)」、という態度を貫いたのは、大変に良いことだったのではないでしょうか。

(※なお、これを日本の「勝利」と呼ぶのには語弊がある、などと感じる方もいらっしゃるでしょう。ただ、「総理大臣が余計なことに頭を悩ませなくて済む」という点からは、いちおう、日本外交の勝利といえなくもないとは思う次第です。)

相馬公使の「更迭」、問題

さて、先ほど飛ばした、読売新聞の報道の③についても、簡単に考察しておきましょう。

相馬公使が発言した単語については、大変に下品なものであり、当ウェブサイトで取り上げるつもりはありません(もし知りたければ『駐韓公使「暴言」問題で期待する日本政府の「塩対応」』などもご参照ください)。

これについて、読売新聞は、次のように報じていました。

「(日韓首脳会談に合わせ)これに合わせ、日本政府は、在韓国大使館の相馬弘尚総括公使を文氏の対日姿勢について不適切な表現で批判したとして更迭する構えだ」

ところが、当ウェブサイトではその直後の『加藤長官「会談開催は未定」、読売報道を事実上否定か』でも取り上げたとおり、加藤勝信官房長官自身が昨日午前の記者会見で、次のような趣旨の発言をしました。

「(相馬公使の発言は)いかなる状況、文脈であったとしても、外交官として不適切な発言がなされたことは大変遺憾だと考えているが、現地において大使から厳重に注意がなされたものと承知しており、在外公館職員の人事についても外務大臣が在任期間などを考慮したうえで適材適所の観点から適切に判断するものと承知している」。

要するに、発言内容自体は「遺憾」であり、「厳重注意」に値するものだが、だからといって、その発言を理由として相馬公使を「更迭」するかどうかは別問題だ、というわけです。

もちろん、この加藤長官の発言自体、読売新聞の報道を否定も肯定もしていません。したがって、もしかすると、近い将来、相馬公使に対する異動が発令される可能性はあるでしょう。

ただ、もしそうだとしても、その異動は今回の発言と関係があるのかもしれませんし、関係がないのかもしれません。

この点、報じられた発言自体は、たしかに品性を欠いたものです。普段、韓国の政府、メディアが日本に対し、事実に基づかない、品性を欠いた非難を繰り返していることは事実ですが、だからといって日本の外交官の側が同じレベルに立つのはいかがなものかとは思います。

相馬氏の発言が日韓首脳会談を潰した!?

しかし、相馬公使の発言が、結果的に、韓国側の(なかば一方的で強引な)「韓日関係改善」という熱気を削ぐきっかけになった可能性はあるでしょう。というのも、さすがに今回の相馬公使の発言では、韓国国内でもさまざまな政治家から日本に対する非難の声がいっせいに上がったからです。

この状況で文在寅氏が日本を訪れれば、韓国国内の「対日批判」がそのまま「対文在寅批判」に転化するかもしれず、最悪の場合は文在寅氏と仲が悪いとされる次期大統領候補者が有権者の支持を集めてしまうかもしれません。

この場合、文在寅氏は大統領職を退いた瞬間、監獄だか天国だかへの扉が開いてしまうことになるでしょう。

もしかすると、今回の文在寅氏の訪日見送り決定も、「物理的に日韓首脳会談を調整する時間が足りなくなった」だけでなく、文在寅氏自身がこのタイミングでの訪日をすることの政治的リスクが大きくなりすぎたと判断したからなのだ、といった仮説には、そこそこ説得力があると思う次第です。

まだ「一件落着」ではないのか?

さて、今回の一件、「微動だにしなければ、相手の瀬戸際戦術が破綻する」、という意味では、GSOMIA外交に続き、日本外交に新たな方向性が見えたのかもしれません。

ただし、文在寅氏は今回の件でも懲りず、再び日本に対し何らかのアクションを仕掛けてくる可能性には十分な注意が必要かもしれません。

その意味では、本件に関しては「一件落着」とも思えません。

だいいち、日韓首脳会談自体は先月の英国のG7サミット時からくすぶっている問題であり、今後も折に触れ、こうした話題が出てくる可能性は十分にあるでしょう。

こうしたなか、『鈴置論考、「日韓の」ではなく「韓国の」特殊性に言及』を読み返していただければわかりますが、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏は、そもそもの文在寅氏の菅総理に対する「ストーカー」説を、「ブラックスワン」などに求めています。

もしこの見方が正しければ、「日本を利用して南北関係改善」などと言い出す可能性は、今後とも十分にありそうです。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 京ET より:

    文大統領がお越しにならないのは残念至極であり、今後の
    日韓関係を考えますと不安で仕方がなく、眠れぬ夜が続きそうです。

    1. 門外漢 より:

      嘘つけ!ww

    2. りょうちん より:

      昨日の熱帯夜はひどかったですよねえ。
      私も眠れませんでした。

    3. とほほ より:

      安眠枕をプレゼントしましょうか。

  2. より:

    退任直後には是非、監獄だか天国だかへの扉がドラマティックに開いてほしいものです。

    1. 異世界への門かもしれませんよwww

  3. WindKnight.jp より:

    とりあえず、相馬公使は、早急に離韓すべきですね。
    本当に、危ないので。

  4. イーシャ より:

    相馬公使の発言は、有給休暇一週間くらいの処分にすべき有能な発言でしたね。

    1. 芽島津 より:

      一つの注目ポイントとして、相馬氏が「大使館公使」として韓国に居続けられるのは韓国が相馬氏に対する外交官承認アグレマンを取り消さない事が前提になりますから、韓国政府の思惑も無視出来ないと思います。

      1. カズ より:

        これしきのオフレコ発言で公使が韓国側から信任拒否されるのなら、日本側も前例・相互主義の観点から随分とやりやすくなるのかもですね。

      2. だんな より:

        芽島津さま
        芽島津さんの考え方が、正しいと思います。

  5. 通りすがりの日本人 より:

    読売の誤報ですが、水面下の交渉状況をウォッチしていれば発表直前に全くの誤報を出せばメンツ丸潰れです。
    私の推測ですが、幹事長である二階派が訪日に向けて裏で動いており、その筋から情報を記事にしたように思われます。
    同派としては訪日に向け努力したと言い訳になりますし、読売としても今後の関係を考慮しての判断ではないでしょうか?

    1. より:

      もし「オフレコ談話の事実関係がガセネタだった場合、オフレコの約束は無効になり、ソースの氏名を公開しても構わなくなる」なんていう慣習を作れば、ガセネタによる情報操作は少なくなるし、メディアの信用度も向上するだろうし、ウィンウィンなのでは?

      1. 夕刻 より:

        なるほど,2Fだけに「わざと梯子を外して」一階に降りられなくした。
        つまり,二階砲をわざと撃ってから的を大ハズシして,口封じ。
        …と読めば読売もなかなか…。

    2. 引っ掛かったオタク より:

      A-A Line による 2F 外しの一端?

  6. 匿名 より:

    韓国マスコミ見ても、読売や毎日ではこう書かれていたと伝える記事はあっても
    自分たちで取材してこの来日断念の顛末を伝えている記事がないような
    daumを見ただけで韓国マスコミ全部見たわけじゃないですけど
    青瓦台側からの顛末も知りたいけど、どうせ嘘しか言わないか

  7. ムッシュ林 より:

    菅総理が一ミリもブレてないということは、韓国に対する対処方針や発言応答要領には全く変更がなかったということになります。
    今回日本のマスコミにより盛大なフェイクニュースが数多く報道されましたが、今時の役人が官邸の方針に逆らうなどあり得ませんし、内容的にも韓国側の願望を書いたにすぎないので、リークは韓国側のロビイングによって書かれたというのが真相ではないかと思います。
    新宿会計士様が整理した文在寅による数々の反日行為を眺めると、文在寅に来てもらうために日本側が何か譲歩するなどあり得ないということは簡単に分かるとおもうのですが、ATMならまだしも今回は読売や産経までフェイクニュースを書いてて、日本のマスコミの能力低下が心配になったのと、韓国側のロビイング能力の凄まじさを垣間見た気がします。

  8. G より:

    私は読売新聞の取材力は問題ないと思います。なぜなら、日本のしかるべき当局者が発言した内容を記事にしたからです。しかも今回は一判的には官房副長官とされる「政府高官」も読売に対して発言しています。

    今回の件は意図的リークです。1社に限って新聞社として充分信頼できる実権者が情報を漏らす。リークを受けた新聞社は特ダネとして大きく記事にする。
    広告宣伝の世界では1社リークは教科書に書いてあるレベルの当たり前のテクニックです。新聞社は特ダネを得ることができ、リークした企業は世間の注目をより大きく浴びることが出来ます。

    今回の意図的リークが通常と違うのは、その実権者たちが決定事実と違うことをリークしているという点です。簡単に言っちゃうと実権者たちが嘘をついているのです。読売もそれをわかって、でも「信頼できる筋」の話であるから報道する。

    この意図的リークはこれまで何度か繰り返されました。日テレ系、産経、読売、、、と「1社」の部分は色々変遷しましたが。その後必ずあったのが官房長官による報道の否定コメントです。これも一社リークのセオリーです。大抵の場合「まだ機関決定はされていない」なんてペーパーが出されます。このペーパーも事実です。普通の場合は、結局は実現する内容を機関決定前にすっぱ抜き出来たことで報道機関としての取材力を見せつけることができます。

    今回なぜ実権者と報道機関の共謀による「嘘のリーク」が行われたか。間違いなく大統領訪日が実現した際の条件を限定する目的でしょう。まだ交渉成立していない内容が新聞に載ってしまう。それが韓国が望む形なら良いのだけど、若干足りない。日本としては、もしリーク通りの内容で訪日されるならまあ仕方ないというレベルに設定しているのでしょう。会談を行う(時間は書いてない)迎賓館を使う(空きが有れば使うことに問題はない)慰安婦等諸問題も話す(まさに原則的なことを話すだけ)相馬公使は更迭してあげる(大統領が訪日して唯一の成果がこれかよw)

    韓国はこの条件に耐えきれず訪日を断念し、虚報報道機関が複数発生してしまったわけですが、読売はじめ報道機関はそんなに気にしていないでしょう。「韓国側が心変わりしたんじゃないですか?」とシレッとしてればいいので。それよりも政府と強いパイプが維持できていることが心強いはずです。

    注目の動きの一つに、毎日による「対抗リーク」もありましたね。GSOMIAやら輸出管理の問題やらを解決することに同意したとか。あれはまさに韓国側からの対抗でしょう。しかも、一大使館員レベルの実権者とは程遠い。意図としては、日本側の意図的リークに紛れ込ませてその内容で訪日を決めようと。ただ、バレバレでなんら効果なかったですが。毎日はそんなもの記事にしちゃって今後大丈夫なんですかね。韓国の大使館員とのパイプなんて意味ないでしょうに。

    1. 引っ掛かったオタク より:

      会社ツブレて帰国するとき使うツテなんじゃないでしょーか?
      >大使館員とのパイプ

    2. ムッシュ林 より:

      非常に参考になりました。ありがとうございます。

    3. 匿名 より:

      ありがとうございます。
      一番腑に落ちる解説です。
      しかし、こういう手練手管というのは国民がもっと賢くならなければ結構な混乱を引き起こしますよね。
      だからこそ一番刺激の強い読売の記事が最後の最後に出てきたということなのでしょうが、心臓にわるいです。

    4. 参考になった より:

      リーク先が朝日・毎日でなく 読売・産経だった事を考えれば
      尚更納得いきますね

    5. チキンサラダ より:

      同感です。
      私も、読売へのリークは官邸からの意図的なリークだと考え始めていました。
      韓国政府が日本政府からの度重なるマスコミへのリークに悲鳴をあげてましたが、それが一つの傍証かと思います。

      毎日など親韓新聞への韓国政府からの対抗リークも同意です。韓国外交官によるロビイ活動に関しては、鈴置さんも取り上げていましたね。メディアへのリークを日韓どちらもが行って、激しく駆け引きをしていたということでしょう。

      韓国が、何かを打診するたびに間髪いれずに、韓国の条件が矮小化された偽情報がリークされる。タイムリミットもあるなか、韓国側としては絶望的な気分だったでしょう。もっともそれは韓国がいつも日本に行ってきたことなのですが。

      別のところでもコメントしましたが、こういうリーク戦や公使による意図的な失言など、ねちっこい嫌らしい攻撃に関しては外務省は大得意です。

      こういう戦いなら日本は韓国と対等以上に戦えると確認できたことも収穫でした。

    6. PONPON より:

      G様

      ほぼ同感です。
      文大統領訪日を潰したいので保守系メディアがリークしたのでしょうが、文大統領の意向に沿った訪問を実現させようとした内外の人達による画策を潰すためというのが一番の目的だったように思います。

      そういった内外の人達による工作は、今後も続くのでしょうね。

  9. くものすけ より:

    「韓国が日本に対して働いた不法行為の数々」に、次の項目も付け加えてください。

    ・在韓国日本大使館に対する、ウィーン条約に違反する(という表現は控えめに過ぎるレベルの)不法行為

    ・産経新聞ソウル支局長に対する不法な名誉棄損判決。

    洗い出せばまだまだたくさんあるのでしょう。多すぎて呆れますが、だからと言って、いい加減にすることはできません。できる限り拾い上げてすべて彼らの前に積み上げましょう。
    積み上げ示す行為が、残念ながら韓国には何の影響も与えないのは承知の上です。彼らは根拠なく自分たちは正義だと信じていますので、いくら事実を示しても彼らの主張は変わらないでしょう。これまでの経緯がそれを証明しています。
    私たちが主張する相手は、韓国ではなくて、世界です。日本が誠意を以て対応してきたことと、それに対して韓国がとってきた行動を、事実として世界に示すことが、今となっては最良の手段ではないでしょうか。

    1. 匿名 より:

      あと、東京五輪で科学的な根拠も示さず「福島県産食材が放射能に汚染されている」という印象を与え福島県民等の努力を踏みにじっている。たくさんの海外メディアが集まってるのだから、こういうk国の阿漕な真似を発信してもらいたいものであります。

  10. 匿名 より:

    公使の暴言は許し難いので大使館閉鎖で韓国さんに許しを乞うしかないな

  11. だんな より:

    まあ、報道の何が真実か分からないというのが、今回の来日騒ぎの教訓のように思います。
    という訳で信用できませんが韓国が、日本側に要求した内容についての報道です。
    https://www.news24.jp/sp/nnn/news91kv27m2swlelwjzxr.html
    韓国の要求は、
    ・「次回開催国のフランスと同等の扱い」
    ・「菅首相との会食」
    ・「輸出規制強化の解除」
    ・「成果を持ち帰らせろ」
    とあり、これではお話にならないので今回のノーディールに繋がったのだと思います。
    韓国政府が、文大統領訪日の価値を高く見積もり過ぎたのが原因で、それは韓国の過剰な自己評価による物です。韓国は反日だけで無く、「韓国人は世界一の民族である」という民族優越思想で政府が、葛藤の多い国民を統治して来て、それがK貿易やG7招待などでエキサイトしており、当面収まる事は無いでしょう。
    日本政府の一貫した方針は、「韓国政府が、国際法違反の是正する事」だと思いますので、ブレずに継続する事が重要だと思います。

    1. たい より:

      何か、少しでも話を聞いてみようかという気にもなれない高圧的な内容ですね。
      日本の外務省の親韓派も心底呆れ果てたのではと思えます。
      韓国の外務省はもはやまともな人材がいないのでしょうね。
      恐るべきは文外交ですw

    2. haduki より:

      記事読みました
      韓国側が「文大統領が訪日したら(長時間の本格的な)会談は開催するのか?、恥をかかされる事は無いのか(日本が何か譲歩してくれる保証はあるのか)?」
      という問いに
      日本が「来るならば(五輪で訪日した首脳に挨拶程度の短時間の)会談はするし、(外交儀礼的に)無礼な事はしない」
      と回答した結果
      韓国側が勘違いして会談への期待が膨らみどんどん要求をエスカレートしていったみたいですね
      公使の不適切発言も、こうした現場のウンザリ感からでたものでしょうね

  12. めがねのおやじ より:

    ふざけた言い方になりますが、相馬公使は文訪日を潰すナイスアシストになりましたねえ。或いは終了間際の劇的ゴールか(笑)。これだけの勝ちっぷり、中々、韓国相手には見れませんよ。

    読売新聞はハズレネタを政府関連からつかまされたか、独自取材ならソースが甘かったのです。読売にそれをやらせたのは、発行部数が多く、産経ではもともと保守性向の強い人しか読まないから。ATMなら後で厳しく非難される。読売なら次に1本、ホンネタをリークさせれば良いわけです。

    しかし、文大統領はこの一件で内外共に支持層減らしましたね。もともと「訪日するな」が60%以上でした。結局行かなくなったけど、こんだけ無様な発表なら、左派支持層はコキ下すと思う。

    南北宥和工作に五輪を利用しようとしたり、企みがミエミエです。怒る韓国人は、五輪代表チームに「即刻帰国せよ」と言って来ないか、楽しんぱいです。

  13. taku より:

    GSOMIA騒動以来の(日本外交の)「勝利」という新宿会計士さんの見解に全面的に同意します。オリンピックの開会式に参加したいという外国首脳を、非礼との誹りを受けずに断るという困難な作業を、きちんとやりとげたと思います。「パーフェクトゲーム」と呼んでもいい。ただ読売の誤報については、外務省とタッグを組んだ訪日潰し工作の一環ではないか、と推測しています。韓国を特別視しなくなった日本及び日本国民と、未だに特別視されて当然と考える韓国および韓国民とのズレが続く限り、日韓関係の本格的な改善は望めません。本サイトの存在価値もさらに高まると期待しております。

  14. だんな より:

    相馬公使の発言と処遇について考えていた時に、ふと思いつきました。

    韓国の反日、優越民族思想など、大体の事は、韓国人のマスターベーションだと考えると、理解しやすいんじゃないでしょうか。
    歴史的な属国時代の小中華思想もマスターベーションのおかずと、単純に考えれば良いんじゃ無いでしょうか。KPOPのランキングをネット操作したりするのも同じ事。
    今では、マスターベーションを世界に見せつける「変態民族」と理解すれば良いのでは。

    阿野煮鱒さま、龍さま
    どうですかね?

    1. sey g より:

      だんな様、そのとおりだと思います。

      中国の歴史はプロパガンダ。
      韓国の歴史は自慰。

    2. 阿野煮鱒 より:

      仰る仮説で彼らの生態が不都合なく説明できると思います。
      2chで「ホルホル」と言われていたアレです。
      一時はスッキリできても、また溜まってきて「謝罪と賠償お代わり」なのもそうです。

      ただまあ、国際情報戦の手段としては、性的な表現は避けた方が、第三国が耳目を背けないでくれるかな、と思います。

    3. より:

      一つの見方としては成り立つと思いますが、個人的には、そのような方向性で説明するのは、いよいよ最後の手段だと思っているので、あまり乗り気にはなれません。

      一応、お約束ですので、

      > 「変態民族」

      変態さんに謝れ!

      1. だんな より:

        龍さま、阿野煮鱒さま
        一体の理解を得られたので満足します。
        もう少し考えると、良い話になるかも。
        これこそマスターベーションかも、しれませんね。

  15. 大陸 より:

    今回の文大統領訪日問題については、新聞社と政権あるいは自民党内における情報元にある種のグループ化がされているのでは、とも思えます。日韓問題については、左派系の朝日新聞や旧社会党などはソ連・中国・北朝鮮シンパでかつて朴政権やその後の軍事政権を厳しく批判(非難かな)してきました。一方、自民党内には朴政権とそれに連なる軍事政権と近い人たちとまぁ民主的っぽい人たちがいました。この辺は少し歴史をかじっただけでも分かります。この自民党内の軍事政権に近いクループが産経・読売に近くて、いってみれば日韓議連なんかをネタ元にして、なんとか日韓関係を昔に戻して、もう一度おいしい汁をすすりたいと両紙を利活用している、なんてことかも。このところ右翼(この2紙が右翼、なんて多分右翼は許さないと思いますが)呼ばわりされる両紙がフライングのように間違えているのは、もし、韓国政府筋が言うように日本政府がメディアを利用して情報操作している、というならまぁ日本政府も捨てたものではないけど、ガセネタつかまされて嬉々として報道しているとしたら、そんなこともあるのではないかと、考えてみたりします。

    1. PONPON より:

      大陸様

      >この自民党内の軍事政権に近いクループが産経・読売に近くて、いってみれば日韓議連なんかをネタ元にして、なんとか日韓関係を昔に戻して、もう一度おいしい汁をすすりたいと両紙を利活用している、

      10年前ならその可能性が大だっと思います。
      アメリカ国務省等の日韓連携派、軍事産業等の利権派がバックにいたのでしょうから。。

      今はどうなんでしょうねえ。
      正直よく解りません。。

  16. sqsq より:

    読売はダマされたんだと思います。日本にか?韓国にか?
    「赤坂迎賓館」から、たぶん韓国にダマされた。ここを韓国との会談に使うことは日本の政治家の発想からはでてこないんじゃないか。

    新聞記者というのはスクープに弱い。一歩ひいて「ちょっと変だ」と思えないのですかね。

  17. マスオ より:

    私は今回の誤報は、K国側の代弁記事でも、二階派の情報のリークでもなく、昨日、会計士様も仰っていた(と思いますが)外務省の「観測気球」ではないかと思います。

    まず、記事をリークするなら、朝日か毎日だと思うし、それに読売の記事が出た後にK国側で「メディアに願望情報をリークするのはけしからん。こちらは何も聞いてない」と言うようなことを言っていたように思います。

    どうしても、首脳会談を開きたくない外務省は一計を案じて、相馬氏に不適切発言をさせて、記事でダメ押しをした。恐らく、こういう記事を出せば、彼らは自縄自縛に陥ることまで見越して。

    で、記事には「赤坂の迎賓館で協議」と言う、読む人が読めば「?」が付くような分かりやすい記事にしたのではないかと思います。

    実際、ヤフコメ欄でも、新聞を真に受けて「菅さんにはがっかり」だの「自民党はもう支持しない」だのもたくさんありました。

    まぁ、あくまで妄想ですw
    そうだったら、外務省を少し見直したのと、今回の外交的勝利のMVPは相馬氏という事でwww

  18. 海と島 より:

    読売の当該記者の社内評価っていうのは、どんな扱いになるのでしょうか?
    ちゃんと取材せえや!
    と叱責されるもんなんでしょうか?
    新聞社内の事情がよう判らんのです。

  19. より:

    まず、皆さんがまだ指摘していない点を一つ指摘しておきたいと思います。
    今回の読売の「誤報」は、国際面の隅っこに囲み記事として掲載されたものであり、けして大きな扱いの記事ではありませんでした。つまり、読売としては、一応そういう情報があったから記事を載せたよ程度の扱いしかしていないのです。私は、このような記事の扱いから、99%フカシだろうと判断しましたが、実際その通りになりました。その一方で、今日の朝刊で、読売は文大統領訪日断念に関する解説記事を、それなりのスペースを割いて掲載しています。おまけに、「誤報」に関する訂正もお詫びもしていません。つまりは、読売は最初から「誤報」であることを承知していたのだろうと推測できます。であるならば、今回の「誤報」は、首相官邸・外務省と読売が結託し、訪問潰しの最後の一手として放たれたものだという推測も成り立つでしょう。実際には、相馬「暴言」が想定以上に効力があったため、不要だったけどということなのかもしれません。

    ただ、このことから、図らずも「紙の新聞」の有用性が明らかになってしまいました。オンラインニュースでは、すべての記事がフラットに掲載されており、記事の重要性は文章量くらいでしか判別できませんが、紙の新聞だと扱いの軽重が一目瞭然となります。それでもまだ、新聞社の自社HPでは掲載の仕方に工夫できるかもしれませんが、Yahooニュースのような記事転載サイトだと、それもよくわからなくなります。
    日頃Yahooニュースのようなニュースまとめサイトは見ておらず、気になった報道については、極力オリジナルの新聞社・雑誌サイトで確認するようにはしていますが、今回の件で分かったのは、それでもまだ不足する場合もあり得るということです。

    正直なところ、ちょっと複雑な心境ではありますね(苦笑)

    1. iwamurasta より:

      なるほど。記事紙面を見てないので分からなかったんですが、訪日潰しの一貫だと思えば納得できます。なんで読売が? 経営不振の補填として、コリアンマネーを入れたのか? とか想像してしまいましたが(笑)、読売はそこまではいってないですよね。相馬公使で訪日が止まったようですが、読売の記事も含め、さらにあといくつか用意されていたのかもしれませんね。
      あと、個人的には、北からのナイスアシストもあったように感じています。

    2. 新聞を読まない高齢者 より:

      龍さま

      だから紙の新聞を読むべしとのご助言ですかね。

      1. より:

        いいえ。紙の新聞がオワコンだとか、もはや無用でしかない、と言い切るにはちょっと早いんじゃない?というだけで、記事の文面だけからその記事の価値を判断できる人であれば、紙でなければならない必然性はありません。

    3. はにわファクトリー より:

      分析に関してはおおむね龍さまの見解と立場をいつにしますが、紙の有用性は逆なんじゃないですかね。報道の値打ちというか重みは、記事の配置や活字の大きさ、文章の長さではありません。

      1. より:

        > 報道の値打ちというか重みは、記事の配置や活字の大きさ、文章の長さではありません。

        それは読者にとっての値打ちの話です。記事の配置や活字の大きさには、間違いなく新聞社としての言外のメッセージや判断が含まれています。だから、記事の文面だけからそこまで読み取れるような読者であれば、確かに紙である必然性は何もありません。はにわファクトリー様は、そこまで読みきれるという自信をお持ちですか?

    4. 頓珍韓 より:

      龍様

      面白かったです。
      「紙の新聞」でしかできない表現方法って確かにありますね。
      そして、読者はそれを後から検証できるというメリットとしてあります。

      ただし、それは意図的な表現を行う者と読者がいる前提なので、「紙の新聞」の帰趨は変わらないでしょう。

      1. より:

        ええ、紙媒体の衰退と将来的な消滅は避けようがないでしょう。その点に異論はありません。ただ、今回の件で、私自身思ってもいなかった有用性がまだまだ紙媒体にはあり得るのだということを「発見」し、ちょっと戸惑っています。
        なんでもかんでもデジタル化することが良いことで正しいことだと言い切ってしまって良いのか。デジタル化することで失われてしまうこともあるのではないかという懸念であるのかもしれません。

        このところ、アナログレコードの復権が一部で言われています。もちろん、この先アナログレコードが再び主流になるなんてことはあり得ません。しかし、アナログレコードのささやかな復権は、必ずしも懐古趣味というだけでは片づけられない何かがあるのかもしれないと思っています。

    5. ちょろんぼ より:

      龍さま

      誤報とご記入されておりますが、新聞に誤報なんてありません。
      全て新聞社内では、事実又は事実同等物です。
      だから、誤報したとか、訂正記事なんか掲載しません。
      誤報になったのは、新聞社内の事実と現実世界の事実が異なった。
      ただ、それだけの事です。

      1. より:

        だから「」内に入れてあるのです。
        なお、極々稀ですが、新聞に「お詫び」とか「訂正記事」が掲載されることもありますよ。大抵は、紙面の一番端に申し訳程度にですけどね。アノ朝日ですら、15年後には記事の取り消しをすることだってあるのですから。

    6. 凡人封 より:

      龍さま

      なぜ読売?問題で一番すんなり理解できた解説でした。ありがとうございます。
      ただ、これはもしかして少し怖い点なのかな?と思いました。

      この記事の技は、龍さまのように、紙面の取り扱いなどを熟知した読者に有効な手法ですよね。
      今後、そういう人がどんどん減っていくであろう中で、新聞社の意図しない形で世間の受け止めがズレた時に大きな問題を引き起こしたりはしないかと、いらぬ不安を感じる次第です。

      私もiwamurastaさまのように「読売、お前もか」とがっかりしたクチでした。

  20. とある福岡市民 より:

    > 韓国は日韓関係において、自分でトラブルのタネを蒔いておきながら、自力でそれらのトラブルを収拾したという経験がないからです。

     もしかして、韓国は他の国とのトラブルも自力で解決した事がない可能性はありませんか?

    逆ギレして相手や(なぜか)日本のせいにする
     例:ラオスのダム決壊事件
    相手の反発から逃げまくって相手の根負けや泣き寝入りを狙う
     例:イランの石油代踏み倒し、パラオのKBブリッジ崩落、ベトナムのライダイハン問題
    土下座したり言い訳したり泣きついたりして相手の寛大な対応を引き出す
     例:アメリカ大使のリッパード氏へのテロ
    裁判所に圧力をかけて自国に有利な判決を出させ、加害者のくせに被害者ぶる
     例:インドの河北精神號Hebei spirit号の原油流出事故にて被害者であるインド人航海士に懲役刑を下す

     それはさておき、読売新聞の取材能力、本当に大丈夫ですかね?特ダネを一番に報道する事ばかり目指して裏取りをせず、結局飛ばしになって信用を失う羽目に陥ってます。

    1. とある福岡市民 より:

      すみません。これも追加します。

      逆ギレして相手や(なぜか)日本のせいにする
       例:駐ニュージーランド大使館の現地職員へのセクハラ、アシアナ航空214便着陸失敗事故

      相手の反発から逃げまくって相手の根負けや泣き寝入りを狙う
       例:中国を介した北朝鮮への密輸やせどりの発覚、2002年ワールドカップの誤審問題

    2. だんな より:

      とある福岡市民さま
      外交問題だけで無く、国内の問題も解決できません。
      セウォル号の事件のその後でも分かる通り、問題解決能力が著しく低い民族だと思います。

      1. 農民 より:

         通常と言うか多くの人類は

        1)問題が発生する。
        2)1を基に原因を考察する。
        3)2を基に解決策を講ずる。
        4)うまく行けば解決、でなければ2か3に戻る。

         というまぁ極当たり前、自然に考えればそうとしかならない手法をとるものと思います。どの段階においても当然問題そのものを考え、逸らさず直視できていればいるほど解決が近い。が、彼らの場合は……

        1)問題が発生する。
        2)まず誰のせいなのか、誰が上位なのかを考える。
        3)考えるっつーか常に正しいのはウリ。
        4)うまく行けば押し切れる。いかなくても前項には戻らない戻れない。

         と、終始一貫徹頭徹尾、問題そのものを視ることがありません。”問題解決”の概念がヨソとは異なるのかなぁと思います。
         爆弾をうまいことパスしてまわせれば”K解決”なんじゃないですかね。文在寅訪日の件は、最初からずっと爆弾をもったまま、ついに爆発したっぽいですが。多分、日本のせいにして「ふう危なかった致命傷で済んだぜ」、とまた日常に戻っていくことでしょう。解決ヤッタネ。

    3. 匿名z より:

      韓国が改造したインドネシアの潜水艦沈没事故も我関せず。その後を知りたくて検索したらyahooだけ削除されていました。なぜだろう。他のは残っていました。

  21. Naga より:

    北朝鮮が韓国を、約束を守らなかったか何かで相手にしなくなったのと同様に、媚韓派議員等も韓国の信頼を失って相手にされなくなればいいのにと思ってしまいます。

  22. 名無しの権兵衛 より:

     長引いた騒動がようやく決着して、残された疑問が「文在寅大統領は、何故、あれほどまで日韓首脳会談実現に執着したのか?」です。
     今回の結末から「北朝鮮ブラックスワン説」や「アメリカ政府圧力説」の説得力は薄れました。
     現在、文大統領の最大の関心事は、来年3月予定の韓国大統領選挙の行方だと思います。その結果が自身の監獄行きを左右するからです。その意味で、鈴置高史氏の「監獄回避説」には賛成です。
     文大統領は「監獄回避」の方法の一つとして、「日韓懸案問題の韓国に有利な決着」を実現して、自身の後継大統領候補の援護射撃をしようとした、というのが真相ではないでしょうか。
     ➀慰安婦・徴用工問題、➁戦略物資の輸出規制強化問題、➂福島第一原発汚染水排出問題の(韓国政府の)三大懸案のうち、1つでも韓国に有利な決着を実現できれば、大統領選挙で与党候補が有利になると考え、「どうせ、3つともダメでも韓国としては失うものは何も無いのだから、強気で押して押して押しまくれ!」と檄を飛ばしたのではないかと思います。いわゆる「ゼロ対100」理論です。
     こうした文大統領の自分勝手な要求を、日本外務省の対韓外交関係者の大部分が(日本国民の多くも)冷ややかな目で「独り善がりな要求だ」とあきれていたことは事実だと思いますし、それが、相馬公使の発言につながったもので、外務省の多数の意見を代弁したものだと思います。
     私のような古い世代でも、学生時代の議論で「そんな議論は、お前さんのマスタベーションに過ぎない」など、「独り善がり」と言う意味で使うことの方が圧倒的に多かったと思います。相馬公使も他の外務省職員も、普段から、そのような意味で使っていたのではないでしょうか
     その意味で、相馬公使は「文在寅大統領に対しての発言ではない」と弁明していましたが、本当は「『独り善がり』と言う意味で使ったのだ」と弁明したかったのではないでしょうか。

    1. より:

      > 「アメリカ政府圧力説」

      アメリカの圧力が日本には加わっていなかったという点では仰る通りですが、韓国に(だけ)加わっていた可能性という点については、何も否定されていません。
      私はブラックスワン説にも監獄回避説にもいずれも否定的ですが、どちらにしても、こうも土壇場まで醜態を晒してまで訪日+首脳会談による成果に固執した理由としては弱すぎると考えているからです。一発逆転を狙うのならば、あんな無様な値切り方はしません。
      文在寅大統領がここまで固執した理由としては、北朝鮮絡みと考えるのが最も妥当性が高いと思いますが、そう考えると、以前ここでも議論した「勘違い説」「曲解説」のほうが、まだしも文大統領の動機を説明できていると思います。

      1. 名無しの権兵衛 より:

        龍 様へ
         「勘違い説」や「曲解説」も理解できますが、それにしては、「本当に首脳会談を実現しようとする気があるのか」と言われても仕方が無いような韓国政府の態度は、「勘違い説」や「曲解説」の信憑性を疑わせると思うのですが。

        1. より:

          以前もちょっと書いたように、韓国側に「日本は本音では関係改善したがっているに違いない」「首脳会談を切望しているに違いない」という愚かしい思い込みがあったからですよ。日本の一部メディアや自称有識者もしきりとそんなことを書いてましたしね。
          日本政府が、韓国に、とりわけ文在寅政権にもはや何も期待などしていないということ(再々菅総理や加藤官房長官が表明してますね)をどうしても受け入れられなかったのでしょう。今や事実上のG8の一角として世界のリーダーであり、さらには日本にとって「兄の国」であるはずの韓国がそんな軽い扱いを受けるはずはない、あってはならないという思い込みです。
          そういう戯けた思い込み無くして、あんなにエラソーに条件付けをすることはなかったでしょう。しかも、自分から懸命に値切るという醜態を晒したのは、「え?え?日本は訪日と首脳会談を望んでいるはずじゃなかったの?」という困惑と焦りの表れです。

      2. 頓珍韓 より:

        横レス失礼します。

        文在寅大統領の北朝鮮愛は、「マスターベーション」発言で消えるほどでもないとは思うのですが、、、。
        それでも「アメリカ政府圧力説」があって、併せて日本に一切圧力をかけてない前提を考えると、アメリカは「訪日+首脳会談」を望んでいなかったことになり、今回の一幕はアメリカによる「韓国左派追い落とし」の謀略であったことなると思います。
        「アメリカ政府圧力説」というよりも「アメリカ謀略説」であると。
        そして、そこまでアメリカが韓国の次期大統領選挙に注力しているのであれば、必ずやアメリカの推す大統領候補がすでに存在しているとおもうのですが、そういった人物が見当たらないような気がします。たとえば、”当選後に”中国に強硬に対峙し、日米韓の同盟強化のために日韓基本条約を守るような気概を感じる候補者のことです。となると、「アメリカ謀略説」は無かった、とも感じるところです。

        そして現在、水面下で日米と北朝鮮で交渉が進んでいる場合、今回「訪日+首脳会談」ができなかったことは、アメリカが望む完全なる「韓国左派追い落とし」となるとも思えます。「ブラックスワン説」の芽はまだ残っているようにも思えたりしますが、この説は表面上なにも表れていませんし、表れるべきものでもないでしょうから、想像の範囲内ですね。

        「監獄回避説」は、文在寅大統領のメインテーマとして間違いなくあり、その他の説の前提として当たり前にあると思っています。

        1. より:

          > 文在寅大統領の北朝鮮愛は、「マスターベーション」発言で消えるほどでもないとは思うのですが、、、。

          訪日して、仮に数分の首脳会談を行ったとしても、何ら「成果」を得ることができないということを嫌でも認識せざるを得なかったということでしょう。「成果」がなければ、文大統領が切望する北朝鮮への大規模な”人道的支援”には全く繋がりません。ならば、訪日を断念しようというのも当然でしょう。
          実際には、仮に何らかの「成果」があったとしても、それがアメリカによる制裁緩和に直ちに繋がるとは到底考えられないのですが、文在寅政権はそう思い込んでいたものと思われます。今頃、文大統領は青瓦台の一室で日本への呪詛をブツブツとつぶやいているのではないでしょうか。「アメリカが制裁緩和に全く動こうとしないのは、日本のせいだ……」とか。

          1. 頓珍韓 より:

            「アメリカ陰謀説」「ブラックスワン」にしろ、良く言えば彼らの「憶測」や「想定」、直截に言えば「勘違い」や「曲解」ですから、今回の一件は、龍様のおっしゃる「勘違い説」や「曲解説」と表現するのが一番適当であるのでしょうね。
            個人的には、そこに行きつきました。

            追加すると、根本にあるのは、「北朝鮮愛」と「監獄回避」。
            そして、精神を安定させるため(プライドを保つために)の常用薬が「反日」「反米」「反中」。
            ただし、副作用として幻覚、幻聴があったり、認知能力に問題が起こる。
            やってることはマスタベ(キモチイイー)。
            現在は、オーバードーズで「薬やめますか、それとも主権国家やめますか」レベルではないかと感じます。

            そんなのを、私たちが普通の感覚で考えちゃうから、異論! 反論! OBJECTIONになるんでしょう。

      3. ムッシュ林 より:

        私も監獄回避説よりも勘違い説の方が腑に落ちますね。韓国の論調を見てると見事なまでの勘違いのオンパレードで、それがそれなりの地位の方が真面目に語っているのを見るとそう思わざるを得ません。

    2. PONPON より:

      名無しの権兵衛様

      龍様おっしゃるように、アメリカ政府の文大統領に対する圧力は間違いなくあったと思います、この半年くらいの文大統領の日本に対する態度の急激な軟化が(実質中身は無いですが)それを示しているのではないでしょうか?

      日本に対して圧力と言えるようなものは無かったかもしれませんが、要請程度のものはあったものと私は考えています、話し合いのテーブルについたら如何、程度の。。
      従来のような日本に一方的な譲歩を迫るような圧力は、今の日本の世論を鑑みて無理筋であることはアメリカ政府も理解しているはずですからね。。

      但し、今後ともそうか否かは解りません、国民はしっかりウオッチする必要があります、なので水面下の交渉内容の国民へのリーク、大歓迎です。

  23. だんな より:

    ハンギョレから
    [社説]韓日首脳会談ついに白紙化、日本は「関係改善」への意志はあるのか
    https://news.yahoo.co.jp/articles/36d3f2d1ece276170528ea209bed25953de015a9
    まあ、日本が悪いニダの記事です。
    >最近の日本政府の様子からは、相手に対する礼儀と尊重、対話を通じて問題を解決するという意志が見られない。日本の態度の変化を改めて求めたい。

    問題解決の意思前に、約束を守る事を行動で示してもらわんとね。無条件に関係改善する理由は、無いでしょう。

  24. 山本 より:

    私は観測気球ではなく意図的な誤報と思ってます。
    韓国から日本政府がマスコミに協議内容がリークされてると指摘されていました。そこで誤報を混ぜ、すべてはマスコミの飛ばし記事であり、事実と思しき事も偶然の一致であるというアリバイ作りをしたのではではないでしょうか。

  25. まんさく より:

    日本政府としては、今の状況が一番良いと考えているのではないでしょうか?

    日韓関係が悪化すれば報復しないといけなくなり、日本側もダメージは避けられません。改善したところで未来志向の名の下に約束を守らない韓国と約束をむすばされます。

    韓国の発想はヤクザと同じですから、一番良いのは関わらない事です。静かに日韓関係をフェードアウトするのが、隠された戦略であれば合点がいきます。

    そう考えると、読売、産経の誤報は仕組まれたものと言う見方もできるかと思います。どちらかと言えば政権よりの二紙が政権にマイナスになる様な記事を確定的に書くと言うのも理解できません。

  26. 七味 より:

    >相馬氏の発言が日韓首脳会談を潰した!?
    そういった側面もあるかもだけど、そんなに大きな役割だったのかな?って気もするのです♪

    もともと菅総理は新宿会計士様が指摘するとおり「日韓関係を健全にするためのきっかけは韓国が作るべきだ」という立場で一貫してたのです♪
    だとすると、宿題もせずに韓国が協議を求めてきても応じるわけにはいかず、五輪参加を理由に来日しても儀礼的な対応に終始するしかなかったと思うのです♪
    直接、韓国と対応する外務省の人はちょっと可哀想だけど、宿題をやってこない限り「会談には応じられない」と応えとけば、韓国としても五輪参加のための来日はともかく会談は諦めるしかなかったんじゃないかと思うのです♪

    それで、もし、万が一に、韓国が宿題をちゃんとやってきたなら、首脳会談を受けても、何にも(あんまし?)問題はなかったと思うのです♪

    あと、会談することになったとかいう記事が外務省のリークじゃないかって憶測もあるみたいだけど、そうだったとしたら意図を疑うのです♪
    リークする目的にもよるけど、韓国に、「日本政府はこの程度の条件なら首脳会談しても良いよ」って伝えて、諦めさせる目的なら、「(宿題しなくても)協議には応じる」みたいなメッセージだから、明らかに日本の譲歩を示唆するものになっちゃうのです♪
    今回は、韓国が諦めてくれたけど、「それで良い」とか言い出したら、どうするつもりだったんだって、思っちゃうのです♪

    目的が、「日本国民に会談実施の条件を匂わせて反応をみる」ってことなら、日本政府は(もしくは外務省の独断で)韓国に譲歩する意図もあるってことだから、これはこれで何を考えてるんだって思うのです♪
    もちろん、米国に強く求められているとか、ハニトラに引っかかったとか、譲歩をしなきゃいけない裏事情があったのかもだけど、これはこれで褒められたことじゃないと思うのです♪

    というように、外務省の意図的なリークだとしたら、あたしには、正攻法でいいとこを無駄にリスクを取ったのか、実はかつての歪な日韓関係に戻ろうとする意図があったのかって思えるのです♪

    だから、その結果として、会談や訪日がなくなったからと言っても、たまたま上手くいっただけで、外務省GJとは思えないのです♪

    1. まんさく より:

      韓国は国内世論で動きますから、お土産があるかどうかが重要です。リークによって韓国国民の期待値をあげると、ちょっとした成果では来日しにくくなります。迎賓館で会談とか韓国世論受けしそうな内容です。その辺を狙ったのかと思います。結果、菅総理は文大統領と会わずに済んだわけです。

    2. より:

      最初から外務省としては訪日&会談はノーサンキューだったと思いますよ。
      ただし、以前からも言ってますが、平昌への返礼を口実にされたら、訪日自体は断れませんし、来たら来たで挨拶程度まではやむを得ないでしょう。外務省としても、そこまでであれば許容範囲だったでしょうが、韓国が何を勘違いしたか、条件を付けるなんて真似をしてくれたので、これは訪日自体を潰すしかないと判断したのだと思います。
      新聞各紙などで「訪日&会談確定説」が何度も流れましたが、いくつかは韓国側のリーク、残りは日本側のリークだったのだろうと考えます。「日本側のリーク → 色めき立った韓国メディアが青瓦台に問い合わせる → 実務レベルでは何の進捗もないので青瓦台はお茶を濁さざるを得ない」の繰り返しです。これを何度も繰り返せば、いよいよ青瓦台は確実に「成果」を持ち帰れるという確証がない限り訪日できなくなります。おそらく、日本側の実務レベルは、「成果」を求める韓国側に対して、最初から最後まで1ミリも譲っていません。日本側のリークはそんな韓国側のジレンマを見越した、巧妙な(しかし単純な)disinformationだったと思います。これで相手がもう少し賢ければ、もっと手の込んだ情報戦を仕掛けたでしょうけどね。韓国相手ならば、この程度でも十分効果があったということだろうと思います。

    3. 七味 より:

      まんさく様
      龍様

      コメントありがとなのです♪

      なるほどなのです♪
      「会談をする」ということだけをリークして、韓国国民の期待を上げさせて置いて、「そんな期待には応えられない」と韓国政府に悟らせる
      って作戦だったのですね♪

      外交の駆け引きは、なかなかに難しそうなのです♪

  27. オブ より:

    結局、毎日新聞、読売新聞が報道した内容は韓国側の条件提示ということで、協議ではなかったのでしょう。いずれもミスリードを招く内容でした。日本は揺さぶりに屈せず、狙ったかどうかわかりませんが公使が発言した内容が日本にとっても韓国にとっても渡りに舟だったのでしょうが、日本にとっては外交的な勝利だったと思います。
    結局韓国には担保できる実がないので、揺さぶりに乗らなければ何もできないんですよね。

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