「日韓対話」呼びかける、的外れかつ無責任な日経社説

普段から当ウェブサイトでは、新聞、テレビなどのマスメディアの報道に関し、ときどき、大変に的外れで無責任な言説が出て来ることがあると警告して来ているつもりです。その典型例でしょうか、数日前の日経が「日韓は地域安定へ対話探れ」と題する社説を掲げました。「日韓」を「韓日」に変えたら、そのまま韓国メディアの社説として通用しそうです。

日経社説「日韓は地域安定へ対話探れ」

こ当ウェブサイトで普段から申し上げているとおり、現在の日韓関係は破綻の危機に瀕していますが、日韓関係をここまで壊したのは、韓国側の不法行為の数々であり、関係破綻を回避するためには、次の3つしか方法がありません。

日韓諸懸案を巡る「3つの落としどころ」
  • ①韓国が国際法や国際約束を守る方向に舵を切ることによって、日韓関係の破綻を回避する
  • ②日本が原理原則を捻じ曲げ、韓国に対して譲歩することによって、日韓関係の破綻を回避する
  • ③韓国が国際法や国際約束を守らず、日本も韓国に譲歩しない結果、日韓関係が破綻する

身もふたもない言い方ですが、①は期待できません。したがって、残る選択肢は②と③のどちらか、というわけですが、そのどちらを選ぶかを巡っては、私たち日本の側にも覚悟が求められるのでしょう。

こうしたなか、とある人から、「2日前の日経の社説が酷い」と聞きました。

そこでさっそく読んでみたのですが、たしかにこれは、「韓国メディアの記事か」と勘違いするほどの記事です。

[社説]日韓は地域安定へ対話探れ

―――2021年6月15日 19:00付 日本経済新聞電子版より

社説自体は800文字程度と、たいした長さではありません。しかし、破壊力は満点です。「有料会員限定記事」とのことですが、失礼を承知で申し上げるなら、「よくこれでカネを取ろうと思ったな」と思ってしまうほどのレベルです。

冒頭、G7で日韓首脳会談が実現しなかったことに関し、日経社説はこう述べます。

「(菅義偉総理が韓国を)『重要な隣国』と位置付けるなら、首脳間でメッセージを直接伝えあうべきではなかったか」。

自称元徴用工判決問題が発生して2年半が経ちます。そもそもこれ以上、何のメッセージを伝える必要があるというのでしょうか。

もともと、対話を無視したのは韓国の方だ

この社説を書いた人物はご存じなないようなので、教えてあげましょう。日本政府は2019年1月、韓国政府に対し、日韓請求権協定第3条(1)に基づく外交協議を申し入れ、4ヵ月ほど韓国政府に時間を与えました。

韓国はその間、日本の対話呼びかけを無視した挙句、李洛淵(り・らくえん)首相(=当時)が2019年5月15日、「韓国政府にできることには限界がある」と匙を投げてしまったことを受け、やむなく日本政府は20日、同(2)に基づく仲裁手続への付託を通告しました。

韓国政府がこの付託を無視し、期日(6月19日)までに手続に応じなかったため、日本政府が同(3)に基づく第三国仲裁への付託を通告したにも関わらず、韓国政府はこの第三国仲裁の手続すら黙殺しました。

しかもその間、G20大阪サミットで文在寅(ぶん・ざいいん)大統領が訪日する機会があったにも関わらず、文在寅氏は手ぶらで日本にやってきたのです。安倍晋三総理大臣が文在寅氏との首脳会談を行わなかったのも、日本との外交協議を無視したのが文在寅政権の側だったからでしょう。

さらには、日本政府が2019年7月1日に発表した、韓国に対する安全保障上の輸出管理体制の変更(厳格化ないし適正化措置)に対し、韓国政府は日本が求めた政策対話に応じるどころか、むしろ日韓GSOMIA破棄を持ち出すなどし、徹底的に日本と対決しました。

こうした経緯を一切無視し、なにが「首脳間でメッセージを伝えあうべき」、ですか。

韓国は安保パートナーとして信頼に値しない

日経社説の問題点は、まだまだあります。

今回のG7議長国である英国が韓国をゲストとして招いたことについて、「米欧が関与を強めるインド太平洋地域で民主主義や法の支配などを守るには、韓国の役割が重要だとみているからだろう」、と分析しています。

ではお伺いしますが、韓国は「法の支配」、「国と国との約束を尊重すること」、「国際法秩序に従うこと」を守っているのですか?この事実を無視し、「民主主義や法の支配を守るために、韓国の役割が重要」とは、議論としてはちょっとお粗末すぎます。

ただし、日経のこんな社説が出て来てしまう背景には、現在、「日米韓3ヵ国連携」という「建前」を、日本としてはまだ捨てることができていないからです。

そして、その責任は、必ずしも日本政府にあるものではありません。米国、とくにジョー・バイデン政権が、「日米韓」という枠組みに、強くこだわっているという事情があるからです。

ただ、文在寅氏が4年あまりの期間になしたことを思い出すと、現在の韓国が北朝鮮の非核化を実現するうえで、あるいは軍事大国として野心を膨張させる中国を牽制するうえで、日米両国にとって「頼りになるパートナー」たりうるのかは、大いに疑問です。

韓国は中国に対し、2017年に「三不の誓い」(高高度ミサイル防衛システムを追加配備しない、日米韓協力を同盟に発展させない、米国のミサイル防衛システムに参加しない)を差し入れました。

また、2017年に国連安保理で北朝鮮制裁が2回決議されていますが、これらについても、欧米やASEAN諸国に対し、「北朝鮮に対する制裁の緩和」を呼びかけて回ったのは、ほかならぬ文在寅氏ご本人です。

こうした状況を無視し、さすがに次の文章は、支離滅裂です。

朝鮮半島の平和と安定を最優先する文氏は隣国である日本の役割も期待し、関係改善に意欲を示している。首脳会談を実現して、その糸口を探る狙いがある。(中略)緊張が高まる地域情勢に猶予はない。若者の交流にも悪影響を及ぼし、将来世代にツケを残すなら無責任だ」。

現在の日本が、文在寅政権という信頼ならない相手が率いる韓国を「重要な隣国」と呼んでいることを批判するならば、話はまだわかります。しかし、文在寅氏の一連の行動を批判せず、「日韓首脳会談に応じない」という日本の表層的な行動を批判するのは、明らかにおかしな話です。

徴用工「却下」、だから何なのですか?

さて、今月7日、韓国のソウル中央地裁は、自称元徴用工の集団訴訟を却下しました。

これについては当ウェブサイトでは、6月8日時点の『徴用工判決「却下」を対日配慮と見るべきではない理由』で、「『この訴訟は韓国における司法判断がまともになった証拠だ』、といった主張が出て来るに違いない」と報告したとおり、この日経社説にも、こんな趣旨の記述があります。

元徴用工訴訟をめぐり、7日のソウル中央地裁は原告の訴えを却下し、日本企業に賠償を命じた大法院の判決とは異なる判断を示した」。

だから何だというのでしょう。

韓国の裁判所の「変節」に一喜一憂すべきではない理由』でも指摘しましたが、この件についてはすでに、韓国側で控訴されています。日経社説の公表が6月15日夕方7時だそうですが、控訴の報道はその前日までに出ていました。

社説の執筆者に日本語が読めるなら、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に前日掲載されていた、次の記事を、読んでいないはずがありません。

韓国強制労役被害者、日本企業相手の損害賠償訴訟却下で控訴

―――2021.06.14 16:01付 中央日報日本語版より

いずれにせよ、日経という、いちおうは日本で最も影響力がある(とされる)新聞が、こんな社説を掲載したこと自体、無責任でもありますし、大変に残念な話でもあります。

さて、日経の報道が問題だらけであるという点は、まだ社会的に認知が進んでいるとは言い難い状況ではあります。

実際、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏が日本経済新聞社出身であるという事実を指摘するまでもなく、日本経済新聞社にはまだまだ優秀な書き手が在籍していることも事実でしょう。

もっとも、財務省が大好きな「国の借金論」の片棒を担いでいるメディアのひとつが日本経済新聞社でもありますし、『早いもので、ウェブ評論を始めて10年が経過しました』などでも報告したとおり、日経は過去に、シャレにならないレベルの誤報事件などを発生させています。

2005年の「SMBC・大和証券経営統合」誤報事件や2008年の「時価会計停止」捏造報道事件を知っている身としては、日経の記事にも、ときとして慰安婦問題を捏造した某メディアと大差ないクオリティのものが紛れていると考えるのです。

なにより、現在は「捏造メディア」として経営難に突き進んでいる某新聞の場合も、今から10年前は、社会でわりと信頼されていたという事実も、忘れてはなりません。

社会のネット化が進むなか、日本経済新聞社は比較的、ネット戦略で成功しているメディアのひとつではあります。しかし、出版不況、新聞不況のおり、日経新聞もこんな社説を出していると、もしかしたらこれから10年後には社会的信頼を失っているかもしれませんね。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. Sky より:

    これは酷い….。この前は社外の人が寄稿した、異様にK国バイアスのかかった記事が載って驚きましたが、今回は中の人ですか。つい先日、私の業界のニュースで誤報記事がありましたが、修正記事は確認出来ていません。事実ベースで作成されるはずの記事ですら、誤情報が修正出来ない、或いは気づくように記載されない現実がある中で、主観で作成される社説など信頼に値しません。

  2. taku より:

    朝日毎日東京ではなく、日経までもが、このような社説を出すとは、残念ですね。これを読んだ韓国民は、頑張ればそのうち日本が折れてくると、勇気百倍でしょうからね。そういうなら、いわゆる被害者や現状の韓国民が納得して、日本が受け入れ可能な”案”を、日経が考え出してみるべきでしょう。そうやって日本が”原罪意識”から譲ってきた経緯が、今日の韓国の無法を生んだことを理解していないとしか思えません。まだまだ新宿会計士さんに頑張ってもらわないといけませんね。

    1. PONPON より:

      taku様

      早速韓国でも日経の記事が紹介されています。
      ホルホル顔が目に浮かぶようです。

      https://news.yahoo.co.jp/articles/86f282b1269c2ab8341962e1eb3b7fdc4ecfc6e1

    2. 迷王星 より:

      今どき日経新聞に何を期待しているのですか?

      共産チャイナが「解放」経済へと転換したら、共産チャイナへの進出や投資を煽って幾多の中小企業経営者を自殺に追い込み日本の貴重な技術を大量に奪われる原因を作った新聞を。

      それだけでなくバブル経済の時も冷静な分析をせず狂乱の土地高騰が更なる高騰を呼ぶぞ、不動産への投機こそ金儲けのチャンスだ、と言わんばかりに煽りに煽って大量の倒産や自殺者を生み出したのも日経でしたし。

  3. 頓珍韓 より:

    >首脳間でメッセージを直接伝え合うべきではなかったか。

    日本経済新聞に、「それで何とかなると思っているか?」と問い詰めいたい。

    第一に、韓国のメッセージは菅総理にも伝わっているし、当然日本のメッセージも文大統領に伝わっているはずです。
    早々に日本と対話したがっている韓国の側が、それ以上の話を持っているなら、事前に話をもってきてしかるべきです。
    日本は韓国に対して、新たに伝えたいことなんて無いのです。

    単なる立ち話にしても、三権分立など騙って国際法を犯す韓国司法を擁護し、繰り返し両国間の約束を破るような韓国大統領とするのは、時間の無駄です。

    日本の首相をはじめG7に出席している韓国以外の要人は皆さん忙しいのです。
    韓国の大統領は、写真撮影までの待ち時間なのか知らんけど、そんなに時間が余っているなら、一人でイギリス流のクラブサンドを食べにどっかに行けば良いのであって、そんな時間つぶしができなかったことの腹いせを日本にぶつけられても迷惑千万。
    韓国も日経新聞も、G7の邪魔するな、ということです。

  4. 匿名z より:

    日経も中途半端に政治を扱わずに 経済にもっと特化しないと 朝日、毎日のようになりそう。まあ 新聞社内の士農工商はありそうだが。

    1. へのへのもへ痔 より:

      >まあ 新聞社内の士農工商はありそうだが。

      日経では財在華日かも知れません。

      財:財務省の代弁者
      在:在日朝鮮半島系の代弁者
      華:中共の代弁者
      日:普通の日本人

      但し、NHKのダイベンシャも何処かに紛れ込んでいるかも。

      1. 匿名z より:

        なるほど。おっしゃるとおりだと思いました

  5. だんな より:

    目先の利益を失うと経営者で無くなるせいか、経済界は韓国に甘々ですよね。
    一体中国と切った貼ったになる時は、どうなることやら。

    日経の記事は、経営者向け。この内容に賛同する経営者は、少なくない、多分多数派の様に思います。

    >朝鮮半島の平和と安定を最優先する文政権

    朝鮮半島の平和と安定が、周辺地域の安定をもたらすという論理の人も多数派だと思います。
    朝鮮半島の平和と安定は、日本の安全保障上の脅威になると言う日本人は、現時点で少数派でしょう。
    韓国を敵国とする認識が、平和ボケの日本人には薄いんだと思いますね。

    1. 徳明 より:

      だんな様

       私も、似たような感想を持ちました。
       経済界には、いまだに「韓国に儲けさせてもらっている」という企業、人がたくさんいるんでしょうね。

       ネット上では、向こうの言動、振る舞いを問題視する厳しい意見がほとんどなので、つい、日本では圧倒的多数が向こうに厳しいと思いがちですが、実社会はそうではないと肝に銘じる必要があると思い直しました。
       とくに、NO JAPANの標的になったビールやユニクロなどと違い日常生活で目に触れることがない中間財関連の企業だったりするうと、ネット民が実態を把握するのは難しいでしょう。

       とはいえ、理屈に合わないことに唯々諾々と従う必要はないわけで、向こうはもちろん日本国内からも、おかしな主張や言いがかり、難癖を付けてきたときは遠慮なくツッコミを入れて反論しなければいけないとも、あらためて思いますね。

       もはや向こうの言ってることは単なるワガママの域を超えて、戦後の国際秩序を壊しかねないレベルに達しているので、筋の通らない向こうに甘々な意見に対しては地道に厳しく批判していくしかないでしょう。

       かつて知韓派として知られた豊田有恒先生は、最近の彼の国に痛く失望されて批判する書籍をいくつか著していますが、その中で「彼らと付き合う際に、史実に合わないおかしなことを言ってきたら、面倒くさがらずに、ちゃんと反論しなければいけない」ということを書かれているのが印象に残っています。

    2. 門外漢 より:

      だんな 様
      徳明 様
      日経の記事は私も読みましたが、なんだかなあ~というのが感想です。
      日経は経済界の代弁者なので、韓国との断交はやはり困ると言うのが財界の本音なので、そう書くのは理解できます。
      企業は儲けて社員・株主を喰わさなければなりませんから、理想ばかりを追いかけていけないのでしょう。
      こちらに集う(理想に燃える)諸兄諸譲とは立場が違うのは仕方ありませんね。
      でも財界の代弁者である以上、儲けが無いと判れば損切りに出ろという論調に代わると思います。
      そういう所は韓国の代弁者たる某朝日新聞とは違うと思います。

      因みに今日の記事は、半導体分野で韓国から台湾に比重が移ると言うのがありました。国際政治の方向次第でしょう。

  6. iwamurasta より:

    ひどいですよね。まあどこかから圧力がかかったんでしょうね。紙だと土曜日の朝版の社説ですが、土曜日の日経の社説を読んでる人は少ないと分かった上で、社説に載せました、と言う事ができる。信頼低下も最低限に抑えれるとふんだ(そうかな?)。某捏造新聞ほどではないですが、そんなものじゃないかなあ、と。あくまで私の個人的な妄想ですが。

    1. iwamurasta より:

      追記。土曜ではなく、水曜の間違いです。
      ごめんなさい、修整してお詫びいたします。

  7. 引っ掛かったオタク より:

    経団連には「諦めて損切り」という選択肢を採りたくないひとたちがマダマダ居るんでショーカねェ?

  8. Sky より:

    これ、紙の新聞ですと、16日水曜日の朝刊なんですよね。なので、土日説はとれないですねぇ。それにしても、新聞って何故、決まったページ、まとまった紙面で修正記事を載せないのでしょうね?  他業界みたいに経営陣が揃って頭下げるシーンを自演できるようになったら、やっとこの業界も常識ができたか、と思えるようになる気がします。

    1. iwamurasta より:

      あ、ごめんなさい。
      完全に曜日間違えました。

    2. 匿名z より:

      雁首揃えて頭下げればいいものでもないと思うが マスコミはそれ以前ですね。まずは これから。

  9. j より:

    お疲れさまです。

    ハンギョレ新聞キルユンヒョン氏は、名前入りで記事を書くのでそのことについては、私は立派だと思います。
    恨の気持ちを理解せよ。というのには、ついていけませんが。もう日本は、日韓基本条約の時にやるだけやってます。それ以上というのは、受け入れられないです。

    日経新聞は名前入りでは書けないのでしょう。
    それではじり貧になるのではないでしょうか?

    1. へのへのもへ痔 より:

      >恨の気持ちを理解せよ というのには、ついていけませんが。

      同感です。

      これって、絵にかいたような『自己愛性パーソナリティー障害者』、又はそれの取り巻きのセリフですからね。
      私が思うに、集団・国家としての韓国は無視できない頻度で『自己愛性パーソナリティー障害』の症状を晒します。

      シロウト考えでは、朝鮮半島特有な各々が「自分は優秀で正義であるからなにをしても正当化出来る」と思い込んでいる故の個人間の葛藤と価値観の不安定性がパーソナリティー障害者を量産してしまうのだと考えていますが、『自己愛性パーソナリティー障害者』の周りには往々としてそれに呼応する方々がいらっしゃるので要注意です。

  10. カズ より:

    >『重要な隣国』と位置付けるなら、首脳間でメッセージを直接伝えあうべきではなかったか

    韓:お互い知恵を出し合うニダ。
    日:国内問題として対処してね。

    ↑ん???『重要な隣国』だからこそ、日本はきちんとメッセージ(知恵)を発しているんですけどね・・。

    1. 匿名 より:

      もっとシンプルに考えると、そもそも重要な隣国だなんてこれっぽっちも思ってなかったというだけの事かもしれません。

  11. より:

    日経は鈴置高史氏や福島香織氏の日経ビジネスでの連載を打ち切った頃から明らかに変質しました。それ以降、日経の社としての姿勢を全く信用しなくなりました。
    経済記事はダメだが他は比較的マトモと言われてきた日経ですが、やはりダメ記事しか書けない経済部の圧迫があったんでしょうかね。悪貨が良貨を駆逐する好例だと思います。

    というわけで、日経が、特に社説にクズ記事を掲載したとしても、何ら驚くべきことではありません。旧態依然で因循姑息な財界老人の犬に過ぎないからです。

    1. はるちゃん より:

      私は政治欄だけでなく経済欄も日経を信用していません。
      異常に韓国上げで日本下げが目立ちます。
      既に半島出身者に乗っ取られているのでは無いかと思います。

    2. 阿野煮鱒 より:

      日経は90年代から中国の手先でしたよ。連日「中国に進出しろ」「中国に投資しろ」とやっていました。余りにあからさまで、よっぽど工作資金をもらっているんだろうなあ、と見ていました。

      中韓とは関係ありませんが、SONYを偏愛するという持病もありました。出井伸之社長がブイブイ言わせ、久夛良木健氏がはしゃいでいた頃のSONYの持ち上げ振りは以上でした。その頃既に凋落の予兆はあったのですが、日経には見抜けなかったようです。安藤国威社長になってそれが顕在化するのですが、出井氏のレガシーに苦しんだと思います。

      これもその頃の話ですが、「トレンドはHanakoが取り上げたら注目、日経TRENDYが取り上げたら終了」と言われていました。

      かつては「ビジネスマンなら日経新聞を読め」と言われたものでしたが、「受験生なら朝日新聞の天声人語を読め」と同様に有害なミームだと思います。

      1. より:

        日経の経済記事がダメダメなのは相当昔からです。特に、合併や大規模投資などに関してはあまりに飛ばし記事が多く、日経だけに掲載された記事は全く信用できません。「画期的な新製品!」というのにも怪し過ぎる記事が多かったと記憶しています。少なくとも、電機や自動車業界関連ではこんな感じでしたが、他の業界でもそうだったのかな?
        所詮は「株屋の新聞」と言われるのも、故無しとは思いません。

        > かつては「ビジネスマンなら日経新聞を読め」と言われたものでしたが

        読んで、「ま~た日経が飛ばしてるよ」と笑い飛ばすのが正しいビジネスマンの在り方だと思います。さらに、飛ばしの背景を推理するという楽しみもあるのです。
        また、日経の経済記事を鵜呑みにするようなのは間違いなく無能者ですので、職場のバ〇発見器にも使えるかもしれません。その意味では、日経は朝日なんぞよりも遥かに有用な新聞と申せましょう。

      2. あばたり より:

        「SONYを偏愛するという持病」を肌で感じていた者です。
        当時、日経は、S社のちょっとした話題を針小棒大に煽り立てて記事とし、株価の吊り上げに成功しました。
        その後のS社の変調は皆さんご存じのとおりです。

        日経は、バブルのときには、
        「企業は財テクが大事」、「製鉄業は半導体に進出すべき」とか煽っていたくせに、バブルが弾けると恥ずかしくもなく「企業は本業が大事」とか記事で言ってました。
        また、中国ネタでは、
        「中国に進出しない企業はだめ」、「企業内の事務仕事は利益を生まないのだから、中国の事務管理会社に委託すべき」とか、今考えるととんでもないことを主張していました。

        個人的には、日経のいい加減さは朝〇を超えると思っています。

  12. めがねのおやじ より:

    日本経済新聞は、少なくとも1970年代後半から、盛んに対中投資を煽ってました。いわゆる「バスに乗り遅れるな」と。今でもやっているでしょうが、東京、大阪の経営者を大ホールに集め、中国の◯◯公司総経理や金融機関、外務部の高官を連れて来てセミナーをやってました。

    「次は中国しか無い」という時代でしたから、14億人がすべて日本の顧客になる、又は低賃金で雇用が確保出来る。質?日本人が指導すればすぐ良くなる(笑)。私みたいな小さな世界しか知らなくても、日本企業がどれだけ無償供与や有償投資、優れた技術、ノウハウを渡していた(盗まれた)でしょうか。

    また、撤退もいろんな条件を付けて足抜けしにくいようにしています。日経はモロ、提灯記事丸出しでした。記事(中国特集)は発展しつつある中国を褒め、下段の広告は日本の(進出予定の)超大手企業と、ごく一部のスペースに中国の出先機関です。中国も広告出すカネは無かったのか、日経にしたら何処から広告を貰っても良い訳ですからね。

    さすがに今の中国を見れば、世界制覇を狙う野望丸出しのアカ国家です。日本は価値観共有出来ません。しかし、日本も未だに親中国の経営者、政治家が居ます。

    例えば自民党の二階氏。記事は古い昨年の9月25日ですが、「日中関係は春のようだ」と菅義偉氏が総理総裁に選ばれた翌日に述べた。完全に昔型の親中派です。秋は絶対に落選させねばならない(引退しろ)。

    https://www.google.co.jp/amp/s/www.sankei.com/article/20200925-FA3OARDJ3ZOONJZVLCB3QLTLXM/%3foutputType=amp

    1. 阿野煮鱒 より:

      こちらを読まずに龍様に似たようなコメントを書いてしまいました。
      重複ご容赦。

  13. 匿名 より:

    鈴置氏が日経ビジネスからデイリー新潮に活躍の場を移したころから、日経は傾斜がひどくなってきたように感じます。
    同時期に中国ウォッチャーの福島香織氏も日経ビジネスから離れました。

    1. Sky より:

      私はそれをきっかけに本サイトを訪れるようになりました。鈴置さんがデイリー新潮に寄稿されているのに気づくまでは一択みたいな感じで。あの時、日経の株主構成、或いは経営陣に如何様な変化があったのか。

  14. 都市和尚 より:

    いつも楽しみに拝読しております。

    ここ十数年は購読していませんが、過去に30年ほど日経の読者でした。この新聞は「経済>政治」のスタンスで、昔から企業が儲かるなら政治は邪魔をするなという、この件に限らず中国などどの国に対しても、韓国が言うツートラックに近いスタンスだったと思います。ですので、私はこの社説はある意味日経らしいなと思っています。
    しかし、今現在こんな意見を社説として堂々と開陳してしまう現状認識には、正直驚かされます。まともな企業関係者ならば、現状での韓国とのビジネスが主に政治的な要因や両国の国民感情から大きなリスクを孕んでいることを承知していると思います。多くの日本の経済人は、日韓関係の悪化要因が韓国側の問題行動にあることを当然認識しており、そして日本側の考え方や行動も、儲かれば何でもよい利益最優先の高度成長期のエコノミックアニマルのようなものではなくなっています。
    日経社説の論説員様はその辺りの時代の変化へのご理解がないように思われ、なぜか日経の減資公告が頭に浮かんでしまいました。

    1. 成田山 より:

      私も似たような歴史を辿ってますね。ただ、今や、対中激動の時代で韓国の経済は容易に周辺外交とそれに伴う政治に影響を受けます。親中離米の余波で在韓日本企業が法外の仕打ち(自称徴用工問題)を受ける国ですから尚更ですね。
      また、NOJAPAN扇動に見られるように合理性を欠いた行動が、これまた合理性のない国民情緒によってまかり通る国でもあります。

      韓国を変えようなんてことは日本には出来ません。非合理的な相手として今までの歪な関係を整理解消し、改めてリスクを分析し、ルール無視には適切な制裁を与える必要があります。
      これを出来ないままツートラックで行こうなんて愚かな判断をする、国内の旧態依然とした人びとから権威を取り上げることもまた必要だと考えます。

  15. Sky より:

    iwamurasta様
    本件、無問題ですよ~。一方、修正出来ない人や法人が問題ですよね。

    1. iwamurasta より:

      Sky さま
      ありがとうございます。さすがにこっ恥ずかしいですね(笑)。一体何を考えていたんでしょう、以後、気をつけます(ただ、基本ミスが多いので、またやるかもしれません、ミスりたくはなりですが)。
      さて、少し弁明を。私も日経は30年ほど読んでますが、ここはわりと軸が動きます。こちらの読者の方はご存知の方も多いと思いますが、韓国を持ち上げる社説で有名なのは2010年3月の「世界に躍進する韓国企業に学ぼう」です。日本企業は韓国企業を見習えという論旨です。かと思えば、妙に保守的な社説を書いたり。まあ、その時々の経済環境で言うことの幅が大きくぶれると理解しています。そういう意味では、朝日新聞の方が、軸がぶれませんね(笑)。

  16. PONPON より:

    >~緊張が高まる地域情勢に猶予はない。若者の交流にも悪影響を及ぼし、将来世代にツケを残すなら無責任だ」。

    この文面はまさに朝日の記者の文面ですね。
    朝日新聞からの中途入社が増えているのでは?
    また人事権を有するキーマンが朝日的なイデオロギーの持ち主なのかもしれません。
    給与減少等の理由から、朝日の記者がここ数年多数転職していると聞いたことがあります。

    1. 赤ずきん より:

      グレシャムの法則の典型例にならないことを望みます。

      1. PONPON より:

        赤ずきん様

        急激に良貨を駆逐しつつある状況かと思います。
        しかしこの経済法則がなぜ新聞社内で適用されてしまうのか、不思議です。

    2. はにわファクトリー より:

      日本経済新聞社は日本国と日本人を愚弄するブラックな新聞なのです。

      1. PONPON より:

        はにわファクトリー様

        私は大学卒業後、10数年前までは毎日通勤電車内で日経新聞を読んでいましたが、その頃の印象は政治的&イデオロギー的な記事が極めて稀で、中立客観的で信用できる新聞と言う印象でした。
        その後、ネットニュースに移転したので購買中止、そもそも一般経済的な記事ばかりで専門的な記事が僅少なので、中止したという理由もありますが。。

        ここ数年で急激にブラック化したようですね。

      2. はにわファクトリー より:

        日本経済新聞は「黒い日本」の「黒い新聞」と信じて止みません。日経記事をいちいち真に受けるのか、もっと先に考えを巡らせることができるのか、その点ではば〇発見器なのは間違いないところでしょう。

  17. j より:

    話し合いをするなら日韓双方の事務方で、「日韓基本条約の無視の扱いについて、日本国民がどう納得し処理するか。」はやらないと、日本は属国確定になると思います。

    それが韓国の狙いなのですが。だから、必死なのだと思います。

    キルユンヒョン氏の言うように、時代が時代なら戦争だと思います。
    韓国から仕掛けたかっこ付きの「戦争」は、始まっていると思います。

    鈴置さんのおっしゃっるよう、当たり前ですが韓国は日本を敵国とみています。

    ウソをつき、遡及法のある国に敵国とみられています。
    非常に危険であり、台風、豪雨、と同じく、最大限の警戒と命を守る行動が必要であると思います。

  18. チキンサラダ より:

    鈴置さんはなぜ日経をやめられたのかご存じの方はいらっしゃいますか?定年でしょうか?
    もしかして、居づらくなって辞めたのではないかと懸念しています。

  19. しおん より:

    マスコミが対話をしろ(日本が折れろ)!と煽っても、世論が全然ついてこなくなりましたね。

    マスコミの扇動に世論がついてこない事が、政府の行動の方向を「国益」に向かわせていると推測しています。

    過去にマスコミに逆らって正論を言った政治家が軒並みひどい目にあっているというトラウマがありますので、急変はしないでしょうが、良い方向へ動いていますね。

    交渉相手が動かない場合には、条件を下げるというのが王道ですが、韓国は逆に条件のハードル(難癖、いやがらせ、悪口)を上げる、という逆のことをしてくると思います。

    ハードルが下がると国内の同調勢力に力を与えてしまいますので困りますが、いやがらせがエスカレートすれば、そのような心配がないので、ぜひとも韓国は今まで以上に真っ赤になって日本を攻撃してほしいです。

  20. めがねのおやじ より:

    会計士様

    「日経新聞もこんな社説を出していると、もしかしたらこれから10年後には社会的信頼を失っているかもしれませんね」

    大変失礼ながら、日本経済新聞が読者の信頼を失うのに、あと10年もかかると思われますか?長くてあと5〜7年ではないでしょうか。

    日経のwebが新聞社の中では支持が高いとは思います。しかし、中にいる記者は、あんまり優秀層が学校出て就職しているとは思えません。だから、今回のような現実を知らない世間知らずの記事を書き、編集長やデスクも良し悪し分からずスルーなんです。

    有料記事部分が特に質が高いという訳でも無く(3か月だけ会員でしたが、料金の割に値打ち感が無い)、今の方針でしたら紙媒体は3年、ネット系も5〜7年の命と思います。その頃には「社会人たるもの、日経を読め!」と言われた世代は確実に減ってます。平成世代が中核です。「ニッケイ?ナニソレ?」ではないでしょうか。

    1. 匿名 より:

      肉桂=シナモンのことですね
      こっちのは支那モンですけど

    2. お虎 より:

      >日経のwebが・・・しかし、中にいる記者は、あんまり優秀層が学校出て就職しているとは思えません。だから、今回のような現実を知らない世間知らずの記事を書き、編集長やデスクも良し悪し分からずスルーなんです。

      そのご認識はいかがなものでしょうね。何をもって「優秀」とするのかはさまざまな尺度があると思いますが、話のすり合わせを円滑ににするために「偏差値の高い=18歳の時点で入試対応にたけていた 大学の卒業生」を「優秀」と仮設してみましょう。

      数十年前であれば、文系(法学部のぞき)の一番上澄みの層は、NHK、朝日、新潮社、岩波あたりを目指したようです。が、日経も昨今では地位を上げていますよ。
      彼らの特徴は、まあいろんな人がいますが、ひとまとめにすれば、昔も今も理解力洞察力に秀でている、ことだと思います。そういう人たちの中からデスクが選ばれるのですから、あなたのご意見には首をかしげざるをえません。

      あなたには平素なにかのご不満があって、それらが積もり積もったことで、手拍子でこのように記述されたと推測することも可能ではありますが。

  21. がぶりえる より:

    推定ですが外務省官僚の自己保身目的のリークでしょうね。
    理由としてG7の日韓首脳会談をお膳立てを外務省官僚がしていたと仮定した場合、官邸主導で会談を蹴飛ばしたと考えると今回の日経の記事は時期的につり合うと愚考します。

    上記だとすると外務省官僚は韓国はクアッド戦略等による新地政学上の辺境と位置付けられる点を一切学んでおらず、いまだにハマン的地政学的思考に囚われているとしか言えなくなるのですが実に情けないしか言えなくなります。
    外務省官僚とは新志向すら取り込めなくても職務できる甘い官庁なのかと思ってしまいます。

    1. より:

      おそらく本筋ではないと思われるところなので恐縮ですが、

      > ハマン的地政学的思考

      『海上権力史論』で知られるマハン(ですよね?)はシーパワーを基軸とした地政学を説いた人なので、日本から見た朝鮮半島の位置づけという視点では、あまり適切ではないように思います。むしろ、ハウスホーファーの「生存圏」の考えの方が近いのではないでしょうか。

      地政学的観点から見て、日本にとっての朝鮮半島の重要性は、もはやあまり大きなものではなくなっているという点については賛同しますが。

      1. へちまはたわしのみに非ず より:

        つっこんじゃだめだ
         つっこんじゃだめだ
          つっこんじゃだめだ

           …ピンク頭の三原じゅん子参議院議員

        1. より:

          了解。

        2. りょうちん より:

          ピンク頭の元ネタはそっちじゃなくて「ハーマン・カーン」らしいですよ。
          https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3
          トミノ自身が言ってました。

  22. お虎 より:

    「対話」というのは、昔も今も人間社会の基本行動です。故に、「対話をせよ、(たとえ大嫌いな韓国であろうと)」と書くのは、責任あるメディアとして当然のことです。
    問題があるとすれば、対話=日本がへこまされる と直結連想してしまう神経系瑕疵症候群でしょう。

    必要なのは対話であって、必ずしも面会ではない。言葉を発するのが面倒であればポップアップパネルでもいい。
    「日本ができることは日韓条約の際にやりつくした。わたしたちは、プレゼントした莫大なおカネをもとに朴正煕が韓国を離陸させた上で条約の精神を実現することをとても期待していたのだが、まことに残念なことに彼は暗殺されてしまった。さらに特別措置として慰安婦合意が結ばれ、プレゼントしたおカネをもとに今度こそ韓国政府を通じた救済が行われることを期待していたのだが、その希望はあなたがたによって砕かれてしまった。日本にできることは何もない。」
    たったこれだけのことを言うのを、ためらっているのはなぜだろう。これを10年でも1万年でも繰り返せばよく、そのコストはなるべく抑えたい。これも対話である。

    1. より:

      dialogの意味を解ってますか?
      一方的に同じ話を繰り返すことをdialogとは言いません。conversationではありうるかもしれませんが。

      1. お虎 より:

        それはあなたの見解であって、実務に際しては「本質的に同じ内容のものを語尾変化などの些末な差し替えによって趣に変化をつける」ことを、わたしは推奨しており、そのやり方が「対話」の範疇に含まれることを、これまで直接みておりますので、ゆらぐことはないでしょう。

        1. より:

          そうですか。
          まあ、プラトンの対話編をいくつか読んできてから出直してきてください。

    2. 頓珍韓 より:

      お虎様

      >「日本ができることは日韓条約の際にやりつくした。わたしたちは、プレゼントした莫大なおカネをもとに朴正煕が韓国を離陸させた上で条約の精神を実現することをとても期待していたのだが、まことに残念なことに彼は暗殺されてしまった。さらに特別措置として慰安婦合意が結ばれ、プレゼントしたおカネをもとに今度こそ韓国政府を通じた救済が行われることを期待していたのだが、その希望はあなたがたによって砕かれてしまった。日本にできることは何もない。」

      これを言うことに意味は無いのではないかと思います。
      というか、結局は韓国が勝手に思いたいように思い解釈するだけではないでしょうか。

      最近の韓国の言行の根底は、「日韓併合」の違法性の有無を日本に対して”改めて”問いただそうとするものです。
      それは、両国で苦労の末に結ばれた日韓基本条約の無視であり、すでに日本は条約に基づいて十分な援助をしたのにも関わらず配慮しない行為です。
      おっしゃっている内容はその通りかもしれませんが、昨今の問題は表層的な話ではありません。

      それは、彼ら自身の国家存立の意義に対する不信・情緒の問題であり、彼らの約束をたがえる癖の問題であり、彼らの利己的刹那的思考に起因する話だからです。

      ゆえに、その心根を持った相手におっしゃるような「対話?」をしても、「見解の相違」が明らかになるだけです。
      そして、見解の相違を確認するだけの単なる「対話?」を韓国は手前勝手な解釈で利用するのですから、無意味というよりも日本にとってはカロリーの無駄なことです。

      「神経系瑕疵症候群」とは、詐欺師に気を付けようとする通常の神経のお話かと感じますよ。

      1. りょうちん より:

        で結局、「肉体言語にてつかまつる!」になるんですよねえ。

        1. 頓珍韓 より:

          りょうちん様

          ですです。
          「約束守れよ。殴ったら、殴り返す。」
          です。

      2. お虎 より:

        わたしが示した「プラカード」が、韓国、その政府、社会、国民を善導する効果があるとは思いませんね。思わないけれども、やっておく動作には意味があると思いますよ。

        「沈黙は金」などというものは、ごく限られたサークルでしか通用しない。「無視」も、たまにはいいけれど、あまりに乱発するとデメリットを醸成する。

        見解の相違があきらかになるのはおおいに結構なことです。カロリーの無駄に留意すべき点もそのとおりですから、「対話」はつとめてローコストで行う方がいい。

        神経系症候群が詐欺師に気を付けようというものであるのはたいへん結構なことですが、それにとどまっていては希望がありませんね。わたしは、「詐欺師をだましてころがす」くらいを目指す方が夢がある、と思います。

        俯瞰すると、あなたとわたしは、ほぼ同じようなことを述べたのですね。
        同じツリーでレスをいただいた龍さんも、表現方法や言葉遣いにささいな違いはありますが、彼は英和辞典や古代ギリシア人(民主主義はよくない、といっていた人のようだが)から引用したりするけれど、わたしは東洋哲学やもっと下々の人々の印象深い言葉を引用することがある、というごくわずかな差異でしょうか。

        わたしが、このツリーでのラリーをとめる意味としては、レスにあたいしない罵声のようなものは無視ですけれも、たいていは、ほぼ同意見なのだな、と理解するに至る場合が多いですね。

        1. 頓珍韓 より:

          お虎様

          韓国の認識については同じであるとの前提ですが、「対話」と言うものについて、お虎様は対外的な見せ方のことを仰っているのかな、と感じました。
          そして、私はその見せ方に違いがあると思っています。
          東洋哲学ということなので、(あまり詳しくはないのですが、)お虎様は自立論証で、私は帰謬論証で韓国と対峙するのがよろしいと言えば良い例えでしょうか?
          お虎様は「日本ができることは日韓条約の際に・・・」と、私は日本は韓国に対して「国際法違反だ」と。
          私は、論点が曖昧にならず、合理的で明快に韓国の誤りを指摘できるのは後者であると考えます。
          そして、その回答が韓国側から無い限りに、日韓は次のステップに進む余地がなくなり、ゲリラ的な韓国の誣告が意味をなさなくなる(=カロリーの無駄を防げる)と考える次第です。
          韓国以外の国際社会にも非常に分かりやすい見せ方だと思いますよ。

  23. 頓珍韓 より:

    お虎様

    韓国の認識については同じであるとの前提ですが、「対話」と言うものについて、お虎様は対外的な見せ方のことを仰っているのかな、と感じました。
    そして、私はその見せ方に違いがあると思っています。
    東洋哲学ということなので、(あまり詳しくはないのですが、)お虎様は自立論証で、私は帰謬論証で韓国と対峙するのがよろしいと言えば良い例えでしょうか?
    お虎様は「日本ができることは日韓条約の際に・・・」と、私は日本は韓国に対して「国際法違反だ」と。
    私は、論点が曖昧にならず、合理的で明快に韓国の誤りを指摘できるのは後者であると考えます。
    そして、その回答が韓国側から無い限りに、日韓は次のステップに進む余地がなくなり、ゲリラ的な韓国の誣告が意味をなさなくなる(=カロリーの無駄を防げる)と考える次第です。
    韓国以外の国際社会にも非常に分かりやすい見せ方だと思いますよ。

    1. お虎 より:

      自立論?帰謬論?なにやら難しそうなことをおっしゃいますね。私は頭がそれほど良くないし、しかもそのことを自覚しているから、さあ困った。帰謬論って、ブッディズムか何かですか?

      「韓国は国際法違反」というのは、正しい認識だと思いますが、さて、それを日本が口にして言いふらすのはどうなのかな、とも思います。
      日本と韓国の問題は、どちらかが原告でどちらかが被告にならざるを得ない性質のものだと思いますが、あらそいの渦からちょっと離れて眺めてみてはいかがでしょうか。

      「日本さんよ、あんた、いつから裁判官になったんだい? あんたの言ってるのは嫌疑であって、結論でてねーんじゃないのかい」

      とつっこまれる、隙がみえるのですね。ここにつどう素人さんがわいわいやるのはまったくかまいませんし、おそらくメディアあたりも本質的に無責任なものですから、まあ無視もできる。

      わたしが想定しているのは、なにも総理や官房長官といった高官の時間を消費させず、内閣府あたりの官房にいる課長さんたちに記者会見させて、決まったフレーズ(龍さんのアドバイスを入れて、ときどき語尾変化させたり)のパネルを「・・・であります、以上」とさっさと切り上げる演出です。

      1. 頓珍韓 より:

        お虎様

        >わたしは東洋哲学やもっと下々の人々の印象深い言葉を引用することがある、というごくわずかな差異でしょうか。

        とのことだったのですが、

        >自立論?帰謬論?なにやら難しそうなことをおっしゃいますね。私は頭がそれほど良くないし、しかもそのことを自覚しているから、さあ困った。帰謬論って、ブッディズムか何かですか?

        とのこと。

        申し訳ございません。
        お虎様の程度が分かりませんでした。
        お気に召さない例えの様でしたが、程度が分からないのはお互い様とご容赦ください。

        ただ、ここにつどう素人さんには、コメント欄という場において発信できたと思っています。

        どこかの国と違って、無視に対して粘着しません。
        無視して結構です。

        このような対応を日本政府には希望していまーす。

    2. お虎 より:

      もう一発、あなたのおっしゃる「韓国による日韓併合違法論への危惧」ですが、このいきさつの概略については別スレッドに、伊藤博文、山縣有朋&桂太郎を基軸にして書きこんだのがわたしの認識です。

      帝国主義華やかなりしころの出来事を、現代の視点で裁きなおそうなどという無理筋は、ゆすりたかりを生業とする者の常とう手段だと思います。
      こんな相手に、法律論っぽい受け答えは無駄であり、隙を与えますよ。

      桃太郎が持つきびだんごが欲しいなら、「あなたの手伝いいたします」ってのが常識で、猿や犬でさえわかっている。ところがお隣はそうじゃない。同じ土俵にすら乗らない、のがいいと思いますけどね。

      1. 頓珍韓 より:

        >あなたのおっしゃる「韓国による日韓併合違法論への危惧」

        そんなことは言っていません。

        1. お虎 より:

          >最近の韓国の言行の根底は、「日韓併合」の違法性の有無を日本に対して”改めて”問いただそうとするものです。

          これですわ。

          1. 頓珍韓 より:

            危惧などしていませんよ

  24. 頓珍韓 より:

    お虎様

    危惧してませんよ。
    彼らの意図を説明しただけです。

    日韓併合の違法性だどうだなんて、そういうのを越しての日韓基本条約で終わった話ですからね。
    だから「国際法守れ」の一択で良いのです。

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