百日後に落選(おち)る野党議員

当ウェブサイトでしばしば取り上げているのが、最大野党である立憲民主党の「奇行」の数々です。こうしたなか、時事通信の報道によれば、立憲民主党の本多平直議員がなかなか強烈な失言をしたようですが、本多議員は果たして議員辞職しないのでしょうか?立憲民主党は本多議員を厳重注意処分で済ませるのではなく、除名しないのでしょうか?

立憲民主党の奇行

立憲民主党という組織、調べれば調べるほど、謎が深まります。

ここ数ヵ月の間、当ウェブサイトで紹介した話題に限定しても、次のとおり「これでもか」というほどに「奇行」目立ちます。

【参考】 車道で演説する立憲民主党・福山哲郎氏(※クリックで拡大)

(【出所】福山氏ツイート)

とくに、最後の福山氏の件もそうですが、「どうして立憲民主党の政治家は法律を守らないのか」と思わざるを得ません。

立憲民主党議員の失言

コロナ禍の最中に「もりかけ」、「さくら」、「検事総長」、「日本学術会議問題」、「森義朗叩き」、「東北新社叩き」、「菅義偉総理大臣の長男叩き」で国会を空転させ、「審議拒否」につぐ「審議拒否」、そのくせ日本のために本当に大切なことを議論しようともしない…。

そして、建設的な議論もしないくせに、国会議員としての高額な年俸を受け取り、「野党合同ヒアリング大会」と称したパワハラ大会を開き、ただでさえ非常に多忙な国家公務員をヒアリングに招いて怒鳴りつけ、王様気分を味わう、というわけです。

「批判のため」であれば国民生活をも躊躇なく犠牲にするわけですから、日本社会にとって有害極まりない存在です。

さて、そんな立憲民主党ですが、今度はこんな話題を発見しました。

性交同意年齢引き上げに賛否 中間報告了承見送り―立憲

―――2021年06月07日22時52分付 時事通信より

これは、性犯罪に関する刑法改正について議論する立憲民主党のワーキングチーム(WT)で、5月10日、出席議員から次のような趣旨の発言があった、とするものです。

50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があってもつかまることになる。それはおかしい

また、時事通信によると、同WTの寺田学座長は、この発言者が誰であったかについては明らかにしなかったとしつつも、同党の本多平直衆議院議員(比例北海道ブロック)が7日夜、自身野発言と認めたうえで「私の発言は不適切で、お詫びして撤回する」とするコメントを発表したそうです。

ただ、時事通信によれば、本多氏は「福山哲郎幹事長も本多氏を口頭で厳重注意した」などとされているのですが、「除名処分にした」とも、「議員辞職を求めている」とも記載されていません。

なにより、この本多氏の発言の低レベルさもさることながら、もしも自民党議員がこの手の失言をしたときにはそれこそ鬼の首を取ったように叩くであろうマスメディア、野党が、本多氏を叩いているフシはないことです。

まさに、以前の『「五輪はダメだが高校野球はOK」の首尾一貫性のなさ』でも述べた、野党議員やマスメディアの「首尾一貫性のなさ」そのものではないかと思う次第です。

「100日後に(A)する(B)」

こうしたなか、最近、インターネット上で「100日後に(A)する(B)」、という「炎上表現」が流行しているのだそうです。(A)には動詞、(B)には名詞が入ります。

個人的にこの「100日後に」云々の表現を使うのはあまり好きではなかったのですが、ただ、ツイッターでどなたかが述べていたのが、こんな表現です。

100日後に落選(おち)る野党議員」。

なかなか、おあとがよろしいようです。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 京ET より:

    【参考】の方に一票。

  2. 阿野煮鱒 より:

    立法府たる国会の議員の立場で、刑法改正について議論する文脈で述べた意見なら、アリだと私は思います。

    文化論としては、男女それぞれ何歳が婚姻や性交渉の適齢年齢であるかについては地域時代によって多種多様であったわけで、正解がある問題ではありません。

    法律は社会情勢や科学技術の変化に合わせて見直していく必要があります。

    タブーを恐れず議論を喚起する姿勢を保っていただき、その勢いで憲法改正に臨んで頂ければ国会議員の鑑(かがみ)になれるのではないでしょうか。

    1. じゃん🐈 より:

      阿野煮鱒様のような文脈で意見を述べるのであれば、議論としてはアリだと私も同意します。
      しかし、かの発言は、

      「ワシがJCと同意の上×××するチャンスを潰すな(゚Д゚)ゴルァ!!」

      みたいに聞こえてしまう品性の無さが問題ですよね。

      1. 阿野煮鱒 より:

        > 品性の無さ

        まあ、そういう見方は一般常識的には普通だと思います。

        しかし、文化論的には、老人が幼女に添い寝させるようなことが許容された時代もあったりしまして、「常識」には普遍性がありません。韓国人のように「アプリオリな正義や真実」を振りかざさず、価値観を相対的に見ておく心がけは、知的好奇心を涵養する上で必要かと思っております。

        それから、思いっきり私の内心を吐露いたしますと、自分の遺伝子を可能な限り多数残したいオスの本能として、ジジイになった今も妊娠出産可能な女性には魅力を感じます。しかし現実には、時代感覚の違いによる不疎通、既に妻子ある身としての経済力の限界など、様々な現実的制約により、無関心を装うばかりです。本能をむき出しにできる本多議員の勇気には敬意を表します。(皮肉)

        さらに踏み込むなら、14歳は妊娠はさておき、出産可能な女性と見るには危険かと。もう少し体が成熟した方が安産できると思います。「十五でねえやは嫁に行き」と童謡に歌われたような早婚は、江戸期でもそれ程多くはなかったそうです。

        ここまで書いたからには、取り繕った物言いはやめて本音を申し上げます。

        「50過ぎのオヤジが、14歳のJCと同意の交渉ができると想像するだけでキメえんだよ! ○ネよゴルァ!!!」

  3. とある福岡市民 より:

     北海道4区(札幌市手稲区と西区、小樽市、後志総合振興局管内の町村)の皆様、頼みます!

    1. 匿名 より:

      かつて、別名「赤い大地」と言われていた北海道。
      だいぶ赤みが薄まりつつありますが、
      まだまだ難しいのではないでしょうか。
      残念ですが。

    2. ちょこみんと より:

      この人、前回の衆議院選で選挙区で落選、比例区復活当選なんですよー。

  4. 七味 より:

    あたしも、法改正に議論する過程で、改正案に対する不備を指摘するための発言だったら「有り」だと思うのです♪

    >「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があってもつかまることになる。それはおかしい」
    この言葉からは「同意の有無を要件にすべき」という主張だと思うのです♪
    ・・・・違うのかな?「俺様は特別だから、行為主体の性癖によっては除外すべき」という主張だったりして?・・・・
    それはそうとして、議論の中でて暴論を含めて必要な検討をするのは構わないと思うのです♪

    1. だんな より:

      七味さま
      「俺の楽しみを奪うな」じゃないですかね。

      1. 七味 より:

        だんな様

        そういう趣旨なら議論として述べるのは有りとしても、次の選挙では投票したくないですね♪

    2. ひろた より:

      児童性的虐待です。Child sexual abuse
      いくつかの国ではかなり問題になっていて対象年齢を引き上げていたり厳格化していますが、その会議の場で年齢を引き下げる発言は児童性虐待の容認としか言えないのではないでしょうか。

      1. 七味 より:

        ひろた様 

        あたし自身は、児童虐待の定義に関する通説みたいなのはよくわかっていないので、その点はご容赦くださいm(_ _)m

        ただ、あたしは、どのような法律を作るのかという検討する中で、
        「14歳の者を相手方にするのであっても、両者の合意があれば容認すべき」という意見に対し、「14歳以下の者を相手方にする場合は、合意があったとしても児童虐待だから、無条件に禁止すべき」という反論があるというのは、議論としてはあっても良いことだと思うのです♪

        既に本人が不適切な発言として撤回してるそうだから何だけど、議論の過程でのひとつの意見をあまり咎め過ぎるのは良くないように感じるのです♪

        ただ、「同意の有無を要件にすべきか?」という問に対しては、あたしは「そうすべきでない」と思うのです♪
        ただ、その理由は、児童虐待とかじゃなくて、「同意の有無」みたいな主観に基づくような要件を刑罰に入れるのは、法執行をする中で余計な捜査事項を増やして、セカンドレイプみたいなことになりかねないのと、同意書みたいなものを無理に書かせて外形的に取り繕うことを誘発しかねないと思うからなのです♪

        1. ひろた より:

          七味さまの意見が正しいと思います。他の話題であれば私も同じです。
          ただ、今回の話題はダメ。私が感情的なんです。申し訳ありません。

      2. りょうちん より:

        まあ、少年兵の禁止並みに意味のない取り決めだとは思いますが・・・。

    3. ちょろんぼ より:

      七味様

      発言者本人が現在実行中の事案に対し、犯罪扱いされると困るとの
      自白行為じゃないでしょうか?
      又、同党の議員の皆様も、この問題に対し何等の注意を与えない事から
      同党内では日常的に起きている事だと思いました。

      14歳の妊娠・出産は平安時代の記録にもありましたが、母子共に死亡する事案が
      多く、現代のように食糧事情が改善された時代においてでさえ、母子に過大な負担が
      あると思います。

  5. だんな より:

    自民党にも落ちて欲しい議員は、いるんだよな。

    1. 門外漢 より:

      だんな 様
      まず媚韓議連ですね。次に媚韓議連ですね。
      ま、そう言ってしまうと殆どになっちゃいますか(残念)。

      1. ちょろんぼ より:

        だんな様・門外漢様

        しかたがないんです。
        自民党は他の党と異なり、右翼~左翼の人達で構成されていますし
        他国とのチャンネルを持つという事は、こういうものだと思うのです。
        でも、外務省も含め、他国の利益だけを言うのではなく、まず日本の
        利益になる事を他国に対し伝えてほしいものです。
        野党の方々は、左翼だけ・特定国(ソ連・朝鮮半島諸国・中共)の
        代理人の仕事しかできないから、それ以外の国とのチャンネルが無い
        のです。(民主党時代の外国との付き合い方を見て)

  6. 頓珍韓 より:

    性交同意年齢引き上げに賛否 中間報告了承見送り―立憲
    2021年06月07日22時52分
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2021060701031
    より以下一部抜粋

    >後に発言者から「自分の真意ではなく、正確な記憶もない」と撤回の申し出があったとして、寺田氏は発言者が誰かは明かさなかった。
     ただ、同党の本多平直衆院議員=比例北海道ブロック=は7日夜、自身の発言と認めた上で「私の発言は不適切で、おわびして撤回する」とのコメントを発表。福山哲郎幹事長も本多氏を口頭で厳重注意した。

    何が不適切だと思ったのかがサッパリ分からない。
    そして、どういう理由で福山氏が口頭で厳重注意したのかが変わらない。

    それを、マスコミは、そこまで突っ込んで確認すべき。

  7. 引っ掛かったオタク より:

    一報に関して記者に質問された日共の某がムニャムニャとダブスタ擁護をカマシテおった様デスが、本日になってテノヒラクルーした模様でアリマス
    眺めている分には滑稽な寸劇ですが、連中を税金で喰わせていると思うと怒りを覚えとっとや

  8. G より:

    これに関しては、発言に対する立憲民主党の対応は妥当だと思いました。

    ただ、同じことを自民党議員がやったときの立憲民主党の騒ぎ方が異常なので、そことのダブルスタンダードについては追及せざるを得ませんね。

    今後発言騒動が起こったときにはこの立憲民主党の対応と同じようにしたうえで、今回の話を取り出して立憲民主党には黙っていただく。まあそれで良いんではないかと。

    1. だんな より:

      Gさま
      発言者を隠そうとしたのは、ご存知ないですか?

      1. G より:

        隠そうとした という点に根拠があるとはわたしには思えません。相手と同レベルに堕ちたくないです。

  9. 羊山羊 より:

    国会での発言もなかなかです。
    https://twitter.com/dappi2019/status/1229990301814546433?s=19

    1. へちまはたわしのみに非ず より:

      www
      下のチキンサラダ様の解釈の答え合わせですね

  10. たい より:

    「「成人はいかなる理由をもっても中学生以下を性行為の対象にしてはならない」と明記した。WTの寺田学座長は記者団に「『いかなる』という部分に賛成、反対があった」と見送りの理由を説明した。」

    うーん。児童売春あたりが対象になっているのでしょうか。
    反対意見の中に本多議員の意見があったみたいですね。これが20歳超の精神的にも経済的にも自立した青年を例にとるならまだしも、何で「自分」を例に出しちゃったのかが…卑近でわかりやすいから?
    「通りすがりの地方公務員」さまのコメント(読者雑談専用記事通常版 2021/06/01(火)6月4日2336)だとあまり公開すべき物ではない様ですが、前後の流れは見てみたい気はします。

    関係ないですが、駒姫(最上義光娘)可哀想です。

  11. 転勤族 より:

    Integrity
    正直さの実践と共に、高い道徳・倫理的な原則と価値観を持って一貫し、妥協なくそれらを遵守する振る舞いを指す

    だそうです。
    ここ数年国際化著しい当社において、管理職の評価に組み込まれています。

    りっけんの皆さまにも是非取り入れてほしいと思います。

  12. チキンサラダ より:

    何をどう間違えたら、こんな発言になるのか理解に苦しみますが、精一杯本多議員の肩を持った解釈をすると、こうですかね。

    「立憲民主党の議員たる私は清廉潔白であり、全ての行動に間違いがあろうはずがない。そんな私でも犯罪者にされかねない法律はけしからん」

    マスコミと同様、立憲民主党も特権意識の塊なのかと推察します。

    女性の人権を擁護してると主張する政治家が、裏ではセクハラしてるケースがありますが、それも同じ構造ですかね。
    「清廉潔白たる私が間違いを起こすはずがない。だから、私がしているこの行為はセクハラではないのだ」

    どこかの国の政治家によくあてはまりそうですね。

  13. みみこ より:

    14歳でも純愛はある、は事実と思いますよ。
    ただ、「純愛イコール性交」ではないですよね。

    1. 頓珍韓 より:

      みみこ様

      「純愛=非性交」でもないわけでして、、、
      50歳にも純愛はあって、、、

      だったら、そういう問題こそ政治家ならキチンと語るべきなのに、立憲も当該議員も何を言いたいのかが、さっぱり抜け落ちています。
      人間の煩悩に根ざした憶測を助長させます。

  14. 福岡在住者 より:

    前川喜平さんと同じ性癖があるのでしょうか。
    前原さんの場合、こういう発言はせずに、少女売春が噂される「お店」の常連を週刊誌で報道された際、「貧困問題の調査」とかとか苦しい答弁でしたね。 これが当時の文部科学省事務次官。
    立憲民主党の舌鋒鋭い質疑は記憶にないのですが、、、(あくまでも私の記憶)

    本多平直議員(56)
    56歳は普通、50歳近くとは言わないと思うのですが、、。  

    1. 名無しの権子 より:

      そうなんですよね。歳を若く偽ってよからぬ場所に、出入りしていると邪推してしまいます。普通は50代半ばとか60歳近いと、言いますよね。

  15. チキンサラダ より:

    この、通りすがりの地方公務員さんのコメントが気になります。

    https://shinjukuacc.com/20210605-00/#comment-165464

    私には今ひとつ理解できないのですが、どなたかわかる方はいらっしゃいますか?

    尊属殺人の場合は例外があるべきだというのは、上記コメント中に引用された記事からもよくわかります。しかし、この未成年者との性行には例外が思いつかないのです。

    1. 通りすがりの地方公務員 より:

      チキンサラダ様

       わかる人というか本人ですが、以下の例についても刑罰を科すべきだとお考えでしょうか。例えば未成年のいかなる性行為に対し、刑罰を科すこととなれば、以下の例も未成年と性行為を行った者は刑罰の対象となります。

      ・未成年の少年と少女が、暴力又は脅迫を用いずに自発的に性行為を行った。
      ⇒この場合、誰に刑罰を科すのでしょうか。そもそも未成年の不当な性被害を守るというのが刑罰の目的にもかかわらず、正当な手段による性行為を行った未成年に刑罰を科すことは結論的におかしくなると思いませんか。

      ・未成年と大人が同意により性行為を行ったが、未成年が自分が大人であると偽り、さらに性行為の相手方も未成年だと知らなかったことに対し過失がなかった(=相当な注意を払ったとしても知ることはできなかった。)。
      ⇒このような状況であったとしても、未成年と性行為を行った者に刑罰を科すこととするのは酷ではないでしょうか。仮にこれに刑罰を科すのだとしたら、未成年が大人だと嘘をつき性行為をした後に、性行為の相手方に対し未成年と性行為をしたことを理由に詐欺・脅迫を行う「美人局(つつもたせ)」を黙認してしまうことにつながりかねないのではないでしょうか。

      1. チキンサラダ より:

        通りすがりの地方公務員様、

        思いがけずご本人から解説いただき、ありがとうございます。
        なるほど、上記の具体例を拝見すると、確かに例外規定は必要そうですね。

        未成年同士(同い年など)の場合も同様に罰するのは確かに法律の趣旨からしておかしいと感じますし、だまされた場合に同様に罰すると美人局の温床になるのも納得です。

        しかし、こういう本来あるべき議論まで、本多議員の「自分がした場合でも逮捕されるのはおかしい」という極めて不適切な発言が吹き飛ばしてしまったわけですね。

        1. 通りすがりの地方公務員 より:

          チキンサラダ様

           こちらこそ趣旨をご理解いただき、大変ありがとうございます。

           昨日のコメントでは、記入する時間があまりなかったので、未成年とのいかなる性行為も刑罰の対象としたときに、明白に刑罰に科すべきではないと思われる例を出させていただきましたが、ではより深く考えるために次のようなケースではどうでしょうか。

          ・今日で満18歳となった男性が、恋愛関係にある同級生(未成年)の少女からの誕生日の祝いとして提案を受け、暴力又は脅迫を用いずに性行為を行った。
          ⇒このケースであれば、形式的には大人が未成年に対し性行為を行ったことになります。しかし、実質的において未成年同士の性行為と何が異なるのでしょうか。昨日のコメントと同様に、このケースで刑罰を科すことによって保護すべき法益とは一体あるのでしょうか。

          ・今日で満50歳となった男性が、恋愛関係にある14歳の少女からの誕生日の祝いとして提案を受け、暴力又は脅迫を用いずに性行為を行った。
          ⇒このケースだけを見れば、確かに刑罰を科すべき法益はあるように思えます。50歳と14歳が恋愛関係にある時点でおかしいし、50歳の大人が少女からの提案に乗って性行為を行うことは倫理的ではありません。一方で、同じ行為を行っているにもかかわらず、年齢によって刑罰の適用の是非が異なるのは、合理的な理由がない限り、憲法14条の「法の下の平等」に反しているといわざるを得ません。

           したがって、性行為の相手方が未成年か成年か、又は刑罰の対象となる者の年齢によって、刑罰の適用の是非を考える限り、例外規定を設けようともどこかで深刻なパラドックスを生みだすのではないでしょうか。

           そもそも、性行為とは本来私生活の一環であり、手段が正当なものであり、被害や搾取を受ける相手方が存在しない限り、国から捜査や刑罰といった介入を受けるべきものではありません。つまり、逆から言えば、手段が不当かどうかという態様、被害や搾取の存在という結果の有無によって、刑罰を科すべきか否かを判断すべきであり、その判断基準を無理やり年齢に求めようとするからおかしな結論が生まれてくるのだと考えます。
           確かに未成年の性被害は防ぐべきなのは当然のことです。一方で、成年であっても性被害に苦しむ人もいるのも事実です。しかし、刑罰によって守るべきなのは、これら性被害に苦しむすべての人であって、未成年との性行為そのものではないのではないでしょうか。

          (なお、本多議員がこのような趣旨で発言したかはわかりません。発言自体が正直きもいのはその通りだと思います。)

          1. チキンサラダ より:

            通りすがりの地方公務員さま、

            なるほど。年齢で区切る限り、おかしなエッジケースが出てしまうということですね。難しいですね。50歳と14歳は明らかにおかしいですが、じゃあ、29歳と19歳はどうなのか、23歳と17歳はどうなのか、など年齢で区切るのは難しいですね。マクロン大統領が奥さんに初めて出会ったときは39歳と15歳でしたっけ。最初の行為がいつあったのかはわかりませんが、それが出会った直後だったとしても、それを取り締まるのは野暮に思えますね。

            一方、同意や判断力を基準にすると、個人や相手との関係によって相当に違いますし、悪意がどの程度介在しているかも判定することは不可能に近いですね。

            未成年者の場合は親と本人の両方の同意を必要とするのが妥当かとも思いましたが、親が子をそそのかして売る悪辣なケースもありうるので、これまた難しいですね。

            結局、「いかなる」は抜きで「未成年との同意なしでの行為を禁止する」が妥当なんですかね…

      2. 七味 より:

        通りすがりの地方公務員様
        チキンサラダ様

        横から失礼するのです♪

        今の法律をちゃんと確認した訳じゃないけど、問いというか論点は、
        「現在の法律では13歳以下の未成年を対象として性行為を行った者は、たとえ両者の合意があった場合であっても、これを罰することになっている。この対象年齢を13歳以下から○歳(19歳以下?それとも他の年齢?)に引き上げることは是か非か?」
        ということだと思うのです♪

        これを前提に、通りすがりの地方公務員様が挙げてくれた例について、少し述べさせて欲しいのです♪

        >・未成年の少年と少女が、暴力又は脅迫を用いずに自発的に性行為を行った。
        >⇒この場合、誰に刑罰を科すのでしょうか。そもそも未成年の不当な性被害を守るというのが刑罰の目的にもかかわらず、正当な手段による性行為を行った未成年に刑罰を科すことは結論的におかしくなると思いませんか。

        こちらは、未成年を対象とする性行為を処罰することによって何を守るかによって結論が変わるように思うのです♪

        「未成年の不当な性被害」というのが、本人の同意の有無に関係のない「性行為による心身への悪影響」と考えるのであれば、両者とも相手方に対する加害者であり、かつ被害者になると思うのです♪(性被害が女性だけに発生するものなら、少年が加害者で少女が被害者になると思うけど、一応、男女同じに扱っておくのです♪)

        一方で、「未成年の不当な性被害」というのが、「本人が望まない性行為による心身への悪影響」と考えるのであれば、同意がある以上、性被害は発生していないから、なんら刑罰を科すべき行為ではないと思うのです♪
        ただ、この場合は「少年と少女」でなくて、「おじさんと少女」や「おばさんと少年」なんかでも同じことが言えるから、今の法律の考えと整合せずに、むしろ、同意があれば13歳以下の者を対象とする性行為を認めちゃうような気がするのです♪
        そうならないように
        「子供は精神的に未熟だから、性行為を行った時点では本人が望んでいると思っていても、それは大人によって誘導された錯誤にすぎないから、大人と子供の性行為については、常に「子供が望まない性行為」とみなすんだ。」
        みたいな理屈があって、
        「大人にだまされる「未熟な子供」は何歳以下なのか?」
        って議論になるのかもですね?

        あたし的には、前者の理屈の方がすっきりしているように思うんだけど、被害者が同時に加害者になるっている、そもそものおかしさを考えると後者の理屈で整理した方が良いのかもですね♪ 
        そんで、この場合は「同意の有無」じゃなくて、「大人による子供を対象にした性行為」を処罰の対象にするので、通りすがりの地方公務員様の設問は両者共罰せずってなると思うです♪

        なんか長くなってしまってごめんなさいm(__)m

        で、もう一問なのです♪

        >・未成年と大人が同意により性行為を行ったが、未成年が自分が大人であると偽り、さらに性行為の相手方も未成年だと知らなかったことに対し過失がなかった(=相当な注意を払ったとしても知ることはできなかった。)。
        >⇒このような状況であったとしても、未成年と性行為を行った者に刑罰を科すこととするのは酷ではないでしょうか。仮にこれに刑罰を科すのだとしたら、未成年が大人だと嘘をつき性行為をした後に、性行為の相手方に対し未成年と性行為をしたことを理由に詐欺・脅迫を行う「美人局(つつもたせ)」を黙認してしまうことにつながりかねないのではないでしょうか。

        こっちはさっくりと述べたいと思います♪

        年齢も確認できないような相手と性行為をするのが悪い (`へ´)プンスカ
        性行為をする相手とは、それなりに普段からのつきあいがあって当然なのです♪
        お仕事とか趣味とか、性行為以外のお付き合いがあって然るべきなのです♪
        そんな相手が美人局の片棒を担ぐという前提がおかしいのです♪
        百歩譲って、何かのっぴきならない理由(多額の借金とか、脅されて)があることもあるっていうなら、情状で罪を減免すれば良いのです♪

        ・・・ちょっと冷静になるのです♪

        許せそうな状況を考えてみました♪

        ふたりが出会って、いつしか互いに惹かれ合って関係を持つようになった♪そこに現れた、あんましスジの良くない男♪ それは彼女の兄で、彼女が未成年であることをネタに男性を強請りだした♪ 愛する彼女が未成年であることを知り驚く男性♪ 知らない土地でようやく手にした幸せが崩れて苦悩する彼女♪ これからのふたりの運命如何に!?

        (;TωT)ノ~~~ 警察に相談しなさい♪自首するついでに、碌でもない彼女の兄を恐喝で告発して、彼女との縁を切らせてあげなさい♪あなたのことは、情状で見逃してくれるかもしれないし、そうでなくても罪を償って、彼女が成人するのを待って結婚でもなんでもしなさい♪

        って、なっちゃうと思うのです♪

        ご静聴ありがとうございました m(__)m

        1. チキンサラダ より:

          七味様、

          > 両者とも相手方に対する加害者であり、かつ被害者になると思うのです

          はい、同意です。
          双方とも未成年で(年齢も近ければ)、一方的にだますケースは少なそうですが、そもそも未成年が性行為をするのを見逃していいのかという問題がありますね。
          といっても、未成年同士が性行為をするのを取り締まるのも、overkill に思えます。ハイティーンとローティーンでは事情が違いますが。

          > 年齢も確認できないような相手と性行為をするのが悪い

          この認識は明確に甘いです。犯罪者はなんでもやりますから、年齢を偽ることも平気でやりますよ。実年齢とかなり違う容貌の人間もいますし、そもそも成年であるのに、「実は未成年だった」と主張して恐喝することもあるでしょう。

          犯罪者を助けるような法律は、やはりおかしいでしょう。

          何が妥当か難しいですが、結局、年齢と言うわかりやすい基準を原則にしつつも、上記のように騙された場合などは、事情に応じて量刑を調整するのが妥当ですかねえ。

  16. HNわすれた より:

    こんな議論があるのは知りませんでした。
    道徳的、倫理的、宗教的、あるいは世俗的に議論をして、それでOKとする、あるいはNGとするのはよいと思います。14才だろうが何才だろうが。ただし、喫煙や選挙や飲酒や運転などなどと同じように国家が個人間の行動に法律をもって干渉するのはありだと思います。国家のおせっかいでもありますが、年少者の健康とwell-being を願う善意でもあると思います。(子供は長じて年長者を養ってくれますから、と言うんじゃない!)つまり法制化賛成です。(法制化のお話だったのですか?)
    ちなみに、ボクは昔から年上(熟女)が好きです。だけど、ボクの年上は75歳以上になってしまいました。

  17. 野宿 より:

    >とくに、最後の福山氏の件もそうですが、
    >「どうして立憲民主党の政治家は法律を守らないのか」
    >と思わざるを得ません。

    大枠において同意します。 しかしそもそも論で、そんな候補者に票が集まって当選するという現実、翻ってはそんな候補者に投票する有権者の資質、そして参政権を行使せず、結果としてやくざな候補者に当選を許してしまう有権者がいる事自体が遥かに大きな問題であると思います。

  18. より:

    原則論で言えば、国会内での議論にタブーを設けるべきではありません。誹謗中傷の類とか、明らかに事実に反すること、または明らかに国益を毀損することなど、いくつか制限されるべき内容の発言はあり得るでしょうが、常識とか社会的通念に反するからという理由で発言や発言者が攻撃されるというのには基本的には同意できません。それは「言論の自由」を毀損しかねないからです。
    と同時に、発言者には発言に対する責任が伴います。ちょっと誰かに非難されたからと言って発言を取り下げるのは、これもまた言論の自由を阻害する行為に他なりません。

    今回の問題は、いくつかのセンシティブな問題を含むものであり、おそらくは絶対的な正解が存在しない問題であるように感じます。ゆえに、発言者に同調するつもりはさらさらありませんが、その発言だけをもって糾弾すべしとも思いません。というのも、少なくとも、私には明快な答えが見つからないからです。さらに、その場にいたわけではないので、発言のニュアンスもわかりませんし。
    ただ、非公開のWT内での発言がリークされるのは、けして歓迎すべき事態であるとは思いません。そのことによって国会での議論にタブーが産まれるのは、けしてプラスであるとは思えないからです。リークされたら困るような発言をする奴が悪いという見方には与しません。

    ……と、原則論だけ語れば済むような話なら、何も困らないのですがね……
    とにかく、「源氏物語」が発禁になるような展開にはなって欲しくないです。

    1. より:

      「子供を守るよりも、エロじじいの西翼を優先しろ」ってのがねぇ・・・

    2. 門外漢 より:

      龍 様
      聞く所では近く党首討論があるってじゃないですか。
      ガースーには是非エダノンにその辺の事を訊いて欲しいものです。

      1. 門外漢 より:

        党首討論ではロリコンのロの字も出ませんでした。残念。

  19. 雪国の会計士 より:

    北海道1区 道下大樹らのシュレッダーもあるよ。
    「今日、シュレッダーを撮影してきました。
     あんな大きなシュレッダーで一気に廃棄しちゃうんですよ。
     それで今日の会合(@札幌)遅れてしまいました。」
    大きな会場なので別に来なくてもわかんないし、どうでもよかったんですけど。
    役人恫喝してきてテンション高かったのか、気持ち悪かった。
    もちろん、誰一人近寄らなかった。
    散開時にこっちに近寄ってきたので、来るなとばかりに、睨みつけてやった。

  20. 美術好きのおばさん より:

    東京の選挙区には、有権者から熱い期待を持って「100日後に落選(おち)る野党議員」と目されているお方がおられます。しかしどうしたわけか、そのお方は2回も小選挙区で落選しては比例区で蘇ってきます。前回などは当選者の一番最後に当確が決ままり、ゴキジェットを噴霧されたゴキ氏も見習いたいと思う(多分)ほどのしぶとさでした。

    次回こそは……都民の皆さま、油断めされぬよう、気を引き締めて……カン蹴りするぞー!

  21. 太郎 より:

    うーーーん。何これ、が第一感。
    性交同意年齢の引き上げ(14→中学卒業済みの16歳)の話なんだから、
    普通に問題になるのは、高校生と中学生、くらいの感覚で話をして欲しいところに

    “ちょっとまって欲しい”
    50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい

    という発言がされたことに対する拒否感というか違和感というかなんというか
    ただただ、キモい

  22. 匿名29号 より:

    まさに失言なのは「50歳近くの自分が14歳の子と成功したら」と具体的なことを言ってしまったことです。「50歳近くの自分」でなくとも「成人」でも同じ意味であり、「成人が14歳の子と成功したら」との表現であれば咎められなかったでしょう。
    それを「50歳近くの自分が14歳の子と成功」=「ヒヒ爺が子供を弄ぶ」連想をさせる言い方だから議論を醸すわけで、問題提起としてはまっとうだと思うのですが、品位が無さすぎでした。

  23. りょうちん より:

    法律論はすっ飛ばして、たぶん「法律で罰せられる50歳男と14歳少女の性行は滾る!」というシチュは、どうしようもない宇宙の法則なんでしょうねえ。

    ダークウェブで、20年間で50万件のロリコン動・画像を収集していた人が捕まったという記事があって、その事実自体より数字に皆、ビビっていました。

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

引っ掛かったオタク へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告