電話首脳会談に関する米韓両国の発表内容が違い過ぎる

昨日は『【速報】米韓首脳会談で米国側に「日米韓」の言及なし』で、米韓電話首脳会談の内容について、両国の報道発表をざっと紹介しました。ただし、昨日は少し時間が足りなかったので、丹念に読み込む作業ができなかったのですが、本稿では改めて、両国の報道発表内容について精査するとともに、1週間前の「日米電話首脳会談」と比較して、「日米両国による韓国外し」の可能性があるのかどうかに関しても簡単に検討してみたいと思います。

米韓同盟、消滅

米韓同盟消滅を予言する鈴置氏は優れた「日本観察者」?

「日米韓3ヵ国連携は、いったいどこにいくのだろうか」――。

これは、2016年7月に当ウェブサイトを開始した時点からの、継続的な疑問点です。

日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏は著作『米韓同盟消滅』のなかで、次のように述べています。

北京・天安門上で自ら望んで独裁者に囲まれた朴槿恵。人権無視の北朝鮮の核開発を幇助する文在寅。二人の大統領に共通するのは、国際情勢を自国の都合で手前勝手に解釈した、国力に見合わない『妄想外交』だ。反米反日自我肥大を昂進させている韓国の『中二病』的世論の支持を得ても、その帰結は『米韓同盟の消滅』と『中国の属国』への回帰に他ならない―。朝鮮半島情勢『先読みのプロ』が描き出す冷徹な現実。

【参考】『米韓同盟消滅

(【出所】アマゾンアフィリエイトリンクより)

この短い記述に、私たちの隣国である韓国の厄介さが凝縮されています。

しかも、この「国際情勢を自国の都合で手前勝手に解釈し、国力に見合わない妄想外交を繰り広げている」という記述、書籍自体の出版が今から2年以上も前であるにも関わらず、まるでつい最近の韓国のことを述べているように思えてなりません。

ちなみに鈴置氏ご本人は自身を「韓国観察者」だと名乗っていますが、鈴置論考をよく読んでいただければわかるとおり、韓国の異常な卑日的行動の数々は、これまでの日本の腰の抜けたような対韓外交の合わせ鏡でもある、と気付きます。

その意味では、鈴置氏は、じつは優れた「日本観察者」でもあるのではないか、というのが最近の当ウェブサイトなりの仮説です。

消滅して困る側が「同盟はゆるぎない」と騙るはず

それはさておき、この『米韓同盟消滅』を筆頭とする、鈴置氏の視座は、私たち日本国民が共有すべきものではないかと思えてなりません。というのも、米韓同盟の消滅は、そのまま日韓関係の変質を意味するからです。

ただ、それと同時にもっと大切なことは、仮に米韓同盟が消滅に向かっているとしても、当事者たちは「この同盟が消滅に向かっている」などと公言するはずはない、という点でしょう。

いや、むしろ自然な発想としては、米韓同盟が危機に直面しているならば、なおさら、とくに米韓同盟消滅という腹を探られて困る側が、「米韓同盟は不滅です!」などと喧伝するではないでしょうか。

こうしたなか、昨日の『【速報】米韓首脳会談で米国側に「日米韓」の言及なし』では、かなり中途半端ながらも、米韓両国の電話首脳会談に関する話題を、ごく簡単に取り上げました。

改めて内容を振り返っておくと、次のとおりです。

  • 日米電話首脳会談は日本時間の1月28日(米国時間の1月27日)に実施され、米韓電話首脳会談はそれに1週間遅れて2月4日(米国時間の2月3日)に実施された。
  • 日米首脳会談に関する日米両国政府の報道発表を読むと、「日米韓3ヵ国連携」という文言は確認できない。
  • 一方、米韓首脳会談に関する米韓両国の報道発表では、韓国側が一方的に「両首脳は韓日関係の改善と韓米日の協力が重要であることに共感した」などと発表しているが、米国側の発表にはこれに相当する記述は存在しない。

なお、それぞれの原文は次のリンクで確認できます。

これらのうちホワイトハウスのものは英語ですが、さほど難しい英単語は出て来ません。また、最後のリンクは韓国語ですが、最近のウェブブラウザだと日本語に翻訳しながら読めるため、原文を読み解くのはそこまで難しいことではないと思います。

(※もっとも、文在寅(ぶん・ざいいん)大統領については「ドア大統領」と誤訳されることも多いなど、翻訳精度はさほど高くないのが難点ですが)。

米韓の発表内容に齟齬がありまくり

「責任同盟」だ、「包括的戦略同盟」だと勝手なことを…

こうしたなか、改めて韓国大統領府の報道発表を読むと、強い違和感を抱かざるを得ません。米国側の報道発表と、あまりにも異なる部分が多すぎるからです。

文在寅氏のバイデン大統領に対する当選の祝意の記述が米国側の発表に存在しない点については、さほどおかしな話ではありませんが、それ以外の部分においても、韓国側の公表文にホワイトハウスが発表していない内容が多々含まれています。

最初は、米韓同盟に関する記述です。

たとえば、「文在寅氏がバイデン大統領の就任演説に感銘を受けた」とするくだりに対するバイデン氏の反応を意訳すると、次のとおりです。

バイデン大統領は『その希望のひとつが韓国』としたうえで、『韓米両国の関係は、70年にわたる進展があったし、今後より多くの分野においてこれらの関係の強化を期待する』と述べました」。

また、「両首脳が認識で一致した」とする部分には、こんな趣旨の記述もあります。

両首脳は、韓米が域内の平和と繁栄の重要な同盟であることを再確認し、価値を共有する責任同盟として、朝鮮半島、インド太平洋地域の協力を越えて、米韓同盟を民主主義と人権の増進に寄与する包括的戦略同盟に発展させていくこととしました」。

これらの記述を読むと、米韓同盟がいかに強固であるか、両首脳がしっかりと合意したと読めてしまいます。

ところが、ホワイトハウス側の発表文は、これとずいぶんことなります。具体的には、こうです。

President Joseph R. Biden, Jr. spoke today with President Moon Jae-in of the Republic of Korea to stress his commitment to strengthening the United States-ROK alliance, which is the linchpin for peace and prosperity in Northeast Asia.

抄訳すると、「バイデン大統領は文在寅大統領に対し、北東アジアの平和と繁栄のリンチピンである米韓同盟を強化するという彼自身の約束を強調した」、というものです。

ちなみにこの「リンチピン」という表現は、朴槿恵(ぼく・きんけい)前大統領が次期韓国大統領に当選したばかりの2012年12月のタイミングで、バラク・オバマ米大統領(当時)が朴槿恵氏に対して使った表現とまったく同じです。

オバマ、安倍には“コーナーストーン”・朴槿恵には“リンチピン”…その意味は?

―――2012.12.21 08:54付 中央日報日本語版より

そして、韓国側の発表にある「70年にわたる同盟の深化」、「責任同盟」、「包括的戦略同盟」なる文言は、ホワイトハウス側には一切出て来ないのです。

というよりも、唐突に「責任同盟」だ、「包括的戦略同盟」だ、などと言われても、少々戸惑ってしまいます。いままでの米韓関係で、果たしてそんな言葉が出てきたことはあったのでしょうか。

むしろ、韓国は、ドナルド・J・トランプ政権時代の米国が主導していた「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」に頑なにコミットしようとしてこなかった国でもあります。そんな国が、「朝鮮半島とインド太平洋の協力を越えて民主主義」云々と、よく言えたものです。

朝鮮半島非核化巡り「韓国と同じ立場」と勝手に発表

こうしたなか、韓国大統領府の報道発表には、朝鮮半島非核化に関するこんな記述もあります。

文在寅大統領は、韓米が韓半島の非核化と恒久的な平和定着を進展させるために共同努力をしていくべきだとしました。バイデン大統領は韓半島問題の解決のおもな当事国である韓国側の努力を評価し、韓国と同じ立場が重要であるとして、韓国との共通目標のために緊密に協力していくだろうとしました。両首脳は、なるべく早急に包括的な対北朝鮮戦略を一緒に設けていく必要がある点で認識を共にしました。

これが事実なのだとしたら、なんだか、バイデン氏は文在寅氏を大絶賛していることになりますね。

「韓国と同じ立場が重要」とは、北朝鮮に対する経済制裁の解除などを意味しているのでしょうか。いかにバイデン氏に認知症の疑いが指摘されているとはいえ、まさか北朝鮮の非核化が達成されていない段階で、北朝鮮への経済制裁を緩めようと判断するとは、にわかには信じられません。

ただ、おそらくこれに対応するであろうホワイトハウス側の発表は、次のとおり、じつにそっけないものです。

The two leaders agreed to closely coordinate on the Democratic People’s Republic of Korea.

たった、これだけです。意訳すると、「両首脳は『朝鮮民主主義人民共和国』(※)に関して緊密に協力することで合意した」、というものでしょう(※余談ですが、「朝鮮民主…国」とは、北朝鮮が自称する正式国名だそうです。国名でウソをつくというのも面白い国ですね)。

この「北朝鮮に関して緊密に協力する」云々の記述、あまりに短すぎて、韓国側が発表した「「韓国と同じ立場」などを含めたニュアンスをくみ取ることは、到底できません。相変わらず勝手な内容を発表しているな、という印象を抱くしかないのです。

日韓関係に触れた?触れていない!?

さて、韓国大統領府はこんなことも述べています。

さらに、両首脳は、日韓関係の改善と韓米日協力が域内の平和と繁栄に重要であることに共感しました。

この記述、ホワイトハウス側の発表には、まったく含まれていません。

というよりも、そもそもホワイトハウスの発表文を読んでも、「日本(Japan)」も「自由で開かれたインド太平洋(free and open Indo-Pacific)」も出てきません。

このあたり、「相手が述べてもいない内容を勝手に発表して既成事実化を図る」というのは、韓国や北朝鮮の常套手段のようなものですが、それにしても米韓の報道発表内容がここまで違っているという事実には、本当に驚かざるを得ません。

いずれにせよ、文在寅氏の側が、米韓首脳会談の機会をとらえて日韓関係の「改善」につなげようとする意図を持っている可能性はあるのですが、米国の側がこれに応じたのか、応じなかったのかについては、これを見るだけでは何とも判断しがたいところがあるようです。

日米が「日米韓外し」で合意!?

日米の発表に関してはほぼ齟齬なし

米国と韓国の報道発表内容に齟齬がありまくるのに対し、その1週間前の日米首脳会談に関しては、ほとんど齟齬はありません。

外務省ウェブサイトに掲載されている『日米首脳電話会談』によると、日本側は、たとえば次のような項目について議論したと発表しています(※文章については適宜要約したうえで、便宜上、番号を振っています)。

  • ①両首脳は、日米同盟を一層強化すべく、日米で緊密に連携していくことで一致した
  • ②バイデン大統領は、日米安保条約第5条の尖閣諸島への適用を含む日本の防衛に対する揺るぎないコミットメントを表明した
  • ③両首脳は、米国のインド太平洋地域におけるプレゼンスの強化が重要であること及び「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて緊密に連携するとともに、地域の諸課題にも共に取り組んでいくことで一致した
  • ④バイデン大統領から、日米豪印の日本の貢献に対する高い評価が示され、今後とも推進していくことで一致した
  • ⑤両首脳は、安保理決議に従い、北朝鮮の非核化が実現するよう、日米で緊密に連携していくことで一致した
  • ⑥菅総理から拉致問題の早期の解決に向けて理解と協力を求め、バイデン大統領から支持を得た

これに対し、米国側の発表については、日本側の発表とキレイに対応するものではないにせよ、だいたい似たような内容の記述が含まれています。たとえば、①、③については次のような記述が相当すると思います。

They discussed the U.S.-Japan alliance and affirmed its importance as the cornerstone of peace and prosperity in a free and open Indo-Pacific.

意訳すると「両首脳が日米同盟について議論した結果、これは自由で開かれたインド太平洋における平和と安定のコーナーストーンだ」、といったところでしょうか。

ちなみに先ほども引用した、2012年12月時点の『中央日報』(日本語版)の記事にもあったとおり、この「コーナーストーン」はオバマ元大統領が日本について述べるときに使用していた表現ですが、よく読むと「インド太平洋地域におけるコーナーストーン」に格上げされています。

次に、②に相当するのは、次の記述でしょう。

The leaders also discussed the United States’ unwavering commitment to the defense of Japan under Article 5 of our security treaty, which includes the Senkaku Islands. President Biden reaffirmed to the Prime Minister his commitment to provide extended deterrence to Japan.

原文に、きちんと「尖閣諸島への日米安保条約第5条の適用」と明記されています。

そのうえ、 “extended deterrence” (拡大抑止)、つまり「同盟国である日本が攻撃を受けた際に、攻撃した国に報復する」というコミットメントを改めて示した格好です。おそらくこれが、「日本の防衛に対する揺るぎないコミットメント」なのでしょう。

そのうえ、⑤と⑥の部分については、米国側の発表には日本側にはない “China” という文言が確認できるほかは、ほぼ日本側の発表と同じです。

“They discussed regional security issues, including China and North Korea. They together affirmed the necessity of complete denuclearization of the Korean Peninsula, and the early resolution of the abductions issue. “

これに対し、先ほど挙げたなかで、日本側の記述に相当する米国側の記述が見当たらない箇所は、せいぜい④くらいなものでしょう。

このように、日米首脳会談に関する両国の発表内容と比べると、米韓首脳会談の発表内容にはずいぶんと大きな齟齬があり、しかもそれらの多くは韓国側が一方的に饒舌である、という特徴があることがうかがえるでしょう。

鈴置氏の予言は的中か?

さて、先日の『米国務長官「日米韓」に茂木外相「日米豪印」で応じる』では、日本時間の1月27日に行われた日米電話外相会談で、米国側の発表には「日米韓」があったのに、日本側の発表にはそれが含まれていなかったという事実を指摘しました。

しかし、上で見たとおり、日本時間の1月28日に行われた日米電話首脳会談では、日米双方の発表から「日米韓」が抜けています。これに関連し、『鈴置論考から考える「米国は文在寅政権を除去するか」』でも紹介した、鈴置氏の次の論考には、非常に興味深い推論が掲載されています。

「バイデンから電話が来ない」と気を揉む韓国人 原因は「習近平コール」か、それとも――

「バイデン(Joe Biden)新大統領から電話が来ない」と韓国人が焦る。日米首脳は電話協議を終えたのに、それから5日たっても文在寅(ムン・ジェイン)大統領には音沙汰がないからだ。韓国観察者の鈴置高史氏は「電話協議の遅れ」に米韓の亀裂を見る。<<…続きを読む>>
―――2021年2月2日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より

このなかで、鈴置氏は次のような推論を提示しています。

日米の『外相』協議には間に合わず、28日の『首脳』には間に合って『韓国外し』が行われたのかもしれません」。

昨日の米韓首脳会談について、両国の報道発表内容を丹念に追いかけると、やはりこの推論が正しいのではないかという気がしてならないのです。

そして、その推論が正しかったとしても、それが日本にとって必ずしも良いことでもない、という点には注意は必要でしょう。なぜなら、バイデン政権は韓国を「日米韓」に引き戻すために、文在寅政権以降には「用日派政権」の樹立を画策する可能性があるからです。

あくまでも一般論としては、愚か者というものは、相手を自分の努力で変えることができると勘違いしがちです。日韓慰安婦合意をなかば強引に仲立ちしたのがジョー・バイデン氏本人であるという事実を思い起こすならば、バイデン政権の米国が韓国を変えようとアクションを起こすかもしれません。

そのことが不安でならない今日この頃です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. はにわファクトリー より:

    正義の代行者なる愚かな情熱は戦争だって起こせること想起すれば、たとえば合衆国大統領オバマ氏のような人物も警戒されるべきでした。アメリカと世界をめちゃくちゃにした合衆国大統領トランプ氏はおろかもの検出器だったとの風評があるそうですが、今度はどうなるのか当方は不安を感じるとともに期待もしています。

  2. 七味 より:

    会談の発表って、どうやって作るのか、よくわかんないけど・・・・

    会談したことだけじゃなくて、その内容を知らせることも目的だったら、発表内容もある程度は擦り合わせるんじゃないかな?って思うのです♪

    会談したことで目的が達成したんだったら、そんな面倒くさいことはせずに、それぞれが自由に発表しましょうってなると思うのですが

    1. より:

      通常のケースであれば、会談内容について、どこまでオープンにするかある程度合意しているはずです。首脳会談ともなれば、時として機微に触れるような内容もあるはずなので、会談内容が100%公開されるなんてことはまずないというのが常識であると思います。ゆえに、両国からの発表に重大な齟齬が生じることはあまりないのが普通です。
      ただし、韓国だけは例外で、公開に合意してないこと、語られてもいないことを、平気で発表する傾向があります(後で「そんなことは言ってない」と相手に否定されるところまでが様式美です)。ならず者として名高い中国やロシアですらそんなことはしませんが、韓国だけは平気でやらかすようです。
      従って、今回の青瓦台の発表が嘘であるという確証はありませんが、大いに盛っている可能性が高いと考えるのが妥当であると思います。まあ、「またか」ですね。今さら驚くようなことでもありません。

      通常ならば、双方が公開に合意していない内容を一方的に公開するというのは、大いに外交儀礼に反することであり、事と次第によっては相手国に喧嘩を吹っかけることを意味しますが、韓国ではそれが常態化しています。つまるところ、外交儀礼を全く弁えない未開国であるとの誹りを免れません。

      1. 心配性のおばさん より:

        龍様

        >つまるところ、外交儀礼を全く弁えない未開国であるとの誹りを免れません。

        あの国の強みがまさにそこにあるように感じております。
        ”○○につける薬はない”のですよ。半島は半島だけの世界で生きているのです。それが、迷惑千万であるなら、残された手段は”隔離”以外にありません。

        半島をC国が作ったような隔離病棟とし、半島国家とは国交を遮断する国連決議をし、違反国には相応の対価を支払って頂く。以外に思い付きません。

        北朝鮮のミサイル?国連決議の前に焼き払っておきます?だって、正当防衛ですわよ。

      2. JJ朝日 より:

        韓国については今更おどろくこともないような。

        李ライン設定時の日本漁民の殺傷事件や竹島の侵略があり、過去は日本の元首相を暗殺、最近では自衛隊に戦闘管制レーダを当てた国です。礼儀以前の問題で、どうしてこのような無法国家を政府、官僚が是正させる方向に動かないのかが謎です。

        韓国の司法の判断が、と言われますが、別に今始まったことではなく、クーデターで韓国ができたときから、あらゆる日本の特許や意匠権も無視した判決をしてきていますし、竹島にマジンガーZをパクったテコンVのコンクリート像を建立しようとしたような国の司法ですし・・。

        1. より:

          > 無法国家を政府、官僚が是正させる方向に動かないのかが謎

          簡単に言えば、戦争をしてでも是正させるということができないからですよ。
          19世紀の帝国主義華やかなりし頃であれば、当然戦争に発展していても何ら不思議でないことを次々とやらかしてくれますが、現在の状況ではそんなことはできません。日本国憲法の制約以前に、米韓相互防衛条約が生きている限り、日本としては武力をもって是正を図らせるどころか、その他の手段でも韓国を懲罰することが不可能でした。それをいいことに、やりたい放題やってくれていたというのが、少なくともこれまでの話です。
          米韓同盟消滅がもはや絵空事ではなく、現実的可能性として語られ始めた昨今、ようやく枷が緩みつつあると感じています。過去の話は今更致し方ありません。今後どうしていくか、いくべきなのか、そろそろ考えても良さそうだとは思っています。

  3. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    「日韓慰安婦合意をなかば強引に仲立ちしたのがジョー・バイデン氏本人であるという事実を思い起こすならば、バイデン政権が韓国を変えようとアクションを起こすかもしれません」(会計士様)う〜ん。

    バイデン大統領が認知気味と言われてるだけに気になりますネ。用日派など、今や一番の韓国勢のワルというのが、日本側のスタンダードな認識になっているんですが。

    ただ、日米とも「日米韓」連携の文字が消えた事、これは前進だと思いますよ。今更、日本人でそんな事言うのはアッチ系の人だけだろうし、削除されて良かったです。

    いずれにせよ、首脳会議でも韓国は大嘘つきである、都合の良い事だけ拡大解釈する、というのは変わらずです。駄目だな、こりゃ。

  4. だんな より:

    米韓で発表内容が異なれば、「韓国が嘘をついている」のが常識でしょう。それだけで無く「青瓦台の発表は、嘘だと思って聞け」も常識だと思います。
    青瓦台の発表内容は、長い電話待ちの時間に作った作文で「こうなる筈、こうなれば良い」という、韓国的な発表だと、考えた方が良いと思います。
    青瓦台が「時期よりも内容か重要」だと言ったわりに、ホワイトハウス側の発表は、そっけない内容だと思います。
    日米、米韓の電話首脳会談が終わり、ホワイトハウスの発表を見る限り、日韓関係に干渉する印象が無いのは、良かったと思います。

    1. 伊江太 より:

      だんな様

      >青瓦台が「時期よりも内容か重要」だと言ったわりに

      いくらモルと言っても、ここまでやるか?と、思ったんだけど、
      そうか、こんなこと言っちゃってたことが、伏線になってるんですな(笑)。

      1. だんな より:

        伊江太さま
        韓国にしてみれば、盛っていない、控えめな内容だと思います。

  5. 匿名 より:

    まー、アレだ。バイデンも不正選挙と言われ続けるのは目に見えてるから、米国民の目を不正選挙疑惑から米国人の目を逸らすためには戦争でもするんじゃね。朝鮮半島を蹂躙しても構わんってね。寧ろトランプの方が戦争避けようとしていた節があるが、バイデンは支持率を高めるために戦争すると思う。隠れ好戦論者のオバマの後継者だしね。

  6. G より:

    バイデン氏とトランプ氏の違いも考慮しなきゃいけませんね。トランプさんならアメリカの立場から外れた発言してても、アメリカ大統領としてそれに突き進んでいきます。だからトランプ氏の言葉自身に意味がある。でも、バイデン氏の場合はそうはならない。多分文大統領に言葉を向けられて応対したのでしょうけど、せいぜいその程度、アメリカが国としてコミットする内容はアメリカ側からの発表文以上のものはないということですね。

    バイデン氏が大統領になって、大統領の直接発信する機会は極端に減るはずです。それ以前に、いや、それ以上に大統領が自分の意思を明確にする機会がなくなり、大統領のブレーンたちが裏から国を動かしていくのでしょう。 その傾向既に感じますよね。

  7. きたたろう より:

    彼氏(と勝手に思い込んでる)からの電話を待つ乙女かな?
    「電話がかかってこないわ。どうしたのかしら?」
    few days after⋅⋅⋅着信音⋅⋅⋅
    「あ、俺だけどさぁ、俺の事勝手に色々言うのやめてくんない?ガチャン!プー、プー、プー」
    「ほらね!電話かかってきた!ヤッパリ私のこと愛してくれてるんだわ❤️❤️❤️」
    てな状態かな?ムン・ジェイン大統領の頭の中は(笑笑笑)

  8. 阿野煮鱒 より:

    青瓦台の発表は慢性的に嘘だらけです。国内向けにはそれでいいでしょう。国民も嘘だらけですから誰も気にしません。しかし、外交はそうは行かないはずです。それがまかり通るのは、諸外国から見て韓国が大して重みを持たない国だからでしょう。

    承認欲求だけは肥大しているくせに、軽んじられているからこそ許される嘘デタラメに甘んじる国。気楽でいいですね。

    1. より:

      > それがまかり通るのは、諸外国から見て韓国が大して重みを持たない国だから

      そのことに気が付いてないのが韓国だけというあたりが、実になんとも。

  9. マスオ より:

    今回の米韓の発表を、日本のメディアが、どのように日本国内で報道したか、
    ちょっと調べてみました。

    ・NHK
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210204/k10012849171000.html
    米韓首脳が電話会談 日韓関係改善と日米韓協力の重要性も確認

    ・朝日新聞
    https://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN2A409N.html
    米韓首脳が電話会談、文氏は同盟関係向上を約束=韓国大統領府

    ・産経新聞
    https://www.sankei.com/world/news/210204/wor2102040017-n1.html
    文氏がバイデン氏と初電話会談「韓米アップグレードを」

    産経新聞は実に中立的だと思う反面、NHKは見事に韓国の広報機関と化していました。
    怒りを通り越して、あきれてものも言えないですね。

    1. 心配性のおばさん より:

      マスオ様

      >産経新聞は実に中立的だと思う反面、NHKは見事に韓国の広報機関と化していました。
      >怒りを通り越して、あきれてものも言えないですね。

      K国は、取材能力のない日本のメディアにただ同然で記事を提供してきたからですよ(笑)。セット販売でこちらもただ同然でK国ファンタジーを提供してきました。(鬱陶しいったら、ありません。)半導体産業で好景気の時の話です。判ります?主因は日本の??メディアの質です。ここがK国に付け込まれた。

      文在寅政権の働きでK国の景気が傾きましたが、よくしたもので、コロナで全世界を敵に回したC国がK国に代わって日本のメディアのスポンサーとなりました。何故か?突破口を造るためですよ。K国を隠れ蓑にC国が日本に工作をかけています。お判りですか、K国のしょうもない工作ですら、C国にとって問題なければ利用するのですよ。

      C国にとってK国とは、そんな存在です。

      日本の??メディアはもう救いようがありません。ただね、気になるのが、日本の政治、総務省がNHKを国営放送として、援助していることです。日本の・・・でないにも関わらずです。

      1. マスオ より:

        心配性のおばさん様、ATMに関しては、もうしょうがないな、と半ばあきらめていますが、受信料で成り立つ、自称「公共放送」のNHK様が、アメリカの発表内容を無視して、韓国の発表のみを垂れ流す始末。

        記事を読んでいただけるとわかりますが、バイデン大統領があたかも日韓関係の改善と日米韓3か国の協力の重要性を言ったかと錯覚させる、ミスリードな書き方です。
        聞いたところによると、NHKニュースでも、嬉々としてこの発表を垂れ流していたとか。

        これを韓国の広報機関と言わずして、何というか。

        きっと、このNHKのニュースを見たり聞いたりした、かなりの視聴者は、アメリカも改善関係を望んでいると思っていることでしょう。

        NHKは解体するしかない。

        1. 心配性のおばさん より:

          マスオ様

          NHKに限らず、池〇氏の偏向報道もネットでは、すぐに多数が検証し、偏向内容は吊し上げられるみたいです。これは一方通行の従来のメディアにはないことですよね。

          ただし、その恩恵に預かるのは、PC、スマホを操作できる層だけというのが弱みかなぁ。視聴者自身が自らの責任で、そのサイトを選択します。そうやって、情報強者になっていくのかしら?

          昨今は80代でもPC、スマホを操作するそうですので、頼もしい限りですね。

          懸念としては、NHKの偏向報道を知っているハズの日本政府、総務省がそんなNHKを擁護していることです。受信料のことですけどね。

          それはそれ、NHKの体制そのものにメスを入れるつもりであれば結構です。菅政権の総務省の活動を監視していきたいと思います。

  10. クロワッサン より:

    >(※余談ですが、「朝鮮民主…国」とは、北朝鮮が自称する正式国名だそうです。国名でウソをつくというのも面白い国ですね)

    余談の余談ですが、北朝鮮側の人達は北朝鮮と略さずに共和国と呼称するようですね。

    1. 匿名 より:

      世界で一番優れた民族
      朝鮮人民共和国

      命令絶対、規則は一杯
      朝鮮人民共和国

      という歌が脳内で再生されました。

      1. 阿野煮鱒 より:

        あ、名前を入れ忘れました。阿野煮鱒でした。

      2. カズ より:

        無恥将軍?(”痴脳指数1300”でしたっけ?)

    2. より:

      30年ほど前は、日本の左翼人士もそう呼んでましたよ。
      「北朝鮮などと呼称するな。朝鮮民主主義人民共和国と呼べ」と事あるごとにクレームを入れていたので、ニュースなどでも一々言い直してましたっけ。
      小泉訪朝の後くらいから、そんなこともなくなったようですけどね。

  11. イーシャ より:

    情で語ったから言葉はいらないニダ。

    1. だんな より:

      イーシャさま
      なかなか良いですね。
      座布団1枚で。

      1. イーシャ より:

        だんな 様
        ありがとうございます。
        本を読んだ人しかわからないネタでしたね。

  12. 月路です より:

    日本と韓国…を「最も近い友邦」と呼び、民主主義諸国による同盟の影響力再構築を進めていく
    https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210205/mcb2102050908008-n1.htm
    て不吉な予感がするんですが、杞憂でしょうか?

  13. 普通の日本人 より:

    事実を見ることさえ出来ればアメリカが一段と韓国から離れて言っていることは分る
    それでも文大統領の支持率が下がらないのはこのまま行く、中国に行く、と言う事
    韓国国民の民意です。
    次に核を持った⁷朝鮮半島が出現しますから、それに日本はどう対処するのか?
    政治家もマスコミも我々国民も真剣に新たな日本の国防について考える時です。

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