日韓トンネル構想巡り韓国与党が間接的に「日本は敵」

先日の『韓国よ、トンネル以前に約束守れ』では、韓国の野党「国民の力」の幹部が日韓海底トンネルを釜山市長選の公約に掲げた、とする話題を取り上げました。この構想が韓国国内でそれなりの波紋を広げているようで、とりわけ与党「ともに民主党」の幹部は、これに関連し、間接的にではありますが、日本のことを「敵」と規定したようです。

用日派の面目躍如

韓国の日本に対する異常な行動の数々が続いていることを受け、最近、「韓国は反日国だ」と思っている人は増えているのではないかと思いますが、物事はそこまで単純ではありません。当ウェブサイトでもいつも申し上げているとおり、韓国国内の「反日」には、大きく次の2種類が観察されます。

  • (A)用日派――歴史問題などを使って日本に罪悪感を植え付け、それにより日本から産業ノウハウ、技術、資本などを安い価格で手に入れようとする勢力
  • (B)純粋反日派――歴史問題を使い、純粋に日本を貶めようとする勢力

この両者、行動としては一見すると似ていますが、目的は同じではありません。

(B)の純粋反日派は、ある意味では感情の赴くままに反日をしてくれているので、むしろ彼らが韓国国内で力をつけてくれれば、私たち日本人の側に、「韓国は事実上の敵対国である」という認識が広まるのに役立ちます。

これに対し、(A)の用日派は、「我々も韓日関係は重要だと思っている」、「だからこそ日本はわが国の国民感情に配慮すべき」などと言いくるめることで、日韓関係を韓国にとって都合が良い形に持って行こうとします。

その意味で、日本にとってタチが悪いのは、(B)ではなく、むしろ(A)の方でしょう。

なぜこんなことを改めて申し上げるのかといえば、数日前の『韓国よ、トンネル以前に約束守れ』で取り上げたとおり、韓国国内で「日韓トンネル」なる構想が出て来たからです。国としての約束も守らないくせに、日韓トンネルという恩恵を得ようとするのは、厚かましい限りです。

日韓トンネル構想

「日韓トンネル」構想は戦前からあった

ただし、前稿では日韓トンネルのなにが「ダメ」なのか、ちゃんと説明していない部分もありましたので、少しだけ補足しておきましょう。

私たちの国・日本は四方を海に囲まれた島国であり、陸路でユーラシア大陸に移動することはできません。しかし、「日韓海峡トンネル」、つまり九州から対馬を経由し、韓国南部の港湾都市・釜山に至るトンネルが実現すれば、いちおう、日本から陸路で韓国まで行くための手段が出来上がるわけです。

これは、「絶海の孤島」(?)であるわが国にとっては、一見すると非常に魅力的です。

日本国内でトラックに積み、そのままユーラシア大陸に運んで行ける可能性が出てくるわけですし、また、鉄道による貨物輸送を使えば、物流コストや日数をさらに節減することができる、といった試算もあるようです(※本稿ではそれらの試算の詳細については触れません)。

また、戦前の「弾丸鉄道構想」でも、その延長線上で将来的には対馬海峡にトンネルを掘削するという考えはあったようですが、これは日本から朝鮮半島を経て、日本が経営していた満州鉄道などに連結し、ゆくゆくはユーラシア大陸を横断する鉄道を作る、といった遠大な計画があったやに聞きます。

もっとも、経済合理性に照らすならば、正直、このトンネルに対する必然性があるのかは非常に疑問です。あくまでも現状で判断するならば、仮に日韓トンネルが出来上がったとしても、韓国から先、北朝鮮の領土内を通ることが難しいからです。

なぜ日韓トンネルは「ダメ」なのか?

もちろん、将来的に南北朝鮮が再統一されるなり、北朝鮮が改革・開放路線に舵を切るなりすれば、陸路で中国、ロシアの領域などに入って行けるようになるのかもしれませが、現時点でそれを期待して日韓トンネルを事業化するのは、非常にリスクが高い行動です。

ましてや、韓国も北朝鮮も、中国もロシアも、「約束を守らない国である」、「リーガルコストが無限大になりかねない」という共通点があるからです(※ちなみにこの「リーガルコスト」こそは、日本が南北中露各国とうかつに関わってはならない、最大の原因でもあります)。

戦前だと、大日本帝国が朝鮮半島全域と満州国、さらには現在の中国北部などを抑えていたため、少なくとも日本の勢力下にあった地域に関しては、わけのわからない法律破りに日本企業が悩まされるという事態は避けることができたかもしれません。

しかし、仮に「日韓トンネル-南北朝鮮鉄道-シベリア鉄道・中国鉄道」というルートが出来上がり、そこに貨物輸送の生命線を握られてしまうような事態が発生すれば、南北朝鮮、中国、ロシアが日本に対し、「物流を止めるぞ」などと脅して理不尽な要求をしてくるという可能性は非常に高いです。

それに、トンネルは作ってしまえば維持管理にもコストが掛かります。いわば、資産ではなく負債に化けてしまう可能性がある、というわけです。

したがって、現在の東アジア情勢が続く限りは、日韓トンネル(あるいは宗谷海峡トンネル、間宮海峡トンネル)などの形で南北中露などと陸路をつなぐことに関しては、地政学的にも経済的にも、まったく賛同できないのです。

余談ですが、船便や航空便の場合、採算性が悪化すれば、すぐに撤退することができます。おりしも韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)に昨日、こんな記事が掲載されていました。

韓国と日本・ロシアを結ぶ国際フェリー 就航から5カ月で廃止

―――2021.02.03 20:32付 聯合ニュース日本語版より

これは、日本と韓国、ロシアの3港を結ぶ韓国のフェリーが2月1日、廃業届を出したとするものです。やはり、武漢肺炎の影響で旅客数が激減したためでしょうか。

いずれにせよ、現状、日本と韓国を陸路で結ぶのはリスクが高過ぎることだけは間違いないでしょう。

用日派vs反日派

自分で「用日派」であると認める

さて、本題に戻りましょう。

問題の「日韓トンネル」発言をしたのは、韓国の野党「国民の力」の金鐘仁(きん・しょうじん)非常対策委員長ですが、韓国国内でも日韓トンネル構想に批判があったためでしょうか、この方は昨日、火に油を注ぐような発言をなさったようです。

金鍾仁「海底トンネル、親日と関係ない…日本を利用できなければ」

―――2021.02.03 17:41付 中央日報日本語版より

韓国メディア『中央日報』(日本語版)によると、この金鐘仁氏は釜山市長選の公約のひとつである「日韓トンネル構想」について、「海底トンネルと韓日は関係がない」、「日本は韓国の目的のために利用できるという考えをすべき」などと述べたのだとか。

おもわず「正体見たり、用日派」、と言いたくなります。

この「日本は韓国のために利用できる」発言については、中央日報の読者コメント欄を確認しても、多くの読者から非常に強い反発が出ているようです。当たり前でしょう。

ただし、韓国の「保守派」と呼ばれる勢力は、「日本を都合よく利用してやろう」という「用日派」的な考え方をしているという点については、当ウェブサイトではかなり以前から指摘して来た話でもあります。

ハンギョレ新聞が勢いづく!

もっとも、韓国の保守派(用日派)がこうやって堂々と「日本を利用する」という表現をすること自体、悪いことではありません。なぜなら、日本国内では「用日派」の危険性が強く意識されるきっかけのひとつになり得るからです。

また、韓国国内でも「純粋反日派」が「用日派」を「お前たちは親日派だ」などと批判し、勢いづかせるうえで良い契機でもあります。その証拠が、「左派メディア」として知られる『ハンギョレ新聞』(日本語版)に掲載された、次の記事でしょう。

「韓日海底トンネル」にとんでもない「イデオロギー論」

―――2021-02-04 04:02付 ハンギョレ新聞日本語版より

ハンギョレ新聞のこの記事は、どちらかというと、日韓トンネル構想に対する批判が「行き過ぎだ」とたしなめているものではあります。しかし、金鐘仁氏の日韓トンネル構想が韓国国内の「純粋反日派」にかなりの力を与えたであろうことは、容易に想像がつきます。

というのも、記事では金鐘仁氏の「海底トンネル」公約を巡り、与党「ともに民主党」の党内で、「韓国と日本の間に海底トンネルを作れば日本に一方的に有利であるため、『親日公約』だ」という主張が出ていると指摘するからです。

日韓トンネルが一方的に日本に有利だと主張する根拠はよくわかりませんが、韓国国内で左派・純粋反日派からこの手の批判が出て来ること自体は、日本にとって必ずしも悪い話ではありません。

韓国与党が間接的に日本を「敵」と表現

ちなみに、ハンギョレ新聞によると、「ともに民主党」の政策委員長が2日、KBSの番組に出演し、次のように述べたのだそうです。

海底トンネルを通じて私たちが得る収益は、日本に車で行くということしかないが、日本は、我が国と北朝鮮を経て、中国、ロシア、欧州にまで行くことができる道が開かれる。私たちが得る収益がおよそ5であるならば、日本が得る収益はおよそ500以上になるだろう。これこそ、キム・ジョンイン委員長がおっしゃった利敵行為に近いことだ」。

そもそも現状において、韓国から北朝鮮に入国できないじゃないですか。見事にツッコミどころだらけですね。乾いた笑いしか出ません(※「キム・ジョンイン委員長」とは金鐘仁氏のことでしょう)。

それに、「利敵行為」という表現には、素直に驚きます。

「ともに民主党」といえば、文在寅(ぶん・ざいいん)大統領の出身母体であり、韓国の与党です。その与党の関係者が「日本を利すること」を「利敵行為」と述べたということは、間接的に「韓国の与党は日本を敵だと考えている」という証拠とも受け止められかねません。

日韓友好を象徴するはずの日韓トンネル構想が、韓国与党関係者からの「日本は敵」という発言を引き出したのだとしたら、じつに皮肉な話といえるかもしれませんね。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 阿野煮鱒 より:

    保守派/用日派の日韓トンネル構想に対し、進歩派/左派から「利敵行為」というお墨付きが出ましたので、共に民主党あるいはその後継政党が与党に有る限り、海底トンネル計画は絵に描いた餅のままです。保守勢力が再び与党に返り咲く可能性は限りなく低いので、トンネルの実現は心配しなくて良いでしょう。

  2. 匿名ナニガシ より:

    ニュースサイトで閲覧しましたが、驚くほど素直な発言ですね。
    バカなんじゃないかと疑っていましたが、確信に変わりました。
    進歩だろうが、保守だろうが、韓国人は韓国人なんだなと改めて痛感しました。

  3. だんな より:

    用日派も「敵だけど利用しよう」と言うだけで、「日本が敵」なのは、共通しています。
    反日が進行し過ぎて、日本について意見を言う時に「日本は敵」というような、枕詞を付けなければならない様に、なっているんです。
    枕詞言葉が付いていない話は、日本に関係改善を促すジェスチャーらしいです。

  4. 元マスコミ関係の匿名 より:

    日韓トンネルが技術的に可能かも知れないが経済的にペイするとは到底思えない。仮に完成したとしても、青函トンネルで明らかなとおり莫大な維持管理費用がかかることを忘れてはならない。
    韓国側は資金は日本に出させることが前提になっているようで、全く馬鹿馬鹿しい話。釜山市長とやらの一方的な政治的用日利用は苦々しい限りである。

    1. 心配性のおばさん より:

      元マスコミ関係の匿名様。相手にしてはいけません。つけ込まれます。

      >韓国側は資金は日本に出させることが前提になっているようで、全く馬鹿馬鹿しい話。釜山市長とやらの一方的な政治的用日利用は苦々しい限りである。

      1. 元マスコミ関係の匿名 より:

        心配性のおばさま
        ご忠告ありがとうございます。気をつけます。

  5. G より:

    日韓トンネルというのは韓国の政治家が地元に利益誘導発言して支持を得る、日本で言うところの我田引鉄みたいなものでしょうね。
    日韓トンネル論の韓国政治家にとって利点です。
    ①とにかく大きな話ができる
    ②日本がすぐに反論してくるわけじゃないので、「ホラ話」の寿命がそこそこ長い
    ③反日論、用日論を絡めると韓国人は誰も反論出来なくなる

    特に③の効果が絶大なのは笑っちゃうレベルです。日本に建設費だけ払わせて利益だけ得られるという用日論が痛快過ぎて、反論が「日本の利益にしかならない」「日本の韓国侵略の野望の足掛かり」とか無茶苦茶な話になっちゃうのです。そもそも日本が損得勘定でやるわけがないという当たり前の現実が彼らには見えない。言い出しっぺは意図的でしょうけど、マトモな反論ができない「敵対勢力」の人たちのサマには笑っちゃいます。

  6. 農民 より:

     件の政策委員長先生様に百阿僧祇歩譲って、北朝鮮をはじめすべての国境を無条件、無償、安全に陸路通過できるとして。
     日本企業が陸路で欧州まで荷を出すと思っているんですかね……トラックドライバーは遠洋漁業より帰れない仕事になるのか。さらに言えば今現在現実に、韓国人は車で欧州まで行けているわけですか。なんかスゴイですね。

     ……あ、北朝鮮が調教済みの国内向けに「我々の宇宙船は、夜間の温度が低い間に太陽への着陸を成功させた!」ってヤツと同レベルですねコレ。

  7. イーシャ より:

    朝鮮人が「敵を利用する」と明言してくれる方が、撤退を迷っている企業に決断を促すきっかけになってよいと思います。
    「朝鮮人売春婦の出稼ぎルート建設なんて お・こ・と・わ・り」ですね。

  8. j より:

    日本の国民の税金を使うという話になると、まず現実的に実現は不可能だと思います。
    日本国民の理解は、得られないと思います。
    国民の一人として、絶対反対。

  9. れんげ草 より:

    イヤハヤ呆れるしかないですわ!( >Д<;)
    韓国の利が5で日本のそれは500…
    欧州まで車で行けってか?過酷過ぎて「水どう?」でもやらないゾ!…多分
    それに日本が被る数多の弊害については触れられてもいませんねー!自覚がないのでしょうねー!
    いや、数多で済めば御の字か!そんなもん出来た日にゃあ日本は滅亡あるのみですねー!
    断交なり宣戦布告なりして阻まないと!ですね
    ところで真っ赤な親分から指令でも受けて煽ってますのん?

  10. 匿名29号 より:

    日韓海底トンネル構想は大日本帝国時代の大東亜超特急ー 弾丸列車構想の残滓である、と言えば片付くのではないでしょうか。

    それにしても、あっさり日本を仮想敵国でなく、本物の敵国認定してくれましたね。文大統領はバイデン大統領との電話会談で日米韓の協力を強調したとかですが、米国向けの嘘っぱちということが公式にも明確になりました。

  11. たい より:

    海の向こうにあるのがイギリス、フランスなどのヨーロッパ諸国なら若干考えなくもないですが、特亜三国…
    地獄へのトンネル?

  12. 名無しさん より:

    日韓トンネル構想は新宿会計士様のご指摘の「戦前のお話」だけで無く、世界基督教統一神霊協会(統一協会)系が日本に持ち込んだ戦後の歴史があります。なので「日本側受け皿」がある程度存在しました。それはほとんどは土建屋利権に目がくらんだ自民党筋の政治家であり、一部の旧民社党系にも居ました。安倍晋太郎議員も支持者でした。韓国に「反日派と用日派」がある様に?統一協会(政治団体を併設していて勝共連合と称していた)を利用して利権やカネが欲しい【用韓(用統一協会)派】も居ましたが、何人かは用韓に留まらず統一協会教祖文鮮明に心酔した親文派もれっきと存在しました。残念な事に安倍晋太郎議員は少なからず後者であった疑いさえあります。
    既にこの日韓トンネル推進の用韓派は、韓国(インチキ商売で荒稼ぎした統一協会日本支部から)の莫大な政治献金や支援が切れた段階で崩壊したと見ていいとは思いますが、親文(鮮明)派の核心的な人士は未だ明確な自己批判と転身を発表する事なく口を閉ざして自民党内にも残っている可能性があります。これが用日派韓国側からアテにされている「日韓トンネル推進日本側受け皿」なのです。

  13. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    「日本だけが得する利敵行為だ」ーーコレが韓国政権与党の本音、「日本は敵」なんですネ〜。

    今頃、フェリーだとか海底トンネルだとか、考えが古い‼︎設計、測量、風洞模型、地震耐震、風雨の耐性、、、とても韓国クォリティーでは無理ッです。

     韓国はカーフェリー「イースタン・ドリーム号」の定期航路を昨年、開設した。満車で450台。1日で僅かに450台です。関門トンネルとか青函トンネルの数値は知らないですが(さすがに関門はとっくに累積赤字を一掃しているでしょう)、1日どれぐらいの台数があれば、ペイ出来るのか?

    巨大橋なら瀬戸大橋で1日通過台数が約25,000台、明石海峡大橋で3万数千台、しまなみ街道は全ルート通過は、1万台足らず。でもって、コロナ禍で大幅にダウン、皆赤字です。以前の数値でもしまなみと瀬戸は真っ赤っか。

    韓国はスグ日本のカネを当てにしようとするが、トンネル渡って反日人や不逞人や中国の犯罪目当ての奴等がワンサカ来られたら、大迷惑なんだヨ。
     
    「国民の力」の金鍾仁非常対策委員長、「日本は韓国の目的のために利用できるという考えをすべき」だって。これだから用日派は油断ならない。なんだかんだで日本に全額出資させ、失敗しても「日本が協力しないからだ」って言うだろうネ。

    日本との話はアンタラの妄想。もっと具体性のある話なら、北朝鮮と40kmぐらいのトンネルを掘って、行き来自由(不自由?)の統一するか、海底ルートなら中国ー南朝鮮でやったらどう?喉に匕首突きつけられる気持ち、毎日味わえるぞー(爆笑)。

  14. きたたろう より:

    >私たちが得る収益がおよそ5であるならば、日本が得る収益はおよそ500以上になるだろう

    ピンフのみの手でダマ聴、相手はどでかい手でテンパってるに違いないと思い、ドンドン手牌を崩してくチキン野郎。
    こりゃトンネルは無理だな。(麻雀しない人ご免なさい)

    1. 匿名 より:

      当方親で東一局。まだまだ最初だな。
      9萬ぽいっと!
      「「「ロン」」」
      「「「人和・国士無双」」」「「十三面待ち」」
      サイコロは自9で割れ目でした(笑)。
      人間はチキン野郎が一番(笑)。

      1. きたたろう より:

        ガハハ!もしかして実話ですか?

  15. 名無しの権兵衛 より:

     韓国にとって日本は「敵」というのは、改めて言われなくても以前から分かっていたことですが、日本にとっても韓国は既に「敵」です。お互いの考えが一致して良かった、良かった。
     ところで、韓国にとっての「味方」とは、どこの国のことでしょうか、是非教えていただきたい。すでに、この地球上には、韓国を「頼もしい味方」と考える国はおろか、単なる「味方」と考えている国さえ一国も無いということを、彼らは理解しているのでしょうか。恐らく理解していないでしょうね。

  16. 匿名 より:

    >私たちが得る収益がおよそ5であるならば、日本が得る収益はおよそ500以上になるだろう。

    大陸と地続きであることがまったく羨ましいと思いませんが・・・
    彼らがいかに大陸(中国)とつながっていることが大事だと思っているかを示していると思います。

    巨大なユーラシアに属したい、宗主国の中国様の足元にいたい、それだけで満足。
    中身を伴わないプライズ(ノーベル賞とか)だけ欲しがるやつと同じでしょうか。

    実際どれだけの利益が得られているかを比べたわけでもなく、刷り込まれて自明のものとしているとしか思えないのですがね。

  17. より:

    よく言われる話ですが、青函トンネルは必ずしも経済的な理由で建設されたわけではなく、国土安全保障上の要請に依るものなので、採算をある程度度外視しているとのことです。当時はソ連の北海道侵攻が一定の現実性をもって認識されており、トンネルで本州と繋がったことで、いざという時には歩いてでも逃げられるようになったと、道民にかなりの安心感を与えるものだったそうです。きちんと調べてはいませんが、莫大な建設費&維持費を考えると、現在に至るまで採算的にはペイしてないだろうと思われます。でも、大蔵省の小役人ども(*)を除けば、建設を非難する国民はあまりいません。あまり声高には報じられてはいませんが、同胞たる道民の心情を、多くの国民が慮ったからではないかと思います。

    日韓トンネルには、経済的に全く見合わないばかりか、安全保障上の意味すらもありません。ということは、真面目に検討する価値など皆無ということです。まあ、前田建設あたりが時々発表するドリーム・プロジェクトのネタくらいにはなるかもしれませんが。

    (*)昭和の三大バカ査定と放言したとかしないとか。戦艦大和と青函トンネルと、あともう一つはなんでしたっけ?

    1. 通りすがりの地方公務員 より:

      龍様

       昭和三大馬鹿査定とは、「戦艦大和・武蔵、伊勢湾干拓、青函トンネル」だそうです。1987年、国鉄の財政悪化と民営化に伴い、中断されていた整備新幹線事業の再開を巡る大蔵省と運輸省の対立の中での、当時の大蔵省主計官の発言とされています。(いかにウィキペディアのリンクを貼っておきます。)
       いずれも国家の威信をかけた巨大事業でしたが、完成時にはすでに社会情勢の変化により当初に見込まれた効果を果たせなくなったものを揶揄するものと言えるでしょう。青函トンネルも、当初は北海道新幹線の早期開通を前提に着工されていましたが、発言当時には上述のとおり運営を予定していた国鉄は危機に瀕し、東北新幹線盛岡以北の建設は宙に浮いている状態でした。青函トンネルの建設コストが結局どうなったのかはわかりませんが、国鉄債務としてまとめて政府債務となったのではないでしょうか。結局、整備新幹線事業はこの後再開され、青函トンネルも道内外の貨物輸送に活用されるとともに、2016には北海道新幹線函館延伸を迎えるわけですが、一方で、トンネルの維持費負担がJR北海道にのしかかり、当社の経営問題の遠因にもなったとされています。(それでも戦艦大和や伊勢湾干拓よりはましだったのかもしれません。)東海道新幹線も建設には不要論に苦労したみたいですし、現在のリニア新幹線も〇岡県で結構もめているようです。巨大事業の難しさを感じさせるものですね。

       まあ、本題の記事については、そんな建設事業の難しさや国と自治体の役割を理解せず、ほとんど責任を取らなくても良い地方選挙で気安く「オラが村にも○○を!」と主張する候補者なんて日本でもいますよ、できるわけないんだからほっときゃいいですよ、と言おうと思いましたが、韓国の政権与党はこんなことにまで「親日」、「利敵行為」だから反対とかコメントしちゃうんだ。すごいなあ(棒)

      昭和三大馬鹿査定(ウィキペディアより)
      https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%AD%E5%92%8C%E4%B8%89%E5%A4%A7%E9%A6%AC%E9%B9%BF%E6%9F%BB%E5%AE%9A

      1. より:

        一時期、陸上の貨物輸送は全部トラックになってしまうんではないかという勢いでしたが、最近では鉄道輸送が見直され、JR貨物の業績も好転しているようです。青函トンネルも北海道ー本州の安定的物流にかなり貢献しているようですね。送電線や通信ケーブルも通しているそうなので、安全保障という観点から見ても、十分に意味のある施設であると思います。
        もっとも、第二青函トンネルという構想もあるのだとか。現在の青函トンネルは鉄道のみであるので、今度は自動車が通れるのも作ろうと。う~ん、さすがにそれはどうなんだろう……

        1. 通りすがりの地方公務員 より:

          龍様

           記事本題から大きくずれた議論となってしまいますが、第二青函トンネル構想は、そもそも新幹線と貨物鉄道の分離がそもそものスタートです。現状、青函トンネルとその前後区間約50kmは新幹線と貨物鉄道の共用となっています。しかし、2031年に北海道新幹線札幌延伸が予定されており、その際に新幹線の増発及び高速化しようとすると、貨物鉄道の運用に影響が生じることが懸念されているのです。(新幹線が300km/h、貨物列車が100km/hで走ると新幹線が追い付いてしまうこと、新幹線が高速で横切ると、風圧で貨物コンテナが台車から崩れてしまうこと等のおそれ)
           国交省を中心に、新幹線台車の貨物車両開発案や貨物の船舶輸送案等も検討されていたようですが、現状解決策が見当たらない状況です。そこで、一部の団体が抜本的解決策として、新たな貨物鉄道用の青函トンネルを建設して、安定した貨物輸送と新幹線の増発・高速化の両立が実現可能となるという理屈で主張しているようです。それに対し、「青函トンネルだけでもコストを賄えていないのに、もう一本掘るとはどういうことだ」という批判が当然湧き上がってくるので、批判に対応するために車を持ち出しているわけです。

           しかし、普通に考えたら全長約50kmの海底自動車トンネルなんて現在の技術では作れません。電気自動車を除き、車は排気ガスを出すため、長大トンネル内では開口部以外に換気口を用意する必要がありますが、海底にそれを設置できません。また、50kmもの長距離をノンストップで走るわけですが、決まったレールの上を少数の運転士が走らせる鉄道と異なり、ハンドル操作があり、多くのドライバーが運転できる自動車の場合、事故や故障で通行止めになった場合に、どのようにトンネル内にいる人と車を救援するのでしょうか。ドライバー等の休憩施設もトンネル内に用意するのも困難です。このように、海底トンネル建設には、財政や経済効果といった「すべきか、すべきでないか」を論ずる前に、技術的な問題(「できるか、できないか」)に直面します。

           それでも、まだ第二青函トンネルの場合は、鉄道については建設が可能なので、議論の余地があると思うのですが、正直日韓トンネルについては、青函海峡より幅、深さともに倍近くある海峡に少なくとも2本もトンネル建設とか、今の土木技術じゃ普通にできないと思います。しかも、日本の在来線、新幹線とも韓国の鉄道規格と合わないので、直通もほぼ無理です。技術的問題がてんこ盛りすぎて、まじめな政治経済の議論としてまともに取り合うことに意義を感じません。あえて例えるとすると、日韓トンネル推進論は、「日韓で宇宙エレベーターを建設して、宇宙移民を推進すべきか」とか、「中国や北朝鮮の核に対抗するために、日本は波動砲やガンダムを開発すべきか」ぐらいのSF(サイエンスフィクション)だと思うのです。
           そういう観点で見ると、そんなSFみたいな話を地方選挙で公約に掲げる候補者がいて、それに対し、技術的な問題を指摘すればいいのにわざわざ反日に絡めて与党が批判するとか、韓国政治あたまおk、ゲフンゲフン、興味深いなと思います。この件については、動物園でも見る感じで楽しみにながら眺めているのが一番精神的によいかと思います。

          1. より:

            韓国の鉄道は一応標準軌(軌間1435mm)であるはずなので、新幹線とは共通であるはずです。もっとも、電圧や信号系が異なっていると、直通運転は難しいかもしれません。

            第二青函トンネルの自動車道化について、言われてみれば確かに技術的な困難が大きすぎますね。海底では途中にSAを設けるわけにもいきませんし(もしできたらぜひ一度行ってみたいもんですが)。となると、現実的に自動車を通すとなったら、カートレインを運航するのが関の山ということですか。生鮮食品の輸送など、一定の需要はあるでしょうが、海上フェリーを代替できるような代物ではないですね。
            第一、海底を走るカートレインからは冬景色が見られませんし。

  18. にゃ様 より:

    あー
    読み間違えてました
    最近老眼で〜

    日韓トンスル

    嫌だなあと思ってました。

    トンネル
    だったんですね〜

    ん?
    良く考えたらあんまり変わらないですかね?
    どちらも汚物、、、

  19. 迷王星 より:

    >現在の東アジア情勢が続く限りは、・・・、まったく賛同できないのです。

    私の意見は、賛同できない条件は上の御主張のそれでなく「どのような東アジア情勢になろうとも」です。

    つい先日も書きましたが、仮に、極東情勢が全く変わり、これらの国々の全てが極めて平和的で人々は勤勉かつ約束を律儀に守り、自由主義と法治主義とに基づく価値観を有し、経済は資本主義に従い、そして政治制度は厳格に民主制を守る国になったとしても、EUの理想主義とドーバー海峡トンネルとコンボで英国がどうなったかの事例で見た通り、島国にとっては陸路での接続は島国の最大の利点を捨てることに等しく安全保障の観点からNGなのです。

    状況は急変する可能性があるのです。陸路で接続するというのはドアのカギを打ち壊しドアを開け放ってしまうことに等しいですから。

    大量の人間が押し寄せ続けている状況の中で、しかも開け放ったドアによる利権(経済と言い換えても良い)に頼る国民が多数発生してしまった後で、開け放ったドアに再びカギを取りつけるのが至難の業であるのも英国の脱EUつまりBrexitの困難さで見た通りです。

    安全保障に直結し得る変更はよほど注意深く用心深く慎重に行わねばなりません。

  20. 匿名 より:

    ネタ抜きで「お前は何を言ってるんだ」状態で二度見三度見しました
    ・・が未だ分かりません。
    結局コイツら何が言いたいのやりたいの~?
    トンネル作りたいの作りたくないの?日本を利用したいの遠ざけたいの?
    とりあえず「何もせずボロ儲けしたい」なのは分かったけど

  21. イーシャ より:

    敵を優遇するなんて絶対に変ですよね。
    せっかく敵と言ってくれたのですから、南朝鮮に対するあらゆる優遇をやめましょう。
    在留特別許可・ビザなし渡航・輸出管理のグループB等、いろいろあります。
    個人的には、朝鮮人売春婦の一斉摘発との在コ一掃から始めて欲しいです。

  22. 普通の日本人 より:

    そう言えば統一教会がこのトンネルを進めている。
    と聞いたことがあるような
    そうならば2Fがなにか絡んでくると思ってしまいます

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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