鈴置論考「約束破る韓国」は「約束守る日本」の裏返し
鈴置高史氏は「韓国観察者」と名乗っていて、実際、数々の優れた論考を世に送り出している人物でもあります。ただ、『デイリー新潮』に昨日掲載された記事を読むと、鈴置氏は単なる「優れた韓国観察者」であるだけでなく、じつは「優れた日本観察者」ではないか、という確信を得るに至ります。「韓国人はなぜ、平気で約束を破るのか」は、「日本人はなぜ、約束を守るのか」の裏返しだからです。
目次
約束を守る日本、破る韓国
「ウソをつかない」、「ルールを守る」…文明社会の基礎
「ウソはつかない」、「法律・ルール・約束は守る」…。
そんなこと、日本社会では当たり前の話です。いや、「日本社会では」、ではなく、「現代の文明社会では」、でしょうか。
もちろん、細かいルール違反をする者はいます。たとえば昨今、多くの自治体では、路上喫煙が条例によって禁止されています。しかし、新宿区などでは街中で火の付いたタバコを手に持って、堂々と歩行しながら喫煙している輩があとをたちません。やはり、罰則がないためでしょうか。
また、信号のない横断歩道で歩行者が横断しようとしているにも関わらず、停まらずに猛スピードで突っ走っていく自動車もいますし(※もちろん違法行為です)、こうした交通ルール違反があとをたたないことも、とくに子育て世代にとっては悩みの種でしょう。
さらには、日本では官僚の政治権力、マスメディアの社会的影響力が強いためでしょうか、『野党がスキャンダル追及に明け暮れるなら自民政権安泰』などでも述べたとおり、たとえば検察が捜査情報をメディアに堂々と漏洩する、といったことが発生しています(※もちろん、法律違反です)。
こうした細かいルール違反、法律違反などを見ていると、日本も「法律やルールが100%完璧に守られている国である」とは言い難いのですが、ただ、それでも一般国民のレベルでは、法律、ルール、約束の類いはちゃんと守られていると考えて良いでしょう。
そして、一部に細かいルール違反、法律違反などが横行しているのであれば、それらを根絶し、「ルールを守った人が得をする」という社会を目指すべきでしょうし、その社会を維持しなければならないことは間違いありません。
※余談ですが、新宿区における路上喫煙には罰則がありません。これこそ、新宿区で路上喫煙が横行している理由でしょう。新宿区議会さん、そろそろ路上喫煙には何らかの罰則を科すことが必要だと思いますが、いかがでしょうか(たとえば死刑とか)。
法律、約束、ルールを守らねばならない理由
ではなぜ、法律、約束、ルールを守らなければならないのでしょうか。
その理由は簡単で、もしもウソをついたり、約束を破ったりするのが当たり前の世の中になってしまえば、信頼を前提にした社会運営が崩壊してしまうからです。だからこそ、「ウソをつく」、「法律、約束、ルールを守らない」といった行為に対しては、逃げ得を許さないことが大事です。
そして、これは国際社会においてもまったく同じことがいえます。
こうしたなか、わが国ではここ2~3年で、次のような認識が急速に広まっているのではないかと思います。
「韓国といえば、ウソをつく国であり、約束を破る国であり、デタラメ判決を出す国である」――。
これは、大変に困った話です。
私たち日本人は、信頼を裏付けとした現代社会に生きています。当たり前ですが、「外国に出かけても国際法が守られている」という自信がなければ、安心して世界でビジネスを行うということもできません。
ことに、2018年に韓国の最高裁に相当する「大法院」が相次いで下した自称元徴用工判決は、1965年の日韓請求権協定で片付いたと思っていた問題が蒸し返されてしまいました。もはや韓国は日本企業にとって、安心してビジネスできる相手国ではなくなってしまったのです。
それだけではありません。
韓国の裁判所は、日本企業が関わった場合には平気で国際法に違反した判決を下すという事態が予想されるため、こんな国とは関わること自体がリスクでもあります。
韓国に対し、原理原則を譲ってはならぬ理由
ただし、ここで「韓国のことは許せない」、「腹が立つ」などと述べていても仕方がありませんし、「どうして韓国は約束を守ってくれないのか」などと嘆いても意味がありません。国際社会においては、「相手国を自分にとって都合が良い国に変える」ということなど、できっこないからです。
やはり、どうしても韓国が約束を守らないならば、何らかの「実力行使」は必要でしょう。
そして、著者が考えるに、日本が実力行使をもって韓国による不法行為を是正しなければならない理由は、大きく3つあります。
- ①そもそも韓国が約束を守る国ではないこと
- ②現在と将来の日本人に「二次被害」「三次被害」が生じるのを防がなければならないこと
- ③日本自身が国際秩序の守護者でなければならないこと
たとえば、韓国がウソと捏造に基づき、日本を国際社会において徹底的に貶めることに大成功した典型例は、いわゆる慰安婦問題です。そして、慰安婦問題は単に私たち日本人にとって「腹立たしい」だけでなく、現に二次被害、三次被害をもたらしています。
たとえば、韓国の市民団体らは全世界であの醜悪な慰安婦像や虚偽の碑文をせっせと設置して回っていますが、それらのために、現地の日本人の子供たちがいじめの被害に遭っているという話も、最近ではよく耳にします。
また、韓国が日本を相手にさまざまな不法行為で「逃げ得」をしてきた成功体験に味を占めたためか、最近では、韓国は日本以外の国に対してもさまざまな不法行為を行っているようです(最近だとイランと韓国の間のトラブルに注目が集まっていますね)。
少しきつい言い方をします。これは、日本が韓国を甘やかした結果、韓国が増長し、全世界の国々に被害を与え始めているという意味において、「日本が韓国の不法行為の間接的な共犯者だ」、という言い方もできるのです。
だからこそ、これまでの外務省のような「外交事なかれ主義」をこれ以上日本が続けることは許されないのであり、近い将来のどこかのタイミングで、日本が韓国による過去の不法行為を清算しなければならないと考えているのです。
昨年12月に掲載した一連の「対韓制裁論」シリーズで、「約束破りのコストを韓国に負担させるべき」と述べたのも、この問題意識に基づくものです。
対韓制裁論
- 『約束を破ることのコストを韓国に負担させることが必要』(2020/12/13 09:00)
- 『対韓制裁論①日韓関係の現状整理:韓国は必要な国か?』(2020/12/14 05:00)
- 『対韓制裁論②韓国の「逃げ得」を許してきた日本の外交』(2020/12/15 05:00)
- 『対韓制裁論③「正攻法」での対韓経済制裁は事実上困難』(2020/12/16 05:00)
- 『対韓制裁論④サイレント経済制裁をうまく使いこなそう』(2020/12/17 05:00)
- 『対韓制裁論⑤「消極的に何もしないこと」も制裁になる』(2020/12/18 05:00)
- 『対韓制裁論⑥相手の自滅に委ねるセルフ経済制裁も一手』(2020/12/19 05:00)
- 『対韓制裁論⑦究極の目標は韓国の不法行為を封じること』(2020/12/20 05:00)
- 『対韓制裁論⑧韓国に鉄槌を加えるものは国際法か仏罰か』(2020/12/21 05:00)
(※ちなみにこれらの一連のシリーズ、ちょっとした書籍くらいの分量があります。)
鈴置論考は日本人必読
今回の論考は「韓国人はなぜ、平気で約束を破るのか」
さて、むかしから「人のふり見て我がふり直せ」と言います。
いつも当ウェブサイトで述べているとおり、韓国を学ぶことは日本を学ぶことであり、とくに現代の韓国社会の失敗を研究することは、日本が同じような失敗をしないためには絶対に欠かせない重要な仕事なのです。その仕事を買って出ているのが、鈴置高史氏でしょう。
鈴置氏は「韓国観察者」と名乗っていますが、最近の鈴置論考を読んでいると、私たち日本人にとっての重要な指針が多数含まれているのではないかと思わざるを得ません。ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に昨日掲載された次の記事など、そうした指針の塊のようなものです。
韓国人はなぜ、平気で約束を破るのか 法治が根付かない3つの理由
韓国人はなぜ、約束を守らないのか――。日本で深まる疑問に韓国観察者の鈴置高史氏が答える。
<<続きを読む>>
―――2021/01/26付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
その意味で、鈴置氏は「韓国観察者」ではなく、じつは「日本観察者」なのかもしれません。
というのも、記事タイトルにある「韓国人はなぜ、平気で約束を破るのか」、「韓国に法治は根付かない」は、次のように言い換えても良いからです。
「日本人はなぜ、約束を守るのか 日本に法治が根付いた3つの理由」
裁判官の大脱走
今回の論考も、7000文字近くに達する、非常に読み応えのあるものです。しかし、それと同時に文意は首尾一貫しており、文章自体も平易で読みやすく、分量のわりに、あっという間に読了してしまうはずです。本稿では全文の転載をしません。ぜひ、原文を直接読んでいただきたいと思います。
ここでは目についた記述をいくつか紹介していきましょう。
最初に気になるのは、「裁判官の大脱走」という記述です。
韓国はしばしば、自国を「三権分立国家」だと騙ります。昨日の『文在寅政権のブレーン、韓国外交の失敗も認識できない』でも紹介した、文正仁(ぶん・しょうじん)大統領補佐官の支離滅裂な主張などは、その典型例でしょう。
こうしたなか、鈴置氏は現在の韓国で政権が判決を左右するという点について、次のように指摘します。
「文在寅政権はスタートするや否や最高裁判所長官を左派にすげ替えました。そのとたん、棚上げされていた自称・徴用工裁判が再開し、新日鉄住金(現・日本製鉄)に賠償を命じる判決が出ました。」
「さらに今年1月、裁判官や検事を専門に捜査・起訴する高位公職者犯罪捜査処(公捜処)を発足させました「『公捜処』という秘密兵器で身を守る文在寅 法治破壊の韓国は李朝以来の党争に」参照)。」
この記述で、文正仁氏のダラダラした長文の主張は木っ端微塵に粉砕されます。
そして、鈴置氏は朝鮮日報などの記事を引用し、韓国では最近、「エリート判事」80余人が辞表を提出した、という事件があったと述べます。彼らの中には司法修習所の首席修了者らエリート判事も多数含まれていたのだそうですが、彼らは韓国の司法の先行きに悲観したのでしょうか。
いずれにせよ、鈴置氏に言わせれば「韓国では三権分立が音を立てて崩壊」している、というわけです。
「韓国の本当の危うさ」見抜く鈴置氏
さて、鈴置論考では文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領の年頭記者会見について触れられているのですが、その記者会見が「保守系メディア」から批判されたものの、批判の中身に大きな問題があるというのが鈴置氏の見立てです。
「興味深いのが、これらの政権批判が『もう日本を騙せないのに騙そうとしている』との戦術論に終始し、『国と国との約束を破った』という問題の本質に踏み込んでいないことです。ここに韓国の危うさがあります。」
「韓国の危うさ」とは、「日本が韓国に騙されなくなったのは、韓国が国と国との約束を平気で破るようになったからだが、韓国の保守系メディアもその本質に踏み込んで指摘していない」、という点にあります。
では、その危うさをもたらしている原因とは、いったい何でしょうか。
これが、鈴置氏の論考のタイトルにもある「3つの理由」――①儒教、②封建時代の欠如、そして③甘えが許された国際環境――です。
それぞれのファクターがなぜ、韓国を約束破りの常習国にしてしまったのかを解き明かす記述は圧巻としか言い様がないのですが、本稿でむしろ注目したいのは、この3つがそのまま、「日本が国際法を守る国になった」理由としても成り立っている、ということでしょう。
ここでは鈴置氏の論考から、上記②に関して説明した部分として、外交評論家・岡崎久彦氏の『陸奥宗光とその時代』のP217~218の記述を孫引きしておきましょう。
- 式目は、唐から輸入された律令が京都以外の地域の実体とかけ離れてしまったために武家の慣習法を基礎として作られたもので、西欧におけるローマ法に対するコモン・ローの関係に似ている。
- 裁判は十三人の評定衆で行ったが、成員は神社の神々に誓いをたてて、裁判に際しては厳正な態度をつらぬき、決して私的感情におぼれず、権力者をおそれず、また、一たん決定された判決に対しては、小数意見の者も共同責任を取るという起請文を書いたという。
- 日本の裁判が伝統的に公正であり、とくに明治憲法、戦後憲法を通じて、裁判に腐敗がない伝統はここに求めることもできよう。
これを鈴置氏は「鋭い指摘だ」と評するのですが、完全に同意したいと思います。
要するに、韓国の知識人ときに「法を守ったり、判決に服する必要はない」と平然と語るのも、「『法は自分たちが定めた』との意識が薄いから」だというのが鈴置氏の指摘なのです。
力による解決
さて、なぜ韓国が日本との約束をいとも簡単に破るのかについては、ほかにも「約束を破るのは韓国が日本の上位であることを確認するためだ」などの指摘も出てくるのですが、それよりも重要な記述は、次でしょう。
「そんな韓国の実像にようやく日本人も気が付いてきた。韓国と交渉する気になれないのは当然です。何か合意に達しても、きちんと守るのは日本だけ。韓国はいとも簡単に反故にすることが分かったからです」。
「きちんと守るのは日本だけ」。
これについては2015年12月の日韓慰安婦合意でも明らかです。
日本は慰安婦合意をきちんと守っているのに、韓国はいとも簡単に合意を破りました。そればかりか、合意に至る外交機密文書を、日本政府の了解なく勝手に公表しました。もう韓国とは約束を交わしても無意味ですし、それどころか外交交渉すら成り立たないのです。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
さて、上述のとおり、当ウェブサイトでは昨年の一連の論考を通じ、「韓国に対する制裁が必要だ」という点を指摘したのですが、鈴置氏はこれを次のように指摘します。
「韓国が執拗に攻撃を仕掛けてくる以上、無視もできない。となると、力による解決に向かうしかなくなってしまうのです」。
なにやら気になる記述ですね。
「力」といっても、日本には例の「ありがたい平和憲法」とやらがあるため、軍事力による解決は望めません。やはり、使うのだとしたら経済力でしょうか。
いずれにせよ、現時点でまだ詳細は明かせませんが、韓国に対する経済力を使った制裁については、当ウェブサイトとしてもまとまった論考を近日中に何らかの形で公表したいと考えています。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
>「きちんと守るのは日本だけ」
これ大事ですね!で、私がこれに付け加えたい点は
「どんなに韓国が約束を破ろうとも対抗して約束を破ったりしない日本のことを『信頼』して攻撃を仕掛けてくること」
河野談話やユネスコ大使の発言は必ず引用され、自称慰安婦や自称徴用工の「自称」を抜く根拠として使われています。
今後も日本は約束を破ることは出来ません。日本人としてそこは譲れません。ただ、それとは別に、河野談話とユネスコ大使発言を韓国が利用できないように、明確に手続きしておくことは大事だとおもいます。
具体的には、より上位、総理大臣の談話として発言を上書きする必要があります。それらの発言を
「取り消し」「撤回」するのではなくて、発言そのものは残した上で丁寧に注釈を加えるのです。
河野談話であれば、慰安婦を強要したのは民間業者であり、軍や政府はそういった者たちのことを取り締まりきれなかった責任があるに過ぎないこと。徴用工問題については、法に基づく徴用があったに過ぎず、未払い賃金の問題は公式に条約でもって解決し、個人の請求権は否定しないものの請求先は同じく条約で韓国政府に移転していると見なすべきこと。
言ったことは守る日本人として、ちゃんと言うべきことは言う必要があります。
その通りですね。
安倍政権化でも韓国に配慮して玉虫色のあいまいな謝罪でした。
慰安婦問題日韓合意での岸田外務大臣の記者発表内容抜粋です。
>(1)慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から、日本政府は責任を痛感している。 安倍内閣総理大臣は、日本国の内閣総理大臣として改めて、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する。
これでは軍による強制連行があったともとれます。
日本に責任がないとは言いません、謝罪を求められれば謝罪すべきです、但し責任とは、、、
徴用工に関しては未払い賃金に対する責任。
慰安婦に関しては民間業者に対する監督責任、当時は合法とはいえ慰安婦制度を利用したことの反省、後者に関しては現在の国籍に関係なく日本人、台湾人に対しても慰労の言葉をかけるべきです。
徴用工問題に対しては
・未払い賃金は既に日韓請求権協定で支払い済みであるが未払い賃金が生じたことの責任は謝罪する。
慰安婦問題に対しては
河野談話以前の発言を上書きするためにも、謝罪にはちゃんと
・民間業者による甘言等による、本人の意志に反した軍事売春行為の責任は当時併合によって日本が統治していた日本政府の管理責任であり、深く反省し、謝罪する。また、当時合法とはいえ慰安婦制度を軍が活用したことに関しても日本本土出身者、朝鮮半島出身者、台湾出身者に対して深くお詫びする。
と具体的に謝罪する理由、対象を明確にする必要があります、韓国に配慮し、あいまいな表現では相手に付け入るスキを与えます。
理屈ではおっしゃる通りと思います。しかし、日本側としての一方的な見方によるものであり、相手も自分らと同じように考え、対応してくれるとの前提に立った理屈ではないでしょうか。
例えば謝罪についてK国は「謝罪をしていない」と主張するのは謝罪のやり方が悪いからでしょうか。どんな謝罪をしようとも、K国はそれで慰安婦問題が片付いてしまっては慰安婦問題を利用できなくなるので困る立場にあります。だから「真の謝罪をしていない」と曖昧な言い方で認めようとしないのではないですか。
慰安婦合意以降の文政権の言動により日本はK国が日韓の問題を解決する気はないことを十分に学び取った筈なんですが。
匿名29号 さん
>日本側としての一方的な見方によるものであり
相手が約束を守る国、相手国に配慮する国なら相手国に配慮した発言や談話で解決できますし、その前提で過去の政府の言動や談話を発表したのだと思います。
相手が常識の通じない国だとわかれば一方的な見方で自己主張する必要があるのではないでしょうか。
もちろんそんな国ですから一方的な見方で相手が対応をすることを期待するわけではありません、韓国とは未来永劫分かり合えないでしょう、韓国に対してではなく国際社会にたして誤解を解くためにも日本の見解、主張を発信する必要があるのです。
>「国際社会にたして誤解を解くためにも日本の見解、主張を発信する必要があるのです。」
もう、そのタイミングを逸してしまいました。日本による性奴隷は世界共通認識となっています。日本の見解などを世界は聞く耳持ちません(K国ほどの発信力を持たないせいもありますが)。言えば言うだけ歴史修正主義として自身が不利になるばかりです。
性奴隷が世界の常識となった今、決定的な証拠がなくて勝てない以上、下手に慰安婦は捏造だなどと世界へ発信すればたちまち日本に非難が集中し思う壺になります。
また、解決を望まない相手に謝罪の山を重ねると、相手に利用のネタを提供するだけで不利になるばかりで、何も得るところはありません。相手が納得しないのは自分が悪いせいだという日本人的な発想はやめましょう。これは駆け引きです。
幸い今はK国は国際法違反であると日本側にやや有利な状況です。この問題は膠着状態のまま蓋をしてしまうのが最もよいと考えています。 繰り返しますが、下手な発信はたちまち形勢逆転につながります。K国の国際法違反の状態のまま凍結し、あと50年は待ちましょう。(それまで待てないというなら、少なくとも婆さんらが死に絶えるまで)
匿名さんのおっしやる事は日本人としては理解できます。
ただ、相手はあのKです。
両手、両足を縛ってボクシングするようなものです。
それを考えたら匿名29号様に一票です。
私の好きな、蛇足です。
ボクシングが嫌いな人は、プロレスとお考え下さい。
それも嫌なら、柔道で……、剣道でも……。
タナカ珈琲様
道場で一本取られると面胴な輩なんですよね。
教育的指導での対峙が必要なのかもです・・。
同情で一本取られると面倒な輩なんですよね。
恐育的指導での退治が必要なのかもです・・。
*ちょっと苦しかったでしょうか??
カズ 様
道場で1本取っても面倒なんですよね。
みんなが帰っても、独り道場で「ホントはウリが勝ったニダ」居座ったりするんでね。
門外漢様
本当ですね。いろんなことが、ありましたね。
彼らは、負けを認めないうちは負けたことにならないんでしょうね。
Q.シナイ(竹刀)で出来るのにメンドウ(面胴)とは、これ如何に・・。
A.一本でも『二だ!』と、言い張るが如し・・。
m(_ _)mチョットチガウカモ・・。
報復措置だと言わなくても、できることは色々あると思うのです。
・ビザ復活 (その前に滞在許可日数を 3 日くらいに短縮もあり)
・特別滞在許可という区分を取り消し、滞在許可に一本化
・不法滞在者や、売春など犯罪歴のある朝鮮人の国外追放
・蛇口から赤虫が出てくる水で作られたK食品は輸入禁止、または全数検査
・汚物まみれの半島沿岸で取れたK水産物は輸入禁止、または全数検査
・月城原発への査察を要求
・核開発に利用される恐れのある HEPA フィルターを輸出管理強化の対象に追加
(病院で必要? おまエラすぐ嘘つくから信用できん。書類を出せ書類を !)
日本は約束を守るけど、因縁をつけてきた場合はこういう対応もお約束にして欲しいですね。
グレーゾーンでの対応は得意だと思うのですが。
ユーチューブで前田日明さんが、観艦式で話した安部総理のお話を紹介されておりました。
自衛隊機の行方不明のお話で、自衛隊は命を懸けて国民を守っているというお話でした。
前田さんがその場で複数の人に確認を取ると、二年前、2機、尖閣で中国船の体当たりの時期。
世界で打ち落とされた事のない戦闘機だから、領空侵犯で2機で挟んで警告しているときにやられたんだと思う、という事を話されておりました。
明くる日ニュースになると新聞をみたけど、そのお話はのってなかったそうです。
そしてバイデン政権になったのは、トランプ大統領時代戦争が一度も起きなかっので、ディープステート軍産複合体が動いたのではないか、というお話でした。
台湾、尖閣で軍事衝突があるかも知れないという見解でした。
時代が動く前に、良くないご縁はある程度区切りをつけたほうが良いと思います。
j様
どんなに大事なニュースでもメディアに出なければ、それは無かった事になります。
今はネットのお陰でマシにはなりましたが、前田氏の話はとても大事な事を含んでいます。
野党には、こういう情報を隠すなと騒いで欲しいですね。無理ですが。
>世界で打ち落とされた事のない戦闘機
日本で撃墜されたことのない戦闘機ってF-2しかないんですが
(ちなみにF-15唯一の撃墜例は日本の誤射w)
その損耗はさすがに隠蔽できないんじゃ。
ちなみに数少ないF-35の墜落事故もなぜか日本が保有・・・。
「少しきつい言い方をします。これは、日本が韓国を甘やかした結果、韓国が増長し、全世界の国々に被害を与え始めているという意味において、『日本が韓国の不法行為の間接的な共犯者だ』、という言い方もできるのです。」
新宿会計士様の議論には、大いに賛成ですが、この部分は疑問です。何故かと言えば、韓国は、中国から何度もひどい目に遭わされているのに、日本やイランなどには不法行為を続けているからです。
仮に、日本政府が韓国政府を「力による解決」で厳しく躾けて不法行為を止めさせたとしても、韓国は「国際法や約束を守らなかったからだ」とは考えず、「韓国の国力が十分に強くなっていないからだ」としか考えないと思いますし、イランなど他の国に対する不法行為を止めることは無いと思います。世界中の多くの国が、次々に、韓国に対して「力による解決」で不法行為を止めさせたとしても、韓国の考え方が変わるとは思えません。日本政府にはそこまでの責任は無いと思います。
横から失礼します。
会計士様のおっしゃる日本の責任というのは、南朝鮮の違法行為に対し率先して罰を与えていく責任がある(権利ではなく義務)という趣旨かと思います。
日本がもはや南朝鮮の後ろ盾にはならないことを国際社会に示し、不法国家が締め出されていく流れを作る責任もそこに含まれています。
その結果南朝鮮が良くなるかどうかはどうでもいいです。本人たちが決めること。
ただ、今それをやるには米民主党が凄まじく邪魔なんですけど……。
匿名様。
惜しいです。
HNが有れば……。
匿名 様へ
気が付くのが遅れて返信が遅くなりましたが、私は、新宿会計士様の「③日本自身が国際秩序の守護者でなければならないこと」については全面的に賛成ですが、韓国政府の全世界での行動についてまで日本政府が責任を負う必要は無いという意見です。
ただし、私は、北米のサーバー経由の「匿名氏」と違って、新宿会計士様と議論して白黒を付けようとする意図は全く有りません。ただ、問題提起をして、その判断は新宿会計士様にお任せしようと思っています。
1945年より前には朝鮮併合で日本は半島の内地化を推し進めるために日本側が大量の持ち出しをすることによって、半島の朝鮮民族に対しては彼ら本来の実力(今風に言えば旧李氏朝鮮領のGDPつまり生産力)よりも遥かに豊かな生活を提供するという甘やかしをしました。
しかも日本の敗戦後も日韓基本条約締結に伴って与えた莫大な独立お祝い金や借款、更には様々な産業分野で殆どタダ同然に技術供与したことにより、やはり韓国人本来の実力よりも桁違いに迅速に分不相応な豊かな暮らしを可能にしてやりました。
しかもその間、本来ならば援助を受けるために頭を下げる側のはずの韓国の政治家は日本に対して威張り放題というふざけた態度を日本は許し続けて来てしまったのです。
ここまで甘やかしていれば、韓国政府だけでなく韓国人が日本に対して増長しない方が不思議というものです。日本に対しては何をやってもOK、言い換えれば「日本=韓国専用のサンドバッグ」という認識を韓国人が持ってしまっても当然です。
まして民族の根底に儒教と言う序列信仰と文字通り千年以上に亘る中華思想によって東夷=日本に対する蔑視が朝鮮民族の記憶として擦り込まれているのですから、そこへ戦前日本の度を過ぎた甘やかしと戦後日本の韓国に対するサンドバッグとしての振る舞いが加われば、日本にやりたい放題、言いたい放題にならないほうが不思議というものです。
そして日本という世界第3位の経済大国よりも自分達が上位にいると錯覚している以上、韓国が日本以外の国々や他国民に対しても傲慢な態度をとるのは当たり前です。しかも根底には中華思想による序列意識が民族の記憶として擦り込まれていますからね。だからこそ中華思想で頂点の現在の中華=共産チャイナだけは韓国よりも上という意識があるので絶対に逆らえない。世界最大の経済大国にして世界最強の軍事大国であるアメリカに対しても韓国人があれほどふざけた態度をとろうとするのは中華思想の為せる業でしょう。
ですからブログ主様の指摘通り、日本に対して極めて傲慢な態度をとるのは日本自身に責任があるというのには私も賛成ですが、少なくとも戦後に韓国を甘やかして増長させたことに関する責任は日本だけでなくアメリカにも大いにあります。日韓基本条約が恐ろしく韓国にとって都合の良い内容となったのも当時のアメリカ政府の強い意向によりますし、近年で言えばバイデンが仲介して安倍政権に譲歩させた日韓慰安婦合意も同様です。
バイデン新政権がこれ以上、日本に韓国に対して譲歩を求めてくるならば、日本は逆にアメリカ政府に対して「日本を採るか韓国を採るか」の二者択一を逆に迫るべきでしょう。
鈴置論考のここが気になりましたね。
要は、「日本は元慰安婦らが満足するまで譲歩せよ」との従来の主張を繰り返しているに過ぎないのです。むしろ、米国や日本を騙す手口は悪質化しています。
日本政府は韓国が良い方向に変わったなんて絶対に考えるべきでない。
更新ありがとうございます。
鈴置氏によると「儒教社会で生きてきた朝鮮人は、約束事を守るのが苦手」(苦笑)。なら、鎖国しとけばいいです。世界に毒を吐き出さずに。
特に日本と、或いは米国、アジア諸国との約束を平気で破る、この行動がどれだけ韓国の信用を傷つけたか、韓国人はまるで理解していない。口では文大統領も日韓条約や偽慰安婦問題も決まり事を破り、「いけない事だと思う」と言いながら、二枚舌でまた日本を侮辱する。
汚物像など世界中に生まれている。どうするつもりか?
日本からもう、まともな国として相手にされなくなったことが、まだ分かっていないのです。まあ、このまま落ちる所迄落ちる。底無しですがネ。我々はどうすることも出来ない(笑)。助けられませんので。GL!
今週の鈴置論考、大事な所で終わっちゃってますね
「韓国といえば、ウソをつく国であり、約束を破る国であり、デタラメ判決を出す国である」
これは、福沢諭吉「脱亜論」でも語られているところですが、南鮮企業と商売を一度でもしたことのある企業、個人の方々なら、すぐに勝取引でも同じ認識を持つに至っていると思います。
これは、大変に困った話ですが、経済活動でいうと、企業のTOPに近い方々の意識が変わらないと同じ穴に落ち続けるわけです。外務省のような国益を司る組織でも同じ。まあ、元民主党の元首相の南鮮での活動を見るに、そういう認識と引継ぎが国内でできていないのが今の日本の南鮮への対応の仕方に現れているとしか思えませんね。元首相の暗殺者を英雄として銅像を目抜き通りにおき、歴史捏造を教科書や博物館で民にばらまき、補償で儲ける左派集団の国。三権融合、ゲシュタポ法施行の政府。どう考えても、もはや国の体を成してないですね。
サイト主様
いつも貴重な情報ありがとうございます。
以下、鈴置論文から
>日本が騙され続けていたら、保守系紙も「しめしめ」とばかりに、韓国政府ではなく日本にお説教を垂れていることでしょう。
これこそ韓国の与党が、風見鶏的に用日を繰り返してきた手法ですね。
日本が妥協すればつけ上がる、日本が相手にしなければ韓国内は内紛になるということですね。
>韓国に法治が根付かなかったのは、儒教、封建時代の欠如、そして甘えが許された国際環境の3点と私は見ています。
韓国が、戦後において日米の保育器で成長した「人造・近代国家(実験中)」であるという理由です。
日本(鈴置さんは台湾にも言及していましたが)とは歴史が違うということです。
結局、韓国との話し合いは無理で「関わらない」「不利益を受けたら殴り返す」ということになるのは必然です。
以下、当サイトより
>※余談ですが、新宿区における路上喫煙には罰則がありません。これこそ、新宿区で路上喫煙が横行している理由でしょう。新宿区議会さん、そろそろ路上喫煙には何らかの罰則を科すことが必要だと思いますが、いかがでしょうか(たとえば死刑とか)。
死刑は冗談でしょうが、路上喫煙への罰則について、一つ考えなくてはならない点があると思っています。
というのは、喫煙者の立場が、コロナ禍において政府が不要不急の外出禁止を謳っているにもかかわらず、営業が認められている飲食店で食事をする人が非難されている人々の様にも思えてしまうからです。
10年近くにはなりますが、喫煙のリスクが強く叫ばれるようになってからというもの、戸外の喫煙場所がことごとく無くなっています。
自動販売機はあるけど、煙草を吸う場所が極端にありません。
東京の主要駅にある喫煙所は、昼夜問わず狭いスペースに人があふれかえっています。
この状況で罰則は、、、、と思うのですよね。
(罰則の有無は別の論点として)路上喫煙はマナーとして好ましくはないとは思うのですが、喫煙の権利を認めるのであれば、それなりに喫煙者への配慮があってしかるべきだと思うのです。
法律は実状を勘案しながらでないと、横暴になり兼ねないと。
私は非喫煙者なのですが。
「アンゴルモア」というマンガで、「ご恩と奉公」とか「一所懸命」という概念があんな時代に確立していたんだなあと思いました。
いわゆる「武士道」というファンタジー思想は、武士が実際に戦争してた時代が終わってパックス徳川幕府になり、アイデンティティークライシスが起きてから作られたわけですが、そういう機会が朝鮮半島にはなかったのですかね。
>新宿区議会さん、そろそろ路上喫煙には何らかの罰則を科すことが必要だと思いますが、いかがでしょうか(たとえば死刑とか)。
どなたかもおっしゃっておられましたけど、このところのWeb主様、過激です。
私どもが過激に走っても、穏健なWeb主様がいらっしゃることを意識すること甘えておりましたのに、何かございましたの?
さて、民主党政権の放置で膨張してしまったC国への対処に舵を切ったアメリカを、○○の一つ覚えでミサイルによるアメリカコールを続けている北朝鮮に目を向けさせたのは、日本の安倍前総理です。南と同様に”約束破り”が民族性であるこの国への制裁を、アメリカ主導で世界に訴えかけたのです。
この民族が核を持つことは、世界中どの国どの地域においても核の脅威に晒されるという危機感を世界に認識させました。C国への対処(包囲網)とは並行してです。
正常な政治アンテナを持っていれば、南であるK国にも、安倍前総理とアメリカが全世界に発信したこのメッセージが判ったハズですが、残念ながら、この民族にそれはありません。何故なら、この民族には他者への配慮というものが一切ないからです。
同民族である文在寅政権は、その理解なく米朝首脳会談ショーに潜り込み、軽佻浮薄な空騒ぎを演じました。軽佻浮薄といえばトランプ氏もそうですが、それを止めてアメリカの信義を守ったのは、ことをしっかり理解していたボルトン氏の尽力でしょうね。
さて、文在寅政権は、訪問した各国に、なんの条件を提示する訳でもなく北朝鮮制裁緩和を説いて回り、各国を失笑させました。
ね。南北ともそういった民族です。他者の立場を顧みることなく、その他者が与えてくれるのが当たり前と考えます。
それを、私どもとは、種が違うとだけ申し上げます。その異なる種に、私どもと同じ規範は理解できません。ムリというものです。
あの民族には、同じ種としての期待をかけてはいけません。監視と対処のみであるべきです。
おばさん へ
なるほど地球人類じゃなかったんですね。納得しました。
要するにエイリアンだと思えば良いのですな。そういえば3回くらい腹を喰い破られましたねえ。
こちらのコメントで、「相手がどんなに無頼であっても日本はどこまでもルールを守るべきだ」との投稿が見られ、自分はこれに対しては半分賛成、半分反対です。修正するならば「相手がどんなに無頼であっても、相手が一線を越えるまでは日本はどこまでもルールを守るべきだ」でしょう。
どこまでもルールを守り、どんなに殴ってもへらへらしているだけで実害のないヤツというのは、逆に周りからは信用されませんし、相手をエスカレートさせるだけです。
例えば米国の様に ある一線を越えるとすごいパンチを食らわせるからこそ周りは信用し言うことを聞きます。一昨年、中国との貿易交渉において、中国はそれまで合意してきた部分の2/3をひっくり返して持ってきました(自分もビジネス交渉の場でよくやられました)。 西欧契約社会では大いなるルール違反であり、ここぞとばかりに米国は怒って見せて(本気で怒り心頭だったのはトランプ氏だけだったかも)、米国自身も無傷ではいられないことも厭わず中国に高関税を課しました。EUも米国世論も相手がルール違反のこともあり批判の旋風が吹き荒れることもなく今に至っています。 中国にしても大いに驚き、声明にしてもかなり慎重な表現になっています。
それは米国が大国だからと言う方もおられますが、大なり小なり同じことが人間関係でも国際関係でも見られます。
日本も国際法違反だと繰り返すだけ(もう2回も使ってしまった)ではK国に実害は生ぜず、3回目には「遺憾」砲と同じく「国際」砲になってしまい、痛くも痒くもないでしょう。
鈴置氏の最後の結論は、既にK国は一線を越えたということを現していると考えています。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(そう自分に言い聞かせないと、韓国と同じく、自分は間違えない存在と自惚れそうなので)
韓国は、(イラン制裁された)イランを下の存在と見なして、イラン相手なら国際法を無視してよいと考えているのではないでしょうか。だから、極論すれば、(社会が分裂している)バイデン新大統領を、韓国より下の存在と認定すれば、「バイデン新大統領は韓国の言い分を無条件に認めるべきだ」と言い出しのではないでしょうか。(どこの国が韓国より下かは、韓国の裁判所が決めてくれるでしょう)
蛇足ですが、「日本は韓国の(間接的)共犯者だ」と国際社会から批判されたら、朝日新聞も一緒になって、日本政府を批判しだすでしょう。
駄文にて失礼しました。
今回の鈴置考察も秀逸でしたね。
韓国が国際社会で甘やかされていた、というくだりでこれまで不審に思っていた出来事の数々がすとんと腑に落ちた気持ちです。
さて、会計士様が気にしておられる「力による解決」ですが、事態が動くのは何も日本からではないかもしれませんね。
https://s.japanese.joins.com/JArticle/274881
中央日報掲載の記事で、韓国の議員が「対馬奪還に向けた国民運動を展開しよう」とのことです。
これ自体はいつもの「絵に描いた餅」の類でしょうが、なにせ誰も叱ってくれない甘やかされた国ですからね、どうなることやら。
>強制徴用(自称・元徴用工)
これってここが先でしたっけ?鈴置さんが先でしたっけ?
「自称徴用工」は新宿会計士様が、「旧朝鮮半島出身労働者」って呼称が長すぎるにつき、この場での通称として定めたのが始まりだと思います。
他にも「セルフ経済制裁」「人罪の宝庫」「国民の敵」「・・を騙る」「奔放行動計画」「防疫収支」・・と、時に鋭く時に楽しい概念での創造力。枚挙にいとまがないですね。
m(_ _)m
韓国社会も、人間社会であれば、必ず守るべき「約束(掟)」があるはずです。でなければその社会は無秩序状態になるはずだからですから。そのような眼で現在の韓国社会を見れば、一応安定を保っていますから、韓国人も、その種の約束は良く守っているということです。なので、「韓国人は約束を守らない!」と十把ひとからげに言うことについては疑問を感じます。
では彼らが、日本人(多分、現代の国際常識も)から見て約束を守らないように見えるのは何故かといえば、多分、約束の「守り方」の基準が異なるのではないでしょうか。つまり約束にも、「守り方」によって何種類かあります。①無条件で守る場合、②条件次第で守るか否か決める場合、③有名無実として守らない場合、などです。日本と韓国では、多分、この基準が異なっていると思われます。
さらに世の中には、様々な約束が同時並立している訳で、守るべき優先順にも、社会による違いがあるでしょう。例えば、日本では公的約束(法律など)と私的約束(身内同士の約束事)が干渉すれば前者の優先が当然とされます。しかし韓国では、今なお儒教的価値観が重きをなしているようです。とすれば、そこでは忠(公)よりも孝(私)が優先し、親の罪を子が隠すのが善行とされます。つまり今なお、私的約束が公的約束に優先していると考えられます。
その私的約束≒「身内同士、困った時には法律や国際法に反してでも助け合う」が、昨今何かと話題になる「韓国の国民情緒」の本質のような感じがします。なんせ、孝(私)>忠(公)ですから。即ち韓国にあっては、国民情緒>国内法>>国家間条約・合意や他国の法という感じなのでしょう。他国との条約や合意などは、私的約束である国民情緒よりズーっと優先度低くて当然と言う感覚ではないでしょうか?何故、両国は最隣国なのに、そんな違いが出てきたかについては長くなるので省略します。
では、そんな韓国と約束する場合どうすればいいかですが、ここからは鈴置氏と同じです。国際社会においては、「約束を守らなければ損をする・痛い目にあう」ことを、韓国の一般国民レベルに、身をもって知らしめてやる以外にありません。口だけでは、上記した「③有名無実の約束」と判断されるだけです。その手段については、昔からアメとムチがある訳ですが、アメが有効でないのは実証済みです。となると、あとはムチしかないことになります。やり方は、中国が分かりやすい形で示してくれていますね。ただ日本は、中国のような強権国家ではないので、目立たずジワジワ効くものしかない処が歯痒いですが。
陳舜臣氏が「中国の歴史」で、三国魏の時代について、「権力者はどうやら「忠」の方には深く立ち入ってもらいたくなかったようです」と書いています。中国三国時代は言うまでもなく乱世。
はぐれ鳥さま言う所の「忠(公)よりも孝(私)が優先し」には朝鮮半島がなかなか政治的に安定しなかったという所が大きいのでは?と思います。
安定していたら支配者層は「忠」を優先させたい筈です。
いえ、儒学では最優先の徳目が「孝」であり、「忠」は全くと言って良いほど重視されていません。「忠」が重視されるのは日本だけと言っても過言ではないと思います。
なぜ日本で「忠」がむしろ「孝」よりも重視されるに至ったのかは、よくわかりませんが、孟子以来の易姓革命論が日本では全く展開され得ないという点が関係しているのかもしれません。「忠」の強調が支配者層にとって都合が良いというのは仰る通りですが、日本でも「忠」がある意味絶対化されたのは江戸時代に入ってからのことであるので、もしかしたら林羅山あたりが朱子学を捻じ曲げたのかもしれませんね。
龍 様
日本の「忠」については、鎌倉以降の「御恩と奉公」が原型ではないかと思います。それまでの天皇に対する忠では遠くて観念的だったものが、直接の利害関係に結び付いて強く意識されるようになった、と。
しかもこれに並行して、親子・兄弟が土地を回って争うと言うのが当たり前になって来ましたから、相対的に「考」が軽くなったのだろうとも考えられます。
江戸期に朱子学が盛んになり忠の思想も整備されましたが、やはり御恩にたいする奉公が中心にあったようです。また天皇や将軍に対するそれよりも、直接の主君に対する忠義が上位だったようで、そういう意味では「忠」の「私」化が進んだのかも知れません。
水戸朱子学の忠は少し違うようですが。
✖相対的に「考」が
〇相対的に「孝」が
日本法制史を講義で学んだ際に西洋法が入る以前の近代の江戸時代にも関わらず刑事訴訟の手続きや裁判がかなり厳格にとり行われていたことは驚きでした。(例えば切り捨て御免が事後届け出制で認可を得なければならない、書類手続きが煩雑など)
日本は明治以来、国際法を守る優等生たらんと努力してきましたがその起源が鎌倉まで遡るとは納得です。(そういえば昔このサイトでも誰かがそんなことを言っておったな、、)
元大使で責任をただ文在寅に押し付ける武藤さんの論考にはない視点です。
韓国ではソクラテスの死は馬鹿にされる価値観ですが、そんな韓国が近年、国際社会で力を付けてどこまで韓国的価値観を貫いていけるのか交渉力と足掻きの技術を注視したいと思います。
御成敗式目を定めた北条泰時が後世に至るまで名執権と讃えられた由縁です。それは、鎌倉時代にはすでにある程度成文法と文書行政が機能していたということでもあります。幕府中央の強制執行力が怪しくなった室町中期以降には少々怪しくなりましたが、戦国期の有力大名の分国や江戸時代に至っては、基本的に成文法と文書による行政が概ね貫徹されていたと考えても良いと思います。
もっとも、英米流コモン・ロー成立の背景を考えると、鎌倉期以降の式目とを単純に比較するというのには、全部が全部賛成は致しかねますけど、比喩としては面白いと思います。結局のところ、かねがねコメントしているように、「法」概念や「法」認識の根本的なズレに帰着するとは思いますが。