韓国が安保理制裁に違反して北朝鮮の瀬取りに関与か?

韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)に数日前、少し気になる記事が掲載されていました。韓国船籍の石油化学製品運搬船が、石油精製品を巡り、国連安保理が禁じる北朝鮮との「瀬取り」に関与していたとして、中国当局によって1週間にわたって抑留された、というのです。韓国という国が国連安保理決議に違反して北朝鮮に対する制裁違反に関与していたというのであれば、これは由々しき事態ですが、これについてどう考えれば良いのでしょうか。

今年もあと1週間!

コロナ禍の終息を心より願う日々

まだ今年を振り返るには少し早い気がしますが、それでも例年、クリスマスを過ぎると、個人的にはもう「年末モード」となってしまいます。

今年は年初には想像もつかなかった大きな変化が日本と世界に訪れました。いうまでもなく、コロナ禍は我々の生活をすっかり変えてしまったのです。とくに医療従事者や防疫現場の最前線にいらっしゃる方々など、激務には本当に頭が下がる思いです。

一方で飲食産業では休廃業などが相次いでおり、就職・転職・求職活動中の方々のなかには、かなり苦戦されている事例もあるでしょう。コロナ禍の国民経済への影響が、本当に懸念されます。

こうしたなか、個人的には株式会社ビジネス社様のご厚意で『数字でみる「強い」日本経済』を出版させていただき、また、産経新聞社様からは『月刊正論』に2回、ワック株式会社様からは『月刊WiLL』に1回、それぞれ寄稿の機会を賜りました。

本当に感謝しきりです。

いずれにせよ、1日も早いコロナ禍の終息を願いたいところですし、また、当ウェブサイトの読者の皆さまにとっても、来年が良い年でありますことを心よりお祈り申し上げる次第です。

話題には事欠かない

もっとも、当ウェブサイト的には幸いというべきか、残念というべきか、年末年始もあまりゆっくりはできなそうです。というのも、当ウェブサイトで取り上げたい話題が次々と押し寄せているからです。

例年だと、クリスマス以降はウェブサイトの記事の更新頻度が低下します。今年ももちろん、本日以降「年末モード」に入り、記事の更新頻度を落とすつもりではあるのですが、その反面、やはり取り上げる価値があるという話題を発見したら、「ショートメモ」形式であっても簡単に紹介したいとは思っています。

逆に、読者の皆さまも、なにか議論したい話題があれば、「雑談記事」の方に、ぜひともお気軽に書き込んでくださると幸いです。

北朝鮮制裁

WSJ「北朝鮮経済が十年来の落ち込み」

さて、本稿では、本当は一昨日に取り上げたかった「北朝鮮制裁」に関する話題を取り上げます。

数日前の『WSJ「コロナで北朝鮮経済が数十年来の打撃受ける」』でも取り上げたとおり、新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、北朝鮮経済が非常に大きな打撃を受けているのではないかとする記事が、米メディア・WSJに掲載されていました。

North Korea’s Economy Hit Harder Than It Has Been in Decades

―――米国時間2020/12/18(金) 09:03付=日本時間2020/12/18(金) 23:03付 WSJより

WSJは「北朝鮮は新型コロナの感染拡大を防止する目的で全土にロックダウンを導入するとともに、経済制裁下での貴重な外貨獲得源だった外国人観光客の受け入れを中止した」として、「もともと制裁で苦しんでいた北朝鮮の経済が、コロナウィルスの蔓延で深刻な打撃を受けている」と述べています。

また、人的接触を最小限に抑えるという観点から、北朝鮮製品の輸出は停止し、中国からの食品や医療機器の輸入も10月に停止するなど、今年を通じた中朝貿易高も前年比75%落ち込んでいるようだ、というのがWSJの記事の概要です。

もしもこのWSJの記事が本当であれば、やはり、北朝鮮経済には壊滅的な打撃が生じている可能性があるはずです。

北朝鮮の物価はとても安定している

ただ、それにしては、北朝鮮が崩壊する兆しは今のところ見られません。ことに、『アジアプレス・ネットワーク』というウェブサイトが公表する『<北朝鮮>市場最新物価情報』というページを見ても、北朝鮮の物価が急騰しているようにも見受けられないのです。

この点、アジアプレス・ネットワークのウェブサイトを参考に、北朝鮮の数年分の物価を追いかけてみると、コロナ禍根を挟んで物価が過去よりも急騰したという事実は確認できません(同サイトの数値は2017年4月28日以降のものが掲載されています)。

同ウェブサイトでは、ガソリン、北朝鮮産米、トウモロコシ、人民元、米ドルの5つの品目の物価が掲載されているのですが、縦軸を見やすくそろえるため、ここでは①ガソリン、②米ドルと北朝鮮産米、③トウモロコシと人民元の3つのグラフに分けて、物価の推移を確認してみましょう(図表1~3)。

図表1 北朝鮮の物価推移(ガソリン)

図表2 北朝鮮の物価推移(米ドルと北朝鮮産米)

図表3 北朝鮮の物価推移(トウモロコシと人民元)

(【出所】図表1~3ともに『アジアプレス・ネットワーク』の『<北朝鮮>市場最新物価情報』を参考に著者作成)

いかがでしょうか。

こうやって眺めてみると、コロナ禍で北朝鮮の物価が急騰しているという証拠はありません。

ガソリン価格が2017年暮れから2018年初めにかけて急騰しているのは、おそらく2017年12月の国連安保理決議で北朝鮮に対する石油精製品の輸出が年間50万バレル相当に制限されたのを嫌気したものでしょう。

しかし、そのガソリン価格でさえ、近年では安定的に推移しているのです。

もちろん、これについてはちょうど1年前の『北朝鮮の経済制裁は「物価」だけでは測定できない』などでも触れたとおり、物価水準「だけ」を見て「北朝鮮制裁が効いていない」と断定することは不適切です。また、元データ自体が正確なものではないという点についても留意は必要でしょう。

考えられる、2つの仮説

ではなぜ、北朝鮮で物価が安定しているのでしょうか。

これについては確たる理由を申し上げることはできませんが、一般論としてつぎの2つの可能性が考えられます。

  • ①北朝鮮でモノ不足は発生していない。
  • ②北朝鮮でカネ不足が発生している。

これについてはちょっとした解説が必要でしょう。

「物価」とは、読んで字のごとく、「モノの値段」のことですが、もう少し突っ込んで考えると、「モノとカネを交換するときのレート」のことです。つまり、「カネに対するモノの価格」、あるいは「モノに対するカネの価格」、と言い換えても良いでしょう。

たとえば、米1キロが100円だったとしましょう。このとき、1円の価値は米10グラム、と表示されます。この点、経済学の鉄則「需給の法則」に従えば、需要が増えれば価格は上昇し、需要が減れば価格は下落します。また、供給が増えれば価格は下落し、供給が減れば価格は上昇します。

つまり、「物価が上がらない」というのは、「①市場でモノが需要以上に存在している」、「②市場でカネが需要に足りていない」、という2つの状態が考えられる、ということなのです。

おそらく、現在の北朝鮮の経済は、上記①、②をミックスしたような状況にあるのでしょう。

すなわち、北朝鮮当局は人民元や米ドルの流通を黙認したり、取り締まったりして、適度に自国通貨・北朝鮮ウォンの使用を促しつつも、北朝鮮ウォン紙幣を十分に刷っていないため、結果としてカネ不足が生じているのではないか、という仮説が出てくるのです。

もちろん、昨年の当ウェブサイトの議論にもあったとおり、「経済制裁違反をして北朝鮮に必要以上にモノを売り付けている国が存在する」という仮説も十分に成り立つ余地はあるのでしょう。

制裁違反国はどこだ!?

韓国船舶が国連制裁違反

こうしたなか、もうひとつ確認しておきたいのが、韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)に24日付朝掲載されていた、こんな記事です。

【独自】北朝鮮に石油を密輸した韓国船舶、中国に摘発され1週間抑留されていた

―――2020/12/24 07:24付 朝鮮日報日本語版より

※なお、朝鮮日報は公表されてから数日が経過すると無料版では記事が読めなくなるようですので、原文を確認する場合にはお早めにお願いします。

記事タイトルに「独自」とありますが、朝鮮日報は「今月12日、韓国船籍の石油化学製品運搬船による安保理の対北朝鮮制裁違反が発覚し、マカオ沖合の海上で中国当局から検査を受け、1週間抑留されていた」と報じています。

そのうえで朝鮮日報は「国際社会から対北制裁の常習違反国として非難を受けている中国から、韓国が『制裁違反』の現場を押さえられ、立ち入り検査まで受けた」としています。これは、いったいどういうことでしょうか。

朝鮮日報は中国の海洋当局による話として、国連安保理の北朝鮮制裁で禁じられている、いわゆる「瀬取り」(洋上での船舶間の違法な積み替え)の手口を使い、同船が北朝鮮の船に石油を販売している現場を抑えられたのだそうです。

国連安保理決議第2397号』では、北朝鮮に対して輸出が認められている石油精製品は50万バレル以下に制限されているのですが、朝鮮日報は「海上での瀬取りなど違法なルートを通じて国際社会の監視をくぐり抜け、最大で160万バレルを輸入している」としています。

なぜ中国が韓国を取り締まったのか?

また、これに関連して同じく朝鮮日報日本語版にはこんな記事も配信されていました。

【独自】「人権無視」に続き「制裁違反」の汚名まで

―――2020/12/24 07:31付 朝鮮日報日本語版より

こちらの記事は、同じ事件について「解説」のような位置付けのものでしょう。

朝鮮日報は中国当局が韓国船籍の船を摘発したことについて、中国は「国連安保理の対北制裁決議に堂々と違反し、北朝鮮に食料や原油などを提供してきた」としつつ、「泥棒をしていて、もっと大きな泥棒につかまり恥をかいた」、などと述べています。

この記述を読んでいると、朝鮮日報が問題視しているのは「制裁違反を行っていたこと」そのものではなく、「恥をかいたこと」なのでしょうか?どうも日本人的な発想からすれば、なかなか理解に苦しむという人も多いような気がしてなりません。

それはともかく、朝鮮日報が報じた内容が事実なら、今回の中国による海上立入検査は、やはり異例です。

というのも、『国連安保理決議第2375号』第7項によれば、公海上で立入検査をするためには、その船舶の所属国(旗国、つまり今回の場合は韓国)の同意を得なければならないとされているところ、今般の検査では韓国政府に通知がなされなかったようだからです。

もちろん、中国政府がその場所を「公海」ではなく「中国の領海」だと認識していた可能性はあるのですが(※著者私見)、ただ、これに関する朝鮮日報の分析は少し気になります。該当する箇所は、次のとおりです。

対北制裁を事実上無視している中国が、強制的な方法で韓国船籍の船に立ち入り検査を行ったことについては、中国が米国に対し『われわれだけを問題視するな』というメッセージを送ったとの見方もある」。

つまり、韓国の制裁違反事例をこれ見よがしに摘発して見せ、米韓同盟を揺さぶる狙いがある、ということですね。

韓国は制裁違反国?

ところで、以前からしばしば当ウェブサイトでも言及しているとおり、たしかに国連安保理経済制裁は北朝鮮に対しそれなりの打撃を与えているものの、やはり、石油精製品などの完全な禁輸が実現しているわけではありませんし、また、いくつかの国が制裁違反をしている可能性は否定できません。

こうしたなか、朝鮮日報の記事を鵜呑みにして良いのかはともかくとして、次の記述については深く考えさせられます。

今回の韓国船籍の船による制裁違反に韓国政府が関与しているかどうかは明らかになっていない。しかし韓国船籍の船が制裁違反に関与した事例が相次いでいることから、韓国政府に対して責任を追及する声が高まる懸念も出てきた」。

実際、韓国政府、というよりも文在寅(ぶん・ざいいん)政権は発足以来、一貫して北朝鮮に対して宥和的な姿勢を維持して来ました。これについて朝鮮日報は「国際社会は韓国における制裁実行の意思を疑っている」と指摘していますが、これはそのとおりでしょう。

また、最近だと『韓国の「対北ビラ禁止法案」に米議会と国際社会が懸念』などでも触れたとおり、韓国が「表現の自由の侵害」という、ある意味では自由・民主主義国としての信義にもとる行為を行っていることも大きな問題です。

レーダー照射事件とはいったい何だったのか?

このように考えていくと、最近の韓国の行動を巡っては、ほかにも怪しい点は多々あります。

その最たるものといえば、今から約2年前の2018年12月20日、日本海能登半島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で発生した、韓国海軍駆逐艦「広開土大王」による自衛隊機に対する火器管制レーダー照射事件でしょう。

火器管制レーダーを照射するというのは、ときと場合を間違えると、戦闘行為ともみなされ、そのまま交戦状態に陥っても不思議ではないほどの危険な行為です。そのような準戦闘行為を、韓国は「友好国」(?)であるはずの日本の自衛隊機に向けたのです。

この火器管制レーダー照射事件は、韓国政府のウソツキぶりを日本人に知らしめる効果があったというのはさておき、その現場でいったい何が行われていたのかについてはいまでもよくわかりません。

いちおう、韓国政府などの説明によれば、「行方不明になっていた北朝鮮の漁船を保護する現場だった」などとされているようなのですが、実態は北朝鮮から日本に亡命する船舶を韓国の海軍と海洋当局の船舶が取り囲んで拿捕していた現場だったのではないか、との疑念もあります。

また、なかには「あれはイランの船舶で、石油を受けとり、そのかわりに日本産のフッ化水素を渡している現場だった」といった説もありますが(『ラジオ「韓国がイランに日本海でフッ化水素を横流し」』等参照)、これについては個人的にはあり得ないと考えています。

いずれにせよ、韓国海軍が海自機に対し火器管制レーダーをぶつけた理由は、「見られたくない現場」を抑えられたことに対する腹いせだったのではないか、といった疑念は尽きません。

追い詰められる文在寅政権

さて、昨日の『検察総長の停職解除、韓国で新たな泥仕合が始まるのか』とも重なるのですが、個人的に非常に気になっているのが、今後の韓国の動きです。

自他ともに認める「親北派」である文在寅(ぶん・ざいいん)氏の大統領としての任期が、残り1年半を切りました。文在寅氏の任期は「北朝鮮との融和」にうつつを抜かしているあいだに、米国や日本との関係を損ね、中国への属国化が進んだ時期として、後世に記憶されるのだと思います。

現在の韓国は、外交的には行き詰まりを見せています。北朝鮮に対する制裁緩和を求める韓国は西側諸国から異端視され、対日関係は自称元徴用工問題を筆頭に悪化が留まるところを知らず、いまや米韓同盟は風前のともしびです。

しかも、国内政治的には検察総長との対決やビラ散布禁止法(『韓国の「対北ビラ禁止法案」に米議会と国際社会が懸念』)、経済は為替相場における最近のウォン高傾向(『韓国経済:リーマン時との違いは日本スワップの有無』)、という具合に、どれも大変な状況です。

(※なお、韓国の家計債務が増大しているという問題についても、また別稿で触れたいと思います。)

そして、一般に危機的な立場に置かれた人は、無茶な一発逆転ホームランを目指す傾向があります。

その意味で、これからの1年少々は、韓国のが予想外の動きをしてくる可能性に加え、文在寅氏の後継者についても高い関心を払って注視していく必要があるのではないでしょうか。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. イーシャ より:

    中共の狙いは、西側諸国から疑いの目を向けられている南朝鮮を、この機に完全に切り放すことでしょうね。
    扱いも見事です。属国に許可など求める必要はないと態度で示しています。
    それに対する反応は、逆ギレ+論点ずらし+どっちもどっち論。いつもの朝鮮人。
    喧嘩両成敗ではなく両制裁とゆきたいところです。まずは半導体とその原材料から。
    そのためにも、米国の選挙不正に早く決着をつけて欲しいものです。勿論、中共に強い姿勢で臨む側を応援しています。

  2. めたぼーん より:

    一発逆転ホームランは全て国内の政争か、日本に対する新たな難癖のどちらかでしょうね。でも振り向いてオウンゴールの方が韓国を語るにはシックリきます。

  3. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    北朝鮮の物価が安定しているのは、モノが既に無いからではないでしょうか?主要品目ではないですが、金日成の時代から北朝鮮の医療費は無料とされています。

    でも脱北人や帰国事業に騙されて北に行った人の話を総合すると、「無料なのは当たり前。だって薬の処方箋一つ書いてくれない。薬自体が無い」そうです。VIPは専門の病院、医師が居てショーウィンドーに飾られた、色の褪色した薬箱は、庶民には配らない(笑)。

    中国船に拿捕勾留された、とあっては韓国をまともな国と見ていない、属国に対する中国の嫌がらせ、今まで見て見ぬフリしてたが、日米ら自由主義国との切り離し工作と思います。

    国際法に違反して、1週間も無理矢理拘束されても、文句一つ言えない韓国。これが日本相手なら、上空で見ているだけで対空戦闘モード(ロックオン)に入る(笑)。ホントに気性の荒い狸と狐地域です。

    年末年始にかけて韓国はエライ騒ぎになりました。文大統領の検察総長への制裁が解除。秋法務部長官の辞意を受諾、またこの一件で青瓦台は何にも公式コメントしてない。何故?

    ウイルスのワクチンは無いわ、失業者は増える一方、住宅価格跳ね上がり。もう年明けの日中韓首脳サミットなんか、やる意味無いでしょう。菅総理も一言「泥舟には乗らない方がいい。来月は無しにしましょう」と言って欲しいですね。

    1. はにわファクトリー より:

      >年末年始にかけて韓国はエライ騒ぎになりました。文大統領の検察総長への制裁が解除。秋法務部長官の辞意を受諾、またこの一件で青瓦台は何にも公式コメントしてない。何故?

      自己矛盾が作り出した四面楚歌=袋小路状態があって、自らハマりに行った陥穽を得意のその場限り宇宙遊泳術で切り抜けるため、屁理屈を作り出す工作をしているのでしょう。
      新体制アメリカ政権に付け入ると同時に宗主国どののご機嫌を引き出す。瀬取り船抑留は「米中同時ご機嫌取り行動」を牽制し「宙ぶらりんに釣る」ためのすばやい手綱さばきと思えます。

      1. めがねのおやじ より:

        はにわファクトリー様

        なるほど「宇宙遊泳術」ですか(笑)。アームストロング船長ならぬ、文船長はさぞかし上手いでしょうし、瀬取りも米中からの釣り系が絡まってますが、下手したら自殺(そのもの)行為ですね(爆笑)。

  4. カズ より:

    中国側の措置は、豪州産石炭の代替調達ルートを保持するためのものだったのかな?(今後、韓国の監視網は中国側のための見張り役として機能することになりそうです。)

    韓国側の再発防止策は、雑談版で七味様が言及されてたように、「もっと慎重な行動を心がける(見つからないようにする)」ことで図られることになるのでしょうね。きっと。

  5. 名無しさん より:

    朝鮮戦争当時に自軍の物資食糧(ほとんどがアメリカの援助)を韓国の軍高官などがせっせと隠匿横流しして、そのやり過ぎで数万人が餓死したと言う話があります。隠匿物資は日本に持ち込まれたり、北朝鮮に持ち込まれたりしました。どんなにアメリカが物資を供給しても底抜けの器の韓国は幾らでも外国に売り飛ばす。こうした韓国の「国の基本体質」があります。「北から攻められて死にそうです!助けて!」と言いながら入ってきた物資を高く買う外国に売り払う。あろうことか今自分の国を攻めた来ている北朝鮮にでも売り払う。それが韓国のやり方です。
    上だけでは無く単なる荷担ぎの朝鮮人まで皆そう言う気質。軍艦出して瀬取りしていたとしても何らおかしくない。
    文在寅政権は「従北」と言われますがもしかしたら、そうした「瀬取り屋気質」「ブラックマーケット気質」なのかも知れません。

  6. 匿名29号 より:

    文在寅が歴代大統領と同じ末路をたどらないための一発逆転ホームランは、一方的に北朝鮮・韓国の合併を宣言し統一朝鮮を作ること。

    1. 引っ掛かったオタク より:

      一方的にやっちまっちゃあいくら南鮮でもドサマギ出国からの亡命コースしかその先生きのこれないんじゃまいかと…

  7. より:

    中国としては、「折角北朝鮮向けの物資供給を一手に握っているのに、属国如きがちょろちょろと出しゃばるんじゃない」といったところでしょうか。北朝鮮の崩壊を望まない中国としては、日頃なかなか言うことを聞かない金正恩に言うことを聞かせるためにも、物資供給ルートは独占しておきたいところでしょう。
    もっとも、38度線には多数のトンネルが存在すると言われていますので、トンネル経由で結構な量のブツが北に流れ込んでいるのではないかと睨んでいますが。

  8. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (なにしろ、個人的願望丸出しなので)
     韓国の文大統領が、「国連決議よりも、北朝鮮の核兵器開発に協力することが重要である」と、言い出すことに期待します。
     駄文にて失礼しました。

  9. 心配性のおばさん より:

    >韓国という国が国連安保理決議に違反して北朝鮮に対する制裁違反に関与していたというのであれば、これは由々しき事態ですが、これについてどう考えれば良いのでしょうか。

    あのぅ、韓国の北朝鮮制裁違反は、こちらの皆さんのみならず、世界中の周知の事実だと思っておりましたけど違ってました?

    あら、そちらの話じゃなくて、韓国の違反を中国が取り締まったってことなのかしら?ふふ、目糞鼻糞を笑うといった浅い話じゃなくて、中共がなんのつもりで、韓国の違反を取り締まったかということなのかしら。

    中国の制裁違反は堂々としていて、他の追従を許さないレベルですものね(笑)。はてさて、何を狙っているのかしら?

    1. ちかの より:

      心配性のおばさん様
      中国は韓国に「俺たちと同じように北朝鮮を支援するレッドチームだよな」と、全世界にアピールしているんだと思います。

      1. 心配性のおばさん より:

        ちかの様 レスありがとうございます。

        >中国は韓国に「俺たちと同じように北朝鮮を支援するレッドチームだよな」と、全世界にアピールしているんだと思います。

        全世界はとっくに知っていると思います。なので、このアピールはムダじゃございません?

        おやぁ、ひょっとするとですが、このムダなアピール(南北朝鮮だけは、中国の仲間だもん。)を敢えてしなくちゃならないほど、コロナで中国は追い詰められているってことかしら?TVのニュース番組では「中国には体力がある。世界中を敵にしても、国内需要だけで持ちこたえる。」と言っておりましたが、国内需要って、この十数年で発展した一部都市の漢民族だけだと私は思っておりますのよ。

        それ以外の中国国民はいまだ貧苦に喘いでいると考えております。発展を享受した一部都市の漢民族だけで、中国全土の体力とはなりえないと考えておりますのよ。

        なので、人民解放軍の銃口は中国国民に向けられているのじゃありません?無計画とも言える一帯一路、南シナ海への進出も中国国民の不満を外に向けるためじゃないかしら?こんなことぐらいは、このおばさんだけじゃなく、世界中の人が考えていると思います。

        さて、こんなバレバレをしなくちゃならないほど、中国共産党は無能集団化しているか、追い詰められている?

        だから、期待してしまう(笑)。余裕を無くした中国共産党体制は、蟻の一穴だけでがかいしないかなぁって(笑)。

        1. ちかの より:

          心配性のおばさん様
          だいたいは、そうだと思います。
          でも、一見ブルーチームだと思われている韓国が、このように北朝鮮と通じているという事実は、案外知られていないように思うのです。
          特にお目出度い米国なんかに向けた「あてつけ」っぽい、というか。血盟であるらしい米韓同盟というものを、おちょくって?いるような気も、します。

          1. 心配性のおばさん より:

            ちかの様

            >血盟であるらしい米韓同盟というものを、

            K国に在韓米軍が「我々はその血で、あなたがたを守ったのです。忘れないでいただきたい。」と言ったとか。

            その血で守って貰っていない日米同盟が片務的と言われているのに、実際に米軍の血だけで贖った米韓同盟が血盟??

            朝鮮戦争では韓国軍は、米軍の指令を一切聞かず、勝手をやって戦線を混乱させていただけと聞いています。

            その血盟になんの価値があるのかしら?利権で欲ボケになった民主党政治家にとって米軍の血は1ドル紙幣より安いということですわよ。その利権ですら、文在寅政権のご活躍で怪しくなっておりますのよ。

            そうそう、不正選挙で真っ黒けの民主党政権に最前線で命を張っている米軍がその指揮権を渡すとは思えませんのよ。命が懸かっているのですから。

  10. 門外漢 より:

    >中国政府がその場所を「公海」ではなく「中国の領海」だと認識していた可能性はあるのですが

    この見方に同意です。
    南シナ海での既成事実を積み上げるため、「領海内での摘発」をやって見せたという事でしょう。
    他の国なら公海だと主張されたりして、スンナリ行かないでしょうが、属国なら協力させられますから。
    ロシアあたりの船舶なら黙認でしょうね。

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