トリプル安でなくても油断して良いということではない

現在、新興市場諸国の為替市場や株式市場などに不安が生じているものの、債券市場は意外としっかりとしています。数日前の『「韓国トリプル安」報道:キャピタルフライトとは何か』でも報告したとおり、「トリプル安」とは株価、債券価格、通貨がいっせいに下落する現象を指すのですが、これについては韓国メディアの誤った記事をもとに、「もう韓国でトリプル安が始まった!」と勘違いした恥ずかしい記事を垂れ流す某まとめサイトもあるようです。もっとも、昨日までのところでトリプル安が生じていないにせよ、油断してよい、という話でもありません。

トリプル安の勘違い

先日の『「韓国トリプル安」報道:キャピタルフライトとは何か』では、韓国メディアに「韓国でトリプル安が発生した!」と報じられたものの、現実にマーケットを調べてみると、たんに記者が「トリプル安」の意味を勘違いしていただけだった、という話題を紹介しました。

「韓国トリプル安」報道:キャピタルフライトとは何か

問題の記事は、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に3月9日付で掲載された、次のものです。

韓国、株価・ウォン・債券「トリプル急落」…外国人の売り越し過去最大(2020.03.09 18:54付 中央日報日本語版より)

記事に「トリプル急落」とあるので、「すわ、韓国でトリプル安か!」と思って記事を読み始めた人も多いと思うのですが、結論的にいえば、これは単なる「タイトル詐欺」です。べつに韓国でトリプル安が生じたわけではありません。

債券市場は理解が難しい?

あらためて確認しておくと、金融市場、あるいは「マーケット」と呼ばれるものには、おおきく①株式市場、②債券市場、③為替市場、の3つがありますが、このうち一般人にも理解しやすいのは、株式市場と為替市場です。

まず、株式市場の場合は、個別の株式と株価全体の指数の動きがあり、個別銘柄の株価はその企業の業績などで変動しますが、昨今のコロナショックのような経済イベントが生じると、全体の株価が急落したりすることもあります。

次に、為替市場の場合は、その国の通貨自体が売られたり買われたりします。一般に市場で「リスク選好」の動きが強まれば、経済成長率が高い(と思われている)新興市場諸国の通貨が買われ、「安全資産選好」が強まれば、日本円やスイスフラン、次いで米ドルなどの安全資産が買われます。

ただ、わかり辛いのが、債券市場です。

債券市場では債券(さいけん)が取引されていて、これは価格ではなく利回りで表示されています。そして、多くの債券は利子(クーポン)水準が固定されているため、「年クーポン1%の10年債」が「アンダーパー」(額面以下)または「オーバーパー」(額面以上)で取引されることが通例です。

ただし、債券利子は回号によって異なるため、これを共通の尺度で把握するために、一般に「利回り」が用いられているのです。たとえば、10年債の市場利回り(※便宜上、複利回りとします)が2%だったとすると、

  • クーポン1%の10年債は額面の90.98%で取引される
  • クーポン2%の10年債は額面の100%で取引される
  • クーポン3%の10年債は額面の109.02%で取引される

という具合に、市場利回りにあわせて取引価格が上がったり下がったりするのです。

債券価格上昇=利回り低下

したがって、債券市場では、次の鉄則があります。

  • 市場利回りが下落しているときには、市場価格は上昇している。
  • 市場利回りが上昇しているときには、市場価格は下落している。

固定利付債券の場合、債券が償還されるまでのキャッシュ・フローが確定しているため、市場利回りと価格の関係については、高校レベルの数学の知識があれば、簡単に求められます(具体的には、毎年のクーポンを市場利回りで割り引いた等比級数の総和と、償還元本の割引現在価値の合計値)。

また、市場利回りが動いた際、価格がどのくらい動くのかを厳密に把握するためには、この固定利付債の将来キャッシュ・フローを2回微分して求めた「修正デュレーション」などを利用する必要がありますが、そこまで厳密に計算する必要がなければ、

価格変動=金利変動×残存年数×マイナス1

でだいたいの金額を把握することができます(実際、先ほどの事例でもクーポンと市場利回りが1%ずれていたら、その1%にざっくり10年を乗じた約10%の価格のズレが生じていることが確認できると思います)。

つまり、くどいようですが、「債券の市場利回りが下がる」というのは、「債券が買われている」という意味であり、「株安・通貨安・債券利回り低下」とは「トリプル安」ではありません。

それなのに、いくつかの某まとめサイトなどでは、この中央日報の「トリプル安」報道をもとにした某匿名掲示板の議論を転載し、「ついに韓国でトリプル安が始まった!」などと扇動的なタイトルを付した記事を公表しているようです(※あえてそのウェブサイト名の実名は挙げないでおきましょう)。

情けないですね。

中央日報の意味深な記事

ただし、ある国から外資が一斉に逃げはじめるときには、得てして「トリプル安」――株安、金利上昇、通貨安――が発生します。そして、隣国ではこの金利上昇におびえているようなフシがあります。そんな証拠が、中央日報に昨日掲載された、次の記事でしょう。

まだ2カ月なのに、衝撃は歴代級…韓国銀行「金利引き下げ」参加示唆(2020.03.12 19:25付 中央日報日本語版より)

この記事を読むうえで前提として抑えておきたいのは、隣国の資金循環構造の特徴です。

わが国と違って、韓国の場合は自国通貨(韓国ウォン)が国際的に通用する「ハード・カレンシー」ではありません。このためでしょうか、韓国の大規模銀行や大企業は、多くの場合、外貨でおカネを借りており、韓国ウォンの価値が下落すれば、財務制限条項(コベナンツ)に引っかかるケースが出て来るのです。

問題は、それだけではありません。

日本だと家計がほとんどおカネを借りていないので(約1.2億人の国民が金融機関などから借りている総額は300兆円ちょっとに過ぎません)、世の中の金利が上昇したとしても、「どうってことない」と感じる人が圧倒的多数だと思います。

しかし、『韓国メディア「韓国経済の信管は家計債務と航空会社」』でも紹介したとおり、韓国メディアは「中小・零細事業者や家計の過剰債務」が現在、社会問題化しつつあると報告しており、金利が上昇すれば、借金の金利負担にあえぐ零細事業者、個人が増え、社会不安に直結する、ということです。

中央日報によれば、韓国の中央銀行にあたる韓国銀行が12日に開いた金融通貨委員会で、

  • 新型コロナウイルスによる肺炎による金融市場の変動性は過去の他の感染症より大きい
  • 新型肺炎が金融・実体経済に及ぼす衝撃と主要国の通貨政策対応をチェックして基準金利を決めたい

などとする「通貨信用政策報告書」を議決し、国会に提出したと報じています。これは非常に意味深ですね。

昨日までの時点で「トリプル安」の状況にはないが…

この点、昨日までのところ、韓国では「トリプル安」が生じている、という状況にはありません。実際、中央日報によれば、このところの株安は外国人投資家を中心とする株式の売り越しのためであるとしつつも、意外なことに、債券市場では外国人投資家の債券買いが進んでいるのだとか。

この点から判断すると、今すぐ韓国が過去の金融危機、通貨危機(たとえば1997年のアジア通貨危機、2008年のリーマン・ショック)のような状況に陥る可能性が高いわけではない、と言えそうです。

とくに、米FRBが緊急利下げに踏み切り、米国債市場で債券利回りが急落しているという状況も、韓国の債券市場にとっては有利に働きます。米国などと比べ、比較的利回りが高い(=価格が安い)韓国の債券は、一部の機関投資家にとっては投資対象として魅力的だからです。

そして、韓国で債券価格が上昇している(=金利が低下している)状況は、過剰債務を抱えた家計部門に対しても、利息負担で破綻する可能性が遠のくという意味では、非常に良い方向に働くのです。

そして、債券市場が持ちこたえている間にコロナショックが過ぎ去り、株安局面も株高局面に転じるなどすれば、とりあえずは「トリプル安」不安は遠のくと考えて良いでしょう。

もっとも、債券市場が持ちこたえているという状況がいつまでも続くのかどうかは微妙です。なぜなら結局のところ、市場は個々の投資家の思惑の集合体のようなものであり、市場全体の今後の動きはよくわからないからです。

つまり、何らかのきっかけにより、機関投資家勢が韓国の債券市場から資金を引き揚げ始めるようなことがあれば、辛うじて債券高で踏みとどまっている現在の韓国の市場が、容易に「トリプル安」に転じるかもしれません。

とくに、韓国の国内債(ウォン建て債券市場)の動きもさることながら、韓国ネームが発行する外債(とくに米ドル建て債券)の価格が下落に転じることがあれば、そのときが「要注意」のフラグではないかと思う次第です。

どこかのまとめサイトのように「もう韓国でトリプル安が始まった!」などと事実誤認で大騒ぎするのは論外にしても、状況については引き続き、できるだけ客観的な材料、手掛かりを集めながら冷静に判断するようにしたいものです。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. G より:

    アメリカ緊急利下げに本来なら追随して利下げするべきでした。

    ただ、資金流出が怖くて即座には動けませんでした。

    アメリカとの相対比較で金利が0.5%上がったのですから、本来であれば資金流入すべきところ、逆に対ドルで下落傾向。事実上のウォン急落(一応暴落とまでは言わない)ですね。

    で、これから遅れて利下げしたらさらに悪目立ちして今度こそウォン暴落通貨危機の恐れがあります。

    アメリカも、事実上の量的緩和復活といわれ、さらにゼロ金利にまでの利下げの可能性があります。

    さあ、金融的には吹けば飛ぶような韓国がどうこの緊急事態に対処するか。

    そもそもスワップというものの効能を勘違いし続けてるところからみても望み薄ですね。大国以上に小国が危機に立ち向かうのは困難です。より高い智慧が必要ですが韓国には、、、

    1. だんな より:

      Gさま
      その通りだと思います。
      次回の政策金利協議は、4/9との事。
      後の祭りになりそうです。

  2. 匿名 より:

    この株安局面で債権安になってるところはヤバすぎ

  3. 気分は黒田長政公の家臣 より:

    朝一番1ドル、1210ウォンなのには驚いたが、9:00からいきなり1220ウォンを目指してますね。

  4. 韓国在住日本人 より:

     日本も笑っている場合ではありません。
     日経平均が1万7千円割れ寸前です。

     駄文にて失礼します。

    1. 韓国在住日本人 より:

       追申

       韓国はKOSPI取引開始ご数分で売買停止(サイドカー)になりました。

       駄文にて失礼します。

  5. ケロお より:

    無知をさらけ出すようでアレなんですが、利回りが上がった状態は「ハイリスクハイリターン」、利回り下げは「ローリスク・ローリターン」状態ですよね。韓国が「なんちゃってトリプル安」状態で債権は利回りが下がってるのは、債権が相対的にマシなのでウオンが債権に集まった状態という理解でOKですか?ウオンが債権に集中しすぎて、リスクの割にリターンが低すぎる状態になって利回りが下げ止まるといった場合や、ウオンが為替介入で適切なレートから外れすぎている場合、かなりあっけなく「真のトリプル安」に転んだりする危険性はどうなんでしょう。もう既に黄色信号に見えてしまうんですが。コロナショックで世界的に状態が良くないので、相対的に持ちこたえているように見えるけど、アメリカやヨーロッパが好転したら、韓国の状況が悪化しなくてもヤバくないですか。

  6. G より:

    トリプル安云々は、アメリカやせいぜい日本など債券の取引がしっかり行われてる国での話です。

    こういった国では債券の取引が為替株と同じくらいの重要性、指標性があります。

    一方韓国みたいな新興弱小金融国では債券の取引量が極々小さく、株為替と並び立つほどの指標性が債券にはありません。極々細い取引しかないのですから。そんな中、債券価格が堅調(利回り低下)だからってトリプル安じゃないと安心するわけにはいきません。

    じゃあ韓国で債券に代わるような指標はあるか?まああえて言えば為替です。株・為替・債券じゃなくて株・為替・為替な訳です。
    あれ?株・為替が同時に下がることなんて日常茶飯事じゃないですか。そうです。日常茶飯事です。そういう新興国は日常的に金融大国的にはトリプル安な状態に陥ってる。それだけ脆弱ということです。

    1. マーケット参加者 より:

      Gさんへ。

      さすがにそれは暴論だと思いますよ。いや、暴論っちゅうか、議論が雑っちゅうか。 EM Bond Marketというものはあります。勿論、日米欧と比べくもないほど規模は小さいですが、トリプル安はCapital Flightの兆候を捉える分には十分です。尤も韓国の場合は外債(US$ denominated bond)の起債環境などでFixed Income市場の状況を判断できます。ちゅうかここのブログ主さんの記事にもそういうことが書かれているんですけどね。(どうでもいいですがModified Durに言及しているブログ主さんって金融のプロの方ですか?)

      1. G より:

        いやいや、明らかに小さいマーケットである新興国の債券市場に株、為替と同じだけの重きをおいてしまってはミスリードしますよ。なんなれば一部の策動で悪影響を覆い隠すことが出来ますからね。

        ほら、債券は買われてるから韓国はトリプル安じゃない。って結論に使われますよ。
        おっしゃる通りいろいろな指標があって、そのすべてを飾ることは出来ないかも知れませんが、宣伝に使う側は有利なものを抜き出すに決まってますし。

        規模の議論は大事です。小さいものを大きく見せるのには警戒が必要。韓国債券に「トリプル」の一角の地位を与えるのは危険です。

        1. ケロお より:

          ドルでウオン買って為替操作して、余剰のウオンをウオン建て債券に突っ込めば、債券安も防げて一石二鳥ニダ(?)

          ウオン債券の規模がどのくらい小さいかわからないとなんとも言えないですね。
          ドルがどのくらい残ってるのか、ドルが足りなくなりつつあるから債券だけでも支えてるのか?価格維持に使う額と守れる価格帯の数字がわからないと、よくわからないですね。

          債権でなく債券でしたね。ナチュラルに変換間違えてた。

      2. マーケット参加者 より:

        ん~。このGさんて方、なんだかおっしゃっていることが良く判らない方ですね。

        >明らかに小さいマーケットである新興国の債券市場に株、為替と同じだけの重きをおいてしまってはミスリードしますよ。

        あなたが韓国の債券市場の規模を小さいと仰ってるのは何が根拠ですか?小さいという意味では韓国の為替市場も十分小さいですよ。しつこいですがEM Bond Marketという物は存在します。貴方が知らないだけで。

        尤も、貴方とはこれ以上議論しても意味がなさそうなので、こちらで失礼しますが、ひとつだけ忠告。自分が知らないことをさも知ったかぶりしてご高説を垂れていると、いつか足元をすくわれますよ。

  7. だんな より:

    今日の目標は、コスピ1700割れとウォン1225超えですかね。
    でしたが、コスピはクリアしましたので、終値が問題です。
    ウォンは、予想通りここの抵抗ラインが強いですね。
    1225攻防戦、何処まで持つか、楽しみにしています。

    1. だんな より:

      自己レスです。
      地味に1225抜かれてますね。
      コスピは、1684です。
      予想通りとはいえ、日経平均も17000割れ。

  8. 匿名 より:

    それでも何かが起こりそうで怖い

  9. めたぼん より:

    韓国国債の利回り上がってません?
    見てるところが違うのかな

  10. 福岡在住者 より:

    日銀は国債を買い入れて市場に5000億円供給するそうです。
    兆単位で欲しいですね(笑)

    東証も悲惨です。 空売りで数十万利益を出す間に 現物の含み損が数百万になっている。

    1. 福岡在住者 より:

      東証は物凄い勢いで買い戻されたり売られたりしています。
      成行でガンガンやっているのか? なんか面白くなってきました。

  11. 愛読者 より:

    時間がないので手短に書きますが,ドイツ銀行のデフォルト懸念のおかげで,債券市場もリーマンショックをはるかに上回る大事件が起こる可能性があります。市場関係者は,情報収集で忙しいと思います。

  12. だんな より:

    昨日新宿会計士さんの記事に有った、米韓スワップの記事がまた出て来ました。
    韓米通貨スワップ、10年ぶり復活か…韓日間は2017年に交渉中断
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200313-00000021-cnippou-kr
    以下引用します。
    韓国企画財政部の関係者は12日、韓国日刊紙ソウル経済に「現在、対外健全性に問題はないと考えるが、安全網は多いほど良く、シグナル効果が大きいため、米国の通貨スワップ対象拡大はプラス」とし「米国政府の立場がまだ出ていない中で、今すぐ我々が米国に先に提案するのはおかしく見える可能性がある」と述べた。
    一方、韓国と日本は2001年に初めて通貨スワップ契約を締結し、2011年には700億ドルまで規模を拡大したが、2012年8月に李明博(イ・ミョンバク)元大統領が独島(ドクト、日本名・竹島)を訪問したことで韓日関係が悪化し、2015年2月に完全に終了した。2016年末に韓日間で関連の協議があったが、2017年1月に釜山(プサン)日本領事館前に慰安婦少女像が設置されたことを受け、日本側が一方的に交渉を中断した。
    引用ここまで。
    前半部分は、まだまだ大丈夫だから、韓国からアメリカに頼む事はしないニダ。チラッと。
    後半部分は、関係無い日本スワップを出して来て、嘘をつく。呆れる人は、呆れるでしょうが、私は、馬鹿だなって思うだけです。
    今週の展開スピードだと、今月越せるかどうか、怪しいですね。
    私は、早く差し押さえを現金化することを、お勧めします。
    GSOMIAの破棄も、効果的だと思います。

    1. イーシャ より:

      だんな 様

      私は、ゆっくりじっくり滅んで欲しい派です。
      3月末の配当をなんとか支払って資金が枯渇し、韓国自動車業界で起こりつつあるように下請企業が連鎖倒産して再生不可能になり、チキン屋とコーヒー屋しか残らなくなる。そして、それさえ維持できなくなってから国家破綻し、李氏朝鮮以前の生活さえできるかどうかという滅び方をしてくれる方が、後に禍根を残さないでしょうから。

  13. りょう より:

    私は投資家なので直近の相場について意見を言います。

    相場の売買にはテクニカルの数字が判断材料になります。
    ○高値からの下げ幅と下落率。
    ○大幅安の値幅と出来高
    ○5日移動平均線の乖離
    ○25日移動平均線との乖離
    ○13週線との乖離
    ○200日線との乖離
    ○陰線と陽線の数
    ○新安値数
    ○特に重要なのがPER
    ○騰落レシオ
    ○重要 VIX指数
    ○その他

    現在テクニカルでの判断はできません。通用しなくなって
    いるからです。利下げは効果はありません。たとえばアメリカ
    で現在の1㌫ある金利を1㌫の利下げしたとしましょう
    反応は売り方の一時の買戻しはあるでしょうが、それ以上
    金融面での対策が打てなくなるので、売り方はさらに図に乗
    ってきます。下値は売り方、買い方両方分からないのです。

    ではどうすればいいのか。ずばり力技で先進国が100兆以上
    できれば無制限の基金を設けて株価指数に絞って売り物を全部
    拾って売り方の踏み上げを狙うのがいいと思います。
    一旦踏み上げが始まれば激しく上がります。空売り禁止もだめです

    今回の金融不安の原因は新型肺炎の制圧が出来ないからですので
    早く治療薬と予防薬の開発がまたれます。

    1. 愛読者 より:

      今日の東京市場のチャートは大陰線か否かの分析中ですが,先々週からのチャートが過去に経験したことのないものなので,判断が難しいです。少しだけ銘柄を選んで買ってみました。暴落の原因はコロナもありますが,ドイツ銀行破綻の噂が世界を駆け巡ったのも大きいと思っています。ドイツ銀行の件は重要なので真偽を分析中ですが,情報が交錯していてよくわかりません。本当だと一大事です。コロナのほうは,むしろ一過性のものだと思っていますが,しばらくは影響が続くでしょう。
      投資をしてないと思われる人たちの書き込みは切迫感がないですね。自分のお金に直結していないので。

      1. たまに来る匿名 より:

        私の場合、逃げ遅れで、部分部分で利確して手許現金の確保中です。
        返信したのは今のような経済状況でいろいろ調べてる方だと思ったからです。

        思うに、もうインサイダーでいつ暴落のスイッチが入るか聞かされてた人たち
        は去年の夏ごろには逃げてて、今は煽り情報を投下して更なる下げに誘導して
        底値で買いたいから下げ要因の情報がかなり出てる。

        各国も分かってて、下げに繋がるマイナス情報を絶妙のタイミングで出してきてる
        みたい、次の分岐点はFOMCの利下げでしょうか?
        1.25→0・75でも効き目なしだと思います。

        コロナは・・・実は中国は完全制圧出来てないみたい、上海や北京は落ち着いたとか。

        オリンピック中止情報も、株下げへの誘導と思います。

        まとまりない事書きましたが、YAHOOニュースとか見てても分からない事だらけ
        ですので、今後とも参考にいろいろお聞かせください。

        1. 成功できなかった新薬開発経験者 より:

          たまに来る匿名 様

          「コロナは・・・実は中国は完全制圧出来てない」

          どこかでコメントしたのですが、全地域、発表データが臭い。
          プロパガンダではないかと憶測しています。

          中国発のデータがないので、いつも、憶測、
          仕方がない。

        2. 愛読者 より:

          インサイダーではないですが,去年の12月あたりから株式市場に過熱感があり,ここから上値を追う展開ではないと思っていたので,キャッシュポジションを極力大きくしていたところ,偶然コロナのせいで株式市場が暴落し,ちょっと短期狙いの投資ができているだけです。去年の12月頃の書き込みでも,北朝鮮情勢に関連して,過熱感があって株式市場は要注意と書いたことがあります。
          ところで,こういう下げ相場では,反騰(半値戻し)狙いに手持ち資金を全部投入してはダメで,さらに一段の下げを想定してナンピンできるだけの資金は残して投資しないといけません。
          私に関しては,このところの年間運用利回りも数%しか取れていなかったので,決して投資が上手ではありません。銀行に預けておくよりはましですが。

      2. 阿野煮鱒 より:

        手持ち金融資産の半分くらいを投資信託で運用しています。今から思えばですが、年末くらいに一度売り払っておけばですが、今となってはどうしようもありません。どっしり構えて戻るのを待ちます。

        むしろ今は、日本国債を売って株を買うべき局面と思い、いつ実行するか悩んでいます。

        > 投資をしてないと思われる人たちの書き込みは切迫感がないですね。

        私のように人任せで株を運用していると、投資はしているが手も足も出ない、結果として切迫感を直に感じにくいという場合もあります。でも私は経済音痴なので、自ら株の売買に乗り出さない方がマシだと思っています。

        1. たまに来る匿名 より:

          急にすみません、コロナがきっかけでこんな事になるとは・・・
          私は個別株やってしまって後悔、確かに私も年末に利確しておけばよかったと思う。
          今後上がる見込みは・・・・
          消費税でここまで冷え込んだなら逆回転すれば良いのにと切に願う。
          しかし安藤議員?でした?消費税廃止を訴えてるけど、この人の役どころは単にまやかしで希望を持たせるだけかも、戦後の政治はお芝居ばかり。

          オリンピックも、そもそも最初から何故今オリンピック?何故東京で?復興?何のこじつけ?すでに追加の税金まで払わされてるし・・・・意味が分からない。

          習近平国賓も良く分からない、何で今呼ぶ?何故国賓?経団連が熱望したんだろうが、もう既成事実化されてしまった、今更偽装保守団体が署名集めても(主義思想の個人情報は適切に利用されます)、反対運動しても無駄、言い出したのは日本なんだから義務がある。IR汚職は媚中派の大物まで追及されない、つまり弱みを握られたまま振り回される。
          10万円ばら撒き案はいかにも今の自民らしい、主婦層・子育て世帯の受け狙い、悪いとは言わないが本当にあざとい、YOUTUBEの変な愛国動画の路線をなぞってる、どうも今の政権の振付師は、普通の保守とおかしな偽装保守をまとめて考えてる節がある、いずれにしても景気が良いと言ってたのは上級国民の周りだけ、付き合いも当然そういう連中だけになるから平気でそういうことが言える、消費税で消費落ち込んでるから、これを減税すれば良いと思うけど、やはり減税はされないのではないか?むしろ次の増税に向けて画策中、総理も増税反対派の振りしてれば良いだけだし、むしろこの政権が目指してるのは国家社会主義だと思う、日本人にも愛称が良いと思う、その通りに動いてるように見えます、私には。

          長々とすみません、最近思った事を何となく書いてしまいました・・・・

      3. 福岡在住者 より:

        やっぱりギャンブルなのかな?と思うのです。(短期的には)
        人生いろいろ みな様いろいろでしょうが、セオリーはありません(笑)
        自分を信じて 自分の感性でやれば面白いですよ。
        私は代替の効かない(大手)企業中心に見張っています。この辺は敵も多いので、何かあれば物凄く売られますし時期が来れば物凄く買われます。(スキャンダルとか決算下方修正とか大歓迎です)

        それが良いのか悪いのかは分かりません。 皆様いろいろです。

        ちなみに、高βの銘柄を短期で売り買いしていたのですが、私のNISA保有の銘柄にこの高βがあるのが分かり笑っています。「なんだ!おまえチャラオだったのか?」てな感じです。 こんな感じでよろしいのでは?

  14. たまに来る匿名 より:

     成功できなかった新薬開発経験者 様

    すみません、最近飛び入り参加で、全部読んでません・・・
    私が疑問なのは、これ本当にそんなに危ないウィルスなのか?ということ、風邪やインフルとの違いが分からない、今年のものはいつもより若干感染力がある、それをメディアが大騒ぎしてるだけでは?私は何か意図的な情報操作を感じますね、暴落の口実に使える非常に便利なツールであるのは間違いない、周りで金儲けしたい人間ももちろん煽る、武漢らしき病院の隠し撮りも相当ヤラセがありそう、あのクソ芝居でもかなりYOUTUBEの広告代稼いだチャイニーズがいるでしょう、アマゾンの中国製プラス偽レビューと一緒。

    周りで居ますか?コロナとか(笑)・・・

    いずれにせよ、コロナで情報操作して本当の経済的な闇は覆い隠されたまま、まだ暴落は続くと思う、思いっきり下げに繋がる情報を今後も投していくでしょう。
    ドイツ銀行・ボーイング・みずほ・ソフトバンク・アップル・シェールオイル企業など、
    不安定要素が潜んでる、何が起こるか・・・まだどんどん暴落は続くと思います。
    ちょっと陰謀論っぽい事書きましたけど、なんか芝居がかってますね、色々と。

    1. 成功できなかった新薬開発経験者 より:

      たまに来る匿名 様

      基本は、普通の風邪。寝てれば治る。

      わかんないのは、こいつは肺にも棲めるらしい。
      風邪は、喉などに棲みついて、普通は肺には棲まない。

      何の因果かわからないのですが、たまたま、肺に棲み込まれて、
      そこで炎症が起きると命にかかわります。

      心配しても仕方がないので、肺に蓋でもして・・・。

      陰謀論かどうかわかりませんが、
      生物兵器とか、人民解放軍製とか、煽りはいっぱい。
      トランプは中国を切ろうとしていたから、
      何かあれば、ダウを崩してやろうと狙っていた奴は
      いたかもしれません。

      1. ケロお より:

        成功できなかった新薬開発経験者さま

        >基本は、普通の風邪。寝てれば治る。

        ・新規感染症なので免疫なし+老人or既往症持ち→長期化→肺炎→更に長期化→免疫系がウイルス肺をアタック→☓
        ・新規感染症なので免疫なし+成人→風邪だけどウイルス排除が長引く→しぶとい風邪→時々肺炎→まれに更に長期化(以下略)
        ・新規感染症なので免疫なし+若者→風邪だけどウイルス排除が長引く→時々しぶとい風邪→まれに肺炎(以下略)

        基本は「新規感染症なので、ウイルス排除まで時間がかかり、長期戦に耐えられない人が危険な状態になる」と言えます。
        そもそも特異抗体が戦力にならない新生児や乳児での、ウイルス排除過程が知りたいところです。

        肺炎より先にいってしまう人数さえ減らせれば、放置できるレベルだけど、世界的に高齢化社会なので老人の数10%が重症化するだけで医療崩壊しかねない。感染確認者数と死亡者数ばかりが注目されているけど、「60歳以上の感染確認者」と「60歳以上の10万人あたり感染者数」とかの数字がほしいですね。
        このままずるずるいくようだと、どこかの時点で「抜本的なトリアージ」をする必要がでてくる。

  15. りょう より:

    現在一番危惧しているのはソ○○バ○○の資金ショートです。
    孫社長がPCR検査の100万云々twitterは精神的に追い詰め
    られているのではないかと、推測してます。巨額の借入金を
    かかえて助かるのは非常に困難だと思っています。みずほ‥
    考えるだけで恐ろしい。

    これから株を買いたいと思ってる人へ
    色んな売買技法を持っていて、瞬間の判断が出来れば
    面白いでしょう。You tubeで評論家の意見ばかり
    参考にしてる人は止めたほうがいいです。

    1. 愛読者 より:

      そこの社債,2ケ月くらい前に処分しました。君子危うきに近寄らず。

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