先月末頃から始まったコロナウィルス騒動を巡っては、当ウェブサイトでもずいぶんと取り上げて来ましたが、途中からは現役の医師、理系研究者、工学研究者などの専門家の方々による助けを得て、読者投稿という形で、あまり他のウェブ評論サイトにはないコロナウィルス考を続けて来ました。こうしたなか、本日は「ケロお」様と名乗るコメント主様からの、通算4回目のご投稿を頂きました。「感染者数の全数把握にこだわらず、重症者対応と医療崩壊を防ぐという重点ポイントを守れば良い」。端的に申し上げるならば「必読」です。
2020/02/29 19:00追記
記事本文中の『訓練・研修用テキスト2 H1NX(PDF形式:6.31MB)』と『訓練・研修用テキスト3 H7NX(PDF形式:5.77MB)』のリンクが間違っていましたので、修正しております。投稿主のケロお様ならびに読者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。
目次
読者投稿
昨年の『お知らせ:読者投稿を常設化します』でもお知らせしたとおり、当ウェブサイトでは読者投稿を歓迎しております(投稿要領につきましては『必ずご確認ください(2019/12/16日版)』などをご参照ください)。
最近、読者投稿が非常に充実しています。昨日は大人気の「在韓日本人が見た」シリーズで知られる韓国在住日本人様からの21回目の投稿として、『【読者投稿】在韓日本人「今さら聞けないトリチウム」』を掲載したところ、大好評をいただきました。
また、例のコロナウィルス騒動を受けて、最近はコロナに関連する記事が増えています。
- ①【読者投稿】新型肺炎、日本は「いつもどおり」で良い(2020/01/31 10:30付 当ウェブサイトより)
- ②【読者投稿】コロナウィルス、まだ慌てる時間じゃない(2020/02/06 05:00付 当ウェブサイトより)
- ③【読者投稿】理系研究者の新型コロナウイルス考察(2020/02/10 12:00付 当ウェブサイトより)
- ④【読者投稿】「安心より安全を」理系研究者の緊急提言(2020/02/16 22:00付 当ウェブサイトより)
- ⑤【読者投稿】工学研究者の武漢肺炎考(2020/02/17 16:45付 当ウェブサイトより)
- ⑥【読者投稿】行政の観点から考察するウィルス騒動(2020/02/19 06:00付 当ウェブサイトより)
- ⑦【読者投稿】PCRは本当に大変!地方衛生研に感謝を(2020/02/24 05:00付 当ウェブサイトより)
- ⑧【読者投稿】学術論文から見た「入国規制に意味なし」(2020/02/25 05:00付 当ウェブサイトより)
このうち①、②、⑥が「りょうちん」様という現役のお医者様、③、④、⑦が「ケロお」様という理系研究者、⑤が「イーシャ」様という工学研究者、⑧が「とある福岡市民」様という現役のお医者様からのご投稿であり、いずれも客観的事実をもとに積み上げた非常に良質な論考です。
なお、当ウェブサイトへの読者投稿の「常連さん」である韓国在住日本人様による次の投稿も、広い意味ではコロナウィルス騒動に関連する記事だといえるかもしれません。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
さて、とても嬉しいことに、本日はケロお様から第4弾のご投稿をいただきました。
正直にいえば、本稿については掲載するに当たって少しだけ悩んだのですが、その理由は、当ウェブサイトのコメント欄でもここ数日、匿名で、または複数のハンドルネームを使い分けて、きわめて感情的で非論理的な主張を繰り返している人が2~3人いるからです。
ただ、これらの匿名コメントに対する読者同士の議論を拝読していると、圧倒的多数の読者コメントは冷静で論理的なものであることから、当ウェブサイトのメインの読者層であれば「大丈夫」と判断し、部分的に修整・削除などの対応を取りつつも、掲載することに決めました。
(ここから先がケロお様からの投稿です。なお、いただいた記事タイトルは『【読者投稿】新興感染症対策シナリオ』ですが、タイトルは当ウェブサイト側にて変更しているほか、小見出しについても適宜増やしています。)
理系研究者の考察 vol.4
日本政府新興感染症対策シナリオは実在した
今回はさっそく、本題に入ります。
先日、『新宿会計士の政治経済評論』で
「日本政府の新型コロナウイルス対策はあらかじめ決定されて方針があるのでは?」
というコメントを見かけました(※もっとも、新型コロナ関係の記事数自体も多く、1つの記事に対する読者コメント数も100を超えるため、再発見できませんでしたが…)。
あるんですよ、あらかじめ決定された方針が。
ずいぶん前に読んで、どこにあるかわからなくなっていたんですが、発掘しました。内閣官房ホームページ内の『新型インフルエンザ等発生時の行政対応訓練・研修ツール』。これが一番わかりやすいかと思います(ファイルサイズ注意!)。
『1.訓練・研修用テキスト』の『訓練・研修用テキスト2 H1NX(PDF形式:6.31MB)』と『訓練・研修用テキスト3 H7NX(PDF形式:5.77MB)』です。
これらの資料の位置付けは
「新型インフルエンザ等発生時の感染状況や社会状況等の具体例を示し、行政が発生時に的確かつ迅速に対応するための平素における訓練ツール」(ポータルサイトの記載)
ということで、わかりやすいのですがファイルサイズが大きい。ページ数も99ページと93ページです。スマホでは開かないほうがいいですね(もう開いてしまった?えぇ…)。
シナリオを要約してみた:140字は無理
以下、非常に長いのですが、
「なんで、私が見ず知らずのあなたの長文を読まないとあかんの?140字以内で要旨をまとめてくれと言ったよね。140字以内で結論を書けないようだと無意味。」(引用、リンクは貼らないでおきますね)
などと叱られるとアレので、簡単に要約します。
テキスト2(H1NX)は、致死率の低い架空の新型インフル「H1NX」が、日本との直行便が少ない南米X国で発生した想定であり、いわば「危険性の低い想定での対処シナリオ」です。
- 海外での発生を受けて、まもなくWHOが発生宣言する
- 日本政府は渡航延期や退避を勧告、検疫などの「水際対策」、国民への情報提供を始め、サーベイランスとして患者全数調査開始する
- 数日後に検疫で感染者を確認
- さらに数日後には国内の感染者集団を発見し、状況を分析し「非常事態宣言」と「緊急事態措置」を公表。発生地域の公共施設は一部閉鎖され、イベント等の自粛を要請し、国民への情報提供としてコールセンターを設置するなどの措置を講じる
- 3週後、想定より病原性が低いことが判明し、緊急事態措置の見直しをして、感染症法に基づく入院措置の中止、重症患者以外の在宅療養を要請 、帰国者接触者外来の中止をする
- 国内発生2ヶ月後、全国に発生地域が拡大する一方で、ワクチン製造が本格化する
- 流行自体はこれから本格化ということで、症例定義や治療方法等の情報提供や、すべての医療機関で新型インフル診療する体制を整備する
あとは終息に向かうだけと。まあ、危険性が小さい割に強めの対応をしてしまうといった感じです。
(※新宿会計士・注:上記「簡単に要約した箇条書き」部分は、ケロお様の投稿の原文ベースでは527字、箇条書きに変更することで文字数は430字に圧縮できましたが、やはり140字は無理ですね。)
テキスト3(H7NX)は、これまた架空の、致死率の高い新型インフル「H7NX」が、日本との直行便が多く在住の日本人も多数の東南アジアM国で発生した、という想定であり、危険性の高い想定での対処シナリオです。流れはH1NXと同じなのですが、
「『非常事態宣言』は感染者集団確認後、直ちに出さず、地域流行後に流行県と隣接県に対し非常事態を宣言する。国内発生から5ヶ月経過し、感染者は200万人に達する。医療機関の混乱を受け、臨時の医療施設設置などの対応をする。その後終息に向かうが、危険性も大きく医療現場の混乱などを想定した切迫した想定といえる。」
(※新宿会計士・注:ケロお様の原文にあった記載を「ですます体」から断定調に変更することで、なんとか148字に圧縮できました。もう一息ですね。)
新型インフル→新型コロナ対策へ
これらのシナリオは、前回の新型インフル、いわゆる2009年豚インフルのパンデミックの反省を踏まえ策定されたものです。現在このウイルスは A(H1N1)pdm09と呼ばれ、季節性インフルの仲間入りをしています。
スペイン風邪パンデミックの再来かと恐れられましたが、まあ、結果としては雑魚ですね。
日本政府の反省点はいくつかあったのですが、特筆すべきは、「水際対策」は序盤にわずかに時間稼ぎができるだけで、潜伏期間等を考えると、到底、侵入防止としては機能しないこと。また、早い段階で医療機関が混乱して地域医療が混乱することがあること。したがって、
- 「水際対策」は序盤の国内侵入モニタリングのためと割り切る
- 国内侵入後は症例集めをして危険性評価を急ぐ
- 教訓として、最も警戒すべきは医療崩壊であり、医療崩壊を防ぎつつ重症者の救命を最優先にする
- 患者数の増加自体は仕方がないので、流行の山を遅く、低くすることを目指すのだが、それは国民ひとりひとりの行動にかかっている
といったところですね。
もう、お気づきでしょう。日本政府の今回の新型コロナ対策は、A(H1N1)pdm09パンデミックの反省の上に策定した低病原性シナリオと高病原性シナリオの混合型です。
インフルと違って、治療薬がない、診断法を作成する必要がある、ワクチン量産の目処が不明といったところが、ネックとなりますが、基本的な対策はほとんど流用できるのです。
シナリオから大きく外れたのは、発生地域が中国(コレ自体は問題ない)だったため流行発生初期に情報を操作・隠蔽され、その後直ちに、震源地の医療崩壊が起こったのでウイルスの危険性評価が困難だったことです。
したがって、日本もしくは他国での情報に基づき、危険性を再評価する必要があったのですが、その結果、致死率は低病原性よりと同等からやや高いものの、高病原性よりは低いことが判明。ウイルス自体の感染力は、インフルと同等からやや高い。
ここまでで、「インフルシナリオ」が有効と判明したものと考えられます。
その際、「潜伏期間が長く、症状は軽い場合が多いが、それが逆に実質感染力を高めている」という点が問題ですが、「全数把握にこだわらず、重症者対応と医療崩壊を防ぐという重点ポイントを守っていけばよい」と判断したものと思われます。
結局のところ、事前の2つのシナリオ(どちらかというと高病原性シナリオ寄りか?)から、新シナリオを作成して順次バージョンアップしながら対策を打っていると考えられます。
発生したのがエボラや天然痘のような、まったく危険性の性質が違うものだったら、新型インフル対策シナリオの適用は困難だったでしょう。まあ、困難でもやるしかないですけど。今回はラッキーでしたよ。おっと不謹慎ですね、不幸中の幸いでしたよ。
実際の動き:ありえない判断下したWHO
1月の段階では、中国の情報操作と対WHO工作のせいで、初動が鈍いのではないかと思いましたが、23日の武漢封鎖から一気に流れが変わりました。
武漢封鎖をうけてWHOはPHEIC(Public Health Emergency of International Concern:国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態)を見送るという、ありえない判断下しました。
すでに流行開始(12月上旬)から1ヵ月半以上が経過し、流行発生地以外に感染者が移動拡散が始まっているのは明白でした。しかも、「春節」という「メッカ巡礼」に並ぶとも劣らない、巨大民族大移動と重なっています。
しかも、メッカ巡礼と異なり移動範囲はほぼグローバルです。都市の閉鎖などちょっとだけ時間稼ぎができるかどうかというものであり、さらにいえば閉鎖宣言を何時間も前から予告するという杜撰さ。
むしろ、人の拡散を促進する危険性すらあるなど、最悪の状況であり、地球上、南極と北センチネル島以外はすべてアウトです。
公衆衛生の専門家集団であった(過去形)はずのWHOは、中国の狗であることが120%確定しました(※100%ではなく120%と書いている理由は、残りの20%部分については「中国の思惑以上のデタラメをやりかねない」、という意味です)。
世界中、危機管理が少しでも機能している国は、中国からの入国禁止などは無意味なのわかっているのですが、国民へのアピールのためにやるか、中国との関わりから禁止しないか、の2択です。
日本は在武漢邦人の救出を優先し、中国を刺激しないようにしました。在武漢邦人救出は、単に国民保護という面だけではないのは明白です。病原体の危険性が不明ですから、できるだけ早くリスク分析をしなくてはいけません。
DP号という余計なものも出現
中国人旅行客の感染確認者だけでは、「サンプル」が不足していたので「大量のサンプル」を早期に確保する必要があったのです。コレでサンプル数はそれなりに取れ、実際にウイルス単離も成功したのですが、余計なモノも現れました。
大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号(以下DP)です。
すでに日本国内で流行が始まっています。サンプル数は多いに越したことはないのですが、無理にサンプルを集める必要はないという状況が、一見ちぐはぐなDP対応となって現れます。
流行が進んだ状況では、重症者の救命が最優先で、感染者数の増大は医療崩壊しない範囲でできるだけ遅くすればいいだけの努力目標です。したがって、検疫という名目でDP船内に乗員乗客を留め、重症者救命のため高齢の発病者を優先して感染確認をおこない順次病院へ搬送ということになります。
検疫という名目なので検疫っぽいことをしますが、それほどそこに労力を割く余裕はありませんし、本音は重症者保護とサンプル確保。
したがって、DMAT投入、厚労省関係のあまり重要でない人材を送り込む(不倫疑惑のあの人とか。モチロン有能な人もいたはずです、カワイソウですね)、感染症の専門家は排除、といったミョウチクリンなことになったのでしょう。
さて、敵の正体がわかってくれば、あとはシナリオに落とし込むだけです。
国民へのアナウンスは、こまめな手洗い、人混みを避ける。バッチリです。検査は、全数把握が目的ではありません。そもそも、「疑わしきは検査」では、何十万、何百万人も検査する必要があります。
無理です。
したがって、ウイルス性肺炎などの重症者、感染確認者の家族、感染確認者の濃厚接触者のうち1週間以上症状が改善しないといった特徴的な症状の人、積極的疫学調査上確定診断が必要な人、ここらへんが優先になります。
その後、医療現場からの要望で、感染が強く疑われるケースが追加されます。濃厚接触者ではなくとも長期間症状が続く人とかです。
試されまくってる大地
そして、流行初期となりましたので「緊急事態宣言」するか否かです。
25日の「新型コロナウイルス対策基本方針」で緊急事態宣言となるか注目していたのですが、政府はいったん、「緊急事態宣言」を見送っています。その理由はおそらく、要件のひとつである、「重症症例を季節性インフルと比較して、病原性が相当程度高いかどうか」がポイントだったのではないでしょうか。
この時期は、散発的に多数の流行開始が明白な地域、北海道での感染確認者の急増した時期と重なります。北海道での国内感染者1人目で、感染確認者情報が極めて曖昧と批判が集まりましたが、その後、北海道の対応は180度変わります。
北海道庁ホームページの感染確認者事例を確認すると、肺炎発症から検査・感染確認のタイムラグがどんどん短くなってますし、互いに濃厚接触の複数の感染確認、比較的軽症だけど長期間症状がある濃厚接触者の感染確認、などかなり積極的にPCR検査をしてますね。
それと、同時に道知事の露出が急増しました。
鈴木知事は財政再建団体となった夕張市の前市長(就任時30歳の若さ)として有名になり、長期政権だった高橋前知事から事実上の禅譲により知事に就任。高橋氏は現在自民党所属の参議院議員で、鈴木知事も安倍政権との距離は近い人物です。
どのような内幕があったかはわかりませんが、ほぼ日本政府のシナリオ通りに、北海道は対応している状況です。
北海道の感染確認者が突出しているのは?
北海道の感染確認者が突出している原因として、中国人観光客が多く訪れていたとか、寒いので流行しやすい気象条件だったとか、寒いので室内で過ごすことが多いので感染しやすいなど、的はずれな推論が流れていますが、全然違うと思います。
たんに、PCR検査をする基準にあてあはまった疑似症例者をどんどん検査してるのです。
あんまりにもすごい状況なので、知人のつてで北海道立衛生研の情報を入手したところ、もともとこの時期は感染症の診断件数が多くて忙しいのですが、ありえないほどの忙しさだそうです。
又聞きなので詳細はよくわからないのですが、総力戦でひたすら検査、検査しても検査しても終わらないし、ライトサイクラー(リアルタイムPCRの機械)は動きっぱなし、検査サンプルは減るどころか増えているという話です(うん、知ってた)。
流行発生をいち早く察知した北海道は全国に先駆けて、学校休校を要請します。国の休校要請が後を追うという展開です。
国の休校要請に対し、マスコミ・ネットでは不平たらたらですが、北海道では知事が先頭に立って、知事自らが責任を取るという姿勢を明らかにしているので、道民の反応あんまり批判的でなく、「うーん、困ったなあ」程度らしいです。
もっとも、胆振東部地震に伴う大停電・ブラックアウトに対する反応も「うーん、困ったなあ」程度だったそうで、これはまあ、道民性というものかもしれません。ヒグマ、大雪、大停電、と試されまくるとこんなふうになってしまうんでしょうか。
なお、マスク不足に対する反応も「うーん、困ったなあ」だそうで。
(※新宿会計士・注:一文を削除しました。)
決断速い北海道
まあ、つまり、北海道が特に感染者が多いのではなく、検査をたくさんやってるから感染確認者が多いだけだろうというお話です。人口500万人に対し50人程度の感染確認者ですので、10万人にひとりは感染確認という比率です。
北海道は感染者クラスタが3人以下と小さめのケースが多いなど、そのまま日本全体にあてはめられるわけではないでしょうが、機械的にあてはめるなら日本全国で千人規模です。おっと、原稿書いてる間に北海道が10人以上上乗せしてきました。ペースが衰えません、全国で数千人規模かな。
それだけ検査やっても、おそらく全感染者の数%程度しか拾えてなさそうな感触だそうなので、日本全国で数万から数十万人規模の感染者と見積もれそうです。
東京、大阪など人口密集地域だと感染者クラスタが大きくなりやすいので、そこらへんがどの程度影響するか、まあ、東京都知事はアレだし、オリンピックの方しか見てなさそうだし、控えめに言って、東京都民は危険性の大きさがわかりにくくて気の毒です。
東京がオリンピックやりますって言っても、北海道はオリンピックのマラソンは中止しますとか言い出しそうであり、目が離せないですね。
おおっと、さらに動きがありました。北海道知事が「緊急事態宣言」出しました。これから3週間とのことです。パンドラの箱を積極的に開けていく、火中の栗は全て拾う、そんな感じですね。感染確認者数の増加ペースが早いことと、死亡者が複数出たあたりが決断のポイントでしょうか。
はっきり言って予想よりはるかに速い決断です(「早い」ではなく「速い」です)。
今後のシナリオ
流行が落ち着いてくるというか、感染者増加ペースが鈍ってくるのは、感染者割合が人口比で数十%に達する必要があります。日本の人口でいうと3千万人で25%。それが一体いつになるのかは不透明と言わざるを得ません。
イベント自粛や学校休校で大型幹線クラスタ発生を抑制できれば、感染者増加ペースがかなり鈍ってくることが期待できます。しかしながら、春になって暖かくなれば的な希望的観測はかなり疑問を禁じえません。A(H1N1)pdm09パンデミック時は、春に始まって翌春に終息でした。
暖かくても寒くても流行は続いたのです。習近平訪日、東京オリンピックといったところがどうなるか、みたいな話がありますが、まあ、かなり脳天気なお話ですね。(※一文削除)<了>
読後感
…。
いかがでしょうか。
正直、最初、このご投稿をいただいた時には、掲載しようかどうかと悩んだのですが、やはり、きちんと精査したうえで、「これならば掲載しても問題ない」と思い、掲載を決定しました。
ただし、文中で数ヵ所、「一文を削除」などの記載が出て来ますが、やはり、当ウェブサイトは不特定多数の方々が誰でも自由に読めるウェブサイトであるという事情もあるため、先日のりょうちん様の論考『【読者投稿】行政の観点から考察するウィルス騒動』と同じ理由で、掲載を控えたというものです。
ケロお様、大変申し訳ありませんでした(※ただし、当ウェブサイトで表現を修整した部分、変更した部分、削除した部分について、コメント欄に記載していただく分には問題ありません)。
言うっけんすると文章の表現にはざっくばらんな記載もありますが、文章を「正しく」読んでいただければ、今回の論考はおもに「誰にでも確認できる公表物」などをもとに、非常に精緻に議論が組み立てられていると思います。
というか、『【読者投稿】PCRは本当に大変!地方衛生研に感謝を』を読んでいただければわかりますが、国立感染症研究所のマニュアルを直接読み込んで一般人向けに解説しているサイトというものは、おそらく他に例がないでしょう。
いずれにせよ、ケロお様には深く感謝申し上げたい次第です。
View Comments (152)
暖かくなっても、終息しない。
治療薬がない。
数千万人は、感染する。
対処法は、人混みを避ける、手洗いをする。
フジテレビで実際に患者を診たお医者さんのインタビューは、普通なら肺炎にならないような人も肺炎になる。肺炎は普通片方ですぐ呼吸困難にはならないが、この病気は両方なる。両方なるのはまれで、よほど免疫力の低下した人がなる。しかも、軽い症状から突然なる。
私はユーチューブの書き込みであった、戦後最大の危機に同意します。
jです。
数千万の2.5パーセント、恐ろしい数字です。
https://www.youtube.com/watch?v=9aBleMk8VoM
論拠のデータ自体が間違っています
問題は意図をもって間違ったデータで
日本に不利なプロパガンダがされていること
プロパガンダで
世界での印象が日本は危険とされてしまっている
慰安婦、南京大虐殺と同じ構造tかんがえられます
二日市保養所様
ここで書かれている「論拠のデータ自体が間違っています」と言うのは「どのデーターが、どのように間違っているのか」書いていないので素人にはどこが、どう間違っているか分かりかねますが、高橋さんの説明はなんとなくわかります(途中の説明中で音声と映像が不明瞭な部分があるので、全部が分かるわけではないですが、高橋さんの主張がなんとなく正しそうなだということとは分かります)。
先ず、間違っていると指摘される対象の文章はどの文章なのでしょうね。ここに書かれている一連のコメントとに書かれているデーターが間違っているのでしょうかね。個々のコメントにはデーターは書かれていないから、ケロお様の投稿された記事中のデーターが間違っていることくらい分かるだろうと言うことかも。
それなら「その文章中のどこの部分で、どのデーターが、どのように間違っている」のか指摘しておいたほうが議論が正しい方向に向かうように思います。もしケロお様の投稿内のデーターが間違っているなら、投稿した本人は分かるかもしれませんが。
と言う訳で折角指摘してもらったのに、「論拠のデータ自体が間違っています」では素人は
????と言うことでいくら空っぽの頭をひねってもどこが間違っており、正しい結論はどうなるのかがさっぱり分かりません。・・・わかったところでどうと言うこともないかもしれませんが。
高橋さんの主張によると、専門家でも随分間違った発表をするようですね。
嘗て、自民党が憲法学者を国会招聘して憲法上の自衛隊の位置づけを合憲とする判断を下してほしかったけど、学者が違憲だと判定して自民党が慌てたことに似てますね。その学者は文字だけしか読めないからそうなったのだが、世の中書かれた文字だけで物事が決まるなら争いなんて起きないでしょう。
もっも、南朝鮮では大統領も、裁判官も文字を完全には読めないようなので国際法と言う概念が理解できないようで、条約にはっきり書いてあっても守らないと言う状態になっていることを考えると文字だけ読めてもダメと言うことがお判りでしょう。
頼まれて発表した学者は文字は読めてもそういう周囲環境は読めなかったのでしょうね。最終的には日本が中国に強奪されたとき(キンペイは強奪すると言っているのでね)、こんなはずじゃなかったがと慌てふためいてい終わりと言う事態になるだけでしょうね。
要するに憲法学者は憲法に書いてある文字しか理解できかったわけです。
今回の論議もこのどさくさと同様で、事の本質が分かる人には分かるけど、事の本質が分からない素人には分からない、意味のないコメントに感じました。多分ケロお様は分かっているのでしょうけど。
二日市保養所様
早く惚け老人さんのコメントに回答してください。
私も興味津々で、論拠のどのデータが違っているのか
気にして返答を待っています。
せっかくブログでいろいろ書かれているのですから
それなりに納得性の高いご意見もお持ちのことと思います。
期待しております。
今時点でわかった事は、惚け老人さんは、全くボケていないw
それと、二日市保養所さんのコメントに貼ってあったリンクで
YouTubeをみました。
オヨヨ、高橋さんが喋っているではないです。
この高橋先生と、新宿会計士さんと、日本の財政破綻はないという論考は
とても似ていると思っています。
(素人なので、本当は大きく違っているのかもしれませんが、
同じような視点だなぁと勝手に思っています。そして賛同しています)
高橋洋一先生が朝まで生テレビで、それこそ司会者のボケ老人に
論理的に納得性のある説明をしている姿は何度も拝見しています。
司会者のボケ老人が、歯痒い顔をするのを楽しんで観ていました。
今回のYouTube、高橋先生の説明はとてもわかりやすいですね。
勉強になりました。ありがとうございます。
予定通りに対策した結果が現在の感染拡大と無為無策の状況な訳ですが
これに対して敢えて評価を出さないのはいつも特亜諸国やオールドメディア批判を繰り返す新宿会計士とは思えない忖度っぷりですね
この後に及んで新型コロナの悪質さをナメているとしか言いようがない
今後医療はともかく経済は間違いなく崩壊し(観光依存のツケでもありますが)
内閣支持率は急落、総理や新宿会計士悲願の憲法改正も立ち消えでしょうね
ここはすごいな・・北海道の流行は中国人のせいじゃないって・・。
いや、北海道の感染者が多いのは中国人のせいじゃないと言ってるだけで産地直送の由来自体は否定していないんですけどw
北海道ならドライブスルーPCRも導入してくれそうです。
りょうちん先生
どうやらこの匿名さんは、日本語の読解力が
毎度毎度少し足りないようなのです。
と、同時に、書き込む際も少し言葉足らず。
私が代わりにお詫び申し上げます。
理解力が足りなくてごめんなさい。
ケロお 様
大変参考になる投稿ありがとうございます。
私は内閣の資料は読んでおりませんでしたが、政府の動きの感じから既に決められたシークエンスに則って進んでいるのではないかと考えておりました。
(表に見えるアクションを起こすタイミングを見計らっていたような動きであると感じたので)
聡明な方も早くから察していたのではないかと。
北海道の動きは、恐らくさっぽろ雪祭り開催辺りから北海道外の人との接触が増大(当然感染症のリスクも増大)したことにより潜伏期間を経過後感染者が急増し、医療体制への支障発生のリスク判定となった事から非常事態宣言に至ったと私は考えております。
(スケールは異なりますが、国からの情報と道内の情報により、いつ次のシークエンスへ進むかのタイミングを見計らっていた)
人の活動を抑制する期間が国と異なるのは、地理的な要件あるいは国の動きに合わせているからではないかと考えております。
なお、今頃になってようやくWHOがリスク判定を最高レベルに引き上げております。
某国の犬と言われても仕方ない機関でも、ここまで事態が悪化してしまっては抗えなかったと私は考えております。
今年の東京オリンピックは予定通りと言うのは無くなったでしょう。
仮に日本で収束できたとしても、全地球的に収束或いは感染者発生リスクの高い地域を大幅に縮小できない限り、何がしかの制限が残ります。
北半球で収束しても南半球側はこれから夏から冬へ変わり、条件が悪くなります。
(しかも、平均的な医療体制が北半球より低い)
現在の状況から事態を如何に速く好転させることができるかは、日本の国としてまた人としての判断と行動に掛かっていると私は考え、行動したいです。
地域性のウエイトをどこまで置くかで予想が変わりますけど、私は人の動きが活発になる大きなイベントによる影響を重視致しました。
(道内外で感染比率がどう異なっているのかは不明ではあるけど…後の検証を待ちたい)
書き損ねましたが、国の大規模イベント及び小中高の臨時休校の要請は、人の動き(感染リスク)抑制効果を狙いとしたものになります。
設定した期間内に効果が現れて来れば良いのですが、できるだけの行動を執って待つしかないですね。
ボーンズさま
> 既に決められたシークエンスに則って進んでいるのではないかと考えておりました
自分はそう判断していました。でたらめ場当たりと報道している職業記者さんたちがいますけれど。
> 国の要請は、人の動き(感染リスク)抑制効果を狙っている
次の段階は新幹線・国内航空の減便、物流速度の段階的減速と予想します。交通物流に関わる貴重な人的資源がスポイルされることは極めて危険です。物流会社は従業員のアサインを調整して隊員の戦闘力が損なわる事態に備えるべきと自分はそう感じています。MAT隊員がぞくぞく風邪になったらMATは機能しませんからね。
はにわファクトリー 様
国から個人までのあらゆるレベルでのBCPが試されているともいえますね。
活動維持に必要な最小限の人とモノの流れを確保しつつ、感染拡大の抑制を感染力の衰退ならびに効果的な治療方法の確立が普及するまでの間維持することになりそうです。
移動、物流などの産業活動の維持に必要な防疫物資の確保を行うプログラムもありそうですね。
>MAT隊員がぞくぞく風邪になったらMATは機能しませんからね。
ツッコミ待ちですね。ツッコミ待ちですねw。
それにしてもDMATの"不正使用"のクズさよ・・・。
2009年の検疫に全国から医師を狩りだして不評を買ったのを今回は反省したかと思いましたがまったくそんなことはなかったぜ。
診療応援の美名の元にも各基幹病院からぶっこ抜いてるのが今回も確認されています。
なんだっけDP号でかっこつけたチーム名DICTだっけ?
http://www.kankyokansen.org/modules/news/index.php?content_id=273
「志願者」が殺到しているそうでwこの任務に志願するものは前へ!
ですね。わかります。
志願者少ないのですか。
志願の強要が起きているわけですね。
では、まず学会長と理事の先生方からお願いします。
イタリア,ドイツ,フランスに続いて,スペイン,スイス,スウェーデン,ノルウェーも,そろそろ注意が必要な状態になりつつあるように見えます。
アメリカアはデータの出し方が普通でないので,よく分かりません。
(新規感染者数/感染者数)と気温の負の相関は,統計学的には有意に出ているのですが。医学的には証明されていない,と言って否定する人も結構いますね。95%信頼区間で検定をかけた結果を提示しないとダメですか?ただし,相関があるから因果関係がある,という議論は,統計学で教わるように,誤りです。
なお,(新規感染者数/感染者数)の値は,感染拡大の速さを表すだけで,この値が小さいからといって,収束を保証するものではありません。
愛読者 様
ヨーロッパでは、イタリア北部(理由は書きませんけど)に感染リスクが高い地域があり、その地域との人の交流の多い地域から拡散しているように見えます。
(確か感染者のホットスポットに比較的近いベネチアでカーニバルもありましたし)
アメリカのデータは、市中感染のモニタリング自体まともにできない体制なので、正直遅い上に不確かさ大ではないかと。
感染症の推移予想は、影響するパラメーターがいろいろある上に、国や地域によって異なるのでどんな結果になるかバラバラになりそう。
(今日本で行っている施策が、国レベルの実物テストとも…)
ボーンズさま、愛読者さま
> アメリカのデータは、市中感染のモニタリング自体まともにできない体制なので
ダイヤモンドプリンセス号下船者は2機の貨物機でトラビスエアーフォースベースTravis AFBに搬入されました。初めての市中感染者はその隔離施設があるソラノ郡で見つかっています。偶然かも知れません。重症です。検査にかけるのが遅くなった理由はCDCが提示する指針を外れていたからと弁明が出ています。SFBA地域において検査体制が整っておらず物量不足かも知れないといまごろ報道になってます。
アメリカは平常運転ではないかと思います。季節性インフルの流行型把握と感染者数の推定しかやらなかったのを、新型コロナも加えた形にするだけです。ノーマネーノーケアです。
ある意味、社会混乱が起きにくいので正解かもしれません。
ケロおさまm
マウンテンビューの知り合いが以下を投稿したことをfacebookが先ほど通知して来ました。
こんなもんですかね。
https://www.npr.org/sections/goatsandsoda/2020/02/28/809580453/just-for-kids-a-comic-exploring-the-new-coronavirus
はにわファクトリーさま
OMG!OMG!で吹きました。
最終的に手を洗えばOKって、KIDSにもわかりやすい。
ケロお 様
インフルエンザでも共通して適用可能な指示を再度出す所がナイス。
アメリカの場合、保険医療体制から外れている層での状況が極端に悪化して他の層へ大きな影響を与えない限り、大きな動きはないかと。
ケロおさま
「スパイシーサルサが好きなんだけど、自分としては」ライターは女性できっと西海岸のひとでしょう。マスクを否定してみせています。マスク買占めに予防線を張るため、ですよね。
誤字がめだちますね、すみません。大急ぎで書いたんで...
雪まつり中止すべきだったとかあとから言う人がいるらしいのですが、例え中止してもあんまり意味ないかとおもいますね。中止したら中国からの観光客が来なくなるわけではないので。北海道内の他の観光地に流れるだけでしょう、常識的に考えて。
ケロお 様
特定の期間に特定の場所に人が集中するイベントなので、感染者増加へはそれなりに影響はあると考えております。
(有意な数値が出ませんので、中止にすべきであったかの判断はできませんけど)
大都市、観光地及びその周辺での感染者の発生が多いのは必然ですね。
(国内の感染者分布も大体それに沿っているので)
ボーンズさま
そうですね。中止していい感じにバラけてくれればいいのですが。
中止しちゃうとその後中国人観光客がどう行動するか読めないのが一番怖いかと思ってます。それに中止しても雪像とかは残った状態であれば、無秩序にお客さんは集まりそうですし。自衛隊が雪像作りに出動してるので撤去もやろうと思えばできそうではあるんですが。
日本人だけなら、さっさと中止してしまえばいいと思います。
サイト主会計士さまへ
H1NX資料へのURL参照、第2と第1が同じ実体をポイントしています。ご修正ください。
すみません、私がリンク貼った最初のとこは駄目ですね。
140字のくだりの下、要約のとこのリンクを使ってください。
ケロお 様
大変分かりやすく納得度の高い記事投稿ありがとうございます。
休校騒ぎでヤフコメなのでは大騒ぎでしたし教育の専門家(自称?)でも場当たり的だー、会議すべきだったー がおりましたが(はずかしながら家の仕事場にも)とりあえず君が落ち付け、と言いたいところです。
なお現場では学童保育への教員出向(言うのは簡単ですが身分の保証の関係上難しい)や低学年児童の学校一時預かりなど柔軟な対応を打ち出してます。ここにも噛みつく輩はおりますが…
Atshさま
>とりあえず君が落ち付け
>ここにも噛みつく輩はおりますが…
まずは落ち着くこと、脊髄反射で「セーフガー!アベガー」言わないことですよね。25日の新型コロナウイルス対策基本方針が、何故か「もっと強い対策を打て」って批判を集めてました。事実上の非常事態だったことはその時点でわかりきっていたので、混乱を小さくするよう、丁寧に少しずつ小出しに対策をだしているのに。都合の悪いことは目をつぶるということでしょう。
シナリオの概要は昔、報道されていました。なので、何故ほとんどの人がイベント自粛とか休校要請とかに狼狽しているか理解に苦しむのです。どうやら、きれいに記憶から削除しているということのようですね。リンク貼ったのは「シナリオ」そのものでなく、「(地方)行政職員に対する研修資料」です。したがって、シナリオそのものよりわかりやすいのですし、多くの人が一度は見ていて、特に影響を受けやすい医療機関やイベント会社や学校関係者は目にしているものと思っていましたが、マスコミ報道を見る限りそうでもなさそうですね。
>なお現場では学童保育への教員出向(言うのは簡単ですが身分の保証の関係上難しい)や低学年児童の学校一時預かりなど柔軟な対応を打ち出してます。
パソコンのOS同様、マイナーバージョンアップとか、細かい不具合には適宜「修正パッチ」を当てていく形になるのでしょう。
>学童保育への教員出向(言うのは簡単ですが身分の保証の関係上難しい)
官-民の出向については、「国と民間企業との間の人事交流に関する法律」があって、今回のような一時的な出向でもスキームを準用すると思うのですが、どこに問題があるのでしょうか?
※官→民の場合、公務員としての身分は保持し続けます。
以前は民→官の場合、一旦民を退職する扱いが必要で問題となっていました。
(今は休職扱いでいいことになってます)
ケロお さま
貴重なご推察ありがとうございます
北海道 鈴木知事が安倍政権の意向を受け先行的にサンプル調査・施策を実施
真偽はともかく実態はそのように動いてますね
このコロナウイルスの感染者は最終的には3千万人ですか・・・・・
医療崩壊せずに重症者を中心にケアしていくのは至難の業になりそうですね
3000万はインフルでのシナリオではそうなるということですので、ワクチンが遅ければ(というかインフルより早いとは考えにくい)、感染力が強ければ、不顕性感染が多ければ、実際はもっと感染者数は多くなる可能背はありますよね。というか、私見ですが、下方修正する材料が特に見当たらないという…。治療薬は重症者救命に絞って使われるでしょうから、感染者数自体は治療薬開発では減りません。
いい材料は、軽症+無症状は8割程度かそれ以上っぽいし、高齢者では重症率が高いということは、逆にインフラを支える現役世代や若者はもっと高い割合で重症化しない、といったところですね。
超絶批判を浴びるのを覚悟で書くと、結果として高齢者に対する医療コストを「前倒し」で払っていく状態になるに過ぎないのかと。ご高齢の家族のいる方、すみません。コレ自体は事実そうなりそうということで、どのように配慮してもこういう書き方にしかなりません。
まあ、結局、手洗い励行、人混みを避ける、ハイリスク者の保護が重要と。医療関係者、ライフライン関係者、生活必要物資供給関係者、葬儀関係者とか以外は、一時的に事業を圧縮してリスク回避に務めるかたちになるかもしれないですね。
ケロお 様
> 超絶批判を浴びるのを覚悟で書くと
私も一部引き受けましょう(相手にしないだけですが)。
武漢肺炎で亡くなる方の大部分は、何もなくても従来型の肺炎で亡くなる方でしょう。
肺炎による死者は、毎年10万人近くいらっしゃるのです(大部分は高齢者)。
それとの差分だけが武漢肺炎によるものです。
イーシャ様のコメントを拝見して思ったのですが
肺炎死者数は平成30年の人口動態統計では94,661です。平成29年は96,859。
高齢者への肺炎球菌ワクチン接種等で、医療従事者の尽力もあり肺炎死者数は減少傾向にあります。
結局のところ、お医者様が死亡診断書にどう記載するかに左右されるというか、
さまざまな合併症ののち最終的に肺炎を併発して亡くなるというケースが多いと推察するのですが、
そうすると、今でも死亡診断書の死因欄に肺炎と書かれている方が10万いるので、新型コロナはそれに置き換わっているだけと言い切るには情報が不足しているように思います。
個人的には、純増要素ではないのかなと思っています。
もっと情報が必要ですかね。
ところで、死亡診断書にはどう書かれるのでしょうね。
インフルエンザ死亡者数のように別に集計するのでしょうか。
同意です。
後、確かイギリスの先生が、喫煙が重症化の一因として関与する可能性を指摘されておりましたが、さすがに、JTから多額の広告費を得ているマスゴミ各社は、喫煙については完全スルーです。
後、これは素人考えなのですが、これを機会に一気にテレワークを普及させれば、ホワイトカラーの低生産性が指摘されて久しい日本の新たなブレイクスルーのチャンスにはならんでしょうか?今なら、多少の不具合「も、コロナを理由にすれば許されますし。
>武漢肺炎で亡くなる方の大部分は、何もなくても従来型の肺炎で亡くなる方でしょう。
大丈夫です。私も最初から言っていますw
臨床医なら誰でもわかることですから。
軍事クラスタのツィッターのタイムラインで
「北海道はまさに戦争状態。しかし、ソ連軍上陸の無い北海道はイチゴの載っていないショートケーキみたいだ」
は不謹慎の極みで、かつ大笑いしました。
りょうちんさま
新宿会計士さまの良識にもとづいてカットされた一文がロシアネタでした。
ケロお様
私もそう思います。
肺炎で亡くなられたとしても、今回の原因がたまたまSARS-CoV-2だったに過ぎません。別の機会に他の原因で肺炎になる可能性が高かったでしょう。
コロナウイルスのせいで肺炎が増えるかどうかはわかりません。でも肺炎の原因は肺炎球菌、マイコプラズマ、インフルエンザ、クリプトコッカス、アスペルギルス、ライノウイルス、他のコロナウイルス、などなど山のようにあり、SARS-CoV-2よりも圧倒的に多いのですから。
重症化するのは高齢者や持病のある人が主でして、仕事をやれる体力のある方はほとんどが単なる風邪、きつくてもインフルエンザ(←初期は39℃の熱と強烈な頭痛で発狂しそうでした(泣))と同じくらいで終わると思います。
> 医療崩壊せずに重症者を中心にケアしていくのは至難の業
そのためには予約してない患者さんには病院に来ないよう、地道にお願いするしかありませんね。マスコミには「早期発見早期治療!早めに受診!もっと検査を!」などと、現場の足を引っ張る事を言わないで欲しいです。
ケロおさま
> 超絶批判を浴びるのを覚悟で書くと、結果として
矢ぶすまを背負うの肩代わりしますよ。
たぶん自分は悲観的な性格と思っていますが、もっと悪いことが起きているなら、つまり子供から重症化していくタイプの伝染病だったらときわめて妄想的な悲観しますと...
s
ケロおさま
読者投稿、ありがとうございました。
日本国内の感染は、まだまだこれから広がるようですので、充分な予防が、必要だと思いました。
世界的な流行になりつつあり、日本政府の対応を評価するのは、収束してからにしたいと思います。
ケロお様、ありがたや~。
自分の認識の中にいくつかの間違いが見つかったので修正しておきました。
・早期終息を目指している → 波の高さを低くするだけで早期終息にはならない
・オリンピック開催の可能性は残ってる! → もうだめだぁ……おしまいだぁ……(笑)
これ、言い出すのが不謹慎とか言うよりも、早めに判断した方がダメージ少ないかなぁ。
あとは、以下の二つのどちらかが成立しない限り、エントロピーは増大するのかなと思います。
・水際防御に成功するタイプのウィルスで、実際にタイミング的に成功した場合
・感染力がそれほど強くないか、感染拡大条件が限られる場合
要するに、具体的対策によって感染拡大を防げる場合
余談ですが、現代社会ってデマ耐性が弱くなってますね。まさか生きているうちにトイレットペーパーの買い占めが見られるとは。
ピークを過ぎたソフトエンジニアさま
コレは知らないなら、知らないで「アベガー」してるほうがハッピーだろうなあと思って、書かない方向にしようかなと思っていたんです。でもまあ、そのうちみんな気づくよね~って思って、学校休校に伴って、パートのお母さんのシフトとかで影響で出来てるし、多少は事実を知ってもらったほうがプラスかなと。
イベント会社が苦しむのは、リスク管理がなってないだけなので知らん。公表資料で明らかになっているのに知らないのは自己責任。普通に報道もされてたし。一般市民と事業主は責任の重さが違うので、知らないのはダメ。
ケロお 様
投稿後の怒涛の返信が一種の名物になりそうな勢いですね。
感情的に納得できない人が物事が確定するまで色んな暴言吐きそうだな~、と漠然と思います。今から「アベガー」の連呼が聞こえます。東京都知事は風見鶏なので危機対応にはとことん弱そうですね。