昨日時点で「セルコリア」の明確な発生はなかったが…

本稿は「ショートメモ」です。昨日の『感染者数が日本の6倍に 「セルコリア」は続くのか?』では、私たち日本の隣国である韓国でコロナウィルスSARS-CoV-2感染者数が激増しているが、これを週明けの市場がどう判断するかが気になるところだ、という話題を紹介しました。これについて「答え合わせ」をしておきますと、昨日夜10時時点では、少なくとも外為市場では「セルコリア」は始まっていない、というのが、当ウェブサイトにおける現状に関する見解です。

韓国とイタリアのアウトブレイク

世間を騒がせているコロナウィルスSARS-CoV-2の感染者を巡っては、わが国でも増加しているようです。

先ほどの『【読者投稿】学術論文から見た「入国規制に意味なし」』でも紹介したとおり、現在、わが国では街中の薬局、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどからマスクの在庫が払底しているという状況にあります。

ただ、発生源である中国を除けば、公式に報告されている感染者数がわが国を遥かに超えているのが、お隣の韓国です。

新型肺炎感染者数833人に増加 死者は8人に=韓国(2020.02.24 18:46付 聯合ニュース日本語版より)

報道をベースに感染者数の推移をまとめてみると、次のとおりです。

  • 19日→31人
  • 20日→104人
  • 21日→204人
  • 22日→433人
  • 23日→602人
  • 24日→833人

取り急ぎ、感染された方々の快癒と亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと思います。

こうしたなか、すでに報じられているとおり、欧州ではイタリアで感染者が急増しています。

イタリアで感染急増、カーニバル打ち切り 韓国も最高度の警戒(2020年02月24日付 BBCより)

日本時間昨日夜10時時点において、イタリアでの感染者数は、報じるメディアによっては「153人」だったり、「155人」だったり、ややバラツキがありますが、それでも一致しているのは、「イタリアが感染者数で日本を抜いて世界3番目に浮上した」、という情報でしょう。

これに対してわが国の場合、3連休のためでしょうか、厚生労働省のウェブサイト上、昨日時点のわが国における感染者数は93人、亡くなった方は1人という情報で止まっていますが、報道等によれば、感染者数はすでに100人を優に超えています。

もちろん、韓国の感染者と比べれば圧倒的に少ないのですが、だからといってこれを「韓国より感染者数は少ない」などと称して油断するのは禁物ですし、ちゃんと検査をすれば、感染者数は韓国やイタリアを再び追い抜くのではないか、などと疑っている方も多いでしょう。

実際、当ウェブサイトに専門家の方々からご寄稿いただいた論考のなかでも、「これまで米国などではSARS-CoV-2の感染者数をちゃんと調べていなかっただけ」といったご指摘がありましたが、「韓国・イタリアだけが汚染国だ」、と決めつけて良いわけではありません。

そして、私たち一般国民としては、「いつもどおり」に手洗いなどを励行し、咳エチケットを守る、という態度が求められるのではないかと思う次第です(『【読者投稿】新型肺炎、日本は「いつもどおり」で良い』等もご参照ください)

答え合わせをしておきましょう

さて、コロナウィルスを巡っては、医学的・専門的には冷静に対処することが必要だと思いますが、「マーケット(市場)」はこれとまったく異なる動きをします。

昨日の『感染者数が日本の6倍に 「セルコリア」は続くのか?』では、私たち日本の隣国である韓国でコロナウィルスSARS-CoV-2感染者数が激増しているが、これを週明けの市場がどう判断するかが気になるところだ、という話題を紹介しました。

感染者数が日本の6倍に 「セルコリア」は続くのか?

これについてさっそく「答え合わせ」をしておきましょう(図表)。

図表 アジアの主要通貨の対米ドル相場(2月21日から24日の変動)
通貨相場変動前日比増減
韓国ウォン1207.07→1218.87+0.98%
マレーシアリンギット4.1891→4.227+0.90%
インドネシアルピア13765→13870+0.76%
タイバーツ31.56→31.7+0.44%
シンガポールドル1.3976→1.4019+0.31%
台湾ドル30.401→30.488+0.29%
香港ドル7.7867→7.7946+0.10%
オンショア人民元7.0272→7.0331+0.08%
オフショア人民元7.0359→7.0378+0.03%
日本円111.56→111.35▲0.19%

(【出所】WSJのマーケット欄。2月21日については終値、2月24日については日本時間昨日夜10時前後の数値)

この図表は、アジアの主要通貨について、先週末(2月21日時点)と昨日(夜10時時点)の値動きを比較したものです。

ここに挙げた通貨の中で、最も大きく売られているのは韓国ウォンであり、前日比1%近く下げています(※「コンチネンタルターム」であるため、前日比増減がプラスであればその通貨が米ドルに対して下落していることを意味します)。

結論的にいえば、昨日だけで見れば、「レンジの範囲内」です。普段マーケットを見ていない人が「1日で1%近く下落する」というのをみると、「大きな下落か」と思ってしまいますが、1日で1%程度為替相場が上下するのは、韓国ウォンとしてはごく自然な現象であり、これだと「暴落」とまではいえません。

(※金融の専門的な用語を用いれば、「韓国ウォンについて2019年12月30日までのヒストリカルデータを利用し、信頼区間99%、観測期間240営業日、保有期間1営業日で測定したデイリーのログリターンVaR」は0.89%です。)

その意味では、為替市場だけで判断する限り、昨日時点では「セルコリア」が始まった、とまでは言えない状況だと考えて良いでしょう。

為替介入の証拠である「ワロス曲線」がない!

もっとも、昨日の韓国ウォンのチャートを見ていると、なにやら不自然な点もあります。というのも、韓国ウォンの相場(USDKRW)については、昨日を通じてジリジリと小幅下落傾向にあるものの、総じてほぼフラットで推移しているのです。

通貨が激しく売られる局面では、とくに韓国の場合は当局による通貨防衛がなされることも多いため、「売られたり買われたり」、と、得てして激しく上下動を繰り返すことが多いのですが(これの究極形が「ワロス曲線」です)、昨日はこの「ワロス曲線」が出現していないのです。

月曜日のUSDKRWは1ドル=1216.35ウォンで始まり、昨日夜10時過ぎの時点で1ドル=1220ウォンていどにまでジリジリ下げているという展開で、いわば「ほぼフラットでジリジリ少しずつ売られる」という、韓国ウォンにしては珍しい状況です。

過去には、ひと目見て「韓国の通貨当局が一定の為替相場で『指値』を入れている」とわかるような相場もありましたが、昨日に関してはそのような状況ではなく、このことから、韓国の通貨当局が昨日に関しては「通貨防衛」を行った形跡がみられないというのが結論です。

韓国の通貨当局が為替防衛を行っている形跡がない理由は、よくわかりません。

為替介入を巡る考察

ただ、きちんとした根拠があるわけではありませんが、敢えて「決めつけ」で仮説を立てると、次のようなものが考えられます。

  • ①外から見てわからないくらい、ほんの少しずつ為替介入が行われていたが、売り圧力の方が強く、ジリジリと売られる展開となった
  • ②為替介入を行うための原資が尽きたが、国際的な投機筋も韓国ウォンに対する攻撃の手を緩めた
  • ③韓国の通貨当局が防衛ラインを1ドル=1220ウォン前後に切り上げた

どの仮説も、一長一短です。

もし①の仮説が正しければ、韓国の取引時間が終了した瞬間、韓国ウォンの相場がさらにピョコンと跳ねあがりそうなものですが、日本時間15時過ぎにこれが大きく動いている形跡はありません。

次に、②の仮説については、確かに当ウェブサイトでも過去に「韓国の外貨準備高は怪しい」、「本当に4000億ドルを超える外貨準備を保有しているのか疑わしい」という話題を提供して来たのですが、さすがに「ある日いきなり介入原資が尽きてしまう」、ということは考え辛いです。

また、③については可能性としてはアリですが、現時点では物証に乏し過ぎます。やはり、本日以降の為替相場の動きを見てみないことには、何とも判断できないというのが実情ではないでしょうか。

韓国経済は確かに「意外としぶとい」のだが…

昨日も少しだけ申し上げたのですが、やはり、韓国経済については「意外としぶとい」という印象を持っている方も多いでしょう。

韓国経済の中国経済に対する依存度は非常に高く、また、品目別に見れば「半導体一本足打法」で稼いできたような国ですから、米中貿易戦争や半導体不況は韓国経済に大打撃を与えているはずなのですが、それでも昨年を通じた韓国の経済成長率は(辛うじて)2%を維持しました。

考えてみれば、韓国経済には過去に数回、危機が訪れているのですが、本当に国家が破綻寸前にまで追い込まれたのは1997年のアジア通貨危機の際です。当時の韓国の大統領は金泳三(きん・えいさん)氏でした。

韓国観察者である鈴置高史氏は、今から約2年半前の次の論考で、韓国がアジア通貨危機に巻き込まれた(あるいは日米がそれを積極的に助けなかった)理由が、金泳三政権が日米の軍事機密を中国に漏らしていることに米国が激怒したためである、とする説を述べています。

「懲りない韓国」に下す米国の鉄槌は「通貨」/日米の軍事情報を中朝に漏らす韓国(2017年10月19日付 日経ビジネスオンライン(現・日経ビジネス電子版)より)

これに対し、2008年のリーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発する金融危機や2011年の欧州債務危機の際に、韓国が国家破綻を免れた理由は、結局、日本が韓国に提供している通貨スワップを増額したことにあるのではないでしょうか(※2008年は米国も韓国にスワップを提供)。

なぜ日本が韓国に対し、通貨スワップを提供したのか。

その理由は、当時の李明博(り・めいはく)大統領が親米だったからだ、と考えれば、辻褄が合います。

2008年12月に麻生太郎総理以下、日本は韓国に対し、通貨スワップのうち円建て部分(30億ドル)を200億ドルに拡大することを決定しましたが、こうしたスワップが奏功したのか、翌年、韓国ウォンが再び下落する局面はあったものの、徐々に韓国に対する信用不安は和らぎました。

また、2011年10月の「野田スワップ」は、当時の野田佳彦首相のイニシアティブで、円建て、ドル建て双方の通貨スワップの規模を一気に700億ドルに拡大するという1年間の時限措置を講じたため、韓国は危機を免れました。

ちなみに麻生総理に対して韓国は「韓国が厳しいとき、日本の支援が最も遅かった」という逆恨みを伝えましたし(※下記記事参照)、野田前首相に対しては700億ドルスワップの返礼として、慰安婦問題を蒸し返し、竹島上陸や天皇陛下(現・上皇陛下)侮辱で答えました。

「韓国が厳しい時、日本が最も遅く外貨融通」(2009年07月07日08時07分付 中央日報日本語版より)

奇しくも麻生総理は安倍政権下で副総理兼財相を務めています。また、安倍晋三総理大臣は2015年12月の日韓慰安婦合意を韓国側から反故にされたことを激怒しているようですので、少なくとも安倍、麻生両総理の目が黒いうちは、韓国に対する通貨スワップの提供はないと考えて良いでしょう。

そして、現在は「あの」文在寅(ぶん・ざいいん)氏が韓国大統領を務めています。

自然に考えて、米国政府や日本政府の「韓国に対する不信感」は、1997年のアジア通貨危機のときと同じくらい、いや、それ以上に高まっているはずであり、「米中貿易戦争」+「半導体不況」+「日韓関係悪化」+「コロナショック」という具合に、マグマは間違いなく溜まっています。

韓国ウォンは今週、さらに売り進まれるのか、それとも買い戻されるのかは現時点でまだ何とも言えませんが、得てして通貨危機は突発的に始まります。

警戒するに越したことはないでしょう。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 愛読者 より:

    新宿会計士様が書かれているように,韓国の株や為替は,国家や年金の介入が激しいので,通常の確率微分法的モデルがはずれやすいです。買い支え資金が底をつくと自然な動きになると思いますが,当分先でしょうか。

  2. だんな より:

    取り引き量も有り、そこそこに介入していたと言うのが、私の見方です。
    昨日のウォンの動きの仮説として抜けているのが「韓国人がウォンを売ってドルを買っている」が、有ると思います。
    コスピは、個人投資家が買い支えた事になってますが、企業が、自社株買いをしていたのではと、妄想をしました。
    韓国人や韓国企業が、有事のウォン売りに回るのは、鈴置氏も「韓国を一番信用していないのが、韓国人で有る」という仮説を述べています。
    ウォン、コスピとも昨年の9月頃と比べて、韓国政府の介入が弱い印象ですので、意外としぶといが、意外と脆いに変わりつつあるのかも知れません。
    今日のコスピは、ダウの煽りで、水を開けた下げから、始まるでしょう。
    ウォンを売っているのが、韓国人ならば、今日も昼に下げると思います。
    海外投資家は、まだ株式を売却するのに、ウォンが下がると都合が悪いのかも知れません。
    妄想ばかりですが、今日も良い一日になりますように。

  3. 元韓国駐在員の 妻 より:

    この話題からはちょっとずれてますが、
    韓国の感染者について。

    韓国で最初に感染者が確認された時、
    感染者はどんどん増えるだろうなと思いました。
    というのは、韓国は、大まかに言って、

    相手の言うことを聞かない
    自分勝手に行動する
    濃厚接触が多い社会である
    不衛生な面が多い

    からです。

    私が住んでいた時、mersが流行しましたが、
    感染者のアジュンマ(おばさん)が自宅謹慎どころか、
    長距離バスに乗って旅行したり、ゴルフ場でゴルフしたりと
    勝手な行動をしていました。この人以外にも出歩く感染者がいたせいで、
    大騒ぎになりました。

    「韓国人は、(医者であろうが)相手の言うことを聞くと、
    相手より下だと認めたことになる・相手より下になってしまう」ので、
    「相手の言うことを聞かない、
    逆らうことによって相手より優位に立った気になる」と
    いうことが多々あります。
    自宅から外に出ないように言われてもきちんと守る人は少ないでしょう。
    余談ですが、輸出管理の件も、
    日本に、どう改善したらホワイト国に戻してもらえるかを聞き、
    その通り改善すればいいのに、
    GSOMIAで対抗するとか
    全くずれた方向に向かうのは、
    この、「相手の言うことを聞くと自分が下になってしまう」
    「相手の言うことを聞かない・逆らうことで自分の優位を確認する」
    という考え方からだと思います。
    もちろん、イランや北朝鮮に輸出しなければならないというのも
    あると思いますが。

    今回の信者さんは、検査を拒否して、
    教会で大人数での礼拝をし、
    結婚式だか葬式だかに出ていたそうです。
    韓国人は人と人との距離がやたら近いですし、
    年齢層を問わず、男性同士、女性同士でも腕を組んだり手をつないだりします。
    食べ物を箸でつつきあう・スプーンですくうのは普通ですし、
    食べ物をお互いの口に運んであげるのもよくあります。
    話す時も大声で唾を飛ばして話す人も多いです。

    トイレで手を洗わない人が多いのはよく知られていますし、
    使った紙は蓋のない屑籠に入れることも多いです。
    唾や痰を吐く人は若い女性にもいましたよ。

    亡くなられた方々に、お悔やみを申し上げます。
    感染した方々も一日も早く快復されますように。

    1. だんな より:

      元韓国駐在員の 妻さま
      韓国で最初に感染者が確認された時、感染者はどんどん増えるだろうなと思いました。
      >私もそう思いました。
      トイレで手を洗わない人が多いのはよく知られていますし、
      使った紙は蓋のない屑籠に入れることも多いです。
      >当然かも知れませんが、妻も知りませんでした。
      食事を皆んなで、つつき合う習慣だけは、知っていました。

      ここに書かれている内容の多くは、実際の生活体験に基づいていますので、説得力が有ると思います。

      1. 元韓国駐在員の 妻 より:

        返信コメントありがとうございます。

        原則、使ったトイレットペーパーは、備付けのごみ箱(普通、蓋無し)に捨てます。
        紙質が悪いのと排水管が細いので、すぐ詰まるからだと聞きました。
        私が住んでいた時、新しくできた某高級ショッピングモールのトイレ、
        ごみ箱に捨てずに流せたので、流すよう表示してあったのですが、
        長年の習慣からか、
        流さず、個室内の床に捨てていく人が続出したため、
        やはりごみ箱を設置した、という話がありました。
        私も、韓国内のトイレで紙を流したら詰まりそうな気がするので、
        ごみ箱があった方がいい、と当時は思いました。
        ごみ箱に視線を落とさず捨てる技術?も身についていたので。

        ついでに。当時は、前方を歩いている人の挙動から、
        痰を吐く人が直前で察知できるようになってました。

        1. だんな より:

          元韓国駐在員の 妻さま
          大変でしたね。 
          以外思い付きませんでした。
          デリケートな日本人の女性には、辛そうですね。

  4. イーシャ より:

    仮説の追加です。
    (4) 米国でもアウトブレイクしていた可能性やイタリアの話もあり、逃避先通貨が見つからない
    (5) キムジム・ロジャーズ氏が買っている
    いずれも突っ込みどころ満載ですね(笑)。

    1. イーシャ より:

      (6) 米国株式市場などの方が儲けが大きい
        ウォンごときはおつまみ。よくてデザート。

      これ、ありそうな気がしてます。

  5. G より:

    変動率が低下している背景にAIの影響があるのかもしれません。

    ドル円なんかでも変動率低下はいわれていて、やはりAIが相場に参加しているといった解説があります。

    なぜAIが変動率を抑えるのか、無理に推測するに変動イコール収益チャンスをAIが確実につぶして(刈り取って)しまうからなのかなぁと。

    案外介入は行われているのかも知れません。ただ、それが即座に検知されてカウンターパートが現れて吸収されてしまう。で、最終的にはずるずるウォン安

    ただ、果たしてAIがいつまでも低変動率誘導するのかはわかりません。韓国政府にとっても低変動率はそんなに悪い展開じゃない。ただ、AIは特定分野では既に人智を超えてると私は思うので、これからどう転ぶかはわかりません。

    1. だんな より:

      Gさま
      AIには、詰めが得意に期待したいです。

      1. G より:

        もう何十手か先の詰みが見えてるのかも知れません。人間の対局なら佳境ですがAI対戦ならもう面白みのない段階。

    2. 福岡在住者 より:

      G 様
      AI説は十分考えられますね。 東証とかでも御活躍中とか、、、。
      しかし、昨日のドル・ウォンのチャートを見てますと 新宿会計士様御指摘の通り他国の市場の時間帯でも妙にフラットです。 新型コロナ騒動が落ち着くまで派手な攻撃はしないというコンセンサスがあるのでしょうか。(そんなナイーブさは無いか、、、) まあ これを含めてのAIなのでしょうね。

      NYダウ先物も順調に上げていますので、今週各国株式市場が落ち着いたら攻撃再開ですかね。
      あっ そうこうしている内にウォンが上がっています(笑) 金が尽きるまでガンバレー! 

      1. G より:

        私が考えるのは先まわって既に介入が無効化されてる説ですね。
        但しAIの知能で介入を察知することは出来てもそれを吸収する資金力があるのかどうか。一応相手は金融的に小さいとはいえ国家ですからね。

      2. しきしま より:

        福岡在住者 様

        今のウォン安は韓国にとっては非常事態と言ってもいいので、韓国当局も寝ずに(交代制でとかで)ほぼ24時間介入してるんじゃないかと私は考えています。

      3. 愛読者 より:

        「AI」という名前は付いていても,中身は本質的に統計学で,過去のデータの蓄積をもとに,将来の動きを統計的に推定しているだけです,AIのアルゴリズムにもいろいろあります。あと,どの範囲のデーターを加味して判断するかで,結果も異なってきます。「AI」という名前のただ1つのアルゴリズム(プログラム)があるわけではありません。

    3. 阿野煮鱒 より:

      ゴールドマン・サックスの投資信託で、AIが運用を担当する商品があります。実績のグラフを見せて貰ったら、人間よりも少し優秀でした。私はゴールドマン・サックスが嫌いなのでその時は買いませんでしたが、後からAI信託にしておけば良かったかも、と後悔しました。

      通貨取引にしても、コンピュータが上げ下げをマイクロセカンドで検出して(ミリセカンドだったかも)利ざやを稼いでいるという話を聞いたことがあります。もはや人間は短期戦は諦めて、大きなトレンドを掴んで何ヶ月、何年の単位で売り買いするしかなさそうです。

      私は、民主党政権の「前に」1ドル97円でドル預金をし、第二次安倍政権誕生後に1ドル122円で解約したことがあります。金利も付いたので、そこそこ儲けさせて頂きました。まさか民主党が政権を取るとは予想していなかったんですよねえ。

      1. G より:

        AIは人間が教えるのをやめて自己学習できるようになると成長が速いです。将棋、囲碁とか相場とか、ある程度学習範囲を限定出来るものなら、既に人間のレベルを凌駕してしていると見るべきです。

        介入対AI。多分介入が人力なら勝ち目ないように思います。介入側もAIで対抗しないと(おっとヒントかこれは)

  6. だんな より:

    昨日の値下げ率の上位三カ国は、韓国のスワップ先ですね。
    通貨危機が、起こるとすると、この三カ国が、可能性か高いんでしょう。
    人民元が、頑張ってますね。
    まだまだドルあるでしょうからね。

  7. だんな より:

    中央日報は、株安からセルコリアと報道しています。
    KOSPI3.87%下落…外国人投資家1日で7800億ウォン韓国株売り
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200225-00000005-cnippou-kr
    ウォンを売ったのが、外国人とは書かれてませんが、ウォンのまま持っていても仕方無いので、ドルに変えたためのウォン安と考えるのが、普通ですかね。
    リーマンショック当時は、日米とスワップが有ったと、死んだ子の歳を数えています。

  8. イーシャ より:

    日経 225 先物が上昇に転じています。
    今日は何が起るのか、起らないのか。

  9. だんな より:

    寄り付きは、ハズレですね。
    面白く無い、一日かも知れませんね。
    がっかし。

  10. 阿野煮鱒 より:

    日本人は何十年にもわたって連日「韓国経済はもうすぐ破綻する」と言ってきました。実際に韓国は二度破綻していますが、破綻する度「何とか致命傷で済んだニダ」と呟いて逞しく立ち直りました。

    でも、こういう風には言いたくないですね。
    「韓国は滅びぬ! 何度でも蘇るさ! 韓国の力こそ人類の夢だからだ!」

    願いを込めて、毎日「韓国は滅びる」と言い続ける方が良いのかもしれません。

    1. だんな より:

      阿野煮鱒さま
      今日は、昨日のお祈りが足らなかったニダ。
      だけど、今日もお祈りするニダ。

  11. カズ より:

    韓国の為替取引所はいつの頃からか、9時〜15時30分までの営業になってた気がします。

    特有の◯◯タイムが観測され難くなったのは、そのせいなのかな?とも思ってたのですが・・。

    *私の勘違いなのかも知れません。

  12. だんな より:

    コスピも2100回服したし、今日は韓国銀行の勝ちかな。

  13. 伊江太 より:

    「ワロス曲線」がない!」がこの記事がアップされた時点の観測でしたが,なんかそれっぽいのが出てきたんじゃないでしょうか.2120ウォン/ドルを攻防ラインに決めたのかなと思ってたら,急落(上昇)して2110ウォン/ドルに設定し直した模様.どこかから実弾補充してきたんでしょうかね.

    1. 伊江太 より:

      しまった!もちろんすぐにお気づきでしょうが,2110,2120は,1210,1220の間違いです.

      1. だんな より:

        伊江太
        日本の銀行が怪しい。
        とおもうのは、私だけ?

  14. 農民 より:

    ワロス曲線があまりにも普通に使われかつコメ欄でも受け入れられている点がワロス…改め草生える、ですか今は。
    経済も興味ないし2ch系を介して韓国ネタに触れてない人が見たら「へーそういう用語があるんだぁ」てなりませんか(笑)

  15. 迷王星 より:

    この手の「韓国が経済破綻するかな、するかな、まだかな」はもっと事態が明確になってからで宜しいのでは?最低でもUSD/KRWが1400を一気に突破して1500も目前というぐらいにならなければ。1200をじりじりと越えたぐらいでは経済破綻には程遠いのではと個人的には思っております。

    それよりも「啼かぬなら啼かせてみせようホトトギス」ならぬ「破綻せぬなら破綻させよう韓国を」とばかりに、「日本が韓国を経済的に追い込むためには、具体的にどういうタイミングでどのような手段をどんな手順で駆使する必要があるか」という思考実験を経済が御専門のブログ主様や様々な知識をお持ちの方々が寄り集まっているここの住民の知恵を集めて行ってみては如何でしょうか。

    1. だんな より:

      迷王星さま
      仰る通りです。
      1400とか1500になるには、まず1225、1250を超えないとならないので、騒いでいます。
      そこを抜ければ、もう転がるだけだと、思っているんですけどね。

  16. 福岡在住者 より:

    ここ数日のドル・ウォン曲線を見て思ったことは、「虫歯の奥歯」曲線。 ちょっとした挑戦(笑)は見られますが、ワロスが無い。 AIを含め 何かお金を持っている方に有利な新たな制御(好感度センサー付き)があるのでしょうか。

    10年以上前、極端なターボ・チューンの新車が回転数に応じ見事にブースト・コントロールするのを見て 手も足も出なかったことを思い出しました(笑) それまでのブーコンとかを使っていてはデ・チューンです。
    当時は金沢市に住んでいて ショップのご主人に「データ取りにしろ先ずは燃料ポンプから替えないと、、」とか相談していましたが、その時既に福岡転勤が決まっていて何も出来ませんでした(笑)

    で、帰って来て実感したのは 直線で全開できる空いた高速道路が近くに無い!  結果的にこれは良かった(笑)

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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