GSOMIA後の文在寅氏は「水に落ちた犬」なのか?

先週末の「GSOMIA騒動」が落ち着くにつれて、今後はいったいどうなるのか。韓国には「水に落ちた犬を叩け」ということわざがあると聞きます。「GSOMIAを巡る失態」が、任期半ばを過ぎた文在寅政権に対するバッシングに転化するのかどうか、あるいは「ろうそくデモ」で引きずりおろされた朴槿恵政権の轍を踏むのかについては、今週以降の動きによって見極める必要があります。個人的には、まずは菅義偉内閣官房長官が、韓国政府の先週末の発表に対してどのような反応を見せるかに注目したいと思います。

GSOMIA後の議論が始まる

韓国側が秘密軍事情報保護に関する日韓協定(いわゆる日韓GSOMIA)の終了通告を土壇場で撤回した件については、当ウェブサイトでは『韓国の「GSOMIA瀬戸際外交」は日本の勝利だが…』、『土曜日の鈴置論考とGSOMIA騒動の「本当の教訓」』などで議論したとおり、端的には

日本の外交的勝利

です。

なぜなら、韓国政府側は「韓日GSOMIAの破棄を撤回するためには日本が輸出規制(※輸出管理適正化措置のこと)を撤回しなければならない」と述べていたにも関わらず、日本は輸出管理適正化措置を一切撤回することなく、韓国側が日韓GSOMIA破棄を一方的に撤回したからです。

また、日本政府は今回の輸出管理適正化措置に関連し、「韓国の」輸出管理体制に関して韓国との(※「協議」ではなく)「対話」に応じると発表しましたが、これは日本側が輸出管理適正化措置を発動する以前から、ずっと韓国側に呼びかけ続けたものであり、日本の譲歩ではありません。

これに加えて日韓GSOMIAはいちおう延長されたものの、今回の件で韓国は同盟国である米国からの信頼を失ったと見られるほか、日韓GSOMIAを破棄しなかったことで中国や北朝鮮をも失望させるという意味で、周辺国との関係をあらかた損ねる格好となってしまいました。

さらにいえば、今回の文在寅氏の行動は、韓国国内的にも、これまでの「岩盤の支持層」だったはずの左派・親北派を失望させる結果になったようですし、もともと文在寅氏に敵対する保守派は、これによって政治的な立場を強めたのではないでしょうか。

こうしたなか、本日以降は菅義偉内閣官房長官が定例の記者会見で今回の日韓GSOMIA破棄撤回についてどう説明するかが見物ですし、韓国側からは内閣改造などの動きも出てくるでしょう。

文在寅政権がぐらつき始めるか?

こうしたなか、さっそく「GSOMIA後」の動きが出始めています。『韓国政府、「安倍は良心の呵責はないのか!」と逆ギレ』で「速報」したとおり、韓国政府は昨日、日本が「勝利宣言」を行っていることについて、「良心の呵責はないのか~!」と「逆ギレ」(?)してきました。

韓国政府、「安倍は良心の呵責はないのか!」と逆ギレ

その具体的な情報源については昨日示したため、本稿では繰り返しません。

ただ、裏を返して言えば、韓国政府からそのような発言が出て来ること自体、文在寅氏がかなりの窮地に追い込まれている証拠ではないでしょうか。

冷静に考えてみれば、米国は韓国に対し、「仮に韓国が日韓GSOMIAを破棄すれば、米国は韓国が中朝の側に立ったものと判断する」といった趣旨のことを警告し続けていました。ということは、韓国が日韓GSOMIAを破棄して喜ぶのは、中国と北朝鮮だ、ということです。

おそらく、中国や北朝鮮は、韓国が日韓GSOMIAを本当に破棄することを期待していたのではないでしょうか。もしそうだとすれば、韓国がこれを土壇場で撤回したことで、中国や北朝鮮は深く落胆したに違いありません。

そして、得てして落胆は「怒り」に変わりやすいものです。

とくに早期の制裁緩和を期待している北朝鮮にとっては、金剛山(こんごうさん)観光事業や開城(かいじょう)工業団地事業の再開、南北鉄道連結などの諸プロジェクトが昨年から「たなざらし」状態のまま動いていないことに対し、相当の怒りを感じているのではないでしょうか。

ちなみに『なぜ韓国はロシアに火器管制レーダーを照射しないのか』でも報告したとおり、北朝鮮は現在、金剛山に韓国が作った施設を撤去するなどと発表していますが、これなども北朝鮮が「得意」とする瀬戸際外交の一種と見るべきでしょう。

なぜ韓国はロシアに火器管制レーダーを照射しないのか

日本政府の態度は驚くほど冷淡

さて、中朝両国の不興を買ってまで日韓GSOMIAを維持した文在寅政権は、これによって日米両国からの信頼を回復したのかどうか、という点が気になります。

結論からいえば、「NO」でしょう。

そもそも日本は韓国に対し、昨年の「自称元徴用工判決」に代表される不法行為の数々に辟易しており、日韓GSOMIA破棄を巡っても、日本政府の態度は驚くほど冷淡でしたし、先週金曜日に韓国がこれを撤回した際も、官邸、防衛省、外務省などはほとんど反応していません。

それどころか、土曜日にはこんな会談もありました。

日韓外相会談(令和元年11月23日)(※抜粋)

茂木大臣から、日韓間の最大の課題である旧朝鮮半島出身労働者問題について、現金化が行われれば、日韓関係がさらに深刻になる旨述べ、韓国側の責任で、国際法違反の状態を早急に是正するよう強く求めました。さらに、両国関係が厳しくとも、経済関係や民間交流に影響を及ぼしてはならないとのメッセージを共に発信していくことが重要である旨述べました。

―――2019/11/23付 外務省HPより

茂木敏充外相は土曜日、日本を訪れた康京和(こう・きょうわ)外交部長官(※外相に相当)に対し、日韓GSOMIA破棄の撤回についてはほとんど触れず、自称元徴用工問題で現金化が行われれば、日韓関係は「さらに深刻になる」と通告。

そのうえで、「韓国側の責任で」、国際法違反の状態を是正せよと述べたそうですが、これらの下りは明らかに、これまでの日本政府の発言とまったく同じものです。

あれ?日本国内にも当初、

韓国側が日韓GSOMIA破棄を撤回したからには、日本政府も何か譲歩をしたはずだ

と述べている人たちがいたような気がしますが、気のせいでしょうか?(笑)少なくとも茂木外相の発言からは、日本政府の対応が何か変わったという証拠はいっさい見られません。不思議ですね~。

ちなみに日本国内でも「文喜相(ぶん・きそう)国会議長が提案した基金案に乗っかるのが良い」などと主張している政治家が約1名いるようですが、この人物には、「寝言は寝てから言うべきものです」とだけ申し上げておきたいと思います。

安倍首相と会談した河村氏「徴用解決策は『文喜相氏の案』しかない」(2019.11.22 10:32付 中央日報日本語版より)

反日が反米に、親文在寅が反文在寅に転化する!

さて、韓国は米国との関係で、さらに困ったことになりそうです。

まず、短期的には在韓米軍駐留経費負担の問題です。

在韓米軍駐留費協議が物別れ トランプ氏の大幅増額で対立(2019.11.19 17:53付 産経ニュースより)

先週、すでに報じられているとおり、年内に終了する在韓米軍の駐留経費負担に関する米韓の協定を巡っては、いったん米国側が席を蹴る形で交渉が事実上の物別れに終わっています。

おそらく韓国が急転直下、日韓GSOMIAの延長を決めた理由は、米国からかなり厳しい脅し(経済制裁?)をチラつかされたからではないでしょうか。このように考えると、米国は同じ手法で強引に駐留経費の大幅な増加を韓国に呑ませる可能性があります(さすがに5倍増はないと思いますが…)。

そして、仮に文在寅政権が駐留負担の大幅増を呑めば、そのことが文在寅政権の支持層にさらなる落胆を生じさせ、韓国国内では「反日」が「反米」に転化し、文在寅支持層が「反文在寅」に化けるという展開も予測しなければなりません。

次に、駐留経費負担を何とか乗り切ったとしても、次に控えているのは米国の「自由で開かれたインド太平洋構想」への参加という「踏み絵」です。そのヒントになるのが、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に昨日掲載された、次の記事でしょう。

康京和長官、米サリバン副長官と会談…「米国の建設的役割要請」(2019.11.24 10:55付 中央日報日本語版より)

これによると、名古屋でサリバン副長官と会談した康京和氏は、「韓国の新南方政策と米国のインド太平洋戦略間の調和の取れた協力を持続・発展させていく」ことで合意したそうですが、そんな迂闊な合意をしてしまって、果たして中国を怒らせたりしないのでしょうか。

他人事ながら心配になりますね。といってもしょせんは他人事ですが。

デッドロック状態

文在寅(ぶん・ざいいん)大統領らは米国、中国、北朝鮮などからの信頼を失ったと見られるほか、国内の支持基盤からも深い失望を受けたようであり、政治的な指導力は間違いなく弱まったと見てよいでしょう。

おそらく文在寅政権に対しても今後、

  • 国際的には米中、米朝からの挟み撃ち
  • 国内的には保守、左派からの挟み撃ち

という、非常に厳しい事態に直面していくでしょう。

こうしたなか、韓国のことわざに「水に落ちた犬は叩け」というものがあるそうです。

朴槿恵(ぼく・きんけい)前政権が慰安婦合意と引き換えに日韓GSOMIA締結と在韓米軍へのTHAAD配備を呑まされた直後、「ろうそくデモ」で引きずりおろされたという経緯に照らすならば、個人的には、「水に落ちた状態」の文在寅氏がどのように叩かれるのかにも興味があります。

もっとも、文在寅政権がぐらつき、周辺国を巻き込んで韓国の国論が大々的に分裂しはじめれば、そのときはこれに下手に関わると、日本にとっても無用の混乱に直面しかねません。

本件については、日本は火の粉が降りかからないように細心の注意を払いながらも、あくまでも「他人事」として観察するという態度が正解であると思えてならないのです。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. はにわファクトリー より:

    鉄塔篭城男が6時間前にタンマといって降りてきたという事実をそのままにさらしておく。火の手が上がるのなら、なお一層勝利の雄叫びや記念提灯行列のような浮かれた言動は慎むべきと存じます。WTO部分がどういった経緯なのか考察を巡らせないといけませんね。

  2. 匿名 より:

    韓国が8月に延長拒否している時点でGSOMIAは終了している。但し11月22日まで有効だった。11月22日はそうゆう日であって延長可否を決める期限ではない。・・と理解していましたが 違うのかしら?
    百歩ゆずって今回「延長した」として・・
    一旦延長したら1年間有効のはず。して‥次の期限はいつなの?8月 or 11
    「いつでも破棄可能」とはこれ如何??どこに書いてあるのでしょう? 
    防衛大臣は説明しなきゃね。記者はどうして質問しないの?誰かしたんだろうか?

    1. 匿名 より:

      GSOMIA[事実上の延長」の真否という過去記事を読ませていただき 自己解決です。

  3. 匿名 より:

    一つ疑問なんだけど
    あんなけ GSOMIAを辞めろと言っていた
    北朝鮮が何故 まだ何も言わないんだろうね???

  4. G より:

    首相も含めた内閣改造だそうですね。
    (日本の総理と違って韓国の首相は平閣僚なんだな)
    また、子息の学歴疑惑、兵役忌避疑惑、なんとかファンド疑惑ですったもんだしそうですけどね。

  5. クロワッサン より:

    更新お疲れ様です。

    水に落ちた文在寅が韓国内をまとめるには、
    1・金正恩との面会などの対北朝鮮友好
    2・竹島上陸や対馬の領有権の主張などの対日挑発
    ってところだと思われ、2は韓国の意思だけで出来るから、2の方がハードルが低いので、やるとしたら2をすると思うんですよね。

    あとは、対馬などから朝鮮半島由来の文化物を盗んで来た犯罪者を「民族文化の守り手」と持ち上げて、服役中であれば恩赦を行なって解放するとか。

    愛国無罪だと反米無罪にもなるから困るので、反日無罪で活発化していく気がします。

  6. G より:

    ヤフコメに工作員青ぽちが本格的に出てきてますね。
    優良コメっぽいのが青ぽちでどんどん下に落とされていきます。
    いよいよ何かが発動されたかなとの感触

  7. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    茂木敏充外相の、ムスッとした握手(笑)。韓国康外交部長官を睨む訳ではなく、まるで無視!って表情で好感持てます。前任のカス議員、民進党出身の大臣とは、偉い違い。

    やっとここまで来ましたね。言わば鉄壁のディフェンス。出来れば主要閣僚は、このまま続けて欲しいです。

    韓国のことわざに「水に落ちた犬は叩け」というものがあるそうですが、文大統領を叩くのですか。日本人なら犬が可哀想、助けてあげようとするでしょう。だいたい、犬は練習しなくても泳げます。犬かきは本能で出来るんです。

    つまり、コレは例えがマッチしてないのかな、と思う。多足無脊柱の節足虫、ムカデとかヤスデがよく車のタイヤに轢かれて、ノシイカ状になってるのを見ますが、文大統領はその程度の生物ではないですか。

    とても聡明とは思えず、無理な道路横断して轢かれたと(笑)。替わりの虫はナンボでも居るよ。さあ、日中北米露、5方面からの挟撃に耐えれるかな?無理?

    1. 匿名 より:

      あれ。アカヒ新聞が作ったフェイク諺に「水に落ちた犬🐶には救命ブイを投げよ」ってありませんでしたっけ(笑)。

  8. だんな より:

    GSOMIA破棄を撤回すれば、こうなるのは分かっていた事だと思います。だから破棄したままにするという予想に、繋がった訳ですから。
    これで文大統領は、保守派からは「無能な大統領」、進歩派からは「裏切った工作員」のレッテルを貼られる事になるでしょう。
    韓国では、溺れた犬は棒で叩け(苦しんだ犬の方が、美味しくなるらしいです)というのも有りますが、謝ったら負けというのも有ります。GSOMIA破棄延長の件で、文大統領が国民向けに、謝罪する流れになれば、溺れた状態が確定すると思います。
    昨日の、韓国政府の抗議については、外務省高官と経産省が否定していますので、菅官房長官が記者会見で否定して、おしまいでしょう。

    1. だんな より:

      途中で送信されたようです。下の投稿を見て下さい。

  9. だんな より:

    GSOMIA破棄を撤回すれば、こうなるのは分かっていた事だと思います。だから破棄したままにするという予想に、繋がった訳ですから。
    これで文大統領は、保守派からは「無能な大統領」、進歩派からは「裏切った工作員」のレッテルを貼られる事になるでしょう。
    韓国では、溺れた犬は棒で叩け(苦しんだ犬の方が、美味しくなるらしいです)というのも有りますが、謝ったら負けというのも有ります。GSOMIA破棄延長の件で、文大統領が国民向けに、謝罪する流れになれば、溺れた状態が確定すると思います。
    何かしら支持率を回復しようとするでしょう。
    一番嫌な想像は、日韓首脳会談が行われた直後に、徴用工判決の現金化をして来るのではと、思いつきました。
    昨日の、韓国政府の抗議については、外務省高官と経産省が否定していますので、菅官房長官が記者会見で否定して、おしまいでしょう。
    後、日本が輸出管理で変化がない場合、韓国政府が、日本が裏切ったとか、嘘をついた事にするのは間違い無いと思います。

  10. 七味 より:

    GSOMIAは米韓問題だから取り敢えず終了を回避した米国の勝利かな。
    よくわかんないけど「現時点でGSOMIAは生きてる」ってのは共通認識で、韓国は「協定の規定に関わらずいつでも終了可能」って認識で、日本は「協定の規定どおりに、毎年8月終わりまでに一方の通告がないかぎり11月の終わりに自動延長」って認識なのかな?
    このあたりは玉虫色の解決で、実際に韓国がGSOMIA廃棄を言い出した時に考えればいいやってことのように思えますね
    どっちにせよ、日本の輸出管理について、GSOMIAで揺さぶっても仕方ないことを学習できたんなら、文大統領はともかく韓国としては勝利でいいんじゃないでしょうか?
    日本!?・・・・くだらないことに付き合わされた分、負けでいいんじゃないかな

    輸出管理については、韓国が制度や運用を整えるのはまだまだ先だろうけど(実際にできるかは疑問だけど)、実務者間の定期会合は再開するみたいだし、日韓ともにwin-winじゃないでしょうか。

    なんか、ず〜っと言い続けたことをようやく理解(?)してくれたって、日本にとっての勝利条件低すぎるとは思いますが・・・

    自称元徴用工は、な〜んにも変わってないけど、まぁしょうがないですね。

    まとめると、
    米国は、要求が通って勝利?
    韓国は、ひとつ賢くなって勝利
    日本は、やらなくても良い先生役をやっただけのくたびれ儲け

    100対0の交渉とは、よく言ったものだと思うのです

    あと、発表するときは、勝ち負けよりも、懸案事項の道筋がどうなったのかを教えて欲しいと思うのです♪

  11. 一国民 より:

    GSOMIAの件も、自ら騒動の種をまいておきながら、敗着。

    韓国のことですから、このままでは収まりがつかず、点数稼げる嫌がらせ、数々の謀略を必ず仕掛けてくることでしょう。
    それが彼等のやり口、・・・これらに何度煮え湯を飲まされたされたことか。
    そうしなければ、文在寅政権の支持層も離れてしまうことでしょう。

    今後、安倍政権の失点につながる工作、歴史や人権に絡めた数々のプロパガンダを展開していくと思われます。
    ともかく国益が損なわれないよう、彼等の一挙手一投足を注意深く観察しながら適切な対処が必要と思われますが、我が国弱点の世論戦、何とかしてほしいですね。

  12. 匿名 より:

    今回のGSOMIA破棄撤回で韓国の言う「いつでもGSOMIAを破棄できる」という発言に最初は何を言っているんだろう?と疑問を感じていました。この意図を読むとするなら国内に向けた精一杯の悪あがきなのかと思っていたのですが数日前に韓国と中国が防衛協定を結んだという情報を見て少し別の意味が見えてきそうな気がしました。
    THAADの件で関係が冷え込んでいると思われていた中韓が実はそうでないと考えると不気味です。
    今回の件、結局は韓国がアメリカの前に屈し、形だけ日米韓同盟は維持されましたが近い将来これが破綻することも想定して動かなければいけないのかもしれません。

  13. 新宿育ち より:

    黒電話がGSOMIAを延長するよう文に言った。
    黒電話は中国嫌い。南にはアメリカいて欲しい。南のデモばっかりやっている国民と一緒になりたくない。

    あくまで仮説です。

  14. がぶりえる より:

    在韓米軍将兵の人命を危険にさらした文在寅のレッテル張りで米国の対韓交渉はスムーズに進むのは自明です。駐留費交渉もその範疇でしょうし案外38度線のバリケード復活の内政干渉するかもしれません。
    韓国政府が今後譲歩を重ね中国との関係悪化は更に深刻化するのは当然の話で、韓国愚民の反米化に関しては少々ブログ主さまとは意見ことなりますが、韓国愚民と政府に出来た地割れは統制された反米とはないらないと考えます。
    つまり親米派・反米派・親中派・反中派・反日派入り乱れての混乱状態となると予想しています。
    そして愚民混乱の中常にターゲットになるのは青瓦台で、メディアに今まで嘘で固めた外国交渉内容をすっぱ抜かれ、混乱状態にガソリンを放り込む、負の連鎖が加速すると考えます。
    我が日本に火の粉が降りかかるのは想定される事であり、非韓三原則を基本に冷淡に処理すべきだと思います。差し当たり第二幕は徴用工を自称する詐欺集団を纏める弁護士が換金を完了し逃走…辺りでは無いかとは思いますが。

  15. えくえす より:

    歴代の韓国政権がデッドロックに陥ったときにやりだすのは竹島関連が多い(自分たちで勝手に突撃訪問するだけですし…)ので、確かに次の動きはここらへんでしょうね、コメント欄の皆さんは鋭い。
    毅然とした態度で原理原則を繰り返し、日和らず言うべき事を国内外に丁寧に発信出来れば、一層「無視された!」と火病ること請け合いです。
    そうすればその次も、ガソリンを被った上で火をつけて抗議するみたいな感じの、自縄自縛感をエスカレートさせた稚拙な行動をやらかしてくれることでしょう。
    基本的に喧伝戦で事態の収拾を図って来るのが一番厄介な国ですので、周りがドン引きするような奇行を引き出しつつ、こっちは普通に接したのですけれどね、あっちがおかしくてという事を「その都度」「解釈の余地を与えず」「何回でも」説明していくの最上かと思います(裏を返すと正攻法は最も苦手としてるのですよね、あの国。労力を厭うのが病的なレベルです、お仲間のメンタルも皆そうですが)

  16. H より:

    あえて言おう
    ムン頑張れ、君が頑張らずして
    誰が韓国を奈落に落とすのだ

    ちなみに、水に落ちた犬の諺は
    元は中国の魯迅が出典
    こんなところでもパクリとは
    さすがです

  17. ちょこ より:

    防衛大臣臨時記者会見 令和元年11月23日(土)23:03~23:10(日本時間)

    https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2019/1123a_r.html

    ”Q:GSOMIAについてですが、昨日、GSOMIAの破棄は回避されたということですが、まだ協議がこれからも続くということで、今後もGSOMIAについて不安定な状況が続くと思うのですが、日韓の関係で現場を抱える防衛省・自衛隊は、不安定な状況が続くことは決してプラスにならないと思うのですが、この点についてはどうお考えでしょうか。

    A:GSOMIA破棄という停止通告が、延期されたという状況ですので、GSOMIAに基づいた情報交換というのは、必要に応じて、今後続けていくことになると思いますが、今回の決定は、一時的なものと理解しておりますので、GSOMIAの協定本則に戻った延長がしっかり行われるという賢明な判断を、韓国には是非していただきたいと思っております。”

    ”Q:GSOMIAが継続となりましたが、これまでと同じような状況で情報交換ができるとお考えでしょうか。

    A:GSOMIAが破棄されたわけではありませんので、GSOMIAの枠組みに則った情報交換はできるであろうと思います。”

  18. 匿名 より:

    自分はどうも文在寅という男を過大評価していたみたいだ。
    彼は大統領になる何年も前から、韓国の保守派メディアに
    「盧武鉉を超える極左の危険人物」扱いされていた。
    韓国経済を壊滅させた挙句のレッドチーム入り、韓国を
    ルビコン川どころか三途の川の向こうまであっさり追いやる、
    狂気の男だと思っていた。
    朴槿恵が中国に傾倒しておきながら、盧武鉉が反米を掲げながら、
    アメリカに少し厳しくつつかれたらあっさり日和ったのと同様に、
    文も腰砕けになった。
    彼は結局、ありきたりの無能大統領でしか無かったのかもしれない。

  19. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     韓国の文大統領としては、このままで済むはずもなく、巻き返しを図る
    はずです。それが韓国国内の反対派を攻撃するのか、それとも他国を攻撃
    するのかは分かりませんし、後先考えずに攻撃するのか、「韓国が滅ぶ時
    は、日本も道ずれに滅ぼそう」と、考えるのかは分かりません。安倍総理
    には、安心せずに、それに備えてもらいたいものです。

     駄文にて失礼しました。

  20. 心配性のおばさん より:

    文在寅政権というより韓国の大きなミスは、同盟国アメリカを見誤ったことだと思います。文春から、おもしろい記事が出ていました。

    GSOMIA維持……それでも文在寅政権はアメリカに切り捨てられる!「もはや国家としての統制が取れていない」
    https://www.msn.com/ja-jp/news/world/gsomia維持……それでも文在寅政権はアメリカに切り捨てられる%ef%bc%81「もはや国家としての統制が取れていない」/ar-BBXgWT4?ocid=spartandhp

    以前も申し上げたことがあるのですが、韓国というより半島人は自国側でしか物事を考えられません。同盟国として優しい顔を見せているアメリカの真意を観察することができていない。そして、日本が何故、今日に至るまで、韓国に忍従してきた背景が日米同盟にあることも理解していない。

    つまり、韓国の現在の繁栄と国家保障は、アメリカの保護にあるということです。それを、文在寅政権ではなく、韓国という国家が理解していない。

    国際社会が国連決議で北朝鮮制裁に舵を切っている最中、韓国民は、親北と日韓GSOMIA破棄を公約とする文在寅氏を大統領に選びました。日本もアメリカも、意に会わない政権が韓国に誕生したからといって、警戒はしますが、実害がない以上、静観放置します。韓国が普通の国であれば、それに警戒し慎重に動きます。が韓国いうより半島人にそれはできません。

    文在寅政権はその発足時、中国に”三不の誓い”をしています。誓いの一つですが、サードの設置を中断しています。そして、今回の慰安婦財団解体と日韓GSOMIA破棄へと進んだ段階で、アメリカの臨界点を超えました。

    韓国は日韓GSOMIA破棄の言い訳として、日本の経産省措置を挙げていますが、それに日米が同意しているとは考えもしないのでしょうか?驚きです。その理由が、どこの国にとは敢えて言いませんが、韓国の不正輸出にあるということを。犯罪者であれば、隠蔽はむろんのこと、バレたときの準備もしておくものです。

    日本もそうですがアメリカも、忍耐はしますが、一旦怒ると戻りません。その怒りは、韓国の文在寅政権が倒れて、保守政権に戻れば。といった甘いものではないと考えています。

    1. 心配性のおばさん より:

      引きこもり中年様

      >文大統領としては、このままで済むはずもなく、巻き返しを図るはずです。

      たしかに(笑)。命が懸かっていますものね。政治生命の方じゃなくて、実際の命がです。文在寅大統領のやっていた政策は、北朝鮮に対する国防を解除し、国連安保理の北朝鮮制裁に異をとなえ、日韓GSOMIA破棄で米韓同盟を危うくしました。韓国には基本、死刑はありませんが、唯一、何て言いましたっけ、国を裏切った行為については死刑が相当するそうです。文在寅氏が大統領の地位を追われれば、その危険があるわけです。

      なので、その回避のためであれば、彼は何でもする訳で、韓国を道連れに自爆も充分ありえます。私は日韓GSOMIA破棄を完結して一気にレッドチーム加盟をすると考えておりましたのよ。

      がしかし、そのためには、北朝鮮や中国に受け入れてもらう必要があります。北朝鮮や中国に振られたのかしらね。

  21. 匿名.com より:

    [ハーメルンの笛吹き男]天災バカ文は、海水に落ちたナメクジ。棒で叩か無くても、溶けて無くなる。

  22. 名無し より:

    水に落ちて「寅」は「犬」になるのです。

    水に落ちた文在犬(ムン・ジェイヌ)は大韓民国の与党も野党も保守も左翼も反日もみんなで叩いてほしいです。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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