北朝鮮がロシアとの間で首脳会談を実施するようです。ただ、北朝鮮という国自体、ロシアの前身であるソ連が作った国家でもありますが、なぜか金正恩(きん・しょうおん)は金正日(きん・しょうじつ)が死んで以来、今までロシアと首脳会談を持ちませんでした。これについては、「なぜこの段階で北朝鮮はロシアに接近するのか」という疑問とともに、「なぜ今まで北朝鮮はロシアと接近していなかったのか」という論点を考察する価値はあるでしょう。そして、露朝接近の延長線上に、「北朝鮮は絶対に日本に擦り寄って来る」という確信があることもまた事実ですが、日本が気を付けねばならないことは、どうやって北朝鮮を追い詰めていくか、という論点でもあるのです。
目次
露朝首脳会談
なぜ「このタイミング」で?
すでに多くのメディアで取り上げられていますが、北朝鮮の独裁者・金正恩(きん・しょうおん)はロシアのウラジミル・プーチン大統領と今月後半、首脳会談を行うのだそうです。
北朝鮮の金委員長、今月後半にプーチン大統領と会談へ=ロシア(2019年4月19日 00:25付 ロイターより)
ロイターによると、「会談の日程はプーチン大統領の訪中前」、「場所はウラジオストク」となる公算が高い、などとしていますが、次の時事通信の記事によると、「安全上の理由」から、詳しい日時と場所は明らかにされていないのだとか。
詳細未公表は「安全上の理由」=北朝鮮との首脳会談-ロシア(2019年04月19日19時48分付 時事通信より)
しかし、次の日経電子版の記事によれば、プーチン氏の訪中目的は、今月25~27日に開催される「一帯一路」会議であることを踏まえるならば、露朝首脳会談が行われる日程は、それよりも前の23~24日、もしくはそれより後の27~28日あたりではないでしょうか。
中国「一帯一路」会議、前回上回る37カ国首脳が参加へ/ロシア・イタリアなど(2019/4/19 16:45付 日本経済新聞電子版より)
また、北朝鮮の独裁者は、2011年に死んだ金正日(きん・しょうじつ)にしろ、現在の金正恩にしろ、なぜか空路よりも陸路を好む傾向があります(金正日と違って金正恩は飛行機を使うこともあるようですが、それでも今年2月のベトナム・ハノイでの米朝首脳会談には列車で駆けつけました)。
このことから、プーチン氏の訪中の前後にウラジオストクで開催するというのは、金正恩としても陸路で移動しやすいという効果を狙っているのかもしれません。
中露朝の接近?
ところで、冷静に考えてみると、なぜ今回唐突に露朝首脳会談が行われるのかについては、今ひとつよくわかりません。いや、私が抱いている疑問を、もう少し正確に申し上げるならば、「なぜ今まで露朝首脳会談が行われなかったのか」、です。
そもそも、北朝鮮はロシアの前身であるソ連が作った国です。北朝鮮(正式名称は朝鮮民主主義人民共和国)は、北緯38度線以南の米国占領地域が「大韓民国」として独立した翌月の1948年9月9日に、ソ連の後ろ盾を得て成立しました。
また、ソ連崩壊以降も、ロシアと付かず離れずの関係を維持しており、金正日はプーチン大統領などのロシアの指導者とも会談をしたことがあります。
このように考えていくならば、今回、金正恩が初めてプーチン氏の招請に応じて訪露し、首脳会談を実施することの意義については、「なぜ今まで会談が行われていなかったのか」、と言い換えた方がよいのかもしれません。
ロシア、中国と距離を置いていたのに…
これについて、もっと「そもそも論」にまでさかのぼって考えていくと、金正恩自身が外国国家元首との首脳会談に応じたのは、昨年3月に訪中し、習近平(しゅう・きんぺい)中国国家主席と会ったのが初めてです。
次の産経ニュースの報道によれば、金正恩自身、2011年に金正日が死んでから昨年3月までの時点で、外国の代表団と接見したのはわずか7回しかなかったのだそうです。
【南北会談】海外要人と滅多に会わない金正恩氏が特使面談受け入れ…文在寅政権取り込みに強い意志(2018.3.5 22:07付 産経ニュースより)
それなのに、2018年3月以降、突如として、習近平中国国家主席とは4回、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領とは3回、ドナルド・J・トランプ米大統領とは2回、それぞれ首脳会談を行ったのです(図表)。
わかりやすく、時系列にしておきましょう。
図表 2018年3月~2019年2月の金正恩の動き(表中敬称略、数字は面会回数)
時点 | 会談相手 | 面会場所 |
---|---|---|
2018年3月26~27日 | 習近平と1回目の会談 | 中国・北京 |
4月27日 | 文在寅と1回目の会談 | 板門店 |
5月7~8日 | 習近平と2回目の会談 | 大連 |
5月26日 | 文在寅と2回目の会談 | 板門店 |
6月12日 | トランプと1回目の会談 | シンガポール |
6月19日~20日 | 習近平と3回目の会談 | 北京 |
9月18~19日 | 文在寅と3回目の会談 | 平壌(へいじょう) |
2019年1月8~10日 | 習近平と4回目の会談 | 北京 |
2月27~28日 | トランプと2回目の会談 | ベトナム・ハノイ |
(【出所】著者調べ)
この9回の首脳会談は、「使い走り」である文在寅氏との会談を除けば、いずれも国外で行われている、という共通点があります。
また、この図表を眺めてみると、金正恩の昨年から今年にかけての思考(あるいは外交上の優先順位)が浮かび上がってきます。
とくに、金正恩が一番重視しているのは、間違いなく米国との交渉ですが、トランプ氏との会談を軸にして考えてみると、1つの推測が浮かび上がってきます。それは、「トランプ氏との会談を前に、金正恩が相当にビビッていた」という可能性です。
トランプ氏との1回目の会談を前に、習近平、文在寅の両氏と2回ずつ会っているのは、間違いなく、米朝首脳会談を前にした準備でしょう。しかも、それぞれ1回会っただけでは自信が持てず、2回ずつ会っていると考えると、金正恩の動揺が見て取れます。
また、米朝首脳会談の直後に習近平氏と会っているのは、米朝首脳会談直後に米国側の真意をはかるために、習近平氏にアドバイスを求めたものではないでしょうか?
ただ、2回目の米朝首脳会談の前に、金正恩が習近平氏とは会っているのに文在寅氏と会っていないのは、金正恩が文在寅氏をすでに「見限っていた」という仮説も成り立つでしょう。
安保理制裁で音を上げた
なぜかロシアに近寄らなかった北朝鮮
極端な親北派である文在寅氏が韓国大統領に就任したのは2017年5月のことですが、文在寅氏の就任直後の時点では、金正恩は文在寅氏による南北首脳会談などの呼びかけ(『予想通り本性を現した韓国』参照)を無視していました。
ところが、同年9月の核実験や頻発するミサイル発射実験を受け、国連安保理が北朝鮮に対する制裁を決議し、2017年12月には米軍による北朝鮮攻撃のリスクが極めて高まりました(『12月18日が晴天ならば北朝鮮奇襲か?』参照)。
このあたりから、北朝鮮と韓国が急接近しはじめます。
まず、2018年1月に、南北高官級協議が行われ、また、韓国政府は米国との間で平昌(へいしょう)冬季五輪期間中の軍事演習の延期を申し出ます。
次に、同年2月の平昌五輪開会式では、文在寅氏はマイク・ペンス米副大統領と安倍晋三総理大臣を北朝鮮の代表者らに会わせようとするも、ペンス・安倍の両氏は北朝鮮の代表団の入場を仏頂面で眺めることで、南北朝鮮に対して暗黙の抗議を実施。
さらに、同年3月に韓国が平壌に派遣した特使団が、トランプ大統領に対して南北首脳会談の実施を提案するなど、北朝鮮は「韓国を突破口にして米国に近づこうとしている」という動きを見せていたのです(実際のところがどうなのかは別として)。
そして、米朝首脳会談開催が決まった3月には、急遽、金正恩が訪中して習近平氏と首脳会談を持ったのは、先ほどの図表で確認したとおりです。
しかし、ここまでのところで、ロシアは存在感を示していませんでした。
いや、もちろん、水面下で米国との関係を取り持つようなことをしていた可能性はあるのですが、少なくとも昨年1月の南北高官級協議以降、今年2月の米朝首脳会談決裂に至るまでの間、金正恩がプーチン大統領と何らかの関与をした形跡はないのです。
以上までの客観的事実を踏まえていくと、金正恩、そして北朝鮮の行動パターンが、何となく読めて来ます。
まず、少なくとも2017年9月と12月の国連安保理決議の前後で、北朝鮮の置かれた立場が大きく変わり、そのことで北朝鮮は金正恩は外国国家元首との首脳会談に応じなければならない状況に追い込まれた、という仮説が出て来ます。
もちろん、現実に「北朝鮮はそれほど困っていない」という報道も出て来ていますし(『米朝首脳会談と「今、北朝鮮制裁を解除すべきではない理由」』参照)、また、瀬取りを初めとした経済制裁逃れも横行しているのが現実でしょう。
しかし、いかに金正恩の「経済改革」が部分的にうまく行っていたとしても、石油や生活必需品などが入って来ない状況が続けば、金正恩体制がグラつくのも当然の話です。
このことから、金正恩は国連安保理制裁に困り果て、まずは「使い走り」である文在寅氏、それと並んで「仇敵」(?)だったはずの習近平氏に近づいたのだ、という仮説が成り立ちます。
北朝鮮は中国とロシアを「手玉」に取る?
そして、当初、ロシアではなく中国を選んだのも、金正恩自身が「ロシアよりも中国に接近した方が、米国(や日本)からの経済制裁を解除させるのに役立つ」と判断したからではないでしょうか?
よく考えてみると、ロシアは現在、2014年3月にクリミア半島を併合した際の影響で、西側諸国から経済制裁を喰らっていますし、G8からも追放されるなど、国際的には苦境に立っています。
さらに、米国メディアが「アメリカ版もりかけ問題」こと「ロシア選挙介入疑惑」ばかりを追いかけているため、北朝鮮が「ロシアだと米国との仲介能力がなく、中国の方がまだマシだ」と判断した、という仮説が成り立つのです。
要するに、北朝鮮は2018年1月の時点で、中国とロシアを「両天秤」にかけ、まずは中国に擦り寄る、という意思決定を下した、ということです。この仮説が事実ならば、北朝鮮は結局、李氏朝鮮と同じく「外国勢力を手玉に取る」という、どうしようもないDNAを引き継いでいるようにしか見えません。
中朝露陣営vs日米陣営
といっても、2018年時点で、すでに米中貿易戦争の萌芽はあったので、この「金正恩が中露両国を両天秤にかけた」とする仮説だけだと、説得力が弱いのも事実です。
そこで、「なぜこのタイミングで、北朝鮮はロシアに擦り寄ったのか」を考えるファクターが、もう1つあります。
それは、「日米陣営の強固な結び付き」です。
昨日も『ちゃんと仕事をする内閣 外交重視姿勢はまったくブレない』で報告したとおり、日米両国は現在、歴史上、もっとも密接に結び付いています。
その要因はいろいろあり、たとえば伝統的に米国と関係の深い英国が現在、ブレグジットで苦悩していることも、日米急接近の原因の1つといえるかもしれません。しかし、日米急接近の要因として、一番大きなものは、トランプ大統領と安倍総理の個人的信頼関係にあるのではないでしょうか。
また、米国にとっては中長期的な中国との貿易戦争を戦ううえで、日本という「友邦」の価値が高まっている、という意味もあるのでしょう。だからこそ、トランプ大統領は4月から3ヵ月連続して、安倍晋三総理大臣との日米首脳会談に応じるのだと思います。
そして、「平成から令和への改元直後に現在の皇太子殿下が天皇陛下としてご即位されて初めてご会見になる外国国家元首」という栄誉を、ドナルド・J・トランプ氏がアメリカ合衆国大統領として受け取る、ということでもあります。
(※余談ですが、トランプ氏は国賓としての訪日のついでに中国まで出向いて米中首脳会談に応じて欲しい、という要望が中国側から出ているようですが、トランプ氏には「日本の天皇陛下に会うためだけに、わざわざ日本だけにやってくる」という姿勢を貫いてほしいと思います。)
このように考えていくと、現在の東アジア情勢は、「中朝露陣営」対「日米陣営」として、明確な対決軸が出来上がりつつある、という言い方もできるでしょう。
北朝鮮をどうやって追い詰めるか
しかし、それと同時に日本は現在、中国やロシアとも過去の最悪期を脱し、少しずつ関係を好転させている局面にあることも事実です。もしかすると、このこと自体、北朝鮮がロシアに接近した理由とも関係があるかもしれません。
北朝鮮が中国に擦り寄ったり、ロシアに擦り寄ったりしていることは事実ですが、日中両国は関係改善を進めています(『日中関係のほどよい距離感 キーワードは戦略的互恵関係』参照)。
また、日露間の関係改善の道のりは、まだまだ長そうですが、それと同時に日露間では、「今すぐ軍事的衝突が発生する」、といった環境にはありません。
必然的に、米朝首脳会談が決裂した現在、北朝鮮が「溺れる者は藁をもつかむ」的な発想で、利用できるものは何でも利用しようとしている、ということではないかと思うのです。
当然、ロシアという「藁クズ」を掴んで失敗したと見れば、北朝鮮が次に擦り寄ってくる相手は決まっています。
それは、――「日本」です。
おそらく、ロシアが米朝両国の橋渡し役として機能しなければ(※逆に機能するとも思えませんが)、北朝鮮はどこかの段階で日本にも擦り寄ってきます。
そのときをチャンスとして、日本がイニシアティブを握る形で、中国、ロシア、米国の3ヵ国を巻き込み、一気に北朝鮮を追い詰めることができるかどうかに注目する価値がありそうです。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ちなみに、私自身の持論ですが、北朝鮮という国は、立派な犯罪者集団です(『「国交正常化」?正気ですか、北朝鮮は犯罪者集団ですよ?』参照)。
金正恩がこのまま北朝鮮の絶対君主として振る舞い続けることを許してはなりませんが、たとえば、金正恩にVIP待遇を与え、スイスあたりに亡命させてやる、となれば、金正恩は喜んでスイスに行くように思えてなりません。
そして、権力の空白地帯となる北朝鮮を、あらためて中国とロシアで東西に分断していただき、核兵器を根こそぎ取り上げたうえで、それぞれ「中華人民共和国西朝鮮族自治区」「ロシア連邦東朝鮮共和国」とし、ついでに日本人拉致事件の実行犯を全員、日本国に引き渡すという解決なども良いでしょう。
その際、韓国については長年の宗主国である中国に帰属させ、竹島を分離して日本に返還させたうえで、それ以外を「中華人民共和国南韓自治区」として、香港のような「一国二制度」の対象にする、というくらいがちょうど良いと思うのです。
これが「突拍子もない」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、昔から「事実は小説より奇なり」とも言われます。意外と遠くない将来、「北朝鮮処分」「朝鮮半島処分」が行われる可能性は低くないと私自身は見ているのですが、これについてはまたいくつかのシナリオに分けて、別稿で考察します。
View Comments (23)
露朝首脳会談の背景は、中朝関係の悪化だと思います。
2回目の米朝会談前、北朝鮮は制裁緩和について甘い見通し
を中国に語っていたはずです。で、決裂という結果ですから、
中国に合わす顔がないのでは? 米朝会談決裂後、中朝国境
で今まで見逃されていた密貿易の取り締まりが厳しくなった
との報道もありました。中国もふざけた小僧だと思ってる
のでしょう。
ロシアですが、北朝鮮への影響力があることを見せて対米
カードしたい思惑はあるでしょうが、深く肩入れするつもり
はないと思います。報道では北朝鮮側の要求が多すぎて、
事前交渉が難航しているとのこと。
また、今更日本に擦り寄ってもどうにもならないと思うので、
結局、軍事的挑発の強度を高めつつ、韓国からの支援で
なんとか乗り切る路線しかないのでは?
名無しA様 私もそう思います。
>報道では北朝鮮側の要求が多すぎて、事前交渉が難航しているとのこと。
うわっ、プーチンさんの困った顔が目に見えるようです。社交辞令で「いつでもいらっしゃい。」といったら、押しかけてきて、あれもくれ、これも欲しい。とごねるヤクザが来てしまいました。
俺としたことが・・。と臍を嚙んでいるのでしょうね。いまのところは、家の中まで入れてない(会談まではやっていない)ので、適当なところでお帰りいただいたらどうですかね。
外交カードにするには、損なカードですよ。
>韓国からの支援でなんとか乗り切る路線しかないのでは?
韓国は人道支援とか言う理由で国連から、ある程度の許可を得たようですが、半島人の性格からいって、制御ということができません。お調子に乗って、やり過ぎるタイミングを日米は待っていると思います。
アメリカでは、セカンダリーサンクション法案がまだ未決だとか。決議を待って、これまでの制裁違反も合わせて、半島全体を制裁対象にすると思います。
半島の暴発を待って、一気に軍事制圧になるでしょうね。半島人付きの半島など、中露もアメリカもいらないので、戦後処理は、半島人をシベリアに移封(強制収容?)させて、ロシアとアメリカが半島の管理を行う。半島でロシアとアメリカが中国を封じる。というのもよいかと。
心配性のおばさん様
『お調子に乗って、やり過ぎるタイミングを日米は待っていると思います。』
それもあるでしょうね。まあ自重したとしても、瀬取り監視により証拠は
着々と固めているでしょう。韓国への制裁開始は時間の問題だとみてます。
軍事的解決はないと考えてます。南北朝鮮とも暴発するような度胸は
ありませんよ。韓国に対する経済制裁が次第に強化され、半島全体が国際社会
から隔離されるのかなと思ってます。
名無しA様
>南北朝鮮とも暴発するような度胸はありませんよ。
うーん。金正恩さん「今年一杯は、アメリカの英断を待つ。」とか言ってますけど、今年一杯待って、無しのつぶてだったら、どうするんですかね。
瀬戸際を遣り損なったら、待ってましたで、トランプさんが「信じていたのに、とても残念だ。」で、半島制圧。ロシアとは、テーブルの下で握手。中国には「制裁違反をして、北朝鮮の核兵器開発を幇助していた貴国には、半島に発言権はない。」と言って、追い払う。というのはダメかしら。
>露朝首脳会談の背景は、中朝関係の悪化だと思います。
これですよね。
そもそも第一回米朝首脳会談に強気で臨むように、北朝鮮を焚きつけたのは中国でした。
その中国は今やアメリカから関税を始めとする、経済制裁で脅されている状況。
つまり、習近平はヘタれて、北朝鮮の梯子を外したんですよ。だから、実際に第二回米朝首脳後、北京に立ち寄らず何の報告もせずに、さっさと金正恩は北朝鮮へとんぼ返り。
中国が頼みの綱にならなくなったので、苦肉の策としてロシアへ接近。
何の難しい話でもないですよね。
この記事に関しては、もっと事象をシンプルに見た方がいいと感じました。
韓国が文三号(韓国国会議長)を主軸に特使・議員外交をけしかけているのはこの記事が理由でしょうかね。
ロシア・中国・日本・中東・アフリカ?に特使を送るとか訳がわかりませんが。
更新ありがとうございます。
いつも興味深く読ませていただいております。
金総書記の動きは、彼の自発的な動機というよりも、そのように動かざるを得ないという状況を示しているのではないでしょうか。益々の実効性のある制裁を日本も手動すべきだと思います。北がどのように動こうと、日本としては、善意を表に出しながら国益(拉致被害者の奪還および人権回復も含めて)の最大化に努めてほしいし、安倍政権がそのように動くことに疑いを持っていません。
それにしても安倍総理とトランプ大統領という極めて多忙な首脳同士が2か月ちょっとの間に3回も会談するというのは、いくら2人の関係がよくても尋常ではないように思います。何かがあると考えるのが自然だと思います。そしてその何かとは、2人の共通の敵であるリベラリズム(本来の意味ではなく、市民団体やマスコミを操る共産主義の隠れ蓑としての)でしょうか、それとも中国でしょうか、あるいはそれらの裏にいるグローバリズムでしょうか?米中貿易戦争がここにきて静かなのも気になるところです。対中包囲網の仕込みが完了するのでしょうか?もしそうだとするとそれに伴う世界経済の混乱に対する対応策も検討する必要がありますね。日本が相当額出すことになるのでしょうか?だってリーマン級の、、、願望のあまり妄想が過ぎたようです。
>意外と遠くない将来、「北朝鮮処分」「朝鮮半島処分」が行われる可能性は低くない
ぜひとも生きている間に見てみたいものです。
願掛けをしておきます。
初めまして。最近、拝見するようになった者です。
シンガポール会談を受けて、私は北が対日接近すると思っております。
北には拉致被害者帰国のカードを切るタイミングを計っているでしょう。
何故なら、我が国は拉致被害者帰国無くして、制裁緩和はあり得ないと主張しているからです。
拉致被害者が帰国すれば制裁緩和に繋がります。また。米朝交渉促進要因にもなるからです。
安倍・金会談の実現がその時期になると思います。
北朝鮮が中国とロシアを行ったり来たりするのは歴史的なパターンですね。
昔と違って北朝鮮は核を保有していますから、これまでとは異なる展開になるかもしれません。
しっかりと対処してほしいものです。
ところで、以下の記述
>韓国については長年の宗主国である中国に帰属させ、竹島を分離して日本に返還させたうえで、それ以外を「中華人民共和国南韓自治区」として、香港のような「一国二制度」の対象にする、というくらいがちょうど良いと思うのです。
韓国を朝鮮人以外に統治させるのは賛成ですが、中国に帰属させてしまうと竹島は日本に返ってこないと思うのですが、どうでしょうか?
ちょっと難しいですが国連統治が望ましいです。
李承晩が言っていたのですから、案外上手くいくかも?無理かな?
でもそうなると、めんどくさくなった国連が放棄して、結局、朝鮮人の統治に戻るのか・・・
うーん、難しい・・・
こんなプランはどうだろう。
西側諸国は朝鮮半島を手放したくはないだろうから、国連統治の間に朝鮮人を反日教育の要領で洗脳して、西側諸国に盾突かないようにしてしまう。
実現可能ならやって欲しい。
朝鮮人を再教育する際には、靖国神社で毎年、自称慰安婦もしくはその子孫に、「日本と世界の皆様、嘘をついてごめんなさい」と三跪九叩頭の礼で謝罪させましょう。
そして、その姿を全世界に報道し、韓国の悪事をキチンと世界に知らしめ、二度とこのようなことができないようにしましょう。
さらに、慰安婦像があった場所に、韓国の「虚言を吐いた過ち」を示す碑文を英語・日本語・韓国語で刻んだ石碑を建立させましょう。
もちろん、韓国の教科書にも、嘘をついて世界中に迷惑をかけた韓国の歴史をきっちり書きましょう。
今の日本の左翼のように、韓国人自らが反省できるようにしましょう。
これぐらいのことをしないと朝鮮人は同じことを繰り返すと思います。
>「日本と世界の皆様、嘘をついてごめんなさい」と三跪九叩頭の礼で謝罪させましょう。
大変失礼ながら、止めた方が良さそうな気が・・・
あんな粘着質で火病持ちの国民に、そんなことをさせようものなら、我々の子孫が1000年は付きまとわれそうな気がいたします。
「結界を作って立ち入らせない」、「存在しない民族として無関心を保つ」ことが良いのではないでしょうか?
>これぐらいのことをしないと朝鮮人は同じことを繰り返すと思います。
「何をやっても同じことを繰り返す」ということであれば、完全に同意いたします。
新宿さんの分割案は突拍子もないどころか、私のささやかな願いそのものでありますからぜひ実現してほしい。ただ一点だけ、なんとかどさくさに紛れて済州島を日本に分捕ってほしい(アメリカの支配地域でもいい)。あそこが向こう側に行くと都合が悪すぎる。アメリカが頭が良ければ在韓米軍の最適化とか言って済州島に基地を再配置して今のうちに実効支配しておけばいいのだが。私には沖縄にあれだけこだわるアメリカが何故済州島を捨てたのかわからないのだよ。ひょっとしてバカなの?
更新ありがとうございます。
今回の記事少し色が違って見えるのは私だけでしょうか?トランプ大統領との会談前に中国で予行演習と言う見方、私には結構説得力の有る話になりました。
私は単純に北をアメリカに嗾けたのは中国、決裂したので中国に立ち寄らなかった、アメリカと自分に腹立つのと(国外向け)と後頭部殴られた格好悪さ(国内向け)の体裁作りはプーチン会談しか無かった程度にしか見えません、プーチン大統領としては手土産持って此方に来るのなら会って遣っても良いよ程度だと思います。
主さんも言及してる通り、半島に対するアメリカの態度はそのまま中国にも当てはまると見るのが妥当なのでしょうが、箸にも棒にもかからない韓国の取り扱いはアメリカが新COCOMを発動してからのお楽しみと言う事でしょうか。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
管理人様>意外と遠くない将来、「北朝鮮処分」「朝鮮半島処分」が行われる可能性は低くない
半島の人間に対して主権を取り上げ、日本以外の核兵器運用可能な主権国家に管理を委せる事に関しては当方としては異論は全くありません(笑)が、半島の主権剥奪に関する必須の考慮点があります。
日本在住の半島国籍者をどうするかです。
敵対側の人間に現状のような特権を与えて安全保障上問題ないか?
失敗は日本がアメリカに討たれる巨大な敵の一部になってしまいます(笑)
主権を回復させて自由を回復させる事に同情的な日本国内の愚か者によって日本と中ロ間が紛争に捲き込まれるリスクをどうマネージするか?
失敗は中ロから日本への広島長崎に次ぐ三番目の核攻撃です(笑)
困った事にこれ等の日本にとってのバッドエンドはアメリカにとっては十分許容可能な状況と思います。
日本が今より繁栄できる案は何か?
当方は半島国籍者を中央アジアに物理的隔離して中央アジアの人間に半島へ来てもらい日本がODAで援助して日本シンパをロシア内に育成することを仮説案としてコメントしましたが、管理人様がどのようなアイデアを披露されるか楽しみです。
以上です。駄文失礼しました。
補足です。
当方の案での半島国籍者をどうするかですが、日本国民の適格者は日本国籍供与、それ以外はロシアに身一つでお帰り願うです。移住後のゴタゴタに放り込むと純粋半島国籍者が彼らにとってナムであるパンチョッパリを適切に処理する筈です(笑)
「南」は米中を行ったり来たり
「北」は中露を行ったり来たり
名前は違っても体質は同じです
ガキ大将と調子のいいヤツは
「ジャイアンとスネ夫」
南北が統一して誕生するのは
「ジャイアントスネ夫」
つまり、でっかいスネ夫。
関わりたくないですね・・。