外交とは、人間関係の延長 「価値」と「利益」で理解すべき

最近、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』を訪問して下さる方が増えています。当ウェブサイトではここ数日、某特定国の話題が続いていましたが、なかには「ただの会計士がなぜ外交や国際関係なんかを偉そうに議論しているのか?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。ただ、外交・国際関係を議論するのは外交官や学者の特権ではありません。なぜなら、国というのも結局は人間の集合体であり、外交も「人間関係の延長」で議論するのが妥当だからであり、その意味では、むしろビジネスマンという感覚は外交を議論するのに役立つと思うからです。

「外交」は難しくない!

最近、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』を訪問して下さる方が非常に増えてきました。忙しい時間を割いて、わざわざ当ウェブサイトの記事を読んで下さること、コメントを寄せて下さることについて、深く御礼申し上げたいと思います。

改めて基本的なスタンスを説明しておきますと、当ウェブサイトの最大の目的は、「主に政治、経済などの分野から話題を選び、読んで下さった方々の知的好奇心を刺激すること」にあります。

最近、隣国の常軌を逸した行動が続いていることもあり、どうしても特定国の話題に偏ることが多かったのですが、こうした特定国に関する話題も、「ビジネスマンとしてのセンスで外交を議論する」という意味では、当ウェブサイトの守備範囲内でもあるのです。

ところで、「外交」という言葉を聞くと、「外交について議論する資格があるのは、国際政治学者や職業外交官など、ごく一部の専門家に限られているのではないか」と勘違いしている人が多いのではないかと思いますが、これは完璧な間違いです。

外交とは「国と国との関係」のことですが、国といっても、しょせんは人間の集合体に過ぎません。ということは、外交とは、究極的には「人間づきあいの延長」で理解されるべきものなのです。

そこで、本日は、私が考える「人間づきあいの延長」の外交論について、改めて考えてみたいと思いますので、お付き合いをお願いしたく存じます。

人間関係の基本

人間関係の2類型

さて、当ウェブサイトの読者の皆さまには、高校生、大学生、専門学校生などの学生の皆さん、民間企業で働くビジネスマン、役所で働く公務員、専業主婦、仕事を引退された方など、それこそさまざまな立場の方がいらっしゃると思います。

自分自身の人間関係に照らして考えるならば、多くの方にとっては

  • 家族(両親、配偶者、子供など)、親戚
  • 仕事付きあい(職場の同僚、上司、部下など)
  • 学校付きあい(先生、同級生、先輩、後輩など)
  • 個人的友人

など、さまざまな関係があるはずです。

これらの人々とどう付き合うのかを考えていくと、家族・親族を除けば、人間の結びつきには、究極的には2種類しかありません。

それは、「利害関係があるかどうか」と、「ウマが合うかどうか」、です。

利害関係のお付き合いとは?

まず、「利害関係のお付き合い」とはいったい何でしょうか?簡単にいえば、「その相手と付き合わなければいけない状態」のことです。

たとえば、職場では、仮に上司が嫌な人であっても、無視するというわけにはいきません。相手の指示にはちゃんと従わなければなりませんし、場合によっては緊密に報告、連絡、相談をしなければなりません。また、接客業などであれば、どうしても嫌な人間を相手にしなければならないこともあるでしょう。

また、学生の場合、仮に嫌な先生がいたとしても、我慢してその先生に教えてもらわなければなりませんし、同じクラスに嫌な同級生がいたり、同じ部活に嫌な先輩がいたりしても、多くの場合は、我慢して付き合う必要があります。

では、なぜ嫌な相手と付き合わなければならないのでしょうか?

それは、その相手と付き合うことであなたが「利益」を得るからです。

仕事の場合だと、究極的には「カネを稼ぐ」ことが目的です。給料をもらうためには嫌な上司ともうまく付き合っていく必要がありますし、昇格するためには、人事上、上司から評価してもらわなければなりません。学生の場合だと、卒業するためには単位が必要です。

つまり、「カネを稼ぐ」「人事上、評価される」「単位をもらう」というのは、いずれも、「何らかの利益を得る」と言い換えても良いと思います。いわば、「嫌な人と無理やり付き合う」のも、「何らかの利益を得る」ことが最大の目的です。

そして、日本は「奴隷社会」ではありませんから、もしどうしてもその相手が嫌ならば、その相手と付き合うのをやめる、という選択肢もあります。会社の場合だと退職すれば良いですし、学校の場合だと退学すれば良いのです(あるいは、必修単位でなければその単位を落としてしまえば良いのです)。

ウマが合うお付き合いとは?

これに対し、「ウマが合うお付き合い」とは、「カネなどの利害関係がなくても仲良くお付き合いできる関係」のことです。具体例としては、たとえば共通の趣味を持っている友人であっても良いですし、昔の学校や職場で仲良くなり、今でも付き合いが続いている、という関係であっても構いません。

この「ウマが合うお付き合い」とは、「利害関係のお付き合い」とはまったく性質が異なります。なぜなら、「嫌ならば相手とのお付き合いをやめればよい」、という関係でもあるからです。

私個人的にも、今でも親しく付き合っている、昔の学校の恩師や学友、昔の職場で仲良くなった元上司や元部下、先輩・同僚・後輩などがいます。年賀状のやり取りも欠かさず行っていますし、気が向いたら飲みに行くこともあります。

そして、カネなどの利害関係が絡まない分、この「ウマが合うお付き合い」は長続きする傾向にあります。

ホンネが言い合える関係はどっち?

この「利害関係」と「ウマが合うかどうか」という2つの軸は、非常に重要です。

もっといえば、「相手に自分のホンネをそのまま伝えても問題がないかどうか」、という点から、両者は厳格に区別する必要があるのです。

たとえば、Aさんは職場で、何だか苦手なBさんが上司になってしまったとしましょう。この場合、AさんはBさんに「苦手意識」を感じるだけではなく、何とかしてBさんとうまく付き合っていかなければ、自身の給料も上がらず、昇格することも難しいかもしれません。

そんなとき、同じ職場で「ウマが合う」Cさんという人がいたとします。そのとき、Aさんは「私は何となくBさんが苦手で…」と誰かに相談したいと思えば、Aさんが相談する相手はBさん本人ではなく、Cさんではないでしょうか?

これを一覧図にしておきましょう(図表1)。

図表1 人間関係の一覧図
 区分ウマが合う相手ウマが合わない相手
利害関係がある相手①とても重要な相手②嫌でも付き合わなければならない相手
利害関係がない相手③利害得失を超えて付き合える相手④無視して良い相手

(【出所】著者作成)

まず、「①利害関係があり、ウマも合う人」がいたとしたら、それはそれでハッピーなことですし、それこそ自分の人生の中で、もっとも大切にしなければならない部類の相手でしょう。

一方、「②ウマが合わないけれども利害関係を考えたら付き合わなければならない」という相手もいます。この場合、嫌でも付き合わなければならないわけであり、また、多くの人が「人付き合いに悩んでいる」と感じるのは、得てしてこの「利害関係があり、ウマが合わない相手」のことでしょう。

さらに、「③利害関係はないけれどもウマが合う相手」というのは、利害得失を超えて付き合える相手でもありますし、また、ホンネを言い合える、とても重要な相手でもあります。

最後に、「④利害関係もないしウマも合わない相手」なる人がいたとしたら、そんな人は無視しておいて良いと思います。

外交はまったく同じ

基本的価値と戦略的利益

以上、人間関係でいうところの「利害関係」だの、「ウマが合う、合わない」だのといった表現は、いずれもざっくばらんとしていて、「こんなざっくりしたコトバが外交にどう関係するのか、わからない」と感じる方も多いでしょう。

  • 利害関係のお付き合いとは?…仕事、学業などの都合で、その相手と付き合わなければいけない状態のこと。
  • ウマが合うお付き合いとは?…カネなどの利害関係がなくても仲良くお付き合いできる関係のこと。

しかし、実は、私が考える「外交論」とは、まさにこの「利害関係」と「ウマが合うかどうか」という、人間関係の考え方を、そのまま応用したものなのです。

国家というものも、しょせんは人間の集合体です。

ということは、国(たとえば日本)が他の国(たとえばアメリカ)と付き合う時にも、その国と「付き合う必要があるかどうか」(利害関係があるかどうか)と、「友人として付き合うに値するか」(ウマが合うかどうか)という、2つの評価軸があるはずなのです。

この2つの評価軸のことを、難しい言葉で「基本的価値」、「戦略的利益」と呼びます。

といっても、別に難しい考え方ではありません。

「基本的価値」とは、利害得失を越えて相手の国と仲良くできるかどうか、という評価軸であり、「戦略的利益」とは、「国益のためなら相手国と付き合わなければならないかどうか」、という評価軸のことです。

  • 戦略的利益とは?…国益を最大化するために、その国と付き合わなければならない状態にあること。
  • 基本的価値とは?…利害得失を越えて、その国と分かり合える関係にあること。

この2つの評価軸は、非常に重要なので、覚えておくことが必要でしょう。

日本にとっての戦略的利益

その前に、「国益」とはいったい何でしょうか?

わかりやすい言葉でいえば、「国民みんなが安心し、豊かに暮らしていけるような社会を実現すること」であり、もう少し専門的な言葉でいえば、「安全保障」と「経済的利益」という2つの目標に分解できます。

たとえば、日本には石油、天然ガスなどの自前資源がないと言われており(※実はウソですが…)、したがってエネルギーはどこかの国から買って来なければならないということであり、石油や天然ガスの輸送路の安全な通行を外国の軍隊に妨害されると、日本はそれこそ国家存続の危機となります。

このため、日本にとっては海の通行の自由を妨げられてはなりませんが、これなどは「安全保障」、「経済的利益」にほかなりません。

また、まことに残念なことに、日本の周囲にあるのは、国際法を守る国だけであるとは限りません。中国やロシアの場合、日本との境界線を頻繁に侵犯して来ますし、北朝鮮は工作員を日本領土内に送り込み、日本国内で無辜の日本人を誘拐して北朝鮮に連れ帰り、監禁し続けているという犯罪者集団です。

さらに、最近まで韓国は日本の友好国だと信じている人は多かったと思いますが、その韓国にしたって、島根県竹島を不法占拠し続けていますし、最近だと昨年12月20日に日本の海自哨戒機に火器管制レーダーを当ててきたほどの国です。

このように考えていくと、日本にとって守らなければならない戦略的利益とは、まずはきちんと国益を守ることに加え、ルールを守らない国の犯罪行為、軍事的衝突などを防ぐことでもあります。

日本にとっての基本的価値

一方、もう1つ重要な考え方が、「基本的価値」です。

私たち日本国民にとっては当たり前の話ですが、日本は民主主義国であり、また、言論の自由、経済活動の自由などが保証された「自由主義社会」です。

日本国憲法にはさまざまな問題点があることも事実ですが、やはり、日本国憲法の優れている点は、自由主義、資本主義、民主主義、法治主義、人権尊重にあります。また、読者の皆さまは意外と思うかもしれませんが、私は憲法が掲げる平和主義について、「理念としては」素晴らしいと考えています。

(※もっとも、日本国憲法には国と国民を守るという基本的な規定が欠落しているため、この欠陥については早急に修正する必要があることは当然のことですが…。)

しかし、この「自由主義」だの、「民主主義」だの、「法治主義」だのといった価値観は、万国に通用するものではありません。

たとえば、私たちの近隣諸国の例でいえば、北朝鮮にはそもそも自由主義も民主主義も法治主義もありません。そこにあるのは独裁者・金正恩(きん・しょうおん)とその一味を讃えることしか許さない、おそるべき全体主義です。

あるいは、隣国・中華人民共和国の場合、共産党の一党独裁が国としての方針でありますし、最近になって習近平(しゅう・きんぺい)国家主席の個人思想(いわゆる「習近平思想」)が憲法に書き込まれたという話も聞きます。

日本にとって「ホンネ」が言える国とは?

ところで、北朝鮮はともかく、中国はアジアの「地域大国」であり、日本の「国益」を実現するためには、否が応でもお付き合いしなければなりません。こうした国と、適切な距離を置いたお付き合いに留めるか、それとも人的交流を盛んにして、深くお付き合いすべきかは、人により意見も様々でしょう。

ただ、私の個人的な考え方を申し上げるならば、人間関係で「ホンネ」が言い合える関係は、「利害関係」ではなく「ウマが合う関係」だったはずです。

そこで、図表1に倣い、これを「国と国との関係」に置き換えたものが、図表2です。

図表2 国家関係の一覧図
 区分基本的価値を共有する相手基本的価値を共有しない相手
戦略的利益を共有する相手①とても重要な相手②嫌でも付き合わなければならない相手
戦略的利益を共有しない相手③利害得失を超えて付き合える相手④無視して良い相手

(【出所】著者作成)

まず、「①戦略的利益と基本的価値を両方とも共有する国」があったとしたら、それはそれでハッピーなことですし、それこそ国家単位でもっとも大切にしなければならない部類の相手でしょう。

一方、「②基本的価値は共有しないけれども戦略的利益を考えたら付き合わなければならない」という相手もいます。この場合、嫌でも付き合わなければならないわけであり、また、多くの国が「外交上の悩みがある」と感じるのは、得てしてこの「価値を共有しないが利益を共有する相手」のことでしょう。

さらに、「③戦略的利益は共有していないが基本的価値を共有する相手」というのは、利害得失を超えて付き合える相手でもありますし、また、ホンネを言い合える、とても重要な相手でもあります。

最後に、「④価値も利益の共有しない相手国」は、外交上、お付き合いする価値はありません。

具体的当てはめ

①基本的価値、戦略的利益の両方を共有する国

そこで、最新の状況をもとに、①~④を具体的な国と対応させておきましょう。

まず、①の象限に当てはまる国といえば、真っ先に思い浮かぶのは米国です。経済的にも軍事的にも重要な友好国であり、日本が米国を必要とするのと同じく、米国は日本を必要としています。まさに理想的な関係です。

ただし、米国だけが①の象限に当てはまる国であるべきではありません。やはり、地球上に心強い友邦を増やしていくのは外交の鉄則です。

こうしたなか、先週、安倍晋三総理大臣は英国を訪問し、テリーザ・メイ首相と会談しました。首脳会談では英国との経済、安保協力で合意したそうです。外務省のウェブサイトによれば、

日英間の協力はかつてないほど進展し、日英同盟以来の親密な関係を構築してきている、ルールに基づく国際秩序や自由貿易といった普遍的価値が挑戦を受ける今日、G20等の場で日英が主導的役割を果たす必要があることで一致しました」(※下線部は引用者による加工)

とありますが、言い換えれば、日英両国は法治主義、自由主義などの普遍的価値を共有していると宣言した格好でもあります。

また、日本と相手国の外相、防衛相が4人で会談する、いわゆる「2+2」会合は、日本は米国以外にも英国、フランス、オーストラリアなどと開催しています(フランスとの先週の「2+2」については防衛省HPなどに掲載されています)。

その意味では、「海洋の航行の自由」という、日本にとって死活的な利益と、「自由・民主主義」などの基本的価値を共有すべき国は、米国だけでなく、英国、豪州、ニュージーランド、台湾などに広げていくべきでしょう。

②戦略的利益のみ共有する国

一方で、日本が基本的価値を共有していないが、どうしてもお付き合いしなければならない国の典型例が、中国とロシアの2ヵ国です。

中国は日本領である尖閣諸島周辺海域への侵犯を日常的に行っていますし、ロシアは戦後のドサクサに紛れて不法占拠した樺太、千島列島をいまだに日本に返そうとしません。いずれにせよ、どちらの国も日本とは価値観を共有できない国であることは間違いありません。

ただ、それと同時に、中国、ロシアを「同時に敵に回す」ことは、日本外交にとってはタブーです。

第二次世界大戦に敗北した要因は、さまざまな人がさまざまに指摘していますが、やはり、とくに終戦間際では中国、ロシア、米国の3ヵ国を同時に敵に回す状況を作ったことについては、反省しなければならないでしょう。

③基本的価値のみ共有する国

こうしたなか、「戦略的利益は共有していないが、基本的価値を共有する国」というものがあったとすれば、日本にとってはそのような国も大切にすべきでしょう。ただ、考えてみれば、日本の場合はほぼ全世界と貿易を行っており、「日本にとって利益を共有していない相手」というものは、ほとんど存在しません。

あえて申し上げるならば、欧州のなかの輸出大国・ドイツと日本は、自由主義、民主主義などの価値を共有している国ではありますが、「利益」を共有しているのかといえば微妙です(いや、そもそも「緊縮財政原理主義国」であるドイツと「価値」自体も共有しているかどうかという問題もありますが…)。

④価値も利益も共有していない国

そして、日本にとって価値も利益も共有していない国とは、北朝鮮がその典型例でしょう。

北朝鮮と友好関係を持ったとしても、あまりにも価値観が違い過ぎることに加え、中国、ロシアとの勢力争いに巻き込まれる可能性があるなど、却って日本の国益を毀損しかねない相手国の典型例こそ、北朝鮮だと思うのです。

関係は永続的なものではない

もっとも、全世界の国が①~④にスパッと割り切れる、というものでもありません。

たとえばインドの場合は日本と同じ民主主義国であり、中国を牽制するという観点からは、地政学的にもきわめて重要な相手国ですが、それと同時にインドはカースト制度など前近代的な遺物が残っている国でもあり、「100%、日本と基本的価値を共有しているのか」といわれれば、それは微妙です。

また、東南アジア諸国連合(ASEAN)の多くは民主主義国であるとともに、日本にとっては戦略的利益を共有する相手ですが、約束を平気で破るインドネシア、半ば独裁体制のシンガポール、共産主義のベトナムなど、「価値を共有している相手ばかり」でもありません。

これに加え、日本と防衛協力を強化している相手国の1つであるフランスは、一部メディアによれば、竹田恒和・日本五輪委会長を刑事訴追する方針だと報じられています。これだと、「カルロス・ゴーン容疑者の刑事訴追の意趣返し」と思われても仕方がありません。

さらには、日本と同じ自由民主主義国でありながら、国際法違反の判決を放置し、日本の自衛隊哨戒機に向けて火器管制レーダーを向けて来た韓国の場合、そもそも価値も利益も共有する相手国ではない、という可能性を疑うべきでしょう。

このように考えていけば、「世界のどの国が日本と価値、利益を共有しているのか」、「その関係は永続的な物か」という点については、じっくりと考えるべきであり、これこそまさに「ウェブ評論」の醍醐味でもあるのだと思うのです。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    日本と価値も利益も共有していない国にを目指しているのが韓国です。そんな国とどう関わっていくかは自明の理です。

    日韓議連幹事長・河村建夫の支援者が「国家間で話し合って解決した事を『なかった事に』というのは、そんなの協議したって時間のムダ」「ムンがTVに出るとパチンとスイッチを切る」など厳しい意見が相次ぐ中、河村は『日本側もあまり刺激的な事を言って韓国側の国民感情を起こすような事は当面避けるべき』と平然と言い放つ。やはり日韓議連は日本のガン、日本国民の敵。

  2. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    G20には一部に、日本と基本的価値も戦略的利益も共有しない国が居ますが、GDPの額とか貿易額では無く、ウマが合い(だろう)、利益もある(だろう)国は、どれぐらいあるでしょうか。

    米国、英国、仏国、豪州、NZ、加、伊、瑞西、瑞典、那威、芬蘭、丁抹、西班牙、葡萄牙、墺、土耳古、ベルギー、墨、 ブラジル、アルゼンチン、台湾、タイ、マレーシア、星、インドネシア、印、グルジア、ブルガリア、、、まだまだありますね(笑)。

    でも、これだけでは国数では約30。アフリカや南米、中東は端折ってますので、そこらにも日本と友好国に出来るだけなって貰って、多数派工作も必要ですね。何かと多数決で決めようとする大陸国がありますから。

    1. 匿名 より:

      めがねのおやじ様
      めがねのおやじ様の投稿はいつも興味深く拝見しております。
      学がなくて申し訳ありません。「瑞西、瑞典、那威、芬蘭、丁抹、西班牙、葡萄牙、墺、土耳古」ってどこだか判りません。判るように書いてくださるとありがたいです。

      1. 匿名 より:

        ググれ

      2. 鞍馬天狗 より:

        匿名さんへ

        順に、スイス連邦、スウェーデン王国、ノルウェー王国、フィンランド共和国
        デンマーク王国、スペイン王国、ポルトガル共和国、オーストリア共和国、トルコ共和国

        当て字を覚えるのも教養の一つだと思います
        昔の文献とか読むのにも役に立ちます

        1. 匿名 より:

          ご回答ありがとうございます。とても勉強になりました。

      3. めがねのおやじ より:

        匿名様

        返信遅くなり、すみません。瑞西はスイス、瑞典はスウェーデン、那威はノルウェー、芬蘭はフィンランド、丁抹はデンマーク、西班牙はスペイン、葡萄牙はポルトガル、墺はオーストリア、土耳古はトルコです。幕末から明治初期は、外国人から聞いた言葉を漢字に当てたので、そうなったのでしょう。今はカタカナ表記が普通ですが、威厳のある漢字表記が私は好きです。

    2. 鞍馬天狗 より:

      めがねのおやじさんへ

      国家間の友好とか、余り信じない方が良いと思います
      遊女の誠の方がまだ信じられます

      多数派工作は朝鮮人の方が、日本人より上手です
      国際社会なんて、筒井順慶や小早川秀秋みたいな方が標準です

      日和見する相手に打ち込める鉄砲を持たない日本の現状を憂います

  3. 心配性のおばさん より:

    数日前、このサイトを偶然見つけて、以降、拝見させていただいています。
    「韓国ネタのサイトでは、ありません。」とのこと。楽しみにしています。
    ここ数年の内、この東アジアだけでなく、世界は大きく動いています。
    安倍政権が憲法改正を提起していますが、自国を守る軍備を持たない国の独立は、この先、維持できるのか。と心配しています。
    「戦争反対!」などと、能天気に飛び跳ねていた某議員などは、この平和が、いかに危ういものであるか考えたことがあるのでしょうか?
    自民党議員はともかく、野党議員の憲法改正の議論を待っていたら、この国は他国の侵略に蹂躙されてしまいます。
    繰り返しますが、世界は大きく動いています。アメリカをはじめとする関係諸国の思惑のバランスで偶然保っていた平和がこの先も実現できるとは私には考えられません。
    で、お願いですが、このサイトでも、憲法改正についての議論を始めては頂けないでしょうか。

    1. 冷え性のおじさん より:

      70年このかた、日本が戦争に巻き込まれなかったのは9条のおかげだという理屈があります。建て前上「軍隊」を持たず武力行使を放棄すると憲法に盛ったおかげだと。なんという言霊信仰でしょう!そもそもアメリカの基地がある国にどこの国が攻め込んで来ますか?日米の安全保障条約あってこその70年の日本の平和です。米軍の駐留や、より平等性を高めるための60年改定に反対闘争したのは、他ならぬという9条信者の連中です。なんという世間知らずのお花畑でしょう!

      1970年の安保延長を控えての1968年に学生運動が昂揚のピークを迎えます。いわゆる団塊の世代の青春まっさかりなりし頃。この時の首相が佐藤栄作、60年の時は岸信介。安倍晋三氏の前者は大叔父、後者は祖父。因果は巡っての昨今の憲法論議です。左巻きが「アベガー」と叫び「アベ憎し」と唇噛むにはそれなりに理由がある(笑)ご愁傷さまです。

      法律の親玉とはいえ、憲法のために社会があるのではなく、社会のための憲法でしょう。アメリカファーストで朝鮮半島から米軍撤退などとなれば、前線は対馬海峡まで後退します。アメリカにとって日本の国益は最優先課題ではありません。日本の国益は日本が守るべきもの、そんなことは自明なはずです。状況が変われば対応も変えなければなりません。環境の変化に適応できなければ、滅亡した恐竜となり化石となるだけです。このサイトが憲法改正についての論議を深める場になることは大賛成です。

  4. 鞍馬天狗 より:

    >「①利害関係があり、ウマも合う人」
    そう云う人は、利害相反した時
    結構ヤバイと思うんだけど

    友人とは利害関係を出来るだけ作りたくないと思っています

  5. パーヨクのエ作員 より:

    いつも知的好奇心を刺激する記事の配信有り難うございます。

    本記事の内容ですが、いつもレギュラーとして出てくるあの国が(多分意図的に)出て来ないので、ちょっと笑いました。

    管理人様の言う基本的な価値を貫く考え方は人間に絶対的な平等観があります。

    日本は和の精神がありますし、1神教の人間観は絶対神と対比した人間の平等観があります。

    そう言う意味ではインドはヒンズー教のカースト観を克服するなら基本的な価値が共有できるでしょうか。

    さて、いつもレギュラーで出てくるあの国(管理人様の意向を忖度します(笑))ですが、あの国に人間の平等観は在るでしょうか?
    ウリとナムとか甲乙関係とか上下関係に基づいた秩序絶対観とかどうみても人間間に絶対的な平等観はありません。
    戦略的利益が共有できるかどうかは核武装国家として日本を下位の存在として搾取を考える国です。戦略の共有は微塵もありません。

    従っていつもレギュラーで出てくるあの国は④の価値も利益も共有していない国としてきちんと分類してあげるべきと思うのです(笑)。

    以上です。駄文失礼しました。

    1. 鞍馬天狗 より:

      パーヨクのエ作員さんへ

      先年年末はレスが尻切れトンボとなり、申し訳御座いませんでした

      ヒンズー教の知識はホボ無いのでコメント出来ませんが、
      一神教は、唯一絶対神を信仰する以上、必ず正当異端が争います
      又、人間のみが魂を持つ存在だと規定しています

      万物に霊が宿り、それぞれを尊重し和を求める日本とは相容れないと思います
      近いミライに、AIとの共存共栄が可能なのは日本だけだと思っています

      1. 阿野煮鱒 より:

        ユダヤ教は元が民俗宗教でしたので、ユダヤ人だけが偉いという選民思想があり、排他的・差別的でした。今はそんな事は言っていられないので、民族によらず信徒は皆平等です。
        キリスト教は神の前に全ての人は平等だと説いたのですが、ご指摘の通り異端に厳しい宗教です。正統異端は上下関係を競っているのではなく、相手の信仰を認めないオールオアナッシングで、でもconversionすれは許しちゃうよというある意味平等志向でしょうか。
        イスラム教は、建前上は信徒は平等、でも本音はアラブ人が優越という意識はあったようです。
        シク教というユダヤ教の系譜にない一神教もあります。平等志向のようです。

        いずれの宗教にせよ韓国人の序列観には馴染まないですね。韓国のキリスト教がウリスト教に変質しているのはシンシアリーさんが時々書いていましたが、そうなるしかないと思います。

        1. 鞍馬天狗 より:

          阿野煮鱒さんへ

          一神教と多神教の違いの一つに、
          人間以外に、”魂”とか”霊”が有ると思うかどうか
          ってのが、有ると思うんですよ
          アトムに”心”があるって、スンナリと信じるのは日本人だけだと思います

          全てに序列を付ける”中華思想”は、害毒でしか無いと思います

  6. 鬼首取乃介 より:

    日本の外交の強みは、グローバルな戦略的利害、あるいは自らの利益供与をバックにして
    基本的価値を共有出来る相手、出来ない相手それぞれに正論を吐き続けられることにあるかと。逆に言えば

    ・相手国が利益供与を提言する時(四島返還とか)
    ・戦略的利害はあるが価値を共有しない側の味方に立って、基本的価値を共有出来る相手と対峙しなければならない時(西サハラ問題とか)

    こういう外交になると一貫した正論が主張出来なくなっているようです。

    ここでも昨年12/24会見あたりから河野外相が腰砕けになってきた、との主張を目にしますが、当時TICADを視野に入れたモロッコ訪問時の事でもあり、まあ韓国に構ってられなかったんじゃないか、と。

  7. パーヨクのエ作員 より:

    鞍馬天狗様

    当方の駄文にコメントを賜り有り難うございました。

    鞍馬天狗様>ヒンズー教の知識はホボ無いのでコメント出来ませんが、一神教は、唯一絶対神を信仰する以上、必ず正当異端が争います
    又、人間のみが魂を持つ存在だと規定しています

    ヒンズー教由来の哲学は仏教を通じて日本人の精神に以外に影響を与えています。まあ、インドでは仏教はヒンズー教の一派扱いですが。

    「因果応報」、「輪廻転生」、以外な所では「本地垂迹」などもヒンズー教由来です。

    一神教に関しては上で阿野煮鱒様がコメントされている通りですが、「契約」を通じて人間が選民側に行けると見なしている事を鑑みると絶対的な平等な人間があり、絶対神との契約等で「相対的な不平等」に移行すると見なして良いのではないでしょうか。

    魂は人間だけがあると見なさない見方はキリスト教には無いかとググりましたが、例えばエホバの証人は魂は全てにあると見なしていますね。(←最初にかかったので書きましたが、ちょっと例えが悪いですかね?)万物は神の被創造物ですから理屈は通ると思います。

    ということで、日本人の和の精神と一神教の価値観とはいろんな所で異なる事はあるでしょうが基本的な価値観の共有の余地は可能と思います。

    以上です。駄文失礼しました。

  8. 鞍馬天狗 より:

    パーヨクのエ作員さんへ

    一神教は、”神の下での平等”という意味では序列は有りませんが
    絶対的な真理の存在が前提で、正統以外を排除したい欲求を持っています
    日本人が自らを”異端”だとの云う、認識を持って上手く立ち回れば
    共存は可能だと思いますが、常に緊張感を維持する必要があると思います

    少なくとも、旧約聖書では人間にのみ”魂”が与えられています
    又、基督教の”聖霊”は人間にのみ”真理”を与える存在です

    イメージとしてのヒンズー教は、現世の外に真理を求めて、のた打ち回る感じですかね
    Fateの聖杯戦争を地でやってる感じかな?
    神様がグルングルン变化していって、多面的杉
    面白いけど、研究するには手に余る

    1. パーヨクのエ作員 より:

      鞍馬天狗様

      当方の駄文にコメントを賜り有り難うございました。

      鞍馬天狗様>日本人が自らを”異端”だとの云う、認識を持って上手く立ち回れば
      共存は可能だと思いますが、「常に緊張感を維持する必要」があると思います。

      その通りと思います。ただ正直な所、鞍馬天狗様が上でお書きの意識を持てなければ憲法の改正は行わない方がマシと思います。
      自分たちと他と何が異なるか把握する事は自国を護るための最低限の基礎と思いますので。
       
      加えてどの様な時に小異を棄てて国として団結するかの国民の判断はまだまだ十分ではないと思います。

      隣国の大使の召喚時にも与野党バラバラで平常運転できて、それに対し「国民が何も文句を言わない」国は日本位と思いますよ。

      以上です。駄文失礼しました。

  9. 非国民 より:

    外交もなかなか大変面倒そう。どうにもならない韓国。断交するなら簡単。大使を引き揚げ、断交を宣言すればよい。ところが日米関係にもそれが影響するだろうし、中国の動きも気になる。アメリカが日米韓の関係を維持したいなら、日本からそれを断つのも難しいのだと思う。日本は淡々と通常運転でいいのでは。FCレーダーを照射されたらちゃんと抗議する。同盟国であるアメリカにも事実を伝える。慰安婦問題はアメリカも関与したのだから、アメリカに対して韓国に言ってもらうことは言ってもらう。徴用工は第一の担当は韓国、第二の担当は日本企業、第三の担当は日本政府。第一がだめなら、第二、第二がだめなら第三と順位をつけて担当すればよいのでは。韓国の希望はどうも北朝鮮といっしょになり、核を持った大国として君臨したいようだ。一緒になりたいのならなってもよいのでは。日本はもう一度、韓国から核を向けられる可能性を考えなければならないかも。それも仕方ない。その時、日本も核をもつかどうか?アメリカに核の傘を提供してもらうのか、それとも独自の核をもつか。日本が核をもつと核不拡散は有名無実になり、台湾も核をもつかも。なかなか悩ましい問題ではある。
    さらに問題なのが、この激変する国際関係。北朝鮮はアメリカと敵対しているが、万が一、金王朝が崩壊してアメリカの味方になったらどうするんだろうとか、GDP世界第二位の中国が最貧国に転落するとか、ありえないことがおきそうな気がする。

  10. 匿名 より:

    このようなニュースが出ておりました。
    本当かどうか怪しいですが…

    http://s.yonhap.jp/news/Newsread.asp?nArticleID=227565

  11. 同業者 より:

    今までの日本に決定的に欠けていたものは、
    「自国の利益のために、いかに他国をコントロールするか」という本来の意味での「戦略」ではないでしょうか。
    やたらと軍事用語を使いたがるビジネスの世界では、ライバル企業をコントロールしようとは考えません。
    ビジネスの世界にはルールがあるからです。
    シンプルに自社の目標を追求すればいい。
    ライバル企業から弾やミサイルが飛んでくるわけではないのですから。
    他方、国家間の紛争では、実はルールがない。
    法廷には複数の裁判官がおり、買収し放題だと考えてみて下さい。
    日本列島を一歩外に出れば、証拠があるから「真実」勝つ世界があるとは思わないことです。

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