あまりに惜しい鈴置説の「最終回」 鈴置先生に感謝します
かねてから日経ビジネスオンラインに連載されていた、日本経済新聞社の元編集委員でもある鈴置高史氏が執筆していた『早読み深読み朝鮮半島』シリーズが、本日の記事をもって終了するそうです。鈴置氏は日本を代表する「コリア・ウォッチャー」であるとともに、いわば「日本の宝」のような人材ですが、願わくば鈴置説をどこかほかのプラットフォームで読み続けたいものです。
目次
鈴置氏の連載終了を惜しむ
当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』は「韓国専門サイト」のつもりではありませんが、どうしても最近、韓国の方から日韓関係を破壊しようとする動きが相次いでいるので、韓国について取り上げる機会が急増しています。
こうしたなか、私自身が非常に参考にしているウェブサイトがいくつかあるのですが、このなかで特に有用性が高いのが、日本経済新聞社の元編集委員でもある鈴置高史氏が執筆していた『早読み深読み朝鮮半島』シリーズです。
「執筆していた」と過去形で申し上げる理由は、本日付で掲載された次の記事が、最終回だからです。
韓国はレミングの群れだ(2019/01/08付 日経ビジネスオンラインより)
同記事の末尾には、
「今回で「早読み 深読み 朝鮮半島」の連載を終えます。2012年1月以降、7年間も続けることができたのは、ひとえに熱心に読んで下さった皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。」
とあります。
非常に残念です。
当ウェブサイトでは以前から、「日経ビジネスオンラインの記事を読むためには日経ID等の取得など面倒な手続きが必要だが、鈴置高史氏の記事を読むためだけでも、それをやる価値がある」と申し上げて来ましたが、同連載が終了してしまうと、日経ビジネスオンラインも読者がガクンと減るのではないでしょうか?
(※もっとも、ジャーナリストの福島香織氏による『チャイナ・ゴシップス』シリーズやノンフィクション作家の松浦晋也氏による『介護生活敗戦記』など、ほかにも優れたシリーズはありますが…。)
最終回も読みごたえ十分
「レミングの群れ」とは?
さて、今回の鈴置説では、タイトルに「レミングの群れ」とあります。
鈴置氏によると、この「レミングの群れ」とは、韓国の保守系言論サイト『趙甲済ドットコム』の金泌材記者が2016年11月16日付で記した『「レミング効果」に見る「韓国人の群衆心理」』(※韓国語)という記事にあった表現だそうです。
「レミングの群れ」とは、小動物・レミングが「集団自殺する」とされていることを例えた表現です(もっとも、一部のウェブサイトには「レミングが集団自殺するというのは俗説だ」という指摘もありますが、ここではあくまでも「もののたとえ」として使っているという点が重要です)。
現在の韓国は、まさに「レミングの群れ」――そこから転じて「集団で奈落の底に落ちていく状態」――と呼ぶのにふさわしいでしょう。
今回の記事では、鈴置氏の記事を愛読している韓国の識者Aさんからが鈴置氏に対し、メールで「現在の韓国は、1960年に李承晩政権が倒れた直後の混乱状況に似ている」と述べた、というところから始まります。
考えてみれば、当時の混乱については、1961年5月に、少将だった朴正煕(ぼく・せいき)が軍事クーデターを起こし政権を打倒したことで収束しました。しかし、現在の韓国では、朴正煕に相当する人材がいないという問題があります。
クーデターしか混乱を収拾する手段がないというのも悲しい話ですが、現在の韓国には、そのクーデターですら発生させるだけの能力を持った人材、組織が存在しない、ということです。
レーダー照射に見る事態収拾能力のなさ
こうしたなかで昨年12月20日に発生したのが、韓国海軍の駆逐艦による海自所属哨戒機に対するレーダー照射事件です。
不思議なことに、韓国政府は本件を巡る言い分が二転三転しているだけでなく、最近では「自衛隊機にレーダーを照射した事実はない」などと言い張るとともに、「むしろ自衛隊機が先に威嚇飛行をしてきたのが問題だ」と「逆ギレ」する始末です。
これについて鈴置氏は、韓国メディアの関係者らの間で、自国政府に対する不信感が募っているとしつつも、それと同時に韓国メディアが自国政府に対する疑惑を一切報じていないと指摘。「事実の追及は放っておいて世論を煽り続けている」と厳しく指弾します。
この「事実の追及を放っておいて日本に対する敵愾心を煽る」というのは、まさに韓国が「レミングの集団」となっている重要な原因の1つでしょう。鈴置氏はこれについて、
「こんなメディアのいい加減な姿勢がレーダー照射問題をはじめ、内政、外交のありとあらゆる面で韓国を苦境に落とし込んでいるのです。」
と断じていますが、まったくその通りでしょう。
いや、私に言わせれば、こうした姿勢は「いい加減」であるだけでなく、「無責任」ですらあります。
ただ、レーダー照射事件はあくまでも「氷山の一角」であって、韓国では一事が万事、「事実を無視して感情で議論する」という傾向があります。
たとえば、「徴用工判決」(韓国の大法院が昨年10月30日、自称元徴用工らの訴えを認め、日本企業に損害賠償を命じた事件)などは、韓国が国内の国民情緒を優先するあまり、国際法をないがしろにするという無責任な国であるという事実を如実に示したものだと言えます。
日本人の「覚悟」が問われる
韓国は「奈落の底へ」
そして、鈴置説の記事の末尾は圧巻です。私の文責で箇条書きにすると、次のとおりです。
- 米国からは同盟を打ち切られそうになっている。
- 次に、日韓関係が悪化する中で発生したレーダー照射事件。
- 日韓関係が悪化すれば米国との同盟はさらに危うくなる。
- 人権蹂躙国家である北朝鮮の核武装を幇助する文在寅政権。
- 北朝鮮だけでなく韓国も「危険な国家」と認定され始めた。
- 国が危機にあるというのに指導層は権力闘争に没頭する。
- 国民は政府やメディアに扇動され、「積幣清算」や「反日」に浮かれる。
そのうえで鈴置氏は、現在の韓国について、次のように断じます。
「国が奈落の底に堕ちて行くのに、見動きがとれないのです。」
韓国にはまことに失礼ながら、私はこの文章を読んで、李氏朝鮮末期の状態を思い出してしまいました。
あくまでも私の歴史観で恐縮ですが、日本が1894年の日清戦争、1904年の日露戦争に巻き込まれたのは、李氏朝鮮のふらふらした態度と無関係ではありませんでした。李朝末期、朝鮮(あるいは「大韓帝国」)は、清に近寄ったり、ロシアに近寄ったり、日本に近寄ったりしていたからです。
結局、日清戦争とは「東学党の乱」などを受けた朝鮮半島情勢の混乱に日清両国が介入したことが遠因ですし、日露戦争についても朝鮮半島を含めた日露間の勢力争いが深く関係しています。
現代日本への教訓:覚悟固めよ
こうしたなか、現代日本に教訓があるとしたら、やはりヨコ軸(地政学的なつながり)とタテ軸(歴史的なつながり)の双方を大切にすべきでしょう。
具体的には、歴史的に見て、朝鮮半島に独立の国家が存在した場合、周辺国の戦乱を誘うことが多い、という事実です。
古くは白村江の戦い(西暦663年、唐・新羅連合軍と日本・百済連合軍の戦い)、最近だと朝鮮戦争(1950年~53年、米韓連合軍と北朝鮮・中国義勇軍などの戦い)がその典型例ですが、あのちっぽけな半島を巡り、多くの血が流されてきたという事実を、決して軽視すべきではありません。
理想論をいうならば、朝鮮半島情勢には関わるべきではありません。しかし、地政学的に見て、日本が朝鮮半島情勢と無関係でいることは困難です。今回の記事でも、末尾で鈴置氏は次のように指摘しています。
「今回の記事で紹介したAさんの指摘通り、2019年の朝鮮半島は劇的な展開が予想されます。その際、日本も何らかの形で巻き込まれるのは確実です。覚悟を固める時が来ました。」
まったくそのとおりでしょう。
鈴置先生への御礼
さて、今回の鈴置氏の記事で、1点、驚くべき点があります。
それは、まことに名誉なことに、ブロガーのシンシアリーさんと並んで、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』への謝辞を頂いたのです。
「『新宿会計士の政治経済評論』というサイトを主宰される公認会計士さん。日本の危機を防ごうと、専門知識をフルに発揮した評論を書いておられます。『通貨スワップと為替スワップについて、改めて確認してみる』など、大いに参考にさせていただきました。」
鈴置先生。
「大いに参考にさせていただいていた」のはむしろ私の方です。
いや、「参考にさせていただく」という表現ではなく、この場合は「勉強させていただいた」という方が正確な表現でしょう。本当に感謝の言葉しかありません。
そして、鈴置氏は2018年12月14日に参議院議員会館で開かれた国際セミナー「激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える」を取材された際に、拉致被害者の家族の方々からも愛読者の方から声を掛けられたそうです。
とくに、北朝鮮による日本人拉致問題への対処は、私たち日本国民一人ひとりが「自分の問題」として受け止めなければなりません。
このように考えていくならば、まだまだ勉強させていただくことが必要であり、私はどこか他のプラットフォームなどでも、是非、鈴置氏の韓国論を読みつづけたいと思っていますし、同じように思っている日本国民は多いのではないでしょうか?
いずれにせよ、鈴置先生、日経ビジネスオンラインでの連載、本当にありがとうございました。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
私は、鈴置先生の韓国論を読み始めてわずか二ヶ月なのですが、その深い洞察に感銘を強く受けた者です。鈴置先生のご意見を、もはや伺うことが出来ないのかと思うと、誠に誠に残念です。
年齢的には鈴置先生と同じ私ですが、今まで続けて来た楽器製作の仕事を、満足のいくレベルでは最早、出来ないことを二年前に実感しました。そこで仕事を趣味に切り替え、更に全く異なる分野のボランティアを始めています。
しかしながら鈴置先生の様な極めて高い、ご見識を発表されるのには、常人の知識収集レベルでは不可能である事も理解
出来ますので、どこか他のサイトで拝見したいという希望はありますが、まずはゆっくりと、お休み頂いてから機会がございましたら、また拝読させてください。これまでの、ご活動に敬意を表し、深く御礼申し上げて拙文を閉じさせて頂きます。
早読み深読み朝鮮半島シリーズですが、会計士様のブログ紹介を契機にNBOへ登録し、毎回勉強していたので、突然の連載終了が残念でなりません。今後も何らかの形で情報発信されていく事を期待して止みません。
一流は一流を知る、ということでしょう。
本サイトが今後も左右バランスの取れた情報発信の最前線であることを強く望みます。
その一言が心を震わし、知的好奇心を刺激する。
オールドメディアと一線を画す書き手と読み手の交流、これこそが旧メディアには実現不可のイベントであり、一方通行にならない「知」への探求につながります。
書いてあることの全てを支持することはできませんし、それを望んでないことも管理者の優れているところです。何に共感し、何に反対しているのか、その根拠は何か、「知」を動員し思考する。
私を含め、多くの日本人は旧メディアから垂れ流されるone wayの情報に長い間漬かってきました。
それはぬるま湯で居心地は悪くはなかったかもしれません。
今、我々はお風呂から出て、着物を身に着けるべきときが来たのでしょう。
駄文、失礼致します。
* 更新ありがとうございます。
* 毎回読み応えのある鈴置氏の『〜朝鮮半島』が最終回とは残念です。今からが、本チャンなのに、、と思う方は多いでしょう。『韓国は集団自殺のレミングの群れ』言いえて妙です。
*しかし、何らかの形で、『日本が巻き込まれる』とはっきり言われると、ちょっとドッキリします。鈴置氏の終了、ご自分の意志なのか?と変に勘繰ったりしてしまいます。でも、何処かの媒体で、また熱筆を振るわれると思います。 以上。
鈴置先生もここの読者だったのかwww今までありがとうございました。分析記事面白かったです。
自分はみずき氏のブログとここのブログ、鈴置先生の分析記事が対南朝鮮観として大変役に立ってきたのでそのうちの1つが無くなるのは大変残念です。ですが大分連中の魂胆が分かったので十分かなと思ってるこの頃。
新北朝鮮の政治家は反米&反日&親中、親米政治家は親米&用日もしくは反日&親中、しかし日本から見れば両方ともクズで対南朝鮮外交は妥協はしてはいけないと大変よく学べました。
本当に今までありがとうございました。
しかし、これから朝鮮半島情勢が本格的に動こうかというこのタイミングでなぜ連載を惜しまれながら終了されたのでしょうか。
1. もう韓国には匙を投げた。
2. とある筋から、公的なアドバイザーの依頼等を受けて、自由な言論活動を自粛せざるを得なかった。
1.は考えにくく、2. じゃないのかなあ。
小生は鈴置氏の記事を3年以上も拝読しております。室谷氏、黒田氏と並び所謂知韓派の重鎮だと思います。このような方々が意見を述べられなくなるのは非常に残念です。小生が韓国に在住していることもあり、今後ともどこかで韓国に対する見解を述べて頂けるよう期待しております。
駄文にて失礼します
鈴置さんのコラムから飛んできました。
スワップのくだり参考になりました!
鈴置さんは絶望的な朝鮮半島情勢に無念の断筆宣言にも思えてしまう無念さも感じました。
しかし遠藤誉さんと言い「超」一人者が連載から離れていくのは寂しいです。
私も非常に残念に思っております。
特に、遠藤誉氏は鈴置氏の南北朝鮮の動向予測と違いまして、出自から基本的には中国を愛し中共に疑義を呈しているものであり、
中国・中共の内部情報から過去・現在・未来動向の解説をしていらっしゃると。
もちろん、福島氏の現代中国の社会状況解説も、大変参考になるのですが。
一方、外務省の某OBの安倍氏非難のための中国・南北朝鮮の弁護記事はどの社も取上げなくなると良いのですが。
毎々の執筆、ありがとうございます。
鈴置先生の「早読み深読み朝鮮半島」の執筆が終わってしまったこと、残念でなりません。
様々な考察、知見を元に執筆されており、小生も勉強をさせていただいておりました。
今後もどこかで意見を拝聴できれば幸いに存じます。
さて、小生はこのシリーズの終了を「鈴置先生は朝鮮半島における最終形態の姿が見えて、執筆する意味がなくなった」のではないかと推察しました。
最近の南北朝鮮は一体化して動いていると感じられますし、日米から離反、レッドチームの一員として機能しているように思うのです。
新宿会計士様のおっしゃる様に、今の日本には「資本主義グループの国防最前線」としての覚悟が求められているのかと思います。
今年は半島で大きな動きがあると予測できますので、生で見れる事に幸せを感じたいと思います。
(当然、日本も巻き込まれるでしょうが。)
失礼致しました。
追伸:新宿会計士様、先日は小生のコメント投稿ミスの修正にお手を煩わせてしまい、申し訳ありません。ありがとうございました。
どこに鈴置氏が、執筆やめたと言ってるか教えて欲しい。もしかして誰も読んでないんじゃない?
名無し 様
コメント大変ありがとうございます。
さきほど他の方にも発生しましたが、問題のないコメントが勝手に「スパム」判定されるケースが増えております。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした。
引き続きご愛読とお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
名無し様
今回、鈴置氏が執筆を終了するのは、「早読み深読み朝鮮半島」についてです。
出処: https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/010700211/?P=4
文末に「連載を終了する」とありますから、この「早読み深読み朝鮮半島」を終了するという事なのでしょう。
もしかしたら別のところで連載を継続する可能性も無くはないですが、それであれば「こちらでの掲載を終了する」等の記述になろうかと思います。
鈴置さんのコラムから飛んできました。
リンクのスワップの話や最近の話題は
なかなか深くて面白い。
鈴置さんの置き土産的な感じで
ここの一読者になろうと決めました。
個人的には「何を今更感」ですな。
自国の安定を図るために反日をしてきた。
【主敵は日本】と教育もしてきた。
日本人は朝鮮半島と【戦争になる】という現実を認めないと。
最近、保守系サイトに閉鎖の圧力がかかっていますし。
日経ビジネスオンラインにもそのような圧力がかかったのかも知れません。
また、鈴置氏の今後の展開にもある通り「日本も何らかの形で巻き込まれるのは確実です。」との事。
このまま行けば、数少ない正当な論説であるが故に、日本国内での対応をシュミレーションすれば、煽動と変わらぬ効果を挙げてしまい、日本国内での戦争・戦闘へのパニックを引き起こしかねない懸念もあります。
現状は政府も火消しに終始しており、ここから先に世論を誘導せず、新たに議論の土壌を創り出す考えだと思われます。
鈴置氏も韓国に攻め手を開陳する役割は嫌でしょうし、メディアの嫌韓自粛と自身の役割の見直しの結果の連載終了ということでしょう。
鈴置さんのコラム、まことに奥く様々な観点からの考察、日経BOにての連載終了は残念ですが、いずれ別の場所や機会にて鈴置さんの鋭い論評が読めるものと期待しています。長年ありがとうございました。
人は人を知り、良識は良識を求める。鈴置さんが、わざわざ新宿会計士さまの名前を出されたのは、こちらのブログを高く評価されてのことと拝察します。論点の整理や、論述の進め方に安定感と信頼がありますので。
昨日は平成の御代になり30年でした。気が付くとネットでの言論空間が始まってほぼ同年台です。年バレしますが、パソコン通信の時代でニフティ・サーブとの出会いが最初でした。そして今はツイッターなどのSNSがメインですね。なお、罵詈雑言、誹謗中傷が吹き荒れた2ちゃんをアスキーの西和彦氏が「便所のいたずら書き」と言ったとか、真偽のほどは判りませんが宜なるかな。2ちゃんが5ちゃんになり、たまに覗くと、それでも良識がある人が立てたスレは同好の士だけで比較的安定しているように感じます。
思うにこの30年間、ネット言論空間は玉石混淆、ウソ・捏造・煽りもあれば、整然とした論述もある、世の中と一緒で、人が行っているから当たり前ですね。新宿会計士さまが非難されるまとめサイトも「標題と記事内容が違う」旨のコメントがまま有りますので、読者を信じています。韓国政府の発言や、ATM新聞各社の論説や、私達も相当に訓練させられてきました。宗教ではない限り、実証して論証する、事実を積み重ねて論評することを大事にしたいものです。(人知が及ばぬ事も有るとの謙虚さを持ちつつ)。最後は、良識あるブログだけが、多くの人の支持と納得と信頼を得ることに疑いを得ません。
*連日の更新、それも何件もの記事を精力的に掲載する新宿会計士さまに敬意を表します。事情があるにせよ要は面倒になって閉鎖した者の坦懐です。寄生するように私見を述べさせて頂き感謝いたします。
*情報戦においては、ウソ・捏造・煽りは大事です。マキャベリのようにルールよりも勝利、タレーランのように負け戦でも会議を踊らせる、戦わずして勝つのが上策とは孫子の兵法ですね。
失礼致します。
鈴置氏の連載終了は、残念です。韓国は深読みする必要が無くなって連載を辞められると推察します。鈴置氏は囲碁を嗜まわれているのではないだろうか。
日本〜西沙諸島を囲碁にたとえて見るならば、朝鮮半島は「赤石陣営」に堕ちた様に見えたのでしょう。
今回の火器レーダー照射問題に中国共産党はほくそ笑み、アメリカ側はどうだろう。苦虫を潰した?それとも新しい紛争地(武器消費市場)が出来て、実は算盤を弾いているかもしれない。
韓国は囲碁に長けているらしく、今の世界チャンピオンは韓国人らしい。韓国の外交部か防衛部はその囲碁チャンピオンを迎え入れてはどうだろう。
鈴置氏の記事にある「無明氏(韓国外交官OB?)」の韓国国内への警鐘は、実に辛辣だ。新宿会計士様、時々覗いていただき紹介して頂くと面白いのではないかと思います。
新宿会計士様に「私は韓国ウォッチャーじゃない」と叱られますか。
現在の韓国は亡国への階段は降りている。
100年前の朝鮮の状況に似ているらしいが、かの国は歴史を直視して評価せず学べないから、奈落の底への階段を堕ちていくだろう。
天才的囲碁の知略家か無明氏の警鐘と憂いを真摯に受け止めた革命家の出現が無ければ、韓国は亡国という地獄が待っているのは間違いない。
日本は韓国有事に備え、極力悪い影響が無いように離韓→断韓を進めるべきだろう。決して助韓、支韓をしてはいけない。歴史から学べば、日本は朝鮮半島に積極的に関わってはいけない。
無明氏の翻訳記事はこちらのサイトでよく紹介されています。
http://oboega-01.blog.jp/
初めてコメント致します。
新宿会計士さんも言われたように、鈴置さんは「日本の宝」です。
鈴置さんの最後の挨拶からは、本気で日本を心配するお気持ちとある種の「決意」が読み取れるので、多分次のステージに行かれるのではないかと思っています。
日経の谷口さんの例もありますので、内閣官房審議官あたりにスカウトがあったとしても驚きません。
かの国と違って、日本政府は鈴置さんのような人材を隠居させてしまうようなボンクラでは無いと信じています。
(日経BOLにも同様コメントしましたがまだ反映されていません。ぜひ日本のために力を揮って頂きたいのでこの場をお借りして書かせて頂きました。)
鈴置氏の記事から今日このサイトに飛んできました。鈴置氏の記事が毎回楽しみだったので、終了することを非常に残念に思います。素晴らしいサイトに出会えたことに感謝します。
この記事への直接のコメントではないのですが、ご容赦ください。
昨今の韓国との問題について、感じたことを書いてみます。
韓国を取り巻く国際情勢に関する考察は、日経ビジネスオンラインでの鈴置氏の記事を参考にしていますが、このコメントの文責は私によるもので鈴置氏には一切関係ありません。
私は日韓関係において根本的な疑問があります。そもそも、韓国政権の意図はともかく、韓国の国民はいまの状況を理解しているのでしょうか。きちんと知らされているのでしょうか。
このまま韓国政府が理性のない行動のうえに知性を疑われるような発言を繰り返して日本に敵対し続けるなら、日韓の対立は先鋭化し、やがては米韓同盟の解消に至るでしょう。文政権は南北統一というビジョンで国民の目を本質から逸らしつつその作業を着々と進めているようです。
しかし、アメリカとの同盟を破って北朝鮮などのアメリカ敵対国に付くということは、アメリカとその同盟国の敵に転じるということを意味します。いまの国際情勢で韓国のような財政不安な国が単独中立国家を新興するなど成り立たないのですから。
アメリカとの同盟が無くなれば、韓国は国防だけでなく経済的にも自由民主主義陣営と対峙することになる。これまで韓国を守っていたアメリカの核と軍隊が韓国に向けられ、かつての経済協力は経済戦争になると国民がわかっているのか、それだけの覚悟があるのか。
さらには、いまのような国家運営のまま南北統一ムードに浮かれて北朝鮮と一緒に無軌道な行動をとれば、混乱に乗じた中国やロシアの介入を招きかねない。
いずれにせよ、韓国国民がこれまで築き上げてきた生活は破壊される。内乱やクーデターも起こりうる。国家存亡の危機に直面することになるのではないでしょうか。
その端緒となる決定的なクサビの一撃が日韓断裂であるとわからないはずがないのに。
20年ぐらい前。もっと前だったかもしれない。その頃は韓国内の国民から「日本に併合された当時の朝鮮国政府は無力なうえに蒙昧だった。自国が置かれている立場を理解できていなかった。あのようなことを繰り返してはいけない」というような声も聞こえてきたように記憶しています。国民の中には自らのこととして考えて国を変えていこうという気持ちがあったはずです。
いまの韓国はかつての朝鮮国のように、国民を巻き込んで自らを顧みることもなく願望と現実を混同した価値観を振りかざし、不都合なことには自己正当化と責任転嫁に明け暮れていることにも気づかず、ひたすら自画自賛に耽溺しているように見えてしまいます。
歴史は繰り返すのでしょうか。韓国との関係では、ことあるごとに韓国側から「歴史認識」という言葉が出てくる印象がありますが、彼らは実のところ歴史を認識していない。お題目のように唱えつつも、そのような概念がないように思えます。
国に押し付けられた為政者に都合がいい主観的「歴史」と、記録や証拠から客観的に導出された史実の区別ができていない。というか、「これがわが国の歴史」と言われているものを史実を元に検証する行為はタブーとされているのではないでしょうか。
いちばんの問題は、韓国の国民が国家によって教育も情報も事実上政府統制下にあることだと思うのです。
非国民の売国奴として処罰されたくなければ、そのようなことは知ってはいけない。言ってはいけない。考えてはいけない。
想像するだけで暗澹たる気持ちになります。いつかどこかで聞いたような話。かつてそういう国がどういう目に遭ったか。それこそ旧朝鮮が日本の被害を受けたと言っている時代の話でしょう。そこから何も学んでいないのでしょうか。
韓国政府の不当な言動に対する対抗措置としては、相手が無視できない場でひとつづつ事実を公表していくことが最善と思います。
なので、筆者氏の日韓はオープンな場所で議論すべきという意見に全面的に賛成します。
日本政府や日本国民からの話は排除しても、国際社会の声まですべて国民に隠し続けることはできないでしょう。韓国政府が虚言を平気で押し通す一方で、国民は外国からどう見られているかには神経質なようですから。
ただし、それゆえに筆者氏のヒトの制限案には、韓国からの観光客に韓国の外からの視点を知ってもらう機会を減らすので反対します。韓国内で情報統制しても、韓国から日本に来る観光客は世界の情報にアクセスできます。迷惑行為をはたらく目的で来るのでなければ。いまのところは。
これからの関係について。
これまで韓国が日本に対して「特別な国」として振る舞うことができたのは、彼らの思惑とはまったく別の理由によるもので、日朝併合期の出来事への贖罪ではありません。世界に対して同じ価値観で共に発展して行く未来を共有する隣国と評価していたからです。
日本はその関係を前提としてきました。朝鮮戦争では韓国のために戦うアメリカ軍の兵站に協力し、国交樹立後は経済的に韓国の発展を援助し、韓国の国内状況に配慮して揉め事を避け、韓国の理不尽な要求に対しても譲歩してきたというのが日韓の歴史です。
韓国はこれまで、隣国日本のために何をしてくれたでしょうか。
そもそも日本は韓国とは過去にたった一度も戦争したことはないし、植民地にしたことも併合したこともなく、慰安婦も工員も徴用はおろか雇用さえしていません。韓国が問題にしている話の時代に韓国という国は存在していないんですから。
そういった旧朝鮮と併合期の時代のゴタゴタを完全に解決しましたよ、だから日本は韓国を独立国家と認めて国交しますよ、とお互いの合意のもとに国際社会と約束したはずです。そこから日本と韓国の関係が始まったのではなかったでしょうか。
そんな基本的なことすら韓国の国民は知らされていないのではないか、だからいま何が問題になっているのか理解しないまま雰囲気に踊らされているのではないかと思ってしまうのです。
韓国政府がこれまでの友好を否定するのであれば、日本も友好国として対応する必要はなくなります。むしろ、崩壊する隣国から迷惑を被らないためにどう無害化するか考えるべきでしょう。
西郷どんの時代に逆戻りです。どんなことがあっても、また日本の保護下におくようなことがあってはなりませんが。彼らはこの一世紀何をしていたのでしょうか。
それでもやっぱり、近くで困っている人はできれば何とか助けてあげたい、敬意を払って体面を守ってあげたいと思ってしまう。
そういうところが日本的メンタリティーの弱点であり、それが同時に東アジアには珍しく西洋の騎士道精神に通じる美徳なのでしょう。
長文失礼いたしました。
はっきり言うと、韓国国民のその殆どが何も考えていません。韓国国民は自分の生活に精一杯で、国家の置かれている立場や状態などには殆ど関心がありません。ある韓国の公務員が「国民は犬豚」と言って免職させられましたが彼は本当のことを言ったまでです。
ある程度の立場になると、韓国人は勉強しません。彼らにとって勉強とは自分が上に行く手段以外の何物でもありません。従って、学校で受けた授業の内容が全てであり、それ以外の知識は自分のスキルアップのためです。日本人のように「調べてみよう」という考え方が極端に欠如しています。本ブログのように知的好奇心を刺激するようなブログは韓国では成立しないのです。
如何に努力せずその地位を勝ち取るかが韓国では最も重要なことです。従って、自分の親が裕福でなければ親を恨みます。自分は生まれながらに裕福でないから不幸せなんだと思っています。これは韓国の伝統であり、奴隷の親から生まれた子は奴隷であり、両班の親から生まれた子は両班です。いくら努力してもこれが現実です。ですから、韓国人はある程度自分のランクが決まると知識の吸収を放棄するのです。
韓国人は上に気に入られて出世を考える人が多いです。ある時社長が「事務机の上を整理整頓するように」とのお達しがあり、それを聞いた部長が「一切事務机の上に物を置くな」「技術の事務所は図書館ではい」「デスクトップの本体は下におろせ」等々。その後、社長が技術の事務机をみて「本が一冊もないがうちの社員は勉強しないのか?」と部長に訪ねたとか・・・。このように、韓国人は上の考えを拡大解釈あるいは誤解釈して勝手に行動します。それが混乱を招くことになるのですが、こうしなければ出世できないと本気で考えています。
あまりにも、内面的な部分で韓国と日本は大きく異なります。これは、サラッと見るだけでは分かりません。書きたいことは沢山ありますが、キリがないのでこの辺で終わります。
駄文にて失礼します
大多数の韓国民は、真実は何も知らされてないんだと思うし、自分に関係ないことは、知ろうともしないのではないのでしょうか。〔おそらく〕
韓国民は、請求権協定の議事録が、2005年に公開されるまで40年間も日本からの資金供与の事実を知らされなかったんですよね。〔戦後60年も何してたんでしょう?〕
しかも、2009年には、「未払賃金は韓国政府に供託されている」と認めています。〔だから、今回の争点は慰謝料なんですね〕
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韓国では、「反日勢力への対抗意見の核心〔歴史の真実〕」に、触れない範囲での言論の自由しか認められません。〔言論の不自由ですね〕
特に歴史認識では、通説に反する異見を述べると、公開謝罪を強要され、その後の人生が社会的に終わってしまいます。〔謝ったら《社会的に》死にます〕
さらに、漢字を廃した影響で、その道の専門家でさえ歴史文献を解読できないような状況なんです。〔真実追究のための環境がない〕
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私は、韓国の増長原因は、「IMFの世話になった可哀想な国だから・・。」と、西側諸国全体が韓国のルール違反を大目に見てきたために、「我が国は、特別待遇」って勘違いしたからなんだと思ってます。〔日本は気付くのが遅れただけなんです〕
だから、西側諸国みんなで、責任を共有し、北の完全非核化実現の日まで、完璧に見守ってあげないといけないんです。〔陸路・空路・海路を通じて北からの物資要求の圧に負けないように・・。あ、瀬取りの監視とも言いますね〕
それでも物資をかすめ取られてしまうようならば、韓国そのものへの物資供給を制限するよりほかありません。〔ん、セカンダリ制裁とも言います〕
「困ってる人がいたら力を貸してあげたい」って思うのは、日本人的な美徳なんだとは思うんですけど、世の中には「困ってるフリをする人」も居るから困りものなんですよね。
韓国在住日本人 様、カズ 様、レスポンスありがとうございます。
お二人のおっしゃっていることはわかっているつもりです。
そういう国なんだから、どうにもならないのだと。
しかし、隣のゴミ屋敷がどうにもならないからどうでもいいとは行かないわけで。
私はこれまで個人的にも仕事上でも韓国から日本に来た人たちと多少のお付き合いがあります。
私個人の感覚としては、彼らひとりひとりは「日本人視点からの、いわゆる韓国人」のイメージとは違って、普通の常識人と思っています。変なことに怒ったりすることはあるものの日本人とは誤差の範囲内、話せばわかる人たちです。
なので、単純に「韓国人だから」と一括して型にはめて論じていいものか疑問を感じてしまうのです。
私自身は韓国に行って韓国国民に囲まれたことはないので、リアルな感覚はわかりません。その点はご容赦ください。
私論ですが、韓国の問題点は民族性でも国民の気質でもなく、統治する為政者の資質の低さにあると考えています。
根本にあるのは、教育に対する考え方の誤りだと思います。いくら仕事のスキルや出世の身ごなしを叩きこんだところで、それは被支配層の育成でしかありません。飼い主が家畜を育てるのと変わらない。
業務スキルや世渡りも必要ですが、それらを後回しにしてでも物事の本質を学んで国家を支える人間、現実と事実に正面から向き合って対処できる人材を育てるのが本当の意味での愛国教育ではないのかと。
私たちがいくら議論したところで、韓国政府の教育方針を変えるのは事実上不可能なのはわかっています。
しかし、韓国という国家を形作るのは国民であり、人は育つ環境で良くも悪くもなるものです。大人になってからでも学ぶことで人は変わります。そして、いかにして良き人を育てる環境を作るのかは政府に責任があります。
政府を選んだのは国民なのだから、政府の責任はそもそも国民の責任だとも言えますが。それで政府が免責されるわけではありません。
日本が韓国国民を啓蒙しようと言ってるわけではありません。その善意のおかげでいまだに憎まれているのですから。
それでも、直接韓国に向けて言わずとも、海外の評判を経由して「あなたたちの国はこう見られていますよ。ちょっとおかしいんじゃないですか」と示唆してあげることはできるでしょう。
日本を訪れた韓国国民に対しては、「あなたたちは知らされていないだろうけど、海外ではこう言われていますよ」と提示してあげればいい。
とにかく、韓国の価値観やそれに基づく感情論は韓国内でしか通用しないどころか、失笑ならまだ良し、忌避されつつあるんですよ、と理解しないまでもそれを知る機会を増やすことが効果的ではないか、少しづつでも解きほぐすことができるのではないかと思うのです。
すぐには変わらないでしょう。手遅れなのかもしれません。でも、ただ嫌って攻撃するだけでなく、どうすればお互いのためになるのか、それを考えることも必要ではないでしょうか。ずっと隣で付き合わなくてはならないのだから。
補足。
いま韓国という国家がこのような状況になってしまっているのは、個々の韓国国民ではなく、韓国という国家の国の在りかた、つまりは為政者の国家運営が根源であると考えます。
韓国政府と韓国国民を同一視してひとくくりに、「韓国」あるいは「韓国人」という議論では何の話をしているのか曖昧になって、私たち自身も韓国国民と同じように気分に流されてしまうのではないかと危惧しています。
ところで、このようなことを書きつつも、筆者氏の経済評論、とくに最近は仮想通過とリアル通貨のレート動向の仕組みとか、消費増税と社会保障費問題に関する記事を読みたいと思っていたりもするのです。
ラスタ 様
>私はこれまで個人的にも仕事上でも韓国から日本に来た人たちと多少のお付き合いがあります。
残念ながら、日本に来れる韓国人は小生が知る一般国民の平均値を大幅に上回るエリートです。例えば日本で働くなら、少なくともJPT能力が4級以上が求められます。しかし、実際には2級または1級の韓国人が就職します。等級の高いほうが採用される確率が高いのは当然の話です。
日本で通訳・翻訳を生業として働くのなら、日本語専攻の卒業者で良いのですが、専門知識を必要とする人材なら、それは自らがskill-upできる能力や経済力を兼ね備えていなければなりません。従って、これらの事を鑑みれば日本で就職、または日本に出張できる韓国人がいかに優秀であるかが分かります。
ところが、小生の知る一般の韓国人はそこまで優秀な人は極僅かです。日本で就職したいと宣わる韓国人は大勢いますが、少なくとも日本語を読めないことには話になりません。3カ月勉強すれば大丈夫などとほざく人もいますが、資格試験の日本語と生きた日本語の差は大きく、小生は韓国語で身をもって経験しているのでまず無理です。「日本に行けばどうにかなる」と楽天的に考えるopportunistがあまりに多く、まともな人生設計もrisk managementも出来ない人がかなり多いです(日本人も人のことは言えませんが・・・)。
確かに為政者の質の悪さは問題です。質の悪い為政者が現在の韓国を作ったことは小生も理解します。肩書主義、大企業主義、そこに儒教による悪しき上下関係が加わって現在の韓国を形成しています。韓国では大学を卒業した瞬間、その人間の社会的地位がある程度決まります。まず、財閥ではソウル大もしくは外国の有名大学出身以外は絶対に取締役にはなれません。例えどんなに優秀であっても精々部長どまりです。高卒は頑張って次長どまりであり、それも部署によってです。研究補助で研究所で働いている場合は定年まで残る確率が高くなります。製造現場で働く場合はほぼ定年を迎えることができません(これも地域閥やコネが大きく左右します)。これを韓国人はよく知っているので、社会に出ると学ぶことを放棄します。それが嫌な人は大学を卒業しても就職せず、公務員を目指したり外国留学に行くなどの方向に向かいます。
今、政府が中小企業に就職した場合、3年間にわたって政府から給与を支給することで中小企業の就職率を上げようとしています。しかし、現実は誰も就職しません。就職したら最後、その人の社会ステータスが決まってしまうからです。このような現実を作り出したのは過去の政治家や大統領です。かと言って、そうでない社会に戻すには社会システムをすべて破壊し、さらに人々の思想まで変えていかねばなりません。それほ途方もない労力と時間がかかります。
最後に小生が言いたいのは、このように学ぶ姿勢を放棄した一般の韓国人に、国際的な韓国の評価や立場などをいくら言って聞かせても何の効果もありません。そのような韓国の情勢を知る機会は実は沢山あるのですが、そんなことをするよりいかに今を生きていくかが一般の韓国人にとって重要なことなのです。底辺層、中間層、上位層の国民全てが多かれ少なかれそのように考えています。この部分は日本よりも切実です。
駄文にて失礼します
追伸
リアルな韓国人の意見を見つけました。
カイカイchでの韓国人の投稿で、日本人からの質問に回答している内容です。
スレタイ:韓国人に問う 自国の政府の暴走ぶりをどう評価しているの?
青空2019/01/17(Thu) 22:20:55
당신처럼, 한국의 역사 교육이 잘못 이해하고있는 한국인은 소수합니까?
아니면 다수 다 만, 의견 표명을 할 수없는 것일까 요?
—
한국인은 기본적으로 독서 분량이 일본에 비해 적다.
시험에 출제되지 않으면, 역사 교육은 무의미하다.
그리고 그 시험은 교과서를 기반으로 출제되며
교과서는 교육정책에 근거하여 제작된다.
그렇기에 소수이다.
그리고 의견표명을 해도, 의미없다.
일반 한국인이 다수이기 때문에
‘당신은 분쟁의 씨앗’이라는 이유로 차단되는 것으로 종료된다.
더이상 net활동이 불가능하다.
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小生の拙い韓国語能力で翻訳します
>貴殿のように韓国の歴史教育がなっていないと理解している韓国人は少数ですか?
それとも多数ではるが、それを表明することが出来ないのですか?
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韓国人は基本的に読書量が日本に比べて少ない。
試験に出題されないのであれば歴史教育(歴史学習)は無意味だ。
そして、その試験は教科書を基本に出題される。
教科書は教育政策を元に制作される。
そのために少数だ。
そして意見表明をしても意味がない。
一般の韓国人が多数であるため、「貴方は紛争の元だ」などの理由で遮断され終了する。
これ以上ネット活動が不可能だ
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学ばない韓国人と真実を伝えようとしてもそれが許されない社会。
可哀想な国だと思います。
駄文にて失礼します