【夕刊】米韓首脳会談巡る韓国メディアの逆ギレ

本日、当ウェブサイトではかなり長文の『韓国外交の失敗と韓国社会の崩壊を徹底的に議論してみる』を掲載したばかりですが、これを補足する意味で、「中央日報の逆ギレ」記事を紹介しておきたいと思います。

2018/05/25 20:45追記

記事本文中、意味が通じない箇所がありました。具体的には

しかし、「米朝首脳会談を実現させる」と意気揚々と米国に出掛けた文氏でしたが、逆にトランプ氏からは、文氏の目の前で「米朝首脳会談が開かれる可能性はかなり高い」と言われてしまう始末。それどころか、共同記者会見でも文氏にまったく配慮していないことも、実に印象的でした。

となっていました。これを、

しかし、「米朝首脳会談を実現させる」と意気揚々と米国に出掛けた文氏でしたが、逆にトランプ氏からは、文氏の目の前で「米朝首脳会談が開かれる可能性はかなり低い」と言われてしまう始末。それどころか、共同記者会見でも文氏にまったく配慮していないことも、実に印象的でした。

と修正しております。読者の皆様、大変ご迷惑をおかけしました。

【宣伝】韓国の現状と将来に関する論考

今朝方、『韓国外交の失敗と韓国社会の崩壊を徹底的に議論してみる』、という記事を掲載しました。内容をとってもかいつまんで紹介すると、

  • 韓国は現在、国家存亡の危機にある
  • しかしそれは日本と米国を積極的に敵に回すようにした韓国の自業自得だ

というものです。当ウェブサイトの記事の中では少し長文ですが、もしご興味があれば、時間のあるときにでも、ぜひ読んで下さい。

韓国の立場が崩れる

米大統領に「逆ギレ」する韓国メディア

さて、米国現地時間22日午前、ドナルド・トランプ米大統領が、訪米中の文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領とともに記者会見に応じました。その様子が「外交欠礼」だとして、韓国メディア『中央日報』が大いにキレているようです。

トランプ、文大統領を隣に座らせて36分間の記者会見ワンマンショー(2018年05月24日08時03分付 中央日報日本語版より)

記事の文字数をカウントしたら2000文字程度で、中央日報にしては珍しく長文です。

前半ではトランプ大統領が「6月12日に(米朝首脳)会談が開催されない可能性がかなり高い」と述べた、という話題が紹介されているのですが、後半はトランプ大統領の記者会見の様子が「韓国への外交欠礼だ」とする非難で埋め尽くされています。

中央日報が報じたトランプ大統領の行動は、次のとおりです(ただし、日本語表現は適宜修正してあります)。

  • 米韓首脳会談は当初の30分から21分に短縮され、トランプ氏は「文大統領と電話で多くの話をしたので、これ以上尋ねることはない。会談は長くない」と述べた。
  • 36分の共同記者会見でも、合計28の質問に対し、文氏が回答できたのは2つに過ぎなかった。
  • トランプ氏は中国を批判する下りで、唐突に「文大統領はどう思うか。これについて意見を聞きたい」と話題を振り、「文大統領を苦境に陥れたくない。なぜなら中国の隣に暮らしているので」と冗談を言った。
  • 共同記者会見の最後に韓国記者団が文氏に「韓国の仲裁者としての役割」を尋ね、文氏がこれに韓国語で回答したところ、トランプ氏は通訳をさせずに会見を一方的に終えた。

この記事によると、トランプ氏は「仲裁者の役割をする文大統領を信頼するか」と尋ねられたところ、「とても信頼している」と答えたのだそうですが、トランプ氏の態度からは、トランプ氏が文氏を信頼しているようには到底見えません。

信頼ある同盟国に対する態度には見えない

要するに、明らかにこの会見の様子は、トランプ氏が文氏をまったく信頼していないという証拠でしょう。

文在寅氏は、「米朝首脳会談を実現させる」とばかりに、意気揚々と韓国に出掛けました。これについては文在寅氏の訪米に随行中の韓国政府・大統領府の高官が、「米朝首脳会談は99.9%実現する」と述べているほどです。

韓国安保室長「米朝会談は99.9%実現…北の立場を理解しようと努力」(2018年05月22日16時11分付 中央日報日本語版より)

しかし、「米朝首脳会談を実現させる」と意気揚々と米国に出掛けた文氏でしたが、逆にトランプ氏からは、文氏の目の前で「米朝首脳会談が開かれる可能性はかなり低い」と言われてしまう始末。それどころか、共同記者会見でも文氏にまったく配慮していないことも、実に印象的でした。

いや、今回の共同記者会見は、トランプ氏がわざと文在寅氏のメンツを潰すために開いたものではないか、とすら思えてしまうのです。

「次の次」の焦点

さて、朝鮮半島核問題をめぐる世の中の「次の焦点」は、6月12日に米朝首脳会談が開かれるかどうか、に注がれているようですが、私は一歩先を読んで、「次の次」についても考えておく必要があると思います。端的に申し上げるなら、果たして「米韓同盟の破棄」が見えて来るかどうか、という点です。

今のところ、オバマ政権と朴槿恵(ぼく・きんけい)政権の関係、トランプ政権と文在寅政権の関係を見ていると、米韓関係は極めて悪いのですが、だからといって、ホワイトハウスの高官などが表立って「米韓同盟の破棄」を議論している、という状況には至っていません。

もちろん、文在寅政権がトランプ政権を激怒させているという点については、すでに当ウェブサイトでも何度か指摘して来たところです。ただ、「現在の韓国の政権が現在の米国の政権を激怒させている」からといって、「70年の伝統を持つ米韓同盟がただちに消滅する」と考えるのは、やや思慮が浅いと思います。

米国にとっては、韓国は過去に朝鮮戦争という「米国人の血を流した戦争」で守ってやった、非常に大事な同盟国です。また、韓国軍には米軍の装備が与えられており、いますぐ米韓同盟を破棄すれば、米国の軍事機密が中国や北朝鮮、ロシアなどに流れかねない、というリスクもあります。

しかし、それと同時に、「無能な味方は有能な敵を上回る脅威」でもあります。もし米国が賢明な判断を下す国ならば、北朝鮮との交渉のサイドラインで、米国が何らかの形で米韓同盟を清算することをチラつかせるのではないかと思います。

その意味で、朝鮮半島情勢からはまだまだ目が離せない展開が続きそうです。

読者コメント一覧

  1. 謎田謎也 より:

    両大統領の会見(というかトランプ大統領の独演会)の最後の部分のうち、
    「韓国記者の韓国語による質問」を、通訳官が英訳してトランプ大統領に伝えた部分に、「韓国は仲裁者の役割を……」という趣旨の英単語が含まれていたのかどうかという一点、確認できないでしょうか。

    もしも、「仲裁者の役割」という英単語を通訳官が使っていたなら、
    文大統領の韓国語による発言の翻訳を聞かずして記者会見を打ち切ったトランプの非礼なリアクションも、「仲裁者という単語」に対する脊髄反応だと理解できるので。

    残念ながら、私がグーグルニュースで英文サイトを調べた範囲では、通訳官が大統領に伝えた単語そのものは分かりませんでしたが、仮にトランプが非礼な反応を示したのが「謎の仲裁者理論」という韓国記者の単語であったのなら、アメリカ政府の姿勢を見る試金石として、意味があったと思うのです。

  2. めがねのおやじ より:

    < 昼刊発信ありがとうございます。
    < 中央日報によりますと、大要、以下の通りですね。本当にトランプ大統領は失礼だ。ハハハ。
    < トランプ大統領は失礼だな〜。文との対談なのに記者会見先にして、38分間も浪費するなんて(笑)。『文との話?世間話なら要らん』。
    < トランプ大統領は米韓同盟をなんと心得ているのか。質問28個のうち、文が話したのは2個だけか。通訳がヘボだったのだろうか。『いや、英語が朝鮮語より達者な康長官だった。米国籍の娘も一緒だ。韓国には戻らんつもりかな』(笑)。
    < トランプ大統領は文を『仲介役』と認識してないのか。余りにも花を持たせなさすぎだ!『私は、赤の走狗にハンドルを任せられない。それよりシンゾーは来ないのか?マー ラ アゴでゴルフ出来たのに』(笑)。
    < 最後の質問に対しての、文大統領の意見聞かれましたか?『どうでもええ(笑)。そんな事は文に聞け。私は文と韓国記者団とは長居したくないんだよ!臭いんだ』(笑)。
    【 文大統領に対しては、どういうつもりで押し掛けて来たのか知らないが、『オマエは敵だ!』というのがホワイトハウスの本音。メシ無しだ、早く帰らんかいッーーですな。欠礼は韓国だろ。忙しいのに、大した用も無く、来んな(大笑)。】
    あ〜また明日からいろいろ楽しみだわ。
    < 失礼します。

  3. とゆら より:

    韓国の外交はその場しのぎ、外交相手にも韓国民にも言い訳ばかり。
    期待ばかりふくらませて理想と現実との乖離で右往左往。
    文大統領は目が泳いでましたね。

  4. きゃん より:

    いつも楽しみに拝読しております。「米国の軍事機密が中国や北朝鮮、ロシアなどに流れかねない。」確かにご指摘の通りだと思います。トランプ大統領の振る舞いを見ると、既に一部は中露へ流れているようにも思えます。

  5. 黄昏せんべい より:

    Mediator仲介者というより Spy間者だもんな文は

    「ウリの話もきいてやってつかあさい」
    https://www.youtube.com/watch?v=3OeIyKoRGoM

  6. 匿名 より:

    >しかし、「米朝首脳会談を実現させる」と意気揚々と米国に出掛けた文氏でしたが、逆にトランプ氏からは、文氏の目の前で「米朝首脳会談が開かれる可能性はかなり高い」と言われてしまう始末。

    ここの文意が取れないのですが・・・。

    1. 新宿会計士@外出中 より:

      匿名のコメント主様

      ご指摘ありがとうございます。確かにこの
      「米朝首脳会談が開かれる可能性はかなり高い」

      の下りは意味がわかりませんね。正しくは
      「米朝首脳会談が開かれる可能性はかなり低い」

      と記載すべきでした。
      現在外出中のため、今晩にでも修正したいと思います。

      貴重なご指摘、大変ありがとうございました。

      引き続き当ウェブサイトのご愛読ならびにお気軽なコメントを賜りますようよろしくお願い申し上げます。

  7. 一日本人 より:

    金正恩は北朝鮮の指導者に生まれて損したと感じているんでしょう
    ディズニーランドにさえ行けず、スマホもゲームも無い
    車や飛行機など夢物語
    つまり、北朝鮮なんかで最高権力者でも、意味がない
    貧しい国の生まれでも、海外に脱出するか、国の発展に期待できるだけ北朝鮮の指導者よりはマシ
    その事をウィーン留学で知ってしまったんです

    だから北朝鮮が滅びようがどうなろうが関係ない
    ところが北朝鮮の現体制は、あまりにも、金正恩の存在に依存しすぎており、彼が破れかぶれな姿勢を示そうと国が困窮しようと、誰一人、金正恩に逆らう事はしません
    金正恩以外の誰が指導者になったところで、そのシナリオを練った本人さえ得をしないんでしょう
    だから、本当に破れかぶれで場当たり的な金正恩体制がいつまでも続いていきます

    なお、今後、北朝鮮が韓国を恫喝するのに用いる材料は醜聞と予想しています
    つまりスキャンダルで韓国を制御しようとする
    ノ・ムヒョン氏は亡くなり、李明宏氏は先月起訴されました
    ローソクデモとらやで朴槿恵氏は投獄され、韓国政治家の末路は、常に、醜聞まみれです

    北朝鮮は文大統領を同様のスキャンダルで支配下に置いているでしょう
    もちろん、そんな事をしなくても文は北朝鮮の傀儡ですが

    だから、赤化統一なんて大きな動きがなくても韓国は北朝鮮の傀儡であり続けます
    中国はTHAADミサイル問題について、韓国自身に対処させています
    対処失敗ならば中国による韓国への経済制裁で韓国経済が弱まります
    特にサムスンとヒュンダイが衰えれば、中国企業による合法的買収や、半導体自動車部門における中国企業の相対的利益になる点で意味があります
    また、万一THAADミサイル撤去となれば、アメリカの影響力が削がれ、中国にとって大きな利益となります

    韓国は冷え込む経済と外交への活路を日本に求めています
    だが、安倍政権、麻生経済体制は、はっきりと韓国を切りました
    そのため韓国の傀儡である日本国内マスゴミと野党は、何がなんでも安倍政権を潰すため、これからも安倍政権への言いがかりをつけてくるでしょう

    安倍政権にはマスゴミと野党に勝っていただきたい
    この事は、韓国北朝鮮と戦争をして勝つ事に等しいです
    頑張れ安倍政権!

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