「好きにすれば?でも合意は守ってね。」
本日2本目の配信です。明日、韓国政府は「慰安婦合意TF」の結果を発表するのだそうで、韓国メディアはこの話題で持ちきりとなっています。しかし、これに対するわが国の反応は、ひとつしかありません。「好きにすれば?でも合意は守ってね。」です。
外交カードにならないTF
事前の報道だと、明日、韓国から「慰安婦合意タスクフォース(TF)」の結果が公表されるそうです。
これは、2015年12月28日に、当時の日韓両国の外相が「慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決」で合意した、いわゆる「日韓慰安婦合意」を巡り、康京和(こう・きょうわ)韓国外交部長官(外相に相当)が直轄するTFが、その合意の形成過程を検証するというものです。
ただし、そのTFの結果が発表されても、中央日報の報道によれば、韓国政府が具体的な対応を取るのは平昌(へいしょう)五輪(つまり来年の2月)以降なのだそうです。
当初、韓国政府はこのTFを一種の「外交カード」として使おうとしている節がありましたが、康長官が来日した際、日本側は慰安婦合意の再交渉には一切応じず、慰安婦合意を遵守することが大事だとする姿勢を繰り返し、韓国を強く牽制。逆に、韓国政府はこのTFにより、自分で自分の首を絞めている格好となっています(『ツートラック外交以前の問題』あたりもご参照ください)。
いくつかのメディアの報道だと、このTFの検証結果は、だいたい次のようなものになるそうです。
- 日韓合意には「被害者」である(自称)元慰安婦らとの意思疎通が不足していた
- 韓国国内的な手続として瑕疵がある
- よって、TFとしては韓国政府に対し、日本政府との再交渉を勧奨する
日本「好きにやれば?」
とくに、「意思疎通の不足」については、次のような記事でも確認できます。
あす慰安婦合意の検証結果 韓国外相「被害者との意思疎通不十分」(2017/12/26 11:55付 聯合ニュース日本語版より)
聯合ニュースによると康長官は
「難しい懸案が残っているが、今後も歴史を直視しながら両国関係をもう一段階発展させるために外交的な努力を尽くす」
と述べたそうですが、「難しい問題」とは単なる韓国国内の問題であり、私たち日本には関係ありません。好きにすれば良いのではないでしょうか?
ただ、かりに韓国が慰安婦合意を「再交渉しよう」と言い出せば、その時には、日本としては容赦なく、韓国を叩く姿勢に転じるべきでしょう。
慰安婦合意とは、「最終的かつ不可逆的に」、慰安婦問題が解決したことを、韓国政府側が認めたものです。そして、これに伴い韓国政府側には、ソウルの日本大使館前の慰安婦像問題を「適切に解決」する義務が生じているのです。
韓国政府がこの問題を「適切に解決」することができなければ、いつまでたっても慰安婦合意の履行を日本は韓国に対し要求し続けることができますし、むしろ外務省にはそうする義務があります。
韓国世論と日本政府の板挟みで苦しむ韓国政府
つまり、韓国が慰安婦合意TFを発表することは自由ですが、日本がそれの相手をする必要は全くありません。
当たり前の話ですが、本件につき、すべてのタネを撒いたのは韓国政府側であり、日本政府や日本国民は関係ありません。
韓国政府は今回のTFの結果次第では、「なぜ日本に対して強い姿勢で対処しないのか?」という批判を浴びることになりますが、それも日本政府の知ったことではありません。
従来の日本の外務省だと、「韓国政府が困っているから日本が救いの手を差し伸べよう」という、無用な配慮を働かせる売国役人が幅を利かせていました。
具体的には、「安倍総理のお詫びの手紙などの追加措置を講じる」、「日韓スワップ協定の再開など、韓国側に経済的便宜を図る」などの力学が、肝心の日本政府内部で働いていたのです。
しかし、さすがに今回に関しては、安倍政権側がそれを許さないでしょう。
あるいは、安倍政権がそれを許したら、日本国民が安倍政権を許さないでしょう。
よって、今回については、日本政府側の「救いの手」は、差し伸べられないと見るべきでしょう。
韓国側では、「この問題を巡っては韓日両国が賢く解決していかねばならない」といった論調も見られますが、「賢く解決すべき問題」とは純粋に韓国の国内問題であり、日本は全く関係ありません。
慰安婦合意TFを立ち上げたのも、無用な反日を煽ったのも、すべては文在寅(ぶん・ざいいん)政権の自業自得です。
勝手に苦しむのが良いでしょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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< 2度目の更新ありがとうございます。
< 最近、韓国は断末魔なのか、外交カードの作り方、切り方がヘタクソになりましたね。以前なら日本側が忖度するように、デッチ上げでも本当の事のように、火病起こして青筋立てて怒鳴りまくって、罵りまくって何かを引き出そうとしましたが、上手い役者が減ったのかクビ切り過ぎたのか、シロウトみたいな長官しかいません。言われっぱなし。康長官など海千山千の政治家相手は無理無理。ブルートゥースの防水イヤホン貰って帰っただけ。
< よく『韓日間には難しい問題があるが〜』、、韓国発の報道で聞くフレーズです。しかし、日本国に責があること、これっぽっちもありません。すべて韓国、中国側です。日本には他にも使えるカードがあります。韓国に対してはビザ短縮、邦人保護問題、日米韓軍事同盟の絵踏み、GSOMIA、平昌、仏像、まだまだあります。中国には幻の南京虐殺問題(日本側は通州事件、実数400人以上民間人殺戮)、AIIB未加入の件、F-35B投入と正規空母、スプラトリー、島嶼、、日本も手持ちカードは増えました。大事にココ!という時に使いましょう。
< さて、明日は何を言い出すやら、どうせ「合意には被害者の意見が入ってない」とか身内のことしか言わないでしょう。日本に強く出るのか(我国は合意の履行を即座にせよ!だけですが)、またTFは意見として、結論は先送りにすると言うか(笑)、バカ国はがんじがらめ。正月やいうのに、通夜か告別式(笑)。
< 失礼いたしました。
2015年12月28日の、いわゆる慰安婦合意からまもなく2年が訪れる。その合意内容で日本人でも普段使わない「不可逆」なる語彙が使われた。化学分野では「可逆性」「不可逆性」などと用いられるようだが、ほとんどの人には馴染みのない用語であったように思う。
この「不可逆」、実はそもそも日本側から出された案には使われていなかった。日本側からは「最終的」との用語で韓国側に提案されたものであった。ところが、この日本側からの10憶円を含めた解決案を、そもそも韓国側は解決案とは到底思ってはいなく、「謝罪案」としか捉えていなかった。
過去にあらゆる手段で繰り返し「謝罪」しているにも関わらず、永遠に蒸し返しを繰り返す「被害者ビジネス」に終焉は無いのであろう。許してしまったら稼げなくなるので、当然だし、憎き日本人を永遠に許さないことが民意の根底であり、国民情緒とやらの民心統合の活力なのであろうから。
それにしても当の大統領府が合意した国家間の約束事が、大統領が代わると無に帰してしまうとは最早、国家の体をなしていない。日本では過去の、村山談話や河野談話をして「無かったこと…」などとは口に出すのも恥ずかしく、到底言えるものではない。
韓国での大統領とは日本での安倍総理、とは到底違う扱いのようだ。例えば李氏朝鮮時代での王様くらいの存在なのか?だから「ロウソクで当選」するし、日本人が軽く扱うと「誣告罪」的に重罪の問われるような「偉い」存在なのであろう。
タイムマシンは逆行を差し始めたようで、約500年前に向かってまっしぐら。早くキンペー様のご機嫌を回復して朝貢外交を推し進めないと…、な。
慰安婦合意の検証?好きにすれば?wwwww
どーせ大統領が変われば約束破るんだしって阿部ちゃんも絶対分かってやってるよねwww自分からドツボ入りに行くアホ国家wwwww
日本は慰安婦合意を完全に履行した。後は韓国の問題。今回はアメリカも一枚かんでいるから、簡単には破棄できないと思う。慰安婦合意が破棄されたら、アメリカにも責任をとってもらおう。
日韓の漁業交渉でも結局、韓国が約束を守らないから延長できなかった。約束を守らない国と契約も交渉もできない。UAEと揉めているみたいだけど、これもたぶん韓国が約束を守らないのが原因の可能性が高い。日本は大甘の対応だけど、それ以外の国はそんなに甘くないと思う。
結果として思うのだけど、あの10億円の手切れ金は安かったな。しかもすぐに振り込んで、日本は義務を果たすことができた。おまけに韓国は10億円を他の使途に流用までして、アメリカの不審を買ったと思う。今後、アメリカは日本に対して韓国の仲介はできないね。アメリカが韓国の口利きをしても「まずは慰安婦合意の完全履行。話はそれからだ。」ですませられるからね。
読者投稿欄への自己コメントをお許しください。
事前の報道だと、韓国政府が設置した「慰安婦合意検証タスクフォース(TF)」の検証結果が、本日発表されるそうです。
これについて、さきほど、時事通信は「本日午後、関連財団の運営調査結果とあわせて発表される」と報じています。
慰安婦合意検証、午後に発表=関連財団の運営調査結果も-韓国(2017/12/27-09:22付 時事通信より)
正直、私も本文内で記載したとおり、これは韓国の国内問題であり、日本政府として何か言える話でもありません。どのような調査結果になろうとも、慰安婦問題は日韓政府間では「最終的かつ不可逆的に解決済み」だからです。
そして、それを蒸し返した瞬間、「韓国政府が合意を破った」ことになります。安倍政権は韓国側の慰安婦合意破りに対し、いったいどのような制裁を準備しているのでしょうか?
仮に安倍政権が韓国の合意破りを放置するのなら、私も当ウェブサイトを通じて安倍総理、河野太郎外相のことを手厳しく批判したいと思います。