内閣改造とマスゴミの「潮目」の変化

昨日は安倍晋三氏が内閣総理大臣としての内閣改造と、自民党総裁としての党役員人事を発表しました。この人事を巡り、インターネット上では「疑問もある」とした見方が広まっていますが、私はもう少し、大きな視点から眺めることが必要ではないかと考えています。

内閣改造と自民党人事

安倍采配をどう読むか?

昨日、安倍晋三氏は、内閣総理大臣としての内閣改造と、自民党総裁としての自民党役員人事を実施しました。主な人事は、次の通りです(図表1)。

図表1 主な内閣人事と自民党人事(敬称略)
ポスト改造前改造後
副総理兼財務大臣麻生 太郎(留任)
内閣官房長官菅 義偉(留任)
外務大臣岸田 文雄河野 太郎
防衛大臣岸田 文雄小野寺 五典
文部科学大臣松野 博一林 芳正
法務大臣金田 勝年上川 陽子
総務大臣高市 早苗野田 聖子
厚生労働大臣塩崎 恭久加藤 勝信
農林水産大臣山本 有二齋藤 健
経済産業大臣世耕 弘成(留任)
国土交通大臣石井 啓一(留任)
自民党幹事長二階 俊博(留任)
自民党総務会長細田 博之竹下 亘
自民党政調会長茂木 敏充岸田 文雄
自民党選挙対策委員長古屋 圭司塩谷 立
自民党国会対策委員長竹下 亘森山 裕

(【出所】首相官邸ウェブサイト、自民党ウェブサイトより著者作成)

外相に河野太郎氏!その時点で私は驚いてしまいました。また、総務大臣に野田聖子氏を充てる人事や、自民党幹事長に二階俊博氏が留任する人事など、自民党が「古い自民党」に回帰しているようにも見えてしまいます。

ただ、今回の人事では麻生太郎副総理兼財相、菅義偉内閣官房長官という重鎮に加え、世耕弘成経産大臣が留任したことに加え、小野寺五典氏を防衛大臣に再任したこと、林芳正氏を文科相に抜擢したことなどを見ると、できるだけ奇をてらわず、実務を重視する姿勢を示したものとも考えられます。

安倍晋三氏自身も自民党の総裁という立場である以上、いわば、自民党の派閥力学への配慮は必須です。そうした派閥力学への配慮を示しつつ、重要ポストに重鎮を留任させ、実務派を配置することで、政権を安定させようとする姿勢の表れが、今回の人事であると見るべきでしょう。

敵こそすぐ近くに置け!

もちろん、あくまでも私個人としての見解ではあるものの、今回の内閣人事、自民党役員人事にはいくつもの疑念があります。しかし、「自民党の人材難」という状況を考えるならば、私は今回の人事については「無難にまとめた内閣」と称するのが妥当ではないかと考えています。

安倍政権が2012年12月に発足して以来、すでに5年近くが経過します。その安倍政権は、「地球儀外交」を展開しつつ、法制面では特定秘密保護法や安全保障関連法、テロ等準備罪を成立させるなど、日本の外交・安全保障では顕著な貢献をしてきました。私は、安倍総理が戦後で最も有能な宰相だと確信しています。

ただ、それと同時に、安倍政権には2つの弱点があります。

1つはマス・メディアによる執拗な政権攻撃であり、もう1つは「身内の不祥事」です。とくに、昨年夏の内閣改造では、参院選で勝利を収めたこと、安倍政権に対する支持率が安定的に高かったことなどを背景に、安倍政権にも慢心があったのかもしれません。

今年6月から7月にかけて、政権支持率が急落した要因には、マス・メディアによる攻撃だけでなく、閣僚や自民党議員による不祥事が相次いだこともあったことは間違いありません。安倍総理、政権幹部、自民党幹部は、こうした不祥事を謙虚に受け止めるべきでしょう。

そして、今回の人事にも、昨年までの安倍政権の「強気」が消えて、謙虚さが表に出たという側面もあるかもしれません。それが「政治的な能力や党内の派閥関係等を考えて無難にまとめた内閣」という姿に結実しているのでしょう。

もっとも、「無難にまとめる」という姿勢が、あとあと禍根をもたらさないか、非常に心配です。とくに、現在の衆議院の任期は2018年12月に満了します。それまでに「破れかぶれで解散」などをしてしまえば、自民党が惨敗し、「小池ファースト党」などのポピュリスト政党が躍進してしまえば、日本にとっては悪夢でしょう。では、なぜ今回、このような布陣となったのでしょうか?それを読み解くヒントを、ジャーナリストの有本香さんが示されています。

有本香さんは昨日のインターネット番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』の中で、映画『ゴッド・ファーザー』のセリフ “Keep your friends close, and your enemies closer”(友達よりも敵の方を近くに置け)を引用し、野田聖子氏らの入閣については、「孫子の兵法」の考え方をしたたかに活用したものではないかとの考え方を示していますが、これは1つの分析面白いでしょう。

日韓スワップ、一帯一路、AIIBはどうなるのか?

本日の「本論」とは関係ありませんが、河野太郎氏の外相就任にともない、気になる論点があります。それは、金融・経済面における、日韓協力や日中協力について、です。もっと具体的に申し上げれば、日韓スワップ協定、一帯一路構想、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に対する取り組みについて、です。

これらのうち、特に日韓スワップについては、慰安婦像を釜山の日本総領事館前に設置されたことを受け、今年1月6日に協議が中断されたままになっています。しかし、外貨不足に悩む韓国は、日韓スワップの再開を熱望しているとされます。そして、日韓スワップは事実上、巨額の外貨準備を保有する日本政府からの韓国銀行に対する金融支援であり、しかも、韓国が要望しているスワップは500億ドル(!)という非常識に巨大な規模です。

日本を侮辱しながらも日本からの支援を欲しがるという神経が、私には理解しかねますが、それでも日本国内にも「日韓スワップは韓国だけでなく、日本のためにもなる」と不思議な主張をする連中がいることも事実です(詳細は『「スワップは日本にも恩恵がある」の大ウソ』あたりをご参照ください)。

さらに、中国が主導する国際開発銀行であるAIIBや、事実上の中国のユーラシア大陸支配計画である一帯一路構想構想についても、日本として積極的に参加したいと考える者が存在します。ただ、日本がAIIBに参加しても、得られるメリットと言えば族議員の利権拡大や財務官僚の天下り先確保くらいしかなく、日本の国益には正面から反します(詳細は『日本がAIIBに参加することの「メリット」』あたりをご参照ください)。

この点、河野太郎氏が外相に就任したことで、これらの構想が具現化するというリスクは否定できません。

しかし、安倍政権発足以降、外交の実質的な司令塔は、外務省から首相官邸に移って来ています。さらに、これに加えて日韓スワップとAIIBに関しては、財務省の管轄でもあるため、麻生太郎副総理兼財相という「重鎮」が首を縦に振らなければ、日韓スワップもAIIBも前進しないでしょう。

ここで安倍総理が、敢えて自他ともに認める親韓派・親中派である河野太郎氏を外相に据えたことには、次の2つの意味があると考えます。

  • 親韓派・親中派である同氏を外相に据えることで、中韓両国は表立って日本を刺激し辛くなることを狙う
  • 外交をほぼ完全に官邸が掌握したという自信の表れ

私は今回のこの人事が安倍政権の「仇」とならないことを祈りますが、それとともに、私の見立てが正しければ、そこまで心配する話でもないのかもしれません。

社会全体の転機

4つの要因

さて、今年6月の「内閣支持率激減」から8月の内閣改造に至るまでの、一連の過程を眺めてみると、現代の日本を巡る4つの問題点が浮き彫りになってきます。

1つ目は、マス・メディアによる「フェイク・ニュース」です。「もり・かけ疑惑」とは、ヒトコトでいえば、安倍晋三総理大臣が内閣総理大臣としての地位を利用して、個人的なお友達の経営する学校法人に便宜を図っていたとされる問題であり、マス・メディアによる典型的な印象操作(というよりも、ここまで来ると明らかな捏造報道)です。もっとも、この「もり・かけ疑惑」を巡っては、ここ1週間で、急激にトーン・ダウンした感があります。もっとも、これにはいくつかの理由があると思いますが、これについては後述します。

2つ目は、霞ヶ関の官僚によるリーク合戦です。これは、1つ目の問題点ともつながっていますが、とくに文科省や防衛省などで、官僚が政治家を貶める行動をとったという意味で、深刻な問題点でしょう。

3つ目は、「野党不在」です。マス・メディアが一生懸命、フェイク・ニュースで安倍政権を倒そうと努力したにも関わらず、野党(とくに民進党)の存在感がありません。なかでも、民進党の村田蓮舫(むらた・れんほう、中国名「謝蓮舫」=しゃ・れんほう)代表が、自身の二重国籍疑惑について疑いを晴らそうとして公表したいくつかの書類が偽造だったという疑いがあらたに出現するなど、事実上「自爆」したことで、民進党の代表辞任にまで追い込まれたことは、興味深い問題点です。

そして、4つ目は日本の周辺に困った国が多い、という点です。ICBMの発射を行った北朝鮮の脅威は深刻ですが、韓国は北朝鮮と対峙する「日米韓同盟」の結束を乱していますし、中国はロシアとともに北朝鮮の大量破壊兵器開発を事実上支援しています。さらに、その中国は東シナ海や南シナ海での侵略行為をやめようとしません。

以上、日本にとって非常に困った問題をまとめると、図表2のとおりです。

図表2 現代の日本にとっての「困った問題」
問題点概要備考
①マスゴミによる捏造報道新聞・テレビがフェイク・ニュースを乱発している問題「もり・かけ問題」は朝日新聞などによる捏造報道である
②霞ヶ関の官僚の反乱霞ヶ関の官僚が政治家を貶める情報をリークしている問題文科省や防衛省などによる内部文書が政権に打撃を与えた
③まともな野党が不在最大野党・民進党をはじめ、まともな野党が存在しないという問題民進党・村田蓮舫代表のお粗末な「自爆」劇も、まともな野党が存在しない証拠か
④中露朝韓という周辺国日本の周辺には無法国家ばかりであるという問題大量破壊兵器を開発する北朝鮮を含む

これらはどれを例にとっても、記事のテーマとして成り立ちますが、本日は「社会の転機」という観点から、これらの問題を横串で眺めてみたいと思います。

もり・かけ疑惑を封じた3つの事件

現在の日本国内における最大の問題が、国内のマス・メディアのフェイク・ニュースです。

マス・メディアとは新聞、テレビを中心とする、多くの人々に一定の情報を伝える媒体のことを指し、日本では「マス・コミュニケーション」を略して「マスコミ」とも呼ばれます。もっとも、「ゴミのような情報ばかり垂れ流す日本国民の敵」という意味で、「マスゴミ」なるネット・スラングが広く人々の支持を集めているのも事実でしょう。

ところで、「もり・かけ疑惑」とは、ヒトコトでいえば、

安倍晋三が内閣総理大臣としての地位を悪用し、自分のお友達が経営する学校法人に便宜を図っていた問題

のことであり、これは完全な濡れ衣です。すでに各種証拠により、安倍総理が不正を働いた事実がないことは明らかですが、それにも関わらず、マスゴミが「報道しない自由」「ウソを報道する自由」をフル活用して、この濡れ衣を安倍総理に着せて来たのです。

ところが、この1週間で、「加計学園」に関連した報道が、一斉にフェード・アウトしました。これには、どういう事情があるのでしょうか?

表面的には、その要因は、3つあると思います(図表3)。

図表3 もり・かけ疑惑が消滅した表面的な要因(図表中、敬称略)
要因概要備考
村田蓮舫の辞任民進党の代表だった村田蓮舫が7月27日に唐突に辞意を表明した二重国籍疑惑を晴らすための書類が偽造されていたとの疑いが生じている
稲田朋美の辞任防衛大臣だった稲田朋美が7月27日に唐突に辞意を表明したいわゆる「日報隠蔽問題」の責任を取る形で辞任した
北朝鮮のICBM発射北朝鮮は7月28日深夜にICBMを発射したこれにより全米が射程に入ったとの報道もある

まず、村田蓮舫氏の民進党代表の辞任です。

村田蓮舫氏は7月18日、自身の戸籍謄本や台湾当局による国籍離脱証明書の写しを公表しました。ところが、インターネット上では、同氏が公表した書類には疑わしい点が多々あるとして、あっという間にこの話題でいっぱいになってしまいました。

また、野田佳彦幹事長は、求心力を失った村田蓮舫氏を見捨てて逃亡。後任の幹事長が見当たらず、やむにやまれず、7月27日に辞任したというのが真相でしょう。もちろん、朝日新聞をはじめとするマス「ゴミ」は、村田蓮舫氏の辞任について、極めて小さな取扱いしかしていません。しかし、どれだけマス「ゴミ」が隠蔽しようとしても、村田蓮舫氏から漂ってくる怪しさを、一般国民には隠し立てすることなどできません。

次に、稲田朋美氏の辞任です。マス「ゴミ」は「日報隠蔽問題」を巡って、稲田氏を攻撃する気だったのかもしれませんが、稲田氏が先回りして辞任してしまったため、攻撃の矛先を失ってしまった格好です。

さらに、北朝鮮が全米を射程に収めるICBMを開発していたとの情報が出て来たことを受け、「もり・かけ問題」をこれ以上引っ張ることが厳しくなったという事情もあるでしょう。

インターネットの普及は想像以上に成果を挙げた!

さきほど図表3で列挙した3つの要因は、あくまでも表面的な要因に過ぎません。マス「ゴミ」が「もり・かけ戦線」から撤兵した大きな要因は、おそらくインターネットにあります。

誤解なきように申し上げておきますと、「インターネット」に意思はありません。日本の場合、マス・メディアは自分の意思を持っていて、時として自分の都合で情報を捻じ曲げることがあります。しかし、インターネットとは単なる「場」に過ぎません。つまり、インターネットとは人々が参加する自由な言論空間であり、インターネット空間で流れている議論は、究極的には日本国民の世論そのものなのです。

「もり・かけ疑惑」については、インターネット上では、かなり早い段階で、単なるマス・メディアによる印象操作であると見抜かれていました。また、政権支持率が急落している点についても、マス・メディアによる恣意的な偏向報道によるものではないかとの議論が活発に行われています。

つまり、マス・メディアがこれ以上、「もり・かけ疑惑」を使って安倍政権を貶めることは不可能だと判断したのです。その意味で、インターネットの普及は、間違いなく、マス・メディアの偏向報道に対する牽制として機能しているのです。

フェイク・ニュースでマスゴミは自壊する!

私は、今回の安倍政権の内閣改造についても、マス・メディアによるフェイク・ニュースの影響が色濃く出ていると考えています。

政権支持率が急落した最大の理由とは、あそこまで酷いフェイク・ニュースでマス・メディアに攻撃されたことがあり、その意味で、日本を悪くしている最大の犯人がマス・メディア(あるいはマス「ゴミ」)であることは間違いありません。ただ、それと同時に、安倍政権には長期政権としての慢心があり、あちこちでタガが緩んでいたということも事実でしょう。私に言わせれば、あそこまで酷いフェイク・ニュースでマス・メディアに攻撃されるだけの材料を提供した政権側にも、ある意味では「過失」はあります。

ただ、それと同時に、現代の日本に強い希望があるとすれば、インターネット上の言論空間が、マス・メディアの虚報を強く監視し始めている点です。今回の「もり・かけ疑惑」を巡っては、少なくない数の国民が、マス・メディアの報道を疑ってかかるようになったと信じたいです。

もちろん、いまだに新聞やテレビの報道を信じる日本国民の数は多く、日本全体として、マス・メディアに対する信頼性は高いといえます。しかしながら、フェイク・ニュースをばら撒けばばら撒くほど、マス・メディアに対する信認は、確実に低下していきます。つまり、フェイク・ニュースでマスゴミは自壊するのです。

私は、間違いなくマス「ゴミ」の崩壊は近いと考えています。その日に向けて、当ウェブサイトはささやかながら、社会の木鐸として、インターネット言論空間のすみっこに存在し続けたいと考えています。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 激辛大好き より:

    以前、小泉内閣で2年目の予算案を発表したとき、今受け取ったばかりの資料を見て、フジテレビの記者が「こんな予算案では景気が良くなりません」と断言していた。それから半年後、景気が上向きと判断されたのですが、その記者がどのような感想を持ったのかは残念ながら知りません。
    昔も今も、マスコミは先を争って報道することに夢中で、正確性は2の次なのです。特に気に入らない政権には、批判材料の信ぴょう性には目をつぶり、書き立てる。テレビによく出る北村弁護士が虎ノ門ニュースで、前川氏と愛媛県前知事の加戸氏の証言を並べて報じないマスコミを批判していました。全くその通りで、マスコミは自分たちに不都合なことは一切報道しない姿勢がありありです。
    凡人の私でもネットを見れば見方の異なる情報が多く得られるのに、大手マスコミではほとんど片一方の情報しか流さない。マスコミの世界では、ニュースというものが正確さより、受け狙いの奇妙性あるほうが珍重される。そして彼らは政権を批判するのが大衆受けするものだと思い込んでいる。モリカケなどどこかが事件として報道すれば、真実などほったらかして、他社に遅れてはなるものかとばかり報道を競い合った結果です。
    ただ、いかなマスコミも同じことを並べ立てるのは飽きるものです。新宿会計士様は3つの理由でマスコミの風潮が変わったとのご意見ですが、私は単に彼らがモリカケを報じるのに飽きて、別の話題を探し始めただけだと思います。少しでもマスコミに見識があるなら、価値のないゴシップよりも朝鮮有事など国の保全に関わる問題を取り上げてくれと願うだけです。

  2. げんた より:

    今週もおつかれさまでした。

    新内閣の人事には?でしたが、虎の門ニュースの有本さんの解説を観て納得しました。河野新外相は父親が侵した大罪・河野談話が足枷になるでしょうね。願わくば撤回してほしいですが。。。

    ゴミはいましっかり片付けないと、第二、第三のモリカケ騒動を起こしますよ。放送法をしっかり守らせる仕組みを作るべきです。ネットを中心に、偏向番組のスポンサーへ抗議運動が相次いでいますが、さらに拡大していきたいですね。

  3. オールドプログラマ より:

    韓国の7月末外貨準備高が3837億6000万ドル(約42兆4900億円)で過去最高になった。とのニュースがありました。サムソンが最高益、大宇造船海洋がインドネシアから潜水艦3隻受注といった明るい話題がありますので、韓国からの通貨スワップが正式に要請されることはまず無いと考えられます。
    AIIBは「一帯一路」会議にインドが出席しなかったためか、インド向けの融資が3件増えています。本部が人民元しか使えない北京にあり、職員も100人たらずではまともな審査も出来ない(面子を重んじる中国ですから、職員のほとんどは管理要員で、審査はアウトソーシングでやっていると思われます。)し、Aaaのランクをつけたのはムーディーズだけで他の格付機関は沈黙のままなので、当分鳴かず飛ばずの状態と考えられます。
    新外務大臣になった河野太郎氏も「慰安婦合意、着実に履行を」と最初から釘をさしているので、親爺さんと違って親中、親韓ではないように思います。

  4. めがねのおやじ より:

    いつも愉しみにしています。
    毎日によると、内閣の支持率が35%、不支持が47%と出てました。内閣と党の主要ポストを何人か残して、ここまで回復したのなら、ヨシではないでしょうか。防衛は◯、あともまあまあで、問題は外務の河野氏ですが、周りでは発言が意味不明、ヘンな人みたいに言われてます。本日、「親父とは違う」と言ったので、ひとまず安心かなと。河野氏の爺さん、父親、本人と比べたら◯、×、△かな。爺さんは根っからの政治屋、大物でしたが、エリート官僚出の岸、池田、佐藤にはかなわなかった(古るー)。やはり派閥の領袖になれても、首相は遠かった。反河野が多かった記憶あるし、濃いキャラが評価分かれますね。父親は皆さんご存知、ボンボンで自民から大見得切って出ていき、帰ってからは末席に追いやられ陰口言われて、やっと官房長官に。その時アノ発言があり、記憶に残る罪多き人。太郎氏も54歳の割に実績がない。中学からエスカレーターで上がった人だから揉まれてない(K大関係者ごめん。でも私は大学は一般入試またはセンター入試+個別2次試験合格者以外認めません)。社会人になってからも厳しい凌ぎ合いを経験してない。ま、エスカでもエレベでも日本の為に貢献してくれればいいですけど。毒には毒でということで、北、南、中華にさんざん握手外交だけして下さい。要らぬことは言うな、河野氏は最後のチャンス、生かせよ! と今は言いたい。失礼しました。

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