マス・メディアと野党議員の共通点
先日、当ウェブサイトに掲載した『【昼刊】辻元清美議員の妨害戦略を許すな』が、某大手オピニオン・サイトで大人気を博しているのだそうです。大した記事ではないのに、どうしてそこまで高く評価してもらえるのかといえば、「一般的な社会人の常識」が通用する記事に、人々が飢えているからではないでしょうか?
目次
私たちは常識的な議論に飢えている!
当たり前の感覚の当たり前の議論
読者の方からのメールによりますと、先日、当ウェブサイトに掲載した『【昼刊】辻元清美議員の妨害戦略を許すな』が、某大手オピニオン・サイトに転載され、そのサイト内でアクセス件数1位を頂いたそうです(といっても、ランキングは随時変動するはずなので、現時点でどうなっているかは存じ上げませんが…)。
正直、私は大したことを執筆しているつもりはありません。ジャーナリストではありませんから、政治家に直接取材して記事を書いているわけでもありませんし、文才もありませんから、何か気の利いたことを書いているわけでもありません。
私自身は今でこそ当「独立系ビジネス評論サイト」を執筆することを通じて、インターネットで情報の発信者となっていますが、インターネットを通じて、情報を得る側でもあります。その意味では、読者の皆様と同じレベルの情報しか得ていません。
それなのに、どうしてここまで評価して頂けるのかといえば、おそらく、「一般的な社会人が常識的な感覚によって執筆した文章」に、人々が飢えているからではないでしょうか?
新聞記者は高学歴なのにメンテしない?
これについて参考になるのが、当ウェブサイトの『朝日新聞?カネを払ってまで購読するつもりはありません』に対して「りょうちん」様から頂いたコメントにいただいた、こんな指摘です。
「これは私の持論ですが、そもそも新聞記者というのは、尊大な素人の集団なんです。
なにか専門知識が必要な事件が起きると、その道の専門家に非礼な電話取材をして都合の悪いことは報道しない自由を発動・都合の良い部分を切り貼りして世論誘導と、クオリティが低いと言うより悪質な報道犯罪のシリアルテラーだったのですよ。
ところが、インターネット時代になったら、そんな取材の「被害者」は、「こんなふざけた取材があってこんな報道されたけど、そんなことは言っていない」と自ら発信できますし、素人記者の書き散らしたクオリティの低い記事は、全国の有識者から、学識を持って、すぐさまフルボッコされます。
素人1人対全国の専門家なんだから、勝ち目があるわけないw。
インテリジェンスを持った一流大学出身者は(どんな一流大学を出たところで、社会経験が無ければ最初は素人です。問題はほとんどの新聞記者は謙虚に学ぶことをしないので、いつまで経っても素人のまま)そんな自尊心をフルボッコされるマスゴミなんかで恥の多い人生を送りたくないから就職活動でも猫またぎする様に成り、ますます自称報道記事のレベルは下がっていくという縮小再生産を続けた結果が近年の新聞の影響力の凋落なわけです。」
なるほど。興味深いご指摘ですね。
たしかに、新聞記者は専門分野に関しては完全な素人であることが多いと思います。私自身、企業会計や銀行自己資本比率規制などの専門家ですが、日本経済新聞の取材に答えた際に、完全に内容を曲解された経験もあります。
逆に、私は医療産業に関しては完全な素人ですが、先日の『ビジネスマンと育児』には、「燃え尽きた医者」様から、専門的な知見に基づくコメントを頂きました。これなども、日本のマス・メディアのレベルがいかに低いか(あるいは一般社会人のレベルがいかに高いか)という証拠ではないでしょうか?
新聞記者(とくに全国紙)やテレビ局関係者(とくに在京キー局、在阪準キー局など)の多くは、おしなべて高学歴ですが、就職した後で勉強しなくなってしまうがために、完全にレベルダウンしてしまうのかもしれませんね。
勘違いする野党議員
逢坂誠二衆議院議員のツイートが炎上
ところで、高学歴かつ華々しい経歴を持っているはずなのに、おかしなことをしてしまう人たちの筆頭格といえば、私は何と言っても野党議員(とくに立憲民主党や日本共産党あたりの議員)だと思います。
何の証拠もない「もりかけ問題」で国政を停滞させ、自分たちの理不尽な要求を押し通すために勝手に20連休を取ってしまい、パフォーマンスのためだけに「#MeToo」運動をやったり、地震の被災地の現場にヒアリングに行ったりしてしまう――。
こうした野党議員の行動は、明らかに常軌を逸しています。
(※なお、「日本維新の会」も定義上は野党ですが、この政党は「何でも反対」ではなく、是々非々で議論に応じる姿勢を示しており、この点については評価しています。本稿で私が批判したいのは、「すべての野党」ではありません。「国政の足を引っ張る政党」のことです。)
私たち国民が見ていないと思ったら大間違いです。とくに現代社会ではインターネットが存在するため、一般国民の反応は、ほぼリアルタイムで野党議員に投げつけられています。
これに噛み付いたのが、逢坂誠二(おおさか・せいじ)衆議院議員です。
野党が何も提案していないなどの批判がある。安倍政権が何をすべきか、安倍政権に何を期待しているのか、その声も少ない。政権を担っている当事者である安倍政権の現状分析を確実に行うことが必要。議員数の上では圧倒的な多数を安倍政権は握っている。本来、弱小野党を批判する意味はないはず。(2018年7月1日 21:14付 ツイッターより)
終わっているとか、無能集団とか、売国奴とか、何の根拠もない言葉並べ立てれば、それが批判だと考えている方がいるらしい。そんな直接的な言葉よりも、もっと的確な理にかなった批判をすべき。(2018年7月1日 21:19付 ツイッターより)
野党が何も提案していないなどの批判がある。安倍政権が何をすべきか、安倍政権に何を期待しているのか、その声も少ない。政権を担っている当事者である安倍政権の現状分析を確実に行うことが必要。議員数の上では圧倒的な多数を安倍政権は握っている。本来、弱小野党を批判する意味はないはず。
— 衆議院議員 逢坂誠二 (@seiji_ohsaka) 2018年7月1日
終わっているとか、無能集団とか、売国奴とか、何の根拠もない言葉並べ立てれば、それが批判だと考えている方がいるらしい。そんな直接的な言葉よりも、もっと的確な理にかなった批判をすべき。
— 衆議院議員 逢坂誠二 (@seiji_ohsaka) 2018年7月1日
逢坂議員はこうおっしゃるのですが、「野党が何も提案していない」という下りについては批判ではありません。事実です。また、ご自身が所属する立憲民主党は、衆議院では最大野党です。彼がいう「弱小野党」ではありませんし、国会における質問時間も野党が圧倒的に長いという事実があります。
また、たしかに「終わっている」「無能集団」「売国奴」などの罵倒語は良くないかもしれませんが、どうしてそれらを「何の根拠もない言葉」などと決めつけるのでしょうか?それに、私が見た限り、逢坂議員のツイートに対しては、罵詈雑言だけでなく、「的確で理にかなった批判」も多数寄せられているようにも思えます。
批判に極端に弱い人たち
このように考えていくと、マス・メディア産業関係者と野党議員には、1つの重大な共通点があると気付きます。それは、自分たちは偉そうに与党議員・政府関係者を批判するけれども、自分たちが批判される分には、極端に弱い、という点です。
たとえば、先日も『【夕刊】傍若無人な振る舞いをするから「マスゴミ」と呼ばれる』で紹介しましたが、共同通信の力丸将之(25)記者が大阪北部地震の犠牲者が居住するマンションに侵入して強引な取材をしたとして、共同通信が社会的に強く批判されています。
また、立憲民主党を含めた野党議員のパフォーマンスに対しても、一般国民は嫌悪感を抱いており、たとえば立憲民主党の尾辻かな子衆議院議員は大阪北部地震の直後に現場に入り、パフォーマンスのための現場視察を行ったことが、強く批判されています。
高槻市役所で中浜市議会議員、森本市議会議員とともに浜田市長と面談。教育施設、水道管などへの耐震、老朽化対策の重点化についてお聞きしました。高槻市の水道は濁りはあるものの一部地域を除き、復旧の目処がついたようです。ガスのライフラインはまだ時間がかかります。(2018年6月19日 19:59付 ツイッターより)
高槻市役所で中浜市議会議員、森本市議会議員とともに浜田市長と面談。教育施設、水道管などへの耐震、老朽化対策の重点化についてお聞きしました。高槻市の水道は濁りはあるものの一部地域を除き、復旧の目処がついたようです。ガスのライフラインはまだ時間がかかります。 pic.twitter.com/QdHHImzahO
— 尾辻かな子 (@otsujikanako) 2018年6月19日
被災地では初動が大切であり、国会議員の対策をしている暇などありません。その意味で、尾辻議員の行動は、明らかに被災地における業務妨害活動です。
いずれにせよ、彼らの共通点は、一般的に高学歴であり、「エリート様」と持ち上げられているような人種である、という点でしょうか。そして、一般国民から厳しい批判が寄せられていることに対し、内心、いまいましく思っているのかもしれません。
一般人感覚が重要
いずれにせよ、勘違いするマス・メディア関係者、勘違いする野党議員に対しては、私たち一般国民が、「一般人」としての感覚で情報を伝えてあげるべきだと思います。
たとえ立憲民主党の議員であっても、一般人からの意見に、「おかしいのは批判の声ではなく自分たちの方ではないのか?」と気付く人が、1人でも出て来れば儲けものです。また、マス・メディア産業関係者も皆がおかしい、ということはありません。中にはまともな記事を書こうとする人もいるはずです。
現代社会においては、インターネットが今以上に発達、普及することはあっても、退行することはおそらくないと思います。いままではマス・メディアが社会的に影響力を持っていて、それらの影響力を行使できたのかもしれませんが、年月が経過すればするほど、マス・メディアの影響力は低下していくはずです。
これと同じく、野党議員も、いままではパフォーマンスばかりしていても選挙で当選できたかもしれませんが、自分たちを守ってくれていたマス・メディアも支持基盤である労組も退潮にあります。今までのような一般国民を敵に回すような行動を取っていれば、今後は当選できるかどうかわかりません。
逆に、マス・メディア産業関係者、野党議員が1人でもまともになれば、社会は少しずつ良くなるはずです。そのために必要なのは、やはり、私たち一般人が情報を発信し続けることではないでしょうか?(※といっても私個人的にはマス・メディアと反日野党議員の皆さんに対しては、まったく期待してませんけれどね。)
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