またも自称元徴用工判決…今度は日立造船も被害者に!
自称元徴用工問題の「解決策」を打ち出した日韓両政府をあざ笑うかのように、またしても新たな自称元徴用工判決が出てきました。今度の訴訟では三菱重工に加え、日立造船も新たに被害者に加わりました。いちおう、例の財団が第三者弁済を行うものと思われますが、日韓関係を破綻に追い込む問題は先送りされ、マグマは間違いなく溜まって行っています。
目次
岸田首相の功罪:自称元徴用工問題という失策
当ウェブサイトでは、ある政治家の業績を論じる際には、総合的に判断しなければならないと考えており、これについては岸田文雄・現首相についても同じことがいえます。
岸田首相といえば、何かと批判されながらも、原発新増設、防衛力強化、(中途半端ながらも)減税の方針を打ち出すなど、岩盤保守層やリフレ派に配慮した政策を打ち出しており、少なくとも日本の経済活性化、安全保障拡充などの観点からは、評価できるものが多いことは間違いありません。
ただ、岸田首相を巡ってまったく評価できない政策があるとしたら、そのひとつは間違いなく対韓外交でしょう。
とりわけ、今年3月に韓国政府が打ち出した自称元徴用工問題の解決策――韓国政府傘下の財団が韓国企業の拠出金に基づき、勝訴した原告に損害賠償金を代位弁済する、など――を巡り、「日韓関係を健全に戻すためのもの」として評価してしまったことは、致命的な失策のひとつでしょう。
自称元徴用工問題巡る2つの論点
考えてみればわかりますが、改めて振り返っておくと、自称元徴用工問題には、日本が絶対に看過できない論点が2つあります。
ひとつは、韓国側が主張する「日帝による強制徴用」という自称元徴用工側の主張が虚偽であろうと考えられる点です。
そもそも一部調査によれば国民徴用例に基づいて徴用された朝鮮人労働者は245人に過ぎなかったとされており、したがって、自称元徴用工の多くはいわゆる応募工であるか、もしくは実際には働いてもいないのに自らを「強制徴用被害者だった」と騙っている可能性が濃厚です。
訴訟の原告となっている自称元徴用工らが、本当に「戦時中に強制労働させられた」のかどうかは極めて疑わしい論点であり、場合によっては、彼らが自分たちを「強制労働被害者だ」と騙ること自体、私たち日本人に対する名誉棄損が成立する可能性すらあります。
また、もうひとつの問題点は、韓国の裁判所が国際法に違反する判決を出したという点です。
1965年の日韓請求権協定では、第2条において、1945年以前の両国間の請求権については「完全かつ最終的に解決され」、「いかなる主張もすることができない」と明記されていますので、まさに自称元徴用工判決はこの日韓請求権協定の精神を踏みにじるものであり、明らかに違法な判決です。
現在の韓国はれっきとした「無法国家」
また、日本政府が協定第3条に基づき、韓国側に外交協議や国際仲裁を呼び掛けたものの、韓国側がこの義務を履行しなかったという事実も忘れてはなりません。
『「河野太郎、キレる!」新たな河野談話と日韓関係』でも指摘しましたが、国際仲裁の期日である2019年7月19日までに韓国政府が仲裁に応じなかったという事実をもって、韓国は名実ともに「無法国家」と化したのです。
そのような経緯を踏まえると、岸田首相の対応は、「あり得ない」ものです(『岸田ディールで垣間見える「キシダの実務能力」の低さ』等参照)。
そもそもの違法な判決をそのまま放置しただけでなく、第三者弁済という形式をとることで、韓国の財団が将来的に日本企業に対し、求償権を行使する可能性を残したことや、そもそもの自称元徴用工問題自体が韓国側のウソであるという事実をきちんと主張していないからです。
それに、これまでの日韓関係では、韓国で政権が変われば、かなり高い確率で日韓間の約束は反故にされてきました。2015年12月、岸田首相自身が外相だった時代に当事者として関わった慰安婦合意が、文在寅(ぶん・ざいいん)政権下であっけなく破られた事実を忘れてはなりません。
今回の岸田ディールも、おそらく尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領が退任し、後任に左派、たとえば李在明(り・ざいめい)氏あたりが就任すれば、かなりの確率で反故にされることは間違いありません。
今度は三菱重工に加え日立造船も被害者に!
こうしたなかで、岸田ディールのまずかった点がもうひとつあったとすれば、韓国側の違法判決を温存したことで、類似判決が出てくる余地を残した点でしょう。
実際、先日の『自称元徴用工でまたも日本企業に賠償命令=韓国最高裁』でも触れたとおり、日本製鉄と三菱重工に対し、別の自称元徴用工判決が下っていますが、それだけではありません。
本日もこんな報道がありました。
強制徴用「2次訴訟」 韓国大法院で相次いで勝訴確定
―――2023.12.28 15:01付 中央日報日本語版より
韓国メディア『中央日報』(日本語版)の記事によると、韓国大法院(※最高裁に相当)は28日、三菱重工業と日立造船を相手取った訴訟で、自称元徴用工側に損害賠償を命じる判決をそれぞれ下したのだそうです。
ちなみに中央日報の記事で「強制徴用」という用語が使われていますが、これはもちろん「自称元徴用工問題」の間違いですのでご注意ください。また、ここでいう「被害者」は自称元徴用工ではなく、いわれのない判決を受けた三菱重工と日立造船の側しょう。
「日本はコップの水を満たせ」
この点、今回の判決も、おそらくは韓国側の財団が「第三者弁済」を実施するものと考えられますが、こうした判決が続けば、財団に拠出された韓国企業の寄付金が尽きるのも時間の問題でしょうし、そうなれば韓国側からの「コップの水」理論に基づく主張も激しくなることが予想されます。
ちなみに「コップの水」理論とは、「韓国がコップに半分水を満たしたのだから、日本も誠意を見せ、残り半分を満たさなければならない」などとするインチキ理論です。もし日本が残りの水を満たしたところで、それを飲むのは韓国の側だからです。
むしろ日本がやるべきは、韓国に対する何らかの制裁でしょう(現行法制上、最も手っ取り早いのは、韓国人に対する入国ビザの復活あたりでしょうか)。
また、「厳しい安全保障環境で日韓協力が必要だ」、「日韓関係完全は米国の圧力だ」、などと指摘・主張する人もいますが、これは大きな間違いです。韓国観察者の鈴置高史氏も指摘する通り、そもそも「日韓関係を改善せよ」という米国からの圧力は、おもに韓国の側に働いていたからです。
恐らく真相は、外務省あたりが作った筋書きに、岸田首相が騙された、といったあたりではないかと思います。
もっとも、こうやって自称元徴用工判決が相次いでいること自体、「日韓関係の改善」が絵空事であるという事実を、私たち日本国民に見せつけているようなものだ、という言い方もできるのかもしれません。
そういえば、これとは別件で、三菱重工や日本製鉄、不二越などの在韓資産の差し押さえという件も、訴訟が続いていたはずでしょう。これについては尹錫悦政権時代ではなく、その次の政権あたりで、売却命令が出てくるかもしれません。
いずれにせよ、現在の状況は日韓関係の破綻がみせかけの解決法でとりあえず先送りにされているだけであり、こうやって自称元徴用工判決が相次けば、日韓関係において定期的にマグマが溜まり続けることを意味しているのではないかと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
外務省の官僚は何回騙されたら目が覚めるのかしら。
実は韓国のエージェントだったりして。
>外務省の官僚は何回騙されたら目が覚めるのかしら。
何やっても責任を取らされることがないからじゃないでしょうか。
正直、素人一般人でさえ容易に想定できるようなものは
外務官僚としては懲戒免職ものの職務怠慢だと思うのですが・・
外務省職員はハニトラにでも掛かってる、あるいはお金でも掴まされてるのでしょうかね?そうも考えないと辻褄が合わない。。
国益を守るのためにタフな交渉をして国内外いろんな方面からの面倒ごとに巻き込まれるより、自分の懐の痛まない朝献をして相手国からチヤホヤされた方が方が気持ちがいいですし、居場所もあるでしょうね。
自民党の某ヒゲの議員は「韓国への対抗措置検討WT」を立ち上げ、去年の夏には中間報告するとドヤ顔でしたが、ずっと放置したまま。一体、どうするつもりなんでしょうね?
コップの水理論でおかしなとこがあります。
韓国が水を半分入れたと主張するのは本当なのか?ということです。
実は1965年の条約で日本が入れた半分の水を 半世紀経ったからと 自分が入れたと嘘をついてる可能性はないのかと。
水を金とイコールとするならば 日本は確実に韓国政府に金を払っていますが、韓国政府が金を出した事実はいっさいありません。
今回も金を出したのは韓国企業で韓国政府ではありません。
韓国人は自分に都合よく記憶を捏造します。
嘘をついてる意識はありません。
ただ、日本政府に出来ることはそんなにありません。
日本企業に金を出させないこと。
それと、被害が出たら倍返しすることだけです。
韓国政府には勝手にどうぞ。あとは知らんがな。
放っとくだけです。
相手にするから、つけあがる。
究極のかまってちゃんには無視が一番です。
>韓国が水を半分入れたと主張するのは本当なのか?ということです。
大きさがラニアケア超銀河団全体が楽々入るコップに1滴水を入れる気になっただけですが、序列的上位の存在がそう思っただけで、序列的下位の存在に取っては名誉極まりない。故にコップ全体を序列的下位の日本人は韓国人が利益になる水でなみなみと満たせ(笑)というのが向こうの論理です。
コップが手に持てるサイズとは韓国人は誰も1言も言っていませんので、彼らをキチンと理解出来ずに騙される岸田文雄と問題に関わるお互いが絶対的平等を前提として対応や解決をトライする日本人が悪いです(笑)
韓国人に上から目線で行動されるのが嫌ならば欧米ロシア中国に日本が戦争をして彼らをできるだけ残虐、残酷、無慈悲、横暴に『韓国人が理解できるように』国民全員(美人は除く(笑))殺し尽くして日本は『大東亜戦争の敗戦国家』というレッテルを韓国人の目の前で剥がすか、世界中から殺人狂と言われても良いので何処か1つの国の住人総てを、この世からキレイに◯◯(笑)する
のが良いと思います(笑)。
日本のマスコミ報道では、
『日本企業が敗訴・・』と書くだけで
あたかも国際社会の中で敗訴したような
おかしな書きぶりばかりです。
なんのことはない、ここ日本ではなく
国際法のもとでの国際社会で通用しない、
いかにも韓流らしい韓国の国内で・・の話です。
韓国国内ならいざしらず
本来裁かれ有罪なのは
国際法違反を犯した韓国大法院さんである
というたぐいの話です。
江戸時代に、
周辺の遊んだ地に棲む山賊追い剥ぎさんが、
幕府のお裁きの真似をして
江戸のお店を有罪として金子をゆすろうと
画策して有罪ダアト騒いでも
なあんだ山賊追い剥ぎさんが(笑)
というのと同様で、
それを手引しようとするかわら版屋
朝日堂さんたちは、
火付け盗賊あらためが
しょっぴいてほしいものだ(笑)
ぐらいに感じています。
>今度は三菱重工に加え日立造船も被害者に!
これからも被害企業は増える一方じゃないかな?
韓国の判決なんか無視すれば良いという意見もあろうかと思うのです♪
でも、あたしはそうは思わないのです♪
政府は何らかの対策をすべきだと思うのです♪
というわけで、まずは、日本にくる韓国人から入国税を徴収して、被害企業の救済に当てるのはどうかな?
余ったお金は、オーバーツーリズムに苦しむ自治体の支援に回すとかも有りだと思うのです♪
それなのに韓国企業に200億円助成金交付決定ってどうい言うことかね岸田君!騙されっぱなし。
まさにそれです!
弱小派閥で総理にしがみつきたいがために
半島とウッシッシに邁進する岸田にとっては
国際社会でお笑いのこの韓流らしい
国際法違反冒したこの判決と称するものも
どす黒い半島方面に日本の富をばらまきやすくなる
ぐらいの認識なのではないか?とさえ思えます。
政府機関の学術会議の 赤でミズムし汚染 のみならず
権力ある検察にも赤黒い韓流支那流汚染が広がってて
韓流偏向マスコミがここぞとばかりに
小躍りする昨今の情勢に
普通にまじめに働き納税し
日本を支える多数派国民良識層はそろそろ
『いいかげんにせえや!』と
韓流汚染からのデトックスに
声を上げるべきときなのではと感じます。
少なくとも、アジアの歴史上
文化でモラルで国力でアジアの底辺国であり続けた
韓流ゆえの姑息な画策には、歯止めをかける良識が
求められていると考えます。
あの財団、たしかポスコから寄付されたお金もう無いか、すぐ使い果たすでしょ?
なので胸糞ストーリーの妄想
例のサムソン日本法人の研究所、日本政府から200億円助成金貰ったら、それを原資に例の財団にバカスカ寄付するんじゃないかな?
日本企業(実はサムスン)の自主的寄付…だけど原資は日本政府の助成金….
というストーリー
は実は増税メガネと韓国は既に合意済みであった。… 胸糞だけどと今更不思議に思えない自分が悲しい。
そう言えば例の財団とやら、ポスコからの寄付金は使い果たしたか果たし寸前とかで、もうお金は無い模様。
ならば胸糞妄想
例の半導体研究所・韓国企業(タテマエ上は日本法人、日本企業)は200億円助成金交付されたら、右から左へ、
何と「日本企業からの自主的寄付」として例の財団に、不足分の寄付がドバドバ行くのではないかな?
ぐらいを「日韓友好のための解決プラン」として増税メガネがプランニングしてても不思議じゃないと胸糞想像できてしまって悲しい。
200億円ポッチじゃ、後工程試作ラインの製造装置メーカーへの支払いとメンテ費用、素材代金で使い果たしちゃうので、ほとんど日本企業の懐にってな話もありますが、どーなんでしょう?
危地田君、信頼回復のチャンスだね
やるべきことをすぐやろう
あんたが捻じ曲げたモノを元に戻せ
岸田首相はこの最近の”蒸し返し”問題に関して何かコメントしていましたっけ?
私が知る限り一切コメントをしていない様な……
野党もマスコミも「おい、韓国が裏切ったぞ!お前のせいじゃないか!」なんて
天地がひっくり返っても言う訳がないのを幸いに沈黙を保ち続けているのかな?
何としても「この問題の解決は韓国政府の手で」と言いたくないものだから、怪しげな財団を立ち上げるという弥縫策でやってはみたものの、その財政破綻は最早間近の状況だそうですね。
けど、どう逃げ回ろうが、今や集りの対象は、はっきり韓国政府。こんなオイシイ砂糖に群がる「カネ寄こせ」のアリたちは、どこからともなく、後から後から湧き出てくる。
「日本国政府、並びに日本企業も、何とか一口」などと今更言っても、相手にされないのもわかりきっている。アチラの最高裁に当たる大法院が、「この問題に時効はない」と言ってるんだから、その点でも争う余地はない。
となったら、「本物の徴用工かどうか精査して、騙りと分かれば厳罰に処する」の伝家の宝刀を、韓国政府がいつ抜くか、そこが見所。
大法院や政府の判断も、憲法裁判所の決定により覆され得るのが韓国です。
法は”順守”するものではなく、手前勝手に ”解釈” するものなんですものね。
日韓請求権協定にもかかわらず、時の大統領に違憲判決(慰安婦?に関する謝罪・賠償要求の怠慢)を下し、懸案化の端緒を捏造(つく)ったりですね。
・・・
鞘の中身は武光なのでは?(抜くに抜けない、メンツが大事。)
カズ様
(誤)抜けば玉散る氷の刃
(正)抜けば錆散る真っ赤な刃
まあ、やったところで、これがオチなんでしょうがね(笑)。
超親韓政治家の文雄ちゃんも来年春でおしまい。馬鹿だ大学出身の総理は短命で終わるというジンクスから逃れられない?アメリカもアイビーリーグ出身の大統領と副大統領のいない政権も4年で終わるという字ンクスがあるみたい。同病相哀れむ。
まぁでも頭お花畑のおめでたい連中が関係改善したがるときに定期的にこういうトンデモ事例が起きてくれることで警鐘になっていいんじゃないですかね?
韓国が注いだコップ半分に水を
日本は流しに捨ててしまえば、随分と気軽になると思いますけれどもね。
2024やっちゃえ岸田。