鈴置氏が「アベなきキシダのチャンス狙う韓国」を警告
韓国が日本の外務省と結託し、日韓諸懸案で日本を譲歩させようとしているとする議論は、韓国観察者である鈴置高史氏が以前から指摘してきた点です。こうしたなか、鈴置氏は本日付の最新論考のなかで、「アベなきキシダ」を利用し、なんとかして日本に譲歩させようとしていると指摘しました。その意味で、朴振(ぼく・しん)氏の来週の訪日は、対韓外交を読む試金石でしょう。
韓国外相が来週来日
韓国の朴振(ぼく・しん)外交部長官(外相に相当)が18日から来日するようです。これについては外務省が昨日、公式に発表しました。
朴振(パク・チン)韓国外交部長官の訪日
- 7月18日から20日まで、朴振(パク・チン)韓国外交部長官が訪日する予定です。
- 林芳正外務大臣は、滞在中の朴長官と外相会談を行うほか、ワーキングディナーを実施する予定です。
- 日韓関係を健全な関係に戻すべく、朴長官の訪日の機会も活用し、日本の一貫した立場に基づき、韓国側と緊密に意思疎通していきます。
―――2022/07/15付 外務省HPより
日韓外相はこれまで、G20外相会合などの国際会議の場など、さまざまな機会を踏まえて会談を行ってきました(たとえば『「韓日外相会談に続き韓日首脳会談開催を」=中央日報』などでもふれた、2021年の英国での日韓外相会談など)。
さっそく日韓の発表に齟齬
しかし、韓国の外相が訪日するというのは、ずいぶんと久しぶりの話でもありますし、さまざまに不安を感じるひとも多いでしょう。
実際、日本政府側の発表では「一貫した立場に基づき」、「日韓関係を健全な関係に戻す」、などとありますが、韓国側の発表では表現にはかなりの齟齬があります。「相互関心事について議論する」、「安倍前首相(※安倍晋三総理のこと)の弔意を表明する」、などと述べているからです。
朴ジン外交部長官、日本訪問予定【※韓国語】
- 朴ジン外交部長官は7.18 .(月)-20.(水)の間、就任後初めて日本を公式訪問する予定だ。
- 今回の訪問時、朴長官は林芳正日本外務大臣と韓日外交長官会談を持ち、韓日関係、朝鮮半島問題など相互関心事について議論する予定だ。
- 併せて朴長官は安倍晋三前日本首相の死亡について弔意を表明する予定だ
- ※外交長官レベルの訪日は2017年12月が最後であり、多国間会合の出席機会をとらえたものとしては2019年11月G20外交長官会合による訪日が最後である。
―――2022/07/15付 韓国外交部HPより
日韓双方の発表内容に現時点で齟齬があるというのは、いつもの日韓関係そのものでしょう。
ちなみにこれに関し、韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)には15日、こんな記事が掲載されています。
韓国外相 18日から就任後初の訪日=林氏と徴用問題など議論へ
―――2022.07.15 21:10付 聯合ニュース日本語版より
聯合ニュースはこれについて、韓国政府側の発表をほぼそのまま紹介したうえで、次のように表します。
- 来週の日本での韓日外相会談は、悪化した韓日関係の改善に向けた転機を模索するためのイベントになる
- 両国間の最重要懸案となっている強制徴用被害者への賠償問題について、どのような話し合いが行われるかに関心が集まる
相変わらず、「いったい何を勝手に決めつけているのか」、と突っ込みたくなるような報道です。
自称元徴用工問題を筆頭とする日韓諸懸案の本質は韓国の日本に対する一方的な不法行為であり(『【総論】韓国の日本に対する「二重の不法行為」と責任』等参照)、これらは「日韓の話し合いで解決」すべきものではなく、あくまでも「韓国が解決すべきもの」だからです。
このあたり、私たち日本の側としては、韓国側の意図については正確に理解・共有しておく必要があります。
鈴置氏「アベなきキシダのチャンスを生かそうとする韓国」
こうしたなかで、非常にうれしいことに、韓国観察者である鈴置高史氏が16日付でこんな論考を発表しています。
「アベなきキシダ」なら騙せるはずが… 韓国は安倍元首相死去で右往左往
韓国が一喜一憂する。安倍晋三元首相の死去で日本が再び言うことを聞く国になると喜んだり、岸田文雄政権は思いのほか右傾化すると怯えたり……。右往左往する様を韓国観察者の鈴置高史氏が報告する。<<…続きを読む>>
―――2022年07月16日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
リンク先記事はウェブページ換算で3ページで、普段の鈴置論考と比べると簡潔ではありますが、読みごたえは十分です。安倍総理の暗殺から1週間が経過するなか、「なんとか日本に譲歩させようと右往左往する韓国の姿」がわかる記事を取り上げたうえで、これらに鈴置氏の視点からの解説が加えられているからです。
ちなみに記事タイトルにある「アベなきキシダ」とは、『鈴置論考「韓国が岸田チャンスを使わないはずがない」』などでも取り上げた、「韓国が『キシダ』に期待している」とする先月の鈴置論考の延長における議論です。
とくに私たち日本国民にとってウンザリしつつも直視しなければならないのは、日韓諸懸案において「日本が譲歩すべき」とするインチキな主張を展開しているのが、日本の外務省である、とする指摘でしょう。
いずれにせよ、韓国が「アベなきキシダ」をチャンスと見て対日譲歩を画策していることは間違いなく、その意味では朴振氏の訪日に岸田文雄政権がどう対処するかは、「アベなきキシダ」の動向を占ううえでの試金石といえるのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
なにせ、アベはいやだけどキシダならいい、という風潮ですからね。
アベではできないことがキシダでできるかもしれませんよ。
あと、統一教会のいざこざをなんとか日韓の国際問題にできないですかね、自民党や安倍総理にはダメージが入りますが、日本の国益には間違いなくなると思います。
キシダが韓国相手に譲歩したらマジクズですね。
キシダが首を吊ろうがミミズク岩から空へと跳ぼうが全くの無意味だし。
キシダは「譲歩しないとダメだ」と感じたら、即総理大臣を辞めるのが国益です。
流石に岸田首相が韓国に譲歩など出来ないでしょう。
譲歩も決断が必要だからです。
そして、自分は今回の事件で変わったと見ています。
希望も入ってますが、これを機に大宰相への道を歩んで頂きたい。
伊藤博文も最初はただの小僧でした。上の人が居なくなり自分がやらなければとなってから大宰相への道が始まったんです。
官房長官時代の安倍さんもお坊ちゃま感が拭いきれないとこありましたからねぇ。そもそも晋太郎のせがれが異端者の小泉に面倒見てもらってらぁ、と自民の二世三世議員に対する不安が拭いきれなかったのを覚えています。
#その頃の野党政権への欲求は潜在的に高まっていたと記憶しています。後少しで実現!って段階だったような。
岸田さんが譲歩するかどうか、は正直慰安婦合意における反応からして10億円でも大批判を喰らった経緯が有るので、何を以て譲歩とするかでしょう。安倍さんは子孫のために謝罪外交を未来に継承させない、としたのだから、それを易々と蹴飛ばそうとする相手が居ることが容易に分かる状況へ持ち込むしかないでしょう。故に「お天道様が見ておるぞ?」 旭日旗ですらウルサい方々を陽の下へと引き摺り出すまででしょう。
>佐渡金山の問題で韓国は岸田政権を騙すことに成功しかけました。
これは、実際のところは岸田氏本人やその近くにいた人間(安倍元総理ら)でも無い限り、真相が分からない話だと思います。
嘘だと言っているわけではないです。
自分が確かな動きとして判断出来るのは「岸田総理が、決断に時間を掛けたこと」「安倍元首相が岸田総理に接触したこと」くらいかと。
これでは、色々とストーリーが考えられます。
・岸田総理は騙されかけていたものの、安倍元総理の説得に応じて翻意した
・岸田総理は元々、登録申請に踏み切るつもりだったが、念のため安倍元総理に相談し確認した
・岸田総理は「騙されやすいキシダ」イメージを把握していて、その上で韓国(あるいは外務省)を釣るために安倍元総理と共に一芝居打った
真相が分からない以上、可能性を一つに決め付けて考えるのは危険なように思えます。
あと、一言で外務省と言っても、その中身は一枚岩であるとは限らないと思いますけどね。
第二次安倍政権以降、特に慰安婦合意の頃から日本の対韓外交は大きく変わっています。
特に大きなポイントが「記録を残す」「第三者の目を用意する」「宿題は手伝わない」という三点です。
韓国ウォッチャーの間ではかなり昔から行われてきた方法ですが、日常的に真実を塗り替え、責任から逃げる韓国にはこれらは特に有効な方法です。
そういう、言わば特効薬のような方法から一貫してぶれないというのは、外務省の中にも、こういう真似を知っている対韓国のエキスパートがいる可能性が有るのではないかと思う次第です。
勿論、外務省にはそんな人いなくて、いるのは自民党の方という可能性もありますが。
佐渡金山の件で岸田総理は騙されかけた事にだいぶ頭に来たみたいだとプライムニュースで鈴置氏は仰ってましたね。
青山繁晴議員との面談で韓国に厳しい姿勢を見せたのもこの一件があってだと思います。
岸田総理自身騙されやすい側面は確かにありますが、左翼みたく韓国に肩入れする優先度が高い訳ではない為、周りがしっかりサポートしてあげれば大丈夫かとは思いますが今度の党人事でどうなる事やら・・・
本当に、岸田総理って騙されやすいのですかね?
何かと取りざたされているのが、「ユネスコ世界遺産」と「慰安婦合意」の2件ですが、他の事例って見掛けた記憶が無いのですよ。
うち、慰安婦合意の件は結果的に韓国に毒饅頭を食わせた格好になっています。
ユネスコ世界遺産の件も、ある意味では慰安婦合意で毒饅頭を仕込まざるを得ないという確認作業として、役立ったとも言えます。
あれが無ければ、慰安婦合意で「不可逆的」の文言を仕込む理由は説明しにくいものになっていたかと。誰が書いたシナリオか知りませんが。
その後、韓国が日本のみならず、世界中に対して行ってきた暴挙は、多くの日本国民と同様に岸田総理だって見ているはずです。
岩屋元防衛大臣(麻生派)のように、未だに韓国に対して生温いこと(うろ覚えですが、今年6月のニュースで「韓国に対して厳しい態度一辺倒は良くない」みたいなことを言っていた気がします)を言っている人もいますが。
それに比べたら、岸田総理の発言も行動も、全然韓国に対する態度は厳しいです。
責任を果たす存在が誰かをぼかしているだけで、一貫して行動は韓国を袖にしています。ちょっとソフトなのは口だけです。
外相時もそうですが、総理就任以来から、特に韓国に対して甘やかそうという発言も見た覚えは無いです。
それ考えると、この期に及んでというのは、個人的には考えにくいですね。
外相時代には、半信半疑ながらデータを取っていて。今は散々にサンプルを韓国が提供して、学習済みというように見えるんですよ。
本当に学習していない人なら、とっくに岩屋元防衛大臣くらいに生温いことを無警戒に言っているんじゃないかなと。
あと岸田総理って、色々と明言せず腹の内を明かさないところが多いように見えるので。
あの顔で、昭和の狸オヤジ政治家みたいな食わせもんなんじゃないかと、少々疑っています。
個人的には新しい資本主義発言の岸田ショックが心配の原因ですね。
影響を予想できずに迂闊な発言をしちゃうんじゃないかとヒヤヒヤ。
私は、岸田首相のこれまでの対韓政策を支持しております。
また、青山繁晴議員が面談した際にも「岸田総理は、予想をはるかに超えて、率直に韓国に厳しい姿勢を明言」されたそうです。
従って、鈴置氏の6/23論考「尹錫悦はキシダ・フミオを舐めている」の論旨には賛同いたしません。
そのうえで、韓国外相の2年8ケ月ぶりの来日ですよね。
発足当初は、ユンソンニョル政権は、日韓関係改善に前向きな雰囲気を醸し出していましたから、まあ外相会談くらいはやってもいいのかなと思っていました。でも”官民協議体”は、日本が検討可能な案にたどり着けそうもないですよね。私はユンソンニョル政権の”やる気”も疑っています。
「外相会談を開いても無駄だった」ことを確認する場なのかな、次はもう無い、と。
日韓関係は、当面テーパリング(段階的縮小)でいいじゃないですか。
相手に「変われ」と言っても変わるはずもなく、チャンスは与えたけど(変わらないようなので)お付き合いは遠慮させていただきます、でよろしいのではないでしょうか。
対北朝鮮とか、対中国とか、部分的に協力できるところは、そこに限ってやりましょう(経済面は断固拒絶)。
taku様
青山先生は岸田総理は韓国には相当頭にきていて、青山先生が代表幹事を務める日本の尊厳と国益を護る会による対韓外交についての申し入れについてもほとんど賛同していいただいたと語ってましたが、韓国が日本に最も求めている輸出管理厳格化措置の撤回、いわゆる韓国のホワイト国復帰についてだけは明確に否定してなかったので、絶対にそれだけはダメだと申し入れたそうです。なので私はまだ岸田総理が韓国に譲歩しないか不安はあります。
韓国は岸田総理が頭にきていることは理解してないと思うので、やはり岸田総理を舐めているのではないかと思います。でなきゃ、無断で海洋調査しないでしょう。
日韓関係の見通しについては同感です。韓国から日本が受け入れ可能な提案が出てくることはまずないでしょうから改善機運も次第にしぼむとみています。
文在寅との違いは、北朝鮮問題だけは日米韓で協調できるようになることでしょうか。
コメント欄にもあるように鈴置さんは素晴らしいが、鵜呑みにしては危険ですね
絶対の正解は韓国に対しては無視したり、殴りつける外交をすること
飴を与えてはいけない
鈴置さんに限りませんけど、何でもかんでも鵜呑みはダメですね。
たまに「え?」と思うような記事・発言もありますし。
・・・まぁそういう発言がたまにある方が、「鵜呑みにしてはダメだな」と再確認になってある意味良いのですが。
>相互関心事について議論する
いったい、何を議論すると言うのでしょう?
振り上げた手を下ろし関係を健全化するのも、突き付けて反撃を食うのも自身で決めること。
そもそもが、「韓国側の答案を日本側が採点する」なんて次元の話ではないはずなのに・・。
*議論の余地は認めず、日本の一貫した立場を強調するだけで十分だと思います。
私は現政権の最大のウィークポイントは林(リン)外相だと思っています。とにかく言動が軽率。今回も余計なことを言うのではないかと強い危機感を持っています。
林外相がポーランド訪問したおりの現地記者会見動画を「たまたま」Youtube がすすめてきたので観ました(日本人ぽくなく)分かりやすく整った英語を落ち着いて話す外相に対して諸外国が「いい印象を持っているだろうな」と自分は直感しました。それこそが岸田首相にできないこと(のひとつ)なので、任用の目的はそうなんだろうと内心の疑念が裏付けられたと同時にあぶねー話だとの意を強くしました。
安倍総理亡き後、その役割を引き継ぐことが出来るのは、菅義偉氏だと思います。
菅義偉氏には、安倍総理が築いた「自由で開かれたインド太平洋」を基盤とする日本外交の新たな基本方針(安倍ドクトリン)に反するような岸田首相の動きがあれば、安倍総理を支えた女房役として、安倍総理に代わって岸田首相に進言されるものと期待しております。
安倍さん一人じゃなくて、安倍-麻生の成果なんで、一人で二人分引き継ぐなんて無理ですよ。甘利-茂木あたりでなんとかならないかな。
韓国側が問題を拗らせて、韓国政府が解決能力がなくて、日本に無理を聞いてもらって尻拭いしてもらう。そう言う懸案が多過ぎます。韓国政府は今回また徳政令を出して個人ローンのかなりの部分を帳消しやリスケしてやるそうですが、この関係「モラルハザードと後先ない欲や見栄に狂って自分で解決付かなくなり政府に尻拭いしてもらう」と言う無責任な国民の体質が、そのままスケールを大きくして「韓国政府→頼む→宗主国日本」になって居る。
本日付の朝鮮日報には漁業協定が未成立で漁民が困っていると言う話が何の変わり映えも無く新記事になっていました。徴用工裁判もFCレーダー威嚇も客観的には手のつ尽くし様が無く、日本に無理筋に頼むだけに陥って居ます。
死せる孔明、生ける仲達を走らす
ここ数日の間だというもの、この故事の喩えが頭の中をぐるぐると巡っています。
亡くなられた安倍晋三氏は,果たして誰をどのように走らすのか、我々有権者はそれを注意深く見届ける義務があろうかと考えています。
お疲れさまです。
安倍総理が募集工判決の国会答弁で、「ありえない。」とおっしゃったことは忘れられませんし、忘れてはならないと私は思っております。
プラス日本国民が、その言葉に一致団結して欲しい。
韓国に譲歩したら、それこそ「ありえない。」と私はおもいます。
岸田はチャンス。
韓国への塩対応で高い支持率が維持されるのだから。
もっともそれは韓国も同じ。
現在、大統領の支持率が絶賛低下中でいずれ反日に転向するのは間違いない。
しかも手を差し伸べた韓国を拒否した日本への反日はかなり激しくなると予想する。
さて、外相会談はどうなるか?
名無しの権兵衛さんの仰るとおりでしょう。
岸田政権、またはその一閣僚が安倍元首相の築かれた構想を毀損する言動を取ろうとしても、それを許すとは到底思えません。
残された菅元首相は全身全霊をもって安倍元首相の遺産の最大の守護者になるでしょう。
それと小沢一郎は「山高ければ風強し」と民主党が政権を取る前に民主議員に警鐘を鳴らしていたとか。
岸田首相は安倍元首相の影響力が強過ぎたから矢面に立たずに済んだ面もあるでしょう。
しかし、その偉大な宰相を非業の最期で失った今、吹く風をまともに浴びることになります。
安倍元首相の暗殺に対し憤慨する支持者の視線が注がれる中での国政運営になりますので、軽はずみな言動を取れば身内からも袋叩きにあうことを自覚して取り組んで頂きたいものです。
覚醒するならヨシ、しないならチェンジで。
就任当初韓国に対して宥和的アプローチを取ろうとしていた安倍元総理の手を邪険に払いのけたのは朴槿恵大統領(当時)でした。安倍元総理はその後何度か宥和的なシグナルを送りましたが、悉く撥ねつけられ、関係改善を諦めたという経緯があります。また、アベノミクスについても、安倍元総理が打ち出した当初から韓国メディアは全面否定で、失敗確実な愚行くらいの勢いで報道していたことを記憶しています。
その頃の韓国の姿勢が、安倍元総理個人への反感だったのか、それとも李明博政権の頃から現れていた「侮日」の反映だったのかはわかりませんが、「日本に対しては何しても良いんだ、そして日本は甘んじて受け入れなければならないんだ」という心情だったのではないかと想像します。
その後、韓国の専門家たちがこぞって失敗すると断言していたアベノミクスはちっとも失敗するようには見えず(完全に成功したとも言えませんが)、絶好調であるように見えた韓国経済は迷走し始め、外交的にも米中二股外交で良いとこどりするつもりがあっさりと破綻し、いよいよ行き詰ってしまいました。
まあ、日本から眺める限りでは、自国の国力と立ち位置を過信した韓国が一人相撲を取ったあげく、高転びに転んだようにしか見えないのですが、韓国はその全ての原因を「アベがちっとも言うことを聞かないからだ」とばかりに安倍元総理に押し付けたのです。安倍元総理からすれば、「迷惑だ」としか言いようがないでしょう。
文在寅政権は内政外交ともに出鱈目の極致としか形容できない政策を展開しましたが、思惑通りにいかない原因をすべて「韓国の躍進を妬む邪悪な日本の策動やロビー活動」、つまり日本政府、ひいては安倍元総理に押し付けるという手法を、朴槿恵政権に倣って採用しました。
こうして安倍元総理は韓国にとって公敵No.1となり、アベさえいなければ何もかにもうまく行くはずなのにという妄想を植え付けることになります。
「とにかくアベでさえなければ」と思い込んでいる韓国は、菅前総理就任時にも「期待」を示していましたが、あっさり裏切られました。そこで、「で、でも、スガはアベの影武者だから」という言い訳で自らを誤魔化してましたが、いよいよ岸田総理が就任するにあたって、「今度こそ」と思っていたのだろうと思います。でも、岸田総理も就任以来1年弱、ちっとも韓国に対して甘い顔をしてくれませんでした。大いに期待外れだったはずです。
結局のところ、「韓国外交がうまく行かないのは全部アベのせい」という致命的な錯誤から、韓国はいまだに解放されてないように見えます。自らを省みることがとことん不得手で、誰かのせいにすることばかりを選択しがちな韓国の自滅としか言いようがないのですが、彼らはそのことを自覚しているようには見えません。おそらく今後も一人相撲を取り続けてくれることでしょう。
ただし、朝鮮半島の歴史に鑑みて、彼らは他者を貶める陰湿なやり口にだけは長けています。その点にだけは注意する必要があるでしょう。
龍様
同感。とても分かりやすい。朴槿恵は被害者と加害者の立場は千年経っても変わらないといってましたが、自らわ省みずに誰かのせいにする韓国人のメンタリティは本当に千年経っても変わらない気がします。
>朴槿恵は被害者と加害者の立場は千年経っても変わらないといってましたが
朝鮮戦争で北朝鮮と一緒になって中国が攻めてきた事は都合よく忘れて
天安門でのごろつき国家の祭典に出たりね。
kは●×民主党と全く同じです。
泉さんは少しだけマシだと思いますが、取り巻き(目立つことだけを目的にしたヤラセ議員や支持母体の中のコアながカルト組織)が問題ですね。 身動きできてません(失笑)
枝野さんが小池さんに排除されて、苦し紛れで作った「市民の為の市民の政党」です。 多くの国民は彼らの言う市民(積極的にデモに参加したり、反政府の動画を配信する人々)ではないのですから当然支持は得られません。
韓国も同様、カルト組織に完全に支配されてしまったので脱却するのは難しいでしょうね。 できるとしても現政権という時間軸では無理でしょう。
今の大統領(名前は何だっけ?)も泉さん状態だと思います。
>両国間の最重要懸案となっている強制徴用被害者への賠償問題について、
最重要懸案は韓国司法の「不法判決」です。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page4_005119.html
「賠償問題の解決」を問題として持ってくる案など共同募金にしようが、建て替え払いにしようが日本の立場としては門前払いしかありえない。出来ない。
「現金化すれば報復する」と言うのは韓国に不法状態を是正する時間猶予を与えた。いわば「特別サービスの譲歩」を既にしている。
そういえばもう一つ日本の主権を無視した不法判決、日本政府に対する慰安婦への賠償命令がありましたね。こちらは日本はより良い対応をしています。そもそも裁判を認めず出席も立場表明もしない。不法状態の是正のみを求める。これが正しい態度ですね。
ここのサイトならサイト主さんがまともそうなので、意を決して書き込みます。鈴置高史氏の論考に出てくる外務省が岸田官邸を騙すというくだりは事実です。もう少し正確に言うと、外務省内もキャリアとコリア・スクールで対立があって、韓国と結託しているのはノンキャリのコリア・スクール連中です。彼らもコリアとの関係が悪化したら自分達の将来が危ういとわかってるので(釜山領事を務めた森本さんみたいになる)、だからあの手この手で韓国と結託して官邸を騙そうとするのです。岸田首相が騙せなくても林外相を騙せばいいですからね。
わたし?
まあ、「関係者」、とだけ名乗っておきます。
本当かどうかはともかく、日本人の基本的メンタリティーは
今でもムラ社会の構成員。
国益は大事だけど、自分達の居るムラの利益はもっと大事と
考える事自体は不思議ではないね。
鈴置さんの外務省黒幕説はどれぐらい特定できてるのかなと思ってたらこんな書き込みが。ノンキャリにもコリアスクールがあるのか。どんなメリットがあるのか知らないけど。
ふーん。。。関係者、ねぇ。
まーマスゴミの中の人は「XX章関係者」とか言って自分たちのお仲間(出入りの記者)を「関係者」にしてしまうほどだからね。まさかとは思うけどそんなんじゃないだろうね。
>ノンキャリのコリア・スクール
小国のスクールなんてあるの? 単純に要らんでしょうというのが率直な感想です。 マスメディアや芸能界(在日芸能人は微妙な立ち位置)が十分機能しています。
往来がかなりある近隣国ですから、それなりの人数がいてそれがスクール化していて、受け継いできた何かしらの利権を守ろうとしているということでしょう。それに韓国は小さくないですよ。なにしろ世界に7人しかいない30-50クラブ会員ですからw
ってか、慰安婦擁護してどんな利権が生まれるのか謎ですが、釜山総領事の椅子もその一つだったのか。でも、文科省もあんな感じだったし、役所はどこも一緒ってことかな?
まあ、私の正体について疑ってらっしゃる方もいるようですが、信じるかどうかは皆さん次第です。情報が正しいかどうかは「その情報を書いた人」(マスゴミ?)とかではなく「その情報に筋が通っているかどうか」で判断すべきって、ここのブログ主さんもたしか普段からそう仰っているんじゃないですか?とくに「マスゴミ」みたいな汚い言葉を使っていないだけで、ブログ主さんのマスゴミ嫌いは相当なものだと思います。
おっと、脇道に逸れたので一点だけ。コリア・スクールの存在を舐めない方が良いですよ。あいつら能力もない癖に権力欲だけはやたら強いですからね。日本が軍艦島の時に韓国に譲歩したのも、韓国が騙したからというよりは外務省が無能過ぎたというのが真相。ユン・ビョンセの甘言に乗せられ、土壇場で裏切られたことで、人の好い岸田さんも激怒したらしい。まあ、騙される岸田さんも岸田さんだけどね。
ちなみに自民党外交部会界隈の日韓議連嫌いは相当なものだし、外務省の某事務官は青山繁晴さんあたりのことを異常に警戒している。とりあえず慰安婦に関する外交青書の記述をちょこっと書き換えてお茶を濁したけれども、本音では青山さんが落選したら外交青書の記述を元に戻そうとしているらしい。
とにかく日韓関係が正常化しないと外務省内での彼らの立場もないんだから、彼らも必死になりますよ。鈴置さんの指摘する佐渡金山の世界遺産登録申請取りやめ(未遂)事件も、4月のユンソギョルの使節団受け入れの件も、あれ、全部裏で外務省事務官が暗躍してますからね。日韓関係改善は外務省の総意というよりも、コリア・スクールの暴走。
このコメントだけでは何とも。どういう関係者化も判らないし。
外務省のエライ人ってコリア・スクールを制御出来ないんですか?
そうそう、私がこのサイトを知ったのはカンチャンイルのアグレマンの騒動をオープンソースだけで鋭く抉り取っているのを見て以来のこと。表に出てくる情報だけで(しかも誰もが簡単に入手できる情報だけで)ここまでの議論をしているサイトって中々存在しないですよ。英語と法律の条文が読めるのはそれだけで強いですよね。マスゴミには出来ない芸当。
勿論、このブログ主さんは裏の情報を知らないらしいので、オープンソースで確認できない部分に関する考察や結論が間違っていることもあるんですけど、それは当たり前のこと。寧ろオープンソースだけを使ってじわじわ追い詰める手法は内調あたりも見倣ってほしいわ。
OSINTがこちらのサイトの核心だと思います。
ブログ主さんは過去に何度か、知的好奇心の追及が目的であって、暴露サイトとは一線を画すと明言されております。
意を決して書かれたとのことですが、おそらく裏取りができない情報を採用することはないのではないでしょうか。
ただ、
>韓国と結託しているのはノンキャリのコリア・スクール連中です。
ありそうだなあとは思いました。籠絡するならそこだと思いますし。公安に逮捕された官僚のスパイ事件記事などを読むとなおさら。
誰得仮説はそれを逆手に取る情報操作もあることをわきまえた上で、仮説の一つとして頭の中にインプットしました。
ただ、私にはこれ以上このことを議論する材料を持たないので、ここまでですね。
関係者どのご発言により、逆に明らかになりそうなことは、鈴置氏論説にときどき見られる論理の飛躍、いぶかる読者をおいてぼりにして話を進めてしまうかつての「悪いくせ」が、まだ広く知られていない事実に基づく推論の結果なのかもしれないというものですね。
同意です。
そういえば、いつまで経ってもアグレマンが出ていることを認めたがらないブログ主に関係者さんのようなコメントをつけてた人がいたような。
ノンキャリのコリアスクールが何を目指しているのかはわからないですけど、ご多分に漏れず退官後の落下傘降下先でしょうか。それともハニトラ絡み?何はともあれ面白い話ありがとうございました。
釜山総領事の森本さんは焼肉屋でマッコリ片手に「安倍ちゃん、大使館前に少女像を設置されたからって帰国命令はやり過ぎだよ」と管でも巻いていたのでしょうか。
幹部からしてズブズブとは困ったもんです。
鈴置高史さんを知ったのは、日経ビジネスの「早読み 深読み 朝鮮半島」でした。
時期はパク・クネ政権が始まる直線。 当時、楽観視されていた日韓関係に対し「あそこは、そんなに甘くないよ」という刺激的なものでした。(今では多くの日本人が韓国の特殊性を認識していますが)
その後、彼が発言した内容はかなりの確率で当たっているのですよね。(経済に関してはチト外していると思いますが)
パク政権末期、警察車両に対する過激な襲撃とかの暴動的デモが続いていたのですが、その時鈴置さんはパク・クネさん取る選択肢の一つに治安維持目的の戒厳令を上げていました。
この記事が出された後、例のロウソクデモに切り替わったのですよね。 kは鈴置さんの記事を参考にして作戦を立てているのか?と当時思いました。
私も「早読み 深読み 朝鮮半島」からですね。一時期、業務で韓国と関わる羽目になり、いろいろな資料に当たっているうちにぶつかりました。それ以前にも、金文学氏の著作とか、朝鮮史関連などいろいろと読んでましたけど、よく言われる「知れば知るほど嫌いになる国」というのを実感し始めたころだったと思います。以後、鈴置さんの著作はほぼ読ませてもらってますし、大いに参考にさせてもらっています。「共通の敵を持たない同盟は長続きしない」という喝破にはずいぶんと感心した記憶があります。
中国への目配りがやや弱いように感じられることもありますし、「韓国の特殊性」を語っても、その由来や根源を示さないなど(当然判っていて書かないんでしょうが)、少々不満に思うところが全くないわけではありませんが、まあ、一人が森羅万象に通じるわけもありませんので、致し方ない所ではあると思います。なので、私は鈴置さんのファンではありますが、けして信者ではありません。