「韓日外相会談に続き韓日首脳会談開催を」=中央日報
出発点が間違っているから結論もおかしい
「日韓外相会談・日米韓3か国外相会合を契機に、日米韓3ヵ国連携の障害が消えた」。こんな主張が、やっぱり出て来てしまいました。出所は、韓国メディア『中央日報』(日本語版)の記事です。これについて、少し冷静になって監視しなければならないのは、米国のバイデン政権に「日米韓」を模索する動きが残っているという点とともに、韓国の「用日派」の狡猾さではないでしょうか。
目次
日韓外相会談は「米国の顔を立てたもの」
わが国のゴールデンウィーク中、5月5日に、ロンドンで日韓外相会談が行われたという話題は、当ウェブサイトでも何度となく々述べてきたとおりです。
といっても、『日韓外相会談、唐突ながらも内容に「サプライズ」なし』でも取り上げたとおり、内容自体は日韓双方が「言いたいことを言い合ってお終い」、という代物であり、正直、茂木敏充外相の20分という時間がもったいない、という気がしてなりません。
もっとも、なぜこの会談が行われたを巡って、最も腑に落ちる説明のひとつがあるとすれば、それは茂木外相がアントニー・ブリンケン米国務長官の「顔を立ててやった」、とするものでしょう。
『「茂木氏が機先制し米国の日韓関係介入を阻止」=産経』では、産経ニュースの5月6日付の『「韓国との問題は日本に任せて」茂木氏、米国の介入防ごうと先手』などの記事をもとに、この日韓外相会談の意味について探ってみました。
もちろん、情報源を伏せた状態のマスメディアの記事に全幅の信頼を置くべきではありませんが、産経ニュースの記載は、日本政府のこれまでの動きと(完璧ではないにせよ)ある程度の整合性が取れていることもたしかです。
このことから、5日の日韓外相会談も、「日本が韓国に対して何らかの譲歩として実施したもの」というよりはむしろ、日韓関係を「日米韓3ヵ国連携」に矮小化するための、茂木外相なりの戦略的な動きと見る方が正確ではないかと思う次第です。
用日派の「こんなコラム」
ところが、肝心の相手は、何かと予想の斜め上を行く国でもあります。
韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、こんな「コラム」が掲載されていました。
【コラム】来月の英国G7、韓日米首脳会談の適期だ
―――2021.05.07 11:48付 中央日報日本語版より
執筆者欄を見ると、「金玄基(キム・ヒョンギ)/巡回特派員」とあります。
個人的記憶ですが、金玄基(きん・げんき)氏といえば中央日報東京総局長などを歴任された人物だったと思いますが、リンク先記事を読んでも、残念ながら深く共感することはできません(※個人の感想です)。
なぜか。
その理由は簡単で、現在の日韓関係を韓国が破壊したという事実に、このコラム記事はほとんど触れていないからです。それだけではありません。文章の端々にも、いろいろと勘違いが見られます。
#1 韓国国民は被害者ではなく加害者だ
たとえば、2017年5月に発足した文在寅(ぶん・ざいいん)政権はさっそく、2015年の日韓慰安婦合意を反故にしたのですが、これについて金玄基氏はこう述べます。
「文在寅(ムン・ジェイン)政権が就任直後、この合意を覆した。そして竹槍歌、土着倭寇を叫んだ。そして任期末になると突然、慰安婦合意を認めるという。また、被害者勝訴の慰安婦判決(1月)について『困惑している』(文大統領)という。本当に困惑しているのは韓国・日本の国民だ」。
なにが、「韓国国民が困惑している」、ですか。
韓国は曲がりなりにも民主主義国家であり、文在寅大統領は韓国国民が民主的に選んだ大統領です。その人物が日韓関係を壊したわけですから、「加害者」という意味では、文在寅氏だけではなく、韓国国民も同様です。
さりげなく「韓国国民」を被害者にしているのは、欺瞞というほかないと思うのですが、いかがでしょうか。
#2 典型的な「ゼロ対100」理論
また、次のような記述にも、かなりの問題があると言わざるを得ません。
「G20主催ホストをしながら韓国の大統領だけ会わない日本外交の偏狭な態度までが重なった。両国の指導者に見込みがなければ、韓国・日本のもつれは韓日米を通して解くしかない。恥ずかしいが、やむを得ない。」
この記述、韓国メディアにはよくみられる屁理屈です。
韓国では、自国が100%悪い場合であっても、そのことを認めず、相手国にもいくばくかの過失があるがごとく屁理屈をこねるという傾向があります。これを当ウェブサイトでは「ゼロ対100理論」と呼んでおり、拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』にも転載したとおりです。
ゼロ対100理論とは?
自分たちの側に100%の過失がある場合でも、インチキ外交の数々を駆使し、「相手にも落ち度がある」などと言い募り、過失割合を「50対50」、あわよくば「ゼロ対100」に持ち込もうとする、中国や北朝鮮、韓国に特有の屁理屈のこと。
これを踏まえたうえで、「日本外交の偏狭な態度」、「両国の指導者」、「韓日のもつれ」、「恥ずかしい」などの記述を読み返すと、大変に問題があることがおわかりいただけるでしょう。
あくまでも過失があるのはウソをついて約束を破る韓国の態度であり、韓国は一方的な加害者なのであって、日本は一方的な被害者です。
#3 その「東京の情報筋」は誰ですか?
さて、韓国メディアを読むときのレトリックには、いくつかの注意点がありますが、そのうちのひとつが「東京の外交筋」「東京の情報筋」といった表現です。たとえば、こんな具合です。
「しかし状況は変わった。東京の情報筋は『先月の日米首脳会談の過程で米国は日本側に『もう少し韓国に手を差し出すべきだ。我々は米日韓を望む』という要求をした』と伝えた。ロンドンでの鄭義溶-茂木の20分会談はバイデン-ブリンケン(国務長官)の作品だったということだ」。
以前、当ウェブサイトの読者コメント欄に、「『東京の外交筋』あるいは『東京の情報筋』といった表現が出てくるときは、『東京の韓国大使館関係者』のことだ」、といった書き込みをいただいたことがあります。
実際、韓国メディアの過去記事をあとから振り返ってみると、情報の出所が韓国政府ではないかと思しき事象がいくつかあったこともたしかです。俗な言い方でいえば、本当の情報であることもあれば、「ガセネタ」であることもある、というわけです。
問題の記述も、もし「東京の情報筋」を「韓国大使館関係者」だと読みかえれば、韓国政府・外交部あたりの希望的観測が多分に含まれている、という可能性が出て来ます。あるいは、こうした報道を通じて情報を錯乱しようとする狙いでもあるのでしょうか。
#4 「韓日米のDNAをうまく活用せよ」
もっとも、リンク先記事で、参考になる点も、ないわけではありません。
それは、ジョー・バイデン米大統領とブリンケン国務長官が、バラク・オバマ政権時代からそれぞれ副大統領、米政府高官として「日米韓」を推進して来ていた、という事実です。
「当時もバイデン(当時副大統領)-ブリンケン(副大統領国家安保補佐官、ホワイトハウスNSC副補佐官)が動いた。彼らのアジア外交DNA中心には変わりなく『韓日米』がある」。
この中央日報の記事には触れられていない事実がもうひとつあるとしたら、韓国が日本に対するインチキ外交を仕掛けるに当たり、米国の圧力を最大限利用して来た、という点でしょう。2015年の日韓慰安婦合意など、その最たるものです。
そして、真に恐れるべきは、こうした状況を踏まえて出てくる、こんな「とんでもない提案」です。
「こうした点で21日にワシントンで開催される韓米首脳会談をうまく活用する必要がある。米国がまず『韓日米』の圧力を加える前に、我々が先に『6月11日に英コーンウォールで開催されるG7首脳会議で韓日米首脳会談を開こう』と提案しようということだ」。
これは、非常に狡猾な提案です。
バイデン政権には依然として「日米韓3ヵ国連携」を東アジア戦略の基軸に据えようとする動きが見られることは事実ですし、むしろこうした動きを、日本が「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」、「日米豪印クアッド」などを通じて薄めようとしている、というのが現状に近いのでしょう。
だからこそ、韓国側からの「用日」的な動きには、注意が必要です。米国をテコに、日本に対して不当な譲歩を迫るのは、韓国の常套手段でもあったからです(※もっとも、文在寅大統領がそこまで狡猾かどうかはわかりませんが…)。
#5 「中国寄り」は事実です
さて、今回の文章の中で、最も支離滅裂で、最も不可解な部分が、これです。
「今回の鄭義溶-茂木会談できっかけが生じた。3ヵ国ともに拒否する名分が消えた」。
「ちょっと、何を言っているのかわからない」。この記述を読むと、多くの人が、そう思うでしょう。
いったい何をどうやったらそういう理解にたどり着くのか、まったく理解できません。むしろ日本政府としては、今回の日韓外相会談、日米韓3ヵ国外相会合で「米国の顔は立てた」のですし、実際に会談をやってみて意味がないとわかったわけですから、これ以上何が必要なのでしょうか。
しかも、これに続く次の記述を読めば、「不可解」を通り越して、「開いた口が塞がらない」という体験をすることができます。
「『中国寄りではないのか』という日米の疑心からも抜け出すことができる。『クアッド(日米豪印)』に参加しない韓国がこうした提案をしたからといって中国は何も言わないだろう。そこまで気にすれば国ではない。うまくいけば韓日首脳会談にも結びつく」。
「米国との同盟関係にありながら、北朝鮮経済制裁に積極的に協力しようとしないばかりか、主要国に働きかけてそれを無効化しようとし、米国が否定している『北朝鮮の段階的非核化』を支持する」。
「日本人拉致事件の解決にも協力しようとしない」。
「挙句の果てに、中国と一緒になって日本の福島第一原発処理水を「汚染水」とわざと呼び替え、中国と合同で海上パトロールを実施する(『韓国は中国と結託し始めた:「日米韓」はむしろ危険だ』等参照)」…。
こうした客観的事実を列挙するだけでも、そもそも「現在の韓国が(日米よりも)中国寄り」なのは、紛れもない事実でしょう。
日韓関係は戻るべきではない
さて、いつも当ウェブサイトで説明しているとおり、日本国内の「日韓友好論者」は、たいていの場合、「対韓譲歩論」、つまり「大局的な観点から、日本は韓国に対し譲るべきは譲り、『名より実を取る』べき」、と唱えています。
この「大局的な観点」というのが、「経済的に韓国は日本にとって大事だ」であったり、「韓国は日本の安全保障にとって、地理的に大事だ」であったり、理屈付けはさまざまですが、要するに「日韓断交はできないよ」、という発想です。
出発点が間違っていれば結論がおかしくなるのも当然でしょう。
ただ、それと同時に、1965年の日韓基本条約以降の日韓関係というものについては、日本国内の「対韓譲歩論」が、韓国国内の「用日論」と結託した結果の産物だった、という言い方をしても良いと思います。
だからこそ、批判を覚悟であえて申し上げるなら、現在のように日韓間でマトモな対話ができなくなった状態というのは、個人的には「願ったりかなったり」でもあります。なぜなら、日本が韓国の用日論者に利用されるリスクを減らすことができるからです。
もちろん、いきなり日韓断交などをすれば、日本経済にも少なくない打撃が生じますし、日本の安全保障体制の組み替えが間に合わないというリスクもあります。現時点で日韓断交は非常に難しいのが実情でしょう。
しかし、50年、あるいは100年というタイムスパンで考えるならば、少なくとも「約束を破るウソツキ国家」が日本にとって、本当に友誼を結ぶべき相手国でも、ともに発展していくべき相手国でもないことだけは間違いありません。
その意味では、あくまでも個人的感想に基づけば、文在寅政権がレームダック化しつつあるなか、政権浮上を狙ってむしろ過激な反日に手を染めることを選択するのかどうかが、わりと楽しみ心配でならない、というわけです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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下記は楽韓さんの記事の題名で、ここで言うメディアは朝鮮日報です。
以下楽韓さんより
韓国メディア「今回も米韓会談で中国についてなにも語られなかった……もしかして除け者にされているのでは?」……おっと、ようやく気がついたか
あくまでも個人的なでたらめ比喩ですが、同じクズでも、中央日報が日本共産党、朝鮮日報は立憲民主党くらいの大きな差があるような気がします。ハンギョレ?共産党未満なので福島瑞穂党でしょうか(まだ社会党と名のっているのか憶えていないので)。
続けてすみません。以下はシンシアリさんからです。原典中央日報です。
韓国の大好きなものには新宿会計士様が整理した5つのクズ外交法がありますが、もう一つ、非法治がらみで遡及法も大好きのようです。以下はその例であるとともに、ムン一派だけが悪いんじゃない、今の野党もクズであるということの証明だと思います。
この前、ナヌムの家にある慰安婦の墓(記事では『遺骨箱』としていますがどうみても普通の墓サイズだったので「墓」と訳しました)が違法だった、とお伝えしました。その際、「後から法律を作ってなんとかするのでは」と何気なく書きましたが・・早くも、野党「国民の力」の国会議員が、慰安婦の墓には法律でも手が出せないようにする法律改正案を発議しました。
米中対立が具体的になる時、韓国が中国ベッタリに成る事は日米に取っても好ましい事では無いでしょう、韓国をこちら側に引き付けて置く事は日本にも真近で労力を使う事を考えればメリットは有るのでは無いでしょうか。
>>日韓外相会談は「米国の顔を立てたもの」・・・も有りましょうが、日本の策の一つの様にも感じます、松川議員や武藤元大使が盛ん「兎に角会話ぐらいしてやったら」と述べて居ましたから、会話だけなら問題ないと思います。
日米韓口先同盟は対北でと言う事で宜しいのでは無いでしょうか。
> 韓国が中国ベッタリに成る事は日米に取っても好ましい事では無い
それを何十年も続けた結果が今の惨状です。もはやその考えを捨てて、韓国はあちら側、韓国は日本の敵という認識で国策を練る時期です。
阿野煮鱒 さま
>>韓国はあちら側、韓国は日本の敵という認識で国策を練る時期です。
現状はその様な外交手法に成っているのではないでしょうか、しかし米韓同盟が続く限り日本が自由に行動出来ない事も確かです、敢てこちら側から突き放すではなく今までの外交手法(相手にメリットを与えて済ませる)の変換をするべきだと思います、此れは韓国に限った話では無いと思います、たまには会話もしてあげないと相手の思惑も韓国紙からと言う事に成ってしまうのでは無いでしょうか。
非野阿礼 さま
非野阿礼 の考えが有っての事と思います。
相手の思惑は、「日本に永遠の謝罪と賠償を要求するニダ」だと思います。
事務方の会合は続くと思いますし、大きな声で騒ぐでしょうから、マスコミだけになっても、大丈夫だと思います。
>韓国はあちら側
アメリカがそこまで割り切れてないんだよねぇ。
「米中対立が具体的になる時、韓国が中国ベッタリに成る事は日米に取っても好ましい事では無いでしょう、」
→中途半端に日米側にいる(フリ)よりは、はっきりと中国べったりのレッドチーム入りの方が好ましいです。
「韓国をこちら側に引き付けて置く事は日本にも真近で労力を使う事を考えればメリットは有るのでは無いでしょうか。」
→この何十年日本「だけが」労力を尽くした結果がこの現状です。
これ以上の日本からの労力は、もはやデメリットの方がはるかに大きいと思います。
「会話だけなら問題ないと思います。」
→大いに問題があるとさらに確信を持てた。というのが本記事です。
「日米韓口先同盟は対北でと言う事で宜しいのでは無いでしょうか。」
→この中に一国、「対中、対北」は口先だけでしっかり甘い汁(技術、経済、ワクチンなど)を吸おうとたくらんでいる(それがばれてないと思っている)国があります。
hiro さま
>>鄭氏は4月の韓国メディアとの討論会で、慰安婦問題などをめぐる日本政府高官との過去の協議で「『もっと良い代案を持ってこい』と(日本側が)自分の主張を押し通す交渉態度にかなり驚いた」と日本政府への不満を公然と語っており、対日交渉の責任者としての鄭氏の資質を問う声も上がっている。(産経新聞)
会話だけなら悪い事では無いと思います。
非野阿礼様
『もっと良い代案を持ってこい』
→韓国側が自分たちの提案が本当に良いものなのか自問自答できない。(イランの石油代金に救急車的な)
おそらく今後もできるようにならない。
日本政府への不満が
「(日本側が)自分の主張を押し通す交渉態度」
→日本側から、折れたり譲歩しないことへの「驚き」
韓国が譲歩できるところはあるか? と韓国自身が考えることができない。おそらく今(略)
非野阿礼様の「会話」がどのくらいのものを言うのかわかりませんが、やはり挨拶以上の対応をこちらからはしない「丁寧な無視」的な対応がベストだと思います。
人間関係に置き換えてもそうだと思います。
hiro さま
私も挨拶程度で良いと思います、会話してあげることが外交カードに成るならすれば程度で申し上げています、茂木外相は韓国の意向を理解したのですから韓国は菅総理との会談など実現するはず無いと言う流れに成ると思います。
非野阿礼 さん
日本としては、韓国と何を何度話そうと「No deal is better than bad deal」な状態が永遠に続くでしょうから、合うだけ時間の無駄だとかんがえます。
>会話だけなら悪い事では無いと思います。
日本側は会話だけのつもりであっても、韓国はそれを利用して自分に都合の良い会談結果を捏造して公表することが何度もありました。今まで韓国と会話して何かよい結果をもたらしたことがありますか。時間の無駄というよりデメリットばかりです。
>敢てこちら側から突き放すではなく今までの外交手法(相手にメリットを与えて済ませる)の変換をするべき
日本は今までその考え方でやってきて、膨大なコストをかけて韓国にメリットを与え続けてきました。その結果が世界中から日本は慰安婦だの強制労働等のレッテルを貼られることになったことです。また、そのことで多くの日本国民が韓国を憎むようになり、日韓双方にとって悪い結果となります。
韓国のこの手の話をする方々は、結論ありきで途中の論理はすっ飛ばしますからね。まあ、結論から読んでも理解で来ませんけど。
今頃、日韓首脳会談やって、何になるの?日本にメリットあるかな?外相会談20分も費やして、ただ言いたいことだけ言って、「ハイ、サヨナラ」ですやん。
韓国はこれまでの侮日・反日行動について何ら謝罪も反省も無い。菅総理がわざわざ英国くんだりまで出かけて、文大統領に会う必要ナシ。もう、米国、英国の顔は立てました。他の国と会談した方がよほど実りがあります。
政府は「日本が言って来た事、間違ってないだろう?彼らは敵国なんだよ。だからFOIPにも入らない。中国と艦船合同演習もやる。北ともツーツーだ。日本はアイツラと組んでロクな事なかったヨ!」でOKです。
外相会談ですら何も具体的成果がなかったのですから、首脳会談で何かしら成果が出るはずはありません。それだけですね。
ただし、一応国交を結んではいる相手なので、時候の挨拶程度の儀礼的会談が行われたとしても、特に咎め立てするほどのことではないと思います。先方の思惑は知りませんが。
朝も書きましたが、韓国にとっては、全てが機会で、どんなに状況が悪くても、最大の利益を追求します。
>「『東京の外交筋』あるいは『東京の情報筋』といった表現が出てくるときは、『東京の韓国大使館関係者』のことだ」
この話は、勉強になりました。
という事は、「東京の情報筋」と出てきたら、嘘と考えれば良いんですな。
龍さんが書いてましたが、アメリカは日米韓の韓国を「朝鮮半島限定同盟」と考えているという仮説が考えられます。
前のスレの通り、日本は北朝鮮問題に関して、日米韓で協調すると言ってるならG7で、外相会談と同じことが起きる可能性は高いと思います。
G7の前に、米韓首脳会談がありますので、後はそれを見てから考えます。
菅総理は会ってはならない思う
もはや1mmも日本側から歩みよる事は
絶対に避けるのが敵国に対する態度と
ゆうものでしょう
口にすれば礼儀を失するならば、
米国には会うなら日米韓のみと伝え
外務省は会う時間の隙間がないように
各国首脳との会談スケジュールを組む事
また、いつでも体調が悪いと言えるよう
あえて医師も同行し準備しておく
日本の政治家は得意でしょうが
会う意味や価値がないからではない、
会わない事に日本側の小さくとも価値がある
首脳会談が行われない事を目的とするのは、如何かと思います。
今回の外相会談でも、現金化をしたらただじゃおかないゾと言ってるはずです。
「ウリは聞いてないニダ」「また日本に後ろ頭を叩かれたニダ」と言っても、知らんぷりする為には、役に立っていると思います。
日韓関係にアメリカが口出ししなければ、力関係ははっきりしていると思います。
「ウリナラは、意味不なカードしか無いニダ」。
「これは、日本の陰謀ニダ」。
>韓日米首脳会談
バイデン政権も載ってこないんじゃないかな。
レームダック政権と会っても意味ないし。
やるなら次期大統領かと。
G7での日米韓首脳会談・日韓首脳会談
案外形だけは実施するのではないでしょうか?
というのは、この間の動きを見ていると明らかに米国の軸足はFOIPとG7諸国との協調を土台にして中国と対峙する方に移っていると思われます。そこに韓国は含まれていません。そして日米間の連携が北朝鮮に対するものと見せていますが、実は米国の戦略において韓国を組み込んでいないと思われるからです。もし米国が本当に日米韓の連携を重要視しているなら米韓首脳会談を実施する前に北朝鮮に対する戦略を決定するようなことはしなかったはずです。ましてや日本とは首脳会談をしてから決定しているわけで、これは韓国大統領の面子を潰しているし、日本に対して異常な対抗心を燃やしている韓国の感情を見事に逆撫でしていますから、これでは得られる協力も得られなくなります。だから米国の戦略の中には韓国はパッシングされていると思います。では何故こんなしち面倒くさいことをしているかというと、FOIP(クワッド+G7からコミットする諸国)の連携はまだ端緒についたばかりで、これから各国の意見や利害を調整したり、各国の軍事力を効果的に統一して作戦行動ができるように具体的な形にしていく必要があります。そのための時間が必要です。だから今の時点で韓国をブルーチームから絶縁するのは得策ではなく当面は従来の日米韓の連携で牽制を維持しているという形を崩す訳にはいかないのだと思います。また韓国を放り出して、日米の邪魔をされたり足を引っ張られるのも困りものです。そこで米韓同盟という鎖を付けたままにして、北朝鮮対策については米国は日米韓の協力を重視していると首輪をはめて日米である程度韓国の動きを牽制しようということではないかと思います。そう考えると、韓国と首脳会談や閣僚級の会談をしても意味がないけど、全く知らんぷりというわけにもいきません。そこでわざわざ韓国との会談を設定はしないけれど、国際会議で顔を合わせたついでの短い会談程度には応じるといったことはあり得ると思うのです。
イジワルばあさん 様
鋭いご分析です。概ねそのような流れだと思います。
>韓国を放り出して、日米の邪魔をされたり足を引っ張られるのも困りもの
これが主題なんでしょう。
今三行半を突き付ければ当然(喜んで?)中国チーム入りで、中国も米への面当てから表向きは優遇するし、米式民主主義の敗北というプロパガンダに使われるのは目に見えています。
米韓間の機密も大っぴらに漏洩させるでしょうから当面は避けたいです。
で、何か鎖も用意してると思うんですが、今は黙認してる「北への抜け荷」なんかを締め上げるネタに使ってるんでしょうかね?
これを公けにすればフッ化水素禁輸も銀行口座凍結も出来ると思いますが。
イジワルばあさん様
内容を拝読しましたが、おおよそその線で日米両国とも了解して動いているように思えます。
私見ですが、文政権の「核付き朝鮮半島統一(北核=民族の核と定義している)」の野望を日米両国とも認識していると思うので、米国としては、下手に中朝側に行かせず、蛇の生殺しのように、「離さない、離れられない」状況を作っていく時間を稼いでいるようにも見えます。
米国のこの思惑に対し、日本はどこまで協力し、協力出来ないのかの踏み絵を踏まされる可能性はあると思いますので、菅政権は、十分注意が必要かと思います。
ただ、米国が朝鮮半島を「切る」と決めると同時に、日本は「朝鮮半島有事不介入」、「朝鮮半島民は第三国へ移送することを明言」し、事前準備として、「スパイ活動防止法」、「日本海側の軍備増強」を決めて実行する必要があると思います。
※文政権の「核付き朝鮮半島統一」野望は文大統領の発言を追っていけば解ると思いますし、「ムクゲノ花ガ咲キマシタ」を称揚していた前歴もありますので。
日米から見た韓国戦略は ご指摘の通り時間稼ぎだと思います。一方中国から見ても 米中対立下で 韓国のハンドリングに迷いがあるとおもいます。韓国をレッドチームに入れた場合の 短期・長期の損得が見極めがつかないため 自国の軍備増強 金融覇権確立まで時間稼ぎをしたいため 韓国に蝙蝠外交を続けろと指示していると思います。よって中国から見ても 韓国戦略は時間稼ぎ。結局米中の思惑で韓国は蝙蝠外交を続けざるを得ないのではと思います。
イジワルばあさん 様
納得いたしました。全くその通りだと思います。
韓国にかけた首輪が外される時はGSOMIA 破棄が合図ではと私なりに勝手に解釈させて頂きます。既に韓国は赤い大陸の一員も同然ですからFOIPの成り行きから目が離せません。次期韓国大統領候補は筋金入りの反日と言われているから期待しています。対北鮮については日米で下協議の後に別室で日米韓或いは米韓で協議すれば良いと思います。
いじわるばあさん様
私も最低限の関係は維持すべきと思います。韓国は協力相手としては何も期待できませんが、韓国が持つ半導体などの先端技術が中国に渡るのも防がねばならず、完全に韓国を切るわけにもいかないのが難しいところですね。
首脳会談するなら身長2メートル位のボディーガードを5人位付いてもらったらどうでしょう?
意味?何もありません。韓国に対しては、もうこんなことしか思い浮かばない今日この頃です。
お言葉ですがガースーは空手で鍛えているらしいニダw
ガースーと文在寅が(物理的に)正面衝突したらどうなるニカ?
外相会談でも首脳会談でも、事前の事務レベルでの擦り合わせて論点を整理しておくのが常識です。合意しないにしても、その話題を出してすれ違いにするのか、あえて話題にしないのかも決めておくものでしょう。
今回の日韓外相会談はそういった擦り合わせが行われた形跡がありません。多分アメリカに言われて急遽顔合わせだけしたのでしょう。
ロンドン時間朝早くの会談だったのに、概要のメモが日本側から出るのが遅くなったのは、後回しにしたからではなくて、事前擦り合わせがなかったので一から発表文作ったからでしょう。事前擦り合わせがあれば発表文の草稿は準備出来て、あとは実際の会談に沿って手直しすればよいのです。
今回の日韓外相会談はお互いが自らの主張を壁に向かって語るだけに等しく、一回の会談と数えるべきでないでしょう。かつ、首脳会談の事前擦り合わせになるような会話もなかったので、当然首脳会談につながるものもありません。
まあ、韓国としては会談が行われた事実だけで論じてますが、本来の意味での「会談」が行われたならそういう結論も出せるかも知れません。けど今回は「ノーカウント」ですね。