政党支持率で自民に迫る国民民主
最新の共同通信の世論調査で、国民民主党が前月比5.5ポイント支持を伸ばし、18.4%で2位に着けました。トップの自民党(25.8%)との差は7.4ポイントに過ぎません。国民民主党が支持率トップの座を自民党から奪うという可能性が出てきた格好です。もともと自民党は支持率をジリジリ落としてきたのですが、やはり減税に頑なに後ろ向きだからでしょうか?
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ジリジリと支持率を落とす自民党
若者の自民党離れが急速に進んでいる―――。
そんな話題を最近、しばしば目にします。
いくつかのメディアの調査だと、政党支持率で見たらトップは自民党ですが、その自民党がジリジリと支持を減らしており、その代わり、2番目には国民民主党が入ってくることが増えてきました。
たとえば、時事通信の世論調査で確認してみると、昨年12月までは立憲民主党が自民党に続く第2番目の支持を得ていたのですが、今年1月以降は国民民主党が2位に浮上し、3月には支持率で見て、国民民主党が立憲民主党の倍近くに上昇しています(図表1)。
図表1 時事通信の世論調査結果(昨年11月以降今年3月分まで)
調査実施日 | 1位 | 2位 | 3位 |
2024/11/8~11/11 | 自由民主党…20.0%(+1.10) | 立憲民主党…7.5%(+2.90) | 国民民主党…5.5%(+4.30) |
12/6~12/9 | 自由民主党…19.1%(▲0.90) | 立憲民主党…6.7%(▲0.80) | 国民民主党…5.7%(+0.20) |
2025/1/10~1/13 | 自由民主党…17.3%(▲1.80) | 国民民主党…6.6%(+0.90) | 立憲民主党…5.1%(▲1.60) |
2/6~2/9 | 自由民主党…17.9%(+0.60) | 国民民主党…6.1%(▲0.50) | 立憲民主党…5.4%(+0.30) |
3/7~3/10 | 自由民主党…17.9%(±0) | 国民民主党…8.0%(+1.90) | 立憲民主党…4.2%(▲1.20) |
(【出所】時事通信の過去記事)
産経・FNNによると次回参院選で国民民主が「若年層比例トップ」
こうした調査結果が出てくるのは、べつに時事通信だけではありません。
産経ニュースが先月配信したこんな記事によると、産経新聞社とFNNの3月の世論調査で、今夏の参院選における比例代表の投票先トップは、18歳から49歳までで国民民主党がトップだったというのです。
参院選比例投票先、国民民主は18歳から40代まで首位 自民は全体首位も2割届かず
―――2025/03/24 13:00付 産経ニュースより
これをまとめたものが、図表2です。
図表2 参院選比例代表の投票先(産経・FNN・2025年3月分調査)
年代 | 国民 | 自民 | その他 |
18~29歳 | 19.5% | 13.1% | れ新8.2% |
30歳代 | 23.8% | 14.8% | 共産4.9% |
40歳代 | 14.8% | 12.5% | れ新11.5% |
50歳代 | 9.0% | 13.4% | れ新7.0% |
60歳代 | 8.9% | 25.8% | 立民11.1% |
70歳~ | 不明 | 28.5% | 立民16.6% |
(【出所】産経ニュース)
ちなみに70歳以上で国民民主党が「不明」となっているのは、70歳以上は3位が国民民主党ではなく日本共産党(5.6%)となっているためです。
なぜなのか―――考えられる3つの仮説
それにしても、じつに印象的な調査結果です。
こちらの産経・FNNの調査は「参院比例での投票先」であり、先ほど挙げた時事通信の「政党支持率」に関する調査とは設問そのものが異なるため、単純比較はできませんが、それでもだいたい似たような傾向が見えることは興味深い点です。
とりわけ年代別にみると、自民党が50歳代以上で圧倒的な強さを誇っていること、最大野党であるはずの立憲民主党がもっぱら高齢層からの支持しか得ていないことなどを踏まえると、自民党や立憲民主党が若年層・勤労層からそっぽを向かれているという可能性が浮上します。
ここで考えられるのが、次の3つの大きな要因です。
1つめは、SNS層とオールドメディア層の対決。
2つめは、純粋な世代間対決。
3つめは、勤労層に蔓延する重税感です。
このうち一番わかりやすいのが、「世代間対決」というストーリーでしょう。
たとえば厚年にせよ健保にせよ、現在の社会保険制度は若年層から高齢層への所得移転(仕送り)という側面がありますが、現在の受益層である高齢層と現在の若年層を比べると、支払った保険料に対する「回収率」に大きな違いがあることは間違いありません。
やはり「SNS層が重税感に不満」と考えるとしっくりくる
余談ですが、「なぜ国民民主党が支持を伸ばし、自民党が支持を落としているのか」について、SNSとの関係に関する私見を述べておきたいと思います。話を「現役層対高齢層」だけの問題に矮小化するのは、適切ではないからです。
制度を作ってきたのはあくまでも政治家(と官僚)ですので、現在の高齢層が支払った保険料以上に不当に高額な年金などを得ているのだとしても、それを彼らの責任に帰するのは、やや酷でもあります(※といっても、もちろん、そのような政治家を選んできたという意味での責任はあるのかもしれませんが…)。
やはり当ウェブサイトで強く推したい仮説は、「SNS層仮説」と「重税感仮説」です。
昨年12月の『「税の取られ過ぎ」に気付いた国民がSNSを手にした』でも報告したとおり、昨年あたりから(オールドメディアの報道ではなく)SNSの情報が選挙の帰趨(きすう)を決めるようになり始め、こうした流れがほぼ決定的なものとなったのが11月の兵庫県知事選挙だったのだと思います。
そして、SNSには少数の「インフルエンサー」がいることも間違いない反面、SNS上の論調は誰か個人が決めているわけではなく、そこにいる無数のユーザーが総合的な意思表示の場としてSNSを利用することで、結果的にSNSがオールドメディアとはまったく異なる世論を示し始めたのです。
ちなみに少数の「インフルエンサー」が世論を作っているようにも見えるかもしれませんが、ある人がインフルエンサーとなるのは、その人の主張を多くの人が支持しているからであり、逆に言えば、その人がインフルエンサーになるためには人々から支持されるような情報発信をしなければなりません。
つまり、たまたまその人の情報発信が多くの人に支持された結果、その人がインフルエンサーになるのであって、「インフルエンサー」が世論を作っているわけではないのです。
立憲民主党も消費減税に消極的?
さて、余談はこのくらいにして、世論調査に話題を戻しましょう。
4月に入り、トランプ関税や物価高などの影響で生活支援が必要ではないか、といった意見が与野党を問わず浮上しています。
ただ、『自民も立民も党を割ってでも消費税に手を付けてみよう』などでも触れたとおり、どうも最大与党である自民党、最大野党である立憲民主党は、いずれも減税(とくに消費減税)には強く否定的であるように見受けられます。
あくまでも個人的な感想を述べるならば、自民党が減税に後ろ向きであるならば、最大野党である立憲民主党は思い切った減税を打ち出すなどし、与党との差別化を図っていくのが有効な戦略ではないか、などと思えてなりません。
ただ、現実問題としてその立憲民主党は、枝野幸男・元代表が12日にこんな講演を行ったことが話題です。
立民・枝野氏、消費減税の要求批判「別の党つくって」
―――2025年4月12日 17:25付 日本経済新聞電子版より
記事表題からもわかる通り、枝野氏は党内で消費税減税を求める意見が相次いでいることを批判。「減税したい人は諦めてもらうか別の党をつくってほしい」などと述べた、とするものです。
もちろん、発言者である枝野氏は党代表ではなく、あくまでも元代表という立場に過ぎませんが、それでも一部メディアは、枝野氏が野田佳彦・現代表とは「消費減税をすべきでない」という点では一致している、などと報じているなど、これが立憲民主党の主流の考え方という可能性は高そうです。
宮沢洋一氏出演のネット番組に非難轟轟
こうしたなかでさらに興味深い話題があるとしたら、『宮沢洋一税調会長がネット番組に出演して有権者を挑発』でも取り上げた、自民党・宮沢洋一税調会長による有権者を愚弄・挑発するかの態度でしょう。
宮沢氏はインターネット番組『ReHacQ』に出演し、自民党税調の内情を気持ちよさそうにペラペラとしゃべり、そして番組を視聴した多くの有権者の怒りを買ったのです。
宮沢氏自身はこのネット番組に出演する以前から「どうもこの人物は経済学などの基礎的な知識を理解していないらしい」、「完全な財務省の代理人らしい」といった噂が、おもにネット上で出廻っていたのですが(当ウェブサイトもそうした噂の出どころだそうです)、こうした噂が真実だということがバレてしまったのです。
ちなみに当ウェブサイトでも『税社保負担は限界…物価高は「賃上げ」で乗り切れない』などを含め、連日のように指摘している通り、正直、わが国における税や社保の負担は限界に達していますし、高額な税・社保を負担させられても得られる給付が少なすぎることも大きな問題です。
こうしたさまざまな状況をすべて無視し、悪びれず、財務省の内輪の理論を強引に押し通そうとする宮沢氏に対し、少なくない有権者が拒絶感を覚え、そのことが自民党の支持率に跳ね返っていくとしても不思議ではありません。
共同通信世論調査だと国民民主が自民と7.4pt差に!
いずれにせよ、自民党や立憲民主党を含め、主要国政政党で消費税や所得税などの減税を大々的に唱えている政党が限られてくるわけですが、こうした文脈で、ちょっと気になる話題があるとすれば、これかもしれません。
内閣支持率わずかに上昇32.6% 共同通信世論調査
―――2025年4月13日 19:30付 日本経済新聞電子版より
日経が報じた共同通信世論調査結果によると、政党支持率では自民党が25.8%で相変わらずトップでしたが、国民民主党が18.4%で2位に着けた、というのです。
共同通信世論調査・政党支持率(4/12~13)
- 自民…25.8%(▲1.90)
- 国民…18.4%(+5.50)
- 立民…11.9%(+0.80)
- 維新…*4.9%(▲0.50)
- 公明…*4.2%(+0.40)
- れ新…*4.8%(▲2.20)
- 共産…*3.4%(▲0.20)
- 参政…*1.0%(▲0.30)
- 保守…*1.9%(+1.60)
- 社民…*0.7%(▲0.10)
(【出所】日経電子版記事)
しかも国民民主党は前月比5.5ポイントも支持を伸ばし、結果、自民と国民の支持率差は7.4ポイントに迫っています。この調子で両党の支持率差が縮小したら、夏の参院選を前に、両党の支持率が逆転してしまう、といった展開も現実のものとなります。
自民党政権に「突然死リスク」
当ウェブサイトの勝手な主観で恐縮ですが、やはり国民民主党が打ち出している減税を含めた諸々の政策が、(そのすべてがそうとはいわないまでも)従来であれば自民党を支持していたような保守層・勤労層にフィットし始めている可能性が高そうです。
だからこそ、自民党がジリジリと支持率を落とし、国民民主党が支持を伸ばしているのだ、などと考えると、辻褄は合います。
もちろん、国民民主党が打ち出している政策のすべてが無条件に素晴らしいものであるとは考え辛いところですが、それでも選挙というものは、そもそも「よりマシな政党」「よりマシな候補者」を選ぶ手続であることを忘れてはなりません。
このように考えると、まずは今夏の参院選で自民党が2007年を超える大敗を喫し、参院側でも連立与党が「単独過半数割れ」を起こすという可能性が、単なるリスクシナリオではなくなりつつあることを認識する必要があるかもしれません。
参院選自体は政権選択のための選挙ではありませんが、それと同時に参院選で敗北すると、与党側はさまざまな政策が前に進まなくなりますし、衆院側ですでに過半数割れを起こしている点と合わせると、自民党政権の突然死リスクが高まることになりそうです。
それが日本の政治・経済にとって良いことかどうかは別問題ですが。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
![]() | 日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
私が国民民主を支持する理由は、働いた人が報われる社会、労働者ファーストの社会を愚直に目指していると感じからです。
働いた人が働いただけ報われるという当たり前のことに、国民民主以外の全ての政党や、官僚が反対勢力に見え、倒すべき敵と、はっきり認識されてしまったのが今の現状ではないでしょうか。
ある意味勤労層全体がまとまって、かつての「日本死ね」を日本に突きつけているかなりヤバイ状態だと最後の警告をしておきます。多分次に勤労層の逆鱗に触れると宣戦布告でしょう。
世界情勢の激変も加わって、日本でも政界大編成が起きるのでしょうか。
国民民主党がまだ自民より下とは思えませんね。YouTubeのコメントやヤフーアンケートでは国民民主を応援するが80%以上で自民を応援するなんて20%も満たないことが多いと思います。マスゴミの印象操作を疑います
ネットやSNSについては高齢者の利用も進んできていると思いますが、ヤフコメなど見ているとコメント書き込みまでは少ないように感じられます。
高齢者層(=社会保障の恩恵浴層、重税感の少ない年金受給層)における自民党支持者がアンケートに反映した結果ではないかと。
岸破が参院選まで居座るなら、私は増税勢力の自民党執行部をぶっ壊す為に国民民主党に入れるでしょう。
正直、国民民主は政権担当能力は無いでしょうし、支持者も、そこまでの期待はしてないと思います。
自民党も割れるかしないと無くなりますね。
それくらい国民には怒りのマグマが溜まってそう
万博次第で維新はもっと支持率下げると思う
そこは下がって欲しい勢が頑張ってネガキャンしとるからあんまり言ってやるな
大阪府民が自分らの地域でやる万博のネガキャンするって何なんだろうってシンプルに醜く思うわ
そういうの関係なく維新の支持率は下がってるんよ
吉村さんが悪いわけじゃないんだけど、もう松井橋下の結党時の精神はなくなってるって思わんといかんのだろうとちょっと寂しいのよ
安倍氏侮辱の渡部カンコロンゴ氏、自民都連擁立調整 党内から疑問の声「強烈な違和感」
https://www.sankei.com/article/20250414-KWIXX3DPTZBSVJFIKBLZKBC6GI/
昨日からこの件が強烈に炎上していますね。サンモニコメンター(経歴以下略)氏を自民の都連が参院候補に擁立すると報じられましてね。
過去のアベガーツイートを指摘されて慌てて削除、残念ながら多数の魚拓を拡散され炎上継続中です。
自民執行部や都連がうるさい連中に迎合した結果なのか、岸田石破の”主流派”の自民党改造の意図的なものなのか、わかりませんけど。
この人を立てたからと言って立憲から自民に票が流れるとも思えませんし、愛想を尽かした有権者が離れるばかりだと思いますがね。とても合理的な判断と思えない。
自民党は自分らが今何をやっているのか自覚ができてない議員職員が結構多いのかもしれないですね。
>過去のアベガーツイートを指摘されて慌てて削除、残念ながら多数の魚拓を拡散され炎上継続中です。
「消したら増える」を知らないのでしょうかね。
謝った上で消すのであれば筋は通りますが、サヨク特有の「謝ったら負け」というおかしなプライドがそうさせているのかもしれません。
自民党という、あと十年は磐石かに見えた政党が、愚かに過ぎる者を選んだがために、自壊していく様は、何とも言えないところですが、国民民主の政権担当能力は未知数なので、難しいところです。
立民、維新さんは、現在のトップがあの方々ですので、検討の対象に入れることも不可能です、悪夢ではなく、現実にあったことなのですから。
自民党は、意味不明な政策をやめて、筋の通る政策を実施すべきと思います。マクロ経済学の教科書には、労働需要が増えているのであれば、労働供給を増やすことで国民所得は増加すると示されています。取って配る方式は、人手不足経済には、不向きな政策です。意味不明な政策を続けていると、ば◯なのでは??と支持もされなくなると思います。普通の頭であれば、手取りをもっと増やす政策しかないと思います。自民党の政策は。
自民党の政策というより むしろ 財務省および財務省からのペーパーに頼り切っているマスコミに完全に洗脳されきっているからでしょう。
世論調査に限らず無作為抽出なんてのは、一定のばらつきや偏りがでるので、上か下かで一喜一憂するのは解釈の取り違えですね。
でも、全体傾向として既存政党から国民民主党など新進気鋭?な方に支持が移りつつあるのは確実です。
国民民主党は、前回選挙で
「アホみたいに得票したのに候補者が足りず、議席を他党に譲る」
という失態でした。
なので焦って候補者をかき集めてる。
これで失敗したのが維新(と見える)。
ヘンテコな奴ばかり集まってきて、統制がとれておらず兵庫県ではヤラカシ泥沼の主人公。
大丈夫かな~と思ってたらやはり。
今の段階で石丸伸二に噛みつく必要は1ミリもらないのに、なぜか無駄に炎上逃亡。
頭が悪すぎる。
候補者選びで、選定プロセスを公開していないからバカを選り分けできなかった訳ですかね。
とにかく泥縄式。
候補者が居ないから集める。
集めたらバカばかりなので困り果てる。
二手三手先を読んで布石を打てないものなのか。
とりま、1年前2年前を思い返してみて、
「次の選挙で目にもの見せたる!」
というアクティブな楽しみが増えたことは間違いないので、少しずつ世の中はよくなってる、のかな。
全怒(オールド)メディアが「政権交代!セーケンコータイ!」を叫んでいたのが、かれらの思惑とは逆の枠組で実現するならば、実に痛快であります。
安倍総理・菅総理の頃自民党を推した若者、岸田首相以降に18歳を迎えた新成人、次の選択は如何に。
人手不足による賃上げと円安による物価高で、国のほうは税収増という漁夫の利を得ていますが、雇用する側と雇用される側の負担感は大きいと思います。
アベノミクス効果もいつまで続くかわかりません。
就職氷河期の再来にならなければ良いのですが。
日米貿易の不均衡を是正するためのプラザ合意後、円高不況に陥り、不況対策としての金融緩和でバブルが発生しましたが、今回も不均衡是正を円高で解決という事になった場合は、すでに金融緩和状態ですので、財政出動か減税という選択になるかと思います。
しかし「国の借金」と「減税より補助金」に拘る財務省と、財務省に操られている政府では不安しかありません。