岸田首相を批判する人はたいてい政府発表を見ていない
今回の能登半島地震で政府や岸田文雄首相、馳浩・石川県知事らに対し、「対応が遅い」、「今ごろヘリを出したのか」、などと批判する人たちには、ひとつの共通した特徴があります。それは、政府などが発表している内容に、ほぼまったくといって良いほど目を通しておらず、ヘリを含めた自衛隊の活動状況などの事実関係を把握していない、という点です。
目次
「今ごろヘリが出動したのか」、「岸田は何をやっている」
SNS、ニューズサイトのコメント欄などを見ていると、いまだにこんな趣旨の意見が見られます。
「岸田(首相)は今回の災害でろくに対策すら打てていない」。
岸田文雄首相自身がその有権者にとって好きな政治家であるかどうかという問題も関係するのかもしれませんが、それにしても、なかなかに強烈な批判です。ちなみにこの「岸田」の部分を「馳(浩・石川県知事)」などに置き換えても、似たような文章が成り立ちます。
このあたり、私たちも所詮は人間ですので、べつに政治家に対する「好き嫌い」が存在することは否定するつもりはありませんが、ただ、それと同時にこの「好き嫌い」の感情が強すぎると、物事を見誤る可能性が高くなることにも留意が必要でしょう。
こうしたなかで、政府や首相に対する批判のなかでも、ここ数日、特に目に付くのが、「今ごろヘリが出動したのか」、といった批判(というか言いがかり)です。
たとえばとある著名なコラムニスト・映画評論家の方が1月9日付でX(旧ツイッター)に、「ヘリがやっと出動しましたね」、などとする内容をポストしています(本稿では、そのリンクについては敢えて張りません)。
また、個人的にかなり以前から注目している、とあるブログでも、やはり岸田首相の「初動の遅さ」が舌鋒鋭く批判されています(ちなみにこのブログ、岸田首相の前任者である菅義偉総理大臣に対しても、「ガースーはコロナ対策をなんにもしなかった」などと舌鋒鋭く批判していました)。
批判している界隈は公表されている資料を見ていない
ただ、当ウェブサイトでは何度となく指摘してきたとおり、客観的事実に照らすならば、「岸田(首相)は今回の災害対策で初動が遅れた」などとする情報は不正確ですし、少なくとも今回の能登半島地震に関していえば、岸田首相、馳知事らの「責任者」の動きは極めて迅速であると結論付けられます。
このことは、何度強調してもし過ぎではないとは思うのですが、非常に残念なことに、本件で岸田首相らを批判する人たちには、一貫した共通点があります。
それは、「とにかく政府発表を見ないこと」、でしょう。
その意味で、こんなXポストには共感せざるを得ません。
岸田さんや馳知事を叩いているネット界隈のほとんどが、公表されている資料を見ていない。
ヘリ投入時期や、輸送配送状況はほとんど知らない。ボランティアで現地に入ってる人もいますが、当然その人の見てる範囲しか見えてない。…— TEN@情報整理屋さん (@tenfirefighter) January 10, 2024
このポスト主の方が指摘する通り、岸田首相、馳知事を叩いている人たちのほとんどが、明らかに政府(官邸、内閣府、防衛省など)が発表している資料に目を通しておらず、また、ヘリの投入時期や物資輸送、患者移送などの状況を把握していません。
初動は極めて迅速
そもそも論として振り返っておくならば、地震が発生したのは1月1日夕方4時過ぎのことですが(気象庁ウェブサイトによると正確な時刻は16時10分)、そのたった5分後には、まず岸田首相自身が津波や避難等に関する情報提供や住民避難等の被害防止措置の徹底などを指示しています。
また、馳知事自身は当日、公務である宮中・新年祝賀の儀に参加するために東京にいたという事情もあるのですが、地震で交通が止まると直ちに首相官邸に向かい、地震発生から34分後の16時45分の時点で、すでに陸上自衛隊に対する災害派遣要請を行っています。
偶然に助けられた側面があるとはいえ、地震発生からたった34分後のことです。
一般に正月は政府機関も休みで、ゆっくりするのが慣例であるはずなのに、今年は新年早々、官邸や防衛省、内閣府などは多忙を極めている、というわけです。
ちなみに1月10日時点のおもな活動実績(延べ)は、437人の人命救助を筆頭に、衛星支援、患者輸送、糧食・飲料水・毛布・燃料支援、給食支援、給水支援、入浴支援、道路啓開など多岐に及んでいます。
自衛隊のおもな活動実績(1月10日時点、延べ)
- 人命救助:437名
- 衛生支援:診療約360名
- 患者輸送:約440名
- 輸送支援:糧食約421,400食/飲料水約295,100本/毛布約12,300枚/燃料約17,100L等
- 給食支援:約9,200食
- 給水支援:約820t
- 入浴支援:入浴約4,500名
- 道路啓開:県道1号、6号、52号、57号、266号、285号及び国道249号の一部区間
(【出所】防衛省『令和6年能登半島地震に係る災害派遣について』【※PDFファイル、1月10日時点】)
ヘリならばかなり早い段階から出動していた
また、「物資の海上・空路での輸送はどうなっているのか?」などと政府を批判している人もいますが、防衛省によると、輸送支援活動の一部はこんな具合です。
- 護衛艦「さわぎり」搭載のSH-60×1機により、野々江総合公園、柳田野球場、東陽中・町野小グラウンド、多目的グラウンド、門前総合運動公園、旧西保小学校グラウンドへ物資輸送を実施
- 護衛艦「すずなみ」搭載のSH-60×1機により、穴水町あすなろ広場、鵠巣小学校グラウンド、南志見多目的グラウンド、門前総合運動公園、旧西保小学校グラウンド、東陽中・町野小グラウンドへ物資輸送を実施
- 陸自中部方面航空隊のCH-47×1機は輸送艦「おおすみ」から輪島分屯基地へ物資輸送を実施
- 陸自中部方面航空隊のUH-1×3機により、下村及び大沢町等へ物資輸送を実施
ちなみに「SH-60」や「CH-47」、「UH-1」はいずれもヘリコプターです。
【参考】SH-60J
(【出所】海上自衛隊HP『哨戒機「SH-60J」』)
【参考】CH-47J
(【出所】航空自衛隊HP『主要装備ギャラリー』)
そして、防衛省の発表によると、自衛隊のヘリは遅くとも災害発生の翌日の時点ではすでに出動していたことが確認でき、1月3日付の『令和6年能登半島地震に係る災害派遣について』では、航空自衛隊小松救助隊のUH-60が孤立した要救助者の移送を行っていると明記されています。
こうした内容については、政府のウェブサイトをちょっと調べれば、誰にでもすぐにわかるようなものばかりです。したがって、こうした状況を知らないというのは、そうした「誰にでも簡単に調べられる資料」にすら目を通していない、という証拠なのです。
そして、こうした状況を知らないからこそ、「政府は何をやっているんだ」、「どうしてヘリを投入しないのか」、などと誤ったことを平気で述べることができるのかもしれません。
「ものを知らない」というのは、ある意味、恐ろしい話です。
なぜわざわざ危険で非効率な「空中投下」に拘るのか
これに関連するのでしょうか、『例の記者「なぜパラシュート部隊を派遣しなかった?」』でも紹介したとおり、頑なに「空中投下」「パラシュート降下」などに拘る方もいらっしゃるようですが、これもなかなかに理解が難しい言動です。
そもそも空中投下は▼大変危険な方法であり、▼コストもかかり、▼届けられる物量が少ない――、などの欠点があります。ただでさえ山がちで広い場所が少なく、しかも天候が安定しない冬場の能登半島で、なぜわざわざ非効率で危険な方法に依存せよと主張するのか――。
「空中投下をやれ」と主張する人は、単純に「ものを知らない」だけなのか、それともわざと危険なオペレーションの実施を進言し、それを失敗させて新たな政府批判のネタにしたいだけなのかは知りません(おそらく前者の可能性が高そうですが)。
いずれにせよ、これらの情報発信に関しては、最近、Xでも容赦なくコミュニティノートが着弾するようになりましたし、面白い事例では、NHKなどの大手メディアにもノートが付くようになっています(『能登半島地震を手掛かりに考える「事実と意見の区別」』等参照)。
まさかXが「不正確な情報の発見器」として機能する時代が来るとは、じつに味わい深いと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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岸田総理批判をする人にとって、政府発表をみても仲間内で盛り上がらないのではないでしょうか。
所詮エコーチェンバー内で傷を舐めあってる道化師の集団ですから。
遅い遅いと批判する人に共通する特徴として
兵站と地理に関して余りにも理解力が無いことです
道路事情が悪い所を災害で破損し大規模輸送が困難な状況です。
現地では石油不足が慢性化しています。
故に道路工事などを最優先で実施しなければいけません。
ですが不十分な兵站な所に自衛隊を送り込め
渋滞はデマ、ボランティアに行かせろと
非現実的な事を喚き続けています。
余りにも低レベルな事を言われ続けると
やはり自民党しか政権を任せられないかと呆れてしまいます。
言いたい放題の人々、雑談板にも仮説を書きましたけど、自身の承認欲と折り合いを付けられないかわいそうな人達の可能性も。(笑)
その欲求に囚われるにしても意味ある成果に結びつけられればいいんでしょうけどね。
>まさかXが「不正確な情報の発見器」として機能する時代が来るとは
こちらのコメント欄では「○○発見器」は禁句ですかね。そうですね。やめておきます。
普段岸田総理のことをボロカスに批判しておりますが、今は批判や、上げ足取りは、邪魔にしかならないので配慮して控えております。
被災地のことを思うなら、邪魔はしないという優しさを持っていただけないでしょうか。
対策が十分であったかは後で検証して、マニュアルをアップグレードする必要はあるかもですが、とにかくいまはできることをできる範囲で迅速にやるべきタイミングなのですから、邪魔になることは極力しないでいただきたい。
先日紹介した元自衛官による能登半島空挺の連ツイの続編がありましたので貼ります。
google earthを参照しながら、能登半島各地での空挺降下の可能地域を絞り混んでいきます。結果に興味のある方は日付のリンク先をご覧ください。
この方、元自衛官のプロカメラマンで、乗り物ニュースにも寄稿されてる方でした。
阪神淡路大震災が発生した際、村山総理(当時)は右往左往するばかりで、小里貞利氏を担当大臣に起用するまで対策らしい対策を打ち出せず、また東日本大震災の際には、菅総理(当時)は「オレは原子力に詳しいんだ」と嘯いて、てんてこ舞いしている現場に乗り込み、かえって混乱を助長するような真似をしでかしています。被災規模が違うとはいえ、これらの拙劣な対応に比べれば、岸田総理の対応は遥かにマトモであると言えるでしょう。
これから厳冬期に向かう能登半島での復旧作業はさぞかし困難かと想像されますが、関係方面の皆様が二次災害になど逢わぬよう、ますますのご活躍を祈念します。
ところで、空中投下で思い出しましたが、福島第一原発事故の際に、メルトダウンしかけている原子炉の上空からヘリで放水することに固執してたお方がおられましたねえ。ほとんど冷却効果など期待できず、乗員と機体を危険にさらすだけの作戦決行を指示した自衛隊の指揮官は、相当な覚悟で臨んだと後日聞きましたが。
もうひとつ、災害対応を叩く人達の特徴があります。罹災現場は広範囲に広がっており、現場はてんてこ舞いの状況下、当然のこと全ての活動を完璧に行うことは不可能であり、どうしても後回しにならざるを得ない事が起きてしまいます。その不完全な事のみ(大抵は1件か2件)取り上げて、「キシダはおろおろするばかりだ、何をやっている」と、全体がすべてダメと言わんばかりの批判をくり広げる人達がおられるようです(まあ、どこの業界、職場にもいますが)
ところで、こちらのサイトのどなたかのコメントかリンクで、延々と自説の演説・質問を繰り返すパラシュートにこだわる記者が野放しなのは、新聞社は新聞の売上げが伸びるし、答える側としては限られた質疑応答時間の中で失笑レベルの質問で時間を潰してくれて、他のもっと答えにくい鋭い質問時間を減らしてくれるからだとか。ということは質問する側もされる側も、要はWin-Winの関係です(少々拡大解釈しすぎたかいな)。 つまり「国民の知る権利」とやらはマスコミ自身がコケにしていることになります。質問する側はもっと勉強せーよ。
いまは無くなった五歳児の事が哀しすぎます。
非常時はトリアージがあります。
多分ですがその判断の隙間に入ってしまったのだと思います
それにしても哀しすぎます
通常なら救えた命でした。
ご冥福を祈ります。
マスコミが正しく情報を伝えていないのが主な原因ではないでしょうか。
とにかく政府のやることなす事(上手くいっている事)が気に入らない日本のマスゴミ共が偏向しているような気がします。
不思議な事に、今回は朝日や毎日と言った批判されがちなメディアが
割とまっとうな報道をしている印象があります。むしろ読売が
「誤報→黙って削除→苦情を黙殺」のコンボを決めていると言う珍事が……
逆に言えば、普段政府を叩くメディアが期待に応えていないので
迷惑YouTuberや山本太郎などが「とにかく何でも良いから政府を叩け!」と言う
需要に応えられているのかも、と言う気はします。
「現実を見ても損しかしない者は、現実を見なくなる」
これは私の持論なのですが、韓国の世論や共産党支持者などを見ていると
正しいと自信を持っています。
現実を見たら自分が間違っている事を認めざるを得なくなったり、自分の主張したい事が
主張できなくなったり、自分の嫌いな相手を叩けなくなる。
その癖自分の知識や能力を向上させる事もできず、今更”逆側”にも行くのは無理ならば、
現実なんか”見たら毒”としか認識できなくなる。
奇しくもオールドメディアが「エビデンスなんてだいっきらいだー!」と
泣き言を叫んでいる昨今、現実を見れなくなった人はもう”引き返せない”のだなぁと
しみじみ実感します。
何と言うか、マスゴミ人は、組織論、組織とは何かを知らないし、総指揮官の仕事とは組織に於いてどのような事をすることかを知らないらしい。
総指揮官の役割とは、どのような人材をどのような役割に付かせるを差配することなんだが、組織の秩序の中で仕事をしたことがない輩には、組織の機能論なんか分かりもしないだろう。
総指揮官は、人材を決めたら任せ切ること、そして、その人材からの要請により、最終決定をすること。最終決定権限は総指揮官にのみ与えられているのだから。
マスゴミ人は、ある目的の下に、その目的達成の為に、組織で協働する仕事とはどういうものか?を経験する機会が無いのかもしれない。いわゆるプロジェクトXの世界の仕事とはどういうものか?この世に生まれて来て、こんな仕事をする経験が出来ないことは、本当に残念だと思う。
私が、サラリーマンの仕事がいいなと思うのは、自分が組織の一員として、与えらた使命を遂行すること、その時の協働感と使命感を味わうことは、堪らない感覚だ。
ちょっとした崇高感も味わえる。
今、能登の現場で、使命を遂行している自衛官や自治体職員や消防警察の職員達は、そんな感覚で仕事をしているだろう。
即応予備自衛官、100人の募集に400人の応募があったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e33376b1eb0fccc9adb8f517b664b4c9831a069f
このような使命感を持った人達がいる。マスゴミ人達も、自衛隊に入り訓練をして、退役後は、予備自衛官になれば、世界観も変わるだろう。
根底に「政府の狗になりたくない。」とか「権力者の言いなりになりたくない。」と言うのがあるからではないでしょうか。
常に権力者、為政者と対立し、国を混乱させたい輩ですから、政府発表なんて碌に見ていないでしょう。
政府を批判することが正義だと思っている以上、彼等の意識は何一つ変わらないと思います。
>「好き嫌い」の感情が強すぎると、物事を見誤る可能性が高くなることにも留意が必要でしょう
別にこれはパヨクだけでなく、愛国憂国をやたら強調する自称保守の側にも見受けられますね。岸田憎しを拗らせて視野が狭くなるには左右共通で、自称保守の場合、普段忌み嫌ってるマスゴミの誤報や印象操作、デマにまで脊髄反射で飛びつく悪い癖があります。「岸田首相は某国に忖度して台湾からの救援の申し出を断った」と言う保守党党首(パヨクではありませんが)のデマを鵜呑みにして悪口をまくし立てて、いくらデマを根拠にしていると指摘されても当該スレを削除しようともしません。当然政府の対応についてもマスゴミに付和雷同して遅いだの何だのとデータも観ずに難癖を付けています。
自称保守にとってもエビデンスは無視したい存在なんでしょうね。
あなたが言うと、重さを感じます。
龍さんに対してもそうですが。一時期、ここであなたに対して行われた、何も知的好奇心を感じない、誹謗中傷としか思えないコメントを見て腹を立てていた人間なので。
自分も同様のことをやられたというのもありますけどね。
「それは事実として確認出来ない」「それは論理展開としてズレている」「それは話を都合よく解釈している」「それは個々の事実と辻褄が合わない」といった指摘は、左右問わず極端な思想で「好き嫌い」を基準に物事を判断する人達にとっては、全人格を否定されるくらいの衝撃なんだと思います。
だから、エビデンスを無視するんでしょう。
平和な日本では、日頃は
そんなこんなの生きザマで
えらっそうにほざく前に、
まずは己のその生きザマなんとかせい!
と周囲に言われ続けているような人たちが
政治や正義と称しておかしなことを
声高に喚いていても 日本国民は、
これは言論が自由な証と寛容に
見過ごしてあげてきました。
ただ、
この日本で未曾有の災害にあって
苦しい目にあっている人がいるのを
かたずをのんで見守って心を寄せている
日本国民がほとんどなのに、ところが
火事場泥棒のようにこの機会を悪用して
心では被災地のことなど思わずに
自分たちの思いつきの下手なアピール画策している
どぶサヨ特定野党の人たちは、彼らの狙う
しめしめチャンスだ!との
よこしまな思いと裏腹に
当然受ける軽蔑を増大しているだけで、
馬脚を現してしまっているぶざまな姿
と感じます。
危機に直面するとその人の人間性が顕在化しますね。
こんな時にプロパガンダを発信しまくる人って、いったいどういう人格をしているのでしょうか。
今はインターネットの時代、多くの人に見られているという緊張感がないのでしょうね。
>頑なに「空中投下」「パラシュート降下」などに拘る方
多分、この方は今風に言えば、『東京新聞の自己満足千羽鶴記者』ってとこでしょうかね?
御本人は真っ当な一般人とは違ってちょっと歪んだ思想信条をお持ちのようだと見受けられますが、いたって真面目にこの国難を私の力でなんとかしなければ、と使命感に燃えたぎっておられるのだと思います。もともと賢女で才能がお有りになられる方だと思いますから、その情熱と知性を健全に活かせる分野で建設的にお使いになられたら御本人も日本社会も平穏で心安らかにすごせると思いますね。早く気づかれることを願ってやみません。
政府公報を見ているからいいかというと、それだけでいいわけでもないのがまた難しい話なんですよね。
例えば、岸田政権はロシアへのSWIFT遮断に対して、半日遅れで参加を表明しました。アメリカからはこの動きを歓迎されている訳です。
事実として確認出来るのは、たったこれだけの情報です。
これに対して、当時この動きを批判していた人達は「財相がポンコツだからだ」「官僚が無能だからだ」などと言っていました。
財相や官僚が当時にどう動いていたのか? 何故、批判していた人達が期待していた通りの動きにならなかったのかということを検証するための情報はまるで無いわけです。
情報が無いにも拘わらず、そこを空想で埋めて「こう出来たはずだ」と、この人達は空想と比較して批判していたわけです。
これは、実際の現場や状況を知らずに言っているという点で「どんどん自衛隊を能登に送ればいいじゃない」「ヘリで物資を落とせばいいじゃない」とか言っているのと同じです。
政府公報を見ても、結論ありきでものを考える人だと、こうして都合のいい空想で結論までの理屈を埋めます。これでは、事実を見ても頭に入っていないのと同じです。空想で事実を覆い隠しているんですから。
無駄に晒し上げて恥をかかせるつもりは無いので、具体的にどこのサイトのどの記事かまでは書きませんが、思い当たる節がある人もいるかと思います。
思い当たる人には、当時のことを教訓に、今後に活かして欲しいと思います。
岸田は二流で慎重だからね
三流で派手好みの奴なら、輸送能力を考えずに無駄な部隊を送り込む
二流で慎重だから、大きな得点はしないが、大きな失点もしない