浅野文直川崎市議、Colaboを刑事告発すると表明
今度は刑事告発だそうです。「Colabo問題」を追及してきた浅野文直・川崎市議はColaboのシェルターで生活していたとする「sioちゃん」さんという女性の証言をもとに、生活保護費の不正受給を含めた犯罪の可能性があるとして、刑事告発する意向をYouTube上で表明しました。
「不法行為」と「犯罪」は、似ていますが、法学的には異なる考え方です。
「不法行為」とは「故意または過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害すること」(民法第709条)と定義されます。これに対し、「犯罪」は、一般に刑法などの法律に定められた禁止行為などに反する行動を行うことを意味します。
平たく言えば、「犯罪」は事前に法律で定められている行動を取るなどの限定的な状況でしか成立しませんが、「不法行為」は法律に明示されている内容だけでなく、法に定められていないような行為でも成立する可能性があります。
つまり、「不法行為」と「犯罪」は違う概念であり、とくに「犯罪」の方が「不法行為」と比べて狭いという点には注意が必要です。「不法行為」のすべてが必ずしも「犯罪」となるわけではないからです。
こうしたなかで、当ウェブサイトで最近、ときどき取り上げているのが「Colabo問題」です。
この「Colabo問題」、もともとはツイッターで「暇空茜」というハンドルネームを用いている一般人男性が一般社団法人Colaboの不正会計問題などを追及しているうちに掘り当てた「鉱脈」のようなもので、最近だとColaboだけでなく、関連するさまざまな団体、さらには厚労省を巻き込んだ大掛かりな疑惑に発展しています。
しかし正直、その全容を掴んでいる人は少ないでしょう。新聞、テレビを中心とするオールドメディアが一連の疑惑をほとんど報じていない(『Colabo問題で「偏向」しているのはメディアの側』等参照)からです。
ただ、この「Colabo問題」がネットで脚光を浴び始めたのは、東京都の監査委員会が「暇空茜」氏の住民監査請求を認め、昨年末時点で報告書を作成し、年初に公表したことがきっかけです。
報告書の原文は東京都のウェブサイトで確認できますが、正直、監査の専門家の目から見ると、監査報告書の体をなしていませんが(『暇空氏「法廷で決着をつける」=1ヵ月以内に住民訴訟』参照)、それでも結果的には東京都保健局に対し、2月末までに再調査などが勧告されました。
しかし、この「Colabo問題」の件はこれで幕引きとはならず、「東京都若年被害女性等支援事業」を受託しているColabo以外の団体(とくにBONDプロジェクト、ぱっぷす、若草プロジェクト)における不正疑惑などに飛び火し、最近では「WBPC問題」などと総称されているようです。
さらには、暇空茜氏を含めたツイッター・ユーザーに加え、一部の政治家がこの問題の調査・追及を続けています。
こうした政治家の一人が、浅野文直(あさの・ふみなお)川崎市議(自民党)でしょう。浅野氏は19日に公表した動画のなかで、Colaboを刑事告発すると述べました。
浅野氏はColaboのシェルターで生活をしていた人の実態などを調査した結果、Colaboの事業に「大きな不法行為があると確認した」として、次のように述べます。
「私は川崎市議会議員として地方公務員であります。刑事訴訟法第239条第2項には『公吏はその職務を行う中で犯罪があると思慮するべきときは告発をしなければならない』と規定されております。よって一般社団法人Colaboさんについて警察に告発をさせていただきます」。
つまり、浅野氏は本件について、単なる不法行為にとどまらず、犯罪行為がなされていると考えているのです(※なお、浅野氏自身は国政に挑戦するのだそうですが、これについて興味がある方は『note』あたりをご参照ください)。
浅野氏が「Colaboによる犯罪行為があった」とみるのは、実際にColaboのシェルターで生活をしていたとする「sioちゃん」さんなる人物の証言に基づきます。
平たく言えば、Colaboが「sioちゃん」さんを使い、生活保護費を不正受給させていた(しかもその生活保護費の大部分も没収していた)疑いがある、というのです。これが「事実であれば」、たしかに犯罪の可能性が極めて強まります。
しかも、証言した「sioちゃん」さんによると、彼女が生まれてからの写真などが入っていたアルバムも含めた私物も処分されたのだそうですが(生活保護の申請を通りやすくするためでしょうか?)、これが事実なら、生活保護費の不正受給に加え、窃盗などの犯罪が成立するのかもしれません。
このように考えていくと、この「Colabo」問題、少しレベルが変わってきたのかもしれません。問題はColabo側だけでなく、東京都保健局、あるいは厚生労働省なども含めた広範囲に拡大していく可能性が出てくるからです。
そのうえ、オールドメディアがこれを頑なに取り上げないのは謎ですが、それ以上に「ネット発の情報」が社会を動かしていく(かもしれない)というのは、非常に興味深い時代になったものだと言わざるを得ないでしょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
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Colabo問題、時が経つ程にクールダウンするどころかますます炎上が広がるんですよね。
Colaboを擁護する側は段々元気がなくなっている印象があります。
面白い事に、まとめサイトのコメント欄に表れる荒しすら減っているかも知れません。
マスコミはいつまで無視し続けるのやら……ひょっとして最後まで?
さすがに「アリバイ報道」くらいはするだろうとは思うのですが……
元気が無いわけでなく、
残念ながら戦力をLGBT法案の方に投入しているだけですね。新しい公金チューチュースキームを作れるチャンスですから。
いずれにしても、今のマスゴミはどんどん信頼を失って衰退していくだけ。
誰に忖度してるんだ。。。
ちなみに、N党は、海外在住ガーシーの帰国しない理由の件で、
NHK犯罪の件(こちらも絶賛報道しない自由遂行中)とコラボの件をセットにして
帰国しない理由を述べたら、マスゴミはNHK犯罪の件には触れて!、
コラボの件には触れない!でニュース報道にしているそうなので、
今のところ、コラボ>NHK犯罪のリトマス試験紙の状態みたい。
なので、コラボ問題はかなり根が深いみたいです。
Colaboなナニカ、ちゅご〜く活躍中が次々とバレ猫かぶりして反撃検討中!?
・WBCP:「困難な問題を抱える女性」を盾に公金チューチュー、刑事罰?
・赤い羽(共産)募金:日本人一人一人の善意の募金チューチュー
・休眠預金等活用:日本の休眠預金チューチュー
・公金・募金ロンダリング節税:ナニカ同士で相互寄付・クラファン&節税チュー
・LGBT法案:日本文化破壊&日本分断しつつ公金チューチュー予定
・太陽光発電等再エネ:自然破壊しつつ電気料金(再エネ賦課金)チューチュー
「マスゴミ」は、お仲間&デジタルデバイドな高齢者等向けに「報道しない自由」をでき得る限り継続するのでしょう。←崩壊も近い気もしたり・・・
>Colaboを擁護する側は段々
>元気がなくなっている印象・・・(?)
私は別の見方をしています。
共産党の『敵の出方論』は有名ですが
その戦術版なのだろうと感じています。
『敵の出方論』はなにも共産党さんの専売特許ではなく、
たとえば昔の山賊や、
治安不安定国の武装ゲリラなどが
形成悪いと一般民衆装って息を潜めて紛れ込み
社会転覆できると見れば一斉に涌いて出る、
それはまた、台所の住人さんにも見られるものです。(笑)
最初、人権ビジネスでおまんま派弁護士7人で
恫喝的な会見で抑え込もとしましたが
町で直接市民相手ならその凄みは効果あるでしょうが
国民世論相手には炎上で裏目に出てしまいました。
所詮彼らの信念?は
ただのもっとクレクレ主張に過ぎないようですから
一斉蜂起で却って国民の注目を浴び
殲滅されるよりは カサコソ息を潜めて
関心薄れた頃に赤いお旗打ちたてての
総攻撃を狙って見えるのでは(?)
と推察します。
http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=90965&thread=04
リンク先の通り、コラボやその周辺については北朝鮮までつながる可能性が高そうなので、いろいろ大変だとは思いますが追及している方は応援していますし注視していきたいと思います。
川崎市の刑事告訴も面白いのですが
本命は国税庁の税務調査だと思っております。
米国シカゴのギャング、アル・カポネを逮捕したのも
税務職員でしたね。
一か所を集中して税務調査をすれば、
類似団体全てひっかりますしね。
立憲共産党が某団体を強力に擁護している所から
某団体から立憲共産党に資金の還流が
なされていると想定されます。
又、東京都の監査がされない理由は、監査する側が
某団体のシンパなのでしなかったのかもしれませんね
自分の金と他人の金の区別ができる人達じゃないですから。、
団体役員に支払う賃金の出所が解ると、もっと面白いのでは?
ちょろんぼ様
西早稲田アジトまで行ける事を望んでやみません。
がみ 様。
西早稲田 って何ですか?
ワタシにはなんの事か想像も出来ません。
蛇足です。
2〜3〜18
噂ではNPO法人は監督官庁が存在しないとのこと。
簡単に国税庁が動けるとは思えないですね。
これまで動けていたのならこんなにひどい経理になってないはず。
監督官庁のないのは一般社団法人でNPOは各地方自治体だそうですよ。
https://www.npo-homepage.go.jp/shokatsucho
もっと優遇を得られる公益社団法人ではなく監督官庁のない一般社団法人にとどめたのは後ろに頭の切れる人間がいるのでしょう。暇空氏が暇だった、仁藤夢乃氏が悪目立ちした、colaboが簿記もエクセルも使えなかった、イーロンマスクがTwitter買収した影響で偏向が消滅していた等など、偶然に偶然が重ならなかったら露見せずに利権構造が確立していたのが怖いところです。
確かに偶然に偶然っぽい・・・!!!チーズの穴やんけ
これらの団体で気になることがあります。NPOでも社団法人でもその組織から収入を得ていれば社会保険の適用事業者になるんではないかということです。ちゃんと所得税の源泉徴収なんかもやっているのか気になるところですね。もしかしてみなさん高給取りなんで確定申告でいいのかな?
源泉徴収はやっていたみたいですよ。
ただ徴収後の支払金額を給与総額として計上していて、そんな経理の仕方あるか!というのが去年の11月頃だったそうです。
公金を掠め盗るようなことがいろいろ露わになり、「チューチュースキーム」とか言われているようですね。
かつて頭の黒い鼠とか批判していた小池さん、足元の自分の管轄のことですよ、仕事しないんですか!
(分かっていてわざと言ってます。)
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(なにしろ、最近は何でもリーガルハラスメントと言われかねないので)
本日の朝日新聞の社説は「立憲は政権監視に(統一地方選で)足元をかためよ」というものでした。ここで権力監視でなく政権監視にしたのは、権力監視にすれば、都政への監視も含まれるからでばないでしょうか。(都知事への権力監視は、川崎市議がしている、と言われれば、それまでですが)
駄文にて、失礼いたしました。
ふと思ったのですが、もし地方市議が、岸田総理を刑事告発したら、朝日新聞は一面で報道するのではないでしょうか。(もちろん、市議が小池百合子都知事を刑事告発しても、何も報道しませんが)
東京都議の川松真一朗氏も動いていて途中経過をYoutubeで公開しています。
公法上の契約に類するといって無監査、無入札の契約を決裁したのはだれか委員会質疑に質問機会をねじ込めたとの事。
元テレ朝のアナウンサーとの事で、できる人は業界から出て行ってしまうんですかね。
長年右派保守界隈を不快にしてきたTwitterアカウントが共同通信の記者であるということを暴くきっかけになったのも暇空氏。
彼にとってこんなことは、今全力で取り組んでいる若年女性支援という名目での公金チューチュー疑惑に絡んできたゴミをさっと払った程度。
何の伝手も無い一般男性がほとんど公開情報だけでここまで疑惑に迫れる、ヘイトアカウントを特定させることが出来るのに、日本のジャーナリストは普段何をやっているんでしょうかね?
勤務時間もアベガーツボガーとツイートするのに忙しいんでしょうかね?
もっと社会の闇に切り込んでほしいものです。
何時もは正当なモノでも「税金の無駄遣いだ!」と噛み付いている「自称市民オンブズ」の皆さんはCollabo問題ではダンマリなのは何故でしょうね(棒)?
利権のお零れに与っているのでは、と勘繰られても仕方ないですが、彼らから無実を晴らそうと言う気は全く無さそうですね。