安倍総理への追悼文は1700件以上:世界各地で追悼
安倍晋三総理の暗殺に関し、林芳正外相は12日の記者会見で、これまで259の国・地域・機関等から1700件以上の弔意メッセージが寄せられたことを明らかにしました。また、シドニーでオペラハウスが日の丸色にライトアップされるなど、世界各地で安倍総理を追悼する動きも見られます。米国と中国から、ロシアとウクライナから、ローマ教皇庁とタリバンから同時に追悼されるような、傑出したリーダーが今後、日本で出てくるのかどうかは、すべては私たち有権者次第です。
先週金曜日に暗殺された安倍晋三総理に対し、諸外国から続々と追悼の動きが出てきています。
これに関連し、林芳正外相は12日の記者会見で、これまで259の国・地域・機関等から、計1700件以上の弔意メッセージが寄せられていることを明らかにしました。
また、外務省ウェブサイトによると、現時点までに岸田文雄首相が米国、豪州、フランスと電話首脳会談をこなしたほか、林外相も各国要人の表敬を受け、あるいは各国外相らとの電話首脳会談を通じ、多くの国の関係者から安倍総理への哀悼の意が表されています。
取り急ぎ昨晩の時点で外務省ウェブサイトの新着情報一覧のなかで、安倍総理への哀悼の意が確認できた記事だけで、十数件は存在しています。
岸田首相の動き
林外相の動き
実際、安倍総理を追悼する動きはほぼ全世界に広がっているようです。
ロイターによると台湾の蔡英文(さい・えいぶん)総統やフランスのエマニュエル・マクロン大統領らが日台交流協会ないし日本大使館を訪れて記帳をした、などと報じられているほか、緊急来日したブリンケン国務長官も「大統領と米国民を代表して哀悼の意を表する」などと述べています。
台湾では蔡英文総統が11日、日本の窓口機関「日本台湾交流協会」を訪れて祭壇に花を手向け「安倍氏の台湾に対する友情と優しさは、私たちの心の中に常に残っている」と述べた。 pic.twitter.com/CMsSjUeOI6
— ロイター (@ReutersJapan) July 12, 2022
「同盟国以上に、我々は友人であり、誰かが悲しんでいるときに友人は姿を見せ支えるものだからだ」 pic.twitter.com/ydbCmLmF9n
— ロイター (@ReutersJapan) July 12, 2022
さらには、オーストラリアのシドニーでは観光名所であるオペラハウスの屋根の部分に日の丸のライトアップがなされている、といった報道もあります。
演説中に銃撃を受け死亡した安倍晋三元首相を悼み、豪シドニーの観光名所、オペラハウスでは10日夜、屋根の部分に日の丸がライトアップ。 pic.twitter.com/uJpJ9z37IG
— ロイター (@ReutersJapan) July 12, 2022
もっとも、同じくロイターによると、台湾の頼清德(らい・せいとく)副総統が弔問のために訪日したことに関し、「抗議」がなされたのだそうです。
中国大使館が日本政府に抗議、台湾副総統の安倍元首相葬儀参列で https://t.co/ccPMYuVATQ
— ロイター (@ReutersJapan) July 12, 2022
本当に、亡くなった方の追悼すら政治化するという事に関しては、私たち日本人の価値観に照らして理解に苦しむ行為ではないかと思う次第です。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ツイッターでどなたかが「米中両国から、あるいはロシア・ウクライナ双方から、さらにはローマ法王とタリバンから同時に追悼される政治家はいないのではないか」、などとツイートされていたのが印象的です。
やはり、強くて優れたリーダーだったからこそ、同盟国からは信頼され、仮想敵国からも畏敬の念を持たれていたのでしょう。
もっとも、今後の日本に安倍総理を超えるリーダーが出現するかどうか、悲観的な意見も見られるのですが、これに関してはそれこそ私たち有権者次第でしょう。私たち日本国民が安倍総理のことを決して忘れず、賢明に行動し続けることができるかどうかが分水嶺ではないでしょうか。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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安倍晋三氏のような政治家がそうやすやすと生まれる、育てられるものではないと思います。
①当選回数が要職起用の第一基準となる我が国政界では、若くして当選可能な2世3世議員が圧倒的に有利なこと(安倍派の幹部会も下村やら衛藤やら当選回数だけの爺さんばかり)
②多数派を形成したものが権力への近道となる我が国政界では、気配り心配りに長ける必要のあること(小泉元首相は例外、橋本徹も『僕は総理にはなれない』)
③政局的タクティスに秀でる必要のあること(前回総裁選で高市を担ぎ出して河野を潰した見事さ)
④卓越した構想力をもつこと(「開かれたインド太平洋」は世界を席巻)
あと30年くらいは、安倍晋三氏に比べれば、はるかに小物の首相でも、良しとすべきでしょう。
これほど多くの要人との繋がりは、安倍総理の外交がその場凌ぎでなかった証左だと思います。
その理念をしっかりと継承し、「安倍氏であれば違っていた」とは言わせないで欲しいですね。
無くして初めて気づく安倍晋三総理の傑出した偉大さ。この有為無二の大政治家を潰したマスゴミ、野党、国民をオレは許さない。「モリ、カケ、サクラ」そんなに重大か?たしかに赤木氏という財務省職員が亡くなったのは事実だが、ことの真偽はともかく、安倍晋三総理が殺したわけではない。あるとしたら、政治家に忖度し、赤木氏を追い詰めた役人にある。笑っちゃうのは、あれだけ総理を叩いていたマスゴミが言葉もしめやかに、総理の遺志だの思いだのと報道をしていることだ。統一教会の問題にしても、遥か昔から指摘されていた。世界が追悼する。凄いことだ。我々日本人はかけがえのない宝を失った。個人的には三度目の執政を期待していた。残念では収まらない。無念である。
「何とかに口なし」とばかりにマスゴミは既にカビの生えた統一教会ネタのリサイクルで「○体蹴り」を執拗に行ってますね。「統一」と称しても組織は一枚岩ではなかったし、既に分裂して一括りにできないと言うのに「統一教会=安倍」と言う虚構の図式を今一度と言わんばかりに煽ってますな。
余程事件の本質から目を逸らしたいんですかね。
母が宗教に入れ込み破産したのが20年前、その間に怒りの矛先を安倍氏に向かわせるような何があったのか?
近年メディアが安倍氏を悪し様に言い続けたことは影響無いのか?
まあ日本のメディアに自省しろというのは無理な話か。
今後はモリカケサクラよろしく安倍と統一教会の関係で疑惑は深まったとやり、暗殺されたのは自業自得のように世論誘導することを試み続けるのでしょう。
海外のメディアも日本で起こった事件は日本のメディアを引用し続けるので、安倍氏と関係の深い詐欺宗教団体に恨みを持つ犯人による半ば正義の鉄槌かのようなストーリーで事件の評価が固定していく恐れがあります。
安倍元総理は、政敵等と論争しても、多少強い口調で言うことはあっても、口汚く罵しったり、喧嘩腰になったり、とにかく一方的に持論だけをしゃべるというようなことがなかったと思います。
安倍総理のようなリーダーが出てくるかどうか分かりませんが、安倍総理のようなリーダーになるかどうか、そうところもポイントかと思います。
安倍総理が怒った場面というと、意見が対立した時ではなく、論理性に欠いたイチャモンと、昭恵夫人に累が及んだ時ばかりだったと思います。質問内容や相手のやりくちをきちんと見ていれば、怒った方が正しいようなものばかりでむしろ好印象。
「こんな人たちに負けるわけにはいかない!」はむしろ妨害を演説にうまく取り入れた返しでした。今でも上記フレーズで検索すると朝日の記事がトップに出て、切り取りぶりがよく確認できます。安倍総理のようなリーダーを出せるかは、国民が真偽を見抜く目をもつところからな気がします。
安倍総理が亡くなられてから、岸田総理が鬼気迫るような雰囲気に一変したように感じるのは私だけでしょうか?
安倍総理の思いを一身に受け止め、内政・外交更には憲法改正に取り組んでいただけることを希望しているのですが・・・
安倍のウイークポイントを2点。
まずは統一教会。
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20220712-00305301
>山上「家庭を壊した団体を日本に招いたのが岸氏(岸信介)で、その孫の安倍氏を狙った」
統一教会と清和会の関係を簡潔にわかりやすく記している。
「清和会のプリンス」たる安倍は生まれた時から関係があったはず。
https://www.stopreikan.com/kogi_moshiire/shiryo_20210917.htm
>統一教会の幹部・関係者に対し、「敬意を表します」と述べたことが、今後日本社会に深刻な悪影響をもたらすことを是非ご認識いただきたいと存じます。
これは去年に出された公開抗議文で安倍に警告を発している。
有田ヨシフや共産党は統一教会を反社勢力と認定し取り潰すべきと主張していた。
だが清和会の安倍にそれができるわけもなく関係を継続するしかなかった。
次はジャパンライフ。
15年の「桜の会」に同社代表の山口が招待された。
同社は安倍を「広告塔」として利用し最後の荒稼ぎをしたとされる。
同社による被害者は全国に何千何万人に及ぶ。
山上と同様のことが起こっても決して不思議ではなかった。
本来ならジャパンライフは処罰して潰すべき団体。
だが山口は安倍の父から親交があるせいか見逃されてきたとされる。
残念だが安倍はわきが甘かったとしか言いようがない。
せめて警護だけでも厳重にすべきであった。
この先、左派マスコミは安倍と統一教会の関係をこれでもかと書き立てる。
併せて清和会も委縮せざるを得ず保守政治家も冬の時代となるのではないか。
やはり宏池会・岸田首相の出番のようだ。
治世の能臣から乱世の奸雄へ!
平時の昼行燈から有事のかがり火へ!
岸田の「君子豹変」に期待せざるを得ない。
統一教会などと関係があるのなら、左翼も潰すべきと言っているなら潰しべきでしょう。
同じく反社会勢力で拉致犯罪に手を貸したと言われる総連潰すべきだと思います。
いずれも実際には文字で書くように簡単にはいかないでしょうが。
霊感商法被害者弁護団の紀藤弁護士によると
「当時の時代背景から岸が日本に統一教会を持ち込んだのは理解できるが、その後に数々の問題が発生したのに放置したのは明らかな誤り」
「統一教会は韓国の諜報機関や北朝鮮とコネがあった。安倍は拉致問題解決のために統一教会とのパイプを維持しようとした可能性がある」
有田ヨシフによれば
「オウム事件がひと段落した後に警察庁で統一教会について講演。最高幹部はオウムの次は統一教会といったが政治の力が働いて強制捜査は実現しなかった」
06年、第1次安倍政権下で統一教会は公安の監視を解除される。
15年、第2次安倍政権下で20年以上くすぶっていた統一教会の名称変更が実現。
そして22年に教会被害者による暗殺となる。
残念だがこれは安倍の身から出た錆と言わねばならない。
統一教会代表の鶴子からしたら安倍は最高の「神輿」だったのだろう。
かつて鄧小平は毛沢東を「功績7分過誤3分」と総括した。
私も安倍を総括するに「功績7分過誤3分」とせざるを得ない。
2012年からの第二次安倍政権の大成功の理由は,全世界的なビジョンと強いカリスマ性という国のトップとして最良の資質を備えた安倍晋三と,番頭役(つまりナンバー2)として非常に高い適性を有する菅義偉という2人の政治家が互いに相手を信頼し合ってしっかりとタッグを組むという稀有なことが現実になったことだと思います.
その点ではホンダ[本田宗一郎+藤沢武夫](やソニー[井深大+盛田昭夫]もかも)の創業からの大成功と相通ずる構造が,第二次安倍政権の大成功の背後にはあると感じます.
こういう非常に優れた資質の政治家が2人どころか1人だけでも出現する確率は残念ながらかなり低いですし,それが同じ時代に2人も揃いしかも互いに相手の能力・適性を認め合い信頼し合ってタッグを組む機会が訪れるというのは,残念ながら非常に低い確率でしかないように思います.
それはともかく,安倍晋三をおいて日本の歴史の中でもこれだけ世界をマクロに俯瞰しグローバルな視点で日本の外交をリードした総理大臣は殆どいないでしょう.少なくとも戦後日本では間違いなく最も優れた外交を展開し日本の国際的地位を高めた総理大臣だと思います.
安倍さんだけじゃなくて麻生さんみたいな任せられる人も必要なのよね。
未来の政治家に期待する前に、安倍先生の指導を失った現政権が道を誤らないように、安倍先生の代わりに国民が注視する必要があるでしょう。