岸田首相、サハリン2「権益没収」を巡り「注視する」
事態が生じてから「注視する」と言い出す岸田首相
「検討」の次は「注視」だそうですが、事態が生じてから「注視」されても困ります。先日から取り上げている、例の「サハリン2の権益没収」に関連し、岸田首相が金曜日に「大統領令に基づき、契約内容(として)、どのようなものを求められるのか注視しなければならない」などとしたうえで、「事業者ともしっかり意思疎通を図って対応を考えていく」と述べたのそうです。サハリン2の権益没収は当然に予見できた話ですが、まさかコンティンジェンシー・プランすら策定していないのでしょうか?そんな首相で大丈夫なのでしょうか?
目次
ネットで渦巻く岸田首相への不満
「そんな首相で大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ない」
――。
自民党議員のあいだで、そんな会話が交わされたのかどうかはわかりません。
ただ、あくまでも「ネットのヘヴィ・ユーザー」である著者自身の主観ですが、岸田文雄首相をめぐっては、とくに「保守系」とされる人の間で評判が悪いようです。そのなかでもとくに強い表現が、「検討士」ないし「検討使」なるあだ名でしょう。
これには「検討ばかりで問題を先送りしている」、「そのくせ肝心な決断をしない」という意味合いがあるようですが、たった384日の在任期間で非常に多くの仕事を達成した前任者・菅義偉総理と比べると、その仕事の遅さが気になる、という人も多いのでしょう。
サハリン2に拘泥する日本政府
その典型例が、「日本がサハリン2から撤退するかどうか」という、非常に重要な意思決定でしょう。
ロシアがウクライナに対し、違法で不当な侵略戦争を仕掛けてから、すでに4ヵ月以上が経過しますが、戦況は一進一退です。こうなってくると、私たち西側諸国にとっては、いかに一致団結してロシアの戦争遂行能力を削ぐかが重大なポイントです。
しかし、日本政府は日本企業(三井物産、三菱商事)が出資する天然ガス事業コンソーシアム「サハリン2」からは「撤退しない」とする方針を示してきました。
実際、萩生田光一経産相は5月に、「どけと言われてもどかない」と述べたとされています。5月31日付・ロイター『「サハリン2」、どけと言われてもどかない=萩生田経産相』によれば、参院予算委員会で鈴木宗男参議院議員(日本維新の会)の質問に対し、萩生田氏は次のように答えたのだとか。
「サハリン2は、先人が苦労して獲得した権益。地主はロシアかもしれないが、借地権や(液化、輸送)プラントは日本政府や日本企業が保有している」。
正直、この期に及んで日本がロシアにとっての「主要なエネルギー輸出先」であり続けるということの意味を、もう少し深く考えてほしいところです。
一説によると萩生田氏は安倍派の将来のホープ、などともいわれていたそうですが、正直、電力不足を受けた例の「節電ポイント」に加え、今回のサハリン2の対応で、有権者に与える印象がかなり悪化した可能性はあります。
まさか、広島ガスに「忖度」?
想像するに、おそらく萩生田氏の所属派閥の領袖である安倍晋三総理あたりであれば、いったんはサハリン2から撤退し、ロシアが晴れて敗戦し、国力が減退した機会に、樺太・千島ごと取り返す、といったグランドデザインを描くかもしれません。
それに、米国を含めたほかのG7諸国も、「サハリン2」に拘泥する日本の態度は、なんとももどかしいものだったのではないでしょうか。
もちろん欧州連合(EU)諸国のなかでも、とりわけドイツのようにロシア産エネルギーに深く依存している国はありますし、G7を含めた西側諸国がロシアからのエネルギー依存をいかに減らしていくかが非常に悩ましい問題であり続けていることも事実です。
ただ、岸田首相の地元の企業である広島ガスにとって、LNGの調達先の約50%がロシア・サハリンであるとされています(2016年実績、広島ガス『広島ガスの使命(安定供給)』等参照)。
このことから、見る人によっては「岸田内閣は岸田首相の地元の事情に忖度(そんたく)して、サハリン2からの撤退を頑なに拒絶したのではないか」、といった疑いを抱くのも当然のことでしょう。
事態が生じてから「注視する」岸田首相
こうしたなか、「やはり」というべきか、ロシア政府がサハリン2をめぐって、シェル、三井物産、三菱商事の権益を事実上没収する大統領令に署名した、という話題が出てきました(『サハリン2「権益没収」大統領令への対処は政府の責任』参照)。
今回のウクライナ侵略戦争勃発を受けて西側諸国がロシアに制裁を加えるなか、ロシアが西側諸国に対しさまざまな不法行為(「非友好国リスト」の作成、「非友好国に対してはドルではなくルーブルでの弁済も可能とする措置」の導入など)を決定していたことを踏まえれば、今回の決定も当然予想されたものです。
しかし、これに対する岸田首相の発言を見ると、ちょっとびっくりしてしまいます。
岸田首相、提示条件を注視 サハリン2「接収」方針受け
―――2022年07月01日18時04分付 時事通信より
時事通信によると、岸田首相は那覇空港で1日、記者団に対し、この「サハリン2の権益没収」に関する大統領令をめぐり、次のように述べたのだそうです。
「契約内容(として)、どのようなものを求められるのか注視しなければならない。事業者ともしっかり意思疎通を図って対応を考えていく」。
検討の次は注視、なのだそうですが、事態が生じてから「注視」されても困ります。
これが菅総理あたりであれば、すでにコンティンジェンシー・プラン(緊急事態に備えた計画)を策定していても不思議ではありませんが、まさかとは思うのですが、岸田首相はこのサハリン2権益接収に関する最低限のコンティンジェンシー・プランすら持っていなかったとでもいうのでしょうか?
ちなみに岸田首相自身が「検討する」だの、「注視する」だのとおっしゃるのであれば、電力不足が懸念される昨今の状況、私たち日本国民の側も政府から「節電してくれ」と要請されたとしても、「わかりました、検討します」、「電力の使用状況、注視します」とでも述べておけば良い、という話でしょう。
まさに、「岸田(首相)は今すぐ辞めろ!」などとツイートしている人たちの本心を探れば、まさに「岸田首相自身が首相になって本当に良かったのかどうか、昨年の自民党総裁選で岸田首相に投票したすべての自民党議員の皆さんには、じっくりと考えていただきたい」、といった意見が聞かれるのではないでしょうか。
それでも「キシダとハサミは使い様」
ただし、当ウェブサイトの場合、少なくとも岸田首相に「今すぐ辞めていただきたい」、などとは考えていません。
その理由はいくつかあるのですが、やはりその最たるものは、「キシダとハサミは使い様」です。
非常に不思議なことに、新聞、テレビを中心としたオールドメディアは、岸田政権に対してあまり舌鋒鋭く追及する姿勢を見せていません。
韓国観察者である鈴置高史氏は、ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に6月23日付で寄稿した『尹錫悦はなぜ「キシダ・フミオ」を舐めるのか 「宏池会なら騙せる」と小躍りする中韓』という論考のなかで、岸田政権下のワクチン接種をめぐり、こんなことを指摘します。
「なぜか、日本のメディアは岸田政権に優しい。安倍政権や菅義偉政権だったら『韓国に負けている』とお昼のワイドショーや左派系紙が大騒ぎしたでしょう」。
たしかにこの点は大変に不思議です。日本国内におけるワクチンの3回目接種状況は、一時期、韓国に後れを取っていたにも関わらず、日本のメディアがそれで大騒ぎしたという記憶はありません。なぜか日本のオールドメディア(とくに地上波テレビ局や左派の大手紙など)は、岸田政権に対して異常にやさしいのです。
実際、以前の『じつは岸田政権下でひそかに進み始めている原発再稼働』でも指摘しましたが、安倍、菅政権ではなかなか進まなかった原発再稼働が、岸田政権下で(ほんの少しずつではありますが)着実に前倒しで進み始めているのです。
これなども、仮に安倍政権や菅政権が原発再稼働を進めようとしていたならば、それこそメディアは鬼の首を取ったかのような大騒ぎをしていたのではないでしょうか。
岸田政権がステルス安倍政権になるためには…
したがって、仮に岸田首相がご自身の「地」を出すことができなくなり、安倍総理の考えをどんどんとねじ込める、といった状況が生じれば、それは事実上の「ステルス安倍政権」に近づくかもしれません。
現在は岸田首相が閣僚・政府人事などにおいて、中途半端に自身の考えをゴリ押しすることもあるため(たとえば「宏池会のホープw」で「媚中派」ともうわさされる林芳正氏を外相に据えたことなどがその典型例でしょう)、岸田政権を完全なる「ステルス安倍政権」と呼ぶことはできません。
しかし、『岸田首相にお灸据えたいなら自民でなく宏池会へどうぞ』などでも指摘しましたが、仮に――あくまでも「仮に」、ですが――、岸田首相の出身派閥である「宏池会(岸田派)」の自民党内の勢力が弱まれば、岸田首相の「傀儡」度合いはさらに上昇するかもしれません。
とくに、ただでさえ自民党内の最大派閥である安倍派(清和政策研究会)が今回の参院選で躍進した場合、安倍派だけで参院自民党の半数をうかがう勢力となる可能性もありますので、そうなれば、岸田派の動きはかなり制約を受けるのではないかと思うのです。
なお、手前味噌ですが、最近ツイッター上で『【資料】参院選・自民党「宏池会所属候補者のリスト」』という記事を高く評価していただいているようですが、これは参院選に出馬している候補者のうち、現・元職議員について、著者が知り得る限りで自民党の5派閥のどれに属するかを分類したものです。
このあたり、宏池会の人数だけ減って自民党の勢力が増進するようなことになれば、安倍政権が現在でも継続しているかのような政治的効果が得られるかもしれない、などと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
そもそも岸田首相の一派が宏池会を名乗っているのは非常に違和感がありますね。
宏池会は本来、吉田茂~池田勇人の系譜なので。
既に宏池会を離脱した麻生元首相や菅前首相のほうが、よほどそれらしい。
敗戦した日本を再独立させ、経済の復興から冷戦下での安全保障の確保に尽力した吉田・池田両元首相を考えても、岸田首相のみならず、河野洋平や加藤紘一が宏池会というのはまったく冗談にもなりません。
遅い・ぬるい・口だけ。岸田政権の面目躍如です。
ロシア・中国リスクが口を酸っぱくして言われているのに、国策事業だけは安泰とでも思ってたのでしょうか?
シェルが撤退した時に、日本も撤退を表明しておけばよかったのです。こうなってから撤退と言ったって、ロシアだけでなく欧米も鼻で嗤うでしょう。
1文惜しみの百知らずとはこのことです。
これで、ロシアは天然ガス液化技術を手に入れた訳です。
韓国の自称徴用工問題での差押等に対する対抗策が早々と言及された事と比較すると、ロシアのサハリン2権益没収に対する対抗策の言及は遅いと感じます。
>検討の次は注視、なのだそうですが、事態が生じてから「注視」されても困ります。
泥棒を捕らえて縄をなう《泥縄政権》っぷりは、何だか文在寅政権とダブりますね。
>安倍晋三総理あたりであれば
可能性としては有り得るかも知れませんが、あくまでも可能性に留まる話のように思えます。
〇〇ならと、理想の相手と現実の相手を比較して、現実の相手を比較するのは、あまり意味が無いようのような気がします。
それに、本当に彼らにそんなグランドデザインがあって、存在感を出したいというのなら。
とっくに、そんなグランドデザインの噂が出ているような気もします。現実の彼らって、本当にそんなもの、考えているんですかね?
出てきたら出てきたで、ロシアに警戒されるような気もしますが。
何にしても、不透明な部分が多いので、可能性と現実。あるいは可能性と可能性同士を比較して、優れている劣っていると論じるのはあまり意味が無いのではないかなと。
ファクトが積み上がっていない条件下の話なので、何も判断のしようが無い。
信用できない相手に依存したり助けたりするのはリスクが高いと学んでほしいですね。
泥縄式に対ロシア制裁を積み増したとする
明日でなくてもいつかはそうする必要がある
即座に撃ち込まれる覚悟が日本政府にどれだけあるのか不安が高まって来ました
参議院選挙の争点はこれでしょう
日本の外交史上空前の制裁を発動しましたけど、本人はどこまでわかってやってんのか不安ではありましたが・・・
周りから小突き回される政権のリスクかも。
理想としては自民が比較的圧勝するが、宏池会の勢力が減退して岸田氏の力が無くなる、という形になるのが良いですね。
素直に現政権が嫌なら野党へ、が出来ず、有権者に工夫を強いる状態、というのは健全とは思えませんが、現状の野党の為体では…
政治不信は野党から生まれている部分も(特に立憲民主党には)多分にありますね。
>大統領令に基づき、契約内容(として)、どのようなものを求められるのか注視しなければならない。
どのような条件であっても、ぜひ”中止(撤退)”して欲しいですね。
>事業者ともしっかり意思疎通を図って対応を考えていく
撤退後のプラントを機能的に使えなくしたりはできないのだろうか?
メンテナンスが滞れば、ゆくゆくはそうなるんでしょうけどね・・。
ここで素直に撤退するのも癪に障るんですけどね。
他の方も言っておられるように、もう少し粘るのがいいようにも思われます。
プーチンが武力による恫喝に訴えるようであれば即時撤退ですが、その際はプラントのシステムにロックを掛けるくらいの置き土産はするべきだと思います。
強引に破ろうとすればシステム全体が自壊するおまけつきで。
思うのですが、サハリン2からの撤退を宣言したらロシアは喜ぶでしょう。岸田さんのやり方が正解です。投資した金は日本のものです。ロシアが何を言おうと日本の権益でありロシアが滅んだあとは日本のものになるのです。そもそもロシアはサハリン2で日本にカネと技術を出させるのが目的で、状況が変わればいつでも日本を追い出せると考えていたのは間違えない。何を今さらという感じです。ここは、確実にロシアを滅ぼすことに日本は、今こそ、欧米と連携して努力すべきです。でも、まあ、それができるか否かは日本の国力次第です。国民が貧しくなる一方で消費税、トヨタ看板方式を堅持し、外国人研修生、移民など進めるようでは、もうこの国の将来が無いのは約束されたようなものです。何が悪いって?日本国民がバカなのが悪い。国民がバカなのでトヨタ看板方式みたいな非常に非効率なシステムが疫病のように蔓延している。
変化の激しい時代には麿麿しい宏池会では無理ですね。もう戦時体制なので武家が必要です。
大被害のように騒ぎますが、戦費だと思えば、大した金額じゃないです
ガス以外にも、日本がロシア投資した金やモノはいっぱいあるでしょう。
しかし日本の対外投資全体の中で考えれば、対ロシアは さほど大きくないです
それに 岸田がサハリンから撤退しなかった事も
戦争がどう転がるかわからない段階で損切りなんて出来ないのは仕方がないでしょう
何でこんなに仕事の出来ない男が派閥の領袖になれて。おまけに総理になれる政治制度ってなんなんだ。と思います。安倍・菅政権の時には忘れ去られた感のある『神輿はアホで軽いほうが良い』と言う言葉を久しぶりに思い出しました。が、これだけ世界情勢が激変してきた時代に聞くだけの男は、どれだけアホで軽くてもあきませんね。大統領制ではなくコロコロ総理を替えることが出来る議院内閣制の利点を活かしましょう。と国会議員の皆さんには言いたい。特に執権与党には。
>何でこんなに仕事の出来ない男が派閥の領袖になれて。おまけに総理になれる政治制度ってなんなんだ。と思います。
それが新宿会計士氏の下記引用部分の答えになるものと思われます。
>なぜか日本のオールドメディア(とくに地上波テレビ局や左派の大手紙など)は、岸田政権に対して異常にやさしいのです。
外務相時代に一度ならず二度までもり地域に騙され、利敵行為を行った者へのマスゴミの評価、といったところでしょうか。
注視するというのは、基本「何も考えていなかった」の意味です。
でも、露もこれだけの期間ガンバリましたね。
露への制裁開始時、露が当然やるものだと思っていましたから。
まさか、今迄考えていなかったとは、思えないのですが? さて。
この問題のイヤラシイ所は、露に何も言えない事もあるし
何年後から始まるとされる北極航路問題の件もある事ですね。
北極海の氷の張り具合が少なくなり、露沿岸経由し欧州への
航路が開かれると思っております。
その時、日本籍船舶ないし便宜船の航行に、露がイヤガラセを
するのが、想定されるからです。 北極熊は?
そういう環境オンチは西暦900年頃のバイキングを勉強しましょう。
その時と同じような気候になると思っているのですから。
ロシア:プーチン から見た日本は、
・この機に、北方領土を奪いに来る
(2正面作戦は、やりたくない)
・弱いリンチピンに見える
(離間の計 ロシアの陣営に引きずり込みたい)
に見えるのでしょうね。
ロシアの狂気と大嘘の世界が注視している今って世界に向けて日本が主張する大チャンスでもあるて思います。
サハリン2を無法にぶん取り契約の概念も欠落しているロシアについては世界がリアルタイムで見ています。
アメリカが人種差別混じりに純粋に人体実験と共産主義への恣意行為としてだけに無差別大量殺戮をした2回の日本への核実験は、既に確定していた日本の敗戦と関係なくソ連に見せつける為だけの虐殺であった事。
またその恫喝と戦況の確定をみてから、旧ソ連は1945年8月9日に対日宣戦布告し1945年9月5日までほぼ無抵抗で武装解除済みの日本に侵攻し蹂躙・虐殺しまくって北方領土をかっぱらった!
という歴史的事実を世界にし知らしめるチャンスです。
とちくるったプーチンは今年の9月5日を「対日戦勝記念日」に格上げして自慢したいらしいですが、8月15日から9月5日までは対日戦争なんかじゃありません。
旧ソ連のやった事は戦争犯罪ですらなく単なる殺戮と泥棒と陵辱の犯罪行為ですし元日本兵は捕虜ではなく誘拐被害者です。
また、それを見習ったのか島根県竹島の漁民虐殺・誘拐・身代金要求事件を経て泥棒が住み着く領土略奪が今も行われ、今度はまた終戦時に存在もしなかった中華人民共和国が当時の中国共産党の毛沢東の意志にも反して尖閣・沖縄県で同じ事をしようとしています。
うんざりなんですが、世界の目がウクライナ紛争にありロシアのエネルギーと食糧を人質にした世界への核までちらつかせた恫喝と攻撃は日本の千載一遇の機会です。
全く第二次世界大戦開戦時から終結時と相似形なんですから。
なにやら国連事務総長が広島を訪れる予定もあるそうですし、ここで世界史の中の日本を正しく理解させられなくてどうするくらいの節目。
脳ミソある日本の政治家・官僚・本当の学者・一片でも心のあるマスコミやジャーナリスト・出版界・ネット等々は全力をあげて一生に一度の大仕事をして欲しい。
日本が悪かった部分を塗りつぶせとは言ってません。
美化しろなんて考えてもいません。
やってもいない嘘歴史を正し本当の事を伝え世界の戦後のあり方だって変だろうって異議唱える機会はそうそう無いんですから大事に本気になって欲しいものです。
ですよね。日本はソ連、ロシアにびびってロシアの悪行を一切、国内外に言ってこなかった。ソ連の千島島民虐殺の映画もロシアの強力な圧力で上映禁止に追い込まれた。
同感です。臥薪嘗胆、歴史の大きな流れで訪れる千載一遇のチャンスを如何に活かせるかが先人の想いに対する務めなのではないかと思います。やられたらやり返す強い意志は覇権国の意思決定層を怯ませます。日本から権益を不当に奪えばどうなるか注視ではなく、ロシア権益や差押え資産に対してスケープゴートを選んで警告を与えるタイミングでしょう。北海道に演習目的で旅団規模の陸自や海自の輸送艦を回して樺太へ圧力をかけることだって難しいことではありません。安寧に惰眠を許された55年体制の事勿れ主義ではなく、乱世の奸雄こそ今求められているのです。
詳しい方がいれば教えてください。
今回のウクライナ危機は、サハリン2権益没収で、日本のエネルギー調達にも悪影響を及ぼすことがはっきりしました。これに関して、次期参議院選挙に向けて野党は、なんて言っていると(日本の有権者に)思われていますか。(案外、野党も「注視する」ではないでしょうか。)
蛇足ですが、(もちろん、どうやってかは分かりませんが)日本の国会議員は、有事対応力(?)を測定して、立候補時には、それを公開してもらいたいものです。
岸田の一番のブレーンは木原誠二官房副長官。
https://www.kantei.go.jp/jp/100_kishida/meibo/daijin/kihara_seiji.html
東大ー大蔵省ー衆院議員でありまさに財務省そのもの。
木原は永田町で他の議員に対し「岸田は俺の命令どおりに動く。俺の言いなりだ」と吹聴。
防衛次官の人選や電力ポイントの考案も彼がやったとささやかれている。
岸田は木原からレクチャーされたことや作成された原稿を読むことしかできない。
「検討する」というのは木原に聞いてみる、ということ。
さて、ここからが本題だ。
https://momisearch.com/3296/
ガーシーこと東谷義和がNHK党で行った発言が波紋を呼んでいる。
(あらかじめ断っておくがガーシーの発言がすべて事実とは限らない)
楽天三木谷の相関図が描かれこの木原も関係している。
2021年12月21日「フィオーリア」でパーティが行われた。
そこに女優のたまご・グラビアアイドル・新人モデル、外国人モデルなどの若い女性20数名を集めたという。
そこにこの木原も参加し朝方までどんちゃん騒ぎをし携帯までなくしたそう。
まだこれが事実であると断定したわけではない。
だがこれからも間違いなく木原について色々出てくるだろう。
この先の木原について「注視」が必要である。
たしかに私も岸田総理には
ハラハラ不満タラタラなんですが
ただ、このニュースに
しめたと小躍りする気持ちを
隠しての朝日さんの記事です
・・・岸田首相の行動が「刺激」の見方も
https://www.asahi.com/articles/ASQ716K8NQ71ULFA01N.html
私はむしろ
追い詰められたロシアはとうとう
こんな愚挙に出てしまったか
と感じています。
もちろん、日本に被害
があるのは残念ですが
テロリストの人質交渉に
応じないのと同様に
これをネタにゆすられて
民主主義と国際協調を
放棄するようなまねは
誇り高い日本にはできません。
ロシアは、この先敗戦国として反省し
ズタボロ経済立て直しやりなおそうにも
すでにロシア国債もデフォルト認定なのに
自ら他国投資をネコババしてしまっては
助けて上げる国はなくなってしまいます。
まあ、半島の将軍様とかの
ならず者国家さんとほぞぼそと
お暮らしになるしかなくなって
しまうのにと不思議です。
困った事に、ロシアには資源があります。
安く資源が手に入ると思って、インド中国が投資します
欧米と縁が切れた状態なので、ロシアはインド中国連合まで裏切リスクを取らない
そう考えて、踏み倒しの心配もしてないと思います
30年以上の長期的にはわかりませんが、5年くらいなら
ロシアに残された 資源・欧米企業を安く買いたたく大儲けのチャンス
じゃんじゃん投資しますよ
匿名さま コメントありがとうございます。
軍事大国とロシア製武器の名声は
張り子の虎として崩れ落ちましたが
おっしゃるとおり、
ただその上に住んでいるというだけで
怠け者のロシア国民でも手にできる
資源があるのは困ったものです。
先進民主主義西側諸国は
ロシアや中国やどっかの半島と違って
無駄に広いロシアの領土を寛容に
削って上げませんから。
中国の覇権がさらに広がるようなら
ロシアもならず者国家グループ一員として
のさばるシナリオもたしかにあるでしょう。
信念があればおのずと適切な言葉を紡ごうと努力するものです
知識があれば過去の名言を知性があれば新しい名言を生み出すでしょう
岸田首相の腹から出てきたものが検討と注視だとしたら
部下でもない他人を動かさなければならない仕事は難しいです