台湾世論調査で60%が「最も好きな国は日本」と回答
台湾国民の60%が日本を「最も好きな国」に挙げたようです。事実上の「駐台日本大使館」である日台交流協会が昨日公表した第7回目となる対日世論調査の結果、日本は台湾人にとって「最も好きな国」であるとともに「今後、台湾が最も親しくすべき国」であり、また、日本に親近感を抱く人が80%近くに達したそうです。そんな台湾は、日本にとって重要なパートナーであり、また、大切な友人でもあります。
目次
価値外交
人間関係の4類型
当ウェブサイトでこれまで重ねて述べて来たとおり、外交というものは、人間関係の「好き嫌い」、「利害関係」の延長で議論できるものです。その理由はもちろん、しょせん国家も人間の集合体だからであり、国家間の関係も人間関係の延長に過ぎないからです。
改めて述べておくと、人間関係は「好きか、嫌いか」という軸と、「利害関係があるか、ないか」という軸で整理することができます。つまり、基本的には次の4つの種類があるのです。
人間関係の4類型
- ①その相手に親近感があり、利害関係上、付き合う必要がある
- ②その相手に親近感はなく、利害関係上、付き合う必要がある
- ③その相手に親近感があり、利害関係上、付き合う必要がない
- ④その相手に親近感はなく、利害関係上、付き合う必要はない
(【出所】著者作成)
もちろん、人間関係にはこの4つに当てはまらないパターンもあります(たとえば親子関係、親戚関係など)し、「相手が嫌っているのに、しつこく関わろうとする・嫌がらせをしようとする」、というパターンもあります(たとえばストーカーなど)。
ただ、こうした特殊な事例を除けば、基本的に人間関係は、上記の4つのどれかに当てはまるはずです。
そして、社会生活を営んでいると、たいていの人は上記②、つまり「人間的にはどうしても好きになれない」けれども「お付き合いしなければならない」、という人間関係に悩んでいるはずです。その典型例が「職場の嫌な上司」でしょう。
著者自身も長年、サラリーマンをやっていましたので、こうした悩みには直接的・間接的にずいぶんと関わってきましたし、結局のところ、②のような悩みに対しては、「仕事は仕事、プライベートはプライベートと折り合いをつけるしかない」、としかアドバイスのしようがありません。
いずれにせよ、人間関係においては、①や③のような関係性を多く持つことができるほど、豊かな人生を歩むことができるはずですし、精神面での健康を維持するならば、②のような関係をうまくコントロールしていく処世術も必要だ、ということです。
なお、④のような関係については、そもそも人間関係は成立しません。
たとえば、あなたが職場を辞めてしまえば、何か用事でもない限り、その職場の嫌な元上司とわざわざ連絡を取ったりしないでしょうし、あるいはあなたにとっての嫌な部下が職場を辞めてしまえば、何か用事でもない限り、その元部下と連絡を取ったりはしないからです。
外交も4類型に分けられる
さて、人間関係ですらこうなのですから、国家間の関係にトラブルが生じないはずはないのです。というのも、外交関係も次の4つに分類できるからです。
外交関係の4類型
- ①国民の多くにその相手国への親近感があり、利害関係上、付き合う必要がある
- ②国民の多くにその相手国への親近感はなく、利害関係上、付き合う必要がある
- ③国民の多くにその相手国への親近感があり、利害関係上、付き合う必要がない
- ④国民の多くにその相手国への親近感はなく、利害関係上、付き合う必要はない
(【出所】著者作成)
わが国にとって全世界すべての国が①のような相手国だったら、どれだけ外交が楽になることでしょうか。
しかし、現実には、そのようなことはありません。多くの日本国民にとって、どうしても親近感を抱くことができない相手国であったとしても、うまく付き合っていかざるを得ない国というものは存在します。
そして、外交の世界では「国民がその相手国に親近感を持っているかどうか」という部分を、「基本的価値を共有しているかどうか」、と言い換えることもあります。
この点、「多くの国民がその相手国に対し親近感を抱いている」ということと、「その国がわが国と基本的価値を共有している」ということは、厳密にはイコールではありませんが、外交についてザックリと議論するうえでは、あまり重要な相違ではありません。
FOIPと自由・民主主義
では、日本にとって①の相手国とはどこで、②の相手国とはどこなのでしょうか。
ここで参考になるのが、当ウェブサイトで何度も議論している、「自由で開かれたインド太平洋」、あるいは英語の “a Free and Open Indo-Pacific” 、さらにそれを略した「FOIP」の概念です。
FOIPとは、わかりやすくいえば、「自由、民主主義、法の支配、基本的人権の尊重」といった「基本的価値」を共有する国同士で連携し、インド洋や太平洋を自由で開かれた地域にしていきましょう、という考え方のことです。
日本はこれらの基本的価値をとても大切にしており、これに加えて日本人は、「ウソをつかない」、「ルール・約束を守る」、「努力する」、「困っている人を助ける」といった姿勢を大変に重視している民族であると言って良いでしょう。
もちろん、「正直者がバカを見る」、ではありませんが、国際社会では「バカ正直であること」が「良いこと」とは限りません。「ウソを嫌い、常に正直かつ相手と真摯に向き合う」という日本人の特性が悪用され、相手国から騙されてきたことも多々あるからです。
日本は世界に良い影響を与えている国と見られている!
ただ、やはり私たち日本人に、「ウソをついて相手を騙す」、「国際法を踏みにじる」、「約束を平気で破る」といった行動は似合いません。そして、国際社会との約束を誠実に守り続ければ、その分、帰って来るものも必ずあります。そのひとつが、日本に対して国際社会から寄せられる絶大な信頼でしょう。
少し古い調査で恐縮ですが、英メディアBBCがかつて毎年のように行っていた調査のなかに、「世界影響度調査」というものがありました。
Sharp Drop in World Views of US, UK: Global Poll
―――2017/07/04付 Globe Scanより
これは、世界各国で世論調査を行い、ある国が世界に対し、「おもに良い影響を与えている」(mainly positive)か、「おもに悪い影響を与えている」(mainly negative)かを尋ね、その結果を評点化したものだそうです。
この調査は2014年までほぼ毎年実施されていたのですが、日本は上位の常連国でした。また、2017年には3年ぶりにこの調査結果が公表されているのですが、日本はやはり、世界の多くの国々から高い評価を受け、カナダ、ドイツに続き3位に入っています(「良い影響」が56%、「悪い影響」が24%)。
日本に沢山の友人がいるのも当然
ちなみに2017年の調査で、より多くの人が日本に悪い点を付けた国は、中国だそうですが、その中国は7位で、「良い影響」が41%であるのに対し、「悪い影響」が42%と、微妙に「悪い」が「良い」を上回っていました。
また、日本の近隣国では韓国が「良い」37%、「悪い」36%でほぼ均衡していたのに対し、いま話題のロシアに関しては、2017年の時点で「良い」が29%に過ぎず、「悪い」が49%に達し、また、北朝鮮に至っては「良い」が17%であるのに対し「悪い」が59%だったのだそうです。
このBBCの世界影響度調査、どうも最近は実施されている形跡はないのですが、もしいまこの瞬間に実施されたら、どんな結果が出るか、個人的には大変に興味津々です。というのも、「約束を破るウソツキ国家」「国際法を踏みにじる無法国家」に対する評価がどう変わるのか、見てみたい気がするからです。
約束を破るウソツキ国家の典型例といえば、英国との約束を破り、香港に対し国家安全法を適用した中国がその典型例でしょうし、あるいは国際社会との約束を何度も何度も破り、執拗に核・ミサイル開発を続ける北朝鮮なども、「約束破りのウソツキ国家」にほかなりません。
さらには、国際法を平気で侵害し、他国を武力で侵略するロシアは間違いなく「無法国家」ですし、日本との国際条約を侵害する判決を平気で出してくる韓国も、残念ながら日本と基本的価値を共有する国とはいえません。
このように考えていくと、日本にとっての友人は全世界にたくさんいるものの、近隣国には本当に恵まれていない、という点については、いま一度きちんと認識しておく必要があるでしょう。
日本の友人・台湾
台湾は数少ない「価値を共有する隣国」
ただ、昨年の『外交青書:基本的価値の共有相手は韓国ではなく台湾だ』でも取り上げたとおり、日本の近隣には、日本の外務省が正式に認めた「基本的価値を共有している相手国」が1ヵ国存在しています。
それが、台湾です。
日本政府が昨年公表した『令和3年版外交青書』のなかでは、台湾は引き続き、「基本的価値を共有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人」と位置付けられました。
「台湾は、日本にとって、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人である」(『令和3年版外交青書』P55)。
そして、台湾は日本と基本的価値を共有するだけではありません。現実に、相互を支援する「善意の連鎖」が生じているのです。たとえば、東日本大震災では台湾は日本に対し莫大な支援を申し出てくれましたし、コロナ禍での台湾のワクチンに際しては、日本から台湾に対し、ワクチンが数度にわたって無償提供されました。
また、現実に日台間の経済交流関係も近年、ますます重要となっており、とくに2021年に関しては、年間の貿易高で台湾は日本にとっては3番目に重要な貿易相手国に浮上しています(『「日本の友人」である台湾が3番目の貿易相手国に浮上』参照)。
日本にとって台湾は、間違いなく、「重要なパートナーであり、大切な友人」なのです。
「台湾は友好国ではない」とする反論
もっとも、当ウェブサイトでこのようなことを申し上げると、「いや、台湾もしょせんは国民党関係者のように親中勢力がいる」、「台湾も尖閣諸島の領有権を主張している」、「台湾は一時期、日本産食品の輸入を禁止していたため、友好国ではない」、などと反論をいただくこともあります。
なかにはもっともらしく、「たしかに台湾は親日的な国だが、全幅の信頼を置いてはならない」、「やっぱり信頼できない国だ」、などと言いだす人もいます(※おもわず、「中国共産党関係者が一般人を装ってそういうコメントでも書いているのか」、と思ってしまいます)。
そんなことを言い出せば、キリがありません。日本だって2009年8月の総選挙で民主党への政権交代が実現し、日米関係が一時期、極めて険悪になったことだってありましたし、日本共産党を筆頭に極論を述べる政党だって存在しています。
また、台湾も自由民主主義国家なのですから、さまざまな政治的主張が存在していることも、なにも不自然な点ではありません。そして、極めて深い関係にある隣国同士であれば、トラブルがまったく存在しない、ということも考えられません。
その意味では、ここで何よりも重要なのは、あくまでも「その相手国が日本と基本的価値を共有しているかどうか」という論点であり、また、トラブルや意見の相違が存在していた場合に、それらをことさらに強調し、相手国に強引な譲歩を迫るという非文明的な態度を取るかどうか、という点でしょう。
台湾は、そのような国ではありません。
台湾が尖閣諸島の領有権を主張していることは事実ですが、その台湾は尖閣諸島周辺海域に軍艦などを日常的に派遣したりしていませんし、ましてや勝手なラインを宣言し、不法占拠する、といった行動にも出ていません(※どこかの国とは大違いですね)。
台湾は国である
また、「台湾は国ではない」、といった批判もごくまれに当ウェブサイトに寄せられますが、これについても議論すべき点ではありません。
この点、台湾を巡っては、台湾自身が自国を「台湾共和国」と認識しているのか、それとも「中華民国」と認識しているのかがよくわかりませんし、日本政府も中国との関係で、公然と「台湾は国だ」と言い辛い状況にあるのは事実でしょう。
しかも、立派に民主的な選挙により政権交代が何度も発生していて、しかも民進党、中国国民党という有力2政党はどちらも長年にわたって党名を変えていないというあたり、しょっちゅう党名を変えて「党名ロンダリング」をしているどこかの国の立憲民主党とは大違いです。
なにより、台湾が「事実上の国」であることは、あのロシアですら認めている点でもあります(『台湾首相「台湾は独立国」=ロシア非友好国リスト受け』等参照)。
いずれにせよ、台湾は、立派な「国」なのです。
台湾「最も好きな国」トップは60%で日本
さて、そんな台湾では、興味深い報道がありました。国営メディア『中央通訊』(日本語版)、すなわち『フォーカス台湾』に昨日、こんな記事が掲載されていたのです。
台湾、「最も好きな国」トップは日本 60%で過去最高=窓口機関調査
―――2022/03/18 15:39付 中央通訊日本語版より
中央通訊によると、日本の対台湾窓口機関である「日台交流協会」が18日に公表した、台湾人を対象に実施した対日意識調査の2021年度の結果によれば、「台湾を除いて最も好きな国」の1位は日本で、過去最高の60%に上った、などとしています。
その一方で、「最も好きな国」の2位は中国だったものの、その割合は5%に過ぎなかったのだとか。
さらには、「今後台湾が最も親しくすべき国」でも、日本が46%(前回比9ポイント増)で、3回連続で1位となる一方、前回に2位だった中国は31%から15%へと大きく減少。24%だった米国に2位の座を明け渡したのだそうです。
これは、シンプルに大変興味深い結果です。
もちろん、調査を実施した機関が事実上の「駐台日本大使館」ですので、回答がかなり日本に対し好意的になってしまう可能性がある点には注意が必要でしょう。ただ、中国の順位が急落したというのは、やはり香港国家安全法に加え、武漢肺炎などの影響もあるのかもしれません。
調査の原文
なお、調査の原文については日台交流協会のウェブサイトにPDFファイルで公表されています(日台交流協会・2022年3月18日付『2022年3月 第7回対日世論調査の結果について』参照)。
それぞれの項目に関する回答割合と前回(3年前の2019年)との比較について列挙しておきましょう。
最も好きな国・地域
- 1位:日本(60%、+1pt)
- 2位:中国(5%、—3pt)
- 3位:米国(4%、±0)
今後台湾が最も親しくすべき国・地域
- 1位:日本(46%、+9pt)
- 2位:米国(24%、+9pt)
- 3位:中国(15%、-16pt)
台湾に最も影響を与えている国・地域
- 1位:米国(58%、+25pt)
- 2位:中国(25%、-20pt)
- 3位:日本(13%、-2pt)
日本に親しみを感じるか
- 感じる:77%、+7pt(感じる:24%、+5pt どちらかというと感じる:53%、+2pt)
- 感じない:6%、-2pt(感じない:2%、±0 どちらかというと感じない:4%、-2pt)
現在の日台関係をどう思うか
- 良い:70%、+17pt(大変良い:21%、+10pt 良い:49%、+7pt)
- 悪い:2%、—2pt(大変悪い:0%、—1pt 悪い:2%、—1pt)
現在の日台関係は、以前と比べどう変化したか ※今回初調査項目
- 良くなった:65%(大変良くなった:15%、良くなった:50%)
- 悪くなった:2%(大変悪くなった:0%、悪くなった:2%)
日本は信頼できる国か
- 信頼できる:60%、+10pt(非常に信頼できる:9%、—1pt 信頼できる:51%、+11pt)
- 信頼できない:8%、—1pt(非常に信頼できない:3%、+1pt 信頼できない:5%、—2pt)
新たな日台連携が必要だ
いずれにせよ、『憲法第9条では外国からの侵略を防ぐことなどできない』でも触れたとおり、当ウェブサイトとしては、国をしっかり守るためには、最低限、「▼自前の軍隊をきちんと持つこと、▼重層的な同盟関係を持つこと、▼国際社会に対して自国の立場を常に発信すること」――の3点が必要だと考えています。
そして、「重層的な同盟・準同盟関係」を結ぶべき相手国は、米国を筆頭としつつ、豪州、英国、カナダなどに限られません。近隣国では自由・民主主義を尊重し、約束をきちんと守る誠実な国――台湾が、その筆頭候補国であることは間違いないでしょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
台湾が中華人民共和国の一部だったとしても「チャイニーズタイペイ」は有り得ない
面積から言っても、香港みたいな「一都市」ではなく、立派な「省」なのだから、「チャイニーズタイワン」と呼ばなければならない
たしかに中国は行政区分上、台湾を台湾省としてますからチャイニーズタイワンという方が自然ですね。チャイニーズタイペイにした経緯はよく分かりません。
④国民の多くにその相手国への親近感はなく、利害関係上、付き合う必要はない
多くの国が北朝鮮に対して上記のような感情であると思料するが、なぜかほとんどの国が国交がある不思議・・・
地球上たかだか200程度の国と地域しかないので、「いま親近感無く利害関係上必要性感じなくても連絡先くらいは交換しておいていい」と考える国・地域があるのは別に不自然でもないかと
親近感どころか、多くの日本国民が名前すら聞いたことないであろう国とだってちゃんと外交関係があったりします。例えば、エスワティニ、レソトなどといったアフリカの小国など、聞いたこともないし、どこにあるかなんてさっぱりという人も多いのではないかと思います。
でも、駐日レソト大使館はちゃんと存在しますし、エスワティニは世界でも数少ない中華民国との間で正式な外交関係を持つ国であったりもします。なので、新宿会計士様が示す4類型に、以下を追加しても良いのかもしれません。
5. 親近感はなく(知らない)、利害関係もほぼないに等しいが、とりあえず友好的な外交関係は維持する国
実は、韓国との関係が5のようになったら理想的だななどとコッソリ思っているのはナイショです。
(りがい関係)
親近感の醸成には「”利外”の繋がり」が肝要。
片務負担を求める「”理外”の繋がり」は論外。
・・だと思います。
片や日本と併合し、敗戦により独立した国
片や日本に植民地統治され敗戦により独立(?)した国
なぜこうなったのか?民族性?併合と植民地の待遇差?統治者の力量?
私は価値観、特に儒教朱子学の差だと思う。
曲がりなりにも古代から王朝があり続けた朝鮮と違い、台湾は
日本に併合されるまで統一された政体というものが無く、
少し奥地に行けば、部族が違えば言葉もろくに通じない
首狩り族が住んでいるようなカオスの地だった。
台湾という国のスタート地点として、日本の植民地時代は
全否定しようが無いという事情がありそう。
(期間の差)
韓国の併合期間(約35年)
台湾の統治期間(約50年)
(独立?後の心情)
韓国:民主国家による甘やかし→(日本を悪者にしてやれ)
台湾:大陸国家による厳寒統治→(日本の統治は良かった)
ぐらいでしょうか?
民族性もさることながら、意識の変革には2世代を要するってことなのかもですね。
日本のシーレーン防衛のためにも、台湾そしてアメリカと安全保障的な結びつきを作れるといいなと思います。
真偽不明ですが、ロシアの内部文書で今年秋頃に中国の台湾侵攻される予定だったという話も出てきていますし。
https://news.yahoo.co.jp/articles/49b26de3a12a73b6d141e8a3b1ef90526a35440f
ただ、ウクライナのNATO加盟がロシアの侵攻を誘発させたのと同じ事態を招く恐れはあります。
それこそ安倍氏や菅氏の訪台もありかもしれません。少なくともウクライナに行くよりかは有意義かと思われます。
私からも、古い調査で恐縮ですが、今はもう行っていない(世界の人たちを対象にした)世論調査の一つを紹介します。
それは、2009年に旅行ガイドブックの出版社、ロンリープラネットが行った、「世界で最悪の都市」の調査です。
その結果、何と「世界で最悪の都市」の3位に、韓国の首都ソウルが選ばれているのです。
この調査の回答者に結果を偏向させようという意図はなかったと思います。13年前までソウルは本当にそのような都市だったのです。今はどうでしょう?
https://www.dailymail.co.uk/news/article-1239478/Wolverhampton-named-fifth-WORST-city-planet.html
当方が「基本的価値を共有する」と認ずる相手国民から当方が好かれているという調査結果を観るのは確かにヨロコバシイコトではアリマスが、
昨今の台湾に関する一部論調には”ナントハナシニ気持ち悪さ”を覚えるトコロでもアリマス
日本は台湾を二度裏切っているので
それを考えると台湾の好意はありがたいですね
台湾に関しては、国民党が党則を改正(一つの中国の破棄、九段戦の破棄=国民党の解体)すれば、価値観を共有すると考えてよいかもしれません。
余談ですが、
>②のような悩みに対しては、「仕事は仕事、プライベートはプライベートと折り合いをつけるしかない」、としかアドバイスのしようがありません。
加えて、テーパリングですね。
4類型は論理値なので変え様が有りませんが、”時間を考慮”すれば、立ち位置は変えることが出来ます。
最近の多くの企業は”異動希望”を受け付けているようです。
ただし、中途半端にその職場で力を発揮しすぎると移動は難しいのが普通です。
突き抜けた能力で、他の職場からヘッドハントされるか、徹底的にサボって追い出されるか、どちらかを選ぶしかないと思います。
タイムリーな調査結果ですね。
有事の際のウクライナとその周辺国の関係…と台湾を考える…
万が一中国が台湾侵攻で難民が出たら、気持ちよく大量の台湾難民を受け入れられるのは
日本だけだろうな。こんなに親近感もってくれてる国民を放っとく事できませんね。
台湾人は韓国人が大嫌い。
これも台湾が日本を好きな理由の一つでは?
韓国人を嫌う理由は中国との関係で韓国との国交がなくなるときの韓国の仕打ちがひどかったらしい。
外国からの労働者や訪問者の入国ビザの取得・入国審査の難易度は「その国の国民の親日度とその外国籍人の日本国内での犯罪率」に準拠すると日本に害を与える可能性が高い外国人をある程度識別出来るかも知れません。
これは主観的な差別ではなくて、純粋に客観的な数字による選択です。