「アフガンと韓国は違う」」:空虚に響くバイデン発言
「アフガニスタン政府はタリバンに対し武装で圧倒していたが、タリバンの侵攻の前に総崩れとなり、ガニ大統領は首都を捨てて真っ先に逃亡し、アフガニスタン軍はタリバンに対し戦わずに敗北した」。この文章、「タリバン」を「北朝鮮」、「ガニ」を「李承晩」、「アフガニスタン」を「韓国」と置き換えたら、朝鮮半島で今から71年前に発生したこととまったく同じです。こうしたなか、韓国メディアはジョー・バイデン米大統領のABC放送のインタビューを紹介しているのですが、これをどう考えるべきでしょうか。
目次
要約
先週のアフガニスタン政府崩壊とタリバンによる首都・カブール制圧を眺めていると、個人的にはどうも、朝鮮戦争とそっくりに思えてなりません。つまり、次のような図式が浮かぶのです。
- アフガン内戦≒朝鮮戦争
- アシュラフ・ガニ大統領≒李承晩大統領
- タリバン≒北朝鮮
- カブール≒ソウル
- アフガニスタン政府≒韓国政府
こうしたなか、ジョー・バイデン米大統領は米メディアのインタビューに対し、「アフガニスタンはNATO、台湾、韓国などと違う」と発言したそうです。
これをどう読むべきでしょうか。
無様なアフガン政府
アフガン陥落とバイデン談話
先週、米軍がアフガニスタンから撤退したところ、あっけなく政府が崩壊し、タリバンが首都・カブールを陥落させてアフガン全土を掌握したとする話題については、ある意味では全世界に対して新鮮な衝撃を与えたのではないかと思います。
こうしたなか、バイデン大統領に対しては「なぜあのタイミングで撤収を決断したのか」、「もう少し時間をかけて、米国のアフガン統治に協力した人たちが安全にアフガンから脱出する機会を与えるべきだったのではないか」、といった批判がわきあがったことは事実でしょう。
ただ、バイデン氏自身は現地時間8月16日にホワイトハウスで談話を発表(※英語)。こんな趣旨のことを主張しました(内容については当ウェブサイト側において順序などを整理しています)。
- 米国がアフガンに出兵した目的はテロ掃討であり、オサマ・ビンラデンを除去したことで米国は第一義的な目的を達成した
- もともと、米国の目的に「アフガンを民主主義国に作り替えること」は入っておらず、それなのに米国は20年間、アフガンの正規軍を訓練し、1兆ドル以上のカネも使った
- 今回の事態においても、アフガンの政治的指導者らはすぐに諦めて国を逃れ、アフガン軍も戦おうとせずに崩壊した
- 米軍をアフガンから撤収させるのに「最も良いタイミング」というものはなく、先週の出来事自体、アフガンに対する米軍の関与を終わらせることが正しい決断だった証拠だ
…。
談話としては大変に正論
個人的な感想のみを申し上げるならば、大変に「正論」ですし、一般に「認知症が疑われる」などとされるバイデン氏にしては、上出来だと思います。
もちろん、この談話に対しては米議会関係者、米メディアなどから、「単なる責任逃れだ」、「民主主義国を作ろうと努力してきたアフガンの人々に対して無責任だ」、といった批判が起こったことも事実です。
ただ、そもそも論としてアフガンからの撤収を決定したのはドナルド・J・トランプ前大統領であり、バイデン氏自身はそのトランプ氏の決断を踏襲したに過ぎません。
米国が無責任かどうかと聞かれたら、たしかに「あそこまで深くアフガンに関与しておいて、唐突(?)に撤収するのは無責任だ」、といった意見があることも間違いないにせよ、米国も「世界の警察官」ではなく、たんなるひとつの国に過ぎません。
そして、アフガンは米国の「属国」ではありませんし、現在の国際社会も「属国は黙って宗主国の言うことを聞いていればよい」、といった枠組みでもありません。あくまでも「主権国家同士の地位は対等である」、「自分の国をうまく運営してくのは自分の国の責任である」という建付けが重要なのです。
当ウェブサイト自体、べつに米国市民が運営している評論サイトではありませんので、「この決断は米国市民として支持できる/できない」などと申し上げる義理はありません。それこそ米国の有権者が決めるべき話でしょう。
ただ、あくまで一般論について尋ねられるならば、答えは明白で、「自分で自分の国を守る意思も能力もない人たちを支援しても無駄」です。
今回のタリバン政権の復活に関し、アフガンの罪のない人たちに同情する気持ちもないではありませんが、結局のところ、アフガンの人々の未来はアフガンの人々自身が決めていかねばならないのです。
米国の「誤った成功体験」
さて、今回のアフガン政府崩壊劇、たしかに大部分の米国市民にとっては、大変に不自然に思えたのかもしれません。
あるいは、「太平洋戦争(※)直後に米国を主体とするGHQが日本を占領し、日本を『自由・民主主義国』に作り替えるのに成功した」、「現在の日本は米国と基本的価値を共有する西側諸国の優等生だ」、という、彼らなりの「成功体験」が鮮烈すぎた、という言い方をしても良いでしょう。
(※「太平洋戦争」とは先の大戦に関するおもに米国における呼称のこと。わが国では「大東亜戦争」と呼ぶ人もいますが、最近の当ウェブサイトでは基本的に「先の大戦」、「第二次世界大戦」などの呼称を使うことが多いです。詳しくは『「次は負けない」ために、なにをやらねばならないのか』などもご参照ください。)
もちろん、こうした米国人の「成功体験」には、多分に誤解を含んでいることは間違いありません。
日本で男子普通選挙が法制化されたのは1925年のことですし、全盛期に制定された大日本帝国憲法では「法の定める範囲内での自由」が保証されていましたし、さらに戦前の時点ですでに現在とほぼ同じ議院内閣制が確立していました。
つまり、米国は「自分たちが日本を民主的で素晴らしい国にした」と勘違いしているフシがあるのですが、逆にこうした「成功体験」自体が米国の第二次世界大戦後の世界戦略をさまざまな点で誤らせてきたのではないか、という気がしてなりません。
先ほど例示した、米国内における「民主主義国を作ろうと努力してきたアフガンの人々に対し無責任だ」などの主張も、その源流には、こうした誤った成功体験の存在が見て取れる、というわけです。
戦わずに総崩れ:無様なアフガン政府
そのうえで、アフガンの崩壊劇も、じつに無様でした。
タリバンをはるかに上回る装備品を備え、バイデン大統領も指摘したとおり、「空軍のないタリバンに対し、アフガン軍は米軍の支援で空軍を保持していた」ほどだからです。ここに関してはバイデン談話の原文をそのまま紹介しておきましょう。
We gave them every tool they could need. We paid their salaries, provided for the maintenance of their air force — something the Taliban doesn’t have. Taliban does not have an air force. We provided close air support.
そんなアフガン軍が、装備で圧倒的に劣るはずのタリバンと、戦う前に逃げ出したというのは驚きです。
指揮を執るべきアシュラフ・ガニ大統領自身からして首都を捨ててスタコラサッサと逃げ出し(※15日付のフェイスブックで国外脱出したことを自身が明らかにしています)、現在はUAEに身を寄せているそうです。
翻訳エンジンなどを利用し、ガニ氏の発言を読み取ると、どうもこんな趣旨のことを述べているようです。
- 武装したタリバンがカブール市内に侵攻すると、無数の愛国者が殉教し、市が荒廃し、600万人の都市で大規模な人道的大惨事が発生します。流血の事態を防ぐために、私は去ることにしました。
- タリバンは剣と銃で勝利を勝ち取りましたが、心の正当性では彼らは勝利していません。乾燥した力は、歴史上、誰にも正当性を与えません。彼らは今、新しい歴史的試練に直面しています。
なんだか、日本語で言えば「負け犬の遠吠え」にしか見えません。
このあたり、昭和天皇が占領軍の「総帥」であるマッカーサーに会いに行かれ、「私は、国民が戦争遂行にあたって行ったすべての決定と行動に対する全責任を負う者として、私自身をあなたの代表する諸国の裁決にゆだねるためお訪ねした」と述べられたという行動とは驚くほど対照的です。
(※もっとも、昭和天皇がこのように述べられたという点について、一部では「美談に仕立て上げるための虚偽ではないか」、などの主張もあるようですが、本稿ではこれについてとくに触れることはしません。)
朝鮮戦争との類似点が多すぎる
ガニ大統領≒李承晩
ただ、今回のガニ大統領の逃亡劇と「戦わずに崩壊したアフガン軍」を眺めていて、真っ先に思い出したエピソードといえば、やはり朝鮮戦争なのです。
第二次世界大戦直後、朝鮮半島は38度線を境に、北半分がソ連軍、南半分が米軍によって占領されました。
南半分では、大日本帝国の統治下で交通インフラや産業基盤などはしっかりと整備されていたものの、工業地帯や大規模な発電所は38度線の北部に取り残されており、北朝鮮側は韓国側に対する送電をしばしば停止するなどの嫌がらせをしていたようです。
そして、1948年8月13日、38度線の南半分で韓国政府が発足します(※いわゆる韓国の米軍軍政下からの独立。なお、韓国の建国が8月15日ではなく13日であるらしいという根拠については、『今年の光復節は中味スカスカも「文在寅氏らしい」演説』で述べたとおりです)。
これを受けて朝鮮半島北部でも9月9日に北朝鮮政府が発足し、南北分断が固定化。
やがて1950年6月25日に北朝鮮の奇襲攻撃で朝鮮戦争が始まると、その2日後には「大韓民国」の初代大統領である李承晩(り・しょうばん)自身が首都・ソウルを捨てて逃亡。しかも韓国軍はその翌日、首都南部の漢江(かんこう)に架かる橋梁を爆破し、多数の民間人の犠牲を出したそうです。
もし仁川上陸作戦がなければ…?
こうした韓国軍の情けない姿勢のためか、北朝鮮軍は一時、朝鮮半島の大部分を制圧し、韓国は釜山近郊にまで追い詰められたのですが、マッカーサーが9月15日に仁川(じんせん)上陸作戦を上陸させてから戦況が一変。
今度は逆に韓国軍が北朝鮮に攻め込み、中国による義勇軍の介入を招いて南側に押し戻され、ソウルが再び中朝軍側に奪還され、それを米韓軍が再度奪還するなどの混乱のすえ、戦線が膠着し、南北ともに多大な犠牲を払い、朝鮮戦争は休戦したのです。
ただ、こうした戦況を振り返っておくと、やはり一番痛感するのは、途中から東西陣営の代理戦争に変わってしまったという点でしょう。
歴史に「IF(イフ)」はないといいます。
しかし、もしもマッカーサーによる仁川上陸作戦が実行されなかったら(あるいは失敗に終わっていたら)、朝鮮半島はいったいどうなっていたでしょうか。
想像するに、北朝鮮軍が釜山を攻め落とすのも時間の問題だったでしょうし、そうなっていたら、私たちの国・日本の隣には、「朝鮮民主主義人民共和国」と呼ばれる単一国家が出現していたに違いありません。
また、「IF」ついでにもうひとつ考えてみたいのが、「もし、当時フェイスブックが存在していて、李承晩がフェイスブックのアカウントを持っていたら、どうしたか」、という知的ゲームです。李承晩はいったい何を書き込んだでしょうか。
おそらく、こんな書き込みをするのではないでしょうか。
「ソウル市の混乱を防ぐために、私は自主的にソウル市を去ることにしました。北朝鮮はいまやソウルを制圧しました。しかし、心の正当性では彼らは勝っていません。彼らは必ずや、新しい歴史的試練に直面するはずです。」
あくまでも、想像ですが。
バイデン氏のインタビュー
さて、先日の『アフガン崩壊に韓国政治家「覚悟なければ国は滅びる」』と『次に陥落するのが「ソウルではない」という保証はない』で相次いで取り上げたとおり、当ウェブサイトとしては、タリバンも北朝鮮も似たようなものだと考えています(※もっとも、こんなことを述べると、タリバンが気を悪くするかもしれませんが…)。
そして、アフガンでの出来事は、米軍が去ったら韓国で何が発生するかについて、非常にわかりやすい事例であることは間違いありません。
こうしたなか、バイデン氏は米国時間19日、米ABC放送に対するインタビューで、司会者にアフガンでの事例について尋ねられ、アフガンについては「日本、台湾、韓国、NATOとの間には根本的な違いがある」などと述べた、とする話題が、韓国メディアに相次いで紹介されていました。
『中央日報』(日本語版)に掲載された『韓国経済新聞』(韓経)が配信した記事と、『ハンギョレ新聞』(日本語版)が配信した記事が、それです。
「韓国はアフガンと違う、侵略あれば米国が対応」
―――2021.08.21 09:07付 中央日報日本語版より【韓国経済新聞配信】
バイデン大統領「アフガンと韓国は根本的に異なる…攻撃時には対応する」
―――2021-08-21 08:53付 ハンギョレ新聞日本語版より
「左派メディア」とされるハンギョレ新聞と「保守メディア」とされる中央日報では、論調が異なることも多いのですが、この両記事に関しては、構造としてはさほど大きく変わりません。
要するに、バイデン氏は「アフガンと韓国・台湾・NATOは(前提条件が)異なる」という趣旨の発言をしたということは間違いなく、また、これについては両紙とも、「米国の同盟国における動揺が生じるのを防ぐとともに、台湾有事で中国を牽制する狙いがある」という趣旨の指摘を加えている、というわけです。
米国のメッセージは一貫している
これについては、個人的見解を申し上げるなら、たしかに今回の米国の行動は、一部の同盟国に対し、「いざというときには米国は自国を捨てるのではないか」という猜疑心を芽生えさせたことは間違いないと思います。
ただ、それと同時に、「自らの国を自ら守ろうとしない国のために米国が戦うことはあり得ない」というのは、米国の以前からの一貫したメッセージであり、べつにバイデン氏が唐突に言い出したものではありません。
もっといえば、同盟というものは「互恵的」、つまり「お互いに費用を負担するだけの恩恵がある」と認め合うことで成立するものであり、得られる恩恵と比べ、どちらかの費用負担が大きすぎる(=片方の費用負担が少なすぎる)ときには、同盟は破綻します。
これはべつに、米韓同盟だけに限った話ではありません。歴史上のデロス同盟でもハンザ同盟でもそうですし、また、日英同盟でも日米同盟でも同じことがいえます。
このあたり、韓国メディアからはやたらと「米・アフガニスタン関係と米韓関係は異なる」といった主張が出て来るのが目につくのですが、果たしてそうでしょうか。
あえて批判を恐れずに申し上げるならば、関係が成立した経緯や年代などについてはまったく異なることはたしかですが、みごとなまでの「敵前逃亡」という共通点に対する米国の怒りという観点からは、どちらも大差ないかもしれません。
いや、なまじっか米韓同盟の方がはるかに長い分、米国の韓国に対する失望は、むしろアフガニスタンに対する失望よりも深いように思えてなりません。
もちろん、バイデン氏がABCに述べたとされる内容のとおり、現在の韓国から米国が直ちに撤退するということは考え辛い点です。
ただ、それは米国が韓国を「大切な同盟国だ」と思っているからなのか、それとも「それ以外の何らかの事情」があるからなのかについては、慎重に見極める必要があるでしょう。
強調するほどに類似点
この点、先ほどの韓国メディアの記事から抜粋すると、バイデン氏はこう述べたのだそうです。
「韓国、台湾、NATOとアフガニスタンの間には根本的な違いがある。これらの国は内戦状態でなく統合された政府を持つ国であり、我々は相互協定を結んでいる」。
(※ちょっとだけ意地悪なことを申し上げれば、「韓国の場合は内戦状態じゃないんですか?」とツッコミを入れたくなります。韓国は憲法で北朝鮮を含めて朝鮮半島全域を自国領土と規定しているため、「大韓民国領土内に反乱軍がいて、大韓民国の北半分に勝手に政府を樹立している」という見方もできるからです。)
言い換えれば、「統合された政府を持ち、米国と相互協定を結んでいる」という条件のどちらか(あるいは双方)が損なわれるようなことがあれば、米韓同盟もなくなるかもしれない、と読めます。
そんな韓国のことを、米国がどう見るか。
この点、先週の『鈴置論考「韓国大統領選への米中介入と韓国核武装論」』でも詳しく紹介したとおり、優れた韓国観察者である鈴置高史氏の指摘の文脈で申し上げるならば、「韓国自身が米国に助けてもらった立場でありながら、米国を裏切って中国側に着こうとしているフシがある」、ということです。
米国としても、決してニコニコ笑って眺めているわけではないでしょう。
あるいは、韓国の無責任さという意味では、米国の政治学者で米戦略国際問題研究所(CSIS)のシニアアドバイザーでもあるエドワード・ルトワック氏が『自滅する中国』(芙蓉書房出版、2013年7月24日第1刷発行、翻訳者は奥山真司氏)の234ページ目で述べた、こんな記述も印象的です。
「2011年12月14日には『従軍慰安婦』を表現する上品ぶった韓国人少女の像が日本大使館の向かい側で除幕された。<中略>これは韓国に全く脅威をもたらさない国を最も苛立たせるような行為であった。<中略>戦略面で現実逃避に走るのは<中略>、国際政治に携わる実務家たちの力や、同盟国としての影響力を損なうものだ。さらにいえば、これによって実際に脅威をもたらしている国に威嚇されやすくなってしまうのだ」(同P234)。
これは、韓国の米国に対する態度についてではなく、日本に対する態度について述べた記述ですが、これを読むだけでも、まったくそのとおりと思わざるを得ません。
いずれにせよ、バイデン氏が「アフガンと韓国はまったく別だ」と主張すればするほど、両者の類似点が目について仕方がないのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
おはようございます。
韓国はアフガニスタンとは違う、違うとばかり言われても、ねー。
ベトナム戦争しかり、今回もしかり、結局は米国というか米軍は撤退しているんですけどね。
また米軍が撤退したフィリピンは、結果的に南シナ海への中国の台頭を許しています。
違うと強調するだけで、どう違うのか?
言えば言うほど、その空虚さが際立つだけ、では?
とか、思います。
>成功体験
日本で成功したと言う「たった一度」の前例をもって他国でも成功するだろう、と考えてた白人の脳天気さが戦後世界の混乱の元凶ですね。
彼らには学習能力が先天的にも後天的にも備わらなかったとしか思えません。
やれやれ、バイデンさんはベトナム戦争を忘れてしまったのかな?
さて、アフガニスタンと韓国の相似点を幾つか。
韓国内では宗教的には「反日教」で統一されていても、雑多な派閥が妥協を知らず、「俺こそが正当な絶対正義だ」とマウントを取り合っていて、しかも悪い事は全て外国の所為にして、自分で責任を取らないこと、敵を議論ではなく権力で正当化された暴力で屈服させるところ、そして客観的に検証できる都合の悪い事実から目を背けるところも似ています。
つまり、国民自体が近代の文明国の思考回路と馴染まないので、近代国家の外観の割に内部は未開で野蛮な部落意識が支配しているので、文明国家のファサードが崩壊するのは意外と簡単かも。
「イスラム原理主義」を「反日民族主義」で置き換えれば韓国もアフガニスタンも大差ないです。
バイデンさんは、アフガンには宗教的な問題が根底にある事を言いたかったのでは?
Aljazeera 記事にこんなものがあります。
2021-8-17
『Why did the Afghan army disintegrate so quickly?』
ちょっと長めですが読みにくくはありません。論旨を要約するならこう書けそうです。
・アフガニスタン国軍 ANDSF には守るに値すべき国家の実体がなかった、だから戦わずして壊滅した
この記事をもとに半島情勢と似ている点そうでない点を整理するのは、半島事変が起きてしまったとき彼らが暴走の刃を向ける的となる本邦にはとても重要なことと思います。
朝鮮半島が、「休戦中」なのは事実です。
アフガン撤退は、対中国に戦力を集中させる為の一環だと思いますので、在韓米軍とは位置付けが違うと思います。
韓国左派は、アフガン撤退を「アメリカは、韓国からいつ撤退するか分からないので自主防衛の強化が必要だ」とか、アメリカに「終戦宣言をするべき」と言う口実にするでしょうから、喜んでると思います。
私の妄想の流れだと、結果的に南北統一→中国の属国の速度を加速するように作用すると思います。
アメリカは、文政権が誕生した時点で、韓国を自由民主主義国家として守れなかったと、今からでも認識すべきで、そうしないと韓国に利用されるだけになるでしょう。
シェークスピアの戯曲の中のハムレットの母親ガートルードの有名なセリフ
を思い出しました。
韓国はクイーン・ガートルードと同様の運命を辿るのかも。
アフガニスタン:名目上崩壊したが実質的にはまだ状況が決定されていない
韓国:名目上ただの休戦中だが実質的には状況は固定されきっている
という違いはあるかもしれません。
アフガニスタン、ムジャヒディンにはかつて”パンジシールの獅子”と呼ばれた英雄が居たそうです。パンジシール地方と彼の勢力だけはソ連の侵攻もタリバンの台頭も退けて自治を守り続けたものの、9.11の直前に暗殺。
その御子息(イギリスで学び民主派)が、パンジシールで副大統領と合流し抵抗を叫んでいる様子。しかしどこの報道でも「包囲され支援もなく厳しい状況」。小説であればここから快進撃になるところですが……
ここでアメリカが徹底した支援をすれば”正義と自由と民主主義の勝利”を演出できそうです。失敗したら目も当てられませんが。元が撤退路線なのだからあくまで見捨てるほうが国益とするのか。
自衛隊にもお呼びがかかっているようだし、まだ状況は複雑な様子。
>「太平洋戦争(※)直後に米国を主体とするGHQが日本を占領し、日本を『自由・民主主義国』に作り替えるのに成功した」
この成功体験が間違いだろうと言うのは、私も以前に書きました。日本は戦前から反共産主義で一応民主主義でしたから。
まあナチスは「国家社会主義」だったので、ドイツを解放したのは「自由・民主主義国への成功例」と誇っても良いと思います。
どうも米国人には、英国だけは自分達のルーツだから別格にしてる様ですが、王制=圧制・独裁という観念があるのかも知れません。
じゃなきゃあ、ハワイの併合なんて恥ずかしくて出来なかったでしょう。
一度機会があればじっくり説教してやりたいと思ってます。無いでしょうけど。
私はハンギョレ紙があの様に米韓同盟は盤石などと書いてしまう神経の方に呆れてしまいました。そこは勇躍「今こそ我々は自主独立の平和な朝鮮半島を作ろう」と言う様な物言いをするべきなのではないか?文在寅と彼の与党は今まで散々そう言う主張を繰り返し、五輪の時に東京に持ち込んで掲げたナゾの虎の絵だって、全き形の南北朝鮮が独立国として足掻く姿を理想化して描いたのではないのか?「我々はいつでもGSOMIAを廃棄出来る」のではなかったのか?「我々はTHAADミサイルシステムをいつでも撤去出来る」のではなかったのか?駐留米軍(国連軍)も「我々は早急に戦時作戦統制権を取り戻して韓国人が韓国を守る事を実現する」と言っていたのではないのか?そればかりか米韓同盟自体も廃棄する展望があったのでは無いか?いやいやいや。仇敵として牢屋に未だに押し込めて居る朴槿恵女史が天安門の楼上で中共人民解放軍の軍事パレードを閲兵した事は未だに氏の「罪状」のリストには挙げられて居ない。当時も左右問わずに争点としなかった。ハンギョレは米国大使館横を通過するデモ隊が米大使館に向けてレーザーポインターを当てた時にも何ら非難掣肘もせず、米国大使公邸に壁をよじ登って侵入を試みた女子学生の側に立って居たのではないのか?それがどうして今回のバイデン声明には「守ってもらう側」としてヌケヌケと声明の言葉を推し頂いて受け取るのか?わざわざ米韓同盟廃棄を持論とする懐刀を駐米大使に指定して米国から拒否されたりしたのではないのか? これら果敢で系統的なアメリカ相手の自主自立外交の姿勢をどうしてネコの爪の様に今肝心な時に引っ込めるのか?彼らこそ「今我々はタリバンに続け」と言う時なのに。その「正義の旗」をどうしてコッソリ畳んでしまうのか? これには文在寅大好きでハンギョレ大好きだった志位和夫さんもガッカリして居る事でしょう。
自分の国を生命を賭けて、賊軍(反乱派)から守ろう、徹底抗戦して勝利をつかもうと言うのは、世界共通の普遍的行為と思ってましたが、どうも民主主義国、自由主義を標榜し実践する国ではそうであっても、片やそうでもない国があるようです。
アフガニスタンにしろ、朝鮮、ベトナム、中華民国、ドイツ。これらはいずれも同民族内(◯△派、□◯派とか、中国大陸のように民族も異なり、イデオロギーも違う場合もありますが)での内戦です。
特にアフガニスタンと朝鮮が類似していると言われるのは、悪い方の見本としてです。為政者から大衆に至る迄、自国に対する誇り、愛国的精神が乏しい事。右往左往するだけで、勤労意欲もあまり感じられない事。
アフガニスタン、韓国とも頭領が自分と親族ら取り巻きだけ連れて、サッサと逃げ出した身勝手さ。「自分さえ良ければいい」という、人間として最悪の行為の部分です。所詮、国のトップどころか、人の上に立つ人物ではありません。
それはしかしソコの民族自体に問題があると私は思うのですが、その証拠として、脇を固めるべく高官や後任者にも、ロクな奴しか出てこない事で分かります。
バイデン氏は「アフガンと韓国・台湾・NATOは異なる」という趣旨の発言をしました。でも「アフガニスタンと韓国とは違う」と言われても(笑)。
【韓国は中国に靡いて二股外交が中国寄りにシフトしている事で米国を怒らせている】のは間違いなく、バイデン大統領や長官、報道官が強調すればするほど、私達日本人や周辺国、FOIP同盟国は疑ってしまいます。「いざとなったら米国は自国を捨てるのではないか」。
世界の番犬を放棄した米国に、もう余分な力はありません。中国との一方面作戦だけで手一杯です。「自らの国を自ら守ろうとしない国のために米国が戦うことはあり得ない」という事ですが、地球規模で見ると非常に火種が燻る地域・国がそこら中にあるというのは、恐ろしい世の中です。
だから、日本としては米国を始め英国、仏国、ユーロ中小国、豪州、加国、台湾、ASEAN、インドと太い絆を持とうとしているのでしょう。日本も太平洋戦争に負けた原因の一つ、「孤立」を作らず、友邦国を増やせば良いのです。
ベトナムは南が統一するのと北が統一するのとどっちが幸せだったかな?
韓国は同盟国としての義務を果たしているとは言い難いですが中国対策のためか、まだアメリカは韓国を諦められないように見えます。アメリカの悪いところでその国の独自の事情を自身の価値観のフィルターを外して見れないところは心配ですね。韓国の民主主義はアメリカのそれとは違うんですよね。元々相容れない価値観だと思います。ただ仮に米軍が撤収すると準備ができていない日本は窮地に立たされます。日本も安全保障の新機軸を立てられないでいます。現状継続を前提にすると日本も韓国にあまり強く出られない。そこを見越しての韓国の甘えの構図が見えますね。爆薬背負って脅しているようなもので難しい地域です。
> 「自らの国を自ら守ろうとしない国のために米国が戦うことはあり得ない」
日本も他人事でないことを心に刻まねばなりません。
> 「アフガンと韓国は違う」
これは正論だと思います。
韓国から撤退する際には、米国は韓国を焦土化するでしょう。
日本も共同で作戦に参加しますよ。
最終的かつ不可逆的に焦土化するまで。
アフガンの情勢は、端的にいえば「アメリカの敗け」であるが、いくつかの考えるべき論点視点を提供してくれたように思う。それは、
①中国などがいうように「アメリカ人的な価値観を押し付ける」ことは間違いなのだろうか
②アフガン政府軍が戦わずに首都を放棄したのは間違いなのだろうか
①について
アメリカ人的な価値観とはいかなるものかを説明するのは、実は難しい。近世初頭の、誠実・勤勉を尊ぶ清教徒に、フランス的な人権思想、19世紀の資本主義やそのカウンター的な考え方、移民問題とその克服プロセスなど、あれやこれやが入り混じり、すくなからぬ未解決パーツを抱え込みながらも、今、姿をみせている、とでも言えばよいのだろうか。
いまの世界で、広くアメリカ文化(文明というべきか)が受け入れられているのをみれば、それは未完成であり改善すべき点を少なからず含有するとしても、多数派のひとびとの希望に近いものであるからだろう。
いわゆる「世の中の生活規範」といわれるものは、実は既得権者にとって都合のよい仕組みである場合が多い。豚肉を食うな、女は邪悪であるから姿を覆い隠せ、という主張に、現代でどれほどの合理性正統性があるのだろう。かんぐれば、はるか昔に豚肉で集団食中毒でもおこしたのか、教祖が青年時代に失恋を重ね女性に嫌悪感を抱いたのか、などと空想したりもする。社会に旅立つ青年男性にとって最も注意すべきものが「女とカネ」であることは古今東西不変の鉄則だが、さりとて、あぶないからさわるな、というよりは、危険物だから注意しつつ克服、するほうが社会の進歩につながると思うのだが。
キリスト教世界も、ルネサンス期から近世にかけて壮大な内部対立を起こして大勢の人が宗教裁判の犠牲になった。ガリレオが死んで数百年たってからようやく非を認めた教皇もいたようだが、カトリックが巨大利権組織と考えれば、あり得るだろうな、とも思う。
中国政府の先のメッセージは、中国自身が自らの政治体制を危惧している気分がちらりと見えるのである。
②は悲惨な話をせねばならないが、先の大戦で国別に何人死んだのかをふりかえるのが参考になろう。ソ連は2660万(当時の国民の13.5%)、ドイツは900万(10.5%)、ポーランドは582万(16.7%)が死んだ。第二次大戦の主戦場である東部戦線で、独ソ両陣営が死に物狂いの地上戦をやった結果がこれだ。
日本は312万人(4.4%)、その8割はサイパン陥落以降の死で、戦争の幕引きをまじめに考えていれば死ななくてもよかった人が240万はあった。早期に降伏したフランスは55万(1.4%)、イタリアは45万(1%)というのを見ると、軍の体面などよりも未来の再建を担う国民を生かそうという考えにも理があるように思う。
アメリカは42万(0.3%)、イギリスは45万(0.9%)、勝者であり将兵の人命救助に注力した結果ともいえるが、自国内で地上戦がおこなわれなかったことが大きい。
先人たちが命と引き換えに後世に伝えた教訓をみて、はたしてアフガン政権が首都攻防戦を放棄したことが責められるのだろうか。
>豚肉を食うな、女は邪悪であるから姿を覆い隠せ、
※以下は、イスラムとは殆ど関りのない小生の聞きかじりです。
イスラムの戒律は、確かに、教祖の性格が多分に影響している感じです。彼は、神(アッラー)の啓示を受ける位ですから、日頃からか普通の人とは違う性格らしかったです。かなり繊細かつ敏感、それ故異常なまでの潔癖症だったのでしょう。それが豚肉・アルコール禁忌の動機になっていると思います。何しろ、当時のメッカには、ご想像のように往来をブタがうろつき不潔極まりなかったらしいですから。またその地に多く居住していたユダヤ人が豚肉を禁じていたこともそれを後押ししたでしょう。さらには、酔っ払いや、それにまつわるイザコザも多く、彼はそれに眉を顰めていたのではないでしょうか?
女性の好みに関しても少し変わっていて、現代でいうマザコンかつ女性嫌いのような感じの人だったらしいです。それには、幼くして生母と死別したことが、彼の繊細・潔癖な神経とあいまって影響したのかも知れません。そんな性格もあってか、彼の最愛の妻は15歳も年上の母のような年頃の女性でした。そして、彼女との間でしか子供をもうけていません。なので、女性をできるだけ家内に閉じ込め、このため、サウジアラビアなどでは最近まで女性の自動車運転が認められていいませんでした。また、やむを得ず外出する時でも一人ではさせず、顔や肌の露出を避けさせていました。これは、彼女たちが邪悪であるから、というより、むしろ邪悪な男から保護することが目的だったでしょう。
いずれイスラム教・社会は、今回のアフガン事態でも分かる通り、現代でも世界に大きな影響を与えています。日本人には縁遠く興味のない人が多いのですが避けて通ることはできません。ですから、仰せの通り、我々はもっともっと彼らを知る努力をすべきですね。
詳しいお話を興味深く拝読いたしました。
空想も、あたらずとも遠からずだったとは、やれやれ。
であるなら、現代においてイスラム法に束縛されている人々が気の毒ですね。戒律がどうの、原理がどうのとふりまわす姿は、韓国における親日狩り病にも似て、滑稽です。他宗教に寛容なら改宗する手がありますが、そうでないとすると住民は大変だ。
>日本は312万人(4.4%)、その8割はサイパン陥落以降の死で、
>戦争の幕引きをまじめに考えていれば死ななくてもよかった人が
>240万はあった。早期に降伏したフランスは55万(1.4%)、
>イタリアは45万(1%)というのを見ると、軍の体面などよりも
>未来の再建を担う国民を生かそうという考えにも理があるように思う。
日本国民の多くが戦後70年以上経っても根強い軍事や戦争に関する
アレルギーを抱えているのは、もはや敗戦が決定的になってからも
ダラダラと戦争を継続して無意味に死者を大量に出したこの国の
首脳部への強烈な不信感による処も大きそうだ。
ある程度、守られる側の自助努力が伴ってこその保護態勢だと思うのです。
建設的効果のない過保護態勢で”働く必要のない構成アリ”が生み出されるのは自然の摂理なのかと・・。
韓国とアフガニスタンの違いは、軍備購入の有無くらいでしょうか?
米国は、同調者を装って他者の働きにダダ乗りする ”K-trick” の術中に嵌まってたりするのかな・・?
*バレーボール選手が徴兵中に激太りせざるを得ない過酷な状況を見て、彼らの守護に税金を投じてる米国市民は何を思うのでしょうね?
ハルバースタムの本だったと記憶しているが、朝鮮戦争に従軍した米兵たちのことが書いてある。
つい5年前まで自分たちをさんざんてこずらせた日本兵。韓国人は5年前まで日本人だったはず。なぜこれほど弱いのか。非常に逃げ足が速かったらしい。
今の北朝鮮は同じ朝鮮民族として、韓国軍がいざとなれば逃げることを見通しているのではないか。
北朝鮮軍は、旧日本軍の正統な後継者とも言われていますから…。
ガニ大統領の言動を鑑みると、江戸城無血開城は双方の理性故にって感じますね。
で、朝鮮戦争時の李承晩大統領の言動を考えると、韓国はアフガニスタンと同じ道を辿るだろうな、と思います。
文大統領にはがんばってもらって、原発を早く全廃して欲しいものです。あんなものがあったら日本海側ですし、戦場では邪魔です。おそらく制御電源がいるはずなので別途電気も供給しないといけません。気軽に砲撃できません。アフガニスタンにはなくても、半島には危ないものがありますので、戦場にする前にお掃除が必要です。個人的には刀での白兵戦だけでお願いしたいのですが、おそらく重火器を使っての戦闘になるでしょうからね。
日本海側には現代版の防塁を作って欲しい(防災、地域振興を兼ねて)。
日本を含めて米軍は永遠に駐留すると勘違いしている人達が多いですが、撤退の際に大混乱するかどうかは別にして、いつかはアフガニスタンと同じく米軍はいなくなるという真実を見落としています。米軍ありきの前提で国の安全保障を考えていると同じ事態を招きます。無論、自衛隊がアフガニスタン政府軍のように戦わずして敵前逃亡するなどとは思っていませんが、現在の防衛力には限界があります。
ところで、アフガニスタン撤退は時間の問題でしたが、歴代大統領が問題を先送りしてきただけの話であり、実務家のバイデン大統領はやるべきことをやっただけです。ただ、不幸にしてその下で実務を行う担当者の経験不足により醜態を晒してしまったことで世間の非難を浴びました。 これがもう少し整斉と撤退ができていれば評価はもっと異なっていたと思います。いつの世でも負け戦で撤退するしんがりは難しいもので、普通はこうなっちゃうんですよね。
>個人的な感想のみを申し上げるならば、大変に「正論」ですし、一般に「認知症が疑われる」などとされるバイデン氏にしては、上出来だと思います。
思わず笑いました、おっしゃる通りです。
>つまり、米国は「自分たちが日本を民主的で素晴らしい国にした」と勘違いしているフシがあるのですが、逆にこうした「成功体験」自体が米国の第二次世界大戦後の世界戦略をさまざまな点で誤らせてきたのではないか、という気がしてなりません。
韓国の第一次朴政権、イランのパーレビ国王擁立なんてその典型ですね、それ以外の戦争&外交も殆ど全てそのアメリカの誤った認識に基づくものだと思います。
それに加えて、巨大な利権団体と化した軍産企業の存在が影響しているものと思います。
>もっといえば、同盟というものは「互恵的」、つまり「お互いに費用を負担するだけの恩恵がある」と認め合うことで成立するものであり、得られる恩恵と比べ、どちらかの費用負担が大きすぎる(=片方の費用負担が少なすぎる)ときには、同盟は破綻します。
これが最大のポイントです。
日本政府は特に近年その見地から、国益とのバランスを考えて必死に努力してきました、加えて特に安倍前総理は、そのバランスが日本に不利になる場合も踏まえた各種戦略を実行しており、まさに常に「互恵」を意識した多極的外交を行っていた偉大な首相であったといえるでしょう。
一方韓国はどうか、「互恵」を意識するどころか常に自分たちが施しを受けるのが当然とし、対アメリカだけにかぎらず対日本、昨今では他国に対しても同様の甘えた「クレクレ」態度です。
まさに未成熟の子供の態度、自ら犠牲を負うこともなく、またそのつもりもなく、アメリカの血と金により建国させてもらい、その後は場合によっては親のアメリカになきつき、育成義務が無い前の親の日本に金と技術を無償提供させてきました。
日本はそんな韓国をとうに見限り、親分アメリカの顔を立てて表面上は準同盟国のように振る舞っていますが、アメリカは可愛い我が子をなかなか見捨てることができず、戸惑っているというのが現状なのでしょう。
今回のバイデン大統領の韓国防衛のコミットメントもその延長かと思いますが、上記「互恵」の理論からすれば、明らかに費用対効果はアメリカにとっても大幅マイナス、いつまでその一方的施しを行うのか、いずれ政権内でも真剣な議論が巻き起こることでしょう。
ランバート国務次官補のような守旧の日米韓連携派(実質は親韓派)要人の影響力を低下させ、アメリカの「韓国に対する執着心」を失わせることが、日本のみならずアメリカの国益にとってもプラスであることをアメリカ政府に納得さえることが、今後の日本政府の外交目標であるべきと私は信じています。
私は少し違う考えです。
わが国が韓国と距離をとるのはよいのですが、アメリカには韓国の指導をし続けてもらうほうがわが国の国益にかなう、とみています。もし、アメリカが韓国を見捨てたらどうなるでしょうか。
①韓国は中国圏にとりこまれ、その産業構造は中国の下請けになっていく
②当然ながらGDPは伸びないか、へたをすれば低落する
③格差の大きな韓国社会だが、半数くらいは経済成長の恩恵に浴していたが、それが低迷する。つまり良質な中間層が減って、いまよりももっと不安定な社会になる
と、思われるのです。
このような不安定で、かつ5000万の人口をもつ国が日本の隣に存在することになるわけで、それはわが国社会をも不安定化させるでしょう。
お虎様
私としては、おっしゃる①~③全て歓迎です。
不安定になる可能性もありますが、完全に中国の属国となり、むしろ李朝時代のように社会は低いレベルで安定し、人心は安心感を得るのではないでしょうか?
日本に悪影響もたらすような不安定化といえば、難民が考えられますが、そこは断固として無慈悲に受入拒否すれば良いのです、もはやアメリカ親分のシマから離れているので親分に遠慮することもありませんから。
数年前に入管法が改正されて、「技能」をもつ外国人に、事実上のわが国への永住が開けましたね。このこと自体は、おそらく得失を勘案してプラスになると思いますけれども、問題は韓国のような極端な反日教育を受けた若者が日本で日本企業にけっこうな人数が就職していますね。
彼らは、はたしてよき住民になれるのだろうか。国別に移住の難度を変えるなどの省令が必要な気がします。
お虎様
国別に移住の難度を変えること、同感です。
入管の現場の運用レベルではおそらく差をつけているのでしょうが、差別と捉えらて国際非難を浴びる危険性がありますので、法規で規定するのも細心の注意をもって検討する必要があるのでしょうね。
韓国の若者の中にも親日で日本企業に貢献したいという人もいるのでしょうが、見極めはなかなか困難ですね、将来変貌する危険性もありますし。。
各企業の採用担当の目利き力が問われますが、韓国内での反日活動のデータを政府が持っていれば企業が確認することができますので、こちらの制度の確立の方が良いのかもしれません。
具体的には、諜報機関設立、及び収集データの提供に関する法制度化ですね。
マスメディアは猛反対するでしょうが。。
私の憶測ですが、バイデン氏の発言はワシントン・ポストのコラムニスト Marc Thiessen 氏が「もし韓国がこの(注:アフガニスタンの)ように持続的な攻撃を受ける状況になったら、米国の支援がなければたちまち崩壊していただろう」と指摘した事に対しての火消し的な反論だと思います。
https://twitter.com/marcthiessen/status/1426922294102867984?lang=en
何か、この件についてバイデンにアメリカ国民からの非難が殺到していて、それにバイデンが言い訳?をしているとの由。これ、茶番ぽくないですか?これはたてまえで本音は国民もアフガンから手を引いたのは正解とおもっているような気がします。ところで、なぜ実力?以上にドルが評価されているのか?もちろん自由主義陣営の旗頭もありますが、私は軍事力と実行力がやはり文句なく評価されてるからみたいな気がします。そう考えると今回のような〝負け” は、本音はどうあれ、やはりマズい。これ幸いと中国がたたみかけてくるような気もします。とは言え、アメリカの世界おまわりさんは、もう限界です。これからは自助の意志のない国は、アメリカは不良債権みたいな評価をするような気がします。アメリカはどう見ているかは知りませんが、私としては、フィリピン、インドネシアそして韓国のような国が該当しそうです。韓国についてバイデンは違うと言ってはいますが、流れは緩やかでも、来る時がきたら徐々にではなく、ドラスティックに変わる気がします。歴史の性質と言うものはいつもそのような感じです。だから離韓、反米の流れというものは緩やかであっても確実な要素になっているような気がします。
個人的には韓国がどうなろうと知ったことではないと思っています(難民だけはシャットアウトすべきだと思います)が、日本は韓国の心配をしている場合ではないのでは。
匿名29号さんも言われているように、自衛隊とアフガン政府軍とは比べるべくもありませんが、いかんせん兵力も足りないし、武器弾薬も少ないし、交戦規定に手足を縛られすぎですし。
何より自国の安全は自分達で確保する、と言う意識が国民の間に欠片もありません。
サイゴン、カブール、ソウル(その前に台北か)… 次の悲劇の舞台が東京にならないよう、国民の意識が変わることを祈ってやみません。
半島でドンパチが始まったら,半島の周辺海域を機雷で埋め尽くして機雷原にして欲しいですね.
勿論,「難民」という名前の違法入国者を侵入させないためです.
前の朝鮮戦争やその前の李承晩による済州島弾圧での大量の違法入国を再び許してはなりません.
また日本国内でも半島の代理闘争としてのテロやどさくさ紛れで日本社会を攪乱・乗っ取りのためのインフラ破壊活動等をやらないように,南北朝鮮籍の永住者は常日頃から公安で徹底的にマークし所在をフォローしておいて,少しでも反日思想やテロ礼賛など怪しい言動をしている者は半島有事の際に速やかに難民キャンプに収容すべき(警察だけで力不足ならば陸自部隊の治安出動)ですね.
そのためにも憲法を改正し自衛隊を国軍として正しく位置づけ有事法制を整備し,その中には非常事態関連の項目の一つとして外国人居留者の保護目的の私権制限なども定め,難民キャンプ用地として離島を確保し収容施設を用意しておかねば.いっそ軍艦島を文化遺産とするのを止めて収容施設用に使いますか.
本当は大東諸島ぐらい本土や他の島嶼から隔絶した位置にある島が半島有事用キャンプ地としては良いのですが.軍艦島では長崎の目の前で本土に近すぎて簡単に脱走できてしまうので.(瀬戸内海の島嶼なんてのは論外)
その通りだと思います。ところで、周辺がやばくなっているのに、憲法改正もスパイ防止法もいまだに議論すらされない。韓国にはやりたい放題やられているのに、ロクな報復措置もできない。均衡理論的に、泣いても笑っても、どういうことが待ち受けているか、高い確率で予想されることに対して、準備も意思表示も決断もできない。こんな国は、残念ながらそのうち亡びるのは明白です。何をするにしても常にアメリカの指示を受けながらソツなく実行。カネだけでなく出血の要請まで文句なく受け入れる。(アメリカは得難い忠犬を手に入れたものです。)そして最後は、ハシゴを外され見捨てられて日本民族絶滅。残念ながらこんな姿しか想像できませんよ。少なくとも私には。
海上機雷封鎖で強制鎖国。いいですね。
望まない開国をさせてしまったことが、そもそも日本とアメリカの過ちだったのですから。
その限定地域を完全封鎖して国連認定の小中華特区としましょう。
法治や人権に縛られない地域内限定のウリジナルな特殊ルールを適用可能とし、その中で存分に「オレが上だオマエが下だ」「オレは被害者だオマエは加害者だ」といくらでも好きにやればよろしい。
国際社会は、その中で起こることには一切干渉しません。
日本の資格該当者はもれなく特区における「同胞」特権階級抗争員として招聘される。(この優遇資格は日本に帰化して元の国籍を放棄することで剥奪されるかもしれない)
そんな感じですかね。
で、難民キャンプですが、日本の受け入れ先としては、彼らが大好きな竹島でいいのでは。
生活環境や人口密度が大変苛酷なことになりそうですが、イヤなら来なきゃいいのです。
飢餓作戦をできるほど、海自が機雷を持っているとか、夢を見すぎでしょうw
我々は、自衛隊の能力を過信し過ぎるきらいが十分にあります。
何も日本がやる必要はなく、日米英豪が日本海の半島沿岸側で合同演習して、たまたまそこでこぼしてしまった形にして、旧型の在庫処分でバラ蒔いてもらえばいいのです。
で、掃海できるのは誰かを考えれば、日本が半島封鎖をコントロールし得るのでは。
問題は半島の黄海側ですが、もともと中共に封鎖されているという考え方もできなくもなく、言ってしまえばどうでもいいんで、やっぱ南シナ海のシーレーンは FOIPがキモだよねと。
日米中いずれからも信用されていない、今後も信用されないであろう半島国家。反対する国はほぼ無いと予想します。
北朝鮮は気にしなくていいです。すでに鎖国してるんだから。
ロシアが動きづらい真冬にやりましょう。
以上、妄想中継でした。
釜山港の封鎖くらいならば可能かもしれません。おそらくはそれだけでも韓国にとっては大打撃だろうと思われます。
なにしろ、釜山港に帰れなくなってしまいますし。
現在の状況を要約するとこんな感じでしょうか。
1. 駐留経費に見合うだけのメリットが得られそうもないので、早晩アメリカ軍の撤退は避けられなかった。
2. 現在の勢いから考え、遅かれ早かれタリバンが全土を掌握するのは避けられなかった。
3. アメリカの想定よりはるかに早くアフガン国軍が崩壊した。数か月は無理でも、数週間くらいは持つだろうと想定しており、よもや数日で崩壊するとは思ってなかった。
このように考えると、想定外と言えるのは3だけであり、それ以外は想定通りだったとも言えます。また、なぜこのタイミングでという批判があるようですが、これについてはバイデン大統領が正しく、「正しいタイミング」などありませんでした。どのタイミングであろうと、3であった以上、同じことが発生したに違いありません。従って、間違いがあったとすれば、以下のいずれか、あるいは両方です。
a. なぜアメリカは撤退を決断したのか
b. なぜ数日で政府軍が崩壊することを予想できなかったのか
aについては、そもそもなぜアメリカは長期にわたって駐留する決断をしたのかという問題に還元されます。そしてbは、10年以上の努力にもかかわらず、なぜアメリカはまともに機能する国軍および治安機関の育成に失敗したのかと言い換えることができるでしょう。
結論から言えば、アメリカがアフガニスタンの歴史や国情を何も考えず、アメリカ型の民主主義システムを押し付けようとしたからだということになるかと思いますが、細かい議論はまた別途としましょう。さしあたり、日本にとって問題となるのは、韓国や台湾、ひいては日本はどのような影響を受けるかという問題であると思います。
以下の議論にあたっての前提として、「現時点でアメリカにとって最大の懸案事項は、中国とどのように対峙するかということである。依然として朝鮮半島問題は懸案事項ではあるものの、優先順位はそれほど高くない」としておきます。
1に関連して、韓国・台湾そして日本に対して軍事的にコミットすることがアメリカにとっての国益につながるか、さらに莫大な経費を使ってまで駐留する意味はあるかという点ですが、現時点では、台湾・日本については「大いにある」、そして韓国については「ないことはないかもしれない」程度だろうと思います。中国と軍事的に対峙する意味で、台湾・日本の戦略的価値は大きく、絶対に中国の手に渡すわけにはいきません(*)。また、軍事拠点を構える上でも、在日米軍は北西太平洋を睨む上で絶好の位置にあります。フィリピンのクラーク、スービック両基地が健在であればともかく、現時点では代替が効きません。従って、予測できる範囲で、アメリカが台湾や日本から手を引くという事態はまずないだろうと考えます。
(*) ただし、そこに住む住民のことまでどこまで考えているかは不明です。いざとな
れば、住民が全滅しようが、土地だけは渡さないという選択肢もあり得ます。
一方、韓国はというと、対中国という観点から考えれば、それほど大きな戦略的価値はありません。在韓米軍は対中国という点ではほとんど役に立たないからです。韓国軍も同様などころか、軍事情報が中国側にダダ漏れになる危険性すらあり、軍事的にはプラスになるどころか、マイナスになる可能性のほうが高いでしょう。
しかし、優先順位は低いとはいえ、朝鮮半島問題においては、在韓米軍は大きな意味を持っています。軍事的な意味もありますが、在韓米軍の存在は対北朝鮮、対中国において、外交カードとして極めて有効です。従って、外交カードとして有用である限り、在韓米軍の全面的撤退はないだろうと踏んでいます。その一方で、外交カードであるということは、いつかはカードとして切られる可能性があることを意味しています。アメリカが本当にカードとして使ってくるのか、いつどのタイミングで使ってくるのかについては、今のところ何とも言えませんが、在韓米軍撤退はけして非現実的なありえない事態とは言えないと考えます。
在韓米軍が撤退したらどうなるか?
まあ、だいたい皆様が予想されている通りの結果になるだろうと思います。日本としては、「難民」の大挙襲来に備えておく必要があるでしょう。
私は別の視点で、アメリカによるアフガン駐留の下手さを危惧しています。
20年間で1兆ドル費やしたと報じられていますが、
アフガンは世界最貧国レベルのままであり、GDPの11%がアヘンだという。
当初は、アメリカ軍の武力と威信で表面的な静謐を実現したとしても、
産業開発、若い人が計画的な生活をおくれる就業機会を開拓する必要があってはじめて、
税収も民心も安定し、治安部隊や国軍も持続可能な装備訓練ができるわけで、
このようなわかりきったことがなされていないのは、アフガン政権の無能さ無力さかもしれないが、アメリカは指導しなかったのか・・・という点です。
そうです。 アフガンと某国は違う。
(それにしてもアフガンは北部同盟のマスードが今も生きていればと思う事が。
確か?BBCだったかな?外信のインタビューを受けるという事で殺害されてしまった。
アレが無ければ、アフガン政府はもっとマシだったのでは?
どっちがマスードを殺害したのか? それが問題だ。)
でも、同じ所は、どちらもある。
どちらも個が大切で、全体を見る事ができない。
(アフガンは家族・氏集団、某国はウリナラ)
米国にとり、アフガン・某国は中共・ソ連に対抗する地点の一つであった事。
ただ、この頃資金・軍事的にメリットが無くなりつつあった事
(某国は、某国自体が米国は要らないと言っている。 でも、居て欲しいと言っている
何か変?)
違う所は、アフガンは勇敢な戦士が居るが、某国にはまったくいない。
(朝鮮戦争時、逃亡・降参が多く、簡単に釜山まで取られた)
アフガン周囲の国は国境を閉ざしているが、某国の東側はガラ空き状態
アフガンはイスラム教圏、イスラムの厳格主義に戻るだけだから、多少の
犠牲はあるものの、国土の発展に寄与する人が出てくるであろう。
某国は北国が攻めてきたら、日本のご首領様の名を使ったグループみたいなのが
国境で北国軍隊を歓迎し、それ以外の場所では直ぐ降参するか、逃亡するだろう。
漢江に架かる橋は朝鮮戦争と同様に破壊するかは不明。
反撃する部隊はあるだろうか?(朝鮮戦争時も一部しか、反撃しなかった)
某国民の大部分が南北統一を望んでいるのだし。
首都が仮想敵国の大砲の射程圏内なのは、意味不明
ここで問題が、某国のアンケートでは北国が某国を攻めてきたら、日本を一緒に
攻撃するという問題である。(30%以上の支持率あり、年度が変わっても)
さらにウリスト教信者にモーゼが乗り移り、某国民を集め「乳と蜜の流れる国
憧れのカナン」でなく東方の国(日本国)に押し寄せるだろう。
日本の海上保安庁は手不足等により、この集団(偽装難民)を押し留める事はできない。
海外の怪しげなNPOが地中海で行動しているが、代わりに日本共産党・立憲党等が
この船団の護衛し海上保安庁の邪魔をするであろう。(含むマスコミ)
この混乱を活かし中共が尖閣の完全占領、もしかしたら沖縄本島迄占領する可能性が
ある。 沖縄は日頃から〇〇解放軍に来て欲しいと願っているように見えるからである。
又、ソ連の北海道侵攻もありえる。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(そう自分に言い聞かせないと、素人が舞い上がってしまうので)
中国はアメリカの同盟国に「アメリカが一方的に互恵性がないと判断すれば、見捨てられる」と宣伝するのではないでしょうか。そして、アメリカとしては、それを否定するために行動せざる得ません。(ここからは個人的な予感になりますが)そのために、アメリカは同盟国への武器供与、それも(少子高齢化の先進国には)無人攻撃機供与を強化すると思います。ただし、武器供与された国が、事実上、その兵器を敵国(?)に引き渡す危険性もありますが。
駄文にて失礼しました。
バイデンの演説を聴いて、えっ?!と思ったのが戦死者数です。
なにかの間違いかと思いましたが、
https://web.econ.keio.ac.jp/staff/nobu/iraq/casualty_A.htm
死者数 2,437
なんだそうで。15年でです。
いかに米国が戦闘で無敵でも”戦争に勝てない国”になってしまったかという象徴的な数字だと思いました。
アメリカ人って大雑把なので、ナチスドイツや旧日本軍のような正規軍を相手に戦うのは物量で圧倒できるため得意なのですが、ベトコンやタリバンのようにゲリラ的な相手は不得意なのです。何しろ最先端の電子戦や戦闘機が通用しない相手ですから。
世界中のいわゆる大国とか大勢力同士が衝突する場所では、昔から似たようなことが起きているのではないでしょうか?その代表例が、イラクやシリア他レバント地域、アルメニア他カフカス地域、ルーマニア他バルカン半島地域、アフガニスタン、朝鮮半島などでしょうか?ここでは、イラクやシリアのような古くから文明が栄えた地域ではもう数千年来、断続的に戦争・紛争が続き、現在もなおドンパチやっています。
で、アフガニスタンですが、モンゴル~中央アジアのステップ遊牧民、後にはロシアが、そして今後は中国が、ペルシャやインドに手を伸ばす時の回廊になっているようですね。そのため山地ばかりの不毛の土地(レアアースは眠っているらしいが)ながら争奪の地になっているということのようです。一方の朝鮮半島ですが、中国・モンゴル・ロシアなどが日本列島や太平洋に向かう時の、または日本や米国が中国・満蒙に向かう時の通り道です。とはいえ日本も米国も、数百年前までは大国とは言えず、朝鮮半島が実質的に争奪の地になったのは、日本が自文明を熟成させた秀吉・朝鮮の役の頃が序章で、それに加え英米ロがこの地域に興味を持つようになった時期以降に本格化したと思います。
このような争奪の地の特徴の一番目は、民族アイデンティティの未成熟(或いは、嘗てはあったが破壊され回復できていない)な点があげられます。これは当然です。A大国の勢力下時にはA大国の宗教・文化を取り入れ、B大国の占領下にあればその宗教・文化を奉じざるを得ない、という歴史を繰り返していれば独自の宗教・文化など育つはずもないからです。従って、このような民族においては、面従腹背は「生活の知恵」の一つであり、占領者の助力を自身のアイデンティティ確立のために役立てることはありません。そのアイデンティティが占領者の意に沿わなければその努力は邪魔されるでしょうし、いつ何時、別な占領者が来てその努力が無駄骨に終わるか分からないからです。現在の韓国が、反日のごときいびつな形でしか自らのアイデンティティを示せないのも、そのような底流あるからだと思います。そのため国内は、宗教・言語・血脈・政治的分派などを同じくする集団に細分化され国家としてまとまりがないのが常です。
このことは、地質学でいう処の「地球表層プレートの衝突」を連想させます。日本列島は、まさにこの地球表層プレートの衝突により生まれ、それ故その衝突線上に在り、火山が群生し噴火を繰り返し、今も大地震が頻発しています。これとの類比で、上記地域が常に政情不安なのは、大国・大勢力の衝突によって生じる圧力が根本原因で政学的必然だと思います。ですから、これを本質的に除去するのは、日本列島から地震を無くすのと同様難しく、対症療法で対処するのも仕方ないのかも知れません。
元に戻り、我国にとってより身近な韓国ですが、このまま中国の強大化が続けば、日米がいかに努力しても、中国に取り込まれるのは時間の問題でそれを防ぐのは難しいでしょう。逆にここでその強大化を阻止できれば、韓国は日米陣営に留まるかも知れません。さらに進んで中国を今よりも弱化できれば、日韓関係が改善する可能性も皆無とは言えません。ただその時でも、日本人として忘れてならないのは、韓国(だけでなく上記のような大国のはざまにある諸国・地域も)というのは、大国間パワーバランス変化により、いとも簡単に立場を変え、掌を返すということです。そしてそこに日本的信義を期待しても無益です。裏切りだとか無責任と言えば傲慢・無知の誹りを受けるだけです。何故なら、そうしなければ、彼らは長い歴史(大国間で翻弄される)を生き延びられないからです。
幸いこれまでの日本には、上記のような大国のはざまで苦労する経験は殆ど無かったと思います。ただその分、明治初期を例外として、外交的に経験が少なく‘ウブ’と言えるでしょう。現在の我国が、国力で劣る韓国に対してすら受け身一方なのがその好例です。が、今後は分かりません。既に現在、米中間でアフガン・韓国と似た環境に置かれつつあります。そういう観点で、我々日本人は、アフガニスタン人や韓国人からも、先達として学ぶ点(ゲリラ抵抗戦術、瀬戸際外交のような)があるのではないかと感じています。
韓国のことはどうでもいいですが、日本こそ他山の石とすべきです。
外交とは表面的な文言より、何を言わなかったか、とか。レトリックを裏読みしちゃいます。
「韓国、台湾、NATOとアフガニスタンの間には根本的な違いがある。これらの国は内戦状態でなく統合された政府を持つ国であり、我々は相互協定を結んでいる」
まずはこれをちょっと分解してみます。
・根本的な違いがあるという。その違いとは。
1)内戦状態ではないこと。
2)統合された政府を持つこと。
3)相互協定を結んでいること。
ただしそれらは現時点での評価において、です。
未来に対しては何も保証を与えていません。
そこで、
・今後もアメリカが同じ態度を取るのか。
1)内戦状態にならないこと。
2)統合された政府を維持できること。
3)相互協定を遵守すること。
これらを前提とするという話でしょう。
で、
・その前提から逸脱したと判断する条件。
1)軍事的暴力を伴った内紛が発生した。
2)その政府が国内の統治機能を果たせなくなった。
3)アメリカとの国際条約に反する行動を取った。
これらのどれかが発生した時点で「違い」は消滅するぞと言っている。
そのような解釈も十分に成り立つのではないかと思います。
というか、そういう意味で言っている以外の解釈は考えられない。
南朝鮮マスコミが「違う」と言われて安心してるのが不思議です。
なぜかって、
・アウト判定。
1)内戦が終結していない相手陣営を援護している。
2)つい最近、「革命」と称する政権交代が行われた(統治の一貫性を失った)。
3)同盟国アメリカを裏切って仮想敵国の言いなりになっている。
全部ダメダメじゃないですか。
それを国家といえるのか。
アフガンと同じと思ってるから「だよね?」という意味で、敢えて「違う」と言う。
このままでは本当に「同じ」の扱いにするぞと脅されているというのが現状では。
これは日本にとっても同様でしょう。
韓国を語るとき、NATOなどと一緒に「日本」への言及があったなら、「この関係は脆弱であるからどうにかせい」と言われたと考えなくてはいけない。
良くも悪くも、日本の国力はアメリカの軍事力に依存しているわけで、そんで、アメリカという国は、良い人などでは全くなくとことん疑り深い(儲かると思うと気が緩むのが弱点かもしれない)。
彼らは仲間と受け入れようとする相手に中途半端な態度は許さないし、相手国に対して常に責任を果たすことを要求して、それが成されないならば懲罰を与えるだけの力と意思を持っていることを忘れてはいけません。
祝、自衛隊機アフガニスタン派遣決定。武器持っていってくださいね。気を付けて。
祝、某紙世論調査 高市氏支持衝撃の80%越え。さすが日本。
飛行場まで来れば載せてやるって…のがねえ。
あと難民申請も渋っているようで。