文在寅氏訪日断念で韓国メディアが「日本政府を」批判
批判する相手は自国政府でしょうに…
昨日の『日韓メディアが「文在寅韓国大統領が訪日断念」と速報』で「速報」的に取り上げ、今朝の『文在寅氏訪日失敗:なぜ読売新聞は「間違えた」のか?』でも取り上げた、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領の来日断念を巡り、その「余波」が続いています。こうしたなか、本稿では、まったく予想どおり、韓国メディアに「日本への逆ギレ」社説が掲載されていたようです。
目次
文在寅氏来日騒動
文在寅氏訪日巡る日本政府の対応は当然
昨日の『日韓メディアが「文在寅韓国大統領が訪日断念」と速報』で「速報」的に取り上げ、今朝の『文在寅氏訪日失敗:なぜ読売新聞は「間違えた」のか?』でも考察したのが、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領の訪日が実現しないことになった、とする話題です。
これについては当ウェブサイトでも事実関係を含め詳しく取り上げたほか、韓国大統領府の報道発表や日韓両国政府の報道もいくつか出ていることに加え、菅義偉総理大臣自身も昨日、首相官邸で会見に応じて所見を述べているため、ご存知の方も多いでしょう。
これらをまとめると、韓国政府はかねてより、文在寅氏の東京五輪を契機とした訪日と、日韓間の諸懸案を解決するための日韓首脳会談の開催を希望していたとされますが、これに対し日本政府側は「(文在寅氏が)いらっしゃるなら外交上は丁寧に対応する」とする姿勢で一貫していました。
考えてみれば、日本政府の対応は、当然です。
自称元徴用工問題にせよ、自称元慰安婦問題にせよ、日韓関係がギクシャクする原因を作ったのは一方的に韓国の側であり、日本がこの問題で一歩でも譲歩するいわれはないからであり、また、日本が国家でありたいならば、一歩たりとも譲ってはならないからです。
過去に日本政府が譲歩したことについては直視すべき
ただし、誤解してはならないのは、自称元徴用工問題と自称元慰安婦問題、どちらも日本の側に責任が皆無というわけではない、という点です。
たとえば、自称元慰安婦問題に関しては、1993年に当時の官房長官だった河野洋平が発したいわゆる『河野談話』のなかで、「当時の軍の関与の下に」、慰安所の設営や慰安婦の輸送などが行われた、などと謳われていました。
実際、この河野談話自体、「慰安婦の強制連行が行われたことを日本政府が事実上認めた証拠」として使われてしまっているというわけであり、また、日本政府は自称元慰安婦問題を明確に否定しなかったばかりか、2015年の「日韓慰安婦合意」を通じて金銭を支払っていたりもします。
また、自称元徴用工問題については、2015年のユネスコ総会で、当時のユネスコ大使だった佐藤地(さとう・くに)なる者が、あたかも明治期の産業革命関連施設の一部で朝鮮人の強制労働が行われたかのような発言をしてしまっています。
もちろん、外務省なりに慎重な言い回しをこねくり回したのかもしれませんが、韓国を相手にこんな談話なり、方針表明なりをしてしまうこと自体、相手に付け入る隙を与えることになりかねません。
その意味では、日本政府の過失を「まったくのゼロ」とまで見てしまうのは、少し行きすぎでしょう。
それでも事態収拾責任は韓国の側に
ただ、自称元慰安婦問題に関しては、確かに2015年12月28日の日韓慰安婦合意により、最終的かつ不可逆的な解決が日韓両国政府間で確認されましたので、それ以降に関する「慰安婦問題蒸し返し」の問題は、すべて韓国政府側に責任があります。
また、自称元徴用工問題に関しては、2018年10月と11月の韓国大法院(※最高裁に相当)の判決を受け手、日本政府としては2019年1月以降、日韓請求権協定の定めに従った問題解決プロセス(外交的協議→国際仲裁→第三国仲裁)を韓国側に提案し続けています。
韓国はこれらの手続を一切無視し続け、結局は2019年7月19日になって、韓国による「問題解決手続を無視した」という実績が完成してしまいました(『「河野太郎、キレる!」新たな河野談話と日韓関係』等参照)。
したがって、自称元徴用工問題に関しても、2019年7月19日以降は、国際法に従って問題を解決する全責任が韓国側に移ったと考えて差し支えありません。
中央日報社説に見る韓国の発想
中央日報が社説で「韓日関係は最悪」
もっとも、韓国側の主張を眺めていると、この期に及んで、「韓日関係の悪化には、日本政府にも責任がある」、といった主張を見かけることがあります。
韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載された次の記事など、その典型例でしょう。
【社説】大統領訪日見送りで確認された最悪の韓日関係
―――2021.07.20 10:18付 中央日報日本語版より
中央日報の主張は、こうです。
「東京五輪開会式出席を契機に韓日首脳会談を成功させ悪化の一途をたどる両国関係に突破口を用意しようとしていた韓国政府の構想は水の泡になった」。
はて、そもそも韓国政府は「両国関係に突破口を用意する」ために、具体的にどんな努力をしてきたというのでしょうか。
文在寅政権は、国民を説得し、これらの問題をすべて「韓国の国内問題」として取り扱おうとする動きを見せたのでしょうか。あるいは自称元慰安婦、自称元徴用工らを説得し、「日本政府、日本企業を訴えないでほしい」などと調整したのでしょうか。
残念ながら、韓国側にこうした努力はまったく見られません。
続きを読みましょう。中央日報は文在寅氏の訪日キャンセルについて、次のように述べます。
「せっかくの機会さえ生かすことができない韓日関係の現住所は残念なばかりだ。韓日関係が1965年の国交正常化以降で史上最悪という表現が誇張でないことを如実に見せる事件だ」。
「せっかくの機会」と言われても、べつに日本政府側は東京五輪を「日韓和解の場」に利用しようとは思っていませんし、「残念な韓日関係」を作ったのはすべて韓国の側でもあります(※なお、「日韓関係が史上最悪」という点については、思うところもあるので、後述します)。
驚くべき、中央日報の「逆ギレ」
こうしたなか、中央日報は驚くことに、まず日本政府に逆ギレして見せます。
「まず日本政府に強い遺憾を表明せざるをえない。最近韓国政府が首脳会談開催に積極的だったのに対し日本政府が消極的だったのは明白な事実だ」。
そもそも論ですが、キレる相手が違います。
ただでさえ多忙な東京五輪の折、日本にとっての成果が望めない日韓首脳会談ごときに、日本政府が積極的になるはずがないでしょう。それなのに、中央日報はこう続けます。
「日本政府は最大の懸案である強制徴用・慰安婦問題に対する解決策を韓国政府が先に提示しろという態度で一貫した」。
逆に、中央日報の社説執筆者の方にお伺いしたいのですが、国際法、国際条約、国際約束を破っているのが韓国の側であるという明白な事実を踏まえると、国際常識的に見れば、日本政府のこの態度に、何か問題でもあるというのでしょうか。
あるいは、「国際常識」という表現が嫌いならば、貴国が大好きな表現を使いましょう。
「被害者としての道徳的優位性」を持っているのは日本の側であり、「加害者としての道徳的劣位性」を持っているのは韓国の側です。それでも、日本政府の行動になにかおかしな点があるとでもいうのでしょうか。
中央日報に限らず韓国メディア全般にいえることですが、あたかも「日本がなにか悪いことをしている」かのように責め立てるような記述、よく読んでみると、日本の側に過失が皆無である、という事例が多すぎるのです。
日韓関係「悪化」?
さて、こうしたなか、「日韓関係悪化」、という表現についても、少し注意が必要と考えます。
そもそも、一般的にこの「悪化」という用語は、「好ましい状態から好ましくない状態に移ること」を意味しますが、このような観点から、現在の日韓関係に「悪化」という表現を当てはめることが正しいのかどうかについては微妙でしょう。
もちろん、日韓首脳の相互往来や対話などがなされない状態は、通常の「友好国」間の関係としては異例なものですし、また、日韓はともに米国の同盟国であり、「日米韓3ヵ国安保協力」を推進することを米国から求められている、という立場にあります。
したがって、「日韓首脳の円滑な意思疎通」が行われている状況を「通常の状態」と定義づけるならば、それが滞っている状況は、間違いなく「悪化」と呼んで良いと思います。
しかし、それと同時に日韓では、韓国が日本に対し、国際的な法や常識に照らして異常な難癖をつけてきて、日本がそれに対して譲歩してあげる、という関係が続いて来たことも事実でしょう。
そして、韓国側のいう「韓日関係の悪化」は、「日本がわが国に対して譲歩してくれなくなった」ことを指していることもある、という点には要注意です。もしも「日本が韓国に一方的に譲歩することをやめた」のであれば、それは「関係悪化」ではなく、むしろ「関係正常化」と呼ぶべきだからです。
相馬公使の更迭はあるのか?
これを踏まえたうえで、中央日報の社説の記述に戻りましょう。
少し面白いのが、例の『駐韓公使「暴言」問題で期待する日本政府の「塩対応」』でも紹介した、相馬弘尚総括公使の「問題発言」に関する記述です。
「土壇場で出てきた日本公使の発言は国民的憤怒を呼び起こした。悪化した世論を押し切ってこれといった成果がないことが確実視される中で日本行きを選ぶことは現実的に困難が大きかっただろう」。
相馬公使の発言自体は、オフレコの場であったとはいえ、菅総理なども述べているとおり、「外交官として極めて不適切な発言」であることは間違いありません。
ただ、中央日報の記述からは、文在寅氏訪日構想を巡る日本政府の「塩対応」に関し、相馬公使の発言が文在寅氏の訪日を諦めさせる「決定打」のひとつとなった、という可能性を示唆しています。
おそらく韓国側は、日本政府がただちに相馬公使の更迭を決定し、本国に召還する、などの措置を期待していたフシがありますが、現在のところ、相馬公使には相星孝一駐韓大使からの厳重注意処分がなされたのみであり、それ以上の処分については、日本政府はまだ何も発表していません。
これも、日本が韓国に譲歩しなくなった証拠と見るべきでしょうか。
いずれにせよ、今回の一件も、日韓関係が(「悪化」、ではなく)「正常化」するなかでのひとつの「騒動」と見るべきなのかもしれない、と思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
オウム返しの好きな彼らの次の反論は分かります。日王マスターべ◯◯でしょう。
溜飲が下がって爽やかな気持ちになるのでしょうね。
詐欺師が、せっかく仕掛けるチャンスだったのにと喚いているんですね、わかります。
なんとなく解ります。
中央日報記事より引用:
相変わらず、韓国人は「イルボンはウリナラと仲良くしたがっている」という前提で物事を考えているので、現実と擦り合わないのですね。
はい、出ました、「お互いに」「どっちもどっち」。これも0:100理論のバリエーションです。
まぁ… 彼らは、変わらない、変われない、ですので、こちらが離れていくしかありません。
当時、ユネスコ委員だった佐藤地さんのお陰で、今も端島の元住民は酷い嫌がらせを受けています。ユネスコだけではなく、同胞の朝日新聞の記者にまで。外務省が正しい歴史と認識を醸成できないようでどうするのかと考えさせられる話で、これは政治家の河野(父)さんよりずっと問題の根が深いと感じます。外務省は今までのいいかげんな立ち振る舞いを正し、日本のためにさらに働いて欲しいものです。
>残念ながら、韓国側にこうした努力はまったく見られません
これはそうとも言えないでしょう。彼らは彼らなりにやってる筈です。
多分水面下では事務局レベルで何度もやり取りがあったと思います。
その全貌を明らかにして欲しいもんです。
韓国相手なら、外交上のお約束も紳士協定も関係ありませんから。
文氏がもしいらっしゃるなら丁寧な対応をする。
首脳会談もする。
赤坂迎賓館での歓待も検討する。
懸案事項も議題にあげる。
公使更迭も検討する。
これで来ないんじゃ平昌五輪への安倍さん出席に対して明白な外交欠礼ですよね。
こういう事実を徐々に積み重ねて国際社会の中において韓国の異常性を既成事実化するのも良かろうと思います。
DVストーカーが被害者に対してする発言そのものだな。
社会通念的には、被害者は「距離をとる」の一択です。
更新ありがとうございます。
昨日から食欲減退気味で、ビールにワイン、枝豆から始まり肴、大盛メシ1杯と、モンブランのケーキまで、2時間しか夕食を食べれませんでした。
私見ですが、文訪日ナシが気に入らないなら、五輪から韓国チームはキャンセル、帰国すれば更に私の食欲が減退するのに、と思います。変な虎の幕も引っ込めて欲しいですネ〜。IOCさん、頼みますヨ〜。
「3大懸案の一つでも解決すれば」、、エ?何の謝罪も対策もナシで、日本に譲歩しろと?ハナシが全然噛み合いませんな。日韓首脳会談など、大統領が変わろうと二度と無いと思う。
ボソボソ喋る菅義偉僧侶、なかなかやり手ですネ!ややこしいのが一つ無くなったわ(笑)。
虎のアレ、加藤清盛降臨フラグでしょうか?
引っ掛かったオタク様
エ〜ッ!加藤清正公の虎退治ですか?私も頭を掠めましたが、「虎(寅)退治」って自虐ネタですやん!(笑)。またIOCに降ろさせられるに1,000Wかけます。
真偽の程は…でアリマスが、
IOC に降ろさせられたヤツの元ネタとかいう休戦破り返り討ち将軍のアレ…どうも日本人作家某からのパクリだとかってハナシも…
アー正が盛になってましたスンマセンデス
まあ、「日本が悪いニダ!」までがお約束ですからね。
腹は立ちますが、今日もK国は平常運転という事で。
北朝鮮の新聞で「行くな」と言われて訪日を取り止めたのだから、まさに平壌運転ですね。
文大統領の訪日回避は、韓国ネットで概ねポジティブで、左派系ダウムのイイネは、誰かが操作していると思えるほど多くなってます。
韓国マスコミは、韓国政府を支持する記事を書かないと、韓国人から「親日派」と非難されます。
日本のように日本政府の批判が大勢のマスコミとどっちがマシかは、どっちもどっちだと思います。
韓国政府は、韓国人なりの努力をしたんだと思います。その努力は、永遠にノーベル賞を取れない様な努力で、日本人には理解出来ない努力だけど、韓国人同士では分かる努力。
「日本は譲歩するニダ、日本が悪いニダ」を1日1万回唱える、S学会の勤行のような努力が分からない日本は、韓国への愛は無いニカ!
ロイターから
> 加藤勝信官房長官は20日、韓国の文在寅大統領が東京五輪開幕に合わせた訪日を断念したことに関し、「背景について日本政府として答える立場にない」と語った。
加藤官房長官には、通用しないニダ。
こんな快適な日韓関係は初めてだ!
まことにけしからん!
最後の一押しをした相馬公使には重大ななにやらがあるので「在大韓民国日本派遣駐在大王」とかのポストに左遷しなくてはならない!
信賞必罰をもって、人事にあたるしかない。
当面、韓国在住の罰を申し渡す!
お疲れさまです。
「日本が国家でありたいならば、一歩たりとも譲ってはならないからです。」
とても良い言葉です。
韓国はこれを揺さぶりたいがため、ギャーギャー言っていますが、負けなかったので良かったと私は思います。
つまり韓国の無理な意見を飲んで国家でなくなるのと、3番の関係が破綻するのをどちらか選択せよというのなら、国家である方に私は賛成です。
最高裁の後で、地方で別の判決がでる。日本で過払い金の最高裁判決が出た後、地方で逆の判決がでたら、国が混乱すると思います。
こういった国には関わらないのが、国益になると思います。
ワンピースのたしぎさんではないですが、「混乱するのは、あなたのかって。」
批判するようなことかね~
事前の外交交渉で合意できなかったというだけのこと。
今までもそうだけど、常に悪いのは自分ではなく相手。
韓国の国民、こういうの信じてるの?
相馬公使については、お咎め無し、とすれば、それはそれで一つのメッセージになると思います。
オフレコでもあるしね様
日本の外務省官僚にとって、あそこの駐在員以上の罰ないですもんね。
お咎めなしなしにしておけばいいです。
そこで韓国側は火病を発してペルソナノングラータなど発動すれば我が国は天皇陛下への侮辱発言を行った姜某に相互主義的に国外退去していただければよい話です。
オフレコでもあるしね 様
「非公式の席でのことで記録もないし、女性記者の言だけでは断定できない」と言っておけば良いのです。
異動させるなら理由は「わきの甘さ」でしょうね。それ以上でも以下でもありません。
日テレNEWS24から
オリンピックに出席するための韓国の要求が高すぎた件。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23cc6826b260a9e26213b88cc47aa7f2f7e8f0a4
文大統領がオリンピックに出席するには、輸出管理などの成果がなくてはならない。フランス大統領(次回オリンピック開催国)と同じ扱いにしろと要求が際限なかったらしい。
やはり、韓国の中では大統領出席はカナリの大きなカードとなってたようで、日本側が出来れば来ないでとはつゆとも思ってなかった様だ。
多分来なくてもいいのかという脅しに、日本側がそれは困ります(来るなよ)というのを真に受けて、中々出席を諦めなかったのが真相か。
外務省も面倒くさくなって、直接言うのは憚られるので、大使ではなく行使にオフレコで(漏れるのを想定して)ガツンと言ってもらったのが正解でしょう。
言外の言葉が伝わらないと、相手の土俵まで降りて、下品な言葉を使ってヤット言いたい事が伝わるいい例ですね。
韓国、特に青瓦台の致命的な勘違いは、「日本は五輪開幕に合わせて文大統領に来日してもらいたがっているに違いない」という思い込みから、文大統領訪日が有効な外交カードになり得ると思い込んでいたという点にあります。そんな勘違いから、「訪日してほしかったら○○しろ」などという条件を付けてきたわけです。ところが、日本側には全く相手にされず、「あれ?おかしいな。そうか、きっと条件闘争しているつもりなんだろう」とばかりに、条件を次々と引き下げては見たものの、相変わらず日本側は全く取り合ってくれませんでした。その挙句、相馬公使の「暴言」で、ようやく、そもそも日本は文大統領に来日して欲しいなどとは全く思っていなかったことを、嫌でも認識せざるを得なくなりました。結果的に、「エラソーに条件を付けては見たものの、次々と自ら値切るという醜態を晒した挙句、最後までゼロ回答でしかなかった」という惨めな姿を晒す羽目になったわけです。
青瓦台があのような愚かしい思い込みを持ってなかったならば、もう少しやり様はあったはずです。例えば、以下のようなシーケンスです。
1. 平昌への返礼を名目として訪日を申し込む。IOCはもちろん、日本政府としてもNOとは言えない (→訪日確定)
2. 折角訪問するのだから、ちょっとお会いしたいと菅総理に申し込む。日本としても、挨拶程度のことであれば断りにくい (→会見 or 会談確定)
3. 良い折なので、幾つかの両国間の懸案についても話し合いたいと申し入れる
3の中身や「成果」については交渉次第です。これまでの経緯から考えて、「成果」についてはゼロ回答となった可能性が非常に高いですが、少なくとも韓国国民に対しては、「平昌の返礼として訪問した。日本は無礼な国ではあるが、わが大韓民国は国際的な儀礼を守る国なのである」とでも言っておけば誤魔化せるでしょうし、少なくとも物乞い外交などと謗られることはなかったでしょう。同じ「成果ゼロ」でも結果は大違いです。
まあ、そもそもの出発点が致命的な勘違いであったという点で、なんら同情すべき理由はなく、自業自得としか評しようがないんですけどね。
なんなんですかね、あの自己肯定感。
虚言癖の人が、自らの嘘を真摯に思い込んでるんですかね。
恐らくですが、かの国ではこの裏付けのない自己肯定感がない人間は社会から弾かれて、生きてはいけない社会なんでしょう。
龍さま
私は、今回のムンジェイン訪日断念を、2019年の韓国のGSOMIA破棄の撤回につぐ日本外交の勝利だと考えております。安倍菅政権は、ムンジェイン政権がちょっとした隙に付け込む油断のならない相手(2018年のASEAN+3における安倍ムン会談?及び写真)であることを熟知しており、従って先だってのG7でも、全く寄せ付けませんでした。今回も、開会式に来てもいいけど15分だよということを、何度もメディアを通じて、リークしております。仮に龍さまのおっしゃるようなアプローチをしてきても、うまくシャットアウトしたと思います。実務能力のない(相手の立場に立った利害を考えられない)ムンジェイン政権が、自ら成果のない訪日はできないなどと自爆してくれてやりやすくなったとは思いますが。
ええ、「成果ゼロ」という点では変わらなかったと思います。ただ、上記3の交渉において、韓国側が途中経過を公表するとかいうバカな真似さえしなければ、すべて水面下で行われたはずですし、たとえ決裂したとしても、交渉が行われたこと自体を秘匿できたはずです。そうすれば、自分で自分の価値を値切り続けるなんて惨めな姿を晒すこともなかったでしょう。
何と言っても、東京ーソウルはせいぜい2時間なので、開会式に出て、挨拶して帰るくらいのことならば、日帰りでも可能でした。「成果ゼロ」が確定していたとしても、何食わぬ顔をして往復するのでも大した手間ではありません。
なまじ「成果」を最初に示してしまったからこそ、誰にでもわかる形での敗北を喫する羽目になったのです。私が示したようなシーケンスであれば、おそらく敗北が表面化することもなかったでしょうにね。
龍 様
そもそも何故出発点を間違えるんでしょうねえ?
茶坊主が外交大統領にヨイショして木に登らせてるんでしょうか?
それともムン君自身の思い込みで、誰も間違いを指摘出来ないんでしょうか?
それとも国を挙げてそういう認識なので、誰一人として、可笑しいとすら思わないんでしょうか?
それとも・・・・
『韓国「フランス並みの待遇と首相との会食、あと『成果』を準備すれば訪日する」→日本「いいから宿題出せ」→ムン・ジェイン訪日断念に……』
http://rakukan.net/article/482539307.html
>日テレの外務省担当記者によると、今回の訪日において韓国側の要求は──
・「次回開催国のフランスと同等の扱い」
・「菅首相との会食」
・「輸出規制強化の解除」
・「成果を持ち帰らせろ」
>ですが、それに対して日本政府の対応は「徴用工・慰安婦問題で日本側が受け入れられる解決策を示すべき」で一貫していた、と。
成果を持って来るべきなのは、そっちだっつーに。
宇宙戦士バルディオス様
日本の外務省も、交渉内容お漏らしするなんて、よっぽどイライラが募ってたんですね。
でもグッジョブ。
さらに追加
中央日報からの記事。
https://s.japanese.joins.com/Jarticle/280963
管総理は見せかけだけの意思疎通で文大統領を騙した。
韓国人と意思疎通できる人類が地球上に存在するんですかね。半島を除いて。
多分、日本の外務省の台詞だと思うんです。
韓国との意思疎通 無駄無駄無駄~。
そして 最後にオラオラオラ~と殴りたいのを我慢して出てきた言葉がマスターべー○ヨン。
韓国が要求した大統領訪日の「成果」
・輸出規制措置の廃止
規制してない。
廃止を望むなら、行方不明のフッ化水素の所在を明確にし、今後の自国での管理体制を構築したうえで、全然出席を無視していた会議に出席することを約束するなど、誠意ある回答をせよ。
した約束は守ることも約束せよ。
・相馬公使を更迭せよ
オフレコの席でのことではあるが、けん責した。
更迭が必要というなら、日本の天皇を侮辱した人物を韓国側がまず更迭してから言え。
この人物は、アグレマンなしに就任を公開する、という外交的無礼を行って着任した。
無礼の程度は相馬公使のそれをはるかに越えている。にもかかわらずけん責さえ受けたとは聞かない。
こう書いていても、どのように論理を尽くしても相手には通じないな、との思いが湧き上がって空しくなります。
韓国への対応は、根本的に考え直したほうがいいのではないでしょうか。
日本政府から朝鮮総督府への通達に、朝鮮人の扱いに関する注意項目がありますが、本気でこれを採用したらどうでしょうか。
この中に、
「朝鮮人には絶対に謝罪してはならない。勝利と誤認し居丈高になる気質があり、後日に至るまで金品を強請さるの他、惨禍を招く原因となる。」
というのがありますが、まるで予言ではないですか。河野談話など、これを知っていたらやってはいけないことと分かったのに。
車出してくれないか?夏だし海に行こうぜ!
( ´∀`) 課題は終わったのかい?
そんなことより、遊びに行こうぜ!海じゃなくて山でもいいからさ。
( ´∀`) 遊ぶのは課題をやってからだよね?
もういいよ!なんだよ、せっかく誘ってやったのに、付き合い悪いな
↑こんな感じかな?あんまし友達にはなりたくないですよね♪
七味様
そのまんまですね。
わかりやすい例えですね。
多分誘った方は、自分の行いを棚に上げて、車を出さない人を恨んでるでしょう。
「遊びに行く前に、こないだ貸したお金を返してよ」
ってのも考えたけど、「宿題」ってのに引っ張られたのです♪
フッ素問題に至っては
「成績がBに下がったんですけど?!」
「宿題出さないからだろ」
相馬公使ご苦労様です。でもグッジョブ!
マスター〇ーションなんて言わずに、「最近の本国のインターネットでは、韓国のことをリスカブスと揶揄されており、韓国を愛する自分としては、現在の状況は非常に残念な気持ちで一杯である。(棒)」くらいにしておけばよかったのに。
>批判する相手は自国政府でしょうに…
それが出来てたらもうちょいマシな国になってたんじゃないスかね。
つか、この国の大部分の人たちって
ファンタジー&日本絶対悪の歴史を真実として死んでいくんですよね…
まぁ、特に可哀想とも思わないんですけど。
「相馬公使の発言は不適切で、韓国が日本に対して不適切なことをいうからと言って同じことをするのはいけない」と言います。正論ですね。
しかし、たまには良いんじゃないでしょうか。日本国民にも感情があります。たまに溜飲をさげるようなことがあっても良い。
下品な表現をしなくても「はっきりとどストライク」でいうだけでもいいと思います。
相馬公使にまかせず、官房長官や首相がはっきり言えよ、と思いました。
政府も二言目には韓国の責任において解決して欲しいと言いますが、韓国は聞こえないふりをしてますしね。
はっきりとわかるように「日本政府および日本企業は、びた一文自称徴用工のために支出することは未来永劫あり得ない。韓国内で全て補償しろ。」くらい外務大臣あたりが言っても良いと思います。
これは韓国政府による「韓国大統領訪日の望ましさの度合いの勘違い」と言うよりも、完全なる「事実誤認」ではないでしょうか?
韓国脳では全てを「彼らの事実に基づかない思い込みを基礎とした思考テンプレート」に当て嵌めて答えを出す事しか出来ないのみでなく、「彼らの事実に基づかない思い込みから逸脱した現実」を認識出来ないし、さらに「思い込みから逸脱した現実を妄想で置き換えてしまう」のだと思います。
哨戒機レーダー照射事件で韓国政府が繰り返し「実際の映像証拠にそぐわない妄想」(文明国では「真っ赤な嘘」となりますがね)を吐き続けても、韓国国民はそれを鵜呑みにしていた事から韓国の一般市民の異常性が浮き彫りになりました。
>「彼らの事実に基づかない思い込みから逸脱した現実」を認識出来ない
厳密に言えば「格上の言う事が正しい」という考えなので、
脅しまくってくる中国にはダンマリになる。
逆に民主国家は(実態はどうであれ)国同士は対等関係の外交なので、
自国が格上と認識してしまう。
結論:戦狼国家でないと付き合えない。
成程。
そうですよね。
彼らにとっては「規則やルールは格上からの命令としてしか認識出来ない」ので、「対等、或いは格下との約束や契約は無視して構わない」と思っているらしい。
だから彼等との「対等な国家としての話し合いや合意」に意味があるのかはギモンです。
文在寅大統領が訪日断念して菅政権も内心ホッとしているのでは無いでしょうか。新宿会計士さまは日韓首脳会談を行うことはまだ許容出来ると考えているようですが、
私はもし日韓首脳会談を行っていたら菅政権は短命で終わっていたと強く思います。何故なら
1 文在寅政権は「引き続き自称徴用工、自称慰安婦問題について菅首相は議論を続けると語った」と菅首相の一部の発言を拡大させて捏造すると思う。
2 すると文在寅の子飼いの韓国のマスコミは「日本側も自称徴用工は強制連行の疑いがあると認めている。だから徴用工裁判は国際法違反では無い」と内外に宣伝するでしょう。
当然、日本政府は否定するけど2019年10月に内閣府が行った世論調査では50代以上の71.5%が韓国に親しみを感じないと答え、
2019年9月17日の朝日の世論調査ですら50代以上の韓国好きはたった1割という、右も左も韓国嫌いの年配が殆どの今の日本では「また韓国に日本が利用された。自称徴用工の強制連行が世界に定着したらどうするんだ?」と菅は年配のほぼ全てから失望され左翼が菅に攻撃しても保守は菅が韓国に利用されたと失望し、かばうどころか一緒に菅は辞任しろと運動を起こしかねない。
菅の支持率は元に戻らず自民党から菅下ろしが始まるだろう。なので日韓首脳会談は避けまくるのが良いと思います。
なるほど、韓国メディアがやっているのが、”言論プレイ”というものですか。
シンシアリー氏の解説だと、慰安婦とか徴用工の問題は時間かかるからとりあえず輸出制限だけ無くせやというのがあちら側の要求だったようで
それはもう最初からムリゲー