日本学術会議側のしどろもどろな記者会見は噴飯物
日本学術会議側が昨日、記者会見を実施したようです。産経ニュースに「主な一問一答」が掲載されているのですが、「今回の任命拒否による学問の自由への影響は、政府が任命拒否の理由を明らかにしてくれないとわからない」など、読んでみるとかなりの噴飯物です。
任命拒否「問題」、キジも鳴かずば撃たれまい
日本学術会議の「任命拒否」問題を巡って、世間ではあいかわらず、ずいぶんと騒がれているようです。
いや、「騒がれている」というよりも、一部のメディア、野党議員などが「勝手に騒いでいる」、といったところでしょうか。
ただし、この問題を巡っては、当ウェブサイトでは約1ヵ月前の『「キジも鳴かずば撃たれまい」日本学術会議の自業自得』で「彼らが騒げば騒ぐほど、却って日本学術会議側の問題点が露呈して来るのではないか」と予想したのですが、その予想は驚くほど的中し始めています。
一部の世論調査では、菅義偉政権に対する支持率はたしかに低下しているようなのですが、かつての「もりかけ問題」などと異なり、今回の「日本学術会議任命拒否問題」が菅政権の屋台骨を揺るがすという心配はないと考えて良いでしょう。
それどころか、この問題を巡って政権批判している側(日本学術会議本体、立憲民主党、日本共産党、あるいは一部のメディアなど)がむしろ炎上し始めているというのは興味深いところでしょう。
噴飯物の一問一答
こうしたなか、昨日の夜には産経ニュースにこんな記事が配信されていました。
日本学術会議会見 主な一問一答
―――2020.10.29 20:41付 産経ニュースより
これは、29日に開かれた日本学術会議の記者会見における「主な一問一答」だそうですが、その内容が非常に興味深いのです。というよりも、「噴飯物」と述べた方が正確でしょうか。
たとえば、菅義偉総理が先日のテレビ出演で、日本学術会議の会員には「出身地や出身大学に偏りがある」と発言したことに関する質問に対しては、次のように答えたそうです。
「出身地や出身大学について、事実としてどうなっているのか整理できていない。何かしらの大きい問題があるなら将来的には考える必要があるかもしれない」
菅総理の発言から数日が経過しているにもかかわらず、「事実関係が整理できていない」という時点で、お粗末というほかありません。
通常、企業の記者会見などの場合、批判されるであろうと思われる部分については、記者会見までにちゃんと整理して、整合するような見解を準備しておくものですが、日本学術会議側が自分たちの主張について、驚くほど何も準備していないという証拠ではないでしょうか。
挙証責任を果たしていない日本学術会議
ほかにも、「学問の自由」との関係では、つぎのような発言があったようです。
「任命を見送った理由を明らかにしてほしい。そうでないと、どういう意味で学問の自由に影響しているかがつまびらかにならない。(学問の自由と)無関係だとは思わない」
やや乱暴に要約していえば、間接的に、「任命拒否による学問の自由への影響については、政府が明らかにせよ」、と述べているというのとほぼ同じです。
しかし、これもアプローチが真逆でしょう。
「任命拒否が学問の自由に影響している」と主張するのであれば、そう主張する側が、「こういう意味で学問の自由に影響している」と証明しなければなりません(一般に、「証明する責任」のことを、「挙証責任」と呼びます)。つまり、日本学術会議は自分たちの主張に関する挙証責任を果たしていないのです。
「どういう意味で学問の自由に影響しているかをつまびらかにするためには、政府が任命拒否の理由を明らかにせよ」というロジックには、かなりの無理があると言わざるを得ないでしょう。
日本学術会議の知識、偏っていませんか?
さらには、6人が欠けたことで出てくる問題点については、つぎのように述べています。
「例えば、生命科学の問題を新規議論するのは生命科学者だけではなく、非常に幅広い専門知識を必要とする。新型コロナウイルスの感染拡大の対応、ゲノム編集技術の応用などはいずれも社会に広く関わる問題。生命倫理、個人情報の問題など、非常に幅広い人文社会科学の知識が重要だと認識している。」
はて、そうですかね?
現実に任命されていた「人文社会科学」系の学者は、どうも法学出身者に偏っています。実際、日本学術会議の現在の名簿を見ると、「法学」が11人、「政治学」が5人含まれていますし、今回任命拒否された6人についても法学が3人、政治哲学が1人、キリスト教学が1人、歴史学者が1人です。
どう見ても「幅広い知識」を集めているようには見えませんし、しかも、日本学術会議側は、菅総理が指摘する「出身大学の偏り」などの問題について、ほとんど納得がいく説明をしていません。
いずれにせよ、日本学術会議側はあくまでも任命拒否の理由の開示と6人の任命に拘るつもりのようです。
「(任命見送りの)理由を知りたい。そして6人については任命していただきたい。いろんな形で学術会議の組織について議論が進んでいるが、われわれとしては、より良いものにするという改革を今後もやっていきたいと考えている」
あくまでも日本学術会議側がそこに拘るのならば、日本学術会議という組織そのものの存在意義・必要性も含め、そもそも論について、いっそのこと、徹底的に議論してはいかがかと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
ツイート @新宿会計士をフォロー
読者コメント一覧
※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。
やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。
※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。
※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。
当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。
コメントを残す
【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
パヨチンは人を攻撃するのは得意だが、人から攻撃されることには弱いという典型例ですね。
「俺たちが正義だ、ゲバルト棒を甘受しろ、殴り返すなんて卑怯だぞ」という記録が残りました。
梶田先生もお気の毒に、という感想しか湧きません。
とっとと会長なんぞ辞任して、ご自身の仕事に専念された方が、よほど「学問の自由」に貢献できるだろうにと思います。
ところで、学術会議のトップが議長ではなくて会長なのはなぜなんでしょうね。理事長というのであれば、まだわからなくもないのですが。
>梶田先生もお気の毒に、という感想しか湧きません。
同感ですね w
梶田会長、突き上げられていると思います。
元会長の大西氏は、多めの推薦名簿を内々に官邸に提示した穏健的な運営をしていた人ですが、プライムニュースの発言では、多めのリストを出したとは絶対に言わず、「正式な決定手続きを経て出したものは定数以上ではない」などと、よくわからない変化球説明をします。
自分だけが官邸とうまくやっていた、と受け取られることを避けたがっているように見えます。
事程左様に、学術会議村での村八分は大変なことのようです。
今回の騒ぎは、活動家学者と立憲等野党がつるんだたちの悪い言いがかりによるものだと思います。
学術会議の会長に祭り上げられてしまった梶田さん、お気の毒です。
すみません、私の理解力が足りないのでしょうか。
学「任命拒否だと!?学問の自由の侵害だ!!」
学「理由を開示しろ!さもないと学問の自由の侵害かどうかがわからない!!」
ということですよね…?
農民様
そうだと思うのです♪
あたしには良くわかんないけど、偉い人なら上と下を繋げるロジックを捻り出せるんじゃ無いでしょうか?
あと、少しだけ学術会議の擁護をすると学術会議のクレジットがついた要望書は、単に、理由を教えて欲しい、任命されてない人を任命して欲しいとだけ言ってて、学問の自由には触れてないのです♪
学問の自由云々は、拒否された人個人とかマスコミとか日弁連とかが言ってて、現会長にすれば、
「そんなことは言い出した人に聞いてくれ (*´-Д-)ハァ=3」
って気持なのかもしれないと、思ったのです♪
お、返信がしやすくなってますね。
七味 様
なるほど、学術会議内でもイロイロありそうですね…代表職なり学術会議総意としての返答である以上はしっかりしろとは思いますが。私も自分で突っついておきながら擁護すれば、該当部は「つまびらかに」が主眼のようなので、明かせばなぜ学問の自由の侵害になるかを明示できるのだ、と言いたげかな、とは推測します。ちと無理がある上に、新宿会計士様仰るように挙証責任の在り処がおかしいですが。
他にも、何が困るのか→色々困る だの、なぜどうしても6人を任命してほしいのかが不明瞭だの、ツッコみきれませんので、国民の理解を得たいのであればしっかりして頂きたいですね。
「どういう意味で学問の自由に影響しているかがつまびらかにならない」
≒「(自分には)学問の自由を侵害しているかどうか分からない」
と取れますね。
物理の先生は正直だな~
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(なにしろ、素人考えなので)
そもそも学者というのは、自分の仮説を互いに批判しあうことで、(一流ならば昨日の自分の仮説を自分で批判することで)自分の仮説の精度(?)を高めていくものです。そのため、記者会見をする際には、(批判されることを覚悟して)批判に反論する理論建てを用意しておくのが学者というものです。どうやら日本学術会議の会員は学者ではなく、会員に過ぎないのではないでしょう。だから、自分の発言に自分が酔っているのです。
駄文にて失礼しました。
すみません。追加です。
今回の日本学術会議の記者会見も、朝日新聞の記事でみれば、「日本学術会議は毅然と菅義偉総理を批判した」ということになるのでしょうか。
駄文にて失礼しました。
学者がするのは批判じゃなくて提案ですよ。こっちのほうがよくね?っていう。批判は野党がするものです。批判は可能性を閉じようとすることだし、可能性を閉じるなんてつまんないじゃないですか。
分野が影響するかもですが、学者なら学会発表で突っ込まれるのが普通なので、
想定質問を用意してないってどうなのとは思います。
専門外だから解らんって感じなのかもですが、ブレインストーミングで提起してもらう位は出来ると思うんですよね。
「俺たちの了解も得ずに学術会議の改革で菅総理と合意しやがって、ざけんな!全部撤回して菅総理に抗議の記者会見を開け!」みたいなことが、日本共産党の意を受けた学術会議内の活動家連中からあって、徹底的に吊し上げられたんでしょうね。
改革で合意されたら、今の学術会議のメンバーや活動に政府機関として相応しくない問題があることを認めたことになり、その元凶の一部がこの6人でその背後に日本共産党がいることを証明してしまう。
任命されなかった6名をネタに菅総理を叩く作戦の梯子が完全に外れるので、梶田会長を囲んで理由の開示と6名の任命に戻させた、そんなとこでは。
正直に調査しようとすると内ゲバが始まる、調査結果が公開されたら
外部からの総攻撃が開始されそうでワクワクしたのだが。
それができないから、こんな会見しかできない。
真綿で首を締め上げられるだけになりそう。
日本学術会議てそんな暇なのですか?
普通の研究に勤しむ人は何か新しい事を発見しようと頭捻ってるんじゃないの?
特定の会員を選任しなかっただけで学問の自由が奪われるんでしょうか?
研究を禁止する方が自由を奪っていると思う。
例の立命館のセンセーは、任命拒否したから内閣が倒れるとか言ったのですが、メディアや文化人の方々も、ヒットラーのやり口だとかマッカーシズムだの果てはカンボジア大虐殺とか、いろいろ見立てがあるものだなあと感心しています。
https://sirabee.com/2020/10/22/20162434185/?fbclid=IwAR2MxUmy6gTzUAkyWHxqGEb6eC3ho8ggLjkT0wTfvT1MtCGKdPgOJyrhfIs
ホントにホントにそんなに風に思っているのか、あるいは業界、サークル内で発言するとしたらそういう方向しか行けないのか、そっちの疑問もあります。これは朝日などの新聞記者と記事にも感じる疑問です。
前者であればキチ○イですし、後者であれば言論統制かパワハラです。恐らくその両方かとおもわれます。
感染すると、人格に致命的問題が起きる可能性があります。
梶田会長は本当に東大教授、ノーベル賞受賞者なんですかね。そんな経歴の人物がこんなレベルの答弁しかできないとは聞いて呆れます。
生命科学の議論に共産党の工作員が必要ですかね。偏狭な思想と狭い視野しか持たず、人の話を聞かずに自分の主張ばかりするアカ学者など、邪魔にしかならないでしょう。
そもそもコロナの時に学術会議は何か役に立ちましたかね?ボランティアでやってた有識者会議はそれなりに機能しました。税金をむさぼり食ってた学術会議はこの国難で一体何をしていたのか。この一点だけでも即座に潰す理由に足ります。
教授達が頭数揃えても大学生のゼミと同レベルの答弁しかできないようでは話になりませんね。
> 生命科学の議論に共産党の工作員が必要ですかね
ルイセンコ学説再びを目論んでいるのかも。
建付けが悪いという便利な?表現があります。
不幸にも厄介ごととなったときその原因を分析して「建付けが悪い」
制度設計がまずかったり、決定手順があいまい・手続き上の抜けが相互に悪作用。そもそも論を始めると着地点なしの空中戦に。事態が神学論争・精神論にアップグレードするともはや周囲はサシを投げる。そんな暗い行方が見込まれます。
疑惑に対する決定的証拠を見つけたとあげつらったり、それがなければ悪印象を広める以外に対抗手順がない。会計士どのは早い段階でこれは藪蛇、自傷につながると喝破しましたが、現状そのとおりに進行していますね。
内閣法制局側の国会答弁は、最高裁判例とか政府側の当時の国会答弁と並んである程度その法の解釈や運用に関わるモノです。何の根拠もない私見ですが法解釈として法制局側の国会答弁からは一定の変更があったと見なければならないと思います。
但し、国民の税金で運営されているこの公的機関に国民の意向やチェックは何もない。唯一のチェックが「正当に選挙で選ばれた国民の代表により選ばれた」内閣総理大臣からのネガティヴリストによる間接的な人事権。総理大臣の一存で、例えば【極端に言えばネクタイの色の好悪だけで】ネガティヴリストに挙げて落としても構わない。その「正当な理由」を開示する必要もない。その理由如何で首相が責められる事もない。それはつまりは「国民の権利」だからです。
元を辿れば「日本政府こそは悪の根源」であり日本の政府は「好戦的」で「愚か者揃い」でウッカリすると「また愚かな侵略戦争に向かうから」と占領軍(戦勝国側)が【自国には課さない】妙な理屈による日本政府への牽制機能として設置させたモノだと申せましょう。よく「憲法9条を世界へ」などと言う議論がありますが9条に類する条項は一向に世界に広まりません。まぁ本当に全世界が9条と同じ条文を憲法に持ち日本人並みにそれで各国政府を締め上げるならそれはそれで結構なのですが、現実にはそうはなってない。韓国などその典型ですね。で、学術会議も全く同様に、一向に世界にこのような制度で自国政府をその「好戦性があるから」とチェックする、国民のチェックで人選出来ない閉鎖的集団を国家が養って予算を付けるなどどこの国もしていない。「平和国家建設のためのチェック機関」などの途方もない使命を持った機関などどの国にも無いのです。ここにはWGIPなどと全く同じ発想と国家の外からの日本人全体を監視して管理すると言う意志を感じます。
まぁ、その事の不合理さにアメリカも気付いて黙認し、日本政府も気付いて改革に着手したという事でしょうね。
IPS 細胞研究の山中先生よりはるかに多額の科研費をもらってる文系学者先生もいるそうですが、成果についても興味ありますね。
更新ありがとうございます。
任命されなかった6人は、ハッキリ言って不要です。かなり偏っていると思える。人文社会学系に学術会議メンバーって、そんなにイランでしょ。法学、キリスト教学、歴史学(笑)アカの巣窟になる(爆笑)。
それを菅総理が止めただけ。「越権行為」じゃない。まともな人を選考し直しなさい、というメッセージ。
あと学術会議はやっぱり東京大学教授等東大系が多いですね。次いで京都大学、大阪大学。菅総理の「学歴が偏っている」というのは、どうも旧帝大系が多いとか、有名大学が多いというより、ズバリ東大で仕切られている事の不安感じゃないでしょうか。
経営面でも資金的にも優遇され、東大閥を形成している。僻みかもしれませんが、もう一度「東大解体」を考えても良いタイミングかもしれません。
正直言って私など外野は、関東には東大と一橋と東工大しか見えません。あとの国公立大学は失礼ながらかなり影が薄くみえる。逆に慶應義塾大学、早稲田大学の私立大学が幅をきかせています。
関西なら京都大学は立派な山だが大阪大学も神戸大学もそれなりのポジションに居る。大阪市立大学もある。逆に私立大学は入る隙がありません。
その他の地方は、地方の旧帝大があって、各県に国立大学があるという感じ。この地方のゾーンがズバリ、地崩れ起こしてます。つまり優秀層が地域ナンバーワン大学に行かず、東京に行ってしまう事(クドイですが、あくまで関東に行くのではありません。東京だけです)。
菅総理は学術会議に引っかけて、学校の地方創生を意図しているのではないか。それなら応援したいです。
また学術会議側の「理由が知りたい」とか「元どおり任命しろ」という筋合いでも無い。「ああ、そうですか」で済ます事だと思います。梶田会長はちょっと着任したばかりで、気の毒な感じがします。辞めた方がいいって(笑)。
あちこちで旧体制ピラミッドが音を立てて崩れています。
喜ばしい限りです。
菅さんには新しい日本の再生を期待しています。
学術会議の作成した推薦者リストには各人の推薦理由が付されていたのでしょうか?
そうでなければ、当初の彼ら6名でなければならなぬ説明を尽くすべきなのかと・・。
*「個々の活動実績が公的支援に該当しない」と判断されただけだと思うんですけどね。
*たんに、他の6名を追加推薦すればいいだけのことなのでは?
これも、日本の戦後が終わったからなのかな。
文春オンラインから
仏メディアも「なぜもっと抗議しないの?」学術会議問題、菅首相が“逃げ切れる”理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2fdb70fea62c54181e6f30e37381d2cccef90e6?page=1
以下
当事者のみならず、多くの学会や研究者が任命拒否は「違憲」「違法」と主張している。しかし裁判に訴えるまでに至らない。なぜなのか。
について書かれています。
違法かどうかを決めるのは裁判所。
専門家が、「違憲」「違法」と言いながら裁判しないのは、負けるのが分かっているからと、思われても仕方有りません。
そうすると、知っていて「違憲」「違法」と嘘をついているという事ですので、タチが悪いですね。
弁護士くずれの枝ノンが「違憲」だの喚くが、何条何項に違反するのか言わない。パージされたぁ法学者さん自身が具体的に反論出来ない。GHQが仕込んだ日本学術会議と日弁連という毒饅頭を取り除く事が戦後レジーム脱却の一歩。
アカ学者団体+立憲共産党+ATMアカ新聞
の赤錆トライアングルで反日狂騒曲は、もうイラネ。
「この様な素晴らしい実績を持つ方を、会員にしないのは日本の損失」
この様な観点の任命拒否批判が何故ないんだろうと言うこと
「日本国の利益や発展の為に大したことしてない人物」とか「特定の主義思想の信者」だから
学術的成果を前面に押し出して批判できないんですかねぇ
学閥に関しては分かっていないはずがないですね
メディアなんて味方みたいなもんだし、適当にごまかしておけば追及もされないで終わり
という甘えを感じます
学術会議の先生方は広い場所での喧嘩に慣れてないようです。
喧嘩を傍から見ている多くの聴衆がどう思うのかが、喧嘩の行方に大きく作用します。相手に言い勝てばいいわけじゃなく、冷静に、論理的に、横柄にならずに自分の公正性を説明することがとても有効で。
一般社会じゃよくあることだと思うんですがね。
ヒエラルキーの世界では「うるさい、黙れ」で終わるんでしょうが。
当初は、「内閣つぶれるぜ」くらいのことまで言っていたのに、今じゃ随分おとなしくなったと思います。
ネット時代で客観的に評価しやすくなった市井の民の厳しい声が、同様にネット時代で象牙の塔(?)に聞こえやすくなっているんでしょう。
時代が変わったなと思います。
ガースーは文教の闇へ手を付け始めたと思います。
今後の展開が楽しみです。
日本国憲法
第二十三条 学問の自由は、これを保障する。
日本国憲法は、戦前に作られた法律のような文語調の残る文体で、難解な文章ですが、あえて現代語調の文章にするとすれば、「国(政府)は、国民(学者)に対し、学問の自由を保障する。」となるのでしょう。つまり、文理に沿って読めば、違憲状態とは、「国(政府)が、(特定の)学者に対し、現に学問の自由を保障していない」状態のことを意味するはずです。
現時点で、内閣が任命拒否したことによって、(特定の)学者の学問の自由を保障されていない状態にあるのでしょうか。極めて疑問です。
なお、私も日本学術会議の当該声明を読んでいません(不勉強で恐縮です。)が、一応ながらでも内閣に属するとされる機関が軍事「研究」に反対・禁止する声明を出すことは、上記の状態に該当しないのでしょうか。
また、国は、基本的人権である「学問の自由」を保障することを確実にするために、「大学の自治(国は、大学・学術機関の運営に対し、介入しないこと。)」というルールもあわせて保障しているとされております。おそらく、違憲・違法と主張されている方々は、この「大学の自治」の延長線上に、さらに日本学術会議の自治権も存在するものと解釈しているものと思われます。その解釈に立つとすれば、梶田会長の「任命を見送った理由を明らかにしてほしい。そうでないと、どういう意味で学問の自由に影響しているかがつまびらかにならない。(学問の自由と)無関係だとは思わない」という発言は、内閣が任命拒否理由を明らかにしないことは、日本学術会議の自治権を破壊し、ひいては「学問の自由」を侵すことにつながりかねない、ということを意味しているのだと思います。
しかし、新宿会計士様他多数の方がご指摘のとおり、日本学術会議は学術機関ではなく、内閣の所轄に置かれた科学者達の会議体です。さらに、会議における議論は内閣に関与できるものではありません。しかも、それでいて政府の科学技術研究に関する予算に対する諮問等、大きな影響力を持っているわけです。そのうえで、人事上の完全な自治権を持つ必要があるほど、「学問の自由」というものは、厳重な保障をする必要があるのでしょうか。こちらも極めて疑問です。
この記者会見で、梶田会長は違憲かどうかについて明言しなかったとありますが、これは賢明な判断でしょう。そもそも、日本学術会議は、憲法についての解釈権を有しない機関ですし、仮に任命拒否が違憲であるとするならば、日本学術会議法の条文または運用そのものが違憲ということになります。それは、必然的に自民党が推進する日本学術会議の在り方の抜本的見直しの方向性に行きつきます。日本学術会議としては、元の鞘に収まりたいだけなのでしょうが、新宿会計士様のおっしゃるとおり、これが「雉も鳴かずば撃たれまい」ということなのでしょう。
結局何処も声のデカいのが幅を効かせるってことですよね。