韓国「日本は価値と利益を共有する友人。意思疎通を」

先ほどの『菅義偉内閣始動:野田佳彦「元首相」の誕生を歓迎する』では、菅義偉総理大臣の発言などをもとに、菅政権について、今後期待すること・懸念することなどをいくつか列挙したのですが、その際、わざと無視した論点があります。それが、隣国の反応です。本稿では韓国メディアの報道をもとに、韓国側のどうしようもない寝言や振る舞いについて、まとめておきたいと思います。

文在寅氏の寝言「日本は友人」「意志疎通準備できている」

菅義偉内閣の発足に伴い、さっそく、隣国の文在寅(ぶん・ざいいん)大統領がなにやらよくわからない書簡を送って来たようです。

文大統領が菅新首相に書簡 関係改善へ対話呼びかけ

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日、菅義偉新首相に首相就任を祝う書簡を送り、韓日関係の発展に向け努力しようと呼びかけた。<<…続きを読む>>
―――2020.09.16 20:32付 聯合ニュース日本語版より

聯合ニュースによると、韓国大統領府の報道官は文在寅氏が菅総理に送った書簡のなかで、「(菅総理の)在任期間中に韓日関係がさらに発展するよう努力しよう」と呼びかけたと明らかにしたそうです。

その書簡の具体的な内容は非公開ですが、報道官によれば、文在寅氏は次のように述べたのだとか。

基本的価値と戦略的利益を共有するだけでなく、地理的・文化的に最も近い友人である日本政府といつでも向かい合って対話し、意思疎通する準備ができており、日本側の積極的な呼応を期待している

…。

呆れて物も言えません。

2018年10月と11月、韓国の最高裁に相当する「大法院」が日本企業に対し、自称元徴用工らへの損害賠償を命じた事件(自称元徴用工判決問題)を巡っては、日本政府はすでに韓国に対し、外交的協議や仲裁手続を申し入れ、韓国がそれを無視した、という実績があります。

また、2019年7月に日本政府が発表した韓国に対する輸出管理適正化措置を巡っては、日本政府が3年以上にわたって求めていた政策対話に韓国政府が昨年12月と今年3月に応じたものの、韓国の対日WTO提訴に伴い、政策対話は中断しています。

つまり、韓国側が対話の窓口を閉じたにも関わらず、「対話し、意思疎通する準備が出来ている」とは、盗人猛々しいとしか言い様がありません。

また、韓国が地理的に近いことは事実ですが、国際的な条約や約束を踏みにじり、北朝鮮の非核化を公然と妨害するような国が、日本と基本的価値や戦略的利益を共有しているとも思えませんし、文化的にもまったく相容れませんし、友人ですらありません。

聯合ニュースによると、この報道官は「政府は菅首相および新内閣とも積極的に協力して歴史問題を賢明に克服し、経済・文化・人的交流などの分野で未来指向的かつ互恵的に実質的協力を強化していく」などと述べたのだそうですが、菅総理が「丁寧な無視」方針を変えるかどうかについては微妙でしょう。

上皇陛下侮辱の元国会議長、衝撃の発言

さて、文喜相(ぶん・きそう)氏といえば、国会議長だった昨年2月にブルームバーグのインタビューに応じ、当時の天皇陛下を「日王」、「戦犯の息子」などと侮辱したうえ、自称元慰安婦らに謝罪せよと要求した人物として知られます。

わが国で最も敬愛されている人物を公然と侮辱したこともさることながら、その発言が日本国内で強い反発を招くと、わけのわからないウソ、言い訳に終始し、結局、上皇陛下や私たち日本国民に対する謝罪をいまだにしていないという、なかなか面白い人物です。

韓国メディア『中央日報』(日本語版)によると、この文喜相氏がまたなにやら衝撃的な発言をしたようです。

「韓日関係の放置、両国に百害無益」「さらに遅くなる前にわれわれが手を差し出さなければ」

日本で「菅義偉内閣」が発足した中で、韓国で文喜相(ムン・ヒサン)元国会議長が韓日両国の指導者に対して「積極的な(葛藤)解決に向けて直ちに動かないなら、歴史の前に大きな罪を犯すことになる」と話した。<<…続きを読む>>
―――2020.09.17 06:54付 中央日報日本語版より

中央日報によると、文喜相氏は17日に発行された外交安保専門誌『韓米ジャーナル』のインタビューで、日韓関係に関連し、次のように述べたのだそうです。

これ以上、韓日関係が放置されるのは両国にとって百害無益だ。両国指導者は双方ともに無責任で、両国国民すべてに被害を与えることだ

はて、面妖な。

日韓関係が現在、破壊されそうになっていることは事実ですが、少なくとも文在寅政権発足以降に限定すれば、その原因を作ったのは日本の側ではなく、一方的に100%、韓国の側です。

また、日韓関係が破綻してしまえば、日韓双方に少なくない影響が生じかねませんが、その影響の度合いは日韓で同じではありません。基本的に日本への打撃はコントロール可能ですが、韓国への打撃はコントロール不可能です。

ちなみに、韓国側は自分たちの側に一方的な責任があるときほど、「韓日お互いが悪い」と騙ります。中央日報によると、同誌には文喜相氏以外の国会議長経験者のインタビューも掲載されているらしく、そのうちの一人は、このように述べて日韓双方を批判したそうです。

韓国のほうがはるかに大きな被害を受けるよりほかない構造なのに、つまらない反日感情をあおり、国内政治的に利用している。この点は日本も同じ

まったく意味がわかりません。

つまらない反日感情を煽って国内政治に利用しているのは韓国の側であり、「日本も同じ」ではありません。また、日韓関係破綻により壊滅的に被害を受けるかもしれないのは韓国の側であり、日本の側ではないのです。

「日台接近で韓国の外交的位置づけが狭まる」

さて、韓国メディアに掲載される記事は、「何でやねん!」とツッコんで楽しむ(?)くらいしか価値がないものが多いのですが、ごく稀には、ちょっとした記述から国際情勢について鋭く感じ取ることができる、非常に有益なものもあります(記事執筆者が意図しているかどうかは別として)。

菅義偉総理は昨日、安倍晋三総理の実弟である岸信夫氏を防衛相に任命しましたが、これに関する分析記事が、おそらく記事執筆者の意図とは別に、韓国が置かれた苦しい立場が垣間見えて興味深いのです。

菅首相はなぜ安倍氏の弟を防衛相に任命したか

16日に発足した菅義偉新内閣で最も目立つのは岸信夫防衛相(61)だ。安倍晋三前首相の弟で、参議院2選・衆議院3選を経たが今回が初めての入閣だ。<<…続きを読む>>
―――2020.09.17 08:09付 中央日報日本語版より

いちおうマジメに突っ込んでおくと、なぜ岸氏を起用したのかといえば、「そのポストにふさわしい」と菅総理が判断したからであり、それ以上でもそれ以下でもありません。

ただ、中央日報はこの人事について、テレビ朝日のコメンテーターの後藤謙次氏による「『敵基地攻撃能力』など、安倍氏が完遂できなかった政策を最後まで成し遂げるメッセージ」などの分析を紹介したうえで、次のように述べます。

岸氏は安倍氏の実弟だが、(中略)先月A級戦犯14人が合祀された靖国神社を参拝するなど安倍氏とほぼ同じ極右路線を歩んできた。(中略)岸氏は『日本・台湾 経済文化交流を促進する若手議員の会』を率い、台湾関係法を推進するなど議会内の『親台湾派』としても知られている。

なぜ靖国神社に参拝したら「極右」になるのかは理解できませんが、中央日報が注目するポイントは、おそらくこの「台湾」との関係でしょう。これについて、恵泉女学園大学の李泳采(り・えいさい)教授による次の発言が、非常に興味深いです。

米中の葛藤状況の中で、日本が台湾側に接近して米国と共に中国孤立政策を取ることになれば、韓国の外交的位置づけが狭まるおそれがある」。

どうして日米が中国孤立政策を取れば、韓国の外交的位置づけが狭まるのでしょうか?

それはおそらく、韓国がこの期に及んで、米中双方に良い顔をして、「良いところ取り」をしようとしているからでしょう。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

そういえば、先ほど文喜相氏のくだりで紹介した中央日報の記事によれば、国会議長経験者のひとりは、次のように述べたのだそうです。

米中、どちらか片方に一方的に属することはできない。困難があっても自主外交路線を堅持しなければならない」。

米国から国土を守ってもらっていて、自由主義経済圏に属することでの恩恵をフルにお受けておきながら、自由・民主主義国家群としての義務を果たそうとしないのは、まさに韓国が大好きな「食い逃げ外交」そのものでしょう。

このあたり、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏による、7月28日付のデイリー新潮『米中対立激化で韓国「二股外交」の限界 国論分裂の先には「核武装」?』の記事が、非常に示唆に富んでいます(『鈴置論考が示唆する「日韓関係破綻」の在り方』等参照)。

鈴置氏は韓国メディアの報道などをもとに、「中途半端に中立化すれば、双方から敵とみなされかねない」という教訓を紹介しているのですが、これこそまさに、現在の韓国の状況そのものでしょう。

逆にいえば、韓国が恐れているのは、米中対立局面において日本が積極的に米国の側に立つことで、韓国という「裏切り者」の存在が米国の目に留まることなのかもしれません。

個人的には、韓国のような恩知らずの国など、もう日本は相手にしなくても良いのではないか、などと思う次第ですが…。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 匿名希望の平民 より:

    『文大統領が菅新首相に書簡 関係改善へ対話呼びかけ』
    聨合ニュース https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200916004700882?section=japan-relationship/index

     韓国の文在寅大統領が、菅総理に就任祝いの書簡を送った。
    「地理・文化的に最も近い友人の日本と常に対話の準備がある。積極的な呼応を期待する」という内容。
     文大統領が協力姿勢を見せた書簡は、日本に夕方までに届けられたため、
    韓国としては、当然、返信として就任会見で日韓関係への言及を期待したが、
    菅総理は見事にスルー!!

     韓国では菅義偉首相の会見で「日韓関係」の4文字が出てくることを期待した。
     しかし、菅総理は米国・中国・ロシア・北朝鮮には言及したものの、韓国を全くスルー。
     これからの日韓関係、ますます、いろいろなネタを提供してくれそうです。

  2. G より:

    菅総理は忙しくて韓国に構っている暇がない。かつ、韓国に対する最も適切な対応は丁寧な無視。
    儀礼にはきっちり儀礼で返しとくとして、後は何もしない。

    まあ、多分「大統領の談話を無視して対話する姿勢を見せないとは何事か」と周囲に言わせるパターンが見えてきますけどね。無視です

  3. 簿記3級 より:

    文在寅大統領が突然犬のようにいきり立ち興奮しながら菅総理に向けて求愛のダンスを踊り始めました。一体どういう精神状態をしているのだろうと疑問に思いますが、男子たるものこれくらいポジティブで積極的、楽天的である方が大物ですね。
    しかし一体何が準備できているかは不明です・・

    1. だんな より:

      簿記3級さま
      朝鮮に伝わる「病身舞」ニダ。

  4. WindKnight.jp より:

    「価値と利益を共有するなら、条約くらい守ってよ」
    というのが、日本の姿勢なのですが。

  5. だんな より:

    韓国側が、菅内閣に積極的にアプローチしてきています。
    韓国としては、米中関係の悪化に伴い、日本を味方にしたいという思惑と、日台関係の進捗を警戒する所だと思います。
    一方日本側は、菅首相も就任会見で韓国に付いてコメントが、無かったと韓国が言ってます。
    想像ですが、日本政府は日韓関係を首相レベルでは無く、大臣レベルのマターに格下げしたのでは、無いでしょうか。そうすると国際法違反が解消されるまでは、継続される事になると思います。自ずと首脳会談が、開催される可能性は、無くなると言う事です。
    「韓国が約束を守るまでは、首脳会談はしない」。
    公言せずに、態度を変えないのが、良いと思います。
    茂木外相には、雑務ですがお仕事だと思って、辛抱して貰いましょう。

    1. 匿名希望の平民 より:

      2017年(平成29年)1月6日、日本政府は、釜山日本国総領事館前における
      慰安婦像を設置したことに対する対抗措置として、以下の4項目を発表しましたが、
      これは、今でも有効なのでしょうか??。

      ①韓国日本国大使館全権大使と釜山日本領事館領事の一時帰国
      ②日韓通貨スワップ協定の取り決め協議の中断
      ➂日韓ハイレベル経済協議の延期
      ④釜山日本国総領事館職員による釜山市関連行事への参加見合わせ

      少なくとも、②の通貨スワッブ協議の中断と➂のハイレベル経済協議の延期は
      無期限で継続してほしいです。

      1. 新宿会計士 より:

        匿名希望の平民 様

        いつもコメントありがとうございます。
        横から大変申しわけありませんが、大変僭越ながらコメントさせていただきますと、少なくとも②と③の措置については継続していると考えられます。

        世間的には②の日韓通貨スワップ再開交渉打ち切りが注目を集めましたが(当ウェブサイトのアクセス数が急増するきっかけになった事件でもあります)、実際には③の方が韓国には効いています。というのも、債券市場の育成を含めた日本の金融ノウハウの共有という機会が、これによって絶たれたからです。

        韓国の通貨・ウォンがローカル通貨に留まっている理由は、結局のところ、同国の通貨の使い勝手が悪く、国際的な決済通貨としてほとんど使われていないからだ、という事情もあるのですが、日韓ハイレベル経済協議の無期限延期により、通貨・金融を含めた日韓間のさまざまな交流が停止している状況です。

        >少なくとも、②の通貨スワッブ協議の中断と➂のハイレベル経済協議の延期は無期限で継続してほしいです。

        おそらくそうなるでしょう。
        引き続き当ウェブサイトのご愛読とお気軽なコメントを何卒よろしくお願い申し上げます。

        1. 匿名希望の平民 より:

          新宿会計士 様

           ご教授ありがとうございました。

  6. より:

    なにしろ日本側としては「まずは国際法や国家間合意を遵守し、履行しろ。話はそれからだ。以上」とだけ言っておけばよいので、韓国相手の話はごくごく簡単です。米中関係や台湾問題など、近隣だけでも問題山積なので、韓国なんぞに関わっている暇はありません。

  7. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    文在寅氏が菅総理に送った書簡で、「韓日関係がさらに発展するよう努力しよう」と呼びかけたとか。あの〜韓国は以前、日本国首相が送った書簡を突き返しましたネ?日本人はそんな事しませんが、物騒なモノでも入れてないか、十分検査して開封したと思います。

    日本と韓国は地理的に近いだけ。嫌だけど仕方ない(笑)。あとは、いっっっ切関知しない。嘘つき、反日、侮日、約束破りの韓国と、基本的価値や戦略的利益を共有していませんよ。

    東アジア情勢は、日本中心に米国、台湾が一つのグルーピング。加えて拡大解釈するなら、豪、NZ、尼、泰、星、インドネシア、越南、印、加らが仲間です。

    韓国は北朝鮮に栄養チューチュー吸われ、中国にしばき回され、露に無視される栄えある特亜第4位国家です。韓国の外交的位置づけ、よりも外交とは何ぞ?が根本的に理解出来てないお宅は、無視されるでしょう。

  8. 門外漢 より:

    自民党総裁選の結果が出たら直ぐに、ゴルフクラブを持って飛んで来るくらいで無いとダメですww

    1. より:

      いや、山盛りのイチゴ大福の方が有効ではないかと……

    2. タナカ珈琲 より:

      門外漢様

      モチロン本間のクラブ、、、

      門外漢様に座布団です。

  9. 頓珍韓 より:

    日本に対する影響力がゼロの菅元首相とでも話してろ、って事で。

    菅現首相には、韓国など相手にしないで実務的な外交を展開していただきたい。

  10. 名無しの権兵衛 より:

     文大統領の書簡や報道官の説明は、「韓日関係の更なる発展に努力しよう」、「対話と意思疎通の準備はできている」、「歴史問題を賢明に克服し、未来指向的かつ互恵的に実質的協力を強化していく」など、言葉は美しいですが、実質的内容は、韓国から日本に対する一方的かつ独善的な願望ばかりで、新宿会計士さんではありませんが、正直、あきれるばかりです。
     それに引き換え、台湾の蔡総統、インドのモディ首相やイギリスのジョンソン首相のメッセージは、純粋な祝意、励ましや期待など善意にあふれ、心温まる内容で、比較すると、文大統領や韓国という国の品性や品格が浮き彫りになっていると思います。
     そういえば、ニュージーランドでのセクハラ事件で、韓国の康外相が「国の品格を守っていく必要がある」と言ってましたが、文大統領の書簡も、見事に国の品格を守っていると思います。

    1. かえる より:

      名無しの権兵衛さま

      >それに引き換え、台湾の蔡総統、インドのモディ首相やイギリスのジョンソン首相のメッセージは、純粋な祝意、励ましや期待など善意にあふれ、心温まる内容で、比較すると、文大統領や韓国という国の品性や品格が浮き彫りになっていると思います。

      全く持って同感です。
      このお三方のメッセージに比べたら、文氏の言葉の薄っぺらいこと。綺麗っぽい言葉で自分の願望を一方的に捲し立ててるだけです。恥ずかしいから、ごくごく儀礼的な言葉にとどめておくか、いっそのことなにも言わなきゃいいのにと思います。

  11. 自転車の修理ばかりしている より:

    >「日本は価値と利益を共有する友人」
    ヴォルテール「(神聖ローマ帝国は)神聖でもなくローマ的でもなく帝国でもない」に倣って、
    菅義偉「(韓国は)価値観共有もできず利害も対立し友人でもない」とお答えして欲しいところです。
    まあ、それより賢いのは「積極的無視」だというのはわかるのですが。

  12. だんな より:

    翻訳の間違いかな。
    「日本は価値ある利益を供給してくれる友人」

    1. 匿名希望の平民 より:

      ウリサイト翻訳

      「日本は、ウリたちのATMで、いくらでもカネを供給してくれる奴隷ニダー!!」

  13. はぐれ鳥 より:

    >どうして日米が中国孤立政策を取れば、韓国の外交的位置づけが狭まるのでしょうか?

    米中間を100分して米側を0、中国側を100とします。それで例えば日本が、40地点にいれば、韓国は日本を米国に対する盾として使い日中の中間線上、即ち70地点まで中国に近づいても余り目立ちません(現在はこんな感じか?)。

    しかしここで日本が、20地点にまで米側に寄ったとしましょう。韓国は、日中の中間線点を維持しようとすれば、70から60地点まで米側に近寄る必要があります。ただそうしても、米側から見ると韓国が自陣営から遠く離れポツンと一人でいるように見えてしまいます。一方中国側にも、70から60地点まで遠ざかったことで韓国の離反を印象付けてしまいます。

    韓国としては、このような事態を、「外交的位置づけが狭まる」と認識しているのだと思います。二股戦略とは、このように非常にデリケートなものです。外交の天才でもなければこんな曲芸はできません。(笑)

    1. だんな より:

      はぐれ鳥さま
      そういう見方も有りますね。
      何故か韓国は、日米韓が日米台に取って変わられるという話には、ならないようですね。
      既に日米印豪には、変わっているんだと思いますけどね。

  14. 匿名 より:

    韓国は張り倒すべきだ。

  15. 世相マンボウ より:

    優しい日本は、
    国も予想される内容も価値がない申し出だからと
    忙しいから邪魔だとは言いませんが、
    なんせ、防衛白書でもASEAN10か国のあとの
    13番目の韓国さんですからねえ。

    押しかけてきたら
    また物好きなワタミさんにでも
    相手してもらいたいとこですが
    もうおやめですし。
    謝罪がまだのこのゴリラ、
    いや元議長さんの場合には
    空港で動物検疫に案内し、
    「失礼しました。あまりに似てたもので」
    とお詫びして、
    丁重に上野動物園のゴリラ舎にお連れして
    日韓友好してもらいましょうかねえ。

    1. 頓珍韓 より:

      世相マンボウ様

      ゴリラに失礼ですよ!
      ワタミさんは実業で忙しいでしょうし、こんなのを相手にさせるのは、ご迷惑だと思いますよ。
      私は、カウンターパートナーに菅直人さんをお勧めします。
      媚中派なので話も合うのではないかと。
      お互いに今や影響力も無いし、楽しい遊び(プライドの張り合い)相手になると思います。

      しかし、そもそも無礼なゴリラ未満は日本の土を踏ませたくないです。
      日本のことを語ってもらいたくもないのです。
      上野動物園が穢れます。

      1. 世相マンボウ より:

        頓珍韓様ご指摘のとおり、
        大変失礼でした。
        ゴリラのみなさん、ヒサンなんかと
        一緒にしてどうもすいませんでした。

        それにしても、
        のこのこやって来れないように
        ペルソナノングラーダ指定が
        妥当なのですが、
        あんなどうでもいい国の
        元議長なんかをわざわざ指定するのも
        モッタイナイかなと思います。

  16. 豆鉄砲 より:

    文大統領は国際的な儀礼で挨拶文を送付しただけなので、定型文を返信しておけばOKですね。ヒサンさんはヒサンさんでちょいとこづかい稼ぎの仕事をしただけなので、放っておけばよろしいかと。

    とにかく二股外交のツケは、問題を作って責任が取れない韓国にとって結果として食い逃げ外交になる弱い国なので、
    横目で見て失笑だけくれてやりましょう。

    日本は日本、今は韓国にかかずらわるよりも国内整備が先ですね。

    1. リャンピ より:

      同意です。

      慇懃無礼という言葉がぴったりの
      礼儀正しい返答書を送ればよし

      あとは無視!

  17. sey g より:

    ゲーム理論で見る韓国

    ゲーム理論に囚人のジレンマがあります。
    簡単な説明で、二人の囚人がいて二人が協力と裏切りのカードを出しあって結果がわかれるもので、二人が同時に協力した時一番利得が高く、二人が同時に裏切った時に一番利得が低くなります。
    片方が裏切り、もう片方が協力の時裏切った方の利得は両方協力よりも高く、協力した方は両方裏切りよりも利得が低くなります。
    自分の事だけ考えたら、自分裏切り相手協力が一番得になります。
    日本は両方協力して、皆で発展しようとする文化で、逆に韓国は、皆が裏切ると判っているから裏切りしか出せない文化です。
    今迄日本は相手の文化を考えず、自分と同じ様に協力のカードを出して共に発展しようとしてきました。
    しかし、韓国からしたら、そんな日本はカモにしか見えません。
    韓国は自分の力だけで発展は出来ないので、カモからの収奪しか頼れません。
    ので、今一生懸命韓国の方から協力のカード出すので、そちらから協力のカードを出してと秋波を送って来ます。
    昔の日本人なら、その言葉に 相手は反省して共に協力しようと思ってるのなら、こちらから協力のカードを出してたでしょう。
    しかし、文大統領のお陰で、あちらは絶対裏切りのカードしか出さないのを判っているから、日本は協力のカードを出さないでしょう。
    ネットのお陰で、やっと両国の相互理解が深まりました。
    半島の事を理解した人間は、絶対に協力して共に発展しようとは思わないでしょう。
    追い詰められた韓国が、これからどの様な甘言を繰り出すか楽しみですね。

    1. リャンピ より:

      とてもわかりやすい説明ですね。
      なるほどなるほど
      「囚人のジレンマ」
      勉強になりました。

  18. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (だからトランプ大統領、やるなよ!やるなよ!)
     もしアメリカのトランプ大統領が、「中国企業ファーウェイに半導体を渡さないために、半導体製造に必要な物資から半導体完成品までの納品先を、アメリカに報告しろ」と言い出したら、日韓の問題の一つは解決するのではないでしょうか。もっとも、「半導体は全てアメリカ国内で製造しろ」と言い出す恐れもありますが。
     駄文にて失礼しました。

  19. しきしま より:

    韓国首相まで媚び書簡を送って来ました。
    https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200917001700882
    本当に日本と関係改善しないとヤバい、と焦っているようですね。

    1. より:

      焦ってはいるのかもしれないけれど、相変わらず自らの行いを改める素振りもないですな。
      未だに「日本が原理原則を枉げるべきだ」と思っているのか、「枉げてくれるんじゃないか」という願望なのか、それとも「せっかくウリが手を差し伸べてやっているにも拘らず、それに応えないチョッパリはケシカラン」と国内向けに反日を煽るつもりなのかはわかりませんが。

      まあ、日本としては外交儀礼に則って「あ、ど~も」と返せば十分でしょう。

      1. しきしま より:

        龍 様

        行いを改められないからこそ焦るんでしょうね。
        あっさり謝れば浅い傷ですむのにメンツ上どうしてもそれが出来ない。
        たとえば徴用工()判決など今更取り消せない。現金化しないと韓国国民の不満がつのる。でも現金化したら日韓関係は終わる。
        心にもない「友好」を日本に語るしかできることがないんでしょう。

  20. カズ より:

    「失うものが何も無いところ」にしか彼らの交渉窓口は無いのですから、彼らからの謝罪及び是正表明以外に対してのすべてのレスポンスには意味がありません。

    「こちらも言い過ぎた。これで堪えてやる」なんて言い草は聞きたくもないのですしね。

    何らかのアクションがあれば、菅総理の決まり文句を機械的に返せばいいだけのだけことです。

    「予断を持って答えることは控えたい。どちらにせよ日本の一貫した立場に立って韓国に賢明な対応を求めていく」

    *たぶんワンパターンで済むんだから、自動音声でもいいくらいだと思います。

  21. イジワルばあさん より:

    カズさま

    *たぶんワンパターンで済むんだから、自動音声でもいいくらいだと思います。

    それじゃああんまりだから、サッカー場の客席に並べた韓国さんのお気に入りの人形にICレコーダーを仕込んで
    「条約を守れ。約束を守れ。話はそれからだ。」と延々と繰り返せばよいのでは?韓国さん、喜ぶんじゃないかしら。(笑

    1. カズ より:

      イジワルばあさんさま

      何となく、「紅潮した顔と”感極まって”打ち震える姿」が目に浮かぶようですね。

      ダメよダメダメのロボでも充分なのかもです。

    2. 頓珍韓 より:

      A4用紙にワープロ打ちしてホワイトボードに貼り付け(&パイプ椅子)対応が適していると思います。

  22. めたぼーん より:

    息をするように嘘をつけるところですから、心にも無いことを相手にぶつけて、思い通りにならないと逆ギレ、でしょうね。最近やり口が固定化されてきていて冷笑ポイントが無いですね。

  23. 匿名 より:

    韓国人の不安は増すばかりだ。そこで生まれた一つの解決案が「日本が米国寄りの
    外交姿勢を改め、韓国同様に中国に引寄せられれば、韓国が受ける米中両国からの
    風圧を減らせる」という夢だ。

    そもそも、韓国が確固たる信念を持って米中間で戦略的外交を展開しているわけでは
    ない。ある時は中国、ある時は米国の意向を伺って動いているにすぎない。
    そんな韓国の共同行動への呼びかけは、日本にとっては「一人で漂流するのは怖い
    から一緒に漂流してくれ」という「溺者の誘い」に映る。

    https://news21.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1191216679/

    鈴置さんが日経BPでコラム始める前、2007年に書いたコラム。変わらないなあ・・・ 足首掴まれて溺れないようにしないと。

  24. 匿名 より:

    私は新首相の中韓に対する姿勢を様子見している段階です。安倍外交の継承内閣とはいえ 中国に対する前首相の姿勢には疑問を持っていましたから。

  25. 一国民 より:

    ただ一言。

    天皇及び日本国民を侮辱した人間が何を言うか、笑止千万。

    1. 宇宙戦士バルディオス より:

       ヒサンは、自分が日韓関係をこじらせた一人であるという責任を、死んでも認めたくない。だから、第三者面して両指導者に解決の責任を押し付けたという事でしょう。いかにもな半島人です。
       半島では、責任を認めたら、良くてローソクプレー、下手すれば死刑が待っているのだから、必死になって誤魔化すのでしょうけど。

  26. 関西なまこ より:

    特亜から「中日友好」「韓日友好」「歴史問題」が出たら、「日本人を騙してやるぞ」のサイン。奴らの工作員は「人権・民族・差別」のワードが大好き。(笑)

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告