東京都知事選:都民は一番マシな「ゴミ」を選んだのか
本稿は「ショートメモ」です。普段、当ウェブサイトでは地方選の結果についてコメントすることはほとんどないのですが、昨日実施された東京都知事選で小池百合子・東京都知事の再選が確実視されている点などについて、簡単に感想を述べておきたいと思います(なお、都知事選に関する実際の得票数・得票率などのデータが公表された際に、なにか興味深い論点があれば、別稿にて紹介したいと思います)。
小池百合子・現知事が圧勝の勢い
当ウェブサイトではあえてこれまでスルーしていた論点のひとつが、昨日実施された東京都知事選です。
選挙期間中にこの話題をスルーしていた理由のひとつは、そもそも当ウェブサイトでは、現在進行形の選挙についてはできるだけ触れないことにしているからです(過去の衆院選、参院選などのときも同様に、選挙期間中はできるだけその話題をスルーしています)。
また、東京都の知事選・都議選などはあくまでも東京ローカルの話題であることから、特殊性が非常に強いという側面もあるため、正直、さほど触れる価値があるとも考えていないのですが、それでも今回の都知事選については、簡単にでもコメントしておきたいことがあります。
すでに結果はご存知の方も多いと思いますが、すでに昨晩の報道等によれば、現職の小池百合子都知事が過半数の得票で圧勝する勢いだとされています。仕方がありません。
今回の都知事選では自民党・東京都連がろくに候補者も調整せず、事実上の自主投票になってしまったからであり、また、主だった候補者を見ても、正直、「保守本流」からの票を集めることができるような人物がいなかったからです。
小池都知事以外に、「保守本流」からの票が集まりそうな候補者を敢えて挙げれば、熊本県副知事経験者でもある小野泰輔氏くらいなものでしょうが、その小野氏にしても「維新」とのつながりが強く意識されているためか、「維新嫌い」な人の票を集めることに苦戦したようです。
また、今回の都知事選では、おもに極左政党などが宇都宮健児氏を推したのに対し、山本太郎氏が出馬したことで、「極左票」(?)が割れるであろう点については、興味深い現象でもあります。その意味では、細川護煕氏が出馬して左派票が「割れた」2014年の都知事選の再来、という印象もあります。
ただし、マスメディアがいうところの「主要5候補」(小池、宇都宮、小野、山本の各氏に加え、「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏)のなかでは、小池氏が圧勝の勢いであることは間違いありません。
とくに、左派政党が推す候補者である宇都宮氏は、山本氏が立候補したことで票が割れるのかと思っていたのですが、結論的には両者を足しても小池氏には得票数が遠く及ばないという状況だったため、東京都では少なくとも美濃部都政が再来する危険性はそこまで高くない、と考えて良いかもしれません。
主要5候補って…?
ただ、ここでいう「主要5候補」とやらの選別基準がよくわかりません。
というのも、今回の東京都知事選では、2016年の選挙で「泡沫候補」扱いされながらも10万を超える票を獲得した桜井誠氏が再び立候補し、しかもいくつかの速報では今回、立花氏を抜いて5位に付けているようだからです。
このあたり、非常に興味深い現象です。主張内容・主張方法が何かと過激に見えるためでしょうか、マスメディアは桜井誠氏の存在を徹底的に無視しているわけですが、その桜井氏が得票率で上位に食い込んだのは、今回が初めてではありません。
前回の都知事選、つまり2016年7月31日執行分の上位10名の得票数と得票率をリストアップしたものが、次の図表1です。
図表1 東京都知事選(2016年7月31日執行分)
候補者名(敬称略) | 得票数 | 得票率 |
---|---|---|
1位 小池ゆりこ(当) | 2,912,628 | 44.49% |
2位 増田ひろや | 1,793,453 | 27.40% |
3位 鳥越俊太郎 | 1,346,103 | 20.56% |
4位 上杉隆 | 179,631 | 2.74% |
5位 桜井誠 | 114,171 | 1.74% |
6位 マック赤坂 | 51,056 | 0.78% |
7位 七海ひろこ | 28,809 | 0.44% |
8位 立花孝志 | 27,242 | 0.42% |
9位 高橋しょうご | 16,664 | 0.25% |
10位 中川ちょうぞう | 16,584 | 0.25% |
(【出所】東京都選挙管理委員会HP)
前回もマスメディアが勝手に「主要3候補」を決め、この上位3名ばかりを取り上げていたのですが、こうした環境で4位に食い込んだ上杉隆氏、5位に食い込んだ桜井誠氏は、それなりに善戦したという言い方をしても良いのかもしれません(得票率自体は大したことがないのですが…)。
いずれにせよ、その桜井氏が今回もまた上位に食い込むのかどうかも含め、今回の得票数・得票率についての詳しい数値が出てきた段階で、何か特筆すべき事項があれば、また別稿にて取り上げたいと思います。
N国党はどうなった!?
さて、今回の都知事選では、存在感があったような、なかったような政党が、「NHKから国民を守る党(N国党)」とその事実上の関連団体である「ホリエモン新党」です。
この「ホリエモン新党」、N国党の立花代表と個人的親交がある堀江貴文氏の愛称(?)である「ホリエモン」から名付けたと思われる政党名ですが、立花氏を含め、同一政党から都知事選の候補者が3名出馬し、うち2名は候補者名すら選挙ポスターに明示しなかったという状況です(図表2)。
図表2 東京都知事選の選挙ポスター(クリックで拡大)
(【出所】東京都内某所にて6月18日に著者自身が撮影)
N国党といえば、やっていることがじつに奇抜ですが、さすがにこれは奇をてらい過ぎでしょう。
おそらく彼らの目的は、『東京都知事選と「ホリエモン新党」巡るストーリー』でも少しだけ述べた、「売名」ではないでしょうか。彼らにとっては数百万円の供託金などどうってことはなく、それよりも選挙掲示板を3マス使って東京の有権者に名前を刷り込むという宣伝・売名ができるからです。
おそらく、彼らにとっては最初から都知事選などどうでも良かったのかもしれませんし、もしそうだとしたら、本当に残念だと言わざるを得ません。なぜなら、彼らが現在やっていることは、昨年の参院選でN国党に貴重な票を投じた、少なくない有権者の期待を裏切る行為でもあるからです。
当ウェブサイトでは、NHKという組織については、「公共放送を騙り、法律の規定を悪用して国民から半強制的に受信料を取り立てながら、問題のある番組を多数制作している利権組織」だと考えています(『コロナとは経済問題 無駄な既得権を飼う余裕は消える』等参照)。
また、マジメにNHKの財務分析を実施すると、この組織が法律の規定を事実上悪用し、私たち一般国民から受信料という形で資金をむしり取る吸血鬼のような存在だと思わざるを得ません(『NHKは日本に必要か~最新財務諸表分析から考察する』等参照)。
このため、N国党の立花氏が国会議員としてNHK問題を追及し、結果として「NHK廃止論を唱えれば票になる」と考えた人が選挙に出て当選するようになれば、NHKという組織を解体・廃局に追い込むことすら夢ではなくなると思うのです。
そもそも昨年夏の参院通常選挙でN国党に票を投じた有権者は、そういう行動を期待していたのではないのでしょうか。しかし、現実のN国党、あるいは立花孝志氏は、(現在のところは)たんなるパフォーマンス政党、たんなるパフォーマンス政治家(?)におちぶれているように思えてなりません。
NHKという存在に納得していない日本国民が、すくなくともN国党に「政党要件」を発生させる票を与えるほどは存在しているという事実が判明したという点自体は、悪いことではなかったと思います。
しかし、今回の都知事選は、明らかに公選法の規定を悪用した堀江貴文氏の売名行為だったと非難されても仕方がないのではないでしょうか。
選挙とはゴミ箱からよりマシな状態のゴミを選ぶ手続
さて、当ウェブサイトではいつも報告しているとおり、選挙というものを「理想の候補者を選び出す手続」だと勘違いしている人も多いと思います。
しかし、著者はそうは考えません。
選挙とは、わかりやすく言えば「ゴミ収集所に出されているゴミのなかからよりマシな状態のゴミを選ぶ手続」だと思います。
小池百合子氏といえば、前回の東京都知事選で偉そうに掲げた公約の達成がほぼゼロだったという意味で、当ウェブサイト的には「ゼロの女」などと呼びたいと考えているのですが、その呼び方すら適切ではありません。
小池都知事は築地市場の豊洲への移転を、科学的根拠もなしに延期させた責任者でもあるからです。
その意味で、4年間の小池都政は政権達成がゼロどころか、東京をより悪くしたという意味ではまさに「マイナス都政」です。そのような人間を都政から追放するどころか、政権与党である自民党は早々に候補者選びを断念し、事実上の自主投票を選ぶという体たらくでした。
あくまでも個人的な感想ですが、今回の東京都知事選など、結局、小池百合子・現都知事という「ゴミ」が、ほかの「ゴミ」のなかで最もマシだと東京都民に判断された、ということだと思っているのです。
(※本稿では小池百合子氏をゴミにたとえてしまったことについて、ゴミにお詫び申し上げます。また、個人的には、今回の候補者の中では「ゴミ」ではない人もいたと思います。誰がそうとは申し上げませんが。)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
結局のところ、日本社会をより良い姿にしていくためには、一時的にゴミのような政治家が選ばれようとも、やはり私たち有権者としては選挙で投票を続けるしかないのだと思います。生ゴミの山の中からより状態がマシな候補者を選び続けていれば、そのうち、まだマシな候補者の比率が増えてくるはずだからです。
選挙では投票率が上がらない限り、候補者の側もだらけてしまいます。
投票率が上がれば政権与党も緊張感を持つでしょうし、より有権者の厳しい目を意識せざるを得なくなるのです。
その意味では、今回の選挙では、小池百合子氏が当選したことだけでなく、先ほども申しあげたとおり、立憲民主党などの支援した候補者が惨敗に近い票しか得られなかった点、マスメディアが無視した候補者が得票上位に食い込んだ点などについては、なかなか興味深い現象だと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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更新ありがとうございます。
東京駅知事選の結果です。
▼小池百合子、無所属、当選。366万1371票
▼宇都宮健児、無所属、84万4151票
▼山本太郎、れいわ新選組、65万7277票
▼小野泰輔、無所属、61万2530票
▼桜井誠、諸派、17万8784票
▼立花孝志、諸派、4万3912票
「ゴミの中からマシなゴミを選ぶ」と揶揄されましたが、一番マシなゴミ首長は小池氏だ、と言う判断を都民は下しました。
コロナもあったが街頭演説もせずに、ミツにならぬようにしたのでしょうが、正直言って何を4年間やったのか、毎回記者会見で手作りらしきマスクが印象に残ったぐらいです。
豊洲市場への移設も揉めに揉め、開場を遅らせた。五輪会場を一部札幌に変更。他に何の実績も無いが、でもコレが小池さんの強みです。
相手が注文通り割れてくれた。もう少しマシな都民の知っている人なら、肉薄か逆転もあったでしょう。
宇都宮みたいな北朝鮮を擁護する左傾人は論外、アカだね、コイツは。れいわ・山本(嘲笑)、何がしたかったん?汗臭い顔だけは覚えたよ。小野は維新頼みなんで、首都圏では嫌われる。
さて、「注目の」桜井、178,000票。マスコミに無視されても、知名度はかなり上がった。なかなか取れたが、この人がベスト3に入れば極端で独断的な物言いだが、次回につなげたでしょう。
47都府県のトップの首長選挙がこの程度だと、失礼ながら国民のレベルが低いと言われても仕方ない。
その積み重ねが国政選挙であり、宇都宮や山本に150万票取らす事自体、日本人の盲目的に安倍政権キライ、反安部、反日、そのシンパが一定数居るという事だと思います。
ま、でも国政とはあまり関係ない、盛り上がりの無いショーだったと思います。
めがねのおやじ様
うふふ。小池知事の実績が素晴らしいとは申しませんが、他候補が酷過ぎました。ほとんど、「参加することに意義がある」じゃないですか(笑)。
これって、100%、都民をバカにしてますよね。立候補が真剣であるなら、もう少しまともな候補をお立てなさいませ。
大阪から見ていると「赤いキツネと緑のタヌキの化かし合い」でしたが、さすがに赤いキツネはダメでしょう。
武漢肺炎のクラスターは夜の街ばかりが強調されていますが、選挙活動という名の集近閉(少くとも集と近)の影響もあると思います。
選挙後は集近閉退治に仕切り直して欲しいものです。
イーシャ様
赤いキツネと緑のタヌキの化かし合いとは、爆笑です。
TVでは、したり顔のコメンテーターが都議の選挙が都民ファーストの勝利ではなく、自民の勝利だったことから、小池知事の都政運営は難しくなるとか言っていました。ただね。勝利した小池知事はその報告をまっすぐ安倍総理にしに行ったのですよ。都知事だからともいえますが、深堀すると…。
まあ、当然の結果でしょう。
豊洲移転やオリンピックに関するゴタゴタについては大丈夫かと思うところはあったけどそれ以外は特に大きな不満もなく、コロナ対策も少なくとも他の候補者よりは真剣に考えていらっしゃる。
公約達成がゼロと言っても、どれも誰がやってもそうそう達成できる課題でもないし、公約そっちのけのN国や真逆をやらかした旧民主に比べればはるかに真面目に取り組んでいると私は評価します。
何より他の候補者達何なのアレ。都知事選で遊ぶなと思います(一部のマジメに存在感がなかった候補者さんゴメンナサイ)。
記事更新ありがとうございます。余談ですが昨日は宇都宮餃子について噂のハッシュタグ投稿→炎上→宇都宮餃子協会がお願いTwitと言う騒ぎがあったそうで…? 何ともアレな騒ぎですが震源地が党首のE野氏とか。うーんこれは話にならないとしか。公職選挙法的にも営業妨害的にも大丈夫なのでしょうか?
選挙の結果で、韓国を笑えない結果が出てしまいました
小池百合子が当選してしまったので、東京都はその能力を有効に機能しないでしょう。
おそらく、中止になるオリンピック対策、コロナ対策。
発言は補正予算、結局どの候補が当選してもいう発言。
つまり、意味のある言葉を全く発していない。
補正予算自体は必要でも、今後に役立つ予算が組まれるのか
東京都の知事に意味は明らかに他府県の者と異なります。
百田さんなどが、都民のお金が何百億も無駄にされたといいます
が、東京都のお金は都民だけのものではないのです。
ほとんどの会社の本社は東京、
つまり、地方の努力の結果としてのお金も、東京都に、集っているのです。
選挙システムは変えられない以上、
少しでも、良い未来を創るため、意見を発信し続ける必要があります。
> 東京都のお金は都民だけのものではないのです。
> ほとんどの会社の本社は東京、
> つまり、地方の努力の結果としてのお金も、東京都に、集っているのです
法人3税のうち、国税の法人税は国の歳入となりその33パーセントが地方交付税の原資とされ、不交付団体の東京都以外の道府県に交付される。
残りの法人事業税と法人住民税は、本社が東京にあっても東京都の総取りではなく、分割基準に基づき支社・事業所のある自治体にも納付される。さらに、法人住民税も法人事業税もその一部が偏在是正の名の下に国税とされ国が徴収した上で再配分されることで、本来の全額地方税であった場合に比較し東京都は減収となっている。
で、現状の東京都の法人2税歳入のうち、あとどれだけが都民のものじゃない!地方のものだ!と主張するのかね?
小池氏の楽勝は予想していましたが、予想より大差だったと思います。
個人的に注目していたのは、桜井誠氏です。
前回114,171→今回178,784票と、大きく票を伸ばしました。
自民候補が居なかった為に、保守系の票が流れた可能性はあります。
立民の支持率の低下が、宇都宮氏の票に反映したのかなと思います。
私も今回の選挙で注目していたのは桜井候補の票が前回と比べてどうなるか、という点でした
大きく増えましたね!
朝鮮日報の反応です。
小池氏、東京都知事再選…「嫌韓」ムード続く見込み
https://news.yahoo.co.jp/articles/139aeecddb0cbd7cb54f84e2b2bff9ee1f3212c4
以下引用します。
小池氏はこの4年間、韓国を差別する嫌韓政策を展開した。
2016年の出馬時、朴槿恵(パク・クネ)大統領=当時=の要請で舛添要一前東京都知事が約束した東京韓国学校の移転計画を白紙化すると公約した。東京都新宿区にある1400人規模の小中高課程を持つ東京韓国学校は敷地が狭く、在日韓国人社会はこれを拡大・移転すること宿願事業として推進していた。
小池氏は毎年9月1日、1923年の関東大震災時に日本人によって殺害された韓国人の追悼式が行われる際に都知事が追悼文を送っていた習慣も廃止した。この追悼式には「極右の代名詞」と言われた石原慎太郎元都知事も欠かさず追悼文を送っていたが、小池氏は就任翌年からこれを拒否している。
引用ここまで。
韓国学校の移転は、在日の宿願であること。関東大震災の追悼式への追悼文の2点を韓国人は、根に持っており、小池氏を極右と断じて居ます。
この2点は、評価するものの、ソウルとの姉妹都市に関しては、手付かずです。
ソウル市長は、極反日で姉妹都市の首長として相応しくない言論の多い、一応次期大統領候補です。
次期大統領選に向け、反日活動が強まることは必至と思いますので、2期目の課題として「ソウルとの姉妹都市解消」を期待します。
保守側の大物不在というのがそのまま結果に出ているとしか。
ゴミの中からとは言うものの、新味があってある程度力のありそうなゴミが出てこない事にはなかなか動かないというのも事実。
都知事戦は小池氏の圧勝だったみたいですね♪
>前回もマスメディアが勝手に「主要3候補」を決め
ってのは、全ての候補者を取り上げるのは無理だから仕方無いのかも知れないけど、これから漏れると知名度とかの点で不利になっちゃいますよね♪
報道する側も、それぞれの視点でお気に入りを応援するとか、泡沫に焦点を合わせるとこがあってもいいように思うのです♪
>当ウェブサイトでは、NHKという組織については、「公共放送を騙り、法律の規定を悪用して国民から半強制的に受信料を取り立てながら、問題のある番組を多数制作している利権組織」だと考えています
NHKについての新宿会計士様の問題意識には共感するのですが、
・公共放送は必要なのか?必要だとして、その統制はどうあるべきなのか?
というのと、
・公共放送の財源として受信料制度は適切なのか?
というのは、ちょっと別の論点な気がするのです♪
前者はあたしには難しくて、意見もまとまってないけど、極論いえば、政府がネットを使って直接国民に広報することも可能だから、別に要らないって気もするのです♪
ただ逆に、放送法第15条の「公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、良い放送番組による国内基幹放送を行う」とかの目的は大切な気もするのです♪だから、今は、(担い手がNHKである必要はないけど)公共放送は必要だと思うのです♪
でも、その統制が弱くておかしな放送をしてるから、直接個々の放送内容には踏み込まないにしても、経営とか編集のトップに対しては、裁判官の国民審査みたいな統制のための制度が必要じゃないかなって気がしてるのです♪
後者は、テレビの有無で財源を負担する現行制度は、テレビを持ってるけどNHKを見ない人には不公正だと思うのです♪公共放送に社会的な意義を認めるなら、いっそのこと受信料制度はやめて税金から負担すべきだと思うのです♪そうすれば、すくなくとも受信料徴収にかかる費用は削減できるのです♪
脱線が長くなってしまいましたm(_ _)m
桜井君に関しては知名度が上がったのではなく多くの票を取りこぼしてるのだと思いますよ、知名度が上がっても彼の主張が正しいと思わないと票なんて入れませんよ(イケメンなら別ですが)
面白かったのは、山本氏ですかね。
自党の支持者が、宇都宮氏には投票しないことを見切って、自ら立候補したのは、大したものだと思います。
宇都宮氏は、実直とは言いながら、応援の弁士を見ればわかるように、向いている方向があれなので、落選が正解。
全体的には、もう少し、投票率が伸びて欲しかったですね。
せめて、前回並みに。
山本の立候補は、次期解散総選挙を見据えた票の掘り起こしと、衆議院の各小選挙区の基礎票の確認が目的でしょうね。立候補届出が1位だったこともあり、都知事選を伝えるNHKでは毎回たっぷり時間を割いて芝居がかった演説を流してもらえた。
が、得票は66万票で、2013年参院選東京都選挙区で当選したときの67万票と変わらず得票率では1%落としている。見くびってはいけない勢力だけどマスコミが喧伝するようなれい新旋風の実態がない。
立憲・共産が推した宇都宮の票が前回の鳥越から50万票減らしたり、維新の票が前回の参院選東京都選挙区の音喜多から若干ながら上積みしたり、総選挙に向けた判断材料が色々と得られた知事選になったでしょう各陣営。
アニメの銀河英雄伝説。
独裁の帝国、自由惑星同盟、フェザーん自治領。3者が陣取り合戦を行う物語(簡単すぎる?)
この中で自由惑星同盟は選挙で選ばれた代表者が政治を行い、パフォーマンスが優先され、屑しか出ない。
それを思い出しました。では独裁にする? なかなか結論が出ませんが今の制度が良いかと
もうね、小池さんには東京を分割して貰いたい。首都移転でも良い。
東京に集まりすぎ。
今はドラえもんのどこでもドアよろしく地理的な距離は無くなっている。
ネットを活用し分割すれば自然災害が頻繁におきる日本はリスク管理にもなる。
いま関東大震災が来れば立ち上がるのは相当に困難。はっきりしている
女帝小池に期待するのは独裁かもしれない。
都民ではないのて投票権はありませんがもし持っていたら私も小池さんに投票しますね…。
この人じゃなきゃ駄目だ!って人が候補の中にいないんだったらオリンピック(中止にならないなら)の年に都知事でいて欲しいですから。
良し悪しはおいてそのために尽力した人だからという感情論ですけど。
前回は都議会自民、今回は武漢肺炎
小池さんは敵がはっきりした方が強い。
どうせだったら、次の衆院選で新党を
組んで反中共で国政に打ってでればと
思うが、、、とうだろうか
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(というよりも、完全に個人的感想なので)
選挙においては、そもそも、自分と完全に意見が一致する候補など、あ
り得ないことですから、当選者が決まった瞬間に、本当にこの人でよかっ
たのか、と考えるものではないでしょうか。
駄文にて失礼しました。
選挙の惨敗のたびに左翼陣営は反省しないけど、「アフター民主党政権」における左翼の立ち位置ってものを真剣に検証しないと、左翼陣営にとって選挙は「参加することに意義がある」というN党や泡沫候補並みの存在ってことになると思う。
お手盛公約と現状批判だけじゃ有権者に民主党政権を思い出させるだけだ。
もう長年にわたり、選挙には専ら消去法で臨んできましたが、今回の都知事選に関しては小池氏再選で致し方ないでしょう。小池氏が都知事の職務に十分応えているかについては議論の余地があるでしょうが、ここ歴代数人の都知事を眺めてみれば、小池氏はまだマシな方でしょうから。対立候補によほど大きな期待を寄せられるような人が立てばまだ話は違ったでしょうが、今回の対立候補はいずれも国会議員候補としてならばともかく都知事候補としては論外な人ばかりだったので、今回の小池氏の圧勝は当然の結果と言うよりありません。
都道府県知事は相当強大な権限を持っていますが、同時に巨大な官僚機構の長でもあります。特に東京都の場合、予算規模から見ても、そこらの中小国以上であり、当然ながらそれに見合う巨大な官僚機構が存在するので、その官僚機構をうまく動かせない人には都知事は務まりません。官僚機構を動かす方法論はいくつかあるでしょうが、少なくともそれなりの大組織、しかもやや硬直気味の組織を動かした経験は最低限必要であると思います。その意味では、今回の都知事選でそれに該当するのは小池氏と小野氏だけでした。小野氏の今後についてはいささかなりとも期待し、注目していきたいと思いますが、今回は未だ現職を破るに足るだけの信認を得られなかったということなのでしょう。
都道府県知事は行政官です。従って、議員を選ぶのとはまた違う基準で考えなければなりません。賑やかしや売名が目的の候補は無用です。面白そうだからなどという理由で票を投じるのは論外です。今回の都知事選の結果に、4年後、都民が後悔しないで済むことを願ってやみません。
「彼らが現在やっていることは、昨年の参院選でN国党に貴重な票を投じた、少なくない有権者の期待を裏切る行為でもあるからです」
よくぞ仰ってくださいました __ __
一票投じた私から見ても、最近は「なりふり構わず政策実現」ってところからずれているようにも思います。100歩譲って、今回の売名行為がNHKをぶっ壊すための布石の一つだとしても、説明不足感はやはり否めません。
私も、N国党が躍進すれば、「アンチNHKが票になる」と感じた自民党議員に伝播すればいいと思ってましたが、とても残念です。
「インラネッチケー」裁判の吉報が待たれます。
「インラネッチケー」
↓
「イラネッチケー」
失礼しました
何故、歴代東京都知事はロクでもないか?当代の小池氏(以下敬称略)から遡ると、舛添、猪瀬、石原、青島・・・皆、首をかしげる者ばかり。行政能力に?が付くのは仕方ないとして、政治家として持つべき戦略や構想を持っていたようにも思えない。役人を統禦する能力も疑問な人たちばかりだった。金に困らず人口減少等の悩みもなく、相対的に年齢構成が若く軽薄な流行の先端を行く東京だからだろうか?本来なら、日本の政治家として、首相に次いで注目され試される地位。少しは敏腕・辣腕・剛腕、或いは大風呂敷(かつて一人いた?)と呼ばれるような人が選ばれても良さそうだがそうでもない。
或いは、知名度だけがあり、無能な事が都知事の資格なのだろうか?これを日本全体に拡張し、仮に首相を他国大統領のように公選すれば、皆、こんな連中になってしまうのか?と思うと背筋が寒くなる。そして、日本という国はこんなにもレベルが低いのかと思うと暗澹たる思いを禁じ得ない。これでは、隣国大統領の低レベルを嗤えないし、一党独裁の中国式指導者選抜法の方がまだマシとさえ思ってしまう。日本には、国家指導者の人材育成・選抜においても大きな課題があるとつくづく思う。