本日の「速報」です。共同通信に今朝、『日本、拡大Ｇ７の韓国参加に反対』とする記事を配信。あわせて同記事の中で、「韓国政府の反発は必至」、「日本側の対応には外交的優位を守る思惑もある」、「日韓関係の冷却化を進める可能性がある」などと伝えています。これなどまさに「毒水を垂れ流すインフラ屋」そのものではないかという気がしてなりませんが、これについてどう考えるべきでしょうか。
目次
トランプ氏の唐突なＧ７拡大構想
ドナルド・Ｊ・トランプ米大統領が今年のＧ７サミットに豪州など４～５ヵ国を招き、「Ｇ１１ないしＧ１２会合にしたい」と述べた、などとする話題については、『ロシア、インド、韓国がすんなり拡大版Ｇ７に入るのか』や『対中包囲網形成ならはＧ７拡大よりＧ２０縮小が有効？』などでも取り上げました。
これについて当ウェブサイトは当時、「議長国の権限でＧ７サミットにＧ７以外の諸国を招くことは問題ないが、恒常的なメンバー拡大となれば、それは議長国の権限を越える」、「豪州はともかく、トランプ氏が列挙したそれ以外の国がＧ７に適格だとは思えない」などと報告しました。
また、実際にいくつかのメディアの報道を眺めていても、当ウェブサイトで申し上げたのとまったく同じような意見が英米豪などのメディアに相次いで掲載されましたし、伝えられるところによると、とくにロシアをＧ７メンバーに復帰させることについては、欧州諸国が強く反発しているようです。
ただ、ここまでについてはごく当たり前の話でしょう。というよりも、もともとＧ７会合にはロシアが加わって「Ｇ８」だった時代があったのですが、ロシアは結局、2014年のクリミア半島併合を契機にＧ８から追放され、再びＧ７に戻ったという経緯もあります。
トランプ氏がこうした経緯を無視し、たんに「中国包囲網」構築狙いで安易に４ヵ国をサミットメンバーに加えたいと主張したのだとすれば、浅はかも良いところですし、放っておけば「Ｇ１１」ないし「Ｇ１２」構想は潰えるはずです。
インフラ屋がまたしても毒水を垂れ流したのか
その意味で、日本としては放置しておけば良いだけの話だと思うのですが、こうしたなか、「あのメディア」が今朝、こんな記事を配信しました。
日本、拡大G7の韓国参加に反対／対中、北朝鮮外交に懸念（2020/6/28 06:00付 共同通信より）
配信したのはもちろん、最近何かとお騒がせ中の共同通信です。
記事タイトルでもわかるとおり、「日本政府高官が米国政府に対し、韓国のＧ７参加に反対すると表明した」とするもので、共同通信は次のように述べています。
- 韓国政府はG7参加を歓迎しており、反発は必至だ。
- 日本側の対応にはアジアから唯一G7に参加する外交的優位を守る思惑もある。
- 歴史問題などで対立する日韓関係の冷却化を進める可能性がある。
共同通信さん、こういうのを産経新聞のデスクが苦言を呈していた「毒水」って言うのですよ！（苦笑）
日本が韓国のＧ７参加に反対するのは当然
この点、共同通信が伝えた内容が正しいのかどうか、現時点では判断のしようがありません。
ただ、「一般論」として、日本がＧ７拡大に反対していたとしても、べつにおかしな話ではありません。そもそも論としてトランプ氏が言及した４ヵ国のうち、豪州以外の３ヵ国については、たんに「Ｇ２０諸国のうち中国に近接している」というだけに過ぎないからです。
Ｇ７諸国は自由主義、民主主義、法治主義、基本的人権尊重といった基本的な価値を共有する諸国であり、ロシアが追放された理由も、結局のところ、彼らが国際法を無視したからにほかなりません。
インドの場合も、いちおうは民主主義国とされていますが、法治主義や人権尊重がインド社会において貫徹しているかどうかは微妙ですし、韓国の場合は日本との国際的な条約・約束を破りまくっている「ウソツキ無法国家」です。
いや、それだけではありません。
韓国がＧ７に入ってはならない理由は、同国がすでに中国ないし北朝鮮の支配下に入りつつあるからです。Ｇ７に入るということは、自由・民主主義国家同士の事実上の同盟に加わるということであり、「自由で開かれたインド太平洋戦略」にすら参加を拒否している韓国にその資格はありません。
その意味で、日本政府が米国に対して「クギを刺す」くらいのことはしても良いでしょう。
しかし、万が一、共同通信が伝えた「日本政府が米国にＧ７拡大反対を伝えた」という情報が正しかったとしても、「韓国政府の反発は必至」、「日本側の対応には外交的優位を守る思惑もある」、「日韓関係の冷却化を進める可能性がある」という記載は、蛇足というよりほかありません。
というよりもむしろ、「韓国さん、怒ってね！」というメッセージにしか見えないのです。まさに「毒水を垂れ流すインフラ屋」という産経デスクの指摘を思い出してしまいます。
中央日報などがさっそく反応
さて、これにさっそく反応したのが、韓国メディアです。ここでは『中央日報』（日本語版）の記事を紹介しましょう。
安倍の日本「韓国のＧ７参加反対」米国に伝えた
先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）を拡大し韓国などを追加で参加させるというトランプ米大統領の構想に対し、日本政府高官が「反対」の意向を米国に伝えたと共同通信が２８日に報道した。<<…続きを読む>>
―――2020.06.28 11:35付 中央日報日本語版より
「安倍の日本」、とあります。この表現からも、中央日報の記者の「先進国意識」といううぬぼれとともに、強い怒り（笑）が伝わってきますね。
ただ、共同通信が「韓国の反発は必至」などと書いてくれたおかげで、中央日報としては、記事本文でさほど日本に対する批判をにじませる必要がありません。なにせ、共同通信の報道内容をそのまま繰り返すだけで、「日本が韓国との関係を悪化させようとしている」かに装うことができますからね。
中央日報はこの共同通信の記事に加え、28日にＮＨＫに出演した茂木敏充外相が
「（公式会員国でない）アウトリーチとしてどの国を招待するかは議長国が決定するが、Ｇ７の枠組みそのものは維持していくのが極めて重要だ。それが（Ｇ７の）コンセンサスとみられる」
と述べたとする話題を付け加えているのですが、その反面、「そもそも議長国の権限でＧ７の枠組みを変更することはできない」という事実については触れられていません。まるで「日本が韓国のＧ７入りを妨害している」という印象を強めているかのようにも見えてしまいますね。
歪んだ「先進国意識」で日本に逆ギレする韓国
そういえば、『「蚊帳の外」にいたはずの日本に「逆ギレ」か？＝韓国』でもお伝えしたとおり、韓国側では現在、日本に対する「怒り」が渦巻いているようです。その典型例が、先日も紹介した、『ＪＢプレス』というウェブ評論サイトに掲載された記事です。
ボルトン回顧録で韓国民の怒りが日本に向かう理由／「南北統一を邪魔して回る日本」、韓国高官が次々と批判の声
米国・国家安全保障問題担当補佐官として至近距離から見守ったトランプ大統領の首脳外交秘話を思いっきり暴露したジョン・ボルトン氏の回顧録『それが起きた部屋』（The Room Where It Happens）に対する韓国社会からの糾弾が絶えない。<<…続きを読む>>
―――2020.6.25付 ＪＢプレスより
この記事によると、ジョン・ボルトン元大統領補佐官が執筆した回顧録が原因となり、「日本に対する激しい糾弾」が続いているのだそうです。ＪＢプレスの記事ではこうした韓国国内の雰囲気について、次のように指摘します。
「多くの韓国人、特に文在寅政権支持勢力は、朝鮮半島の平和に最も邪魔になる存在が日本と考えている。南北が統一を果たし、経済力や国際的地位の面で日本を超えることを日本が恐れ、南北の和解を妨害しているというのが彼らの主張だ。」
思わずあきれ返ってしまいますね。
これに加え、『意識だけ先進国？信頼を踏みにじる韓国が払う「対価」』などでも触れましたが、韓国が自分たちを「先進国だ」と勘違いしている、とする話題については、証拠がたくさんあります。
たとえば、先月中旬の『納得の鈴置論考、安倍発言の真意は「韓国は反面教師」』でも紹介したとおり、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏は例の武漢コロナ禍をめぐり、韓国でやたらと「Ｋ防疫」という言葉が流行している、と指摘します。
これを受けて、『鈴置論考が解く、韓国が「輸出規制撤回」を求める理由』、『鈴置論考に見る、韓国の危険な先進国意識と綱渡り外交』などでも紹介したとおり、韓国社会には一種の「日本が韓国の先進国化を妨害している」という被害妄想がありそうですね。
もっとも、日本にとっての本当の敵は、韓国や中国というよりも、むしろ、このような「毒水」を平気で垂れ流すメディアではないかという気がしてならないのですが…。
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1 2 次へ »更新ありがとうございます。
「拡大G7に韓国が入る事を安倍総理が強く反対、米国に伝える」と言う記事を既に見たと思います。記憶が定かでは無いですが、少なくとも一昨日ごろ。どの新聞・通信社かは覚えていませんが。
でも、日本なら誰だって韓国がしゃしゃり出てくるのは良い気がしないでしょう。豪州なら分かるが。どうせG7に関係のない日本の悪口か、親北媚中発言しか文大統領はできません。あとの内容の深い話にはダンマリです。欧州勢がロシア参加に反対するのと、気持ちは同じですよ。
トランプ大統領も思いつきだけなのか、親中国派を加えるとは正気とは思えません。1か国でも反対なら潰れる話だそうなんで、ココは安倍総理に強硬に【絶対拒否、中国の配下だ！】と訴えてクギを刺して欲しいものです。
共同通信は、そんな事しか仕事しないのか？300人カットじゃなく、廃業を勧める。
朝鮮戦争の式典で敵国にヘコヘコしながら（一応）無関係の日本の悪口を言うような輩ですからね・・・
ad様
ありがとうございます。左様です。
強いモノにはペコペコし、自分と(本当はずーッと格上なのに)同じか下と見たら、悪態をつくサイテー人です。
東南アジアやアフリカ諸国、南米諸国は完全に見下してますよネ？アンタラが最低やッちゅうに。分からん阿呆どもです。
Ｋ通信、Ｋ通信。
韓国が勘違いして空騒ぎ（あっ、これだけで３Ｋだ）する度に否定するだけで疎遠になれるとは、何と素敵なことでしょう。
日本企業の資産現金化やGSOMIAなどイベントが目白押しなので、どんどん脊髄反射を引き出してあげましょう。
Ｇ７（神セブンww）への韓国「参加」はホスト国の米次第ですから、別に今回に限り参加して頂いてもなんら構いません。参加して良かったあ！となるかどうかは知りませんが。
しかしそもそもＧ７の「拡大」が必要かどうか、拡大するにしても韓国以外に無いのか？というのがあります。
韓国を入れるくらいならロシアを戻せば良いと思います。個人的には。
昨晩ウリスト教の教会前を通ったら夜のミサをしているようで
闇から響くような声が聞こえてきました・・・
さあ、韓国人の妻たる小泉〇〇子よ、
その魔力をもって中年オヤジを反安倍に扇動せよ！
日本の市中に居住する隠れ工作員たるスナックのママ達よ、
昼カラオケで日本の市中にコロナウイルスを蔓延させよ！
そして、歌舞伎町に潜入した売春婦達よ、
お前たちの呪われたコロナウイルスを日本人にまき散らすのだ！
K防疫が世界最強であることを証明するのだ！
ポプラン様
＞闇から響くような…
ウリスト教のミサって、まるでサバトみたいですね…w
ポプランさま
シンシアリーさんによると、本場のウリスト教は、喚き散らすようですので、日本型に変化したウリスト教では無いかと思います。
ここは「韓国？ハハハ、ナイスジョーク！」と笑い飛ばす場面ではないでしょうか。小泉氏はガチだったかもしれませんが、トランプ氏は別の意図があるように見えます。
確か、EUが先にG7の拡大に懸念を出していたはず？記憶違いなら、ごめんなさい。
最近、「いつもの共同かよ！」って認識してます。
そう言えば、青山議員がよくサイバー攻撃されるんですよね。
韓国、中国の論評を出すと、速攻で攻撃される様です。
何が起こってるんですかね？笑笑
竹田恒泰氏も生のyoutube放送中に、中国のことを話してたらバンしたみたいですね。
ホント、世界規模で、何が起こってるんでしょうね。
ネットクライシスって、映画の中では無くなってますね。
ネット社会に依存する怖さを徐々に感じてます。
日本は、アナログを残すべきです。
これから考えるのは、G5の恐ろしさですよ。
あ、5Gです。
混同してきました。
さすがに陰謀論かもしれませんが、これも韓国政府筋からのリモコン電波かもしれませんよ。
G7招待に「先進国クラブ入りニダ」と舞い上がる文在寅テドンリョンニムと異なり、外交部の官僚等は、この招待がトランプ大統領が用意した踏み絵であることが判っていました。招待の報道をした当時の中央日報や朝鮮日報の記事には、はしゃぐ気配はなく、中国との関係が濃厚な韓国が旗幟を鮮明にできるかどうか懸念する雰囲気でした。
おそらく外交部は、時間をかけて青瓦台に「対中包囲網の陣営に加わることを宣言させられますよ」と何度も何度も説明してきて、さしもの外交の天災・文在寅テドンリョンニムも、うっすらとヤバさが理解できてきたのでしょう。後は、不参加の口実を作るだけです。
そこで韓国の手先である共同通信にリモコンをピッ。「イルボンが反対したからG7に参加できないニダ！」これで国民は納得します。「また悪辣なイルボンの工作に屈したニダ！ 許さないニダ！」 チョロいもんです。
阿野煮鱒さま
日本が悪いニダで不参加は、私の最初からの予想通りニダ。
阿野煮鱒さま
＞韓国政府筋からのリモコン電波
発せられしは呼吸を合わせるための「真黒（ｼﾝｸﾛ）波」？
それとも異論を過熱させるための「真以黒（ﾏｲｸﾛ）波｝？
共同通信の経営は炎上商法に身を墜とさざるを得ないくらいの末期症状なの・・？
それとも、元から身も心もマックロなだけなのでしょうか・・？（その両方？）
＊韓国政府が腹黒なのだけは間違いのないところなのですが・・。
共同通信の記事の真偽は兎も角として、単純に韓国が「日本が悪いニダ」と言わせる口実を作り出して上げてる様に思います。
またこの様な韓国の反応は、相対的剥奪感という言葉で、理解し易くなると思います。
相対的剥奪感についての詳細は、以下のリンクに良く書かれています。
https://kayakura.me/relative-deprivation/
言葉の定義としては、
「相対的剥奪とは「現在の状態と期待している状態の間のギャップ」のことを指します。1982 年にフランスの社会学者レイモン・ブードンが定式化したモデルです」
となります。
「現在の状態と期待している状態の間のギャップ」という定義自体が、韓国の為に有るような言葉です。
相対的剥奪感は、社会の不満の発生を引き起こします。
今まで、韓国相対的剥奪感を「日本のせい」「日本が悪いニダ」で、不満の解消をしてきましたし、多分これからもずっと続くと思います。
記事中にある「日本側の対応にはアジアから唯一G7に参加する外交的優位を守る思惑」というのは、「韓国がアジア唯一G7に参加すべき国なのに、日本のみが参加していて悔しいニダ」、「それを邪魔しているのは、日本に違い無いニダ」という、被害妄想的な話になります。
また、「朝鮮半島が統一すると」の話も、同じ流れにしかなりません。
韓国人のおかしな所は、それだけに留まらずに「日本に剥奪されたものを、奪い返すのは当然の権利ニダ」と考えている所まで、知っておいた方が、良いと思います。
「対馬の仏像」の件が、代表的な例になると思いますが、文化財に限った話では有りません。日本の国富そのものを、韓国人は、本来韓国人の物だから、奪い返すのは当然の権利ニダと考えています。
別にゲストで招いて踏み絵を踏んでもらうのは日本としても大歓迎なんですけどね
ゲストで呼んでも、反中国の踏み絵は踏まないから、呼びたく無いんだと思いますよ。
だったら次呼ばないとか何か鎖を付ければいいでしょう
匿名様・だんな様
「踏み絵」を踏んでも､後で習近平に泣き付きに行って無かった事にするから意味がないニダ｡🐧
その時の土産は「Ｇ７の協議内容」では信用されないから､「Ｇ７の議事録」ニダ｡🐧
別に難しい理屈を付けなくても、反日国家への利益供与に反対することは、日本としてごく自然で当たり前の話では？