「飛ばし報道」だけでトルコリラの暴落を防いだ日本円
昨日の『トルコとの100億ドルスワップ報道に「驚いた」日本』では、トルコ国内で「トルコ中央銀行が日銀と100億ドル規模の通貨スワップ締結で合意に至る直前である」などと報じられた、とする話題を紹介しました。いわば、一種の「寝耳に水」のような話ですね。わが国ではさほど話題になっている形跡はないのですが、現時点で判断するかぎりは「利下げに備えて通貨安を防衛するための一種の情報操作だった」とうい可能性が高い気がします。
目次
トルコメディアの飛ばし報道
「100億ドルスワップ説」は信頼できるのか?
昨日、当ウェブサイトでは「トルコ国内で唐突に、日本とトルコが100億ドル相当の通貨スワップを締結する予定だと報じられた」、という話題を紹介しました(『トルコとの100億ドルスワップ報道に「驚いた」日本』参照)。
ただ、トルコ国内で報じられた内容を(FTなどからの孫引きではありますが)読み込んで検討してみると、昨日の記事でも触れたとおり、不自然な点がいくつもあります。
その最たるものは、「日銀との通貨スワップ」という表現でしょう。
現在の日本は、多国間通貨スワップの一種である「チェンマイ・イニシアティブ・マルチ化協定(CMIM)」を除くと、12ヵ国・地域と合計14本のスワップを締結していますが(図表1)、これらは単純なものではありません。
図表1 日本が諸外国と締結するスワップ(CMIMを除く)
契約相手 | 交換上限 | 交換条件 |
---|---|---|
米連邦準備制度理事会(FRB) | 無制限 | (為)日本円と米ドル |
欧州中央銀行(ECB) | 無制限 | (為)日本円とユーロ |
英イングランド銀行(BOE) | 無制限 | (為)日本円と英ポンド |
スイス国民銀行(SNB) | 無制限 | (為)日本円とスイスフラン |
カナダ銀行(BOC) | 無制限 | (為)日本円と加ドル |
豪州準備銀行(RBA) | 1.6兆円/200億豪ドル | (為)日本円と豪ドル |
中国人民銀行(PBOC) | 3.4兆円/2000億元 | (為)日本円と人民元 |
シンガポール通貨庁(MAS) | 1.1兆円/150億シンガポールドル | (為)日本円とシンガポールドル |
タイ中央銀行(BOT) | 8000億円/2400億バーツ | (為)日本円とタイバーツ |
インドネシア銀行(BI) | 227.6億ドル | (通)日本円または米ドルとインドネシアルピア |
フィリピン中央銀行(BSP) | 120億ドル | (通)日本円または米ドルとフィリピンペソ |
シンガポール通貨庁(MAS) | 30億ドル | (通)日本円または米ドルとシンガポールドル |
タイ中央銀行(BOT) | 30億ドル | (通)日本円または米ドルとタイバーツ |
インド準備銀行(RBI) | 750億ドル | (通)米ドルとインドルピー |
(【出所】日銀『海外中銀との協力』のプレスリリース、財務省『アジア諸国との二国間通貨スワップ取極』等より著者作成。「交換条件」欄に(為)と示しているものが為替スワップ、(通)と示しているものが通貨スワップ。なお、通貨スワップについては「相手国が日本から引き出す際の条件」のみを記載している)
そもそも日本のスワップの建付けを理解していない
図表1を分類すると、次の3種類に分けられます。
日本が外国と締結している二国間スワップ
- ドル建て通貨スワップ…日銀が財務省代理人として締結するスワップ
- 円建て通貨スワップ…日銀が財務省代理人として締結するスワップ
- 円建て為替スワップ…日銀が締結するスワップ
この点、図表1のうち「日銀が」契約主体となって締結しているスワップは、表中「(為)」と表記した為替スワップ協定であり、「(通)」と表記した通貨スワップ協定は、そもそも日銀が財務省の代理人として締結しているものであり、日銀が単独で外国と締結するものではありません。
そして、日銀が締結した為替スワップは合計で9本ありますが、いずれも引出条件は「日本円」であり、「米ドル」ではありません。総額140兆円にも達するとされる外貨準備を管轄しているのは財務省であり、日銀ではないので、自然に考えたらこれは当たり前の話です。
その一方、日本が外国と締結している通貨スワップは5本あるのですが、いずれも基本は「米ドルでの引出」を前提としています(※インドとの総額750億ドルの通貨スワップを除く4本のスワップは日本円での引出も可能ですが…)。
いずれにせよ、もしも本当にトルコが「日銀と」スワップ交渉をしていたのだとすれば、それは「通貨スワップ」ではなく「為替スワップ」(しかも円建てで引き出すスワップ)です。
しかし、いかに日本円が国際的に取引可能な「ハード・カレンシー」であるからといって、国際的な金融センターでもないトルコで、日本円が米ドル換算で100億ドル分も必要になる局面があるとは考え辛いところです。
だいいち、通貨スワップとは「その国の通貨当局が必要としている通貨をダイレクトに手に入れることができる協定」のことですので、日本と経済的なつながりが強いアジア諸国ならともかく、日本から遠く離れたトルコが本当に日本円の通貨スワップを欲しているとも思えません。
いずれにせよ、現地メディアが日本の対外スワップの特殊性という前提条件を無視して記事を書いていたことは明白であり、このことからトルコメディアの報道については、現時点において「限りなく飛ばし報道に近い」と結論付けて良い、というのが昨日の当ウェブサイトの見立てでした。
トルコの利下げ
狙いは「通貨の暴落を防ぐこと」!?
ただ、もしこれが「飛ばし報道」なのだとしたら、なぜこんな報道が出て来たのかが気になるところです。
【参考】トルコリラ
(【出所】トルコ中央銀行)
しかし、その答えは案外簡単にわかりました。
Turkey in ‘Losing Battle’ Over Lira After Surprise Rate Cut
―――2020年4月22日 0:16 JST付 Bloombergより(Updated on 2020年4月23日 15:10 JST)
トルコ中銀、1ポイント利下げ-政策金利8.75%に
―――2020年4月22日 20:37 JST付 Bloombergより
リンク先はいずれもBloomberg配信記事で、最初の記事がオリジナル、次の記事がその日本語版です。英語版の記事のアップデート時刻が未来になってしまっている理由はよくわかりませんが(笑)、トルコの中央銀行は昨日、利下げに踏み切ったのだそうです。
具体的には政策金利を9.75%から1%ポイントも引き下げ、8.75%に設定したのだとか。そもそもトルコリラはハード・カレンシーでもないのに、利下げをして大丈夫なのでしょうか。他人事ながら心配になります。
トルコの資金フローは脆弱
トルコを含めた新興市場諸国の場合、外国企業から投資してもらい、工場を建ててもらうことなどで経済を発展させ、完成した製品を外国に輸出するなどして経済発展する必要があるため、そもそも国際的な取引を大量に行う必要があります。
それなのに、自国通貨は国際的に通用しないため、必然的に外貨でおカネを調達しなければなりません。だからこそ、対外債務を積み上げてしまうという傾向があります。
トルコもその例にもれず、国際決済銀行(BIS)の『国際与信統計』(Consolidated Banking Statistics, CBS)の最新データによると、2019年12月末時点で外国の金融機関から1938億ドルものおカネを借りています(図表2、ただしこの金額には自国通貨建ての債務を含む)。
図表2 トルコの外国金融機関からの借入額(2019年12月末時点)
相手国 | 金額 | 構成比 |
---|---|---|
スペイン | 647.34億ドル | 33.40% |
フランス | 278.26億ドル | 14.36% |
英国 | 132.85億ドル | 6.85% |
ドイツ | 128.52億ドル | 6.63% |
イタリア | 128.41億ドル | 6.63% |
日本 | 109.73億ドル | 5.66% |
米国 | 97.55億ドル | 5.03% |
その他 | 415.40億ドル | 21.43% |
(【出所】BISのCBSのB4-Sより著者作成。なお、これには外貨建て、自国通貨建てを含む)
外貨準備は3月だけで150億ドル以上減少
また、自国の通貨の価値が下がれば、自国企業にとっては外貨建ての借金の価値が上昇(つまり債務負担が上昇)してしまいますし、自国通貨の価値が挙がれば、自国企業にとっては輸出競争力が減ってしまいます。
さらには、うまく経済発展させていくためには、国内の通貨供給量やインフレ率などをコントロールしていく必要があります。経済が発展しているときは、得てしてインフレ率も上昇しがちなのですが、これを利上げなどによっていかにうまく抑えていくかがポイントです。
それなのに、新興市場諸国にありがちなのは、大統領が人気取りのために利上げを渋る(あるいは利下げをしてしまう)、というケースです。この場合、利下げを嫌って外国資金が国外に逃げてしまい、通貨の価値がさらに下落する、というケースも考えられます。
このため、通貨当局としては通貨安を避けるために、外貨準備から外貨を売り、自国通貨を買い入れる「自国通貨買い介入」を余儀なくされるケースも多いです。実際、IMFのデータ(IRFCL)によれば、トルコの外貨準備高は3月だけで155.79億ドルも減っています。
トルコの外貨準備高の減少
- 2020年2月時点…1077.24億ドル
- 2020年3月時点…921.45億ドル
- 減少額…155.79億ドル
(【出所】IMF『IRFCL』)
ただ、WSJのマーケット欄によると、トルコリラは5月6日には1ドル=7.1988リラと数年ぶりの最安値水準にまで下落していたものが、日本時間昨日深夜時点では1ドル=6.8012リラに戻しているようです。
やはり、これらのデータで読む限り、トルコ国内における「日本との通貨スワップ」は、利下げをするための単なる虚報であったという可能性が高そうですし、とりあえず「日本との通貨スワップ論」は沈静化すると見て良いでしょう。
「スワップ外交」見直す好機?
国民レベルでもっと関心を持つべき
といっても、もちろん、日本の財務省が本当にトルコとのあいだで通貨スワップの交渉を行っているという可能性を完全に否定するつもりはありませんし、中東の大国であるトルコとのスワップは、うまく活用すればロシアの牽制にも使えるかもしれません(『日本とトルコの通貨スワップがロシアに対する牽制に?』参照)。
ただ、この「トルコと通貨スワップを結べばロシアに対する牽制にもなり得る」との当ウェブサイトの主張に対しては、多くの読者の方から「賛同しない」という意見をいただきましたが、その理由は「トルコも老獪な国であり、日本の思惑通りに動いてくれるという保証はない」、といったものです。
そのような見方には一理ありますし、実際、通貨スワップは、最終的には私たち日本国民の共有物であるはずの外貨準備を使い、外国に対して支援を与えるという協定です。
日本がスワップを提供している相手国のなかには、肝心な局面で日本と中国を「両天秤」にかけるような国もいるようですし、そもそも親日国でも同盟国でもないくせに、やたらと通貨スワップをせびってくる国もあるようです。
このため、特定国に通貨スワップを与えるかどうかについては、私たち国民のレベルでもっと議論する必要があることは間違いないでしょう。
なぜ無関係の国のメディアが反応する!?
さて、本日の「オマケ」です。
日本とトルコのスワップ論を巡り、なぜか無関係な国のメディアが反応しているようです。
日本、トルコと通貨スワップ締結か…韓日間は2017年に交渉中断
トルコの現地メディアなどはトルコ中央銀行が日本銀行とイングランド銀行と総額200億ドル規模のスワップ締結に近づいたと最近、報道した。<<…続きを読む>>
―――2020.05.21 13:36付 中央日報日本語版より
韓国メディア『中央日報』(日本語版)は、
- 韓日通貨スワップは2011年には700億ドルまで規模を拡大したが、2012年8月に李明博(イ・ミョンバク)元大統領が独島(ドクト、日本名・竹島)を訪問したことで韓日関係が悪化し、2015年2月に完全に終了した
- 2016年末に韓日間で関連の協議があったが、2017年1月に釜山(プサン)日本領事館前に慰安婦少女像が設置されたことを受け、日本側が一方的に交渉を中断した。
などと述べているようです。
まるで日本が悪いことをしたかのような書き方は相変わらずですが、無関係な話題に日韓通貨スワップを絡めてくるあたり、中央日報がいかに日韓通貨スワップを欲しているかという証拠に思えてならないのです(考え過ぎでしょうか?)。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
妄想はタダなので・・。
韓;じつは以前から額面利率の高いリラ建債権を大量に保有してたョ。
韓:このところの通貨下落で評価損ハンパなくてナンピン買いしたネ。
土;どうか我とスワップ結んでおくれヨ。〔KFX参加してアゲルから・・。
韓:友邦の頼み断れぬ。100億ドル程度ならなら任せとけ!
【スワップ締結表明でリラ相場反騰?】
土;ウォンを売り叩いても〔韓国は〕米とのスワップを為替流用するから問題ないサ。
韓:協定の締結までに〔保有リラ建債売却して〕梯子を外せば問題ないネ。
*軍備調達をエサに拠出された通貨の即売を目論むトルコ。
*リーマン時の二番煎じを目論む韓国・・。
なぁ〜んてネ。
人道的な支援はともかくとして、有無を言わさず食い散らかされかねない日土通貨スワップの締結には慎重であるべきだと思います。
新宿会計士様、更新ありがとうございます。
「虎の威を借る何とやら…」という情報戦とも。
日本の懐に何も触らなくてもこれだけのプラス効果が出るとは。
対する韓国の場合、かなりの実弾(現金)が動かないとプラスにならないのは、政権がマイナスに引っ張り続けている証左でもあるのかと。
日本の懐への影響がない限り放置、ありそうだったらあの口で「知らん」と言えば済みそうです。
今回は日本側がはっきり否定しなかったのでプラスの効果を及ぼしましたね、相手によって反応を変えれば真逆の効果も出せそう。
>なぜ無関係の国のメディアが反応する?
たしかに(笑)
トルコ救済は,最終的にはEUへの加盟とユーロとの通過統合以外にないと思います。立場としては旧東欧の小国にようになりますが,ギリシアのような状態になっても,今よりましな状態になる気がします。ただ,キリスト教国の中にイスラム教国が加わるのは想像以上の困難があると思います。
雑談ですが,日本もトルコ人のケバブ屋さんが増えましたが,ヨーロッパはどこに行ってもケバブ屋さんが沢山ありますね。過当競争くらいに。他方,トルコ人科学者って,数えられる程度しか頭に浮かんできません。結び目理論で有名なCahit Arf氏はお札にも載っていますが,皆さん誰を思い浮かべますか?イスタンブール大学は東大より絵になる場所が多かったです(どうでもいい話か)。
愛読者 様
加えて、クルド人の民族問題があったりします。
(フランスとスペインに跨がるバスク人は見なかった事にする)
愛読者さま
ケバブは、美味しいけど、トルコアイスのやり取りはウザいと思います。
だんな 様
トルコアイス…あれはエンターテインメントですので。(笑)
そういえば,ここしばらくトルココーヒー飲んでませんでした。あれ,邪道ですが,ネスカフェーの粉末コーヒーからでも似たようなものつくれるんですよね。イスタンブールで見てきました。観光地としてはカッパドキアのほうが面白いです。(本題からはずれすぎか?)
パムッカレも忘れないであげてください。
愛国者様
私は、トルコには行ったことがありませんが、さる砂漠の国で、ヴェドウィンの人たちから、苦い飲み物でもてなされた経験があります。今から思うと、あれがアラビア・コーヒー(トルコ・コーヒーに似ている?)だったのかも知れません。それはともかく、御承知のように、コーヒーを飲む習慣はトルコからヨーロッパに伝わったとか。我々日本人がコーヒーに親しむようになったのは、欧米経由ですから、その元はトルコであった訳です。で、自文化を徹底して欧米化しながら、なおアジアの尻尾も持つ日本とトルコ、両者には他生の縁でもあるのかも知れません。(笑)
トルコ人科学者といえば、真っ先に思い浮かべるのが、医師のフルシ・ベヒチェットHulusi Behcet ですね。「ベーチェット病」を発見した人です。
トルコのEU加盟は無理ではないでしょうか。30年以上加盟交渉をしてもまとまらず、キプロス問題も解決できない現状ではトルコのEU加盟は絶望的でしょう。
EUの方も人口がドイツに次いで2位(=つまり欧州議会の議席配分も2位)となり、歴史的にも文化的にも対立し続けてきたトルコなんて受け入れ難いでしょう。コロナ問題による国境封鎖でぎくしゃくしてるのでトルコ加盟の前に崩壊する可能性もありますし。
トルコは今まで自称してきたようにアジアとヨーロッパの架け橋として、悪くいえばコウモリとして生きていく事になりそうです。
トルコアイスは(ドンドゥルマ)は初めて知りましたが、受け渡し方法がおもしろそうですね。一度食べてみたいです。
どうでもいいですが、長崎には「トルコライス」というB級グルメがあります。
世界三大料理にトルコ料理が
入っていることはあまり知られ
ていないかも
そうなんですか?
世界三大料理って
フランス
中国
トルコ
なの?
中央日報、珍しく通貨スワップがなくなった理由を正しく書いてるじゃないですかw
匿名様のご意見は噴飯物ですよ‼︎
≫ 中央日報、珍しく通貨スワップがなくなった理由を正しく書いてるじゃないですかw
どこが正しいのでしょうか? 日本側の都合で中止した訳では有りませんよ‼︎
日本側が「本当に要らないの?」の問いに、韓国自ら「通貨スワップなんか要らない!どうしても日本側がスワップ締結して欲しいと言うならして締結しても良いが」に対して、麻生大臣の回答は「金貸す側が頭を下げてどうぞ借りてくださいと、そんな話聞いた事無い」と単純そのものです。
>一方、韓国と日本は2001年に初めて通貨スワップ契約を締結し、2011年には700億ドルまで規模を拡大したが、2012年8月に李明博(イ・ミョンバク)元大統領が独島(ドクト、日本名・竹島)を訪問したことで韓日関係が悪化し、2015年2月に完全に終了した。2016年末に韓日間で関連の協議があったが、2017年1月に釜山(プサン)日本領事館前に慰安婦少女像が設置されたことを受け、
日本側が一方的に交渉を中断した。
手遅れ さまの言う通り
麻生チャンが本当に延長しなくてよいのか?
と念を押した→上から目線の返答→延長無し
どうみても
日本側が一方的に交渉を中断した
と言うのは無理がある
このページを開いたら、調度トルコリラとのスワップを促す広告が出て笑いました。
とばし報道の効果はごく一時的なものでしょうね。
実態経済は何も改善されていないのだからすぐもとに戻ります。
更新ありがとうございます。
トルコと日本のハナシに割り込む隣国。何処の新聞ですか?何が気になるのか?それも日韓スワップが取極中止になったのは、「日本から決裂させた」みたいな書き方。
二度とないと思っていたが、未来永劫に無いな、うん確信したヨ!
トルコ、韓国、両国ともアメリカとの関係が悪くなって、通貨が下がってる共通点があります。
日本円のスワップ話で、これだけ影響するんだから、韓国がアメリカとのスワップの時にあれだけウォンが戻ったのも、納得ですね。
ウォンは、1240を超えないようになってますが、韓国人と企業がドル買いしているようですのて、1200を下回る流れにはならないと思います。
次に1250を抜ける日は、いつなんだろうか?
高金利通貨を金融機関が高齢者に売りまくって犠牲者がたくさん出てますが、
元はと言えば、トルコ政府関係者が自ら日本の金融機関関係者に営業をかけたのではないか?と疑ってます、FXのブログサイトを業者に安く委託して煽り目的に複数作るなどはどこでもやる事で、儲けたいFX業者が客を呼ぶ為に仕掛けるが、信用の無い新興国も同じ事やりたいでしょう、もしかすると高金利通貨建ての商品はほとんどが裏で当事国が猛烈にプッシュして、金融機関が客から得る手数料以上のものを得ている可能性がある、私はトルコは皆が言うように老獪であると思います、しかしもうかなり危ない状態のようです、、利下げしてはいけないときにやるから、今後を見据えて上げる余地を確保してるのか?・・・・。
スワップは、見せ金として投機筋を牽制する意味合いが強いものだと思います。
結んだとたんにホルホルと、もとい、ホイホイと使う方がおかしいのです。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
通貨当局の口先介入というのがありますが、「他国とスワップを結べ
そう」という口先介入もあるということですね。(世界で乱発すると、
効果が激減する気もしますが)
確かに「相手国にスワップを申し入れた。感触としては、スワップを
結べそうだ」を柔らかく(?)言えば、嘘ではないですから。
駄文にて失礼しました。
>「他国とスワップを結べ
そう」という口先介入もあるということですね。
『他国』とスワップを、、、
で
は、通貨安を解消できないでしょうね。
嘗ての基軸通貨『ポンド』の大英帝国
と
世界最強通貨『円』の日本
と
この両国とスワップ締結できるゾ、だったから通貨安が解消できたのでしょう。
それも数日後に安倍首相のトルコへの祝賀メッセージがあり、そのとき日土通貨スワップ締結発表の期待があった。
だからこそ市場が日土通貨スワップ締結できるゾの報道に反応したのでしよう。
新宿会計士サマやコメント、考察をいつも興味深く拝見しております。
トルコ通貨を取り上げた場なのは承知しておりますが、
アルゼンチンがしれっと債務不履行をというニュース。
正直、アルゼンチンに関しては債務不履行の頻度と規模に些かの耐性が金融関係者にはあろうかと存じますが、このタイミングは何かしらのトリガーとなることを懸念します。
市場は昨年から折込済みかと思いますが、是非この件も取り上げて頂いて勉強したいと存じます。
今後も皆さまのコメント、更新を愉しみにしております。