日韓通貨スワップこそ、日本の半導体産業を潰した犯人
先日の『2008年の金融危機時、韓国はわざと通貨安誘導か?』では、金融危機のどさくさにまぎれ、2009年3月頃に韓国がわざと通貨安誘導を行ったのではないか、という仮説を提示しました。これについて、少し論点がわかり辛い部分があったことに加え、いくつか具体的な「証拠」が不足していましたので、本稿では「日韓通貨スワップは結果的に日本の産業を潰すことに寄与した」という点を、できるだけ具体的な数字をもとに考察していきたいと思います。
目次
「ワロス曲線」
もう少し精緻に分析しなおしてみました
先日の『2008年の金融危機時、韓国はわざと通貨安誘導か?』では、私たちの隣国である韓国が、リーマン・ショック(※)以降のドサクサに紛れて、自国通貨・ウォンを意図的に低くする為替操作を行った可能性がある、という仮説を提示しました。
(※「リーマン・ショック」は、米投資銀行大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(2008年9月15日)に端を発する金融危機を指す用語としてわが国で一般的に用いられているもの。ただし、英語圏では “Lehman shock” という用語では通じないようですので、ご注意ください。)
ただ、これについては自分自身で読み返したところ、やや議論が甘い箇所もあったので、改めてこの「通貨安誘導」の部分に再び焦点を当てて、もう少しわかりやすく当時の状況を説明したいと思います。
これについては、まずは韓国の通貨・ウォンの状況から説明しておきましょう(図表1)。
図表1 韓国ウォンの状況(2008年3月~2009年3月頃)
(【出所】韓国銀行。データは終値ベース)
韓国銀行のデータによると、ウォンは2008年9月から10月にかけてグングンと売られ、10月8日にはいったん1ドル=1398ウォンにまで売られるものの、いったんは何とか持ちこたえ、10月14日には1192.5ウォンにまで買い戻されます。
しかし、その後も売り圧力が続いたのか、10月27日には1ドル=1472.5ウォンにまで売り込まれたものの、再び何とか持ちこたえ、11月4日には1ドル=1254.5ウォンにまで買い戻されます。ところが、再度ウォン売り圧力が高まり、今度は11月20日に1ドル=1525ウォンにまで売られたのです。
この「ウォン安」→「ウォン高」→「ウォン安」→「ウォン高」→「ウォン安」、という流れ、アルファベットの「W」にそっくりですね。だからこそ、わが国の某匿名掲示板では、その形状から、誰からともなく、これを「ワロス曲線」などと言い出したのだと思います。
具体的には500億ドルが流出
これについて、別の統計からも、あらためて状況証拠を示しておきましょう。
2008年4月から12月にかけて、韓国が為替介入(通貨防衛)を行ったと思しき額、韓国の企業や銀行などが外国金融機関から借りている短期債務の額が、偶然でしょうか、ともに500億ドルほど減少していることが確認できます(図表2、図表3)。
図表2 2008年1月以降の韓国の外貨準備高増減要因分析
年月 | 為替介入額? | 現預金+有価証券残高 |
---|---|---|
2008年4月 | ▲38.9億ドル | 2603.2億ドル |
2008年5月 | ▲22.6億ドル | 2580.4億ドル |
2008年6月 | ▲10.3億ドル | 2579.4億ドル |
2008年7月 | ▲101.8億ドル | 2473.6億ドル |
2008年8月 | ▲2.5億ドル | 2430.4億ドル |
2008年9月 | ▲7.0億ドル | 2395.1億ドル |
2008年10月 | ▲206.7億ドル | 2121.0億ドル |
2008年11月 | ▲108.9億ドル | 2003.5億ドル |
2008年12月 | ▲26.6億ドル | 2010.6億ドル |
2008年4~12月 合計 | ▲525.3億ドル | ― |
2009年1月 | +43.6億ドル | 2015.8億ドル |
2009年2月 | ▲6.2億ドル | 2013.8億ドル |
2009年3月 | +25.3億ドル | 2061.8億ドル |
2009年1~3月 合計 | +62.7億ドル | ― |
(【出所】韓国銀行データ、WSJデータなどを参考に著者作成)
図表3 韓国の「1年以内の外貨建短期債務」と増減
年月(四半期) | 前四半期比増減 | 短期債務残高 |
---|---|---|
2008年3月末 | ― | 1406.2億ドル |
2008年6月末 | ▲41.7億ドル | 1364.5億ドル |
2008年9月末 | ▲67.0億ドル | 1297.5億ドル |
2008年12月末 | ▲415.3億ドル | 882.2億ドル |
2008年3~12月 合計 | ▲524.0億ドル | ― |
2009年3月末 | +103.5億ドル | 985.73億ドル |
(【出所】国際決済銀行(BIS)の “Consolidated Banking Statistics” を参考に著者作成)
ところが、この外貨準備高の減少、外貨建短期債務の減少は、いずれも2009年に入り、反転します。外貨準備高については2009年1月からの3ヵ月間で為替要因を除いても62.7億ドル増えるとともに、外貨建短期債務残高についても前四半期比で103.5億ドルのプラスに転じているのです。
つまり、外貨準備統計、CBS統計の両者から判断する限りは、韓国の金融危機は2008年12月をもってほぼ落ち着き、2009年には逆に韓国への資金流入が生じていることが、ハッキリと確認できるのです。
バックストップ
通貨スワップと為替スワップ
これについて参考になる仮説があるとすれば、通貨スワップと為替スワップです。
韓国はもともと、チェンマイ・イニシアティブ(CMI)に基づく米ドル建ての通貨スワップ協定(上限:100億ドル)や円建てのスワップ協定(30億ドル相当)を日本との間で保有するなどしていたのですが、2008年には次の3つのスワップを締結または増額しました(図表4)。
図表4 通貨スワップと為替スワップ
種類と締結日 | 極度額 | 備考 |
---|---|---|
米韓為替スワップ(10月29日) | 300億ドル | 民間金融機関への米ドル融資 |
日韓通貨スワップ(12月12日) | 300億ドル | 130億ドルから増額 |
中韓通貨スワップ(12月12日) | 1800億元 | 人民元建ての通貨スワップ |
(【出所】著者調べ)
このうち、米韓為替スワップについては、いわゆる通貨スワップではなく為替スワップであり、民間金融機関に対して韓国銀行を経由でドル資金を貸し付けるという協定ですが、日本、中国とのスワップはいずれも通貨スワップとされています。
日本、中国との通貨スワップが発動されたという報道発表は残されていないようですが、米国との為替スワップについては、各国が引き出した金額が米連邦準備制度理事会(FRB)のウェブサイトに残されており、韓国が引き出した為替スワップの額を時系列で整理したものが、図表5です。
図表5 韓国が引き出した米韓為替スワップ(流動性ファシリティ)の額
(【出所】FRB “Central Bank Liquidity Swap Lines” より著者作成)
ただし、米韓為替スワップ協定(※当時の上限は300億ドル)自体は10月時点で締結で合意していたのですが、現実にこのスワップに基づく流動性供給が実施されたのは同年12月に入ってからのことであり、若干のタイムラグは発生していました。
しかし、韓国銀行は初回に40億ドルを借り入れ、以降は30億ドル少々ずつ引き出し、2009年1月22日には163.5億ドルに達したのですが、それでも極度額である300億ドルにはまだ136.5億ドルの余裕がありましたし、しかも残高は徐々に減り始め、2009年末にはほとんどなくなってしまいます。
ということは、米韓通貨スワップを引き出したことに加え、日本や中国が大型の通貨スワップで韓国を資金面でバックアップしてくれたことで、韓国では金融危機がほぼ終息したのではないか、という仮説が浮かぶのです。
外貨は逆に流入超過に!
先ほどの図表2、図表3、図表5からは、韓国の外貨が2009年前後にどう推移したかが何となくわかります。というのも、外貨準備の増加、外貨建短期債務残高の増加、米韓為替スワップの行使により、2009年3月までに、ざっくり330億ドルほどの外貨が韓国には入っていたはずだからです(図表6)。
図表6 韓国の外貨資金繰りの改善(2009年3月頃まで)
区分 | 金額 | 時期 |
---|---|---|
①外貨準備高(為替要因除く) | +62.7億ドル | 2009年1~3月 |
②外貨建短期債務残高 | +103.5億ドル | 2009年1~3月 |
③米韓為替スワップ引出額 | +163.5億ドル | 2008年12月~2009年3月 |
合計 | +329.7億ドル |
(【出所】著者調べ)
もちろん、この金額は、韓国が2008年4月から12月にかけて為替介入で溶かした525.3億ドル(図表2参照)と、外国金融機関から貸し剥がされた短期融資524.0億ドル(図表3参照)の合計額(1049.3億ドル)と比べれば、その3分の1弱に過ぎません。
しかし、とくに韓国の金融機関が入手した外貨の額(図表6に示した②、③の合計額、つまり267.0億ドル)は、2008年4月から12月までに外国から貸し剥がされた金額(524.0億ドル)の半額であり、決して少ない金額ではありません。
やはり、韓国は2009年には金融危機をほぼ脱していたものと考えて良いのです。
ワロスと富士山の違い
以上を踏まえて改めて考察したいのが、冒頭に示した図表1です(再掲)。
(再掲)図表1 韓国ウォンの状況(2008年3月~2009年3月頃)
(【出所】韓国銀行。データは終値ベース)
いかがでしょうか。
韓国ウォンが売られている「ヤマ」が4つあります。
- 2008/10/08…1398.0
- 2008/10/27…1472.5
- 2008/11/20…1525.0
- 2009/03/05…1582.3
ただ、このうちの2008年における「3つのヤマ」と、2009年3月におけるヤマは、形が全然違います。前半3つのヤマはまさに「ワロス曲線」そのものですが、2009年3月のヤマは、富士山のように単発のヤマだからです。
そして、2009年3月のウォン安に関しては、投機筋の攻撃によるものというよりはむしろ、韓国の通貨当局があえてウォン安介入をし、ウォン安に行き過ぎたのであわてて調整した、という具合に見えてしまうのです。
というのも、2009年3月においては、韓国の外貨準備(※為替要因除外ベース)はむしろプラスに転じており、2008年10月~12月の資金流出局面ではないからです。
仮説「韓国は安全弁があれば平気で為替介入する」
以上より、2008年から2009年にかけての韓国では、次のような現象が発生したのではないかと推測できるのです。
- ①リーマン・ショック前後から、韓国の企業、銀行は、短期のドル資金調達に苦労し始めていた
- ②韓国の企業、銀行は外国金融機関からの短期借入の更新を次々と拒絶され、やむなくウォンを売ってドルを買い、その資金をもって外貨建債務の返済に充てた(9~12月の3ヵ月だけで400億ドル超、4~12月の累計で524億ドル)
- ③外為市場で韓国ウォンが暴落し、韓国の通貨当局(韓国銀行など)は慌てて外貨売り・自国通貨買いの為替介入(通貨防衛)を実施し、これにより外貨準備高は大きく減少した(為替変動を除外すれば、9~12月だけで342億ドル、4~12月の累計で525億ドル)
- ④ただし、日中からの通貨スワップ協定の提供などもあったのに加え、2008年12月には韓国銀行が米韓為替スワップ(上限300億ドル)の引出を実行し始めたため、金融市場の混乱はほぼ終息し、2009年1~3月には外貨準備、外貨建短期債務がともに上昇に転じた
- ⑤韓国では金融危機がほぼ終息したにも関わらず、韓国の通貨当局はウォン安状態を放置(または人為的にウォン安状態を創出)した(※2009年1~3月ではウォン安が進行したにも関わらず、短期外貨借入減少も外貨準備減少も発生していないのがその証拠)
上記の仮説が正解だったとして、では、なぜ韓国は通貨安政策を採用したのでしょうか。
その理由はおそらく、金融危機後に傷ついた実体経済を回復させるために、通貨安誘導することで輸出主導で経済を回復させるためでしょう。
これが日本や米国などの先進国の場合だと、金融政策と財政政策を適切にミックスさせて経済を回復させる場面であるはずです(※日本の場合はなぜか財務省が財政政策を極端に渋っているという別の問題がありますが…)。
しかし、韓国の場合は金融政策を打つと為替相場が不安定になるという特徴もありますし、あまり量的緩和をやり過ぎれば通貨が暴落してしまいかねない、という不安を、おそらく政策当局者も抱いているフシがあるのです(『韓国、量的緩和すれば通貨暴落、しなければ企業倒産?』参照)。
だからこそ、「安心して為替介入で通貨安誘導を行うための安全弁が欲しい」、というのが、韓国側の本当のニーズではないのか、と考えた次第です。
その後、何があったのか
日韓通貨スワップにより、エルピーダメモリが潰された?
前回のリーマン・ショック時、韓国は金融危機に見舞われましたが、その後、意外と回復が早かったのも事実です。
しかし、その背景としては、韓国が2008年の金融危機を奇貨として通貨安誘導を行い、1ドル=1100~1200ウォンの状況を常態化させたことに加え、2009年には日本で民主党政権が発足し、円高を放置した結果、韓国企業が日本企業に対してかなりの優位に立った、という事情が考えられます。
表現は悪いのですが、
- 李明博(り・めいはく)政権によるウォン安誘導政策
- 日本の民主党政権による円高・デフレ放置
のミックスにより、日本の産業が韓国によって潰され、その間、日本のさまざまなメーカーがこぞって日本を脱出しました。たとえば、半導体大手のエルピーダメモリが2012年2月27日に経営破綻したのも、結局は円高放置と民主党政権の無為無策が原因でした。
坂本前社長が語る「エルピーダ倒産」の全貌/経営破綻からマイクロン傘下に入るまでの舞台裏(2013/10/20 6:03付 東洋経済オンラインより)
そういえば、リンク先の『東洋経済オンライン』によれば、当時の政策投資銀行は
「日本にDRAMは必要ない。韓国から買える」
と言い放ったのだそうです。
そして、2010年代を通じて、半導体は一貫して韓国の基幹産業であり続けています。エルピーダメモリは日韓通貨スワップの犠牲者だった、という言い方をしても良いのではないでしょうか。
総額700億ドルの野田佳彦スワップ
ついでに、リーマン後の日本がいかに韓国に対して甘かったかという点について、2011年10月の「野田佳彦スワップ」、つまり、日本が韓国に対して「700億ドルという大盤振る舞いをした」という措置についても振り返っておきましょう(図表7)。
図表7 日韓通貨スワップの上限の変遷
時点 | 上限額 | 内訳 |
---|---|---|
2001/07/04:CMIに基づきドル建ての日韓通貨スワップ開始 | 20億ドル | 20億ドルの全額がドル建て |
2005/05/27:円建て通貨スワップ開始 | 50億ドル | (円)30億+(ドル)20億 |
2006/02/24:CMIスワップの増額 | 130億ドル | (円)30億+(ドル)100億 |
2008/12/12:リーマン・ショック後のスワップ増額 | 300億ドル | (円)200億+(ドル)100億 |
2010/04/30:リーマン増額措置終了 | 130億ドル | (円)30億+(ドル)100億 |
2011/10/19:「野田佳彦スワップ」開始 | 700億ドル | (円)300億+(ドル)400億 |
2012/10/31:「野田佳彦スワップ」終了 | 130億ドル | (円)30億+(ドル)100億 |
2013/07/03:円建て通貨スワップ終了 | 100億ドル | 円建てスワップが失効したので、ドル建てのみが残る |
2015/02/16:CMIスワップが失効 | 0億ドル | ドル建てスワップについても失効 |
(【出所】日銀、財務省、国立国会図書館アーカイブ等を参考に著者作成。なお、日銀、財務省が一部過去データを抹消しており、国立国会図書館アーカイブも不完全であるため、誤っている可能性もある)
つまり、韓国が日韓通貨スワップを裏付として、安心して通貨安誘導を行い、それにより日本の産業競争力を削いできたというのが、リーマン・ショック後の10年余りの展開だったのかもしれません。
こうした見方が正しいかどうかは、もう少し長い目で見る必要があるのかもしれませんが、あながち間違いではないと思います。
韓国が日韓通貨スワップを求めるわけ
さて、韓国が最近、日韓通貨スワップをしつこく求めている理由については、これまで当ウェブサイトとしては、大きくつぎの3つを列挙していました。
- ①韓国が2008年4~12月に通貨防衛に溶かした外貨準備の額が500億ドル前後だった
- ②中国が2011年10月に韓国に提供したスワップの規模がドル換算で500億ドル以上だった
- ③米国が2020年3月に提供した600億ドルの為替スワップの代替手段が欲しい
しかし、冷静に考察していけば、韓国は李明博政権時代に、日韓通貨スワップをバックストップとして為替介入を常態化させ、そのことにより結果的に産業構造が似ている日本のライバル企業が倒産・業績不振の憂き目に遭う、ということを経験してきたことを思い出す必要があります。
ということは、韓国の保守派(あるいは用日派)が現在、本気で考えていることと言えば、ずばり、
- ④日本との通貨スワップをバックストップに為替操作を行い、輸出主導で経済を立て直したい
ということではないでしょうか。
そして、韓国側がこの目的どおりに日韓通貨スワップを使うならば、2010年代前半に発生した、「韓国が日韓通貨スワップなどをバックストップに為替介入を常態化させ、結果的に産業構造が似ている日本経済を潰す」、という事態が再来することにもなりかねません。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「リーマン・ショックで経済が傷ついたものの、米国が米韓為替スワップで韓国の民間銀行に対する流動性支援を実施してくれるようになったほか、日本が巨額の通貨スワップで韓国の金融システムを下支えしてくれたことで、為替介入を常態化させて輸出主導で経済回復を実現した。」
という仮説が正しければ、韓国にとっては、当時と似たような状況がすでに2つ生じている、ということでもあります。あとは日韓通貨スワップさえあれば、安心して為替介入を常態化させ、ウォン安に誘導したうえで日本の産業を潰すことができるのかもしれません。
ただし、唯一の救いがあるとしたら、現在の文在寅(ぶん・ざいいん)政権が経済オンチであり、李明博政権と比べてうまく経済運営できるとは限らない点に加え、どうも来週予定されている総選挙では、文在寅氏の出身母体である左派政党が勝利しそうな勢いである、というところでしょうか。
与党「130議席+α」期待 最大野党やや低調か=韓国総選挙まで1週間(2020.04.08 10:47付 聯合ニュース日本語版より)
その意味では、個人的には「影の親日派」である文在寅氏の出身母体である「ともに民主党」が躍進して欲しいと心の中では願っている次第なのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
[ファクトチェック]民主党「双子バス」・左派団体ピケットデモ… 「選挙法違反」
http://www.newdaily.co.kr/site/data/html/2020/04/05/2020040500014.html
入力2020-04-05 11:47 |
比例政党広報・選挙に影響与えることができる施設ない… 野党候補のピケデモも「違法」
法曹界も文在寅が抑えているので手段は問わない攻勢です
新宿会計士さんが、リーマンショック時の日本の産業破壊と、民主党政権を結びつけてくれました。
中国の財政出動を利用して、韓国はリーマンショックの初期に、困難な状態を脱して、その後それを利用して日本人の産業、雇用、賃金を、韓国に動かす事に成功した訳です。
民主党政権を作り出したのは、日本のマスコミです。
韓国、民主党、マスコミの三者が、ここで繋がります。
今この三者の繋がりは、どうなっているでしょうか。
マスコミは、ステマで韓国のPRを続け、旧民主党のモリカケを拡散し、安倍政権を打倒しようとしています。
韓国を擁護して、スワップなど締結させるに、安倍首相、麻生大臣は、邪魔な存在なのです。
反日の元の多くは日本マスコミから、韓国に提供され、その代表例が「慰安婦」です。実際には、それ以前から繋がって、日本に工作活動をして、それが継続していると、私は考えています。
この三者の動きを、そういう視点で見て行くと、理解しやすい話が散見されます。
私の妄想だと思う方は、日頃の三者の動きが、私の視点で見た時に違和感が、有るかを考えながら見て欲しいです。
過去の話は、分かりにくいですが、進行形で見て行けば、理解しやすいと思います。
後は、国内に大きな勢力として、存在している事が、日本社会の問題だと、繋げて考えて欲しいと思います。
書き漏れです。
多分、日本の外務省も、共犯だと思います。
財務省も入るかもしれません。
だんな様
三位一体どころか複合型モンスターですね(笑)
私は下半身が馬で上半身が人間のケンタウロス的な何かだと考えていました。(節操のない下の馬が朝〇新聞)
将を射んと欲すれば先ず馬を射よとありますが。このケースではどこから削るのが正しい攻略法なのか、こんなにたくさんあると不明です。
今さらながらリーマンショックからの尖閣諸島の問題、反日暴動まで日本は運よく乗り越えれたなと思います。
>節操のない下の馬
政権交代狂騒曲、こちらにお集まりのみなさまにあっては、十年ほど前に起きていたことなど、昨日のように思い起こせると拝察します。あのころ何がどうゆう順序で起きていたか、会計士どのの謎解きをきっかけに当方の記憶もふたたび形になりつつあります。
「集合知」という言葉があります。意味は読んでのとおりです。あのころの記憶を寄せ集めれば、半可通のジャーナリストよりはずっと正確な事実関係分析ができるだろうと直感します。個人日記など追跡可能な資料を手元保管されているかたがた、もしいらしたら2009~2011年あたりの世相事件を、会計士どの指摘をもとに再検証してみてはどうでしょうか。「しゃべり過ぎの下の馬社員」の口から直接耳にしたというとっておきの話題を当方はいずれ開陳いたします。
はにわファクトリーさま
十年ほど前に起きていたことなど、昨日のように思い起こせると拝察します。
→もう歳だからそんなに、思い起こせないですよ。時系列や細かい話は全然駄目。言われて思い出すのが、精一杯です。私もどんぶりな話しか、書いていません。
皆んなで、思い出して、誰かが繋げてくれると良いですね。
はにわファクトリー様
節操のない下の馬。
たとえ韓国経済がガタガタになり影響力が亡くなった所で、すぐに主人を北や中国に移すであろうことからこう表現しました。
2009~2011年。日本でもアメリカのような二大政党が誕生し一強の牽制になり政治も良くなるであろう期待感がありましたが。現実にはそうはなりませんでした。当時から民主党政権の危険性を把握していた人は卓見だと思います。今後、民主党が社民党化し社会的影響力がなくなって徐々に消えていくことを望みます。
仰しゃる通りですね。民主党政権誕生で日本の富(技術・ノウハウ・資金・人材)が韓国に流れた訳です。
≫中国の財政出動を利用して、韓国はリーマンショックの初期に、困難な状態を脱して、その後それを利用して日本人の産業、雇用、賃金を、韓国に動かす事に成功した訳です。民主党政権を作り出したのは、日本のマスコミです。韓国、民主党、マスコミの三者が、ここで繋がります。
反安倍政権の意味を私なりに大まかに整理してみました。
(国内問題)
①在日外国人参政権運動や生活保護に象徴される在日特権を認めないから
②戸籍廃止運動や夫婦別姓運動や通名使用に対して、外国の関与が著しいとして、排除しようとするから
③天皇否定運動に対して、日本国家として日本人として絶対に容認しないから
(国外問題)
①日本から永続的なる経済支援の獲得とタカリ政策を柱に据える韓国の目論見を完全否定するから
②再度、朝鮮を併合し日本の富を韓国に移転し、日韓再併合を図ろうとするメディアの願望を全否定するから
※反安倍運動の根っこは朝鮮半島、在日含む朝鮮人、朝日等のメディア、旧民主党勢力にことごとく行き着来ます。また自民の中にも情弱者や確信犯的な人物が居るから要注意です。
もう駄目あの国さま
>韓国、民主党、マスコミの三者が、ここで繋がります
釜山航路が封鎖になり、国際線飛行機の絶対数が厳しく絞られた今、こと、最後にできたがゆえに警戒心緩い中部国際空港国際線が全面休止になっている状況は、一気呵成に事実関係整理しておくまたとないチャンスと思います。人の移動交流が制限されているので、代わりにインターネット情報工作が激化すると思います。「ファクトチェック棒」「集合知」が最大効果を発揮するよう力を合わせようではありませんか。
≫「ファクトチェック棒」「集合知」が最大効果を発揮するよう力を合わせようではありませんか。
はにわファクトリー様
仰しゃる通りです。力を合わせる事が一番重要ですがソース調べるのが大変ですよね。ついつい他のご意見の受け売りになってしまいます。それと、経済は全く知りませんので本当にアレですが、ここで各お人のご意見を眺めているだけで、隣国との無益な関係やその思想性の乖離を実態感覚で知り得る事が出来ると思います。そう言う意味でこの場は大変に参考になります。
これからも色々ご教示下さい。ありがとうございました。
悪韓論(室屋克己)のリーマンショックを奇貨とした為替介入の章で、同様な記載がありました。
「日韓通貨スワップは、我が国には害悪であり、安心してウォン安に誘導することで、韓国の自動車、半導体産業は潤った。」という内容です。新宿会計士さんの仮説は正しいと思います。
だんな 様
三者の関係はおっしゃる通りでしょうね。
昨年あたりから文災害の失策のせいか、残り二者が正体を隠そうともせず、必死に韓国の利益のために動こうとしています。
いずれも行動がかなり幼稚なので、理論武装して各個撃破するのがよいかと。
本来なら、武漢肺炎に対しては世界中が協力して対応すべきときです。しかし、その中で韓国だけが自分の財布ばかりを気にして世界中で顰蹙を買っています。この機に、武漢肺炎を利用してでも寄生虫を駆除すべきでしょう。
微力ながら、集合知に参加させていただきます。
リーマンショックを引き起こした元凶も韓国だったという話を聞いたことがあります。
「米国もリーマンを潰さないための検討をしていたのだが、韓国がリーマンに出資することになり手を引いた。この裏には、韓国国債の償還を延長する裏取引があった。しかし、償還延長決定後、リーマン救済期限の一時間前になって、韓国が突然出資を取り消しリーマンは破綻した。更に、リーマンが危機に陥った話で暴落していた債券を買い漁り、自らの出資話で価格が回復している間に債券を売り抜けて、韓国はボロ設けしていた」
というものだったと思います。
どなたか、この話の裏付けを取れる方はいらっしゃいますでしょうか?
崖っぷちで「押すなよ、押すなよ」芸をしてみんな呆れていたのに、平気で押したのが韓国だったというのは確かでしょうねえ。
やだ崖っぷちでやってた責任まで韓国に求めるのはどうかと。
イーシャ様、私も聞いたことがあります。貴重な時間を韓国に潰された、と。
で、調べてみたら以下2本が引っかかってきました。
▽ここから始まった「米国・IMF・G7から「中国の属国」と切捨てられた韓国」
https://ameblo.jp/yukio0966/entry-12211312462.html
▽【拡散】リーマンブラザーズが倒産したのは韓国産業銀行のせいだった!
https://jp24h.com/post/41897.html
どちらの記事も、世界で報道された、とあるので、英語のページも検索してみたのですが、それらしいソースは見当たらないです。意図的に削除された可能性もありますが。
(日本では全く報道されませんでしたが・・・)
ウィキペディアには以下の記載がありますが、
—–
2008年9月、その前年より燻り続けていたアメリカ合衆国(以下アメリカ)のサブプライムローン問題が表面化し、9月3日に韓国政府筋の韓国産業銀行(KDB)が、リーマン株のうち25%に当たる株式を5 – 6兆ウォン(約5,200 – 6,300億円)で取得すると公表していた[1]。しかし9月10日になって一転、KDBは出資協議を打ち切った
—–
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E9%80%9A%E8%B2%A8%E5%8D%B1%E6%A9%9F
しょせんウィキレベルの情報です。
私の調査能力では、上記が限界でした。
続報あれば、私も読んでみたいです。
酒が弱い九州男児様
この話は私も知っておりましたが、九州男児様に倣ってソース探してみました。
韓国政府系銀行KDB、リーマン株25%取得を提案
2008年9月3日 17:31
https://www.afpbb.com/articles/-/2513266?act=all
米国株式市場が急反落、リーマンは45%安
[ニューヨーク 9日 ロイター]
https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-33669020080909
韓国産業銀行、米リーマンへの出資交渉を断念
2008年9月10日 17:51
https://www.afpbb.com/articles/-/2515509?act=all
ロイターとAFPの記事ですので、確かに世界で報道されたと言っていいと思います。ロイターの9日の記事にはこうありました。
>きょうのリーマン株の下落は、韓国産業銀行(KDB)によるリーマンへの出資協議が打ち切られたとの一部メディアの報道がきっかけ。
泡沫様、ソースありがとうございます。私には見つけられなかったので感謝です。知的好奇心を一つ満たされましたw
日本だと、一度約束したことを土壇場でひっくり返すということはなかなか考えづらい事ですが、生き馬の目を抜く金融業界だと当たり前の事なのでしょうかね。
確かにイーシャ様の仰る通り、引き金の1つとして間違いないかもしれません。ボロ儲けかどうかまではわかりませんが(笑)
一つ言えることは、やはりかの国は信用ならない、係わらない事が大事だということですね。
酒が弱い九州男児 様
泡沫 様
資料を探していただき、ありがとうございます。
全ての責任が韓国にあるというのは、りょうちん先生がおっしゃるように、少し無理がありそうですね。
ただ、韓国をうかつに信用すると大変な目に合うという一例ではあるようです。
近々訪れるであろう韓国の経済危機に際して、米国がどういう態度を取るかのヒントになりそうです。
酒が弱い九州男児 様
以前から気になっていたのですが、九州男児なのに酒が弱いというのは奇妙です。
本当は「酒が弱いが焼酎が強い九州男児」様なのではないですか。
ウエブサイトの内容と関係ないことを書いてしまいました。お許しください。
名無しの権兵衛様、突っ込みありがとうございます(笑)
> 九州男児なのに酒が弱いというのは奇妙です。
には思わず笑ってしまいました。
就職で関東に来てからの飲み会あるあるで、「九州男児は酒が強いだろうから飲め」と上司によく飲まされましたが、日本酒2号で寝てましたw
(焼酎(麦)だともう少し行けます。)
私の学生時代からの友達(九州男児)でも、結構飲めない人も多くて、「九州男児=酒豪」はあまりあてになりません。
もちろん、芋焼酎を水のように飲む友達もいますw
お目汚しの自己紹介、大変失礼しました。
m(__ __)m
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
おそらく管理人様の分析は正しいと思いますが、それ以外に共産主義者の言う自らの首をつる縄を日本が韓国に嬉々として売ったからでは無いかと思います。
技術や管理システムを産み出す技術者を簡単にリストラでクビを切って韓国がそれを使い捨てで拾って役立てた。
それだけです。韓国の製造改善を日本が提供した結果が今の状況と思います。
自己の利益だけをおって日本の国益を考えない(状況に追いやった)行動様式を日本が改めない限り同じ事が繰り返されるので日本の衰退に対して何をやってもムダではないでしょうか。
以上です。駄文失礼しました。
パーヨクのエ作員さま
仰る側面も、確かに有ります。
グローバル化とか言う、お題目が関係していたように思います。
だんな様
当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。
当方も技術者の扱いの軽視が韓国に発展をもたらした主因とは思いませんが、情報や形のないモノの軽視や歴史からの教訓を安全保障の感覚育成の一環として高等教育に活かさない現状の日本人の行動様式が今の状況を招いていると思いますね。
技術やシードの移転に起因したブーメラン効果の状況は今に始まったことではありません。
日本の液晶パネルの衰退は不良ドットの抑制管理システムの移転が主因ですし、アビガンが元ライセンシーでのジェネリック薬品企業によって先行企業が儲ける機会が損失する状況等は技術に関するアセスメントの不全が主因と思いますね。言い出すとキリがありません(笑)。
以上です。駄文失礼しました。
こんな経験をしました。会計士どの分析には直接関係していないのですが、周辺情報として提供させていただきます。題して「日本の製造業を弱らせたひとたちは誰か」
2013年1月ごろのできごとです。外国人2名を成田行きのリムジンバスに乗せるため当方は川崎駅そばでタクシーを拾いました。バスには品川プリンスホテルから乗る予定になっていました。自分は助手席側に乗車し、運転手と世間話を始めました。
長閑さの出始めた遅い朝の京浜道を走るタクシーのドライバーは、電気部品製造会社を辞めたかたでした。話しているうちに今でこそタクシードライバー従事者たる彼は元はサラリーマンでなくて工場経営者だったことが分かりました。彼は会社を自らたたんだのです。廃業の理由は、緊密取引先の横暴に耐え切れずに、辛い思いをしてまで事情継続させることに意味を感じなかったというもの(大雑把な要約)です。緊密企業の名前を伏せておきましょう。誰もが知っている著名な会社さんです。著名企業は子飼いの手下たる小工場経営者さんを説き伏せて、ことごとく海外進出させる努力をしていました。工場主曰く同業者たちは言われるとおりにしたが、そうしないと生き残れないと諭されて始めた海外工場経営はすべて左前もしくはあからさま失敗に終わり、文字通り首が回らなくなった。事業継続断念廃業に追い込まれた。あのとき海外進出をの道を選ばずに廃業判断をした自分は出血が少なくて済んだ。今はその著名大会社とは縁を切っている。とのことでした。その大企業は日本産業界にいったい何をもたらしたのでしょうか。
>総額700億ドルの野田佳彦スワップ
奇しくも、松下政経塾出身者が、〇ナソニックを駄目にしたということですね。
上手く言えませんが、IMFはこのスワップをどのように捉えていたのでしょうか?
推進?未必の放置?
韓国人は嘘を平気でつくし、詐欺もへいきでやる。ウォン安になっても政府とつながっているから、韓国金融界は利益をあげる。ウォン安は輸出国韓国にとっては大歓迎なのだよ。韓国は事実上日本に戦争を仕掛けている、日本人よ目を醒ませっ
特に、日本の民主党政権時代、韓国のためのスワップが日本の家電産業が不利になり、韓国はスワップを背景に為替介入し放題、結果日本のグローバル企業は韓国勢に価格面で負けて今の衰退の原因になってます。
■今日から韓日相互入国統制…「東京五輪特需に暗雲」
https://japanese.joins.com/JArticle/263457
日本からの中間財をスムースに手に入れることができず、韓国も部品が作れないという苦境にあるようです。よくメディアに「中間財」なる単語が頻発しますが、この中間財は「資源」まで入れてしまっているようです。
僕的には資源まで含まない加工品=部品の総称として「資本財」という言葉を使うようにしています。経済を話すとき、「資源」と天候に左右される「農作物」を省いて話されることが多いです。
なぜかというと、その国の政治力、あるいは政府政策や企業努力に、あれば採れる。なければ採れない資源、グローバル的政治動向や天候の営業で左右されやすい農産物は、その時の政策や企業努力では克服できない=産業力を正確に把握できない要素だからです。
韓国には日本のように、質の良い資本財を作ることができません。資本財は日本頼み。韓国経済の中に入っている人から見れば、それは一目瞭然でしょう。
暗雲…彼らが歴史上何度も行きついた定番の終着駅です。生暖かく見守りましょう。
サムライアベンジャーさま
>資本財は日本頼み。韓国経済の中に入っている人から見れば、それは一目瞭然
カノ国は産業技術分野において訓練され有能な人的資源の「とんがった部分」は外国人人材頼みという構造になっています。高額サラリーで引き寄せた高度技術者集団が母国へ去ってしまい、国際線が運行停止になって韓国産業は生命力の源泉を絶たれている状況と当方は判断します。どんな強がりあるいは悲鳴が上がってくるか冷静判断して虚構に覆い隠された真実を見極める姿勢が重要と思います。
>>はにわさま
かの国の産業力の弱さは数年以上前から指摘されていますよね。産業構造の分厚さは、なんと戦前の日本のそれにも届いていません。
韓国人らしく「売れない産業」はつぶしたり、サムソングループなどは売れない事業を子会社化して、負債を押し付けてサムスン電子の躍進を目立たせて、見えにくい負の遺産を作り続けています。売れるものにばかり予算をつぎ込んだ結果、サムスン電子と、エンジンの金型が作れないような現代自動車のようなグローバル財閥ばかり好調のように見せかける経済体質になっています。
一昔前、現代自動車の技術部長が「他国の自動車は全部、分解しつくしている!」との新聞記事がありました。分解(=リバースエンジニアリング)は工業の基礎ではありますが、最新の技術を自分で生み出す力がないと自慢しているように見えます(苦笑
オンリーワンの技術を持つ、中小企業のニュースは韓国ではほとんどありません。中小企業がスポット抜けているのです。
事実かの国はサムスン=韓国ですが、中小企業が支えている日本はトヨタ=日本ではありません。日本はもしトヨタがつぶれても困るのはトヨタの社員だけで、日本が困窮するわけではありません。ホンダやほかの新興自動車メーカーがそれらトヨタの社員を採用して、第2のトヨタになるだけです。
サムスンの経営者レベルだと、自分の国の弱さが分かっているようですけどね。反日至上主義がそれを邪魔しているんでですかね。
■【日刊工業新聞】この10年で変われなかったサムスン、日本への敬意と依存
https://newswitch.jp/p/18708
繊維・アパレル産業は、他国などのOEM生産である程度設けているようですが、世界的な韓国のデザイナーってほとんど生まれてないですよね。日本では1960年代に日本のデザイナーが世界で存在感を高めたというのに。
サムライアベンジャーさま
>売れるものにばかり予算をつぎ込んだ結果
とにかく日本製品のコピーを作ってディスる。それが彼らの産業政策です。うまくいったのは、メモリとARM SoC、液晶/OELDパネルです。うーむ冷静に言って十分成功ですね。その事実には脱帽です。
自分が片燐をたまたま知っている三星新事業で製品に辿り着くことなく開発断念になったものは、プリンタでした。技術者を集めていると気配で分かりましたが、たちまちダメになったと噂で聞きました。撃退に成功しました。カメラに挑戦しているとの噂も一時期耳にしています。どうなったかは現状を見れば。
当方は台湾企業が半島に活動基盤を広げていることをむしろ頼もしく感じてます。
>カメラに挑戦しているとの噂も一時期耳にしています。どうなったかは現状を見れば。
スマホカメラと言えば高級機はソニーのイメージセンサー1強でしたが、Samsungが内製化に挑戦しています。
最新型のGalaxy S20に半分、自社製のイメージセンサーを載せましたが、フォーカスが合わない問題が発生しているようです。
どっちのセンサーの問題かはわかりませんが、同様の問題が他機種では無いことからw
シャオミと組んでのイメージセンサー開発なのでシャオミの機種でどうなるかでわかります。
おっと裏取り・裏取りとシャオミのSamsungの1億画素イメージセンサー機種を確認したらこれでしたw
https://2week.net/22791/
【Mi Note 10レビュー】夜景が弱い。他の買った方がマシ
イメージセンサーの問題だけではないようですが・・・。
一緒に仕事をした狭い範囲ですが、
日本人、実験が好きです。
他国はよく知りませんが、
インドネシア人、帰国すると政府の高い地位につきます。
韓国人、実験を続けている人を知りません。
実験ほど面白いことはないんだけどなーーー
成功できなかった新薬開発経験者様
>実験ほど面白いことはないんだけどなーーー
これ見てから、ずっと引っかかっていることあったのですが
ようやく思い出しました
ディスカバリーチャンネルでやってた『怪しい伝説』て番組あるのですが
車に粘土板貼り付けて、ゴルフボールみたいにディンプル刻んだら効果ある?
って回見て、爆笑した記憶でした
原題”MythBusters Dirty vs. Clean Car
すっきりすっきりw
日本の半導体産業を没落させた主犯は、結局は、日本の政策当局者(経産省)、企業経営者だと思います。日韓通貨スワップによるウォン安が有ったとしても、それは副次的なものでしょう。
半導体事業には、人的資源もさることながら、巨額の設備投資が必要です。他の事業部門で、高々数千万~一億円の投資を恐る恐る提案する時に、半導体の部門ではその2桁以上の投資が当たり前のように行われていました。一方でこの産業はシリコンサイクルと呼ばれる好・不況の波が大きく、その差は、天国と地獄と言われたものです。好況の波に乗れば利益も莫大ですが、投資のタイミングを誤ると眼も当てられません。巨額の償却費負担に押しつぶされ、たちまち大赤字を計上してしまいます。半導体事業が半分バクチと言われる所以です。
それに、もともと日本は、半導体工場の立地に向いていません。地震が多く、露光装置のような振動を嫌う精密機械を設置するには不利です。また、電力料金が割高(特に原発が停まった3・11以降)でクリーンルームを維持するのにもコストがかさみます。エルピーダ(現マイクロン)広島工場などは、このコスト削減の為に、独自に自家発電設備を持っていたくらいです。
ですから、半導体事業の経営には、透徹した先見の明と戦略眼、および大胆にリスクをとる度胸が必要です。処が、日本の経営者は、チマチマした事業で育った組織技術者上がりが多く、このようなグローバルかつリスキーな事業環境に上手く適応できませんでした。そのため、赤字を出すとすぐに人員削減・投資中断と守りの態勢に入り、そのため次の好況期を逃し、と負の連鎖に陥いり易いのです。
いずれ、日本の政策当局者、企業経営者には、半導体産業およびそれを取り巻くエレクトロニクス産業、更には情報化社会の全体像が予測できていなかったということです。ですから、日の丸半導体は、今のような状態にまで落ちぶれてしまったのです。当時のウォン安は、すでに崖っぷちにあった日の丸半導体の背中を押す、最後の一押しに過ぎなかったのではないでしょうか?
はぐれ鳥さま
大手電機企業の最新半導体のためにソフトウェアをがんがん作成していたこともある技術者の立場で発言いたします。
>当時のウォン安は、すでに崖っぷちにあった日の丸半導体の背中を押す、最後の一押しに過ぎなかったのでは
ご認識当方首肯いたします。NECと東芝の経営者は愚か者ぞろいでした。半導体産業の世界で世界一位二位に昇り詰めて有頂天になってました。日本の電機企業の正体は、出自や歴史をことにする工場・事業所・系列小会社たちからなるコングロマリットでした。半導体は企業複合体の一部門に過ぎません。たまたま世界上位に躍り出たからと言って、他の部門すべてを投げ打ってトップであり続けるという決意も実力もなかったのです。
当方は1996年に第一回目の転職をして業界から距離を置きました。日本の電機産業が近い将来ダメになると確信していたからです。途中経過は企業ごとにさまざまでしたが、そして結局そのとおりなりました。
はにわファクトリー様
大分、ご苦労が有ったようでお察し申し上げます。(笑)
日本の半導体産業は一時期隆盛を極めた訳ですが、その栄華は、日本に実力があったというより、多分にツキに恵まれた感じがします。ですから、そのツキが去ると共に簡単にそのメッキがはがれたのです。とはいえ、半導体は、今後も重要な工業製品であり続けるはずなので、何とか、日本でもその火を絶やさないようにしてもらいたいと願っています。
はぐれ鳥さま>多分にツキに恵まれた感じがします
(作文途中投稿してしました。はにわです)
はぐれ鳥さま
>多分にツキに恵まれた感じがします
時代が彼らを欲していた。ツキを取りに行く度胸と実力があったのは事実ですから評価されるべきです。今同じことのできる度量が果たして残っているでしょうか?
半導体産業で日本が最強だったのは、NES(任天堂)PlayStation(SONY/LSILogic)N64(任天堂/NEC/SGI)PlayStation2(SONY/東芝)PS3ことCellBroadBandEngine(SONY/IBM/東芝)あたりでした。Cellは実はぼろかった。IBM技術者にかつがれた。
それはそうとして。それらに先立つ時代にインベーダーゲームという半導体応用製品市場における金字塔が築かれていたからこそ、半導体産業のルールチェンジャーとして日本の電機企業が君臨できたのです。今となってはすべてマボロシです。夢よゆめゆめ。
三星の場合Androidスマホの時代が終わったときどう生き残るか何年も前から必死のパッチの連続と思います。
韓国が「二匹目のどじょう」を狙って通貨スワップを日本にゴリ押ししている。
約束を守らない国は、日本を貶めるのが彼らの狡猾な戦略である。
なので、
日韓通貨スワップに絶対応じるべきでない!
っていう共通認識ですよね♪
通貨スワップを後ろ盾にウォン安誘導、先日の番組で鈴置さんがちょろっと言ってた話ですね。
ワロスはもっとデイリーな動きに対して言われていたことですね。当日の介入ラインらしきところまで下落すると何者かが買い戻して、を一日の中で何度も繰り返すという。なんであんな介入ラインがバレバレのロボット介入を繰り返すのかと皆さん不思議がっていたような。あと、2008年12月の最終取引日のラスト30分間の「心停止」もあったと思います。確かラスト三十分前にいきなり50ウォン上昇したまま価格が動かなくなりそのまま年を越したという。韓国政府が決算対策のためにやったという話でした。KIKOKIKO
あ、真田先生の方だったかな?
何バカな事をいつまでも云ってんだよ。大韓民国、潰れろ❗️滅亡しかない。
新宿会計士 様
今朝拝読したときは斜め読みする時間しかありませんでしたが、改めて数字を確認しながら読み直すうちに、現象の裏に潜む根元的なものに迫ろうとする斬新なアイデアに溢れた理工系の論文を読むような、ゾクゾクするものを感じました。
核心をついているように感じます。
理系の論文なら、同じ条件で同じことが再現できるか確認すべきところですが、この件は再現させてはいけません。
当時、既に半導体からは離れていたので細かな内部事情まではわかりませんが、優れた技術と技術者が韓国に流れ、技術者は使い捨てにされたことは記憶に残っています。
同じことが繰り返されないよう力を尽くさねばならないと、心に刻んだ次第です。
日本を潰した犯人多過ぎ問題