茂木敏充外相「どれが解決案なんだかよくわからない」

昨日は紹介しそびれたのですが、金曜日に行われた茂木敏充外相の記者会見がなかなか秀逸です。メディアの記者らの不勉強ぶり、不見識に対し、茂木氏が正論を述べて一刀両断にしてしまう、という姿が見られるからです。こうしたなか、本稿では数ヵ所に絞って、メディア記者と茂木氏の質問のやり取りについて、簡単に内容をチェックしておきたいと思います。

茂木大臣の新年初の記者会見が面白い

昨日紹介しそびれたのですが、茂木敏充外相は金曜日、令和2年を迎えて初めての記者会見に応じました。

茂木外務大臣会見記録(令和2年1月17日(金曜日)15時38分 於:本省会見室)

年明けから海外出張が続いておりまして、考えてみましたら今年初めての会見ということになります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。年明けの東南アジア訪問に続きまして、今週は米国を訪問して日米、日韓、日米韓外相会談を行いまして、中東情勢、北朝鮮情勢について突っ込んだ議論を行ったところであります。年始から中東情勢はじめ国際情勢に様々な変化がありまして、私(大臣)自身も慌ただしい時間を過ごしてきましたが、引き続き緊張感を持って、「包容力と力強さを兼ね備えた外交」を展開していかなければならない、そのように感じております。<<…続きを読む>>

―――2020/01/17付 外務省HPより

いつも感じるのですが、茂木氏の記者会見録を読むと、文面からも緊張感が伝わって来ます。

というのも、茂木氏が大変聡明な人物であり、もっと俗な言い方をすれば「かなり頭脳のキレが良い人物」だからです。マスメディアの記者が茂木氏に変なことを聞いて、そのたびに茂木氏から鋭いツッコミを受けてたじろぐ、ということが、頻繁に見られます。

記者との質疑でシャープな受け答えをするという意味では、前任の河野太郎氏(現・防衛相)にもそのような部分がありましたが、やはり大臣が優秀であれば、役所の雰囲気や記者クラブの緊張感なども、ずいぶんと異なってくるものなのですね。

こうしたなか、本稿では、茂木氏の年頭記者会見から、いくつか興味深いと感じたものを紹介したいと思います(といってもインターネットにつながる環境さえあれば、原文はどなたにもお読みいただくことが可能ですが…)。

「どれが解決案なんだかよくわかりません」

茂木氏の記者会見では、「先週のインドネシア訪問」、「ロシアの15日の内閣総辞職」などについてのやり取りが行われたのですが、3番目の話題が、自称元徴用工問題に関する韓国メディアの記者からの質問です。

韓国情勢(文在寅大統領の新年記者会見)

【聯合ニュース イ記者】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、新年記者会見で、徴用の問題解決のために日本も頭をつきあわせる必要がある、知恵を絞りたいという見解を示しました。そして韓国の提案に対して修正の意見があったら積極的に出してくださいと促したんです。そして最近、日韓両国の徴用被害者の支援団体と弁護士らが、徴用の問題の解決策を議論する両国による協議会の設置を提案いたしました。それに関して大臣のご見解をお願いします。

【茂木外務大臣】まず、原告側やその支援団体等の動きの一つひとつについて、コメントすることは差し控えたいと思います。旧朝鮮半島出身労働者問題に対する我が国の立場は一貫しておりまして、韓国に対して国際法違反の状態の是正を引き続き強く求めていきたいと思っております。韓国政府として既に解決案を示していると、どれが解決案なんだかよく分かりません。少なくともボールは韓国側にあるのは間違いない、こんなふうに考えます。

これは、当ウェブサイトでは『年頭会見に見る「文在寅政権がもたらす日韓関係破綻」』で紹介した、文在寅(ぶん・ざいいん)大統領による

  • 強制徴用判決の問題で、韓国政府はすでに何度も解決策を提示した
  • 韓国の立法府も法案を発議し、韓日市民社会が提案した共同協議体に参加する意向もある
  • 日本も解決策を提示すべきだ

とする発言に対応したものと考えて良いでしょう。

年頭会見に見る「文在寅政権がもたらす日韓関係破綻」

茂木氏はこれに対し、

  • どれが解決案なんだかよくわからない
  • 少なくともボールは韓国側にある

という、素晴らしい切り返しで応じた格好です。

また、この聯合ニュースの記者は、日韓両国の「市民団体」が「強制徴用による人権侵害の事実を日本政府と企業が受け止めて謝罪することが、問題解決の出発点になるべきだ」と述べたという点を持ち出し、茂木氏にさらに食いついたのですが、茂木氏は

  • 国と国との約束、これは守られるべきだ

とだけ返したのです。

要するに、「つべこべ言わずに約束を守れ」、というわけですね。

恥をさらした共同通信・斎藤記者

私自身、普段から頻繁に、『政府インターネットTV』を通じて菅義偉(すが・よしひで)内閣官房長官の記者会見を視聴するのですが、そのときにいつも感じるのが、マスメディアの記者の不勉強ぶりと質問の低レベルさです。

とくに最近は「ムービング・ゴールポスト」ではありませんが、「桜を見る会」騒動を巡って、最初は安倍総理の支持者を招いていたことが問題だとばかりに質問をしていたのに、最近では「公文書管理に問題があったのではないか」、という視点から、しつこく食い下がっている記者どもがいるのです。

その意味で、頭の悪い記者を相手にする菅官房長官の忍耐強さには、本当に頭が下がる思いです。

ただ、こうした「マスコミ村」の記者らも、茂木氏にかかれば、次のとおり、「恥をさらす」ことになります。

イラン情勢(米軍によるイランのソレイマニ司令官の殺害)

【共同通信 斎藤記者】イランの関連で補足してお伺いします。米軍によるイランのソレイマニ司令官の殺害の件では、アメリカや欧州の世論からもですね、国際法違反ではないかという指摘が出ています。この点について、大臣はどのように受け止められているか、所見をお伺いしたいと思います。

【茂木外務大臣】今の質問ですね、国会で今日、3回お答えしたとおりであります。

【共同通信 斎藤記者】分かっていますが、今日、最初の会見ですので、改めて大臣にお伺いしましたが、いかがでしょうか。

【茂木外務大臣】もう一回言う必要ありますか。聞いてらしたんでしょう。

【共同通信 斎藤記者】聞いてました。

【茂木外務大臣】ならいいでしょう。

【共同通信 斎藤記者】分かりました。

茂木氏が国会で話したのとまったく同じ内容を記者会見で茂木氏に「話せ」と要求すること自体、レベルが低すぎると言わざるを得ません。もし本気で茂木氏から答えを引き出したいと思うならば、それなりにオリジナリティがある、あるいはそれなりに鋭い視点に基づいた質問を投げかけるべきでしょう。

国際法、理解していますか?

ただ、この「マスコミ記者のレベルの低さ」は、日本人だけではないのかもしれません。

さきほど、聯合ニュースの記者の質問を紹介しましたが、おそらく同一人物からもうひとつ、最後にこんな質問があったようです。

【聯合ニュース イ記者】日韓関係に関してもう一回質問させていただきます。徴用の過程での人権侵害の事実を認めて謝罪することは、先ほどおっしゃった国と国との約束を守ることに反するという認識ですか。それともそれは可能であるという認識ですか。

【茂木外務大臣】先ほど申し上げたとおり、旧朝鮮半島出身労働者問題に係る我が国の立場は一貫しております。韓国に対して、この日韓関係の基礎でありますこれを翻した、この国際法違反の状態の是正、これを引き続き求めていくと、こういう考えに変わりはありません。

この「イ記者」なる人物の、自分で勝手に前提を置いて質問をするというのは、わが国の特定メディアにもよく見られるパターンですが、「イ記者」のメンタリティは、わが国の特定メディアとそっくりなのではないかと思わざるを得ません。

茂木氏の発言は、「国際法違反の状態を是正せよ」というもので一貫しており、これは安倍総理、菅官房長官、あるいは河野前外相(現防衛相)の発言ともまったく同じです。

というよりも、そもそも「イ記者」は国際法というものを理解しているのでしょうか?

メディアの記者を名乗って、私たち日本国民の代表者である茂木氏の時間を割かせている以上、少なくとも基本的な知識水準は満たしてもらわなければ困るのですが、このあたり、事情はよくわかりません。

外務大臣の記者会見が優れている理由

さて、余談ですが、外務大臣の記者会見については、私自身の記憶ベースで恐縮ですが、河野太郎氏が外相だったころから、ひとつの重要な変化が生じました。

それは、少なくとも本省会見室で行われる記者会見では、質問者の名字と所属メディアが明示されるようになった、という事実です。

これは、私たち日本国民にとっては、これは非常に重要で有意義な変化だ、という言い方もできます。なぜなら、「おバカな質問をしている記者がいるな」と思えば、その気になれば、その記者について深く調べることができるようになったからです。

言い換えれば、新聞記事などを読んで、「外相がこのように話した」という記述が出てきた際、

あれ?何か変だな…。

と思ったら、外務省のウェブサイトを直接閲覧して原典にあたる、ということが可能になった、ということでもあります。

昨年、『「報道機関」を個人が経営できる時代がやってきた!』などでも議論しましたが、かつて「報道機関」が担っていた仕事は、いまやパーツに分解し、分業することが可能です。そのパーツとは、ざっくり

  • ①客観的な事実・情報を、取材、ネット検索などの方法によって集めて来る
  • ②集めて来た情報について重要性を判断する
  • ③それらの情報に基づいて分析・考察し、記事化する
  • ④作成した記事を全国に向けて配信する

といった流れです。

この点、すでにインターネット上では多くの「まとめサイト」・ブログサイト・ウェブ評論サイトが出現していることからもわかるとおり、②~④の部分については、すでにオールドメディア(とくに新聞、テレビ)の独占ではなくなってしまっています。

この点、①の部分についてはいまでもオールドメディアの役割の重要性が大きいのですが、ただ、外務省をはじめとした官庁が、少しずつ、インターネットを使って国民に対して直接の情報発信をし始めているという事実は注目に値するといえるかもしれません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 名無しA より:

    茂木外相のこの発言、
    「ハア~何言ってるの、お前」
    と言ってるのも同然ですね。

    もっとも米国にも北朝鮮にも同じように
    言われているし、外交上の韓国の扱いは
    この程度で十分になったということでしょうね。

  2. 老害 より:

    政治家が発言に責任を持たなければならないことと同様に、記者も発言(質問)に責任を求められるのは当然のことです。

    「どこのバカの質問だ?」と後から調べがつくのは、我々にとって良いことです。
    マスゴミにとっては、困ったことになるはずですね。(連中は、このことをまだ意識していないのでは?)

  3. クロワッサン より:

    更新お疲れ様です。

    事実関係を巡って争うのではなく、解決済みか未解決かを巡って争った日本国内での自称日本軍慰安婦裁判を連想します。

    自称日本軍慰安婦が人権侵害の事実があったと訴え、日本政府は自称日本軍慰安婦の主張する事実関係について争わず、如何なる事実があろうと既に解決済みであると抗弁。

    裁判所は自称日本軍慰安婦の主張する事実関係を事実認定した上で、日本政府の主張する「既に解決済みである」との見解に同意して日本政府が勝訴。

    敗訴した自称日本軍慰安婦及び似非リベラルは「裁判所が人権侵害の事実があったと事実認定した」と言いふらし、「裁判所での事実認定は歴史的事実かどうかを担保するものではない」という事が理解出来ない人達を騙す為に用いられました。

    自称元徴用工問題も同じ道を辿らない事を願ってますし、韓国側の異常さがある程度理解されてきているのでそうならないだろうと若干楽観視してます。

    1. クロワッサン より:

      「裁判所での事実認定は歴史的事実かどうかを担保するものではない」について補足すると、

      裁判にて事実関係を巡っての争いをしない場合は、訴えた側の主張する「事実」が「嘘」であろうと裁判所は「嘘」を「事実」と認定する、

      ってなります。

      1. 七味 より:

        クロワッサン様

        裁判の役割って、「認定された事実(っぽいもの)に基づいて、法律に照らして刑罰を課したり、利害を調整する」ことだから、結論に関係しない「事実」は、ある意味どうでも良い事ですものね♪

        だから「裁判で事実とか背景を明らかにして欲しい」みたいな言説には、あたしは違和感を覚えるのです♪

        1. クロワッサン より:

          七味 さん

          そうですね、裁判では判決を左右しない事実なんてそんな扱いだって事で。

          で、訴えた側も訴えられた側も自分に都合良い事実は提示しても都合の悪い事実は提示しない訳だし、裁判で明らかになるのは「事実」ではなく「事実っぽいもの」止まりだと受け止めておくのが丁度良い気がします。

  4. 七味 より:

    お仕事で他所の人とお話をするときに、事前に「○○を言ったら、相手は、△△か☆☆って応えるだろうから、それに応じて□□か◇◇ってしよう」って考えるものだと思うのです♪

    場合によっては、議事概要とか報告書案作っておくこともあるのです♪

    記者の方もどんな記事を書こうかって思いがあって聞いてるんだろうから、新宿会計士さんの
    >マスメディアの記者の不勉強ぶりと質問の低レベルさです。
    という部分は、不勉強っていうよりも準備不足だと思うのです♪

    ただ、マスコミの役割を考えると、どんな記事を書くのかって前提を置くことが、あんまし良い事だとは思えないので、やっぱり勉強不足なのかもなのです♪

  5. 非野阿礼 より:

    根本部分で話が噛み合って居ませんね。
    レベルの違う人との会見と言う事で有れば、一見質問していると見えるが実は質問に成っていない、茂木大臣は相手の腹の内を見透かし政府方針をブレずに述べているだけ、記者は犬の遠吠えで訳わからん此の構図、国民がどの様に眺めているのかは気にも留めないと言う処でしょうか?

  6. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    私が気になるのは、記者会見で質問する前に「○○社の□□です」と自己紹介しますが、よく聞き取れない方がいます。わざとかな、と思うほど特定の人です。もう少し大きい声で!お願いしたい。

    自分らは官房長官なり、大臣らと毎日同じような質問して、顔を覚えて貰っているかも知れませんが、YouTubeでも私達は音声のみでの判断です。

    ハッキリ名乗らない方の為に、今は何処の誰、とメモでも映して欲しい。誰がどんだけ詰まらん質問しているか、分かりやすいですから(笑)。1秒で良いから顔も晒せないかな。要はそんなヘボは、つまみ出せッて事です。

    さて、イ記者の質問ですが、根底から日韓の解釈の違い、というより韓国の強引な解釈による、日本を巻き込んで行こうとするすり替えが含まれています。

    文大統領の新年の辞に倣って「大統領は徴用の問題解決のために日本も頭をつきあわせる必要がある、知恵を絞りたいという見解を示した。日本の考えは如何」というくだり。

    日本サイドの話では無く、韓国の国内問題でしょう。それを大臣は見事に切って捨てた。イ記者は分からんかも知れないが(嘲笑)。

    韓国は実際には解決案など一切出してません。日本を巻き込むものばかりだ。ボールは韓国にあり!さっさと違法状態を政府として改善せよ!と言いたかったと思います。

    共同通信の斎藤記者は、イランの件、米国の責任を言わせたかったのかも知れないが、ちょっとネタ的に今聞く事でもないし、何回も言わせんな、でしょう。勉強不足、いえ勉強してないのバレバレ(笑)。

    ネットで色んな方が時事評論したり、最新の話題を詳細にまとめたりして、大いに助かります。ますますオールドメディアは不要です。

    実は昨夜、8年前まで購読してた地元紙販売店の女性から購読勧誘の電話を貰いましたが、本当に部数減で困っている様子です。1週間無料で良いから、と言われましたが、断りました。

    「おたくの記事は反日姿勢、反アベが酷いよ」とは言えませんが。ああ、そうですか、、。という声が残りましたが、心を鬼にして電話を切りました。いずれ無くなるんやろな〜。

  7. 名無しさん より:

    > 自分で勝手に前提を置いて質問をするというのは、わが国の特定メディアにもよく見られるパターン
    例の映画「新聞記者」で有名な望月某あたりから始まりましたね。某記者をヒーローとして持ち上げれば持ち上げるほどモドキの記者が真似するのでしょう。突っ込めばボロが出るどうしようも無い「大臣」も居てそれを面白おかしく寄ってたかって叩く際にはこうしたハッチャケも面白いのでしょうが、新宿会計士様のご指摘通り切れ者の大臣で大方針が決まっていてその範囲で活躍する人では逆に大臣の株を上げるばかり。大臣以上に相当勉強して、更に大臣と日本外交全般に余程大きな問題点を見つけて、それを批判する立場を自分なりに固めてからでなければ、「舐めたマネ」をすれば自分が火傷するだけです。

    > この点、①の部分についてはいまでもオールドメディアの役割の重要性が大きい
    新宿会計士様の持論「オールドメディア不要論」が一部修正されましたね。やはり「今日のニュースはだいたいこれ」と一定の分量でまとめて定期的に発行され、実際の紙に刷ってカネ貰って売るその下地を持っている専業のマスコミは①の部分が断然強い。他にもあると思いますが韓国の「マスコミ」よりか日本のマスコミがまだマシなのは実購読者との関係がまだしもあるからであり(実購読者に購読断られると直接響く販売舗の声もありましょう)逆にその日本マスコミが最近衰退してきて居るのも「部数減」が(鶏と卵ですが)大きく作用して居るからとも言えましょう(NHKに関しては元々「部数」は無関係ですしむしろ受信料収入が増加しつつあるとの事なので全く別の力学と思われる)。

  8. だんな より:

    茂木外相と聯合ニュース イ記者のやり取りは、外務省HPで動画を見る事をお勧めします。
    東京新聞の女性記者と同様、自分の思い込みで「質問しているのでは無く、意見している」ようです。
    この韓国人記者は特別に異常では無く、平均的な韓国人記者だと思います。こんなのが沢山居て、それが普通だという事です。
    茂木外相の発言は、ブレておらず「流石」と言った感じでした。

  9. オブ より:

    請求権協定の内容、経緯を理解していれば、論評に値せずあくまでも韓国側での国内問題という考え方での対応しかないと思います。ただどうした下心か、残念ながら国内からも譲歩を迫る勢力、動きがあります。言質をとる意味でも「どの会社の誰の発言か」はしっかり見える化した方がよいですね。

  10. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     もはや、(日本国民に採点してもらって)優秀な記者は、他の新聞社、
    または他分野のメディアに移転しやすくようにしなければ、記者の能力向
    上は望めないのではないでしょうか。(プロ野球選手をイメージしてもら
    えれば、分かりやすいと思います)
     もっとも、(熱いのか、冷めているのか分かりませんが)ぬるま湯に浸
    っていたい記者は、「これまでと同じにしろ」と大反対するでしょう。

     駄文にて失礼しました。

  11. 心配性のおばさん より:

    茂木敏充外相、なかなかの仕事ぶりです(笑)。
    先日の河村議員の話に胸を悪くしている私には、頼もしい限りです。

    河野太郎氏、茂木敏充氏と続く外相に、外務省改革も進むのではないかとの欲の張った希望すら湧いてくるほどです(笑)。

    それに、多分、気付いてはいないのでしょうが、河野太郎氏を防相に、茂木敏充氏を外相にというのは、半島国家に対する明確なメッセージでもあります。

    もう一つ踏み込んで、日韓議連の解体とかしていただけたら、と思ったのですが、少し品がないですかしら?

  12. 老害 より:

    中国による棒を使った半島への躾同様に、記者への躾が必要な時代かもしれません。

    切れ者の大臣を据えることができれば、茂木さんみたいに、言外に「勉強不足!」、「いい加減にしろ!」と言わんばかりのコメントを連発して、躾けていくことができるかもしれません。

    ただし、記者のアンテナが壊れている場合は、大臣に何を言われても感じ取れないかな・・・

  13. 愛読者 より:

    「サラリーマン記者」などのキーワードで検索して,幾つか記事を読んでもらうと,若手記者への不満がいろいろ書かれています。今後は「おバカな質問をする記者」も減ってきて「最低限の与えられた仕事しかしない記者」が増えてくるのでしょうか。

  14. 心配性のおばさん より:

    毎度のお題違い。本当に申し訳ありません。Web主様も注目されていた牧野 愛博氏が文在寅政権に対するちょっと変わった論考をしていました。

    韓国・文在寅政権が「決められない政治」と「自己矛盾」に陥った理由
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200119-00069892-gendaibiz-kr

    牧野氏の分析によると、文在寅氏はそもそも政治をするために大統領に立候補した訳ではないとのことです。おやおや(笑)。

    文在寅氏には、自殺に追いやられた廬武鉉元大統領の弔い合戦である検察改革と、彼がやり残した南北融和しか、政治目的がなく熱意もないとのこと。が乗り出してはみるが問題にぶつかると投げ出してしまうことを繰り返すとのこと。

    日韓関係に至っては、そもそも、南北融和のための施策として破壊に手を付けたので、破壊以外何も考えていなかった。陰謀論と笑われるでしょうが、私は北朝鮮に命じられるままにやったに過ぎないと思っています。そのことが米韓関係棄損にすすみ、他ならぬ韓国自身が被害を受けても対策は取れない。なにも考えていませんから。

    まだ、大統領の周囲に、彼を支える人物がいればよいのですが、半島人の民族性から、自己を投げ打って、他に尽くすというのはありませんので、絶望的です(笑)。

    ただ、牧野氏の論考に、このような状態の文在寅政権には事態収拾能力など望むべくもない。なので、日本政府も冷静に。という下りがあって、冷静ですが、何か?と思ってしまいました。

    1. はぐれ鳥 より:

      紹介いただいた、牧野愛博氏の記事読んでみました。
      彼の見立てが本当なら、文在寅氏は「無能・勤勉の人」のようですね。で、この種の人は「マイナス成果の出る仕事」を一所懸命、勤勉にこなします。そのため、好きなようにやらせておくと、マイナスの業績(企業経営だったら赤字)だけを積み上げていきます。ですから、このような人材は組織にとっては最悪です。無能であるのならむしろ怠惰な者の方がましです。ということで、現在の韓国は、最悪の人材を大統領にしているということでしょうか。これにより、隣国である日本も大いに迷惑をこうむっています。日本のためにもこの人を何とかして欲しいと願わずにはいられません。

    2. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

      心配性のおばさん 様
      牧野氏の「追い詰められるまで決定しない」という説、おもしろいですね。
      瀬戸際外交だと思っていたものが、実は極度の優柔不断で、ぎりぎりのタイミングまで決断を持ち越し、最後は状況に流されて決めているだけ、という。
      逆に言えば、一度決めた政策は途中で問題が発生しても方向転換する決断ができず、結果的にかなり強硬に推し進めているように見える、という解釈になりますか。

      1. 心配性のおばさん より:

        皆様、お題違いのコメントにもかかわらず、レスありがとうございます。

        文在寅政権についての論考の多数は、韓国赤化に断固として邁進するといったもので、そのあさっての感覚には、他人事ながら狂気さえ感じることがあります。他人事です。日本の大統領?ではありませんので(笑)。

        牧野氏の今回の論考は、文在寅氏が確固たる政治意志をもっているのではなく、無能無策ゆえに流されるままになっているのではないかといったもので、こちらのコメント主のお一人である韓国在住日本人様の視点に近いかと思いました。

        でも、こちらはこちらで、怖い話ですね。韓国の人々は、沈み行くセウォル号に気付かず、ともに沈んでいく乗客のようです。まあ、他人事ですが。

    3. 岡山県在住者K より:

      心配性のおばさん 様
       「冷静」ではなく「冷徹」なら、考えなくもないですが。ただ、韓国相手には過ぎる言葉かもしれませんね。以下略。

  15. 自転車の修理ばかりしている より:

    北風と太陽の寓話ではありませんが、記者側ももう少し記者会見の意義というものを考えて欲しいものです。ひっかけの質問、揚げ足取りに終始すれば、それは政府側も必要最低限の情報しか出さなくなるでしょう。くだらない質問・筋違いの意見をぶつけられてばかりでは、侮蔑を買い軽くあしらわれるだけになろうと自業自得としか言えません。迎合しろとは言いませんが、もっと相手の琴線に響く話ができませんか?一応言論のプロ(自称)なんでしょう。

    政府の会見を見ていると、まるでスポーツでの定型的インタビューを思わせます。なにも考えていない紋切り型の質問「今のお気持ちは!」に対して、選手が白けた顔で「うれしいです」と答えている状態です。スポーツファンはそんなことを知りたいんじゃないんだってば。

    もっと使命感を以って勉強したうえでの発言にしてもらわないと、マスコミの僭称する「国民の代表」という言葉が泣きます。あなた方メディアは国民の機会を浪費しているだけです。選手交代してはいかがでしょうか。

    1. 七味 より:

      自転車の修理ばかりしている様

      国会での野党の質問に対しても、おんなじようなことが起こってるのではと、ふと思ったのです♪

    2. 農民 より:

      記者…マスコミ全般がそうですが、彼らも商売なので「需要のある答えを引き出したい」のだとは思いますよ。
      ただ、彼らは揚げ足取りでありもしない騒動を焚きつけて盛り上げるのが”国民からの需要”に答えることなのだと思っているフシがあります。
      実際に我々国民側も、安寧の時代が長かったからか問題の本質に興味を持たず話題性・面白おかしさ・過激さだけを欲していたのも事実なのだと思います。

      スポーツでもそうじゃないでしょうか、インタビュアーが女子アナなどでロクな知識がないので質問できないという場合もあるでしょうし、専門の記者であっても穿った質問をしたところで視聴者ごときには理解できない、誰でもわかる質問にしておこう、という意向がありそうです。
      番組制作においては小学生中学年で理解できる水準にしている、などという話も聞いたことはあります。

      時代がかわり、国民も危機意識を持ち現実が見え始め、各々が独自に専門知識をつける機会が増え、もうそんなものはいいから本質の話をしてくれ、と変化してきていると思うのですが、彼らは変化を嫌っています。変化した国民こそがおかしいのだ我々離れなどゆるさない、といった調子で。

      1. 自転車の修理ばかりしている より:

        農民様

        >変化した国民こそがおかしいのだ我々離れなどゆるさない、といった調子で。

        我々がこれほどまでに非難しているのに、安倍政権の支持率が落ちないのは国民の意識が低いせいだ!とか言い放ったメディアがあったような。

  16. サンライズ より:

    初めまして、いつも興味深く拝見させて頂いております。当方、まだまだ皆様ほどの知識を持たぬ身ゆえ、漠然と感じた事を記述させて頂きます。的外れな内容かもしれませんが、ご了承下さい。

    今回の自称元徴用工問題に対する、日本政府の回答は『国と国との約束(=条約)を守れ』ただ一点です。これはシンプルであるがゆえに、真正面からでは絶対に崩せない鉄壁の正論となっています。
    だからこそ、このイ記者や斎藤記者のように的外れな質問を何度も投げ付ける事で大臣をイラつかせ、失言を誘おうとしているのではないでしょうか? それを糸口に安倍政権を揺るがせ、最終的には韓国に対する譲歩を引き出そうとしているような気がします……そう考えると、なにやら彼らの背後に特定野党の姿がチラついてきますね。

    まあ、(記者にとっては残念なことに)茂木大臣は聡明な方なので、そんな誘導には引っ掛からないようですが。時間の無駄なのが分かったのですから、即刻やめて頂きたいですね。

    1. 老害 より:

      サンライズ さま

      >時間の無駄なのが分かったのですから、即刻やめて頂きたいですね。

      いえいえ、そんな聡明な方はいらっしゃらないような気がいたします。
      半島の皆様のように、「何度言っても理解できない、ハ~」となる方々では?
      わざとやっているのかもしれませんけどね。ハッキリしているのは、聞き分けの良い連中ではないことですね。

    2. 自転車の修理ばかりしている より:

      サンライズ様

      >このイ記者や斎藤記者のように的外れな質問を何度も投げ付ける

      韓国側「徴用の問題解決のために何度も提案しているのに日本は全く協議に応じようとしない」
      記者側「我々は問題定義として何度も質問しているのに政府は全く応えようとしない」
      論法が同じです。印象操作マニュアルは共用ですか?

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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