香港発砲事件と中国共産党の野蛮さの本質、そして日本

中国共産党が中華人民共和国成立70年を野蛮な軍事パレードで祝う昨日、香港で若者が警官の銃弾を浴びました。非常に悲しい話であり、いまはとにかく負傷した若者が無事であることを祈るばかりです。そして、この「建国70周年」を迎えた中国という国の本質が、結局は「軍事独裁国家」であり、自由主義経済の恩恵を受けながら自国は頑なに自由・民主主義を拒絶するという「ご都合主義国家」であることの証拠です。ただし、30年前の天安門事件と異なり、香港には限定的ながらも言論の自由は残っていますし、なによりインターネットが存在しているのです。

中国の本質は軍事独裁国家

昨日は「中華人民共和国」なる国が成立して70周年という記念すべき日でした。

そして、中国・北京の天安門広場では建国70周年の「国慶節」(建国記念日)を記念する式典が行われたらしく、次のAFPBBニュースによれば、習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は演説で「一国に制度を堅持する」と述べたのだそうです。

中国で建国70周年の記念式典 習主席「一国二制度を堅持」(2019年10月1日 15:41付 AFPBBニュースより)

ちなみにこのAFPBBニュースの記事によれば、式典で披露された軍事パレードでは「兵士ら約1.5万人」「戦車やミサイル、先端技術を搭載した無人機」などが登場し、天安門広場の壇上からは人民服を来た習近平氏を筆頭とする中国共産党幹部がパレードを見守ったのだとか。

さて、「軍事パレード」と聞いて、憲法第9条を守っていれば戦争が発生しない、などと主張する、日本共産党や朝日新聞社を筆頭とする「護憲派」の皆さんは、何か言うべきことがあるのではないでしょうか。なぜ「軍事パレード」という野蛮な行為にダンマリを決め込むのでしょうか。

もちろん、「軍事パレード」といわれて真っ先に旧ソ連や現ロシア、あるいは北朝鮮などをイメージする人は多いと思いますが、次の『ビジネスインサイダー・ジャパン』の記事を読む限りは、軍事パレードを実施すること自体、べつに共産圏の専売特許ではありません。

写真で見る、世界各国の軍事パレード(2018/02/11 15:00付 BUSINESS INSIDER JAPANより)

しかし、やはり「建国の節目」にミサイルだの軍用機だのといった武器を大々的に誇示する軍事パレードで祝うのは、やはり、この「中華人民共和国」という国の本質が「軍事独裁国家」であることを意味しているように思えてなりません。

象徴的な日に若者が撃たれる

そんな現代中国を象徴しているのでしょうか。

デモ隊と香港政庁の対立が続く香港で火曜日、18歳の若者が警察官によって撃たれるという事件が発生しました。ここではオールドメディアとウェブメディア、2つの情報源から眺めてみましょう。

まずはオールドメディアの方です。ここでは便宜上、米メディアWSJが配信した、日本時間昨日夜10時前の記事です。

Hong Kong Protester Shot by Police as Demonstrations Descend Into Widespread Violence(米国夏時間2019/10/01(火) 08:50付=日本時間2019/10/01(火) 21:50付 WSJより)

これによると「香港警察の報道官は警察官が18歳の青年の胸をめがけて発砲したと発表した」、「この若者は病院に搬送される途中で意識はあった」、などとしているそうです。

一方、もう1つの情報源は、オールドメディアではなく、ツイッターです。

つい先程、18歳の高校生が至近距離から警察に銃で左胸を撃たれました。実弾でした。この高校生は今、危篤状態に陥り、病院で治療中です。/あの警官は銃で足を狙うのではなく、心臓を標的にしました。殺人行為と同然です。

―――2019/10/01 19:34付 ツイッターより

こちらのツイートの方では、「警察官が(意図的に)高校生の左胸(つまり心臓)を標的にした」と記載されており、ツイートに添付された動画を見る限りは、たしかに警察官が若者の胸に銃口を向けている姿が確認できます。

もっとも、この情報にある、「撃たれたのが高校生だ」という情報については、昨日の夜時点で確認できませんでしたが、いずれにせよ「未来のある若者」が撃たれたという事実については、「自由民主主義国」の恩恵を受けて日本に暮らす私たち日本国民こそ、看過してはなりません。

現時点において被害者の健康状態等は明らかではないそうですが、まずはこの若者が無事であることを祈りたいと思います。

天安門時代との最大の差はインターネット

この「中国70年の歴史」のなかで、香港で民主化を求める若者が撃たれたというのは、非常に象徴的な事件ではないでしょうか。

民主化を求めた若者を力で制圧した事件といえば、今から30年前の1989年6月4日に中国・天安門で発生した、いわゆる「天安門事件」がその象徴でしょう。

この天安門事件の直後、西側諸国などは中国を強く非難し、G7(米、日、西独、仏、英、伊、加)は対中首脳会談の停止や武器輸出の禁止などの外交・経済制裁を課しました。

ただ、当時はインターネットなどありませんし、中国で何が起こっているのかを知るためには、報道機関が現地に入り、それを逐一、国外に向けてレポートしなければなりませんでした。

しかし、現在は、インターネットがあります。

しかも中国本土の場合は中国共産党がある程度情報をコントロールしていますが、香港においてはGAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)などのグローバル企業が運営するウェブサービス等については、基本的には統制されていません。

このため、中国共産党にとっては、香港という「中国が支配する自由の地」におけるデモの封殺にかなり苦労しているのです。当ウェブサイトとしての勝手な見方ですが、習近平政権にとっても、米中貿易戦争などのハンドリングには苦慮が見え隠れします。

実際、習近平氏といえば、中華人民共和国憲法に「習近平思想」なるものを書き込んだ人物でもありますが、私自身は昨年の『習近平の行動は安倍総理というフィルターを通せばよくわかる』でも報告したとおり、どうもこの人物がさほど有能であるようには思えないのです。

習近平の行動は安倍総理というフィルターを通せばよくわかる

(※余談ですが、日本共産党支持者や朝日新聞信者などを中心に、安倍晋三総理大臣をヒトラーになぞらえて「独裁者だ」などと批判する輩はやたらといるのですが、独裁を批判するならば、真っ先に批判すべきは自身を神格化しようとしている習近平国家主席そのものではないでしょうか?)

当時の日本の愚かさを悔やむ

さて、天安門事件といえば、当時の日本の対応については、いまになって考えると「あり得ない」ものでした。

実際、天安門事件直後、フランス・アルシュで開かれたG7サミット(第15回アルシュサミット)では、『中国に関する宣言』(1989年7月15日)なるものが採用されましたが、このなかでは

中国の孤立化を避け、可能な限り早期に協力関係への復帰をもたらす条件を創り出すよう期待する

などの意味不明な文言が入りました。

これについては、史上4番目の短命内閣として知られる宇野宗佑元首相のもとで外相を務めた三塚博(1927~2004)が「中国を孤立化させない」などと強硬に主張したがために、結果的にG7が一致団結して中国に対する圧力を最大化できなかった原因ではないでしょうか。

また、日本の外務省が無能なのは戦時中も今も変わりませんが、天安門事件から3年後の1992年、日本政府は中国政府の要請を受け、天皇・皇后両陛下(現在の上皇・上皇后両陛下)の訪中を実現させています。

天皇陛下の政治利用もさることながら、当時の日本の自民党政権がいかに国家観を欠いていたのか、いかに国益をないがしろにしていたのかと思うと、本当に悔やまれてなりません。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ただし、人間は「過去を悔やむことができる」生き物であるとともに、「過去に学ぶことができる」生き物でもあります。

日本が中国との関係悪化を恐れて中国の人権弾圧にダンマリを決め込んだ30年前の愚を繰り返すのか、それとも東アジアで最も成熟した自由民主主義国として、中国に対して「言うべきを言う」のか。

そのことが注目されているように思えてなりません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 愚塵 より:

    愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で中止となった企画展「表現の不自由展・その後」について、1週間後の展示再開で、芸術祭実行委と不自由展実行委が合意した。
    不自由展側が展示再開を求めた仮処分の審尋が9月30日、名古屋地裁で開かれ、大村秀章知事が警備面で協力することや事前予約の整理券方式とすることなど再開に向けて示した四つの条件について、不自由展側が受け入れを表明した。
    大村知事はこのほか、開会時の内容を維持し、必要に応じて教育プログラムを実施することや県が来場者に対し、中止になった経緯などを検証した中間報告の内容をあらかじめ伝えることを挙げた。
    https://monqu.web.fc2.com/fjiyuseiryok.html#saikai

  2. 匿名 より:

    習近平を国賓にするアベ首相は香港やウィグルのために何もしないさ。困ったときの日本利用にまんまと乗せられた日本政府と商売第一のケイダンレン。

    1. 引きこもり中年 より:

       独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

      匿名様へ
       経団連にとっては、自分の在任中に責任問題がなければ、「後は野とな
      れ、山となれ」なのでしょう。

       駄文にて失礼しました。

  3. anion より:

    香港の民主派は反日デモや尖閣上陸してる反日派閥で、山本太郎や民主党系とも付き合いがある組織です。

    例え中国が民主化しても日本への譲歩はありません。譲歩する政治家は選挙で落選します。

    この前提で、天安門虐殺や香港デモ鎮圧を批判するのは賛成です。中国が混乱するのは良いことです。

    外務省は幣原喜重郎を肯定してるので、中国には甘くなります。国際協調派や米英協調派とかいわれますが、米英協調軍事介入を否定し国民党へ譲歩した政治家です。

    1. 匿名 より:

      >中国が混乱するのは良いことです。

      とても強く共感します。
      善悪の価値観だけで香港事案を判断するのでは不十分です。
      周辺国の国力を削ぎつつ、表面上は友好的にふるまうしたたかさがこれからの対外戦略に求められると考えます。
      非情と思われる方がいるかもしれませんが、香港デモを利用するぐらいの気持ちも必要になってくるでしょう。

    2. 匿名希望 より:

      anion 様

      仰ることに同意します。
      日本が目指すべきは、支那の混乱、分裂と考えます。
      経済的理由が大きいとは言え、白人キリスト教国家は支那を甘やかしすぎました。その結果が世界制覇まで目指そうというこの共産党のやり方ではありませんか。
      トランプ大統領となり、流れは変わりつつありますが、さらにこうした認識が広がることを期待します。
      併せて会計士さんのご活躍を。

    3. ひろた より:

      あの団体は親中派で歳よりばかりです。
      資金難見たいですし、先はないかと。
      香港の民主派といっても無数に存在しています。
      親中派、反中派、独立派。
      何しろ政党を登録するシステムがないのですから。
      反中派は政府からの弾圧を避けるため名簿の公表もしません。
      日本はもっと戦力を持ち中国にプレッシャーかけて欲しいとかアメリカに要請している団体もあります。
      どのみち香港の選挙制度では中国政府の承認がなければ立候補できません。

      もっとも近いうちに中国が民主化することはないでしょうし、衰退するのは良いことです。

  4. 埼玉県在住のTOM より:

    投稿お疲れさまです。
    米中覇権戦争のさなか、自民党内の親中派や経済界はしきりに中国共産党独裁政権に接近しようとしています。
    彼らの頭の中には、わが国の戦略的ビジョンなど全く無く、ただビジネスのことしかないのでしょう。
    このような国際バランス感覚を全く欠いた受験エリート達が、第二次大戦直前の某首相のように「欧州の天地は複雑怪奇!」などと無責任な発言をして、また責任放棄などするのでしょうか。
    わが国にとって、真の敵国は中国(共産党独裁政権)です。国力、それから尖閣・沖縄への野心などから見てそれは明らかです。そのため、現状は米国・インド・ロシアとは絶対に仲良くしなければなりません。そして韓国とは極力国交断絶を後回しにしなければなりません。彼らと対峙するのはあくまで中国共産党独裁政権崩壊後のことです。
    今度こそ、わが国は勝ち組にならなくてはなりません。
    中国と表立って対峙する必要はなく、あくまで香港・東トルキスタン・チベット・内モンゴル人権侵害を糾弾すれば良いのです。それもG7と共同歩調をとりながら。何度も何度も。そして、尖閣領海侵犯をきちんと何度も糾弾することです。
    そして、経済界も共同歩調をとるべきなのです。
    しかし、わが国は現状、それらが何も出来ていない。
    只でさえ消費税増税という愚策を実行し、経済的な選択肢が狭まった現状、このままでは、わが国はまたしても負け組になるのではないか、と心配になります。

  5. だんな より:

    動画を見る限り、威嚇射撃ではなくて直接至近距離で撃ってる事が分かります(それまでに威嚇射撃がされた可能性は否定しない)。
    この動画は、世界中に拡散するでしょう。
    日本政府が、どういう反応をするかを良く見ておかないといけません。また、マスコミやパヨク系の専門家の論評も。

  6. 七味 より:

    記事中にはってたツィートを読んでの最初の感想が、
    「大規模なデモをやって武装した警察官部隊と衝突したら、そんなこともあるんだろうな」でした
    もちろん実際の状況はあたしは知りませんm(_ _)m ツィートの動画をみると横から棒を持って殴りかかってきた相手に対して、咄嗟に銃を向けたようにも見えます

    次に、
    >あの警官は銃で足を狙うのではなく、心臓を標的にしました。殺人行為と同然です。
    って言うけど、撃たれることは想定していなかったのか?撃たれないようにするための行動を参加者に教えていなかったのか?
    と思いました。

    自由とか民主主義は尊い価値観だと思います でも、子供を守るのは大人の責任でしょう

    18歳の高校生は子供というには微妙な気もしますが、あたしにとっては十分子供です

    大声で相手の非を責め立てるのは、血気盛んな子供に対しては、先走った行動を煽ることになりかねないと知るべきです
    子供を危険な場所に立たせてるって自覚も、備えもなく、そんなことをすべきではないと思います

    貴方方にとって、現場の警察官は、倒すべき「敵」の尖兵ですか?それとも、立場や考え方は違えど、同じ香港に住む「同朋」なのですか?
    自分たちの立ち位置をちゃんと考えてるんですか?
    それに見合った行動をしてるのですか?
    ってな具合に、ツィートしてる人やデモを主導してる人への疑問を感じちゃいました

    中国は碌でもない、デモ隊を助けたいって思う以上に、大人が子供を利用するなって思ってしまったのです

    多分、変な感想なんでしょうね (*´-Д-)ハァ=3

    1. 元祖通りすがり より:

      デモに参加する為には防弾チョッキが必須なのでしょうか?
      若しくは、対抗して違法に銃で武装してなければデモに参加してはいけないのですか?
      武力闘争をしているわけではないのですよ?

      そもそも、デモに参加している人(全てでは無いと思いますが)は、ある程度の危険は承知した上での参加と推測します。
      相手が人権無視の中国共産党ですから、その辺りは彼らが一番よく知っているはずです。

      撃った側が非難されるのではなく、撃たれた側をそのように表現するのは、私の完成からすると違和感を覚えます。
      レイプされた側が非難される構図と同じだと思います。

      ただ、今回の件については、時期的な面も含めて中国共産党としても避けたかったはずで、現場の警察官が個人で起こした事態(犯罪)だと推測しています。

      撃った武装警察官が、法律に則って適切な裁きが下されるかで、今回の事件の本質が見えてくるかと思います。

      最後に、大人が子供を利用するというのは何を根拠に言っているのでしょうか?

      1. gommer より:

        元祖通りすがりさん

        普通に読めば「暴力デモはイカンよ」と言ってるだけだと思いますが。

        煽るだけ煽っておいて、殴られたら「暴力ふるわれた」って手口と変わらないとは言えるんじゃないでしょうか。
        角材振りかぶってる参加者がいる時点で、武力弾圧されるリスクはあるって事です。

        1. 元祖通りすがり より:

          七味さん
          gommerさん

          すみません、日本ではありえない実弾を発射するという行為にショックを受け、文章を良く理解せずに感情的な投稿になってしました。
          謝罪致します。

          確かに、映像を良く見てみると、棒を持って殴りかかった人物が撃たれたように見えます。
          武器を持って暴力行為に及んだのであれば、反撃を行った警察官を無条件に避難する事は出来ません。

          状況的に、防衛の手段として銃を撃つ必要があったのか、足を撃つように訓練を行っていなかったのか、などの問題は議論する必要はあると思いますが、七味さんのおっしゃる通りだと思います。

          私の抱く中共に対する勝手なイメージのせいか、脳内で自分の都合の良いように変換されてしまっていたようです。

          暴力を振るう側は、自分が暴力を振るわれる事を覚悟して行わなければなりません。
          思想とは関係無いですね。

    2. 匿名 より:

      普通の警官はデモで実弾を直射しません
      非致死弾を使います
      それですら距離によっては危ないので間違っても胸を狙ったりはしません
      「中国だから」って言うでしょうが中国だからこそ今そういうニュースが流れるとマズいのは分かってるはずです
      マジで今頃頭抱えてると思いますよ

      1. りょうちん より:

        あの画像で、不自然に思ったのは

        >普通の警官はデモで実弾を直射しません

        ふつうの警官は、「デモで拳銃を発射したりしません」というところでしょう。
        別名がそのまんまのライアットショットガンでゴム弾を撃ったりするのがふつうですし、あの状況が拳銃を発射しなくてはいけない切迫した場面であったとも思えません。
        警官側は完全に顔を隠すストームトルーパーのような完全装備でしたが、本当に正規の警官の正規の任務だったのでしょうか。
        まだふつうの兵士がアサルトライフル乱射したり、車載の機関銃で発砲したという方が納得がいきます。

    3. 七味 より:

      皆様へ

      たくさんの返信を頂き驚いてます。ありがとうございました m(_ _)m

      自身や他の人の命を天秤にかけてもやんなきゃいけないことってあるんだとは思うのです

      でも、あてしは、その天秤に子供の命は乗せて欲しくないって思うのです

      香港で何が起こってて、香港の人が何を感じてるのかは、多分、あたしには分かっていないと思います

      ただ、子供は護るべき対象だと思ってるので、今回の事件が、他の子供が自分の命を天秤に乗せる切っ掛けにして欲しくないなって思ってコメントしたのです

      皆さんの返信を読んで補足しようと思ったけど、あんまし、上手く書けませんね。論理じゃなくて感情から出たものだからかな・・・

  7. クロワッサン より:

    天安門時代…確かにそうですね。
    あの頃には無かったインターネットを用いての情報と発信と拡散が、中共政府を追い詰める事を期待してます。

  8. カニ太郎 より:

    なんだか、出涸らしのお茶っ葉に、ぬるいお湯を注いで出された気分ですね。

    香りも味もしやしない。

    もう香港デモなんて出涸らしのお茶、新鮮味の欠片もないってことです。

    たかが1人警官発砲、怪我人1人で大袈裟な(笑)

    これは、いよいよトランプも材料で尽くしですかね、ウクライナ疑惑で焦ってるんでしょう。

    マーケットにとって注目案件は今月15日に先伸ばした対中追加関税なんですが、果たしてトランプに打つ手はあるんでしょうか。

    私の見立てですと、米中貿易戦争は中国の優勢勝ち。

    習近平には選挙がないが、トランプは来年選挙だ。

    イラン問題で軍事行動がとれないうえ米中貿易戦争で実質的敗けが決まると、トランプには朝鮮半島問題しか残っていない。

    これを解決して人気取りするしか手は残っていないのではないか。

    日本としてはボルトンなき後、トランプの和平合意にストップかけねばならない。

    たぶん無理だろう(笑)

    どこが煽ってるのか知らないが、いくら香港デモで騒いでみても、せいぜいあって怪我人程度、習近平の香港掌握は完璧なようだ。

    せめて10人ぐらいは死者が出ないと香港から習近平弱体化への流れは作れないだろう。

    そう考えると、最近・・・暇だ、波乱が起きない。

    10月は消費税もあるし、ブレグジットもあるし、とマーケットの大波乱を期待してたのだが、どうも出てくるニュースが全部ショボすぎる。

    これはもう10/22『新天皇即位礼正殿の儀』に期待するしかない。

    なんとか韓国に嫌がらせをやって、韓国からの政府要人を阻止することはできないものか。

    今のところ呆れ返ったことに韓国からは李洛淵首相(イ・ナギョン)が来るらしいとのこと、アゴラの記事に出ていた。

    ここは日本としては、反日ボイコット運動に油を注いで、韓国メディアを怒らせるのが得策だと考える。

    安倍さん、ここで一発、『徴用工問題は解決済み』『文喜相(ムン・ヒサン)韓国国会議長は天皇日王発言を詫びるべき』『レーダー照射は韓国側に非がある』『旭日旗で出迎えるがよいか』と、立て続けに声明を発表してほしい。

    消費税以上の税金還元策を実施して、実質的に消費税増税を大企業への補助金政策にしてしまい、日米貿易交渉では自動車関税を阻止するため酪農家を犠牲にし、庶民より大企業優遇が顕著になってきた安倍政権。

    ここは支持率アップのため、ガツンと韓国に対して、毅然とした態度で、強行策を打ったほうが政権にとってはいいと思うのだが・・・ムリかな(笑)

  9. 匿名 より:

    女子高生でもう亡くなったって情報もありましたが(5ch情報なので定かではありませんが)
    軍人に警官の服着せてただけだから威嚇せずに撃っちゃったって話も
    いずれにせよ非致死装備を持たせなかった中国側の落ち度ではありますが
    (数が揃わなかった?)
    (正にこういうデモ制圧用に研究開発に熱心だったはずですが本番に役立たなかったとは…)

    1. 匿名 より:

      ググっても男子高校生で重体しか無いですね
      やっぱ5chは5chでした…
      ガセ書いて申し訳有りませんでした

      1. 心配性のおばさん より:

        ニュースが入っていました。

        撃たれた香港の高校生が命取り留める
        https://www.msn.com/ja-jp/news/world/撃たれた香港の高校生が命取り留める/ar-AAI8evp?ocid=spartanntp

  10. 心配性のおばさん より:

    前にもこちらで申し上げたことがあるのですが、韓国の朴正煕(パク・チョンヒ)、朴槿恵大統領のお父さん、軍人大統領です。日本から莫大な援助を引き出し、韓国経済の基礎を作った人物として、韓国での評価のある方ですが、同時に軍事独裁国家の長でした。
    彼が日本の国会議員から「貴国はなぜ、民主主義を進めないのだ。」と問われ、「それは、私たち民族には合いません。」と答えたそうです。つまり、彼の言わんとしようとしたことは、「朝鮮民族は、民主主義ではまとまらない。」ということです。

    たしかに、自己犠牲の発想のない民族を民族国家として、まとめることは苦労でしょうね。独裁ほど簡単な政治手法はありませんから。

    ただ、まとめるのに苦労する国を民主主義でまとめている国家もなくはない。移民による多民族国家アメリカです。以前、こちらで、それを可能としているシステムを知りたい。と申し上げたことがあります。
    アメリカ大統領が政治家として、他国の大統領より突出して優秀とは、失礼ですが思えませんので(笑)。

    さて香港ですが。一度、民主主義を味わった者は、共産独裁主義に行くことはできない。自由な者が進んで刑務所に赴くようなものだからです。
    ただ、現在、命がけで民主主義を勝ち取ろうとしている香港市民には気の毒ですが、とても難しい運動です。なぜなら、香港が中国国内である以上、その民主主義運動は、中国全土を対象に行わなくては完成しないからです。

    香港の市民運動は”水の革命”と呼ばれ、指揮官のいない運動とされていますが、もし、中に運動の全体を見ることができる人物がいるのであれば、このことを覚悟していただきたい。
    この運動を中国全体に拡げる覚悟とその手段と方法。そして、運動が成功した後の政治的ビジョンとシステム。繰り返しますが、この運動は、香港限定では成功しません。

  11. りょうちん より:

    樺美智子事件なんて覚えている人はジジイですね。
    (私だってリアルタイムじゃ知りませんが)

    最初から、検挙されたり弾圧されることを目的とした行動は、ちょっと冷めた目で見てしまいます。
    まあ、検挙されても失うもののない爺さん・婆さんを最前線に動員する卑怯者よかマシだとは思いますが。

  12. 自転車の修理ばかりしている より:

    香港の若者の命は惜しむべきなのでしょう、知りもしない外国人に感情移入するのは難しいですが。それはそれとして、香港はどう足掻こうと中国に飲み込まれていくしかないだろう、というのが感情を抜きにした私の予想です。

    経済拠点としての存在意義が相対的に低下した今、中国政府が香港を尊重する理由は薄くなりました。逆に一国二制度の矛盾と共産党にとっての危険性は顕在化しています。中国にとって香港自立の得失のバランスは損に傾きました。米国にとっても、台湾と違って香港を防衛することは大義もなく意義も小さく難度も高すぎ、トランプ大統領のスタンスとしても軍事介入はないでしょう。西側各国は、言論であるいは非軍事的制裁で中国を掣肘するポーズは取るでしょうが、力による対策は取れないでしょう。

    偽悪を気取るわけではないのですが、香港は自由主義のアラモ砦として悲惨に殲滅され、世に共産主義の非人間性を喧伝する伝説となることが、歴史上の役割なのではないでしょうか。惜しまれつつ滅ぶ事で、民主主義・自由主義に最大に貢献できると思います。

    関ヶ原の戦いの前哨戦、伏見城籠城戦で、敗死必至を知りながら鳥居元忠が絶対降伏しなかったことを思い出します。討ち死にする事で徳川に西軍討伐の名目を与えました。

    デモが暴力化するのは中国の仕込みであるという噂もありますが、あるいはCIAやMI6の介在もあるやもしれません。中国は独裁体制のために輿論誘導の巧妙さについては欧米に劣ります。武力衝突が起こった時、どう中国を追い込んでいくのか、日本も考えを準備しておくべきでしょう。

  13. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     中国政府にとって、香港問題で難しいのは、(国際金融で、それなりの
    位置を占めている)香港で、ネット規制が出来ないことではないでしょう
    か。(もし、そんなことをする時があれば、それは、中国政府が香港の国
    際金融機能を捨てる時でしょう)
     その意味では、(ネット規制されている)中国本土の他の都市が、国際
    的金融で、重要な位置を占めることはないのかも、しれません。

     駄文にて失礼しました。

  14. ひろた より:

    香港でもネット規制が始まるのではという危惧はあるようです。
    香港もチャイナテレコムだし。
    さて香港ではオクトパスカードというスイカのようなカードがあります。日本より先に導入されています。
    ここからデータで身元が割れることを恐れデモには切符を買って電車に乗るようです。
    携帯も使えません。ブルートゥースでの通信か身振り手振り。
    現在は5つの要求を掲げていますがこれを中国政府はのむことはないでしょうから終わり無き戦いになってしまいます。
    毎年毎年何10回と訪れた都市なのでやっぱり今年も行くことにしました。
    最後まで見届けたい、

  15. 宇宙戦士バルディオス より:

     始まった。
    『中国でカリスマ経営者が次々に退いていく理由 瀕死の中国経済、“ICU入り”で延命措置』
    https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57748
    >9月10、アリババ創始者で会長だった馬雲(ジャック・マー)が予告どおり引退し、アリババ経営から完全に離れた。ちょうど55歳の誕生日であり、その前後には、中国メディアが彼の功績や評伝を書き立てた。また浙江省杭州から「功勲杭州人」という栄誉ある称号を送られたなど、ポジティブニュースとしてその引退が報じられている。
    >だが、その10日後、杭州政府が100人の官僚を「政務事務代表」として、アリババやAI監視カメラメーカーのハイクビジョン(海康威視)、民族自動車企業の吉利など100の重点民営企業内に駐在させると発表した。口の悪いネット民たちは「地主を追い出して田畑を接収しようとしている」と噂した。

     かつて、中国に進出した日本企業が多く、この手で食い物にされた。
     育つだけ育ったら、後は共産党の権力者が食い物にする。所詮は共産主義国家だから、所有権の不可侵なんて概念はあり得ないし、裁判所も権力者の手先。多くの逃げるに逃げられない日本企業に比べて、わずか3か月で中国から撤退したスズキの脱出は見事だった。

    1. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

      宇宙戦士バルディオス 様
      情報をありがとうございます。

      中国はかなり前からバブル崩壊するぞと言われていて、それでも米国との貿易戦争を引かずに戦うなど、共産党の一党支配の強さと弱さが両方垣間見えるような気がします。
      計画経済を指向すればダイナミクスが減退して社会が停滞し、自由経済を指向すれば苦境を乗り切れない。一党支配体制下で経済が回っているうちは民主主義より効率的な判断が可能な強みがあり、判断力が駄目になってくると修正が効かず結局計画経済に行きつく。

      今後、中国が独断で何かをしようと考えるほど、日本が一時期陥ったガラパゴス状態に陥っていくと思います。スマホのOSもそうですし、規格の標準化もゴリ押しするには多方面に相当な地力が必要になります。
      自分たちの自由になる範囲で自分たちの支配を強める方向に行くなら、ビジネスパートナーとしての中国は遠い存在になるでしょう。

      個人的にも本当は中国ビジネスから離れたいと思っていますが、なかなかすぐにそうはいかないですね。

      1. 宇宙戦士バルディオス より:

         どこの国でも同じでしょうが、経済成長に最も重要なのは、ベンチャー精神に富んだ起業家です。従来の中国は、意図的にか、それとも統制を忘れていたのか、起業の自由を認めて来た。だが、ジャック・マーらの退陣は、その終わりを意味するでしょう。結局、中国では独裁者の通弊である「何でも支配しないと気が済まない症候群」が、首をもたげてきたのです。
         ベンチャー起業家を引退に追い込み、共産党員で経営を支配しようとするなら、中国経済の末路は旧ソ連と同じです。現在ですら、公式の中国経済統計は全く当てにならないものですが、幾ら公式発表で糊塗したとしても、いずれ劇的な終末がやって来るでしょう。

  16. NANASHI より:

    安倍政権を倒し、特定野党にを支持すると香港のような状態とならないという意見の方もいるようです。

    キッコのツイッターからです

    https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1179022563168534528
    日本の皆さん、香港で起こっていることは「対岸の火事」ではありません。今の安倍政権がこのまま続けは他人事ではなくなります。国民を監視し、国民の人権を奪い、国民から搾り取った税金を自分たち権力者だけで山分けする。今の香港は安倍政権の明日です。刮目して反芻しましょう。

    https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1179021370199461888
    香港の市民デモ、とうとう警察官が実弾を撃った。それも至近距離から高校2年生の男子学生の左胸を狙って撃ち、その学生は危篤状態だという。丸腰の未成年者に対して武装した警察官が実弾を撃つなんて、もはやこれは殺人未遂だ。

    1. 宇宙戦士バルディオス より:

      >今の香港は安倍政権の明日です。刮目して反芻しましょう。
       こういうことを口走る人は、大雪山の麓に厳重な収容施設を造って、税金で徹底的に治療するべきだと思います。

  17. 名無しさん より:

    韓国政府には完全に魂を売った日本共産党ですが、「天安門楼上で中共軍パレードを閲兵する」は日共にとっては文革当時に日本社会党中共派と、日本共産党から分裂・たたき出した不倶戴天の「日本共産党革命左派」がしたことで、その当時口を極めて文革盲従分派を外国の手先と叩いた経緯があり、現状は軍事パレードを賛美したり「自分もそこに上りたい」とは思っていないと思います。
    また1998年に1960年代後半からの関係断絶と激しい批判を続けてきた中共と関係修復した日共ですが、韓国に接近(韓国とは保革両方と異常なほど両方に接近)し始めたのと同時期から「中共はアジアの政党会議の場で核問題で自国優先の非正常な態度をとった」だとか「大国主義」だとか言い始め、現状の香港の事態でも「おっとり刀で駆け付けて全力を挙げて学生市民の側に立ち抵抗する」という事ではないのですが、日本の新聞と同程度には中共の軍事的対応を批判し、香港市民の意思は尊重されるべきというような論調は堅持している模様です。
    従って(意外な事ですが)香港の事態で日本共産党を中共と同列に批判するのは現状は的外れです。

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