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用日派のコラム、無駄に長いので3行に要約してみた

早いもので、国際法違反の自称元徴用工判決から、もうすぐ1年が経過します。しかし、国際法違反の状態の解消を求め続けている日本と、かたくなに国際法違反の状態を改善しようとしない韓国との認識ギャップは埋まる兆しもなく、日韓関係は改善しないどころか、日々、悪化している感もあります。こうしたなか、さすがに現在の状況がマズイとおもったのでしょうか、最近、韓国メディアには毎日のように、「用日派」によるご都合主義的なコラムが掲載されます。

用日派とは

韓国には「用日」という単語があります。

これは読んで字のごとく、「本を利する」という考え方のことで、「ツートラック」(つまり「歴史問題と現在の問題を分けて考える」ということ)などと言い換えられることもあります。

古今東西、外交とは国益を最大化する手段のひとつですので、「都合よく外国を利用してやれ」、とする考え方を一概に否定するものではありません。日本だって国益を最大化するために、中国とロシアの対立を煽るくらいのことはやっても良いと思います。

ただ、韓国がいう「用日」とは、簡単にいえば、「義務を果たさず権利を受け取る」という意味の「食い逃げ外交」のことです。

たとえば、日本は1965年の日韓国交正常化に際し、韓国に対して有償・無償あわせて5億ドルの支援を行いましたし、それ以外にも官民挙げて韓国に莫大な支援・技術協力などを実施し、その結果、いまや韓国はOECD加盟国として、立派な経済大国となりました。

しかし、莫大な恩恵を与えてくれた日本に対し、韓国は何度も何度も「歴史問題」を蒸し返し、また、ときとして「慰安婦問題」や「強制徴用問題」、「旭日旗問題」など、ありもしない問題をでっち上げ、全世界にウソの説明をしてまで日本の名誉と尊厳を貶め続けています。

日韓基本条約が成立したのは戦後20年の節目を迎えた1965年のことですが、いわば、日韓基本条約が成立までの20年間よりも、成立後に54年を経過した現在の方が、日韓関係は悪化しているというのも不思議な気がします。

そして、こうした問題は、いまや日本人の名誉と尊厳だけでなく、日本の企業や個人の財産にまで及び始めています。

その典型例が、いわゆる「自称元徴用工判決事件」で、これは昨年10月30日と11月29日、韓国大法院(※最高裁に相当)は1965年の日韓請求権協定などに違反し、日本企業に対して相次いで自称元徴用工への損害賠償を命じたものです。

極端な言い方をすれば、この自称元徴用工判決は、戦後日韓関係(あるいは戦後の日本の「事なかれ主義外交」)の集大成とも呼べるものではないでしょうか。

自称元徴用工問題とご都合主義

問題解決のためには問題を定義することだが…

さて、自称元徴用工判決を契機として、自称元徴用工問題が日韓間の懸案に浮上してから、もうすぐ1年が経過します。

この問題をどう解決していけば良いのでしょうか?

これについて考えるためには、まずは「問題そのもの」を定義し、それを当事者同士で共有しなければなりません。

いちばんシンプルな定義は、

2018年10月30日に、韓国大法院が1965年の日韓請求権協定に違反した判決を下した問題

ですが、問題は、それだけではありません。

韓国側は、「判決自体、日韓請求権協定に反するものではない」、と強弁しており、そもそも「問題の定義」が日韓両国で共有できていないことにもあります。

これについては『韓国大統領府、輸出管理巡り支離滅裂な主張を掲載』でも紹介したとおり、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領自身が「日本は(歴史問題の)加害者」などと述べているため、正直、お話になりません。

ということは、韓国で文在寅氏が大統領を務めている限りは、日韓両国でこの問題自体の定義を共有することすらできない、ということであり、問題を「解決」させることは難しいのではないか、というのが、現時点における個人的な感想です。

ただ、そうなって来たときに、こんな議論が巻き起こることには注意が必要です。

文在寅(氏)のような極端な左派政権は退陣し、親日・親米派が韓国の政権を担い、日本との関係を改善させるべきだ。

たしかに文在寅政権下の韓国では、日本との関係を極端に悪化させるような事件が相次いでいますが(レーダー照射事件、上皇陛下侮辱事件、慰安婦財団解散事件、旭日旗騒動など)、現実の政治は、文在寅氏が排除されれば問題が解決する、という単純なものではありません。

なぜなら、自称元徴用工判決自体、文在寅政権下の韓国が開いてしまった「パンドラの箱」のようなものであり、「日韓両国で問題の共有すら難しい」という状況は、正直、誰が次の韓国大統領に就任したところで、まったく変わらないでしょう。

無駄に長いので3行にしてみた

それどころか、むしろ「用日派」が次の政権を担うようなことがあれば、それこそ日本にとっては企業や国民に不当な不利益が発生してしまう、ということにつながりかねません。

そう感じざるを得ない記事を、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に発見しました。

【コラム】強制徴用問題、新たな解決法探して二者協議で解決する時だ(1)(2019年09月20日08時18分付 中央日報日本語版より)
【コラム】強制徴用問題、新たな解決法探して二者協議で解決する時だ(2)(2019年09月20日08時18分付 中央日報日本語版より)

コラムの執筆者は「魏聖洛(ウィ・ソンラク)/前韓半島平和本部長・リセットコリア外交安保分科長」とあります。魏聖洛(ぎ・せいらく)氏といえば、駐露韓国大使なども務めたことがある、韓国の元外交官だそうです。

要点がまとまっておらず、無駄に長い文章ですが、無理やり3行で要約すると、次のような内容です。

  • 強制徴用問題を巡って日本政府の反発は韓国の予想以上だった。
  • 日韓GSOMIA破棄で米国は日本の味方になった。
  • このままでは韓国が困るから日本に譲歩させなければならない。

このコラムについては、一見するとバランスが取れているように見えながら、結論の部分で(自称元徴用工問題に関しては)「日本政府の謝罪」「日本企業の賠償」が必要、などと述べていて、思わず愕然としてしまいます。

彼の描く「韓日関係の好循環の出口ロードマップ」とやらをながめてみると、おそらく魏聖洛氏も「用日派」のひとりなのだと感じざるを得ません。

絶望的なものしか感じない認識

ちなみに、後半部分ではツッコミを入れたい部分が大量にあるのですが、キリがないので、数点に絞って批判しておきましょう。

第三に、それでも仲裁委員会や国際司法裁判所への回付を考慮することはできない。今はその段階ではない。二者協議で解決を模索する段階だ。今まで両国はまともに二者協議ができなかった。韓国が二者協議に応じないため日本は仲裁委員会方案に進んだが、それでも二者協議が水泡に帰したわけではない。今からでも議論できるような解決法を出して真剣な二者協議をしなければならない。カギはどのような解決法かだ。

「二者協議で解決を模索する段階だ」とは、驚きますね。

日本政府は今年1月9日に日韓請求権協定に基づく二者協議を申し入れているのですが、それを4ヵ月以上放置した挙句、「韓国政府にできることには限界がある」などと首相自身が発言して匙を投げたのは、どちらの国でしたっけ?

第四に、不可避にも議論するに値する解決法は、日本企業に被害を与えないか最小化する方案、65年協定に対する尊重などを含むほかはない。そうでなければ議論が始まらない。ここに加えて日本政府の謝罪が入らなければならない。

いえいえ。

自称元徴用工問題を巡り、日本は韓国に対し、何ひとつとして悪いことをしていません。あえて韓国の好きな言葉でいえば、むしろ日本が「被害者」で韓国が「加害者」です。なぜ「被害者」が「加害者」に謝罪しなければならないのでしょうか?

第五に、このような点で韓国の1+1提案は修正が避けられない。これに関連して、1+1提案に韓国政府の出捐を追加する方案が提起されている。日本の受け入れの可能性を高める趣旨という。だが、筆者が考えるに、日本はこの法案も拒否するだろう。依然として日本企業に被害が及ぶという点で1+1案と同じためだ。韓国政府がこの提案をし、日本が再び拒否するような道に進んではならない。

ですので、自称元徴用工判決の国際法違反の状態を解決する全責任は、韓国側のみにあります。日本政府は関係ありません。

作動可能な修正案は1+1提案のうち日本企業の出捐を真の自発的意志にすることだ。出捐に門戸を開いておいて自由意志に任せることを一方的に宣言することだ。韓国が前向きな用意を明らかにすることによって道徳的優位を占め、日本政府には謝罪の負担を負わせる方式だ。

魏聖洛氏は外国大使を務めたほどの人物なのに、なぜこの「道徳的優位」という韓国でしか通用しない概念にこだわるのでしょうか?百歩譲ってこの言葉を使うにしても、申し訳ないのですが、加害者が「道徳的優位」に立つことは絶対にあり得ません。

韓国消滅

自称元徴用工問題の本質

さて、この自称元徴用工問題とは、いったい何なのか。

これについては、先ほども少し申し上げましたが、端的に言えば「戦後日韓関係史の集大成」です。

国際法に堂々と違反した判決を下し、それをいつまでも放置するばかりか、相手国が申し入れてきた協議や仲裁手続を一切無視するという韓国政府の態度は、国際社会における公正や信義にもとる行為であり、戦後国際秩序に対する挑戦であるといわざるを得ません。

ただ、それと同時に、ここまで韓国が増長した理由の一端は、日本政府側(とくに安倍政権自身を含めた歴代政権)にもあります。

安倍政権を巡っては、「保守派」「対韓強硬派」と見る人も多いのですが、一応補足しておきますと、安倍政権は日韓関係を巡って、少なくとも2つの重篤なミスを犯していることを忘れてはなりません。

1つ目は、2015年7月、明治期の産業革命関連資産の世界遺産登録に際し、韓国側が主張した「強制労働施設」という与太話を毅然として拒絶しなかったこと、2つ目は2015年12月の「日韓慰安婦合意」で、あたかも日本政府が慰安婦問題を事実であるかのごとく認めたことです。

(※余談ですが、このどちらの件にも岸田文雄元外相が深く関わっていますので、個人的には、岸田文雄氏には日本国の首相を務める資格は完全になくなったと考えています。)

ただ、安倍晋三総理大臣を始め、安倍政権の閣僚には、この2つの重篤なミスを挽回すべく、これから全力で頑張ってもらいたいと思いますし、岸田文雄氏の後任の河野太郎・前外相(現・防衛相)は、少なくとも日韓関係をうまく「マネージ」したと考えて良いでしょう。

残された3つの選択肢

さて、これからの日韓関係を巡っては、究極的には、次の3つしかありえないと思います。

  • ①韓国が国際法を守り、日本に対して譲歩することで、日韓関係の破綻を避ける
  • ②日本が原理原則を捻じ曲げ、韓国に対して譲歩することで、日韓関係の破綻を避ける
  • ③韓国が国際法を破り、日本が原理原則を貫くことで、日韓関係が破綻する

昨日の『チキンゲームは勘違い 日本の譲歩は筋違い』でも解説しましたが、現在の日韓関係の膠着状況を打ち破るためには、日本が譲歩するか、韓国が譲歩するか、そのいずれかしかありません。

しかし、国際法を破っているのは韓国の側であり、日本が韓国に譲歩すれば、日本自身が国際法を否定することになるため、上記②の選択肢はあってはなりませんし、私たち日本国民も有権者として、安倍総理や茂木敏充外相に対して絶対に②の選択肢を取らせないよう、圧力を掛けなければなりません。

そうなると、結果的に残る選択肢は、①と③です。

つまり、日本としてできることはもう何も残されていない、ということであり、極端な話、ボールはすべて韓国側にあります。

奇跡的に文在寅氏が今すぐ革命、弾劾、暗殺などによって排除され、奇跡的に「国際法を守ることが大事だ」と考える人物が韓国大統領に就任し、奇跡的に2018年10月30日などの大法院判決を無効にする立法が成立すれば、日韓関係はこれから改善する可能性はあります。

そのような可能性は、ゴルフをやったことがない素人がデタラメにボールを打ってホールインワンするくらいにはあると思います。

ただ、それよりも、日韓関係の膠着という状況は、「大韓民国」という国が消滅するまで変わらないような気がするのですが、いかがでしょうか。

新宿会計士:

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  • 結局、親北に突っ走った国政運営における矛盾が諸処に出始め、面と向かって非難すると売国奴とされることから、こういった訳のわからない論評が多く出るようになったのではないでしょうか。

    いくら日本が憎いからといって、民族性に由来する情緒や”恨”に則ってぶち当たるなどということは、国際関係のる秩序を平気で乱しているということになり、彼らの後進性の現れ以外の何物でもないと思います。

    基本的なインフラも民主主義も・・・、ほとんどが他国から与えられたものか、かすめ取ったものばかり。
    真摯に努力してこなかったから、いつまでたっても成熟せず、しかも凶暴性も秘めたままです。

    彼らのそういった性向が改まらない以上、関係を絶つ、或いは積極的に関わらないという対応しかないと思います。

  • 日本には関係が無い話ですので、「1(韓国政府)+1(韓国企業)」で、どうぞご自由に処理下さい。

  • 私の感覚としては、国際法など、そんなに価値のあるものじゃないと思いますよ。

    まるで「錦の御旗」のごとく、国際法だの国際条約だのを掲げてると、足元すくわれますよ。

    とはいっても、「錦の御旗」を見たとたん徳川慶喜は敗けを悟ったという。

    日本人にとっての「錦の御旗」が「国際条約」だとしたら、その価値を低く見ている韓国が理解できないのも無理はないですね。

    私のように、優秀な専門家の多数決に従った方がいいんじゃないの、っていう意見は少数派なんでしょう。

    私は東大や京大の権威ある学者の意見に従うだけです。

    ICJでいいじゃないですか。

    そもそも、

    そうじゃないと競馬じゃ勝てませんよ(笑)

    つまり「優秀な予想屋に乗る」です。

    それが世の中です。

    世間の価値観というものは日々流れ動いています。

    日韓請求権協定ができた50年前と今では、強制労働というものに対する定義がまるで違っています。

    夏の甲子園大会予選で、大船渡の佐々木を投げさせないのが現代です。

    ちょっと叱っただけでパワハラ認定される現代の労働環境に照らし合わせて、昔の筑豊炭鉱や八幡製鉄の労働が、強制労働にあたらないわけがない(笑)

    もうバリバリの強制労働でしょ、奴隷労働と言われないだけ、まだましなくらいです。

    私は柔道を長年やってましたが、昔の人は、ほんと殺人寸前までシゴキますからね、特に九州の人は酷かった(笑)

    しかも朝鮮人を働かせてるわけですよね。

    現場監督の鉄拳制裁がなかったはずがないでしょ(笑)

    この世界的な人権見直し、歴史見直し、の風潮は、まだまだ当分続きますよ。

    時間がたてばたつほど、世界の人権派は日本に対して見方が厳しくなるでしょう。

    そう予測が立たないひとは、私に言わせれば予想が下手な馬券師です(笑)

    今世界を動かしてる米仏露独の国家の理念が、そもそも自由平等でしょ。

    天皇のような長年の歴史ある皇室を持ってるのは、英国だけでしょ。

    要は韓国のバックには米、仏、露、独がいて、日本のバックは英国だけでしょ。

    これじゃ勝てませんよ。

    でも、伝統、慣習を重んじる国家が間違いだとは思いません。

    今のように、人権が最強の時代が、永遠に続くわけじゃない。

    競輪の中野浩一が、世界スプリントで圧倒的に強かったのは、非人道的な日本競輪界における陰湿で理不尽なイジメとシゴキとファンのヤジがあったればこそです。

    シゴキとヤジのなくなった日本競輪は、近年さっぱり自転車世界大会で勝てなくなりました。

    どっちが正しい、などということはないのです。

    ただ、現代は、人権重視の流れなんで、日韓請求権協定は、不利でしょうね。

    • カニ太郎 様

      国際法(条約)が題目に過ぎない事は、日本政府も承知していると思いますよ。
      ポイントは、各国が「自国の利益」も踏まえたうえで、どのように判断してくるかでしょう。

      確かに、世界的に人権重視の流れにあるようですが、韓国の主張通り「過去」に遡ってまで「現在」の価値基準で「人権の問題」として補償が認められた場合、不都合が出てこない無い国があるでしょうか。
      ましてや、日本は「日韓請求権協定」を結んで多額の補償を行っているという事実があるうえに、徴用工が強制であった証拠もありません。

      これを認めてしまった場合、主要国(又は主要国の企業)は被害者ビジネスの餌食となってしまいます。

      主要国に利害関係が発生する関係上、よほど韓国が上手く立ち回って世界規模のムーブメントを巻き起こさない限り、苦しいのではないでしょうか?

      むしろ、ムーブメントが起きてしまったら、各国の植民地政策と比較されることによって、日本の韓国併合時代の扱いは、その後の補償も含めて「まとも」であったと世界に宣伝されてしまうかもしれませんね。

      • >徴用工が強制であった証拠もありません。

        細かい突っ込みですが、強制でない徴用工は自己矛盾です。
        募集工が徴用工のコスプレしているのが問題なんです。

    • > ただ、現代は、人権重視の流れなんで、日韓請求権協定は、不利でしょうね。

      そういった意味では今の日本政府のやり方が正解なんでしょうか。WTOにひっからない程度のホワイト国外しを行うことで日韓関係を元に戻れない状態にまで持っていきました。韓国人の反日感情も実は相当高まっています。もともと反日教育はあっても何となく国民レベルでは親日韓国人は多かったです。でも、今では半数ほどの韓国人はすっかり反日感情に火がついて、感情に走って何でもします。
      日本でも半数までは行かないかもしれませんが、簡単に消せない嫌韓感情を持つに至りました。

      韓国と日本のオールドメディアがどれだけいい加減かもがっつり知ることが出来ました。

      それに、韓国が約束を守らない国というイメージ戦略を政府は取っていますし、ネット社会では韓国は平気で嘘を付く、というイメージが定着しています。このため、今は何を韓国が約束しても信じることが出来ないという論法で韓国に圧力を加え続けています。

      個人的には韓国の言う歴史問題のほとんどが嘘であることを国際社会に定着できれば良いのではないかと思います。

      さすがに人権重視でも、たかが半年程度の徴用工に対して5億ドルですから、負ける可能性も低いのではないかと思っています。
      それから、徴用工判決の前提に日韓併合が不法だと言っているのが大きいのではないかと思います。この前提は現時点で通らないはずなので、やはり韓国の判決には無理があるといえると思います。

      • tonoさま
        昔の出来事を現代の価値観で考えるのは、良く有りません。ルールは、時代と共に変わるべきです。
        日本を守るために戦争に行った兵隊さんに、申し訳が立ちません。
        5億ドル全部が、徴用工の補償では有りません。
        また、日韓併合を違法とする判断は、朝鮮半島内だけでしか、通用しません。戦勝国は、サンフランシスコ講和条約で、既得権を持ってますので、韓国の味方はいないんです。

    • カニ太郎さん

      >私は東大や京大の権威ある学者の意見に従うだけです。

      と書かれていますが、
      カニ太郎さんは、あえてコメントを寄稿されていてますので、単純に学者の意見に従う方ではなさそうですね。
      私は、それは良いことだと思います。

      さて、権威ある学者は、いったい何を基準に意見をするのでしょうか。
      日本が、外交政策を決めるときに考えるべき基本理念は何でしょうか。

      日本の憲法の前文においては、(いわくつきではありますが)「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」とあります。
      拉致被害者すら奪還できないような軍の無い日本です。
      おのずと外交政策の手段は限られます。
      故に、日本にとって他国との信頼関係の外交政策の決定において非常に重要な点であり、
      そして、それを担保するためにも(戦前)戦後から日本は国際法を遵守する国、としてブランドを作ってきました。

      現在の日本は、韓国に公正と信義が裏切られている状態です。
      かつて韓国は軍事力を行使して、不法にも竹島を占拠しました。
      そして、現在私たちは、再び不法を繰り返す、信頼関係を何とも思っていない国に対して、どのようにしたら国益が守れるのでしょうか。
      国際法と国際条約は、今の日本にとって重要な意味を持ちます。
      意味がないとのご指摘であるのなら、早急に再軍備と核装備などの方策を視野にしないといけませんね。

      >日韓請求権協定ができた50年前と今では、強制労働というものに対する定義がまるで違っています。

      定義の話をする前に、強制労働がどのようなものを指し示しているのかの事実確認が必要でしょう。
      日本と韓国の意見には、相違がありますよね。

      >この世界的な人権見直し、歴史見直し、の風潮は、まだまだ当分続きますよ。

      ご指摘の風潮によって、慰安婦問題に対して当時の政権が謝罪して、ずるずると現在まで続いて、結局この有様です。
      そして、結局は、韓国と結んだ慰安合意なんて「無法国家と国際条約を結んでも意味がない」ということの実例です。
      「人権みなおし」というお題目で、事実をゆがめて、結ばれた合意すら破る国とは、付き合いきれない(もしくは制裁を加える)となるのは当然です。

      日本が本当に間違ったことをしているならば、謝罪すればよいです。
      しかし本当に間違ったとは、戦争と言う状況において何の基準を指し示しているのか。
      これを国際法と言うのではないでしょうか。

      ゆえに、国際法と国際条約は重要です。

  • 最初に用日の説明が、有りました。用の後には、中、米も入りたいます。要は、朝鮮人にとって他者は、利用する対象でしか無いのです。
    この、リセットコリア外交安保分科長(リセットしたら無くなりそう)のコラムは、韓国が国際的な現状認識を出来ていない事の表れだと思います。
    全て自分の都合の良い方向で、解決されなければならならないという、用日の考え方が良く出ています。
    韓国の国際法違反を是認する事は出来ませんので、韓国が存在する限り、解決しない問題ですね。韓国が存在しなくなっても朝鮮人は、謝罪と賠償、道徳的な上位を言い続けるでしょう。だから、地球上から、朝鮮人が存在しなくならない限り、解決しないんですかね。

  • 新宿会計士様のご指摘通り。
    韓国外交官の言い草や日本共産党の主張の様に日本が全面的に韓国のデタラメに付き合い、全部韓国の言いなりにしての「解決」か解決不可能で棚上げしてますます疎遠になるかしか無いですね。
    そして全面的に韓国政府の言う通りにした時には日本は「日韓関係」を国際政治では通用しない特別な関係に置くという事になります。つまり立場を戦前と逆転し、韓国政府に外交権を握られた従属国として韓国の指図を日常的に受け、なんなら韓国から外交顧問を常駐してもらい、或いは韓国の日本総督府を置いた様な状態で、事あるごとに韓国にお伺いを立てて、何なら韓国の指図に従って日米安保条約の義務も果たさずアメリカから切られても受け入れる。韓国のろうそくデモと韓国の慰安婦団体などの市民団体は至高の存在で不可侵。日本の人権団体だって韓国に楯突く事は許されない。無論日本最高裁は確定判決など無かったかのように無効化。韓国のやり方に不満を漏らす日本人の動きは全て「ヘイト」と監視し、規制弾圧する。
    結局こう言う事が韓国の望む状態なのでしょう。

    • いいえ。韓国の望む状態とは、
      日本という国が滅亡し、日本民族という民族が一人残らず絶滅することです。

      • 私はその逆を望みます。中東を見ていてもわかりますが、和解なんてのはありえない。どちらかが滅ぶか、両方滅ぶまで問題は続きます。長勇参謀長の一人○○でなくても、こちらの方が人口は多い。一対一で刺し違えても最後に残るのはこちらだな。

        • 阿野煮鱒さま、確かに...

          しかし、未来ある子供たちにはこんな娯楽はさせたくないなぁ。

          我々の世代でぜひ解決しておきたい。目が黒いうちに。

      • 匿名さま
        絶滅せずに、韓国の奴隷になる事の方を望んでいるのでは、ないでしょうか。

      • 私は、韓国の望む日本の状態とは、韓国のどんな犯罪者より罪深く韓国人が歩けば日本人は路肩に平伏し唾を吐きかけられても畏怖の念を持って黙る様な状態だと思っています。
        そんな事を思っていたりするから、1000年掛っても恨みは消えないし一度や二度謝罪した所で許す気も無いのですよ。

    • 朝鮮人は日本を支配したいわけではありません。支配というのは、マネージメントです。朝鮮人は威張りくさり、ふんぞり返りたいだけなので、マネージメントのような面倒くさいことはしません。

      朝鮮人は他国を支配した経験がありません。優秀な属国として宗主国に跪く代わりに、内政は任せてもらうことで民族を守ってきました。彼らがやりたいのは、それと同様の日本の属国化です。

      それは日本総督府を設置して日本を支配下に置くのとは違って、日本の国体はそのままにしておき、定期的な朝貢を行わせ、毎年三千人美女を貢女として献上させ、過去の罪状を懺悔させ、ひたすら許しを請う三跪九叩頭の礼を要求し、その姿を見て悦に入りたいのです。天皇は王に格下げし、王の承認権は朝鮮が握ることも重要な点です。元号も朝鮮から与えます。

      要するに、自分たちが上、日本が下、という序列を構築・維持したいだけです。行政の中身までは興味がありません。

      • 阿野煮鱒様

        私もそう思います。
        やりたいことは身分制度を設けること程度でしょう。

        韓国人が「両班」で日本人が「白丁」。

        李氏朝鮮時代への回帰。

        結末は、内部闘争が始まって、中国かロシアの従属国となる。

        それで、オシマイでしょう。

  • 前にも書きましたが、私はとりあえず文在寅政権を失脚させるべきだと思います。目的は日米にガチンコで逆らうと政権が潰れるということを、韓国民に教えるためです。

    その後の政権は用日派の政権になるか反日派になるか分かりませんが、どちらになっても、そこでまた日本に対して無理を通そうとするならば再度潰して、韓国民に日本には逆らわないほうがいいと理解させるといいと思います。

    日本に害悪の及ぶような政権は何度でもモグラ叩きのように潰して、韓国民が自分たちの弱さと、デタラメさを自覚するように仕向け、改めさせることが根本的な解決だと思うのですが、いかがでしょうか。

    潰すといっても内部崩壊を促す程度のことですが、ことによるとアメリカなどはもう着手しているのではないでしょうか・

    韓国とはできれば関わり合いになりたくありませんが、放っておくと増長するだけですからね。

    • 隠居爺さんはやさしいですねえ。

      ふつうは、文在寅政権が任期満了まで居座り続けて、経済はズン底、統一(トンイル)までの道筋を付けて、文に輪をかけた左派大統領が後継者となり、ベルリンの壁が崩壊したように、北朝鮮が下朝鮮を吸収。
      夢の金氏高麗国が実現して、元韓国国民は最下層の出生成分として、ヘル朝鮮から、アルティメットヘル朝鮮に生まれ変わり、塗炭の苦しみを味わう。
      それくらいすれば、米国・日本に逆らうんじゃなかったと、なんとなく理解するんじゃないかと期待するんじゃないでしょうかw

      • りょうちん さま

        >隠居爺さんはやさしいですねえ。

        あ、いや、その(汗)

        現実問題として、日本や米国は韓国がこのまま北朝鮮化していくのを黙って見ているのか疑問を持っています。妨害するのが普通のような気がして。

        確かに、韓国を味方にしておくのはコストに見合わないということはあるかもしれませんが、ほんとにそのために勢力図を書き換えるのでしょうか。かもしれませんが、まだちょっと信じられずにいます。

    • 文在寅政権が倒れても韓国は何もかわりません。
      親日(知日)政権であれ最終的には政権基盤を固めるなどの目的で反日行動とります。
      政権だけでなく韓国国民全てが自分たちの考え方が国際社会と齟齬があることを
      認識させるような事態にならないと何も変わらないのです。

      • 匿名 さま

        >文在寅政権が倒れても韓国は何もかわりません。

        それは私もそう思います。
        ですから、韓国が変わるまで叩く。叩き続ける。そういうのではダメですか?

        我が子なら捨てるわけにもいきませんのでそうします。
        韓国は我が子じゃないので、そんなに一所懸命やる必要はないでしょうが、一応永久にお隣さんではありますので、どうでもいいというわけにもいかないかと。

    • 隠居爺さま

      いやいや、優しいどころかさらっと物凄い恐ろしい事をおっしゃってますよ。
      日本の考え方に当てはまる社会が出来るまで叩き潰す。ってこれは教育とは言いません「洗脳」です。
      「我々の価値観は絶対正しいので従え」って言ってるのと同意です。
      韓国が日本に言っている事と同じですね。

      • 匿名 さま

        >「我々の価値観は絶対正しいので従え」って言ってるのと同意です。

        はい、そのつもりです。
        敗戦によりアメリカは日本を洗脳し、日本はその洗脳に従って今の日本になりました。

        何か問題でも?

  • 残された3つの選択肢は③しかありえない、これは誰しもが行き着く結論ですね。
    これまでの日本に対する韓国の行いは、民族性や中国の属国であったという事実にも由来しますが、やはり日本がとってきた数々の外交上の失敗のツケであると言わざるを得ません。

    今の韓国はワシ(日本)が育てた、これは間違いないでしょう。

  • 更新ありがとうございます。

    コラムの執筆者は、魏聖洛(ウィ・ソンラク)/前韓半島平和本部長・リセットコリア外交安保分科長だそうで。何かどうでもいいけど、韓国には無駄に肩書きがいっぱいあるように思うが、何か胸にないと不安なんでしょう(笑)。

    魏聖洛(ぎ・せいらく)氏といえば、駐露韓国大使なども務めたことがある、韓国の有力外交官です。

    ウィ氏によると加害者が「道徳的優位」に立つことは絶対にあり得ません。つまり、彼らが言う加害者はなんと日本!トホホ。

    「まだ日本政府には謝罪の負担を負わせる方式だ。」こんな3流大学教授、ほっときましょう。まともな話し合いにならん奴、韓国人です。

    もっともっと窮地に立つ韓国が見たいな〜(笑)。

  • 慰安婦合意は、朝日新聞の捏造だとは知りませんでした。
    朝日新聞は、ホームページのよく分かるところへに常に捏造であったと表示すべきだとおもいます。
    それが、日本の国益をそこなったことを認めて欲しいです。
    朝日新聞の社旗、韓国が批判しないのもおかしすぎる。

    • ムリな相談です。

      朝日などATM問題を引き起こしている連中は、思考パターンが彼の国の人々と同じですから。

      だからこそ、ねつ造するし、バレても知らん顔。

      このこと、もはや日本の常識ですよ。

  • >日韓関係は改善しないどころか、日々、悪化している感もあります。
    最近思うんですけど悪化してますかね?
    私は今の日韓関係はあるべき姿に向かっていると思っています。もっともっと疎遠になりたい。もう絶対に戻れない決定的な仕事をするまで文政権には倒れてもらっては困る。
    悪化=改善しなければならない事っていう印象操作にはまってる気がします。日韓関係は絶対改善してはならない!
    屁理屈であることは自覚してます。

    • 匿名様
      いいえ、屁理屈では有りません。
      正論です。
      私は正論に1票。

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