「最初から朝日に刺さるブーメラン」 ほか
昨日は終日、外出をしていたという事情もあり、結局、ウェブサイトの更新ができませんでした。こうしたなか、いろいろと紹介したい話題がたくさんあるのですが、本稿では当ウェブサイトには珍しく、ツイッターの投稿をベースにしつつ、「時事ネタ」をいくつか列挙しておきたいと思います。
ブーメラン、投げる前から朝日に刺さる
私自身、昨日は終日外出をしていたのですが、便利な時代になったもので、外出先からもツイッターなどに話題を投稿することができます。外出中に発見した話題の中で、個人的に「これは面白い!」と思ったものを、いくつか紹介してみたいと思います。
最初の話題は、これです。
朝日新聞系ウェブサイト「『週刊ポスト』は品性のみかジャーナリズムとしての資格をも欠いている」https://t.co/dBaro2lSqv
ブーメラン、投げる前から朝日に刺さる— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 11, 2019
朝日系のウェブサイト『ウェブ論座』に9月10日付で、帯広畜産大学の杉田聡名誉教授(哲学・思想史)が「最近、各種メディアにおいて、韓国(人)に対するヘイトスピーチが目立つ」としたうえで、
「『週刊ポスト』は品性のみかジャーナリズムとしての資格をも欠いている」
と述べたのだそうです。
杉田先生、まことに失礼ですが、「品性のみか、ジャーナリズムとしての資格をも欠いているメディア」とは、「ウソ、捏造記事を掲載しておきながらろくに訂正もせず、長年にわたり放置し続けているメディア」、すなわちあなたが現在、論考を投稿している先のメディアではないでしょうか?
日韓関係の正常化
さて、昨日、韓国政府が日本の輸出管理方針変更に対し、WTO提訴を通告したという話題については、先ほどの『韓国のWTO提訴はセルフ経済制裁への近道』でも取り上げました。
中央日報『韓国がWTO提訴…「日本の輸出制限は政治的動機の差別的措置」』 (https://t.co/IdWKT0DaK2) 。
毅然と対応し続ける日本と、順調に迷走する韓国、見事なコントラストだ。日韓関係がどんどん正常化する。— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 11, 2019
正直、客観的に見て、韓国の対応は迷走している一方、日本の対応は毅然としている、と言わざるを得ません。なぜなら、日本は一貫して法による解決を訴え続けている一方、韓国は自分の都合がよいところで法を破ったり、法を持ち出して日本を批判したりしているからです。
ただ、迷走する韓国に対し、日本がわけのわからない譲歩をしなくなったというのは、非常に良い傾向であることは間違いありません。日本が一歩も譲らなければ、韓国はますます、わけのわからないことをやり始めてくれるからです。
そもそも冷静な人と支離滅裂な人のあいだで友人関係が成り立たないのと同じく、日韓間でもまともな友好関係は成立しません。「日韓関係が本来あるべき姿に戻る」という意味で、まさに今回の韓国によるWTO提訴事件も、「本当の意味での日韓関係正常化」の証拠と見るべきでしょう。
中国様が味方についた?
一方、もう1つ興味深い話題があるとしたら、駐韓中国大使が「日本の韓国に対する経済制裁は成功しない」と述べた、とするものです。
中央日報『駐韓中国大使「日本の韓国経済制裁、成功できないだろう」』 (https://t.co/bkK1ysX6Dh)。
韓国とともに経済制裁の筆頭候補である中国の大使が何か言ってるねぇ。— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 11, 2019
これは、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載された記事を元に、邱国洪(きゅう・こくこう)駐韓中国大使が11日の講演会で、
- 近現代国の関係において経済的手段として制裁し、相手を屈服させた事例はない
- 韓民族は自尊心が高く意志が強い民族なので安倍首相が歴史問題を理由に経済制裁を加えることは成功できない
と述べた、とする話題を紹介したものです。
報じられたのが韓国メディアであるという時点でかなりのバイアスが掛かっている可能性には注意が必要ですが、それにしてもご自身の本国が米中貿易戦争で炎上し始めている状態で、よくそんなことを述べる余裕があったものだと感心します。
ところで、どうでも良いのですが、韓国メディア(日本語版)は韓国人の人名にはカタカナで韓国式の発音を併記するのに、記事本文の「邱国洪」という人名にはカタカナの韓国式発音は併記されていません。やることがいかにも中途半端ですね。
どうせ普段から韓国式の読み方を日本人読者に押し付けているのなら、「邱国洪(グ・グックホン)」とでも表記したらよいのに、と思うのですが、さすがに宗主国様相手にそれはできないのでしょうか?
敵が嫌がる布陣は大成功の証
さて、安倍改造内閣に対し、日本共産党の議員などからさっそく強い批判の声が上がり始めている、という話題については、『閣僚人事、日本共産党が批判している時点で大成功?』でも報告したとおりです。
これについては朝日新聞の元記者で、立憲民主党から今年7月の参院選に出馬なさった山岸一生さんが、興味深いツイートを発信されています。
「日本会議内閣」の誕生です。これを「極右政権」と評価しなくて何を極右と呼ぶのか、というぐらい、これまで避けてきた人たちが入っている。これが政権初期なら崩壊していた。今ならやれると思われているのは、野党もメディアも国民もなめられています。https://t.co/GXWpLF5Hoh
— 山岸一生 りっけん 立憲民主党 (@isseiyamagishi) September 10, 2019
山岸さんは安倍政権を「日本会議内閣」「極右政権」と述べられています。
また、日本共産党の山添拓先生も、今回の内閣改造を強く批判なさっています。
もはや「適材適所」など念頭になく、「お友だち」が仲良くポストを分け合うことが目的であるかのような内閣改造。
西日本豪雨の夜、赤坂自民亭の様子を嬉々としてツイートした西村氏、ワイルドな憲法審査のため議長交代をと乱暴な萩生田氏。
発表前から突っ込みどころ満載。https://t.co/FW4rMzmxBD— 山添 拓 (@pioneertaku84) September 10, 2019
これに加えて、違法天下りや「少女の貧困調査」などで知られる「前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)」さんも、こんなツイートを発信されています。
やっぱり萩生田文部科学大臣か。ひどいことになるだろう。彼の議員会館の事務職には、教育勅語の大きな掛軸が掛けてあった。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) September 10, 2019
萩生田新文科相が、教育勅語の大きな掛軸を議員会館に掲げているという情報、本当にありがたい限りです。
「前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)」さんはもしかして、文科省の事務次官経験者でありながら、よもや「教育勅語が問題だ」とでも言いたいのでしょうか?もしそうだとすると、文科省という組織自体、やはりメスを入れる必要がありそうな気がしてなりません。
さらには、韓国メディア『中央日報』(日本語版)すらも、内閣改造が「韓日関係に悪材料」と述べているのだとか。
韓国メディア『中央日報』が本日の内閣改造を『安倍政権、きょう内閣改造、強硬派布陣で韓日関係に悪材料』と批判 (https://t.co/H6ndDOgrMS) 。
韓国にとって都合が悪いイコール今回の内閣改造が成功であるという意味。— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 11, 2019
本当にわかりやすい人たちですね(笑)
いずれにせよ、日本の敵対勢力などから強く嫌われ、批判されるというのは、最大の褒め言葉でもあります。
安倍政権の活躍を期待したいところです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
駐韓中国大使の発言は、大使の発言として別に特別とは思いません。THAADミサイルの制裁後、韓国人の対中好感度が、下がってますので、口先だけで良くなるのであれば、安い物です。
新内閣に対する、反日勢力の発言は、レッテル貼りをして印象操作をだけで、影響は無いと思います。
今日からのワイドショーは、新内閣と日韓関係が、テーマとなるでしょうから、また新たなレッテル貼りが出て来ると思います。
また、内閣改造後の世論調査は、大体内閣支持率が上がります。既に60%を超えている調査もありますので、どういう結果になるかが、楽しみですね。
中国大使の中では、三不の誓いは、あくまで華夷秩序によるマウントであって、様々な経済制裁は関係ないというストーリーなのでしょうかw
りょうちんさま
ご質問の内容が理解出来ていないかも知れませんが、その節はご容赦ください。
THAADミサイルの際の経済制裁は、政府は関与しておらず、民間の自主的なものというのが、中国の立場だと思います
三不の誓いは、韓国側に経済制裁を緩めてもらう目的もあったと思いますが、別の次元(安全保障)の話だという認識です。
いえ
>近現代国の関係において経済的手段として制裁し、相手を屈服させた事例はない
数少ない実例が韓国・中国関係だと思うんですがねえ。
日本なんかはまさにこれをやられましたが軍事的に屈服させるしかありませんでした。そうした史実を基にした発言なんでしょうが・・・。
逆に言えば経済制裁にこんなに打たれ弱い国は韓国以外にはないとすら言えます。
りょうちんさま
回答が違ったようで、失礼しました。
韓国が中国の経済制裁で、屈服したという事ですね。
中国への依存度が高いだけで屈服したとみるか、元々の宗主国だから屈服したのか、文大統領の考え方なのかは、私は分らないと思います。中国の経済制裁観光客減らしたのと、バッテリーの補助金から韓国を除外しただけの記憶です。本気で中国が経済制裁(輸入規制や関税)をしたら、ひとたまりもなかったでしょう。
ですので、韓国が経済制裁に打たれ強いという意見は、同意しません。
たまたま、半導体の好景気の時期に重なってます。
その上、韓国経済は、金融面でとても脆弱だと思います。
最後に日本は、韓国を屈服させるために、経済的手段を取が成功しないだろうという話。
日本は戦争できませんし、徴用工問題に関しては韓国が日韓協定に定められた、対話による解決を拒否しました。そこで不利益を防ぐために、経済的手段を取るという事ですよね。
結果的に屈服させるためと同じことかもしれませんが、その根拠は、国際法を守れという事なので、韓国側に非のある話だと思います(韓国人はそう思わないでしょうけどね)。
合理的に解決する手段が無いですよね。私は、韓国は国が無くなっても、反日を続けると思ってますので、屈服するとは思ってません。
今気付いたのですが、本記事のタイトルは川柳だったのですね。
今度から 全てのタイトル 川柳で
コメントも、五七七で 書きましょう
いやダメだ それをやったら 疲れ果て 記事の更新 遅くなるかも
知的好 奇心の刺激 にはいいこ とになりそうで すね(5文字も足りない)
うむむ。
とりあえず入選。
ひねりはよいと思います。
が、分かち書き(読点)と字余りが気になります。
更なる精進、ご期待してます、会計士様。
失礼しました。途中の小見出しを見てしまいました。
本タイトルは分かち書きになってませんね。
入賞ですね。
阿野煮鱒様
>今度から 全てのタイトル 川柳で
コメントも、五七七で 書きましょう
この後のお題なら
「もう飽きた「こちらが譲れば あちらも」論」
くらいでしょうか?
やってやれないことはないかも.
ただし,刺激された知的好奇心があらぬ方向に漂流する恐れもありそう.
「脳みそを 絞った挙げ句の ワンパターン」
では元も子もなくなる.
慣れない文芸方面に手を出すより,理詰めの勝負で行くのがやはり無難なようで.
更新ありがとうございます。
週刊ポストが珍しくまともに見える論考書いたら朝日が噛み付いた(笑)。どっちもどっちだが、ポストは多少保守の方にシフトしたか。ただの嫌韓に乗っただけか。でも遅すぎ。
論座如きが何を言うか(笑)販売部数◯千部(1万はないだろ)程度で、店頭でメッキリ見ませんが。ポストも週刊誌は文春、新潮が2トップ、新聞社系は売れなくても作る(読売、サンケイはとっくに恥も外聞もなく撤退)だろう。でポストの位置づけは微妙。
やや保守的なものの路線をするなら、しばらくは延命できるだろう。でも終わってるよ〜。
そもそも週刊誌は、不倫やら合コンでの口説き方やらゴシップを扱う媒体で、その雑誌記事に対して自称知識人たちが文句を言っているのが気持ち悪い。
週刊誌に書いてあることだから、気に入らない記事でもそれなりと認識すべきだと思う。東スポや夕刊フジにいちいち反応しないのと同じ。
韓国記事・ネタ・情報に対する言論封殺や誘導に辟易するよ。。。
マスコミは飼い主 対 市場ニーズになってきた印象です。市場ニーズを無視してもやっていける朝日は最後まで朝日なんだと思います。
中国の考えは、韓国が中国にもっと依存すれば、今後もっと韓国を締め付けやすくなる、という方向性ではないでしょうか。あるいは日本のやっているのは制裁だが中国のやっているのは制裁じゃないという、韓国人に対する思考誘導か。
欧州市場でファーウェイのスマホが劇的にシェアを落として、代わりにGalaxyが一位に躍り出たことなど、中国にとってはかなり腹立たしいはずなので、本音ではもっと韓国経済をコントロールしたいと思ってるんじゃないでしょうか。
訂正です。
間違った記憶で書いてしまいました。
ファーウェイがシェア一位になったことはなさそうなので、Galaxyは一位のままシェアを伸ばしただけですね。