ラオスのダム事故は人災 そして責任を全力否定する韓国企業
東南アジアのラオスで昨年7月23日に発生した補助ダム決壊事故を巡る独立専門家らによる調査報告書が発表されました。これによると、ダム事故は「不可抗力ではない」とするものであり、韓国側の企業の設計に不備があった可能性が示唆されていますが、この調査報告書に対して韓国側の企業は強く反発し、「今後、明確な事故原因究明のためにラオス政府の原因調査および検証が客観的で公正な手続きで進められるよう求める」と、まるで「逆ギレ」のような状態になっているのですが、まことに失礼ながら「いかにも韓国らしい反応だ」と感じてしまったのもまた事実です。
ラオスダムの続報
昨年7月23日、現地時間午後8時ごろ、東南アジアの内陸国・ラオスで韓国のSK建設などのコンソーシアムが建設中の「セピアン・セナムノイ補助ダム」が崩壊し、甚大な被害を出すという痛ましい事故が発生しました(『韓国企業が関わるラオスのダム決壊事故に見る中央日報の報道』)。
この事故を巡り、ラオスの国営KPL通信は昨日、「この崩壊事故は不可抗力ではない」とする調査報告書が公表されたと報じました。
Xepian-Xe Namnoy Saddle Dam Collapse Is Not Force Majeure, Says A Report(2019/05/28 16:24付 国営KPL通信より)
リンク先の記事について、私自身の文責で抄訳しておきたいと思います。
- 独立専門家による調査の結果、セピアン・セナムノイ第D号補助ダムの崩落の根本原因は不可抗力(a force majeure)ではないことが示唆されている
- この調査報告書はダム崩壊事故に関する独立専門家パネル(IEP)が取りまとめ、国家調査委員会が火曜日に公表したものだ
- IEPのメンバーはスイスのアントン・J・シュライス教授(国際大規模ダム=ICOLD学会名誉教授)、モロッコのアフメド・F・チュライビ氏(ICOLD前副総裁)、カナダのジャン・ピエール・トゥルニエ博士(ICOLD副総裁)で構成されている
- ラオス政府はこれに加えてダムの崩壊原因を探るためにオブザーバーとして外国から専門家を招請したし、また、今回の事故に関与している韓国の企業関係者も、事故原因の調査に参加した
- この補助ダムは2018年7月23日にダムが満水の状態となる前に発生したもので、仮に事故前の雨量が非常に多かったとしても、ダム貯水量の最大水準を下回っていたはずであり、したがって今回の事故については「不可抗力である」とは結論付けられない
- IEPによれば、事故の根本原因は、非常に浸透性が高かったことに加え、相互接続経路における小管の浸水境界による作用との複合要因であり、貯水量が増大すれば、ダムの基礎部分において高い透過性から漏水が発生したものである
事故を巡るさまざまな混乱
さて、このダムの建設事故を巡っては、事故の直後に韓国企業が「事故は不可抗力だ」と責任逃れとも受け取られかねない言い訳を述べていたことや、韓国企業の責任者が真っ先に逃げたという報道もあり、私自身はあの「セウォル号事件」を思い出してしまったというのも事実です。
2018/07/30 05:00 『ラオスのダム決壊事故は、「セウォル号事件」の再来なのか?』
また、事故を発生させたダムの建設に関わっていたSK建設が、利益幅を増やすために材料費を引き下げ、その過程で安全性が損なわれた、とする報道もありました(『ラオスダム事故巡るハンギョレ報道が事実ならば、許されない』参照)。
酷いものでは、「日本の企業や銀行の資金が入っていたから、日本にも責任がある」とする珍説もありましたが(『「決壊したラオスのダムは日本の資金」記事の事実誤認が酷い』、『ラオスのダム事故巡る事実誤認記事の続報も事実誤認だらけ』参照)、これらの議論は論外でしょう。
さらには、日本のインターネット空間では、「韓国のSK建設が日本の鹿島建設に対し、事故の責任をなすりつけようとしている」といった明らかなフェイク・ニューズが『あじあにゅーす2ちゃんねる』から出て来る、という椿事もありました(『フェイク・ニュース「韓国がダム決壊を鹿島建設に責任転嫁」』参照)。
一番大切なことは再発の防止と適切な補償だが…
ただし、こうした韓国企業のさまざまな責任逃れや日本の一部サイトによるフェイク・ニューズは論外として、ここで一番大切なことは、かかる悲惨な事故が二度と発生しないように、徹底した原因の究明を通じた再発の防止、そして被害者に対する適切な補償がなされることでしょう。
しかし、驚くべきことに、SK建設側は「科学的根拠が欠如した結果で、同意できない」といった反発を示しているようです。
「ラオス補助ダム崩壊、防げた」という発表に韓国建設会社「同意できない」(2019年05月29日09時09分付 中央日報日本語版より)
韓国メディア『中央日報』(日本語版)によると、SK建設側は
- IEPの調査結果は事故前後に実施した精密地盤調査結果と一致しないなど科学的・工学的根拠が欠如している
- 経験的推論に過ぎない調査結果に同意することはできない
- 今回の調査にオブザーバーとして参加した韓国政府調査団と世界有数のエンジニアリング専門企業なども、IEPが明らかにした事故原因と異なる意見を持っている
- 今後、明確な事故原因究明のためにラオス政府の原因調査および検証が客観的で公正な手続きで進められるよう求める
と述べたそうです。
私自身は残念ながらダムの建設などの工学分野に知見がなく、国際的なダム建設の権威が主張している「今回のダム崩落は不可抗力とは言えない」との見解と、SK建設側の見解のどちらが正しいのか、ここで結論を出すことはできません。
ただ、昨年12月20日に発生した日本の自衛隊哨戒機に対する火器管制レーダー照射事件が典型例ですが、韓国は何らかの不法行為を指摘されたときに、ミエミエのウソをついて相手に責任をなすりつける、という前科がいくつもあります。
申し訳ありませんが、あくまでも私自身の心象でいえば、今回のダム事故についても韓国側の「人災」ではないかとの確信を抱かざるを得ないのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
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このダムは原設計が日本なので日本の責任、みたいな話もありました。
このような大規模な土木構造物では予備設計→基本設計→詳細設計→施工設計という段階を経ることが多く、たとえ予備設計や基本設計が日本(鹿島?)であっても、詳細設計・施工設計はSKでやっている筈なので、SKの責任がゼロにはなりません。
話がややこしいのは主ダムと補助ダムの2種類があって、崩壊したダムは補助ダムであるということです。
これは谷の出口が複数ある地形のため、各出口毎に堰堤を儲けて一つの大きな湖にしているというもので、日本ではあまり例がありません。
発電設備が設置されている主ダムはコンクリート製、水を貯めるだけの補助ダムは盛り土(コスパのため)になっていたようですが、盛り土製の堤というのは越流に弱く、越流が起こると簡単に崩壊するものなのです。
そこで絶対に盛り土部分から越流しないように、補助ダムは主ダムよりも2割程度高さを高く造るのが常識で、こうしておくと計画以上の水が溜まっても主ダムから越流して補助ダムからは越流しません。
原設計が日本だとすれば、多分そのようになっていたと思います。
ところがSKではこの補助ダムの高さを低くした(なにすんねん!)と伝えられています。
どれくらい低くしたのか不明ですが、現場の状況からは主ダム以下になっていた可能性もあります。これではちょっと大雨になれば越流・崩壊は当たり前です。
この他に工法が杜撰だったと言う事もあるようですが、高さを低くしたと言うだけで人災認定できるしベルです。
なので現場の工事記録や施工図等が残っていれば言い逃れは出来ないと思います。
門外漢様
工法については、あるべき非透水層の省略、表面非複層の強度不足が、決壊後の写真から明らかだったと思います。水底になってしまって不明ですが、あの堰堤の崩れ方からみて、ダム基底盤の基礎耐力にも問題があったと推測されます。
まあ、そんな理屈よりなにより、調査報告書にある、この事故が「ダムが満水の状態となる前に発生した」ことだけで、SK建設が万の言い訳をしようとも、瑕疵責任を逃れることはできません。
SKとしては、新宿会計士様が例に挙げられたレーダー照射事件と同じように、支離滅裂で論理崩壊した弁明であろうと、とにかく大声で反論じて責任逃れし、有耶無耶に持ち込む、という目論見でしょう。彼らの伝統という声闘というやつでしょうか。
レーダー照射と異なり、多大な人的損害と莫大な物的損害が既に発生している以上、ラオスが海自の様に論争を諦めるわけもなく、そんな方法で逃げ切れるわけがないのですが。
まあ日本としては、本当の被害者であるラオスと隣国カンボジアに深い同情と支援をしつつ、「見せて貰おうか、韓国の往生際の悪さというものを」と彼らの足掻きを冷ややかに鑑賞するのがよいのではないでしょうか。
↑自己レスです
名前を書いている途中で投稿してしまいました。すみません。
自転車の修理ばかりしている 様へ
また別の方が現れたのかと思いました。失礼しました。
自転車様へ
情報ありがとうございます。
確かに遮水層不在も言われていましたね。この辺りは崩壊してしまっているので物理的証拠と言うのが出て来るかどうか難しいです。本来、管理上写真なんかを残しているものなのですが、出してこないでしょう。
門外漢様 勉強になります(笑)。
こちらに集う方々は、本当にいろいろな経歴をお持ちなのですね。
わかっているつもりでも、皆様の多様な知識には驚かされてしまいます。
日本の公共工事、特に国が発注している工事であれば、月次報告で進捗状況の写真・工程ごとの中間検査の写真を提出しているはずですが、どのような発注形態・監理形態になっていたのか判りませんね。
民間工事であっても、補助金が出ていると監理は厳しくなります。
門外漢様
都合の良い写真がない?そこでレーダー照射の時にも活躍した、韓国の特技=切り貼りコラージュの出番ですよ!
まあ冗談はともかく。
これが日本の法制下にある案件でしたら、民法636条のただし書きにより、設計ミスが原因であろうと施工者は責任を免れないので、完全にSK敗訴です。
ラオスの法制ってどの系統なんでしょうかね?仏領であったことからフランス法だとすれば、施工者は欠陥に対する完全完成責任を負うことになるので、これもアウト。韓国の法は、責任の所在がよくわからない規定ですが、ダムについてだと施工者が10年の瑕疵担保を負うのでこれもSKに厳しい・・・彼らが法を守るのであれば。
高さを低くしたと言うだけで人災認定できるしベルです。
なので現場の工事記録や施工図等が残っていれば言い逃れは出来ない
https://ameblo.jp/yukibakda/entry-12462785018.html
セメントの代わりにシルトが使用された、と報告は伝えている。
シルト日本語で沈泥とは、砂より小さく粘土より粗い砕屑物のこと。
地質学では、泥(粒径が1/16mm以下のもの)の中で、粘土(粒径が1/256mm以下)より粒が大きく粗いもの
(粒径1/16mm- 1/256mm)をシルトと呼ぶ。
https://ameblo.jp/yukibakda/entry-12412666213.html
「ラオス ダム工事過程で補助ダム高さが基本設計より平均6.5mほど低くなったが、これは費用削減のための設計変更」
非透水層の省略、基底層の掘り込みが殆どなく、砂遊びの土手状態、
韓国西部発電は7月20日、補助ダムの頂上が11センチメートル落ちたことを知っている。
更に恐ろしいのは、崩れたD以外の補助ダムは土砂のみの補強でSK建設が建設中です。
数年以内に、また、崩壊する可能性が非常に高い。
何時もの様に、韓国の醜さをフルに発揮中。
門外漢さま
以前に、工期短縮とコスト削減を目的として「全てのサドルダムの高さは当初設計より6メートル程度低く施工されている」との報道があったと思います。
ロックフィル式ダムの施工では、ダムの断面が台形状なので6メートルも高さを変更すれば、水圧に対しての重量強度が不足するのは当然のことです。
ですので、高さが仕様変更されてるのであれば、門外漢さまの仰るように「主ダムと残っている既存のサドルダムとの高さ〔レベル〕確認することで言い逃れができなくなります。〔すでにされてるはずです〕
これにより、韓国企業の施工責任のレベルも確認できると思います。〔確認するまでもないです〕
「不可抗力ではない」と検証報告されたにもかかわらず、責任逃れに終始する気がしれません。
カズ様へ
レスありがとうございます。
韓国のことですから、嘘と判っていてもとりあえずは否定してみる。ダメなら倒産してみるということなのかもしれませんね。
この調査には日本も参加している筈で、以前なら韓国に配慮して、なあなあの報告書になったかもしれませんが、昨今の状況では是は是、非は非の報告書にすると思います。
是非韓国の国家としての責任を問える形にして欲しいと思います。
このダム、越流する前に壊れている。越流して壊れたなら、もっと泥仕合になってる。
ここの内容と関係ない話で恐縮ですが、KPL以外の記事も漁ろうと思って気付いたこと。
LaotianTimesのHP、もしかして韓国に変なことされてます?
鬼首取乃介さんへ
危険なサイトの紹介は、事前に警告をして下さい!!
“このサイトは第三者によってハッキングされている可能性があります。”
と有りました
多分、朝鮮人が攻撃してますね、
トバッチリを食いたくなんで、ココまでにします
以前、こちらの別稿でコメント差し上げたことがあるのですが、その際、私がラオスダム決壊と同時に、その行方を心配していたのが、同じく韓国企業が受注したUAE原発です。
その最新記事です。
<韓経:UAE「韓国の原発約束信じられない」…単独落札受注まで相次いで逃す>
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190528-00000025-cnippou-kr
あの国や中国への発注は顧客責任になります。
>まるで「逆ギレ」のような状態になっているのですが、
醜態は日本にだけにしておけばいいのに、窮鼠猫を嚙みまくる状態となっております(笑)。
つい最近ですが、PM2.5の件で、誤って中国にも噛みついてしまいました。やれやれ、コメントする気にもなりません。(笑)
せめて、あなたがたの大統領に倣って、都合が悪くなったら、耳をふさいで、ダンマリを決め込んだらいかがですか?分析中(DO NOT DISTURB)とかで。
心配性のおばさま様
あなたのそばにも居ませんか、案件が成功したときは自分の功績だとしゃしゃり出て、失敗したときは無関係を装う、自称ヤリ手の人。そりゃ成功例しか取り上げなければ、ヤリ手にも見えるでしょううね。
韓国には責任をもって事に当たるという心構えが欠けていると思います。うまくいけばすべて自国のおかげ、まずくいけばすべて他国のせい。義務と権利は表裏一体という基本を知らない。責任者はプラスマイナス両方の責任を負うことを理解していない。
最初は調子のよいセールストーク・お得意の接待・バックマージンでプロジェクトを麗々しくスタートさせても、そのあたりの無責任さが徐々に露見し、品質と信頼の欠如から評判を落とし、非難にさらされ、次回は無い。プロジェクトの焼き畑農業化ともいうべきでしょうか。
南北問題のハンドルを韓国が保持する、でしたか?蛇行運転の挙句、横転大破炎上しているようですが、運転していた文大統領とその仲間たちが、他国に頼ることなく、その事故の責任を当然とってくれるものと期待しています。
自転車の修理ばかりしている様 お疲れ様です。
>案件が成功したときは自分の功績だとしゃしゃり出て、失敗したときは無関係を装う、自称ヤリ手の人。
はい。おりました。がしかし、本当の実力というものが無ければ、淘汰されていくのも日本の社会システムです。実力もないのに、その地位にいるのがしんどいのが日本の社会です。
>韓国には責任をもって事に当たるという心構えが欠けていると思います。
そのことについては、韓国在住日本人様もおりにふれては、こぼされています。
例えば、仕事とは、Plan(設計・企画)による発注があって、do(建設・実施)、check(検査)、act(改善)のサイクルに乗せることだと、現場で最初に教わります。
むろん、大きな仕事となれば、分業となりますが、分業の単位がチームであれ、個人であれ、必要なサイクルを実施し、結果に責任を負います。
気質というのもあるかもしれませんが、韓国の教育現場では、”責任”の在り様をどう伝えているのでしょうか?
まるで、人ならぬものが謀ったように、文在寅政権になってから、韓国社会のこういった問題点が世界に拡散しておりますね。
犠牲となられたラオス・カンボジアの人々には、お掛けする言葉もありませんが・・・
自己レスです。うっかりしてましたが、昨日の記事「アジア要人が続々来日:スピード感のある仕事をする安倍政権」で今月の
28日:バングラデシュのハシナ首相、カンボジアのフン・セン首相、フィリピンのドゥテルテ大統領
29日:マレーシアのマハティール首相、シンガポールのヘン副首相、ベトナムのミン副首相
30日:ラオスのトンルン首相
が来日とありましたね。G20に出席できないカンボジアとラオスの首相、今回の韓国工事の事故について、安倍さんに告発を依頼した可能性はないですかね。
韓国型原発の部品を作っている斗山重工業ですが、大型の原子炉圧力容器を鋳造するための水圧プレス機などを導入して、次々に受注しないと設備投資の回収ができないのが、韓国型原子炉の受注停止により、大赤字のようです。
https://korea-keizai.com/20190426doosan-heavy-industries/
【業績速報】斗山重工業、脱原発ダメージも子会社好調で利益倍増
>斗山重工業自体は、文在寅政権の脱原発政策で大ダメージを受けて未だプラスに年間でのプラスにならないのですが、連結になると子会社の斗山インフラコアとさらにその子会社の斗山ボブキャットの好調に支えられて、業績好調に早変わりしてしまったという内容です。
韓国の産業は安い電気代がないと成り立たないのですが、原発を作らないのではウォン安も作用して電気代は上がらざるを得ないでしょう。
最近のはどうなっているんだろうと調べてみましたが、これくらいしか
https://criepi.denken.or.jp/jp/serc/source/pdf/Y17504.pdf
http://www.kesis.net/sub/subChartEng.jsp?report_id=34110&reportType=0
東日本大震災直後からかなり上がっているのは、詐欺だ!といいたくなる韓国進出企業も居るでしょうねw
https://japanese.joins.com/article/496/231496.html
「電気料金が安いから韓国に来たのに…」気をもむ外資系企業
補償に応じないのなら
ラオス内の韓国系資本を
すべて差し押さえればいい
損失については
各企業がSK建設に請求すれば済む
このダムのニュースですが韓国の新聞報道がありました。
朝鮮日報
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2019/05/29/2019052900231.html
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2019/05/28/2019052803383.html
中央日報
https://news.joins.com/article/23482495
https://news.joins.com/article/23482313
いずれも殆ど閲覧されていません。朝鮮日報の昨日の記事でコメントが3つ、同じく中央日報で1つです。如何にこの件に関し韓国国民の関心が薄いのかが分かります。韓国人は基本的に東南アジアを見下しているので、全てはSKの問題であり韓国自体が責任を取る必要はないとの考えだと思います。しかし、SKは徹底的に逃げ回っていますし、付け焼刃的な災害支援だけをして有耶無耶にすると思います。下のURLは韓国国内の「韓国市民
社会TF」という団体が送った質問状に対して、SKが何一つ回答を出さないという内容です。韓国人の報告ですから100%信用できるかどうかは疑問ですが・・・(何らかの利権が働いてSKを追い込んでる可能性も否定できません)。
http://www.peoplepower21.org/International/1580639
TF 관계자는 “SK건설은 면담 요청을 거부하는 등 책임 있는 태도를 보이지 않고 있다”며 “라오스 댐 사고와 관련해 한국을 방문한 태국·캄보디아 지역 주민 등은 현지 상황과 요구사항을 전달하기 위해 SK건설에 면담을 요청했으나 뚜렷한 이유 없이 이를 거부했다”고 주장했다.
또 TF는 “SK건설에 면담 요청 외에 질의서에 대한 답변도 요구했으나 사측은 역시 묵묵부답으로 일관했다”고 밝혔다.
이들은 질의서에 사고원인을 ‘집중호우로 인한 범람’이라고 주장하는 근거, 라오스 정부의 부실공사 가능성에 대한 SK건설의 입장, SK건설이 설계 단계에서 파악한 최대 강수량 등의 내용을 담았다.
이외에도 댐 안전 이상 파악 직후부터 지금까지 사고 대응을 위해 SK건설이 취한 조치에 대한 일지, 독립적인 진상조사 계획 여부, 캄보디아 지역 주민들의 피해 상황 파악 여부, 피해지역 복구와 재건을 위한 계획 여부 등을 질의했으나 답변을 받지 못했다.
TF関係者は「SK建設は面談要請を拒否するなど責任ある態度を見せていない」とし「ラオスダム事故と関連し、韓国を訪問したタイ·カンボジア地域の住民らは現地状況と要求事項を伝えるためにSK建設に面談を要請したがはっきりした理由もなくこれを拒否した」と主張した。
またTFは「SK建設に面談要請のほか、質疑書に対する答弁も要求したが、会社側は口を閉ざすことに終始した」と明らかにした。
これらは質疑書に事故原因を「集中豪雨による氾濫」と主張する根拠、ラオス政府の手抜き工事の可能性に対するSK建設の立場、SK建設が設計段階で把握した最大降水量などの内容を盛り込んだ。
この以外にもダムの安全異常把握の直後からこれまで事故対応のためにSK建設が取った措置に対する日誌、独立的な真相調査計画の有無、カンボジア地域住民の被害状況の把握、被害地域の復旧と再建のための計画などについて質問したが回答は得られなかった。
駄文にて失礼します
韓国市民社会TFあ左翼系の団体です。
昨年10月の国会国政監査でギムギョンヒョプ共に民主党(企画財政委員会)議員は、
韓国輸出入銀行、韓国西部発電
などが提出した資料とSK建設の2012年の集中管理会議文書を総合的に分析した結果、
「SK建設が早期淡水を早めて利益を増やしたい為に無理に設計を変更したが、
事故が発生した」と主張した。
ラオスダムの施工が朴クネ政権時のものなので、文在寅としては政争の道具です。
早期完成ボーナスの半分しか返さず、もう半額の1000万ドルはPNPCが支払い。
また、SKの半額分も株主の承認がないでもめてます。
被災者に関しては、失った家財、車、田畑の補償もされず、
カンボジアの被災は全く無視です。
カンボジアでは流された橋を地元住民がお金出し合い修理してるそうです。
韓国在住日本人様 現地レポートと毎回楽しみにさせていただいております。
とは、いささか無責任な挨拶ですね。お許し下さい。
ただ、先日、ニュースを見つけて速報させていただいたのですが、文在寅政権への弾劾要求の投票が21万票を突破したとか。韓国内でこのニュースの報道が抑えられているとしたら、それはそれで、嫌な流れとなるやも知れず、ご注意下さい。
心配性のおばさま 様
>文在寅政権への弾劾要求の投票が21万票を突破した
これ実は韓国人の憂さ晴らしで、なんの影響力もありません。確か20万を突破すると政府として説明する必要があるだけです。現政権ならば「経済・外交共に全て上手くいっているので弾劾など必要ない」で終わります。
駄文にて失礼します
ダム決壊事故当時、私も「ハーバービジネスオンライン」の記事を読んで、なんというトンチンカンなことを言うものだ、と驚愕した覚えがあります。しかも続報でもその誤りをそのままに強弁する様子を見て、「何か韓国の評判と心中する事情でも抱えているのだろうか」と不審に思ったものです。たぶん日本が安全圏から韓国企業を批判することが許せなかったのでしょう。
新宿会計士様の様に理論だっての反論を組み立てることは非才にしてできませんでしたが、出資先の投資案件の瑕疵責任を負わなくてはならないなら銀行は金を貸せないじゃないか、ADBやAIIB(笑)は年中訴えられることになって大変だ、と嗤ったことを覚えています。
ネットはやはり玉石混合だ、なんだか権威ありげな名前は詐欺師がよく使う手だ、と再認識できた貴重な経験でした。
ダムの専門家ではありませんが、一応、土木屋のはしくれとして、書き込みます。ダムに関しては、大学3年のときに実習でひと夏ロックフィルダムの工事現場で過ごした経験があるだけです。
この種類のダムはアースフィルダムといわれる土を締め固めて作る形式のダムですが、それ自体が規模に対して構造的に欠陥があるわけではありません。作り方は違いますが、台湾で有名な八田与一氏が建設した烏山頭ダムも同じ構造様式様式です。(あれは、水締め工法という特殊な作り方で、止水性を得るための工夫が凝らされた工法です。ただ、後になって判明したのですが、地震に弱い欠点があります。このため、あとで補強されたはず) このアースフィルダムは、止水性を保つことがなにより重要でして、通常コア部に十分な止水性を持った部分(粘土またはシルト層)を持つようにしますが、比較的均一な材料の堤体全体で止水性を確保することもあります。大規模(堤高)が高くなりますと、アースダムではなく、ロックフィルという外側を丈夫な岩で覆うタイプになります。いずれにしても、土の材料の透水係数を元に、浸透計算を行って、下流側への浸透水の量を安全な範囲に抑える必要があります。なお、同じ土の材料でも、十分に固めた場合とそうでない場合で透水係数が異なります。パイピング現象といって、水みちができて水が流出し始めると、そこから土の流失が始まり、最終的には崩壊に至ります。
さて、このアースフィルダムにしても、ロックフィルダムにしても、絶対避けなければならないのは、堤の上部から水があふれる越流です。越流した場合には間違いなく崩壊します。(重力ダム、アーチダムなどコンクリート製のダムの場合は上部から越流しても、破壊には至りません。)
この破堤したダムの部分は、ダムというより、むしろ河川の堤防を高くしたものに近いものです。河川堤防は上部から越流したら、壊れるのは当然ですが、越流しなくても、大雨などで、長期の湿潤状況になるとまれに破堤することがあります。(昭和51年長良川水害とか) 河川の堤防は長期の湿潤状態になることまで、想定して設計しません。しかし、ダムの場合は、当然、長期の湿潤状態になることは想定内であり、満水状態が永続しても安全であることが求められるのは当然のことです。
独立専門家パネルの指摘で、満水位に達する前に壊れたのは、不可抗力ではない(設計・施工が悪かった)というのは当然のことをわかりやすく指摘したものです。わかりやすく日常製品にたとえたら、100Vの定格の新品の電気製品に200Vをかけてしまってしまって壊れたならば、仕方がないが、100Vもかかっていない状態で過電流が流れて壊れたのは製品に欠陥があったんでしょということです。(水圧を電圧にたとえた場合、透水係数に相当するのは抵抗値の逆数です)
パネルのメンバーが実名入りで公表されている時点で、不可抗力という結論はありえなったでしょうね。あれを不可抗力としたら、間違いなく国際的な信用を喪失するのは間違いないでしょう。
SK建設のいうところの世界有数のエンジニアリング企業のどこがそういう見解を出しているのか知りたいですね。(あれを不可抗力というなら、この土木屋の世界で失笑を買い、信用もなくなります。(韓国内を除く)) その世界的エンジニアリング企業が原因についてパネルとほんのちょっとの違いを指摘したのを、すりかえてSK建設が不可抗力ではないと強弁してるかも。)
韓国側がこの件をどうもっていくのか、気になります。そういえば、ラオスの首相も安倍首相に会いにくんだっけ。
更新ありがとうございます。
ラオスダム崩落の時は、少ないなりにもいろいろ情報が出てましたが、今年に入ってあまり見なくなりました。結果としてラオスはSK建設の工事について、杜撰であると発表してます。
やれやれ。どういう契約なのか存じませんが、『安かろう』で手を打ったんでしょうね。また、韓国も言葉巧みに。
今迄も再三、橋が崩れたり、道路が陥没したり、デパートが完全に倒壊したり(地震ではありませぬ)、マンションの上水道から水が出なかったり、幼稚園の壁面倒壊もありましたね。
国内で安モンに目が眩んで工事依頼するのは別に結構ですが、海外には進出してはいけないし、契約しては結果、大損します。
計画的に構造的に環境的に安全性を持ち、末永く使用する構造物は、韓国人に作るのは無理です。ま、壊れても仕方ないようなパチモン、安モンを北朝鮮に提供されてはいかがでしょうか。
韓国側の脳内変換では、そんな大量の水が来るなんて知らないニダ、と逆ギレモードになっている気がします。ダムは専門外なので何とも言えませんが、輸出に関わる仕事をしていた立場として、フォースマジュールで無いと断言される件はお目にかかった事が有りません。
マリーナベイサンズはどうなんでしょう?
誰か、解説して、頂け無いでしょうか
鞍馬天狗様
そもそと無茶なデザインが悪い、で終わりかと。それを分かって請けてるのですよね、と言うツッコミは聞こえないことになってます。
鞍馬天狗のオッチャンへ
傾いて来たのではなく、最初から傾いた設計なのだそうです。
多分、上部のプールが梁の役割をしていて、3棟がお互いに支え合っているので倒れないのでしょう。
日本のスーパーゼネコンなんかも受注を狙ってましたが、設計図を見て「安全性が保証できない」として辞退したとか言われています。
例のツインタワーみたく、「傾いて来た!」と言われないだけ、韓国には有利な設計なんじゃないですか?
実際に傾いて来たのかどうかも検証できないらしいですから。
土木方面は素人なので、ラオスダムの崩壊事故はひたすら記事を読んでいただけでした。
下流の村落があの悲惨さなのに、事故前にSK建設の職員が全員待避済みとわかった時は、まさしく『セウォル号と同じだ』と思いました。
https://s.japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=243486
室谷克実氏はこれを韓国の『先逃文化』と名付けて、罵っていましたが、逃げ足の早さだけは信頼を裏切らないようです。
残念ながらラオスやカンボジアでは、韓国を攻めきれないでしょう。世界の国々が韓国企業に発注を出さないことで、韓国に報復するしかないでしょうね…
韓国人は、この事故に関する正しい歴史認識を持つべきです。
我が国は、国土交通省から土木畑の精鋭を現地に派遣して、ラオス当局による真相究明に全面協力するべきです。
既に事故発生から1年が過ぎ、慰霊や復興についての記事が載っていないかと
探してみたけれど、そんな記事は見つからず、比較的新しい記事を見てみても、
原因究明もグダグダ、今後についてもグダグダな状態のまま。。。
やっぱり、国力って大事なんだと改めて考えさせられた次第。
(誠に申し訳ないけれど、「日本で生まれ育ってよかった~」って両親に感謝ですね)
以下、比較的新しい記事のリンク
『ラオスのダム決壊1年 農業再開進まず 中国資本進出に農薬汚染の懸念も』「SankeiBiz」2019.7.11
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190711/mcb1907110500005-n1.htm
『新しい村いつできるのか ダム決壊被災者の1年、ラオス』「朝日新聞デジタル」2019.7.25(後半、有料)
https://digital.asahi.com/articles/ASM7P467DM7PUHBI00R.html?rm=429
『ラオスダムでの作業を中止し、被害者を支援する』「ASIA TIMES」2019.7.24(英語)
https://www.asiatimes.com/2019/07/article/stop-work-on-lao-dam-and-help-victims-groups/
『致命的なラオスダムの1年後の家族に対する報酬の検索』「East Asia Pacific」2019.7.24(英語)
https://www.voanews.com/east-asia-pacific/families-search-recompense-year-after-deadly-laos-dam-collapse
『日本は韓国企業建設のラオスのダム崩壊による水害復興を支援』「ASEAN PORTAL」2019.5.31
https://portal-worlds.com/news/laos/18196
【おまけ】
事故に関する内容だけだと陰鬱な気持ちになっちゃうので、
検索途中で見つけたラオスに関するページ
『Lao Unexpected 2019
〜ラオス人の家にお邪魔しました〜
2019年7月9日(火) – 7月21日(日)』
https://ethnorthgallery.com/event/laounexpected2019/
ページ内からインスタのリンク先に行けば、素朴だけどお洒落な感じのラオスが伺えるかも。。。