【ブログ講座】第1回:「人生」と「使命」について考えてみる
昨日の『読者の皆さま:個人ブログをお持ちの方は是非教えてください』のなかで、匿名のコメント主様から、「PV数や見栄えを重視するブログではなく、当ウェブサイトのコメント欄で語り切れない自身の意見を語るための、簡単なブログの作り方講座があれば良いのではないか」、というご意見を頂きました。そこで、続くかどうかは分かりませんが、「ブログ講座」なるものを開設してみようと思い立ったのです。本日は「第1回目」として、「ブログの目的」について考えてみたいと思います(※ただし、第2回目以降があるのかどうかは現時点でよくわかりませんが…)。
お知らせ:「ブログ講座」開設につきまして
昨日、『読者の皆さま:個人ブログをお持ちの方は是非教えてください』というコンテンツのなかで、当ウェブサイトに読者コメントを寄せて下さる皆さまに向けて、もし個人ブログをお持ちであれば教えてください、とお願い申し上げました。
ただ、実際にご自身のサイトのURLを教えて下さった「愚塵」様を除けば、昨日夕方時点でコメントはとくにありませんでした。やはり、なかなかご自身のブログを作るというのは心理的なハードル、手間などがあるのでしょうか?
こうしたなか、匿名のコメント主様からは、こんなご意見も賜りました。
「長文コメント好きな読者向けに「簡易ブログ開設教室」とかの記事があると喜ばれるかも知れませんね。/PVを気にするような、見栄え重視のブログではなくここのコメントで語りきれない自分の意見を語るための、テキスト中心の簡単なブログの作り方とか…」
なるほど。
確かにこのご意見は非常に参考になります。
世の中の「ブログのハウツー本」などを読んでいると、「いかに見栄えの良いブログを作るか」、「どうやってページビュー(PV)数を稼ぐか」、「いかにブログのアフィリエイトで金儲けするか」、といったテーマで執筆されているケースも多い気がします。
しかし、当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』にコメントを下さる方は、必ずしも「ブログでカネ儲けしたい」という人ではないように思えます。
先ほどの愚塵様のサイトを拝読すると、非常に僭越ながら申し上げると、「ご自身が書きたいことを書きたいように書く」というサイトとお見受けしましたが、明らかに「広告を貼ってカネ儲けする」というものではありません。
このように考えていくと、「アフィリエイト目的ではない、テキスト中心のブログの書き方講座」というものがあっても面白いかもしれないな、と思った次第です。
そこで、当ウェブサイトに「ブログ講座」というカテゴリーを新たに作り、「インターネットを通じた情報発信の方法」という点に特化して、随時、私なりの考え方を掲載してみようと思います(この際、私ごときに「ブログの書き方講座」を執筆する資格があるのかという点は脇に置くとします)。
人生の使命、あるいは「やりたいこと」
ただ、肝心の「ブログの書き方」に入る前に、少しだけ寄り道をさせてください。
私は、人がこの世に生を受けた以上、その人は必ず何らかの「使命」を負っていると考えています。「使命」といえば大げさに聞こえるかもしれませんが、「人生をかけて成し遂げたいこと」、と言い換えると、しっくりくる、という方も多いでしょう。
別にこれは、「社会貢献」だの、「宗教活動」だのといった大それたものである必要はありません。江戸時代には、「一生に一度で良いからお伊勢参りしてみたい」と思っていた人も多かったようですが、この「一生に一度、伊勢に行く」というのも「人生をかけて成し遂げること」と言えるかもしれません。
現代と違って交通手段も宿泊場所も未整備だった江戸時代、それこそ一般庶民が伊勢に行くとは、現代人が海外旅行に行くことよりも、はるかに大変なことだったに違いありません。
実は、私自身、これまで「人生の中でやりたいこと」が6つありました。
1つ目、出版。
2つ目、家を買う。
3つ目、結婚する。
4つ目、会社を作る。
5つ目、子供を作る。
(※なお、「6つ目」については、あまりにも下らないので、本稿では割愛します。)
この6つを成し遂げないで死ぬのは嫌だな、と思っていたのですが、冷静に考えてみると、現時点でこの6つを、すべて達成してしまっています。
「出版」については、某出版社から自身の専門分野に関する専門書、入門書などを、合計8冊ほど出版したことに加え、現在でも某新聞と某雑誌にコラムを寄稿しています。
また、匿名の活動を入れても良いのであれば、当ウェブサイトも「自分の考えを広く世の中に伝える」という意味では、出版と似たようなものだといえます。
それ以外の5つについても、詳細は割愛しますが、それぞれ現時点までにすべて達成しています。
そのように考えていくと、私自身は「残りの人生でこれを達成したい」という目標を失っているのかもしれませんね。
残りの人生は他人のために
ただ、別に私は自分自身の「生き甲斐」がないわけではありません。
むしろ、自分自身の人生の「6つの目標」をすべて達成してしまったことで、残りの人生は「他人のために使う」というふうに、割り切って考えるようになりました。
現在の自分にとって最も重要なのは、自分自身ではなく、家族の健康と幸せです。とくに、子供がつつがなく成長し、将来、必要な時に適切に判断し、決断できる「自立した大人」になってくれれば、極端な話、学歴などはどうでも良いと思っています。
親としてできることは、子供に「ウソをつかない、ルールを守る、勉強する、困っている人を助ける」といった、人間としてごく当たり前の倫理観を教え、あとは自分自身で自分の人生を切り開いていけるよう、成長を見守ることしかありません。
また、現在、私が経営している会社に従業員はいませんが、もし将来、従業員を雇うことになった場合は、私がその従業員の健康と幸せに配慮する、という義務が生じることになるでしょう。
さらに、現在の会社の顧客、取引先、納税により関わる国、地方自治体などに対しては、本業で貢献していくことが必要ですし、これにくわえて当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』の場合は、「読んで下さる読者の皆さまの知的好奇心を刺激する」という使命があります。
要するに、現在の私は「自分がやりたいと思っていたこと」をすべて終えたので、あとは他人のために尽くし、他人に喜んでもらうことに生き甲斐を感じているようなものなのです。
当ウェブサイトの「使命」とは?
さて、寄り道をしましたが、ここからが本題です。
私自身は当『新宿会計士の政治経済評論』というウェブ評論サイトを、「読んで下さった方々の知的好奇心を刺激すること」という目的で運営しています。
もともと私は、世の中のことに関心が強く、高校時代、大学時代には、周囲からは「コイツは将来、政治家になる」と思われていたようです。そんな私の過去を知っている旧友からは、「なぜ政治家にならなかったの?」と尋ねられることもあるのですが、べつに世の中を変えるためには政治家になる必要はありません。
私は政治家について、究極的には「世の中をより良くするために働く人」のことだと思っていますが、「世の中をより良くする」ことが目的であれば、むしろ政治家になるよりも「ウェブ評論家」という立場の方が好ましいのではないかと考えます。
なぜなら、ウェブ評論家という立場にあれば、多くの人に働きかけ、その人々の行動を「変える」ことができるからです。
一例を挙げますと、私はよく、当ウェブサイトを通じて「愛国者」、「国益」、「国民の敵」という言葉を提示しています。
「国益」とは、専門的に言えば「国家の安全保障と経済的利益の追求」ですが、平たく言えば「国民みんなが安心して働き、学び、産み育て、生活していけるような国づくり」のことです。
そして「愛国者」とは「国民の1人として、国益が最大化することを願い、自ら動く人」で、「国民の敵」とは「民意を得ていないくせに不当に大きな権力や社会的影響力を持ち、国益を邪魔する勢力」のことです。
私がマスコミをしばしば「国民の敵」と呼ぶ理由は、べつに選挙で選ばれたわけでもないくせに、限られた大手マスコミが「報道」という「社会的権力」を握って、民意を歪めるような報道を行っているからであり、とりわけ朝日新聞を偏向・捏造報道の総本山と位置付けています。
それはともかくとして、ウェブ評論家であれば、「新聞、テレビの報道を鵜呑みにするのではなく、国民一人ひとりが自分で真剣に考えて責任をもって選挙で1票を投じることが大切ですよ」、と訴えかけ続けることができます。
その結果、本当に少しずつでも良いので、日本が良い方向に変わっていくのだとしたら、私がウェブ評論をやっている価値がある、というものです。
ブログには「位置付け」が必要
そういうわけで、「ブログ講座」の第1弾としては非常に抽象的な内容になって恐縮ですが、私が思うに、「ブログ」には「位置付け」が必要です。「位置付け」とは、「なぜあなたはそのブログを開設しているのか」、という目的、あるいは存在理由と言っても良いでしょう。
当ウェブサイトの場合、目的は「読んで下さった方の知的好奇心を刺激すること」にあります。もっといえば、当ウェブサイトを通じて議論することの楽しさを提供し、もって日本の民主主義の底上げを図ることが究極的な目的です。
ただ、これからブログを開設するという方は、極端な話、「アフィリエイトをやって副業収入にしてやるぞ!」という方もいらっしゃるでしょうし、別にそれはまったく悪い話ではありません。目標ができれば人生に張り合いが生まれますし、ブログライフが充実すれば、公私にわたり、良い影響が生じるかもしれません。
(※ただし、公務員の方の場合や多くの会社の場合などのように、副業禁止規定が存在する可能性については十分に注意してください。副業をやった結果、本業に差し障りが出てしまえば、それこそ本末転倒だからです。)
なお、私個人的には、『2ちゃんねる』だの、『5ちゃんねる』だのといった匿名掲示板の議論をそのまま転載したような「まとめサイト」のなかには、非常に粗悪なサイトもあると考えています(すべてがそうとは限りませんが…)。
せっかくブログを作るなら、「まとめサイト」などではなく、ご自身の言葉で主張するサイトの方が、はるかに価値があると思うのですが、この点についてはおいおい、「ブログ講座」のなかで触れていきたいと思います(※「ブログ講座」シリーズに続きがあるかどうかはわかりませんが…)。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
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「ブログには位置付けが必要」を教えていただき、ありがとうございました。
拙論サイトは、「ブログ」ではありませんでした。
日々、世の中の動きを追ってはおらず、新着情報を重視していませんでした。
ブランド作りに興味は無く、アフィリエイト(サイトで商品やサービスを紹介し、販売成果が上がった場合にスポンサーから報酬をもらう仕組み)にも無関心でした。
捏造虚報情宣をこととする報道機関が言論封殺に血道を上げている現状に、危機感を覚えて、雑感を書き綴ったのですが、書きっ放しで聞く耳持たない作り方では、情宣報道機関にも劣ると悟りました。
読者を意識し、ご批判を頂いて、自説の客観性を高めていくことができるようなサイトの作り方を勉強していきたいと思います。
今後とも、ご教授ご指導賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
愚塵さんのサイトを興味が有った記事を少し見させて頂きましたが、自分の言いたい事をきちんと書かれているので、愚塵さんが書いているほど悪くはないと思えました。
世の中の情報変化にリアルで追随できる管理人様が凄すぎるのですが、各自のペースで情報を発信するのもネットの立派な使い方と思います。
以上です。駄文失礼しました。
「ブログには位置付けが必要」を教えていただき、ありがとうございました。
ブログではありませんが、「掲示板」
http://cgi.bookstudio.com/new5/user/gch1ly.html
を試作しました。
今は、ブログやるよりも、Twitterの専門アカウントや、Facebookページを作った方が楽な時代ですしね。
ブログとSNSって何が違うの?と言われてしまうと、なかなか難しいです。